スポーツ
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スポーツ 2017年09月07日 14時00分
熱き侍たちが躍動!! メジャーリーグ Times 田中将大がデーゲームで炎上し続ける理由
シーズン後半に入ってやや持ち直したとはいえ、田中将大の8月24日時点の成績は9勝10敗。防御率は4.86で、今季中に防御率を3点台にすることは不可能な情勢になっている。 ここまで数字が悪くなったのは、ナイトゲームでは従来通り安定したピッチングを見せるのに、デーゲームになると打撃練習のピッチャーのようにメッタ打ちに遭うからだ。 MLBが公表しているデータを見ると、田中は今季、ナイトゲームでは17試合に登板し9勝4敗、防御率3.24、被打率2割2分1厘というハイレベルな数字を出している。この防御率の数字はア・リーグの先発投手で8番目にいい数字だ。 一方、デーゲームでは7試合に登板し0勝6敗、防御率11.81、被打率3割8分8厘という悲惨な数字になっている。 極端にデーゲームに弱いことは地元メディアでも再三取り上げられており、「タナカはドラキュラのように昼がたいへん苦手なので、“タナキュラ”と呼びたくなる」と皮肉られている。 田中は以前からデーゲームが苦手だったわけではない。メジャー入りした'14年から'16年までの3年間のデータを見ると、ナイトゲームでは20勝11敗、防御率3.19であるのに対し、デーゲームでは19勝5敗、防御率3.02。数字はデーゲームのほうがいくぶんよかった。それが今季、デーゲームで炎上が続くようになったのは、いくつかの要因が重なったからだ。(1)デーゲームではスプリッターの制球が甘くなる 今季、田中はデーゲームで投げる場合、ツーシームにもスプリッターにも投球が甘く入り、それを痛打されることが多い。 このような現象が起きるのは、田中のスプリッターがかなりシュートしながら落ちる軌道を描くため、投げ損なうと、球が落ちずにシュートするだけの、つまりツーシームと似通った軌道になるからだ。 それに加え、田中のスプリッターは時速140キロから144キロくらいで、球速もツーシームと大差がなく、タイミングも合わせやすい。 田中が今季、デーゲームで登板した時の球種別データを見ると、スプリッターは被打率4割6分7厘、被本塁打6本と打たれまくっている。これほど高い確率で打たれたのは、落ちないスプリッターが、打ちごろのツーシームと変わらない簡単に打てるボールになっていたからだ。(2)ツーシームの軌道がフラットになり被本塁打が増加 今季の田中はデーゲームのフライ打球比率が高くなり、被本塁打が増える結果となった。これはツーシームを打者の手元でシュートさせるため、以前より肘を下げて投げているからだ。肘が下がると横の変化は大きくなるがフラットな軌道になる。そのためフライ打球が多くなり、一発を食いやすくなったのだ。(3)リード面で未熟な若い正捕手 リードに熟練した女房役がいないことも、デーゲームで炎上が続く要因の一つになっている。 田中がデーゲームで登板した7試合のうち、6試合は24歳の若き正捕手ゲーリー・サンチェスが女房役だった。サンチェスは打撃がウリのキャッチャーのホープで、ホームランの生産力はメジャーの捕手で1、2を争う。肩の強さもトップレベルだ。その反面、キャッチングとボールブロックにやや難があり、ワイルドピッチを出す頻度が高い。 そして、一番の難点はリードがまだ未熟であることだ。 経験不足のサンチェスが、球種の多い田中を上手にリードすることは不可能であるため、昨年8月半ばにサンチェスが正捕手に抜擢されて以降、彼は田中が首を縦に振るまで次々に球種のサインを出し、田中に選択させるスタイルでバッテリーを組んできた。 昨年、サンチェスはルーキーでリードの方にも十分意識がいっていたため、田中と意思の疎通を十分に図っており、球種がすぐに決まることが多かった。しかし、今季は本塁打を打つことに意識がいきすぎ、リード面で集中力を欠くケースが目立っている。田中との相性も急に悪化し、昨年は田中と組んだ時のバッテリー防御率が1.94だったのに、今季は5.34と、ひどい数字になっている。 田中は、安定したリードができる第2捕手のオースチン・ローマインと組んだ時は防御率が3.57と上昇し、好投するケースが多い。しかし、ローマインはリードがうまいものの貧打で、肩も強くない。一方、サンチェスはチームの中心打者で、盗塁阻止率が際立って高い。優先的に使われるのはもちろんサンチェスの方だ。 デーゲームでの登板は、このサンチェスがほとんど受け持っているので、田中はサインがなかなか決まらず、イラつくケースが度々見られる。それが投球リズムを悪くし、失投を多くしている。 ただ、ここにきてサンチェスとも多少息が合うケースも出てきたので、今後のピッチングを注視していきたい。スポーツジャーナリスト・友成那智(ともなり・なち)今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流。アメリカ野球に造詣が深く、現在は大リーグ関連の記事を各媒体に寄稿。日本人大リーガーにも愛読者が多い「メジャーリーグ選手名鑑2017」(廣済堂出版)が発売中。
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スポーツ 2017年09月07日 11時30分
【オリックス】“準本拠地”ほっと神戸今季最終戦で大敗も、比嘉の復活登板に光明
▽6日 オリックス 0-8 ソフトバンク(ほっと神戸)オリックス5勝15敗 観衆 17,994人オリックスは29日の千葉ロッテ戦(ZOZOマリン)に先発するも5回途中で降板し、試合後は福良淳一監督から「次のチャンスはない」とまで言われた山田が背水の陣で先発。しかし初回、今宮に第12号ソロホームランを打たれると、3回にはデスパイネに第30号3ランを浴びてしまい、3回を6安打、5失点の内容で降板。課題と言われていた四球はなかった(死球は1あり)が、首位を走る強力ソフトバンク打線を抑えられず、ベンチが与えたチャンスに応えることが出来なかった。6回には3番手の小林が満塁の場面から、高谷に走者一掃となるタイムリースリーベースヒットを打たれ8点差に。打線はソフトバンク先発の武田から8安打を放ち再三チャンスを作るも、あと1本が出ないまま完封負け。敗戦投手は山田で(0勝)3敗目。大敗を喫したオリックスだが、最終回に今季初登板した比嘉は明るい話題と言ってもいいだろう。優勝争いをした2014年に“火消し役”として大活躍するも、近年は怪我に泣かされてきた。今季も出遅れたがファームでは好投を続けており、ファンからは一軍での登板が待ち望まれていた。比嘉の名前が場内にコールされると大歓声が起こる。比嘉は先頭の中村をショートゴロで打ち取ると、福田、江川を連続三振に斬って取り、今後に期待が持てる復活登板劇に大きな拍手が送られた。オリックスはこの日が準本拠地として年間15試合(今季は1試合が雨天で京セラDに振り替え)開催している、ほっともっとフィールド神戸での今季最終戦だったが、有終の美を飾れず。今季神戸での戦績は5勝9敗と大きく負け越してしまった。神戸の根強いファンのためにも来季は神戸でもっと勝つ姿を見せてもらいたい。■福良淳一監督 一問一答ーー山田は…「うーん。一緒ですね。やってることが」ーー本人はストライクゾーンで勝負することを意識していたようだが?「そういう風には見えなかったですけどね」ーー打者と勝負出来てない?「出来てないですね」ーーさすがにもう次は厳しい?「と思うんですけどね(苦笑)。ピッチングコーチがどういう風に取るのかはわからないです」ーー打つ方は…「あの(3回の)4点で楽に投げさせられちゃいましたね」ーーヒットはけっこう出ていたが?「ヒットは打ったんですけどね。ココというところですよね。気持ち良く投げさせ過ぎですね。競っていけばまだわからなかったですけどね」■選手談話山田修義投手※先発3回、6安打、5失点の内容「ストライクゾーンの中で、勝負することを意識して投げたんですが。なんとか先発としての役割を果たしたかった。悔しいし、申し訳ないです」取材・文・写真/どら増田(オリックス番ライター)
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スポーツ 2017年09月06日 20時00分
巨人「反論レポート」よりも“大谷ロス” 「ポスティングシステムの対応策を話し合えなかった?」
もっと時間を掛けて話し合わなければならない案件もあったのだが…。 プロ野球の12球団実行委員会が開かれた(9月4日)。注目を集めたのは、巨人出席者による“反論”だった。同委員会に先駆け、選手会は山口俊投手に科された処分が重すぎるとし、再検討を求めてきた。今季終了までの出場停止、1億円強とされる罰金、そして、とくに強く抗議してきたとされるのが、入団に交わした契約年数の短縮についてである。「B5用紙で5枚、ビッシリと『反論』が書き込まれていました。山口本人が納得しているということ、契約年数の短縮はFA制度そのものに影響を与えかねないというのが選手会の主張でしたが、巨人は『不祥事に対して』であるとして、真っ向から反論していました」(球界関係者) 出席者の一人によれば、巨人の反論レポートは各球団が持ち帰り、異論があればNPBに連絡することになったそうだ。選手会、巨人のどちらの主張を支持するのか、結論は出していない。委員会後、熊崎勝彦コミッショナーは「現時点では処分が不当との意見はなかった」と語っており、このまま立ち消えになりそうだが、12球団出席者が本当に頭を抱えていたのは、同日、他に報告された別の問題だった。 「埼玉西武の菊池雄星が繰り返し警告された『2段モーション』のこと、東京五輪の予選も兼ねた第2回プレミア12の準決勝、決勝が日本国内で開催されることなども報告されました」(前出・同) 同日の“最重要案件”は、ポスティングシステムの改定交渉である。「メジャーリーグ側との改定交渉について、その進捗具合が報告されました。まだ、意見交換の域を出ていないようですが」(ベテラン記者) 現行のポスティングシステムでは、海外FA権の資格を得ていない選手がメジャーリーグに挑戦する場合、NPBのその選手が所属する球団に2000万ドル(約23億円)を上限とした譲渡金を設定。譲渡金を支払う意思のある全メジャー球団が対象選手と交渉できるルールになっている。 同制度は改正の申し出がない限り、自動更新されることになっていたが、昨年、メジャーリーグ側が譲渡金の引き下げをメインとした改定を訴えてきた。 先の関係者によれば、「現時点では具体的な内容は米球界側から出ていない」とのこと。しかし、キナ臭い雰囲気はすでに球場にも漂っているという。「(8月)31日の日本ハム戦ですよ。メジャー14球団、22人のスカウトが大谷を視察しています。今オフ、『大谷は動く』と見るべきでしょう」(前出・ベテラン記者) 同日の大谷は4回途中で降板。4失点で敗戦投手にもなっており、メジャースカウトもがっかりしたかもしれないが、22人もスカウトが大挙してきたのは異常だ。予告先発制とはいえ、ヤンキースは編成トップのブライアン・キャッシュマンGMも来日し、スピードガンまで持ち込む用意周到ぶりだった。 日本ハム球団が「大谷はいつ投げるのか?」なるメジャー側の問い合わせに応じたというのが、周囲の一致した見方だ。 米国人ライターがこう指摘する。「編成トップがシーズン中に来日するのは、たしかに異例なことです。目的のひとつに、他メジャー球団への牽制もあったと思います。松井秀喜が巨人でプレーした最終年(02年)に、ヤンキースはジーン・アフターマンGM補佐が東京ドームを観戦し、同年11月の日米野球最終戦を、やはり、キャッシュマンGMが直接視察しています。編成トップを現地入りさせることで、他米球団に“本気度”を示しているんです。ヤンキースは資金力も豊富なので、マネーゲームになれば太刀打ちできませんからね」 13年シーズンもGM補佐が楽天戦を直接観戦し、同年オフに田中将大との交渉を一気にまとめてみせた。 そう言われてみれば、思い当たることがもう一つある。ポスティングシステムで発生する譲渡金に上限金が設けられたのは、13年だった。それまでは文字通りの「入札制度」であり、もっとも高い譲渡金を提示した米球団に30日間の独占交渉権が与えられていた。入札金の上限設定を訴えてきたのは、13年シーズン中。交渉窓口が複数球団に広げられた時期もあった。入札金の高騰、戦力の均衡など米球界側の言い分にも一理あるが、変更の度に有利になっていくのは、いつも米球界側だ。「メジャー志望の強いお目当ての選手が動くときに、ルール変更を求めてくる」とすれば、今回の改定の申し出にも合点が付く。 日本ハムは“大谷ロス”を覚悟していたようだが、他11球団の考え方はちょっと違う。今回の実行委員会では「山口問題」を蒸し返されたが、ポスティングシステムの日米協議に向け、対応策ももっと話し合っておきたかったようだ。
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スポーツ 2017年09月06日 14時00分
大鵬のDNAを持つ男・納谷幸之介が「九州場所」土俵に立つ!
「まだあくまでも予定の段階ですが、10月に行われる愛媛国体が終わった後で、納谷が大嶽部屋に入門することになります」 8月23日に行われた東京・お台場巡業の会場で、埼玉栄高相撲部の山田道紀監督がこう明かした。 優勝32回を誇った昭和の大横綱・大鵬の孫にして、関脇貴闘力の3男である納谷幸之介(17・埼玉栄高校3年)のプロデビューが決まった。今年10月、祖父が興した大鵬部屋が前身の大嶽部屋に入門し、11月の九州場所で初土俵を踏むことになったのだ。 納谷は身長1メートル90センチ、体重160キロという恵まれた体を持ち、しかも、山田監督が「教え子の中でも3本の指に入る努力家。黙っていると何時間でも体を動かしている」という逸材だ。 実力の方も、すでになかなかのもの。この日、お台場巡業の目玉として行われた幕下力士と埼玉栄高の選抜チームとの対抗戦に出場し、貴乃花部屋の有望株、21歳の貴健斗を堂々と寄り切って勝利した。 「納谷は男ばかりの4兄弟に生まれ、長男は相撲を諦めてプロレス入りし、9月14日のリアルジャパン後楽園大会でデビューする予定です。次男の幸林(たかもり)は、もう少し実力をつけてから入門したいと中央大学に入学し、目下2年生。4男の幸成(こうせい)も埼玉栄高の相撲部でプロ入りを目指し、日夜稽古に励んでいます。その中でも素質は幸之介がピカイチ。どこまで祖父に近づけるか、早くも関係者の間で話題になっています」(担当記者) 二世力士は大成しないと言われた時代も過去の話。人気大関だった貴ノ花の息子の若乃花、貴乃花が揃って横綱になったり、関脇栃東の息子の栃東が大関になった例もあり、以前ほどハードルは高くなくなった。大鵬を超えて優勝回数を39回まで伸ばしている白鵬は、3年前の九州場所で32回目の優勝をして史上1位タイになった際、こんな発言をしている。 「(尊敬する)大鵬さんのお孫さんたちが相撲をやっている。角界入りして結びで相撲を取るというドラマがあれば、(引退しても)悔いのないことかもしれません」 平成3年夏場所、横綱千代の富士が対戦を心待ちにしていた貴乃花(当時貴花田)に敗れて引退した。こんなドラマが、再び見られるのだろうか。 今春の全国大会で優勝した納谷は「高校の先輩・豪栄道関のように幕内で活躍したい」と抱負を語った。 果たして、偉大だった祖父のようになれるか。
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スポーツ 2017年09月06日 12時15分
【オリックス】T-岡田の劇的特大同点弾も、延長戦で力尽きる…ディクソン&マレーロ残留決定!
▽5日 オリックス 5-6 ソフトバンク(京セラD)オリックス5勝14敗 観衆 19,237人2連勝中のオリックスはエース金子千尋が先発するも、初回に柳田とデスパイネに連続タイムリーを許すと、3回、中村にソロホームラン、7回には松田のスリーベースヒットから、上林のタイムリー、高谷の犠牲フライを打たれ5失点でKOされてしまう。打線は3点を追う8回、ソフトバンク3番手の岩嵜から、T-岡田が打った瞬間にわかる28号3ランをライトスタンド5階席に放り込み同点に追いつく。岡田は4回と6回にもタイムリーを放っており、4安打5打点の活躍だった。試合はその後、延長戦に入るが11回に6番手の黒木が松田にタイムリーツーベースを打たれ勝ち越されると、その裏、ソフトバンクの守護神サファテに手を出すことが出来ず力尽きた。ソフトバンクの先発バンデンハークは、対オリックス9連勝中だったが、オリックスのクリーンナップが攻略したことで、勝ち星を献上させなかった。10連勝阻止に向けて次の対戦が注目されるところだ。なお、試合前にオリックス球団はブランドン・ディクソン投手と2年契約(年俸200万ドル)、クリス・マレーロ選手と1年契約(年俸100万ドル)で締結したことを発表。会見に同席したディクソンは「家族会議を開いた結果、子どもたちの方から日本に残りたいと言ってくれた。子どもたちのホームが日本なら、私のホームも日本。とても嬉しいしエキサイティングなことだと思う」と笑みを浮かべながらコメントしている。■福良淳一監督 一問一答ーーよく追いついたが?「追いついたんですけどね。T(-岡田)がいいところで打ってくれて。チャンスはあったにはあったんですけどね」ーーずっとバンデンハークに勝てなかったが、きょうは苦しめることが出来たのでは?「そうですね。きょうに限ってはですね。きょうは良かったんじゃないですかね。ココというときにちょっと割り切って出来なかったのかなというのはあるんですけどね。得点圏のときに」ーー狙い球?「そうですね」ーー最初の守備のところでロメロが…「悪くはなかったんですけどね。そこはもう…そういうアレも考えて守らせてますからね(苦笑)。そこは言っても仕方ないですね」ーーまた点を取った後に取られてしまったが?「うーん。あのイニングですね。ちょっと勿体なかったですね」ーー岡田のホームランが出て、一気に行きたい雰囲気だったが?「勝ち越して持って行きたかったんですけどね」ーー粘りを見せられたのは良かった?「そうですね。これだけ粘りを見せてるわけですからね」ーー明日に繋がる?「はい。明日も頑張ります」■選手談話金子千尋投手先発6回1/3、7安打、5失点の内容「初回をなんとか最小失点で抑えたかったです」T−岡田選手※8回、1死1・2塁からライトスタンド最上段へ一時は同点となる28号3ランホームラン「打ったのはストレート。完璧です!とにかく勝ちたいので気持ちで行きました!」取材・文・写真/どら増田(オリックス番ライター)
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スポーツ 2017年09月05日 14時00分
早実・清宮と広陵・中村「超スラッガー」ドラフト最新情報
金属から木製のバットに持ち替えた途端、打てなくなる高校スラッガーも多い。しかし、今秋のドラフト会議で1位候補に挙がっている球児には杞憂。赤マル急上昇の中村奨成(広陵)、怪物・清宮幸太郎(早稲田実業)、それとも、広角に打てる安田尚憲(履正社)らは問題としていない。 9月1日から開催される『第28回 U-18ベースボールワールドカップ(カナダ)』に向け、18人の高校球児が招集された。その練習試合初戦で清宮が高校記録の通算108号本塁打を放った。スカウトたちは木製バットから放たれた高い放物線に、怪物の素養を再確認したが、他のドラフト候補生たちを巡る球団間の陽動作戦はより本格化してきた。 「阪神のスカウトチームだけは姿を現しませんでした。これも作戦なんでしょう。大学生相手とやるんですから、指名候補の力量を確認するにはうってつけなんですが…」(在京球団スカウト) 阪神は、複数体制でのカナダ入りを決めている。他球団を混乱させるため、視察を見送ったのだろうか。 「進学かプロ入りか、清宮の態度が不透明なので、中村に乗り換えた球団も出始めました」(ベテラン記者) 去る8月19日、中村奨成の地元、広島カープがスカウト会議を開いた。関係者によれば、同会議で高校生のリストを30人以下まで絞り込めたとのことだが、1位候補は清宮と中村の2人。会議後、苑田聡彦スカウト部長が記者団に囲まれた。中村を称賛していたが、意味深な物言いもしている。 「捕手でも日本一になれるけど、日本一の三塁手にもなれる」 キーワードは二つ。捕手と三塁手。5月24日の同会議で、苑田部長は「進学してしまうリスク」も認めた上で清宮を1位候補の1人とし、三塁手として育成するプランも口にしていた。広島は2、3年、捕手を指名しないと決めていたのだ。 「昨秋、ドラフト4位で指名した坂倉将吾に期待しているからです。肩の強さ、フットワークは二重丸。二軍打撃戦績でも、打率が現在2位。この坂倉を育てていく方向で、広島は無意味に戦力を重複させ、余剰人員を作るのを嫌っています」(球界関係者) 中村は「スタメン内野手」で試合に出た経験もある。指名した暁には、内野手にコンバートさせたいようだ。 三塁手を探すのであれば、履正社の安田がいる。清宮が108号を放った日、安田は2HRを放っており、こちらも通算65本(8月26日時点)。守備センスでは「清宮よりも上」というのが各スカウトの共通評価だ。 「できれば右打者で、というのが広島の考えで、中村は右です。中村のブレイク前の話をすると、クリーンアップを張れるスラッガー、スター性、人気面で清宮が捨てきれず、彼が三塁を守れるのかどうかが視察の目的になっていました」(同) 巨人・岡崎郁スカウト部長も「中村を獲るとしたら、1位でしかない」と話していた。元ヤンキーからの更正、「女手一つで育ててくれた母のためにも」の思い…。中村はスターの要素をすべて持っている。広島スカウト陣も検討中のようだが、内野コンバート案は、地元・広島出身ゆえに広島という球団の心証に影響を及ぼすかもしれない。 「U-18には清宮キラーで名を馳せた桜井周斗も招集されました。桜井は日大三高では二刀流でしたが、スカウトの評価は割れています。貴重な左腕なので投手として育てていくか、バッターに専念させるか…。大会では、野手としてのスタメン起用もありそう」(アマチュア球界要人) 一方の清宮だが、都大会決勝戦で敗れた翌日から練習を再開させていた。学童時代に所属した北砂リトルをアポなしで表敬訪問したのは本誌既報通り。まだおぼろげだが、進路に関する一案も浮かんだようだ。 「早稲田大学へは進学するものの、通信制の学部を選択するようですね。つまり、プロと学業の二刀流です」(関係者) これにはラクビートップリーグ・ヤマハ発動機ジュビロの監督である父・克幸氏の人脈も影響していた。 「新記録となる108号を打った直後、五郎丸歩がお祝いのメッセージを出しています。五郎丸は克幸氏の早大監督時代の教え子でもあり、当時から清宮家に出入りしていました。幸太郎の方も、五郎丸の今回の帰国を機に海外へ挑戦した経緯に触れ、アスリートとして挑戦していく大切さを知ったようです」(同) 秀岳館の川端健斗、田浦文丸の両左腕も清宮らとともに“世界”と戦う。出し抜いての一本釣りがあるとすれば、「エースの風格アリ」と一目惚れしたスカウトの多い徳山壮麿(大阪桐蔭)だろう。増田珠(横浜高)は走攻守すべて揃っているが、外野手なので1位ではなく「上位指名」になりそうだ。 帰国後、清宮は進路に関する正式表明をする段取りとなっている。この表明で、ドラフト戦線はさらにエキサイトしてくるはずだ。
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スポーツ 2017年09月04日 12時45分
青木のメッツ移籍に隠された稲葉ジャパンへのサプライズ!
青木のメッツ移籍に隠された稲葉ジャパンへのサプライズ! 青木宣親外野手(35)の「電撃移籍」は、東京ヤクルトスワローズと稲葉ジャパンにも影響を与えそうだ。 9月2日(現地時間)、ブルージェイズから“クビ”を宣告された青木がニューヨーク・メッツに移籍した。チーム合流となった同日、1番・右翼で先発出場して初安打を放つと、翌3日も2番・右翼で出場。2本の適時打を含む3安打2打点、ファンにも強いインパクトを残したようだ。「今シーズンの青木は出場機会に飢えていましたからね。その悶々とした気持ちを爆発させたんだと思います」(米国人ライター) 青木はシーズン途中、アストロズからブルージェイズに放出された。当時、日本の各メディアは「請われての移籍」と伝えたが、真相は違った。ブルージェイズが放出を決めていた左投手にアストロズが興味を示した。交換トレードの方向でまとまり、アストロズ側が余剰人員になりかけていた青木を提示したところ、ブルージェイズが“拒まなかった”のだ。ブルージェイズは好外野手が多い。青木は8月の1か月間で34打席しかチャンスを与えられなかった。「出場機会に飢えた青木に、古巣のヤクルトが興味を示していました。広島が黒田(博樹)の帰還で若手投手を触発させたように、青木に若い選手を牽引してもらいたい、と。今オフ、ヤクルトは正式に帰還の交渉に入るつもりでいたようです」(ベテラン記者) ペナントレースも終盤に差し掛かってきた時期だけに、「すぐにでも試合に出たい」とする青木の要望が適うとは思えなかった。メッツは故障者続出で外野手不足にはなっていたが、通常であれば、将来のために若手を使おうとする。前出の米国人ライターによれば、「現メッツには外野を専門に練習してきた若手は1Aクラスしか残っていなかった」とのこと。ならば、「打撃優先で内野手をコンバートすれば?」というのが日本球界の発想だが、これを打ち崩したのが青木の代理人だ。「通常、メジャーリーガーがシーズン途中で解雇される場合、先にウェーバー公示となる手順を踏みます。そこで獲得に名乗りを上げた球団が、これまで在籍していたチームと当該選手の間で交わした契約(年俸)の残りを引き継ぎます。でも、青木の代理人は『ウェーバー公示はしなくてもいい』として、ブルージェイズにお願いしました」(前出・米国人ライター) 代理人の手腕だ。代理人は先にブルージェイズがアストロズにトレード放出した左腕投手の年俸に着目した。その投手の年俸は1300万ドル。青木は550万ドル。「その差額分でブルージェイズは人件費を減らしたのだから」と迫り、解雇後も550万ドルの残り分を支払う約束を取り付けたのだ。 そうなれば、新天地となったメッツは「1日いくら」という安い賃金で青木を使える。青木とメッツとの契約は今季終了までだから、少ない試合数でも試合に出ていれば、2018年の移籍先を探しやすいと、代理人は判断したのだ。「青木は来季36歳。メジャーリーグで新たな移籍先を探すのは厳しいと思います。ヤクルトが最有力、6年間のメジャー生活に相応しい年俸を提示するでしょう」(前出・同) 代理人のネズ・バレロ氏は田澤純一のエージェントも務めている。「今春のWBCですが、日本人メジャーリーガーとして青木だけが侍ジャパン入りしました。実は、バレロ氏と日本の関係者は会っており、その席上でバレロ氏は田澤の代表入りについても交渉していました」(球界関係者) 田澤は08年に社会人・ENEOSからいきなりレッドソックスと契約し、その後、NPBは「日本のプロ野球球団を経ずにメジャー挑戦した場合、高校卒選手は3年、大学・社会人は2年、NPBの球団と契約できない」とするハンディまで設けている。人材流出を恐れたからだが、その引き金となった田澤は、前回13年WBCで「一人だけ侍ジャパン入りを打診されない」疎外感にも見舞われた。田澤は16−17年オフ、初めてFAとなり、マーリンズとの交渉に専念しなければならなかった。「それがなければ、喜んで代表入りした」というのが、バレロ氏の侍ジャパンへの返事であり、溝のできていた田澤とNPBの関係修復も果たしていたのだ。 近年中に、田澤が稲葉ジャパン入りする可能性は高い。 今オフ、バレロ氏はヤクルトとも交渉のテーブルに付くという。メッツ移籍の件もそうだが、持つべきは“優秀な代理人”ということか…。
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スポーツ 2017年09月04日 12時00分
錦織圭 今季絶望で“第2の石川遼”になる危機
テニスの錦織圭(27)が“第2の石川遼”になる? 錦織のマネジメント会社は8月16日、今シーズンの残りの大会すべてを欠場する旨を発表した。悲劇が起きたのは、その2日前。アメリカでの試合に出場するため現地入りしたが、練習中に右手首から何かがパチンと弾けるような音がしたという。診断の結果は、尺側手根伸筋腱断裂。ドクターストップがかかったのだ。 「3月のマイアミ・オープン準々決勝前にすでに痛めていたようです。その後も右手首をかばいながら試合を続けたため、限界を越えた。事務所は『手術の予定はない』としていますが、現在はギプスで固定している状態で、腫れが引いてから再検査し、今後の治療の方針などを決めるそうです」(現地特派記者) 仮に手術を回避できたとしても、通常の練習が再開できるまで、リハビリを含め最低3カ月を要するという。早期の復帰は絶望的な状況だ。 錦織は8月28日から開幕する全米オープンに照準を合わせていた。すでにトップ選手が相次いで故障欠場を伝えていたため、今大会は特に優勝候補とも目されていた。 近年の錦織は、毎年、この全米オープンで大きくポイントを稼ぎ、世界ランクの上位に躍り出ている。現時点(8月14日付)での順位は9位。しかし、このままでは来季のビッグイベントに無条件で出場できる20位からも後退してしまう可能性がある。 「昨年も全米4強で720点、最終戦で200点を稼いでいましたからね。20位維持は微妙。救済措置として公傷ランクがあり、復帰後9大会までは自動的に大会出場のエントリーをすることは可能ですが」(専門誌記者) その9大会中にそれなりの加点を加えなければ、以後、“ドサ回り”となり、その重圧は並大抵ではない。 「思い起こされるのが、公傷制度を使ってビッグイベントには出たものの、重圧に負けた石川遼。予選落ちを繰り返し、完全に迷走状態に陥っている。錦織が同じようにならなければいいのですが」(同) 噂の彼女とも縁を切り、心機一転できるか?
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スポーツ 2017年09月04日 11時00分
【オリックス】「ホーム球場で打てるのはうれしい」吉田正のアメージングな一発で獅子粉砕!
▽3日オリックス11-6埼玉西武(京セラD)オリックス14勝9敗観衆23,361人オリックスは先発の山崎福也が初回から西武打線に捕まり先制を許すと、その裏に逆転に成功したにもかかわらず、2回にメヒアのホームラン、源田のタイムリーで簡単にひっくり返されてしまう。ベンチは山崎福を2回で諦め、3回と4回を金田が、5回と6回をヘルメンがしっかりと抑えた。中継ぎ陣の好投に打線も応え、3回には吉田正尚がルーキーイヤーから2年連続二桁本塁打となる第10号3ランで再逆転すると、5回には満塁の場面でマレーロが走者一掃となるタイムリーツーベースを放ち、西武先発ウルフをKO。7回に登板した黒木が坂田に3ランを喰らってしまい2点差まで詰められるが、その裏またもや満塁の場面から安達が走者一掃のタイムリースリーベースを放ち、西武を再び突き放した。8回からは近藤、平野の必勝リレーでオリックスが3連戦の勝ち越しを決めた。勝利投手は金田で2勝(0敗)。3位楽天が10連敗を喫したため、4位オリックスとのゲーム差は、残り25試合で11ゲームとなった。■福良淳一監督 一問一答ーー金田がいい流れを持ってきたと思うが?「そうですね。金田は大きかったですね。止めてくれましたね」ーーああいうピンチを背負う場面での登板は、彼のいいところが出ていると思うが?「やっぱり、金田、ヘルメンの2人は頑張ってくれると思うんですけどね。キツイところで投げてですね」ーー打線も走者が溜まったところで、きょうは1本出ていたが?「いいところで長打が出てくれましたね。それまでみんな繋ぐ意識があったと思うんですけどね」ーー吉田正が3番にいると打線もいい形になるように見えるが?「そう見えるならそうだと思いますけどね(笑)」ーー怪我による遅れはあったが、途中から出て来て二桁打つというのは最低限の仕事をしているのでは?「そうですね。出遅れたのは出遅れたんですけどね。それだけの仕事はしてますよね」ーー山崎福也の次の登板はまた考えることになる?「そうでしょうね(苦笑)。これから話をして決めます」ーー黒木が少し心配だが?「ピッチングコーチに聞いたら大丈夫という話はするんですけどね。ちょっと昨日、今日はらしくないなというのはあるんですけど、そこはもう一回話をしてどうするかというところでしょうね」ーー今週は上位チームを引きずり落とす大チャンスだが?「頑張ります!(笑)」■吉田正尚選手 一問一答ーーバッティングカウントが有利な場面で低めに意識を置いていた?「バッティングカウントだったらしっかり打ちに行こうという準備で。コースとか球種じゃなくストライクが来たらしっかり振りに行こうと思ってたんで、結果ホームランになって良かったです」ーー感触も完璧だった?「そうですね。後から見てちょっと失投だったと思うんですけど、そこをしっかり捕らえることが出来たので」ーー1打席目、4打席目も得点に繋がる場面で繋いでいたが?「場面、場面で今日はチームの仕事が出来ました」ーー昨日の今日で修正出来たことは?「ここ最近あまり良くなくて、自分自身も少し…うーん。ストレスじゃないけど、思うバッティングが出来てなかったんで。でも切り替えも大切なので。その試合、試合に入ったら新しい気持ちで入れてるんですけど、技術的な面で少し悪くなってるというか、少し感覚がズレてる。自分のイメージと違ったらそこは修正して、イケてるかわからないですけど、今日はたまたまそういう…自分の中でウルフだったので、一個下ぐらいでいいのかなーと思って。最近ゴロのアウトが多かったと思うんですけど、そういう面で今日はフライでもいいなと思って。チームでもそうですし、自分でもそういうイメージで行ったんで。一個下でもライナー性でしたし、自分の中でイメージして良かったかなと思いますね」ーー状態が落ちてる中で体調的な難しさはない?「それは別に気にしてないですね。ベストを尽くすだけです」ーー2年目になって状態が悪いときの対処法に自分の中で選択肢が出来た?「いやまだでしょ。毎日模索しながらやってます」ーー通過点だと思うが2年連続の二桁本塁打については?「そんなに気にしてないんですけどね。1本でも多く打てればいいなと思っているので。まだまだ試合もありますし。次の1本がいつ出るのかというのもありますし、そういう意味では1本、1本の積み重ねが最後記録となって残っていくと思うので、そこまでまだ気にする数字じゃないですね。シーズンを振り返るときでいいんじゃないですかね」ーー長打を期待出来るバッターしか出来ない記録だが?「阪急時代に熊野さんですか…昨年も出てましたね。20本、30本と最終的には続けていければと思います」ーー打席に立つとチャンスの場面じゃなくても歓声が起きているが、プレッシャーにはならない?「別に。ピッチャーとの勝負なんでそこは気にしないですね。声援は力になりますけど、そこに意識はしてないです」ーー今月と来月の本拠地主催試合のポスターに、1人で抜擢された中、ポスターの写真のようなホームランが打てたと思うが?「そうですね。良かったですね(笑)。ポスターになって全然ダメだったらどうしようかなって。いつも出てるんで思ってる以上に(笑)。京セラで残り少なくなって来てると思うんで、他でもそうですけど、ホーム球場で打てるのはうれしいですね」■選手談話山崎福也投手※先発2回、5安打、3失点の内容「先発の役割を果たせず、申し訳ないということしかありません」クリス・マレーロ選手※5回2死満塁から右中間を破る走者一掃のタイムリーツーベースヒット「高いゾーンにきたら積極的に打ちにいこうと思っていた。1球で仕留めることができたし、何より追加点をとることができてよかったよ!」取材・文・写真/どら増田(オリックス番ライター)
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スポーツ 2017年09月03日 14時00分
【オリックス】ルーキー山岡泰輔が3連勝!“宿敵”西武に3年ぶりの勝ち越し
▽2日 オリックス 4-2 埼玉西武(京セラD)オリックス13勝9敗 観衆 24,591人オリックスは初回、西武の先発多和田から、ロメロのタイムリーで先制すると、2回に同点に追いつかれるも、その裏、2死から安達、伊藤、西野、大城の4連打で2点差に広げる。6回には3番手平井から伊藤の5号ソロホームランで追加点。投げては先発の山岡が悪いながらも、要所を締めるピッチングで6回まで投げると、7回は黒木が1失点を喫したが、8回は近藤、9回は平野といった勝利の方程式で西武打線を振り切った。首位ソフトバンクが勝利したため、オリックスが優勝する可能性は完全消滅したが、長年の“宿敵”西武への勝ち越しは3年ぶりとあって、球場に集まったファンは溜飲を下げた。山岡は3連勝で7勝目(8敗)。二桁勝利も射程範囲に入ってきた。■福良淳一監督 一問一答ーー山岡は悪いなりにもよく抑えた?「そうですね。悪いなりにもゲームを作ってくれましたね」ーー監督が感じられる成長はどの辺?「やっぱり狙い球を絞られても、そこを上手くというのはありますよね」ーー使える球種が豊富というのもある?「それもありますよね。でも使えないボールが一個あっても、まだ山岡の場合はありますからね。きょうはチェンジアップがちょっと使えなかったかなというのはあったんですけど、スライダーとカットボールを使ってですね」ーー多彩な球種でクリーンナップを抑えるというのも大きかったと思うが?「そうですね。クリーンナップを機能させなかったですね。それは大きかったんじゃないですか」ーー下位打線が繋がると…「そうですね。下位が頑張ってくれましたね」ーー西野も状態は上がって来てるように感じるが?「一時期に比べたら全然いいんじゃないですか」ーー数字上、きょうで優勝の可能性がなくなったが?「もうひとつひとつ勝っていくだけです」■選手談話山岡泰輔投手※先発6回、4安打、1失点の内容「(西武打線は)この前より振れてました。逆にチェンジアップを振ってくれなかったので、それを上手く見せてスライダーとカットボールで抑えられればと。きょうはホームランを打たれなかったのが一番良かったと思う。2回続けてルーキー相手に0(封)はない。狙い球も変えてくるだろうと思ったし、気持ちの整理はついていたのでそれが良かったんじゃないですかね。(秋山を抑えているが?)西武の軸は秋山さんなので、秋山さんも秋山さんの前後も塁に出さないように意識してます。(二桁勝利を狙う?)そういうことは考えず、残り試合が少ないので1試合でも多く勝っていきたいですね」ステフェン・ロメロ選手※初回2死1塁からライトへ先制タイムリーツーベース「詰まった当たりだったけど、いいところに落ちてくれたね。大城がよく走ってくれた」西野真弘選手※2回2死1・2塁からセンターへ勝ち越しタイムリーヒット「安達さんと光さんがつないでくれたので、“なんとか自分も”という気持ちでした。追いつかれた直後に勝ち越すことができてよかったです!」大城 滉二選手※2回2死1・2塁からレフトへタイムリーヒット「いい形でうしろにつなぐことだけ考えていました。タイムリーになってくれてよかったです!」取材・文・写真 / どら増田(オリックス番ライター)
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