スポーツ
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スポーツ 2017年11月15日 15時00分
ハリル監督 香川・本田・岡崎“代表外し”ケンカ会見の「真相」
指揮官が大勝負に出た。 サッカー日本代表は10月31日、FIFAランキング2位のブラジル、同5位のベルギーとの国際親善試合(11月10日・15日)を戦うメンバー25人を発表。驚いたのは、ハリルホジッチ代表監督は、前2回のワールドカップで主力だった本田圭佑、香川真司、岡崎慎司の“ビッグ3”を選出しなかったことだ。 以前から噂はあった。所属する海外クラブで不振が伝えられているためで、特に本田に関しては「時間の問題」とも伝えられていた。しかし、3人同時となれば話は違う。日本サッカー協会も“待った”をかけたはずだが…。 「1、2年の誤差はありますが、それぞれ代表デビューして約10年が経ち、3人が代表で挙げたゴール数は110以上。ブラジル、ベルギーはW杯本番でぶつかる可能性もあるだけに衝撃的でした」(スポーツ紙記者) ハリル監督は会見後、記者団に囲まれ、決断した理由について、「皆さん(記者団)が好きな選手だからさ」と言い放った。 会見では「他の選手をテストしたい」と答えていたが、これだけでは説明不足である。納得のいかないメディア陣が追いかけたのだが、ハリル監督は身構え、W杯本大会出場が危ぶまれた頃の批判記事まで蒸し返し「(W杯出場を決めた)オーストラリア戦に勝った後は静かになったね。誰が書いているのかは知らないが、色々書かれていることをよく知っている」と皮肉を交えながら語った。 「通訳を介しての質疑でしたが、『皆さんが好きな選手だから外した』の言葉は何度も繰り返していました」(同) 関係者によれば、協会サイドも“3人同時”に懸念を持ったというが、反論できなかったという。 「方程式みたいなものを持ち出したんです。例の豪州戦を出し、ボール支配率は30%台だったが、シュート数は15対4で日本が圧倒していた。その定義を説明していました。その結果、3人よりも国内選手を使った方が勝つ可能性が高い、と持論を主張したのです」(同) とはいえ、協会は疑心暗鬼のまま。ハリル監督としては、豪州戦前の批判記事が本当に許せなかったのだろうか。 理論家で激情タイプの指揮官が退路を断って戦う。しかし、ビッグ3抜きで強豪相手に惨敗すれば、自らの進退に影響しかねない。
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スポーツ 2017年11月14日 11時00分
大相撲最強DNA対決! 大鵬の孫と朝青龍の甥が初場所デビューは隔世の感あり
大相撲最強DNA対決が実現する。昭和の大横綱・大鵬と、平成のトラブル横綱・朝青龍。その2人が対戦したら、果たしてどっちが強いのか。 「約束と違うだろう!」叔父の朝青龍は甥っ子に怒鳴った。というのは、元横綱朝青龍の甥、千葉・日体大柏高のスガラクチャー・ビャンバスレン(18)の目的はレスリングの勉強に来たはずだったからだ。 11月12日から今年最後の九州場所(福岡国際センター)が始まる。それに先立つ1日、新弟子検査が福岡市内の病院で行われ、10人が受験した。その中に立浪部屋に入門するスガラクチャーがいた。185センチ、107キロで無事に体格検査をクリアする。 スガラクチャーは2年前にモンゴルから来日し、同高に入学した。ところが来日直後、5月の夏場所を観戦し、日馬富士が勝った一番を見てたちまち相撲に魅了されてしまった。そのために進路を大きく変え、相撲部に入部してしまった。 「レスリングをしに(日本に)来たんじゃなかったのか?」 叔父の元朝青龍には、かなり叱られたそうだが、翌日には、「いいよ」というお許しのメールが届き、「すごく怖かったけど、許してくれて嬉しかった」と話している。 史上4位となる幕内優勝25回を誇る横綱の甥だけあって、身体能力は抜群。相撲経験はなかったが、メキメキと頭角を現し、突きや押し、さらに食い下がるしぶとい相撲で、今夏のインターハイでは惜しくも決勝戦で敗れたものの準優勝。ちなみに、朝青龍はこの大会で3位。現時点では叔父を上回っているだけに、スガラクチャーは「(叔父さんの)3位が目標だったので、2位は嬉しい」とニコニコ顔だった。 立浪部屋へ入門するに当たり、トラブル続きで引退に追い込まれた、問題横綱だった叔父からは、こうアドバイスを受けたそうだ。 「親方の言うことをちゃんと聞きなさい」 人間、変われば変わるもの? だが叔父の行動を反面教師に精進すれば、横綱も決して夢ではないだろう。 また、来年初場所には優勝32回を誇る大鵬の孫、埼玉栄高3年の納谷幸之介(17)も大嶽部屋からデビューする。 「こちらも九州場所でデビューする予定でしたが、10月の国体で個人優勝し、12月に行われる全日本選手権の出場権を得たため、初場所に延びたんです。190センチ、160キロの逸材で、第2の大鵬の呼び声も高い」(担当記者) 関係者の間では、この横綱の血を引く2人の出世レースに、早くも関心が集まっている。だが、どうやら九州場所デビューは難しいらしく、初場所で顔を合わせることになるだろう。いずれにせよ次世代を担うこのふたり、2年後、3年後にお互いどの番付にいるかが楽しみだ。
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スポーツ 2017年11月13日 22時59分
稲葉代表監督に焦り?「清宮は東京五輪に間に合うのか」の声
稲葉篤紀・日本代表監督(45)のホンネは、「5年後よりも、3年後」だろう。宮崎での代表合宿中の稲葉監督が大谷翔平(23)のメジャー挑戦に関する質問を受けた。2年間だが、日本ハムでともにプレーした同僚である。報道陣は大谷へのエールを期待し、そんな質問を投げ掛けたのだが、稲葉監督から返って来た言葉は意味深だった。「できれば、東京五輪はジャパンでやってほしい。興味を持ってもらえたら…。彼を見ているだけで(他選手も)勉強になるし」 オリンピックの野球で、日本人メジャーリーガーが侍ジャパン入りした例はない。大リーグ機構と交渉したとしても、実現の可能性は低い。それでも、稲葉監督が「大谷の東京五輪参加」を口にした理由は二つ。強化本部がどこまで機能するのかみてみたいというもの。そして、新スター候補・清宮幸太郎の育成プログラムの見直しである。「選手の招集、チーム編成をサポートする目的で、侍ジャパンは強化本部を設けました。今春WBCで優勝したアメリカ代表は出場を渋るメジャーリーガーに対し、スタッフが選手本人やその代理人などと直接会って、起用法に関する約束を交わし、説得に成功しました。そういうことを期待して、新設されたのが侍ジャパンの強化本部です」(ベテラン記者) 3年後の東京五輪は、ペナントレースの真っ最中であり、交渉にはならないだろう。しかし、次の第5回WBCなら交渉の余地はある。前千葉ロッテ監督の伊東勤氏を新たに強化本部副部長に加えたのもそのためである。 そして、問題は清宮のほうだ。関係者の一人がこう言う。「稲葉監督は大谷の話を振られて、『彼を見ているだけでも勉強になる』と言いました。誰に勉強をさせたいのか。清宮を指して出た言葉です」 清宮も北海道日本ハムファイターズのユニフォームを着ることになった。去る11月8日には、他のドラフト指名選手とともに千葉県鎌ヶ谷市にある二軍施設を見学していた。“球界の至宝”を預かった栗山英樹監督(56)は「5年後あたりに輝いてほしい」と言っているが、「5年を要する育成論」については賛否両論だ。「清宮は、野球名門校に多い基礎体力面での練習を経験していません。当然、プロとしての体力面がまだ養われていません」(アマチュア野球担当記者) 5年を要するのは当然というわけだ。これに首を傾げる声も聞かれた。「5年後というのは、日本ハムが新球場を完成させる予定の年。それに合わせての発言ですが、10月27日、指名後の挨拶で球団は清宮の父・克幸氏から新球場の質問を受けています。克幸氏と交流のあった栗山監督は、そのことを意識して『5年後』と言ったんです」(球界関係者) プロ野球界で「スター」と称される選手の大半は“早熟”だ。ほとんどの選手が高卒、大学卒の経歴、年齢に関係なく、1年目から一軍戦に出ている。「実力不足だとしても一軍で使わざるを得ません。大谷を喪失した後、清宮はお客さんを呼べるドル箱ですからね」(前出・同) 5年間、二軍暮らしをさせるのではなく、その才能を開花させるまで5年は必要という意味もあったらしいが、「それでも甘い」と批判する声も聞かれた。「中途半端が一番良くない。実力不足で一軍投手と対戦すれば、打撃フォームを見失うことにもなりかねないし、むしろ遠回りです。ダメならダメで、二軍に落とすべき。それとも、容赦なく一軍でもがき苦しんで自分自身で這い上がってくるのを待つのか、栗山監督が決断しなければ」(プロ野球解説者) 稲葉監督は、「東京五輪の4番は清宮」なるビジョンも描いており、そのためには栗山監督に『鬼』になってもらいたいと思っているという。 16日から『アジアプロ野球チャンピオンシップ2017』を戦う新生・侍ジャパンは年齢制限がある(一部オーバーエイジ可)。有望な若手が日本には多いことを稲葉監督は実感しているが、チームの核、看板になる選手はまだ見つかっていないそうだ。日本ハムの清宮育成論は「東京五輪に間に合うもの」に変更しなければならない。
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スポーツ 2017年11月13日 16時00分
プロレス解体新書 ROUND71 〈冬の時代に咲いた好勝負〉 迷走期の中邑真輔が川田利明に挑む
昭和のプロレスファンには奇異にも映るクネクネと体をくねらせる闘いぶりで、今やWWEでもトップクラスの人気を誇る中邑真輔。 新日本プロレス時代と変わらぬ試合スタイルで、しかも、本名のままアメリカで通用したのは、日本プロレス史上で中邑が初となる快挙であろう。 2016年のWWE移籍から、ついにトップをうかがえる位置にまできた中邑真輔。 「世界最大級のスポーツエンターテインメント団体といえるWWEにおいて、今夏のビッグマッチ『サマースラム』でメインイベントを任された中邑の世界的な知名度は、イチローやダルビッシュ以上。日本にいるとピンとこないかもしれませんが、エンタメの世界を見渡してもブロードウェイミュージカルに主演した渡辺謙ですら、相手にならない有名人といえます」(スポーツ紙記者) だが、そんな中邑も、ここに至るまでの道のりは決して平坦ではなかった。 '02年に新日本プロレス入りした当初は、その資質から“総合格闘技戦要員”に抜擢されるも、翌年の大みそかにはK-1のアレクセイ・イグナショフと対戦し、膝蹴りでTKOの裁定を下される。中邑側の抗議により無効試合とはなったが、その印象は決していいものではなかった。 プロレスにおいても史上最年少でIWGP王座を獲得するなど、会社からは大いにプッシュを受けたが、実績のなさもあってファンからの信頼は決して厚いものではなかった。 「プロレス的な魅せるテクニックに乏しく、かといって総合格闘技でトップ争いをしているわけでもない。それでいて会社からは“選ばれし神の子”という大仰なニックネームを付けられ、そんな中邑に反感を持っていたファンも少なくなかった」(同) '04年の再戦でイグナショフに雪辱を果たすと、ようやく中邑はプロレス一本となったが、やはり、どこか煮え切らない状況は続く。 同年11月の大阪ドーム大会では、ファン投票によりメインで棚橋弘至とのシングルマッチが組まれたが、アントニオ猪木の横やりで突如のカード変更。中西学と組んで藤田和之&ケンドー・カシンと対戦することになり、藤田にパワーボムからのサッカーボールキックでピンフォール負けした揚げ句、試合後には猪木からリング上で鉄拳制裁を受けるなど、踏んだり蹴ったりの結果となった。 「その理由についてはさまざまな憶測が流れていましたが、カード変更に文句をつけながらシュートを仕掛けるわけでもない中邑に対して、どっちつかずとみた猪木が感情に任せてやったというのが真相に近いのでは…」(プロレスライター) '06年の1・4ではブロック・レスナーの持つIWGP王座に挑戦するも、見せ場なく敗退。これを受けて海外修行に出た中邑は、半年後の凱旋帰国でひと回り大きくなった体を披露し、ヒール転向でイメージの一新を図ると、蝶野正洋とのコンビでG1タッグリーグ優勝を果たした。 しかし、同年末にはレスナーから棚橋へと移ったIWGPヘビー級のベルトに挑むも、ピンフォール負けを喫してしまう。そうして年の明けた'07年の1・4。中邑はメインでもセミファイナルでもない、またタイトルマッチにも絡まない第6試合での出場となった。 新日本プロレスと全日本プロレスの創立35周年記念と銘打たれたこの大会だが、発表された観衆は2万8000人と過去の新日ドーム大会では最低の数字。いわゆる“プロレス冬の時代”の真っただ中であった。 対するは川田利明。その頃に川田が主戦場としていたハッスルは、試合の放送を予定していたフジテレビが離れて先行き不透明。'06年にノアのドーム大会で三沢光晴と対戦したが、試合後に先方から絶縁宣言をされるなど、中邑と同様に川田もまたどうにもさえない状況にあった。 だが、本来であればメイン級の試合に出場すべき選手が浅い出番となったことで、お互いの意地が爆発したのか、両者の試合は大会ベストバウトともいえる好勝負となる。 中邑の持ち味であるグラウンド技には、川田もストレッチプラムで対抗。激しい打撃やスープレックスの応酬となり、最後は川田がパワーボムから垂直落下式ブレーンバスターへとつなぎ、顔面へのミドルキックで3カウントを奪った。 試合後、川田は「真輔、これまで3回戦った中で、今日は一番まともだったよ。お前、新日本を潰すなよ」「真の新日を引っ張るエースになってほしい」とエールを送った。 そこから巻き返しに出るかと思われた中邑だが、同年夏のG1では優勝かというとき、準決勝で大怪我を負って3カ月の完全欠場。 復帰後は今に続く新日復興の一翼を担い、徐々に中邑個人としての人気も高まっていったが、それでも結局、WWEでも通用する今のスタイルにたどり着くまでには、さらに4年ほどの歳月を要することになる。
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スポーツ 2017年11月12日 16時00分
浅田真央とキム・ヨナ「平昌五輪」競演案の裏で蠢く日・中・韓“政治利用”の思惑
平昌冬季五輪に「キム・ヨナ(27)と浅田真央(27)のフィギュア共演」の報道に、日本のネットが騒然となった。「これ、必要か?」「真央ちゃんの人気を利用したいだけだろ!」「韓国のネットやテレビは真央ちゃんに対してどれだけ言論の暴力を振るってきた」といったコメントが渦巻く中、韓国ネットでも、「キム・ヨナには聞いてみたの?」「何かの学芸会と勘違いしてるんじゃない?」「 “韓日五輪”でもないし、そこになぜ日本?」「キム・ヨナを政治利用するのはやめて」など共演には反対派が圧倒的多数だった。 10月24日、韓国の李洛淵首相が、ギリシャでJOC竹田恆和会長と面談。来年2月に開催する平昌冬季五輪に向けた聖火採火式で、「キム・ヨナと浅田真央のフィギュア共演」が提案されたのだ。合わせて、五輪期間中には選挙戦を終えたばかりの安倍晋三首相夫妻の訪韓も要請。竹田会長は明確な回答を避けたが、この“浅田とキム・ヨナの共演”は意外にも中国で大きく取り上げられていた。 「中国メディアはかなり早い段階で、この情報を伝えていました。どうも、事前にこういった提案がされることを掴んでいたようですね」(特派記者) 2人がフィギュアスケートの競技開始前、あるいは開閉幕のセレモニーなどで共演するとなれば、世界中が取り上げるだろう。 「平昌五輪は資金不足や競技施設の建設遅滞も指摘されており、日本にも協力してもらいたいはず。それでも露骨に頼めないから、浅田との共演なんてことを言い出したのでは。韓国民はキム・ヨナが政治利用されたことにも怒っています」(同) 問題はそれだけではない。第一報が韓国、日本ではなく中国発信ということだ。 「日韓関係は良好とは言えませんが、平昌大会がコケると、'20年の東京五輪にも影響が出かねません。日本は協力せざるを得ませんし、しかも平昌、東京の後の'22年冬季五輪の会場は中国・北京。中国とすれば、冬季の前大会となる平昌五輪を牽制し、東京五輪以上のことをやりたいと思っている」(体協詰め記者) 日韓のフィギュアファンは、共演に批判的だ。しかし、日本は「冬季大会の顔」だった浅田を使って、自国選手団を盛り上げたいとも思っているのも確かなのだが…。氷上の上での国境はない、2人の友情にひびが入らなければいいが。
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スポーツ 2017年11月11日 22時43分
1・4東京ドーム 問われるオカダカズチカの真価
新日本プロレス毎年恒例のビッグイベントである東京ドーム大会、来年1月4日のカードが一部発表された。 メインにIWGPヘビー級タイトルマッチ・オカダカズチカVS内藤哲也、他にもケニーオメガ対クリスジェリコという大注目のカードも並んだ。特に、クリスジェリコの参戦は、久々の大物の外敵として大きなインパクトをもたらす。 過去、新日本プロレスは、ビッグマッチとなると、ビッグネームの外国人レスラーや格闘家など様々な外敵をリング場に迎え入れてきた。その効果として、観客動員が激増したほか、外部からの刺客と所属レスラーとの戦いで多くのドラマを生み出してきた。 クリスジェリコといえばアメリカ・WWEのスーパースターであり、その名を世界中に轟かせている。新日本ドーム大会史上、トップクラスの外敵レスラーと言っても過言ではないだろう。 その超大物を迎える来年の東京ドーム、真価が問われるのは、現在の新日No.1レスラーのオカダカズチカだ。 超人的な身体能力を擁し、若くして新日本という巨大な組織のトップで、期待以上の存在感を示し続けてきた。そのオカダが、ドームというビッグスケールの大会で、初めて知名度でも遥かに自らの上を行く外敵を迎えることとなり、ジェリコを超えるインパクトをどうやって作り出すか。 また、対戦相手の内藤哲也は、初のドームでのメインとして、圧倒的なファンの支持のもと、こちらも強力な爪痕を残すに充分な要素を秘めている。 早々にメインイベントとして発表されたこともあり、大会の最重要カードであることは間違いないオカダ対内藤。ただし、ジェリコと、今やメインイベンターの風格充分なオメガの試合もメインとなり得るカードだ。このタイミングで、新日本がアメリカ向けのベルト(IWGPUSベルト)を創設するなど、海外へと焦点を合わせてきているのも気になる。全てのアンダーカードを飲み込み、凌駕するインパクトを残すのがオカダカズチカの役割であることは間違いない。だが、今回はオカダをも超える「主役」も「役者」も揃っている。 来年の1・4東京ドーム、新しいストーリーが紡がれても不思議ではないだろう。 例えば、「オカダ時代の終焉」とか。
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スポーツ 2017年11月11日 22時10分
金本阪神が大和のFA宣言を巡って分裂か
今オフの戦力補強を急ぐ金本阪神が激震に見舞われた。ユーティリティ・プレーヤーの大和(30)が国内FA権を行使した。しかも、タイガースの味方であるはずの関西系メディアが「移籍前提」の見出しを踊らせていた。30本以上が期待できる大砲、先発投手、助っ人、補強を担当する編成スタッフが「外」を向いていた隙の内乱勃発となってしまった。「やっぱりね…」 チーム関係者にぶつけてみたら、開口一番そんな言葉が返ってきた。 10月5日の中日戦だった(甲子園球場)。2回裏の第一打席で大和に代打が告げられた。「スタメン遊撃手」で試合に出たが、一打席も立たせてもらえなかったのだ。広報を通じだが、「守備で右足をひねったみたい」と伝えられた。大事を取って途中交代と思ったが、交代後も大和はベンチに腰掛け、ムッとした表情でグラウンドを見入っていた。「真偽はともかく、大した怪我ではなさそう。金本監督が大和を引っ込めて代わりに使ったのは、高卒3年目の植田。期待の若手だが、大和のメンツが…」(前出・関係者) 大和は12年目のベテラン。今季は二塁で48試合、遊撃で56試合に出場した、「守備のスペシャリスト」だ。2014年には外野手でゴールデングラブ賞を受賞している。打撃面でも、今季は両打ちに挑戦し、規定打席には届かなかったが、2割8分の成績を残している。「いつまで経ってもレギュラー扱いしてもらえないことへの憤りが、冷酷な途中交代で爆発したんでしょう」(在阪記者) すでに、オリックス、DeNAが獲得に名乗りを挙げている。 阪神も慰留に必死だが、金本知憲監督(49)のコメントは、ちょっと意味シンだ。「残ってほしいね。(編成に)頑張ってもらうしかない」 たしかに、チーム補強はフロント編成部の仕事だ。しかし、金本監督は昨年オフ、FA宣言した糸井嘉男(36)の獲得交渉に自ら乗り出した。こちらがデキレースだったとしても、だ。本当に残ってほしいと思うのなら、編成スタッフに丸投げせず、自ら話をするべきだろう。これでは、大和がFA退団してしまった場合、全てフロント幹部の責任になってしまう。 12月1日付けで、阪神はフロント幹部を一新する。四藤慶一郎球団社長、高野栄一球団本部長が退任し、阪急阪神ビルマネジメントの代表取締役兼副社長執行役員だった揚塩健治氏が新球団社長に、谷本修球団常務が本部長に就任した。「阪神グループとしても優勝を急いでいるということ。そのための背広組人事の刷新ですが、これでチームが優勝できないとなれば、現場にも原因究明のメスが入ります」(前出・在阪記者) 気になるのは、掛布雅之前二軍監督(62)の今後だ。オーナー付シニアエグゼクティブアドバイザー(SEA)なる肩書となったが、要はキャンプなどを視察し、坂井信也オーナーにチーム作りの助言をしていくというもの。掛布氏がフロント側に付いたことで、現場との力関係も大きく変わりそうだ。「阪神は定期的にフロント幹部と一軍監督が食事会をし、意見交換をしています。その席上で糸井獲得が決まり、金本監督がドラフトで、投手ではなく野手を取りたいとする意向が伝えられてきました。野球の専門的な話になれば、フロントは形無しです。今後、掛布氏が知恵袋となるので、フロントも強く反論してくるでしょう」(前出・同) 新フロントの初仕事は、金本監督が欲する4番タイプの助っ人獲りだ。大和の去就はもちろんだが、現場とフロントが衝突する火ダネは一つや二つではないようだ。
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スポーツ 2017年11月11日 16時15分
ボクシング・井岡の王座返上でGカップ歌手の妻が“謝罪ヌード”披露か
ボクシング・WBA世界フライ級王者の井岡一翔(28)が保持していた王座を返上したことが9日、明らかになった。 同日、大阪市内で会見した井岡の父で所属ジムの一法会長(50)が発表した。 井岡は今年5月17日に歌手の谷村奈南(30)と結婚。それに伴い、大阪から東京に移住したというが、一法会長は「結婚してからコンスタントに練習できていない。本人のモチベーションがなく、身を引くなら引退式もやる。二つに一つ」と引退の可能性にも言及した。 「ボクシングひと筋で来た井岡だったが、15年3月からGカップ歌手として活動していた谷村と交際。やりたい盛りだっただけに、交際前から強烈なGカップを駆使した“寝技”であっという間にノックアウトされ骨抜きになってしまった。頭の中は“夜の性活”しか考えてないのでボクシングどころではないだろう」(ボクシング担当記者) 王座返上により、11年から続いていた大みそかの世界戦も昨年までの6年連続でストップ。タイトルマッチ絡みの金が入らないくなった所属ジムが大打撃を受けたことは明らかだ。 にもかかわらず、谷村はSNSで批判が殺到すると“逆ギレ”する始末。その後、謝罪したが、それなりに“責任”をとる必要がありそうだ。 「結婚前にセクシーショットは披露していますが、夫の収入が減った分、しっかり稼ぐしかない。となると、Gカップをさらけ出すしかないだろう。人妻のお色気全開で、その辺のグラドルの写真集なんかよりもよほど“オカズ”としての需要が高いはず」(出版関係者) 今こそ谷村の“内助の功”に期待だ。
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スポーツ 2017年11月11日 16時00分
稀勢の里 九州場所で注目される恒例“若手イジメ”の効果
番付発表も終わり、福岡入りした力士たちは11月12日から始まる今年最後の九州場所(福岡国際センター)に向けて、本格的な稽古に入った。だが、闘いのゴングは福岡入りする前、3週間あまりに及んだ秋巡業中に鳴っていたのだ。 この九州場所に再起を期す力士は、稀勢の里(31)、鶴竜(32)、さらに大関から滑り落ちた照ノ富士(25)たち。彼らが競い合って若手を引っ張り出し、稽古をつけていた。ただ、それを彼らの頑張りとは受け止められないという。実は、そこには、ハッキリとした意図が読み取れるのだ。 日馬富士の史上最低タイの11勝の優勝で幕を閉じた秋場所は、「乱戦」「混戦」の他にもう一つ、「若手の台頭」が目立った場所でもあった。北勝富士、阿武咲、朝乃山、貴景勝らイキのいい若手たちのノビノビした相撲が際立ち、優勝した日馬富士さえ前半に3日連続して金星を献上している。 この若手の台頭は上位陣にとってはまさに脅威。この世代交代を促す嵐に対抗する術として、大相撲界では昔からやっている、伝統的で、かつ陰湿な若手対策がある。有望な若手が出現すると、巡業先などで土俵に引っ張り出し、徹底的に叩きのめすのだ。そうすると、本番で対戦したとき、若手は巡業で植え付けられた負のイメージで固くなり、勝てなくなる。 「もし巡業でこのイジメのような稽古をやれなくなったら、その横綱、大関はおしまいです。千代の富士もそうやって天下を築きましたが、怪我などでやれなくなり間もなく引退しました。そういう意味で、巡業は若手よりも上位陣にとって大事なんです」(担当記者) 今年の秋巡業で、この若手との稽古を最も積極的にやったのが、途中休場を含めて3場所連続休場した稀勢の里だった。巡業初日からいきなり、先場所、新入幕で2ケタの勝ち星を挙げ敢闘賞を受賞した朝乃山と3番稽古(同じ相手と何番もやる稽古のこと)。この朝乃山との稽古がよほど気に入ったのか、稀勢の里はこの巡業中、4回もやった。 ただし、最初は15勝2敗と完勝に近かったが、最後は9勝5敗と盛り返されて首をひねる場面もあった。不甲斐ない成績なら引退と、師匠から最後通告されている鶴竜も、この朝乃山や千代の国らを引っ張り出して稽古に余念がなかった。 このイジメの成果がどう出るか、見ものである。
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スポーツ 2017年11月10日 16時00分
熱き侍たちが躍動!! メジャーリーグ Times 巨人・マイコラスの米国Uターンが決定的
菅野智之とともに「Wエース」の1人として巨人を支えてきたマイコラスが来季、米国にUターンして投げることが確実になった。 米国では10月に入ってMLBコムが「レンジャーズは大谷翔平獲得に熱を入れているが、苦戦が予想される。それに代わるいい選択肢になりそうなのが、'14年にレンジャーズに在籍したことがあるマイルズ・マイコラスだ」と報じている。ミルウォーキーの野球サイト『レヴューイングブルー』も、『マイコラス、来季のローテーション候補?』という見出しの記事で、ブリュワーズはマイコラス獲得に本腰を入れるべきだという主旨の記事を掲載している。 巨人も手をこまねいていたわけではない。マイコラスは今季限りで2年契約が切れるため、2年910万ドル(10億円)を提示して引き留めにかかったようだが、メジャー球団のマイコラス獲得熱がヒートアップし、とても金額面で対抗できない情勢になり、残留工作を断念したようだ。★予想される契約規模は? 野球サイト『ベースボール・ミュージング』は8月末に出したマイコラスの米国復帰を報じる記事で、マイコラスがメジャー球団と交わす契約規模は「2年1200万ドル(13.2億円)」+「3年目は球団のオプション」になるだろうと予測している。 具体的な数字で表すと、1年目と2年目は年俸が各600万ドル(6.6億円)で、3年目は球団が2つの選択肢、 (1)700万ドルで1年契約する。 (2)50〜100万ドル(5500万円〜1.1億円)の違約金を支払って契約を見送る。 のどちらかを選択できる、という内容だ。 これまでメジャーの落第投手が日本で投げているうちに一流投手に変身し、メジャーにUターン復帰して成功した代表例は、元広島のコルビー・ルイスだ。そのルイスでさえも2年500万ドル(5.5億円)だったので、マイコラスは2倍以上の評価を受けていることになる。しかも、これが上限というわけではなく、ストーブリーグが近づくにつれてさらに評価が上がっているようだ。 「今オフのFA市場は先発投手にいい出物が少ない。目玉は大谷翔平、ダルビッシュ有(ドジャース)、ジェイク・アリエタ(カブス)の3人だけど、大谷はほとんどの球団が獲得競争に加わるため獲得は宝くじに当たるようなもの。ダルビッシュとアリエタは1億2000万ドル(132億円)以上の金が必要になる。そこで資金力に欠ける球団がマイコラスに注目し始めているんだ。契約規模が2年1500〜3年2000万ドル(16.5億〜22億円)くらいまで膨らむ可能性もある」(スポーツ専門局のアナリスト)★評価がどんどん高くなるわけ マイコラスは日本に来る前は、メジャーと3Aを何度も往復する三流投手で、レンジャーズ時代の2014年に夏場の2カ月間、先発で10試合に投げたのが唯一の実績である。防御率が6点台から8点台で推移していたのに10試合も先発で使われたのは、ダルビッシュ、ホランドら先発の主力が次々に故障し3Aの先発要員をメジャーに引き上げて使わざるを得なかったからだ。 当時のマイコラスは、いいのはスライダーだけ。速球はスピードがない上、まっすぐな軌道になりやすい三流品。カーブも制球が甘く、痛打されるケースが多かった。そんなダメ投手が今、高い評価を受けるようになったのは、日本で3年投げている間に、まったく別の投手に生まれ変わったからだ。 メジャーの球団が高く評価するのは、以下の点だ。 (1)巨人での3年間の通算防御率が2.18で、ルイスの広島での通算防御率2.82よりずっといい。 (2)日本で投げている間に速球、変化球ともコントロールが格段によくなり、四球を最小限に抑えられるようになった。 (3)速球とカーブを高低に投げ分けて打者の目線を狂わせることで、三振をハイペースで取れるようになった。一発を食う頻度も半減した。 (4)カーブが強力な武器になったため左打者を苦にしなくなった。 (5)年を追うごとに変化球の制球力が向上し、今季は変化球をボールゾーンからストライクゾーンに食い込ませるピッチングが機能。見逃しの三振に仕留める頻度が急速に高くなった。 それに加え、年齢がまだ29歳で、下降年齢になるまで数年働ける点も大きなプラスになっているようだ。 気になる契約先だが、本命はレンジャーズだ。レ軍のローテーションはエースだったダルビッシュが7月末にドジャースに移籍。さらに先発2・3番手のMペレスとキャシュナーがFAとなるため、スカスカの状態だ。過去にルイスやバーネットを活用して大きな戦力にした実績もあるので、多少金を積んででも獲得に本腰を入れるだろう。 先発のコマが足りないブリュワーズ、カージナルス、ロイヤルズ、マーリンズ、オリオールズ、マリナーズあたりも積極的に獲得に動く可能性がある。スポーツジャーナリスト・友成那智(ともなり・なち)今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流。アメリカ野球に造詣が深く、現在は大リーグ関連の記事を各媒体に寄稿。日本人大リーガーにも愛読者が多い「メジャーリーグ選手名鑑2017」(廣済堂出版)が発売中。
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ハッスル消滅!? 小川H軍休止宣言
2006年12月27日 15時00分
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スポーツ
大みそかボビー弟と対戦 金子賢 前田道場入り
2006年12月14日 15時00分
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スポーツ
珍指令 KID 秒殺禁止
2006年12月12日 15時00分
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スポーツ
生還小橋に捧ぐ 三沢 GHC奪還
2006年12月11日 15時00分
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スポーツ
猪木 緊急提言 想定外プロレスをやれ!
2006年12月05日 15時00分
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スポーツ
1・4東京D「レッスルキングダム」 新日本 全日本“乗っ取り”へ秘策 長州3冠戦出撃
2006年11月16日 15時00分
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スポーツ
復活1・4東京D大会へ秘策 新日本最終兵器サイモン猪木 IWGP挑戦!?
2006年11月07日 15時00分
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スポーツ
来春ビッグマッチ パンクラス芸能人最強決定戦 坂口憲二 今田耕司 押尾学
2006年10月31日 15時00分
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スポーツ
大みそか参戦ほぼ決定 芸能人対決 金子賢vs押尾学
2006年10月10日 15時00分
特集
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岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
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野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
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豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
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宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
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元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分