スポーツ
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スポーツ 2017年10月16日 14時43分
巨人が阪神に不戦敗「清宮、や〜めた」の怪情報
巨人・高橋由伸監督(42)が、読売新聞東京本社を訪れ、老川祥一オーナー、読売グループ本社の渡邉恒雄代表取締役主筆らにシーズン終了の報告を行ったのは、10月13日だった。クライマックスシリーズが始まった07年以来、巨人がそれに進出できなかったのは初めて。キツイお灸を据えられたと思いきや、会談は終始和やかに進み、若手育成とドラフト1位候補の話題にも触れたそうだ。 「優勝が絶望的になった夏場から、老川オーナーたちは、高橋監督の続投を明言してきました。一歩外に出ればマスコミも大挙していたので、経営陣と現場の円満な関係をアピールしておかなければなりません」(球界関係者) 同関係者によれば、ドラフト会議の話題を振ったのは、渡邉会長だったという。清宮幸太郎(早実=3年)の名前も出たが、高橋監督は、指名候補の選手名を何人か答えたそうだ。しかし、巨人はドラフト会場で大波瀾を巻き起こすかもしれない。 「清宮以外の1位指名を公言したのは広島だけ。地元・広陵高の中村奨成捕手の1位入札で行く、と。今年は社会人、大学生に好投手が多い。抽選で外れても即戦力投手が獲得できるので、いったん清宮の入札で冒険するか、競合抽選を避けて、別選手を一本釣りするかのどちらかでしょう」(在京球団スカウト) 巨人も清宮との事前面談に臨んでいる(同2日)。だが、「別選手の一本釣り」を行う可能性が出てきたのだ。 話は8月25日に逆上る。U-18世界大会を戦う代表チームが、国内合宿の一環で、千葉工業大学との練習試合を行っていた。その試合で、清宮は、新記録となる高校通算108号アーチを放った。12球団のスカウトは、ケタ外れに高く舞い上がるその放物線に改めてスケールの大きさを実感したが、巨人スカウトだけは違う感想を抱いたそうだ。 「この試合で2本のホームランを放ったのが、履正社の安田尚憲内野手(右投左打)です」(前出・同) 巨人スカウトは、その安田の一挙手一投足を見入り、「試合中における視野が広い選手」と評価した。そして、バッターボックスに向かう立ち居振る舞いなどを見て、「松井に似ている」と口にしたそうだ。 松井秀喜氏のことである。巨人からすれば、最大級の評価をしたことになる。 その後、巨人もU-18の開催地であるカナダに向かったが、「清宮よりも安田を見ていた」との証言も聞かれた。安田は、188センチの大型三塁手。彼も早くから注目されていた1位候補で、とくにお膝元の阪神では、チーフスカウトが異例の「清宮&安田担当」となり、比較しながらの最重要チェックを続けてきた。阪神は、清宮が進路表明した9月22日時点で、「清宮1位」を決めている。 巨人は、清宮指名を下りて、安田の一本釣りに切り換えたのではないだろうか。 「清宮、安田の両方にあてはまるのは、フォア・ザ・チームの姿勢、チームリーダーの務まるまとめ役だということ。どちらも将来性は十分ある。営業面なら、清宮。守備走塁の能力を兼ね備えているのは安田のほう」(前出・同) 安田の指名を決めたから、今季三塁を守ったベテランの村田修一を切ったのか?高橋監督は将来の大砲候補・岡本和真の三塁再転向を決めている。岡本も守備に難のある選手だ。そのせいだろうか。高橋監督は、秋季キャンプにおける岡本の育成について聞かれると、「一塁、左翼もやらせて…」と“曖昧な物言い”をしていた。 プロ野球解説者がこう続ける。 「打撃力の高い宇佐見真吾捕手に一塁の練習をさせるとも聞いています。守備力では小林誠司のほうが上。でも、宇佐見の打撃力は、控え捕手のままではもったいない。一塁の阿部慎之助の後継者という意味合いもあって、宇佐見に一塁手の練習もさせるようです」「三塁=岡本、安田」、安田の指名に成功すれば、「一塁=宇佐見、岡本」。若手を育てるのであれば、ひとつのポジションに専念させるべきなのだが…。 今年のドラフト抽選のクジを引くのは高橋監督に決まったそうだ。安田に切り換えたとする話が本当ならば、高橋監督への配慮もあったのではないだろうか。ペナントレースで大敗して、クジにも外れたなんてことになれば、赤っ恥をかく。競合を覚悟して臨む金本阪神とは対照的だ。(一部敬称略)
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スポーツ 2017年10月15日 18時00分
プロレス解体新書 ROUND67 〈新旧スターの“魔性”対決〉 変幻自在のムタに猪木がマジ切れ
1994年5月、新日本プロレスによる福岡ドーム2度目の大会『レスリングどんたく in 福岡』が開催された。メインイベントでは、引退を控えたアントニオ猪木と日米を股にかけるトップヒールのグレート・ムタが激突。多くのファンが心躍らせて見守る中、新旧スターの対戦は意外な展開を見せることになった。 プロレスに限った話ではないが、スター選手がそろえば必ず好勝負、名勝負が生まれるというものではない。互いに守るものが大きいからこそ、逆にそれぞれの持ち味を出し切れないまま凡戦に終わるというのは、往々にしてあることだ。 「総合格闘技のPRIDEで、その草創期にとある看板スター選手が“顔はダメだよ”と言ったなんて噂もありました。何でもありと言いながら“勝ち負けはともかく自分は顔も売り物だから、顔だけは殴らないでくれ”と、対戦相手に注文をつけたというんですね」(スポーツ紙記者) スター同士の対決ということで戦前から観客の期待が高いぶん、凡戦に終わったときの落差は余計に大きなものとなる。 1994年5月1日、福岡ドーム(現・福岡ヤフオク!ドーム)でのアントニオ猪木vsグレート・ムタの一戦も、そうした試合の一つと言えるだろう。 今さらその偉業を並べるまでもない“生ける伝説”の猪木が、遠くない将来に迫る引退に向けたファイナルカウントダウンの第1弾。対するはアメリカでトップを張ったスタイルそのままに、新日マットでも一大旋風を巻き起こしていたグレート・ムタである。 まさに新旧トップスターの激突とあって、当日の会場には遠くから飛行機代をかけてまで、足を運んだファンの姿も多く見られた。 「マッチメーカーとしても、人気絶大の2人を並べた上に猪木の引退までの記念試合と銘打てば、万事OKという考えだったのでしょう。実際、それで客が入ったのだから、その意味では正解だったわけですし」(プロレスライター) 共に千両役者だけあって、入場時から早くもムードは最高潮。大歓声を背にリングに向かう猪木をムタが花道で待ち受け、会場全体に緊張が走ったところでムタがさっと身を引くと、ロープを広げて猪木をリングに誘う。 猪木は奇襲に備えて視線を切ることなく、ファイティングポーズをとったままリングに足を踏み入れる。 「しかし、この試合の見せ場はここまででした。当時、国会議員でもあった猪木は、'92年1・4の馳浩戦から'94年1・4の天龍源一郎戦まで、丸2年の間リングを離れていた。そのため試合勘を取り戻そうと、タッグマッチを2回こなしてこの試合に備えたのですが、それでも全盛期にあったムタの動きについていくのは困難だったようです」(同) グラウンドからラフファイトまで変幻自在なムタの攻めに、猪木は防戦一方となってしまう。相手の攻めを最大限に引き出しながらそれ以上の力で返していく、いわゆる“風車の理論”がムタ相手には通じない。 「たぶん猪木はこの試合を受けるにあたって、楽観していたところもあったでしょう。猪木の脳内にあったムタ=武藤敬司は、新弟子時代のイメージのままで、当然、会社のトップである自分に合わせた試合をしてくるだろうと。ところが、ムタはそんなに甘くはなかった」(同) 花道を駆け抜けてのラリアットやムーンサルトプレスなど、広いドームを縦横無尽に使って猪木を攻め立てると、顔面に向けて容赦なく毒霧を噴射する。 ムタが花道を走る間はきちんと待って、毒霧を食らえば顔を緑色に染めながら“目が見えない”というポーズをとるなど、猪木もそれなりに試合を作ろうとはした。だが、それらを受けて、さあ反撃、というタイミングになると、ムタがさらに攻撃をかぶせてくる。 結局、20分余りの試合の中で、猪木の見せ場は浴びせ蹴りやナックルパートで反撃したわずか数分だけ。フィニッシュとなった側転エルボーをかわしてのチョークスリーパーも、唐突の感を免れなかった。 「武藤にしてみれば“会社がムタで出場しろというからには、こういう試合をやれってことだろ?”との考えもあったのでしょう。多少の流血をさせたものの、猪木を血みどろにまでしなかったあたりは、やはり気遣いもあったのかもしれませんが…」(同) しかし、引退までの貴重な試合を、親子ほど年の離れたムタに翻弄される一方で終えた猪木にすれば、とても納得のいくものではなかったに違いない。 試合後の記者会見で「あの野郎、許さねえ!」「俺の命を獲ってみろ! 中途半端なことをしやがって」「いつでも殺してやる!」と激高してみせたのは、決して演技でもアングルでもない、心の底からのマジ切れだったのではあるまいか。 翌年、UWFインターとの対抗戦における高田延彦と武藤の一戦で、解説席に座った猪木がどこか武藤に冷たかったのは、もしかすると、このときの恨みがあったからかもしれない。
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スポーツ 2017年10月15日 07時35分
巨人が村田のクビを決断! 今オフのFA選手が「巨人NG」を選択
10月13日、巨人が村田修一内野手に「来季の契約を結ばない」旨を通達したと発表した。今季の村田はマギーの加入により、前半戦はベンチスタートとなっていた。しかし、中盤以降、高橋由伸監督は「二塁・マギー、三塁・村田」の超攻撃型打線に組み換え、村田もその期待に応えた。打率.2割6分2厘、14本塁打、58打点。鹿取義隆GMは世代交代を口にしていた。往年の爆発力はなくなったが、戦力的にはマイナスである。「村田の解雇が発表される2、3日前、岡本(和真=21)を三塁に戻すことが決まりました。岡本は将来の主砲として期待されていますが、守備難。首脳陣からすればスタメンで使うのは怖い。打撃面を伸ばすため、外野転向を決めたんですが、あえて三塁に戻すということは、高橋監督は村田を切る鹿取GMの意向を知らされていたのでしょう」(ベテラン記者) 13年オフにFAで巨人入りした34歳の片岡治大もこうした“粛清”を察し、自ら現役引退を表明した。「クビ」を通達される屈辱に耐えられなかったのだろう。 村田の今後だが、すでに他球団は興味を示しつつある。「クビ(=自由契約)になれば、どの球団も獲得しやすくなります。村田はFA権を持っており、これを行使して移籍先を探すとなれば、高額年俸(2億2000万円推定)がネックとなる。獲得した側の球団にしても、巨人に見返り(金銭補償など)を出さなければならないし、村田本人のためには良かったのでは」(プロ野球解説者)「クビ」の宣告は残酷だが、これから先も現役を続けたいとする村田への配慮も隠されているというわけか…。しかし、巨人は村田を切った“返り血”も浴びることになりそうだ。 世代交代を掲げた鹿取GMだが、今オフのFA市場を見送るとは言っていない。FAで巨人入りし、それなりの結果を残した村田がクビになった。それを見れば、FA権を行使する他球団選手は「巨人には行きたくない」と思うはず。先にプロ野球解説者が指摘した「移籍先を探しやすくするための配慮」が本当だとしても、二の足を踏むだろう。 FA権の行使が予想される選手のなかには、好投手も多い。日本ハム・増井浩俊、西武・牧田和久、海外移籍の可能性も高いが、涌井秀章(ロッテ)もいる。バッターでは中田翔(日本ハム)が身の振り方を決めかねている。 前出のプロ野球解説者がこう続ける。「ドラフト会議でどう出るか、周囲が予想するように清宮幸太郎の1位指名が本当なら、巨人は即戦力系の社会人・大学生投手の指名を諦めることになります。2位以下でも好投手は獲れると思うが、12球団の指名が一巡すれば、即戦力投手の質はワンランク落ちます」 村田が古巣ベイスターズに在籍していたころ、『松坂世代』なる言葉で彼らの活躍を伝えていた。今オフ、DeNA・久保康友、広島・江草仁貴、西武・上本達之、西武・木村昇吾・西武・渡辺直人らも戦力外となり、楽天・久保裕也も「支配下契約はできない」と通達されている。主役・松坂大輔は今季、1試合も投げていない。こちらはソフトバンクの温情で契約は延長されそうだが、村田の自由契約は一つの時代の終焉とも言えそうだ。「村田は3000万円クラスの年俸提示でも現役にこだわるはず。体力的な衰えではなく、巨人のポジション重複を無視した大型補強の犠牲となって試合に出られなかっただけなので、本人は『まだやれる』と思っているはず。外国人選手を新たに獲得するより、村田を獲ったほうがいいと判断する球団は多いと思います」(前出・プロ野球解説者) 村田が同一リーグのユニフォームを着たとき、高橋監督はリベンジを食らうことにもなりそうだ。
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スポーツ 2017年10月13日 20時20分
松井珠理奈、念願の新日本1.4ドーム大会アンバサダー就任で“二刀流”継続宣言!
新日本プロレスは13日、来年1月4日東京ドーム大会のスペシャルアンバサダー就任記者会見を行い、SKE48の松井珠理奈が就任したことが発表された。今年は俳優の安田顕が務めている。 珠理奈は、今年テレビドラマ『豆腐プロレス』でプロレスラー“ハリウッドJURINA“役を演じたことがきっかけでプロレスにハマり、新日本を中心に団体問わず観戦に訪れる姿がたびたび目撃されており、珠理奈本人もプロレスファンとして積極的に発信を続けている。 また、8月17日に後楽園ホールで行われた『豆腐プロレス』の大会でプロレスデビューも果たし、内藤哲也の必殺技デスティーノで勝利を収めてファンを驚かせた。本人も出席した会見は予定時間をオーバーするほど、珠理奈の抑えられないプロレス愛が爆発。またプロレスをAKBグループに置き換えた発言もあり、ボリューム満点な会見になった。 珠理奈は、親交があるタグチジャパンの田口隆祐監督が、若干噛みながら紹介する形で会見場に姿を見せると、「いま緊張しすぎて、手がシビれてきました」と笑顔で第一声を発した。「今年の1.4東京ドームで初めて新日本プロレスを生で観戦して、そこから大好きになったんですよ。この1年間、数えてみたら15回も会場にお邪魔させて頂きまして。会場に行きたいと思ったのは、私が普段アイドルとして活動していくための活力にプロレスがなっていまして。選手のみなさんが命を懸けて、倒れても倒れても立ち上がる姿に、私もアイドル人生を重ね合わせたというか。自分も何かつまずいたり、イヤなことがあっても『絶対、立ち上がってがんばってやろう!』という気持ちになることができたので。この1年、たくさん行ける限り、生で観たいなと思って会場にお邪魔させて頂きました。なので本当にプロレスに出会って、私は強くなったなと感じるので。その感謝の気持ちを込めて、まだプロレスを知らない人のためにもプロレスをアピールして、好きになって頂けるようにがんばっていきたいと思いますので、よろしくお願いします!」と話し、プロレスから受けた影響について力説した。 続いて、『レッスルキングダム12 in 東京ドーム』スペシャル・アンバサダーの就任調印式が行われ、新日本プロレスの菅林直樹会長が登場。珠理奈と菅林会長が調印を行ったあと、揃って記念撮影が行われた。 撮影が終わると田口監督が、「珠理奈さんが1.4をお子様から、お年寄りまで楽しんでできちゃう“ハンドサイン”も考案して頂いた」ということで、珠理奈がポーズを披露。そのポーズは、「みんなでプロレス!イッテンヨン!」と言いながら、左手を人差し指を立てて、そこに右手で人差し指と親指をL字型にして、それを重ね合わせて「1.4(イッテンヨン)」を表現している。珠理奈は、「このポーズ、流行ったらイイですね。流行らせたいです!」と語ると、田口監督は、「おばあさんになった時に、このポーズは私が考えたんだよと自慢してください」とツッコミを入れて、会見場からは笑いが起こった。■松井珠理奈 一問一答――今回アンバサダーの依頼を最初に聞いたときはどんな気持ちでしたか?珠理奈「初めはすごくビックリしましたし、早くみんなに言いたいと思いました。なので、今日この日を迎えられたので、もう隠さなくていいんだなと思いました(笑)」――1.4東京ドーム大会の第一弾カード、オカダ・カズチカvs内藤哲也戦が発表されましたが、このカードについて感想を聞かせてください。珠理奈「えー! どう思うか?難しい! 監督どうしましょう?(田口監督は謎のブロックサイン)」――前回はオカダvsケニーがメインでしたが、来年はオカダvs内藤がメインカードとなります。珠理奈「去年の1.4東京ドーム大会で、オカダ選手とケニー選手の試合を見てプロレスが好きになったので、メインの試合も気になりますけど、全部のカードが気になります。メインだとそれだけ期待するものもたくさんあると思いますし、先日の10.9両国大会を見て本当に良かったと思ったのは、1.4東京ドーム大会までのストーリー、流れを知って自分が1.4を見られるのがすごく嬉しいです。去年は、1.4が初めてのプロレスだったので、それまでのストーリーを知らずに見たんですよ。今回は、自分がストーリーを知って見られるのが凄く楽しくて、1.4まであと3ヶ月くらい? あるので、それまでのみんなの試合をしっかり見て、皆さんも1.4だけじゃなくて、それまでにも命を懸けて闘ってくださると思うので、そのストーリーを全部見たうえで試合を見たいと思います。その2人の関係性がもっとこれからどうなるのかな? と見ながら当日迎えたいとすごく思っています」――今年の東京ドームから1年経ちますが、珠理奈さんはプロレスファンとしてたくさん発信をされてます。ハリウッドJURINA選手は、デスティーノを使っていますが、タグチジャパンの立場として言いにくいかもしれませんが、内藤選手のいまの爆発的な人気はどう思いますか?珠理奈「そうですね。その答えに関しては、……トランキーロ!あっせんなよ!。……あ、この答えで大丈夫ですか?(場内爆笑)」――大丈夫です(笑)。田口「ありがとうございます(笑)」――スペシャル・アンバサダーとしてどのような活動を行っていきたいですか?珠理奈「そうですね。SNSなどでアピールすることはもちろんですが、自分が試合を観戦した後はツイートしたりとかしてたんですが、それを積極的にやっていきたいです。あとは自分が観戦している姿をあまり見せたことがないので、結構すごいテンションになっちゃうんですよ(笑)。それで周りの人が声掛けてくださるので、あまり迷惑をかけないように、でも、緊張せずに普段通りに応援させていただけたら嬉しいかなと思います。なので、私が大きな声で応援してるとこを見ても温かく見守ってくれればと思います」――これから1.4東京ドームに向けて会場で観戦したい気持ちはありますか?11.26愛知県体育館(SKEのお膝元)がありますが…珠理奈「もちろん! 愛知はまだ行ったことがないんですよね。大阪、神戸、京都は行ったことがあるんですけど、愛知県体育館は行けてないですね。あと10.21東金体育館大会にもお邪魔出来たら嬉しいなと思います」――ハリウッドJURINAとしてまたプロレスをしたいという気持ちはありますか?珠理奈「めちゃくちゃありますね。本当に選手の皆さんの試合を見れば見るほどその気持ちが増してきて、自分が後楽園ホールの試合の映像を見たりして『もっとこうすればよかったな』とか反省点もたくさんありましたし、『この選手の技をやってみたい!』とかそういう目線で見ちゃうんですよね。もちろん応援する気持ちもあるんですけど、そういう気持ちで見てしまうので観戦し終わった後にミラノ(コレクションAT=『豆腐プロレス』のコーチ)さんのところに行って『今度はこの技をしたいです!この選手のこれをやりたいです!』とかお話ししたりしてますね。それが実現したら嬉しいと思います」――ちなみにどの選手のどの技をしてみたいですか?珠理奈「えー!でも、結構出尽くしたんですよね(笑)。逆になにが出来たらいいと思いますか、監督!」田口「えっ、なにが出来たらいい?」珠理奈「はい!タグチジャパンとして」田口「そうですね。ヒップアタックはまえにやってましたよね。でも腰が甘かったので、今度は、手取り足取りマンツーマンで……」珠理奈「ミラノさんに教えてもらいます」田口「えっ。でも結局、ボクに教えてもらうかミラノさんに教えてもらうかになるじゃないですか。それでもミラノさんですか?」珠理奈「う〜ん。そうですね。ミラノさんで……」田口「ありがとうございました(苦笑)」――空中殺法はどうですか?珠理奈「あ、聞いてください!この間コンサートでバク宙をしたんですよ。バク宙を1ヶ月くらいで練習したんです。総選挙の感謝祭というコンサートだったので、ファンの皆さんに私を応援してて良かったと思っていただきたいと思って練習したりしたんですけど、よくよく考えたら、バク宙が出来たらプロレスの試合にも生かせると思っているので、さらにパワーアップしたハリウッドJURINAを見ていただけると思います」田口「ムーンサルトとか出来たら良いですね」珠理奈「やりたいですね。空中殺法は見るのも好きなのでやってみたいですね。それを練習することに恐怖感が全然なくて、それはきっとプロレスをやっていてトップロープから飛んだりしていたので、プロレスをやったことで自分はなんでも出来るんじゃないかと思っちゃうくらい本当に強くなれたのですごく感謝しています」――タグチジャパンのマネージャーとして東京ドームに登場する可能性はありますか?田口「そうですね。まずタグチジャパンとして試合が組まれるかという大きな問題がありますので、まずは、そこをクリアする必要がありますね(場内爆笑)。でも、全体のアンバサダーですからね、タグチジャパン独占というわけにもいかないかなという思いもありますので。でもできれば独占で!」珠理奈「皆さんのことを応援します。もちろんタグチジャパンも!」田口「じゃあ、密かに応援してください」珠理奈「密かじゃないです。常に思っています。応援してます!」田口「ただ、私はたぶん第0試合だと思いますので、『ニュージャパン・ランボー』頑張ります(場内爆笑)」珠理奈「私は監督のお尻を見てます」田口「そうですか。キレイにしておきます(笑)」――アイドル活動をプロレスに例えると、珠理奈さんはいまセンターを外れていて、ベルトを奪われている状態だと思いますが、次のシングルはいつ出るか分かりませんがベルト奪還したいとか、若いチャンピオンを育てたいか、どっちの気持ちですか?珠理奈「その気持ちは両方ありますね。難しい立ち位置だなと思いまして、でも譲る気持ちはなくて奪いに来てほしい気持ちもあるので、そこに1人にいることでその人に勝ちたいとか、その気持ちになることで全体が盛り上がると思いますので『珠理奈に勝ちたい!』みたいな存在になりたいなと思います。ベルトを持ってなくてもチャンピオンの風格を持っていたいなと思います。私は、SKE48だけじゃなくて、48グループのセンターになりたい気持ちが強いのでSKE48はもちろんですけどAKB48のセンターも狙っていきたいと思います」――やはり指原(莉乃)さんの存在は強いですか?珠理奈「強いですね。総選挙はもちろんですけど、グループを引っ張っていく力がすごくあって、指原さんがHKT48として活動していてテレビ出たり総選挙1位になったりして、HKT48の勢いも上がっているんですよ。私もそういう存在になりたいと思います。自分が活躍することでSKE48の為になったら良いなと思うし、48グループの為になったら良いなと思います。それだけ大きな存在になりたいと思います」 最後に田口監督が会見を締めくくろうとすると、「終わっちゃうんですか!さびしい!」と言いながらも立ち上がった珠理奈は、「ちょっと待った〜! 最後に“3つ”、言わせてください!」と会見終了のムードを遮断すると、「ひとーつ!今年の1.4東京ドーム大会から、1年が経ち、まさかの来年のアンバサダーをさせて頂くことになりました。凄く凄く最高で、感謝をしています! ふたーつ!この感謝の気持ちを持って、プロレスを知らない方にもプロレスの魅力をシッカリ伝えていきたいと思います! みっつ!……特にありません」と最後は“レインメーカー”オカダ・カズチカ流で会見を締めた。 会見が終わってもしばらく会場の出入り口付近に残り、笑顔で報道陣を見送るその姿はファンにお馴染みの“神対応”そのものだった。プロレスの知識も1年で身につけたとは思えないほど。探究心の塊なのだろう。そんな彼女がプロレスへの入口を少しでも広げてくれたら、こんなに嬉しいことはない。年末は、グループとしての活動も忙しくなる季節だが、1.4ドームに向けた松井珠理奈の動きも要チェックである。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2017年10月12日 18時00分
セレブ妻・田中理恵に東京五輪組織委が熱視線
あの美人アスリートが帰ってくる!? '13年末に現役を引退した元体操選手・田中理恵(30)に、再び注目が集まってきた。 「東京オリンピックのナビゲーターかキャスターとして、体操協会や東京五輪組織委員会が“推して”いるようです。今の彼女は現役当時よりも幹部連中のウケがいいので」(体協詰め記者) 現在の田中は“人妻”だ。引退後は母校・日本体育大学の助教となっていたが、それも今年3月で退き、時間の許す限りスポーツ関連のイベントなどを盛り上げてきた。仕事を制限してきたのは、妊娠中だったため。しかし、“ママの自覚”がそうさせるのか、子どもウケがよく、子育て中の母親からの評判も上々という。 「9月27日、東京五輪関連で子ども向けのイベントがあり、実は、田中の評判を聞きつけた幹部がその様子を見ていたのです。五輪のPR役として“田中は使える”と踏んだようです」(同) 知名度の高い元選手が五輪を盛り上げるのは、これまでにもあった話だ。田中が再注目されるのは確かに順当だが、いま最も旬な元五輪選手といえば、浅田真央になるだろう。 しかし、浅田は“冬季五輪”の選手。夏季種目と冬季種目の各団体間にはライバル心もあるため、浅田を駆り出すことに難色を示す連中も多かったのだ。夏季種目の幹部たちにとって田中の好評ぶりは、“棚からボタ餅”的な幸運だったのだという。 「新体操、体操競技では新しいスターがまだ出ていません。有望な若手はいますが、知名度はイマイチ。体操関係を始め、出遅れた感のある競技にとって、田中の再登場はありがたい限りです」(同) 当の田中も、「支援する側として、頑張っていきたい」とコメント。五輪イヤーは乳飲み子を抱えたママとなるだろうが、彼女の夫は売上50億円を計上する会社社長だ。バックアップも問題ないはずだ。 男性視聴者にとっては、セレブ人妻となった田中の再露出は喜ばしい限り。逆に、恵まれすぎたセレブっぷりに、女性からの反感を買ってしまうかも?
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スポーツ 2017年10月12日 15時00分
「秋巡業」モノ言えば唇寂し3横綱 今は紅葉ならぬ“高揚”が欲しい!
横綱・稀勢の里がようやくの面目躍如だ。第76回全日本力士選士権が10月2日、東京・両国国技館で行われ、幕内トーナメントは稀勢の里が決勝で平幕豪風を寄り切り、2年連続2度目の優勝を果たした。他の横綱陣は、日馬富士が1回戦で平幕の輝に敗れ、鶴竜も1回戦で平幕の勢に屈した。白鵬は横綱土俵入りのみの参加で、トーナメントには不参加した。 さて、大相撲界は秋巡業のシーズンだ。この秋巡業に、秋場所初日から枕を並べて休場した白鵬、稀勢の里、鶴竜の3横綱も参加する。10月5日の千葉県八千代市を皮切りに、29日の広島県福山市まで、関東、北陸、近畿、中国地方など、22カ所で行われる。かなりハードな予定が組まれていて、また「力士のケガの原因になる」と非難されそうだが、これも昨今の大相撲人気を反映してのこと。 ただし、合流時期はバラバラ。稀勢の里、鶴竜は最初から顔を見せるが、白鵬だけは途中からになる。 「この参加時期に3横綱の置かれている状況が色濃く反映されている」と、協会関係者は解説する。 「白鵬は今年の夏場所、名古屋場所と2連覇し、最多勝記録も1050勝まで伸ばしたばかり。少々休んでも、誰も文句は言いません。少し遅れて参加するのは、『痛めている左ひざをしっかり治すのが先決だ』と思っているからでしょう」 しかし稀勢の里、鶴竜の2人はそうはいかない。 「稀勢の里は3場所連続して休場中。次の九州場所も期待を裏切るようなことになると、周囲もざわつきますからね。鶴竜も今年は4場所も休場し、師匠の井筒親方(元関脇逆鉾)から『今度も勝てないようなら潔く決断しなければいけない』と最後通牒を突き付けられています。もう後がなく、一刻も早く体調を戻すという気持ちが強いんじゃないでしょうか」(同) いずれにしても、3人とものんびりと深まりゆく秋を堪能しながら日本列島を南下し、次の場所が控える九州に入るというワケにはいかない。秋場所は、豪栄道のまさかの失速もあって、最後に日馬富士がひとり横綱の意地を見せた。 一時は4個も金星をばら撒き、「ボクには下がる場所がない。逃げる場所もない。後ろを向いたら終わり。前を向くしかない」と嘆いていた日馬富士だが、終わってみれば大逆転優勝。11日目時点での3差を引っ繰り返しての優勝は史上初めてのことだ。 「やっぱり優勝して飲む酒はおいしいね。夕べはおいしくいただきました」 千秋楽翌日の一夜明け会見に姿を見せた日馬富士は、まだ酔いが残る顔をほころばせていた。 次の九州場所では、秋場所を休場した3横綱がこの苦境から這い上がり、日馬富士に挑む番だ。果たして、どんな秋を過ごすのか。「モノ言えば唇寂し3横綱」心境は如何に。
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スポーツ 2017年10月11日 15時20分
ソフトバンクが優良助っ人「買い占め」
巨人、阪神は“不戦敗”ということになりそうだ。 中日の優良外国人選手、中日のアレックス・ゲレーロ(30)がクライマックスシリーズの結果を見ず、帰国した(10月7日)。来日1年目で35本塁打を放ってタイトル獲得。86打点、長打率5割6分3厘。5位低迷の中日はシーズン中から契約延長の交渉を始めたが、「中日には残りたいけど、ビジネスだから」「自分の価値を下げるつもりはない。もっとも高く評価してくれる球団で…」と、中日側を“牽制”してきた。今季の推定年俸は1億5000万円。ゲレーロ側は大幅増のほか、3年以上の複数年契約も希望していくとされ、「決裂は時間の問題」とも目されている。 そこにつけ込んできたのが、巨人と阪神。両球団とも「マネー戦争も覚悟の上」と意気込んでいたが、正式交渉前なのに撤収の様相も漂い始めた。 「ソフトバンクがゲレーロ獲得に向けて動き始めたからですよ。ソフトバンクとマネー戦争になったら、勝ち目はない」(プロ野球解説者) 今季のソフトバンクは、パ・リーグ史上最速となる9月16日にリーグ優勝を果たした。その圧倒的な戦力からして、補強の必要性はなさそうだが、ゲレーロ獲得の本気度は巨人以上だという。 「ソフトバンク、というか、孫正義オーナーは巨人のV9を超える目標を掲げており、そのためには球団スタッフも『勝ち続けるには、選手の入れ換えは必須』と捉えています」(球界関係者) そう言われてみれば、これまでも他球団で活躍した助っ人を“強奪”してきた。13年オフに前オリックスの李大浩、広島、西武を渡り歩いたサファテを獲得。昨年オフもロッテの主砲・デスパイネを強奪している。この強奪がリーグ優勝にもつながってきただけに、ゲレーロの他球団流出を黙ってみているわけにはいかないようだ。 「仮説の話をしても仕方ないが、デスパイネの獲得に失敗していたら、今季、ここまでロッテは惨敗しなかったと思う。補強と同時に他球団の急所を突いてくるというか…」(前出・プロ野球解説者) 中日に詳しい関係者によれば、ゲレーロは新たに提示される年俸額によっては「3年契約の希望は引き下げても良い」としているそうだ。同関係者によれば、複数年契約を引き下げる希望年俸額は5億5000万円以上。ちょっと、待てよ…。今季の中日は21億8000万円(12球団中12位)。ゲレーロ1人でチーム総年俸の4分の1を持っていく計算となり、増額分を上乗せするとなったら、球団経営そのものにも影響してくる。 こうしたゲレーロ側の強気な条件提示に対し、「年俸5億円強、3年契約」から交渉をスタートさせるというのだ。巨人、阪神の両伝統球団でも太刀打ちできそうにない。 「ヤクルトのバレンティンも今季で契約が切れるので、こちらに乗り換えるという話もあれば、台湾・ラミゴに海外志望の強い好打者がいて、こちらを優先するなんて話もあります」(前出・関係者) バレンティンは年間本塁打の記録を塗り替えたが、故障が多い。ラミゴのワン・ボーロンは24歳と若く、今季も200安打、打率4割超えと大活躍しているが、日本で通用するかどうか、未知数な部分が多い。 「今年のWBC本番前、侍ジャパンが台湾選抜チームと試合をし、ワンは則本からバックスクリーン直撃の本塁打を放ち、日本の関係者にも強いインパクトを残しています。巨人以外のシーズン中に視察チームを派遣したと聞いています」(前出・同) ゲレーロは米ドジャースでそれなりの活躍をしていたが、出場機会を求めて日本のプロ野球チームとの交渉を受け入れた。巨人、阪神も昨年オフの時点でゲレーロ側と接触しているが、中日を選んだ理由は、森繁和監督の熱意に打たれたからだという。 「森監督はコーチ時代からシーズンオフになると、キューバをはじめ、各地を直接視察し、自分の目で選手を見極めてきました。ゲレーロは自分を直接見てくれた唯一の日本関係者と、森監督と中日に絶大な信頼を寄せていました」(前出・同) そんなゲレーロから「ビジネス」の言葉を聞かされた森監督の心境は…。巨人、阪神もそうだが、このまま泣き寝入りということになれば、チーム再建は永遠に果たせないだろう。
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スポーツ 2017年10月11日 15時00分
熱き侍たちが躍動!! メジャーリーグ Times 日本人No.1リリーバー 上原浩治よ、さらば
昨年のワールドシリーズを制したカブスに、上原浩治が今季、好条件で迎えられた理由の一つは、ポストシーズンでの活躍を期待されたからだ。そのためカブスはシーズン前半、上原を大事に使っていた。 しかし、その配慮も無駄になってしまった。シーズン後半に入って上原は故障続き。9月に入るとヒザと足の甲に腫れと痛みが出て、さらに13日には腰からわき腹にかけて痛みが出るようになったため、今季(レギュラーシーズン)中の復帰が困難になったのだ。 現在はチームに帯同せず、シカゴに残ってリハビリに専念している。「プレーオフのどこかで投げられるようにしたい」と語っているが、その願いが叶う可能性は極めて低い。 「もし、腰からわき腹にかけての痛みが急速に改善されたとしても、カブスはリリーフ陣に人材が豊富。故障明けで、どの程度投げられるか分からない上原をあえて使う必要はない」(スポーツ専門局のアナリスト) そうなると、メジャーのリリーフ投手の中で、最高齢(42歳)、故障リスクも高くなった上原に残された選択肢は、一つしかない。引退である。 上原は昨年オフ、レッドソックスが契約更新を見送ったあと「契約してくれる球団がなければ引退する」と語っていたが、幸いカブスからオファーが来たため現役を続行。しかし今オフは、どこからもオファーは来ないだろう。 上原はレ軍で2シーズン、クローザーを務め、'13年のWシリーズ制覇の牽引車になった。そのため、いまだにボストンに多くのファンがいて、メディアも彼の去就に注目している。その中で、人気野球サイト『ファンサイド』のように、上原が引退確実になったとみて『古い友人上原浩治の魅力あふれる野球人生』という、引退を前提とした長い記事を掲載したところもある。今季レ軍は地区優勝したため、ボストンの野球メディアの話題は今のところポストシーズンのことで持ち切りだが、それが済めば上原を称える記事を次々に掲出することになるだろう。 では、改めて上原がメジャーでどのように評価され、どんな功績を残したか、簡潔にまとめてみたい。 上原は'09年に34歳でメジャーデビュー。当初は先発で使われていたが、1年目12試合に先発したところで肘の靱帯の部分断裂が判明。6月23日の登板を最後にDL入りしてシーズン終了まで復帰できなかった。2年目は先発で投げると肘に負担がかかるため、リリーフで投げることを余儀なくされたが、ここから上原はリリーバーとして進化を遂げていった。 上原がメジャーリーグで上げた功績を上げると次の5つになる。(1)日本人のリリーフ投手で№1の働き これまでメジャーの、主にリリーフで投げた日本人投手は24人いるが、その中でNo.1の働きをしたのが上原だ。リリーフは日本人選手が最も活躍する分野だ。過去に佐々木主浩、長谷川滋利、大塚晶文、斎藤隆、岡島秀樹、田澤純一らがクローザーおよびトップセットアッパーとして活躍した実績があるが、貢献ポイントであるWARをベースに比較すると、上原は最もポイントが高い。(2)クローザー不在のレッドソックスで最強の守護神に レ軍は'11年に守護神パベルボンがチームを去ってからクローザーを固定できない状態が続いていた。しかし、'13年6月下旬に上原がその任に就いてから、終盤にひっくり返される試合が激減。前年のア・リーグ東地区最下位から一気にWシリーズを制覇したが、最大の功労者が上原だった。(3)「メジャーで一番の制球力」と高い評価 抜群の制球力を誇る上原は'10年にリリーフ専業になった後、'15年までの6年間、与四球が連続して一桁で、メジャーで最も四球を出さない投手と見なされるようになった。メジャーではリリーフ投手の実力を測る指標としてWHIP(1イニング当たりの被安打+与四球)が重視されるが、上原は'11〜'13年の3年間、これがメジャー全体(20イニング以上)でぶっちぎりの1位だった。(4)全米で最も辛辣なファンが「コージ!」と熱狂 レッドソックス・ファンは阪神ファンに似た体質で、熱狂的で口うるさいのが特徴だ。しかし、好きになった選手はとことん応援する。'13年6月下旬にクローザーに指名された後、上原は26試合無失点、37人連続アウトなどをやってのけた。米国の“甲子園球場”であるボストン・フェンウェイパークのファンは上原を「コージ、コージ」と呼んで三振ショーに熱狂した。(5)ポストシーズン男 日本人投手はポストシーズンではあまり活躍できないが、上原は別だ。'13年のリーグ優勝シリーズでは5試合に登板し無失点。1勝3セーブをマークし、日本人投手で初のMVPに輝いた。 上原の功績はまだまだある。しかし、大リーグファンなら、少なくともこの5つはいつまでも記憶にとどめておいていただきたい。スポーツジャーナリスト・友成那智(ともなり・なち)今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流。アメリカ野球に造詣が深く、現在は大リーグ関連の記事を各媒体に寄稿。日本人大リーガーにも愛読者が多い「メジャーリーグ選手名鑑2017」(廣済堂出版)が発売中。
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スポーツ 2017年10月11日 13時50分
【女子プロ野球】埼玉・加藤優「勝って埼玉に帰ってくる」女王決定戦前哨戦で兵庫に逆転勝ち!
▽10日 埼玉アストライア 5-3 兵庫ディオーネ(川口市営)埼玉11勝8敗3分 観衆 635人 28日からわかさスタジアム(京都)で開催される女王決定戦(日本シリーズ)に進出を決めている、首位の兵庫ディオーネと、2位の埼玉アストライアが公式戦最後の直接対決を行った。埼玉は本拠地最終戦とあって、女子プロ野球では苦戦を強いられる平日のナイターにもかかわらず595人ものファンが集まり、前哨戦に熱い声援を送った。 オープニングでは埼玉西武ライオンズの公式チアグループ、ブルーレジェンズがメットライフドームでお馴染みのパフォーマンスを披露。華やかな雰囲気に包まれる中、埼玉の今季最終戦が幕を開けた。 埼玉打線は初回から兵庫先発の大型左腕、泉を相手に毎回ランナーを出すが、なかなか捕まえ切れない。埼玉先発のエース磯崎は、3回まで毎回安打を許すも粘りのピッチングを続けるが、4回、中田と太田に連続二塁打を浴びてしまい先制されてしまう。しかしその裏、埼玉打線が遂に泉を捕らえて岩見のレフト線への同点タイムリー二塁打、加藤優の進塁打から、佐藤千尋が勝ち越しタイムリーを放ち逆転に成功。 逆転をして立ち直るかと思われた磯崎だが、5回にまたもや太田に2点タイムリーを打たれて再度試合をひっくり返されてしまう。しかしその後、踏ん張って後続を打ち取り、6回も先頭のみなみに二塁打を打たれるも無失点で切り抜けた。兵庫の碇監督は好投を続けていた泉を5回で降板させ、6回から継投に。これが埼玉にとっては好転、兵庫にとっては誤算だった。 宮原相手に簡単に二死を許した埼玉打線だったが、加藤優がレフト線へ落ちる二塁打を放つと、佐藤千尋、今井、キャプテン楢岡の三者連続タイムリーで再逆転。最終回は萱野がマウンドに上がり、いきなり二連打されるもその後の打線を3人で打ち取った。これで埼玉は5連勝。オールスター戦以降、首位の兵庫には4勝1分けと負け知らずで、下克上を目指す女王決定戦の前哨戦を最高の形で制した。勝ちは磯崎で9勝(2敗1S)、セーブは萱野についた(2勝2敗)6S。■埼玉アストライア 中島梨沙監督 試合後談話 「磯崎が4回と5回に1点、2点で抑えてくれたからこの勝ちがある。前半、全然勝てなかった時期に心から熱い声援を送ってくれたファンの皆さんに感謝したい。14日の最終戦(対京都フローラ)の準備をしっかりして、そのあとの女王決定戦を頑張りたい」■埼玉アストライア 加藤優選手試合後談話※6回、二死から逆転劇を呼ぶレフト線ツーベースヒットを放つ 「6回は相手のピッチャーが宮原投手に代わったので、大山コーチからストレートに詰まらないようにタイミングを取っていこうというアドバイスを受けてから打席に入りました。ツーアウトでしたが、必ずフォローしようという思いでした。私の後ろには強打者がたくさん控えていますし、中島監督が私に期待してくれている『流れを変えるバッティング』がこのホーム最終戦で出来て本当に良かったです。仲間に、ファンの皆様に、心から感謝したいです。最後にホームで2連勝していい勢いもつけられたと思いますし、今のチームなら絶対に勝てると思うので、仲間を信じて自分を信じて、最終戦もこの勢いのまま勝って、私たちは地元のファンの皆さんに支えられながらここまでやって来れたので、恩返しの意味も込めて女王決定戦に勝って埼玉に帰ってきます」■埼玉アストライア 佐藤千尋選手 試合後談話※3安打2打点1盗塁の大活躍 「6回は何とか抜けてほしいと願ってました。磯崎投手が粘って投げてくれてたので、絶対に勝ちたいと思ってました。ホーム最終戦を勝利で収めることができて嬉しいです」■埼玉アストライア 今井志穂選手 試合後談話※6回、ライトへ逆転タイムリースリーベースヒットを放つ 「前の打者が繋いでくれたので、絶対に打つという強い気持ちを持って打席に立ちました。ファンの皆さんの声援が力になりました」取材・文 / どら増田
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スポーツ 2017年10月10日 17時13分
【新日本プロレス】圧倒的な支持率を背に内藤哲也、4年越しの1.4東京ドームメインに出場!
新日本プロレスは9日、両国国技館で秋のビッグマッチ『KING OF PRO-WRESTLING』を開催した。この大会は、メインイベントとセミファイナルの試合結果で、来年1月4日に開催される『レッスルキングダム12 』東京ドーム大会のメインカードが決定する注目大会ということもあり、9,234人(満員)の大観衆を集めた。 まず、セミファイナルには今年の『G1クライマックス』に優勝し、1.4ドーム大会でIWGPヘビー級王座に挑戦する権利証を獲得した内藤哲也が大ナイトーコールに包まれながら入場。今年シングルで2連敗を喫している石井智宏を相手に権利証の争奪戦(防衛戦)を行った。内藤が逆指名する形で実現したカードだが、石井の武骨さの中に秘めた柔軟性があるスタイルに、内藤はなかなかペースを掴めない。しかし、トップロープからの雪崩式ブレーンバスターなど、終盤になってから激しさを増す石井の猛攻を凌いだ内藤が、石井の隙を見逃さず必殺のデスティーノで逆転勝ちを収め、一足早く1.4ドーム大会のメインイベント出場を決めた。 メインイベントでは、IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカがEVILを相手に8度目の防衛戦を行った。オカダが後輩の日本人選手の挑戦を受けるのは、これが初めて。EVILは入場から不気味な世界を演出。場内からはどよめきが起こった。試合は、オカダの首に狙いを定めたEVILがパワーとラフファイトを巧みに使って主導権を握っていく。これに対して、「同じ相手には2度負けない」ことを信条にしているオカダは、先の『G1クライマックス』公式戦でEVILに敗れているだけに、場外のフェンス越しにフライングボディアタックを放つなど捨て身の攻撃でペースを取り戻す。終盤、レフェリーが誤爆から失神し、大量のイスがリング内に投げ込まれ、イスの上へのダークネスフォールズを狙われるが、ウラカンラナで切り返すと形勢が逆転。その後もEVILの粘りに手を焼きつつも、最後はレインメーカーで完勝。見事な横綱相撲を見せた。 メイン終了後、オカダのマネージャーである外道が「ついに! 次は、東京ドームだな、オイ?相手はよ、あの制御不能男か?レインメーカーがよ、キッチリ、制御不能男をよ、完膚なきまでに制御してくれらぁ。オイ、内藤!オメェのことだコノヤロー!さっさとツラ見せろよコノヤロー!」とマイクで控室の内藤を挑発すると、大歓声が起こる中、内藤が笑みを浮かべながら現れリングイン。マイクを掴んで「両国へお集まり下さったお客様に、俺は聞きたい。EVILを倒したオカダと、石井を倒した俺、2018年1月4日東京ドーム大会のメインイベント、IWGPヘビー級選手権試合は、オカダ・カズチカ 対 内藤哲也でよろしいでしょうか?」と観客に問うた。これは、4年前の1.4ドームで全く同じシチュエーションで実現した同カードが、ファン投票の結果、当初予定されていたメインイベントからセミファイナル(正確にはダブルメインイベント第1試合)に降格した経緯があったことから、今度はファンの支持をしっかりと取り付けたいという内藤の思惑があったのは明らか。これに対してファンは、大ナイトーコールで後押し。この4年間で内藤がカリスマレスラーに変貌を遂げた象徴的な場面だった。 「とはいえ!まだ3ヶ月も先の話なわ・け・で、いろいろなことを想像しながら、楽しみに待ってて下さい。2018年1月4日東京ドーム大会まで!トランキーロ!あ…」と内藤がその場を締めかけた絶妙なタイミングで「内藤さーん」とオカダがマイクで横やりを入れる。これには、場内からは大ブーイング。オカダ自身は、「強すぎるからじゃないですか」と分析しているが、最近のオカダにはブーイングが飛ぶようになった。これは、悪意のあるブーイングとは異質なもので、古くは故・橋本真也さん、最近では棚橋弘至が絶対王者時代に受けていたものと同じような“アンチ巨人”的な性質のものといえばわかりやすいだろう。 両国国技館のファンは、7対3で内藤を支持していた。10日に正式発表された際に内藤は、4年越しの初メインイベントのカードがオカダ戦になったことについて「まさにデスティーノ(運命)ですよ」と素直な気持ちを述べている。今年の1.4ドーム大会では、オカダがケニー・オメガを相手に大激戦を制してネット中継を見ていた世界中のプロレスファンを大熱狂させた。オカダは内藤について「世界に響くという意味では内藤さんよりケニーの方が上」とバッサリ。今回の試合がキッカケになり、内藤が築いてきたトランキーロ旋風が日本や発祥の地であるメキシコだけではなく、アメリカやヨーロッパにも広がりを見せることができるのか注目である。取材・文 / どら増田カメラマン / 舩橋諄
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