スポーツ
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スポーツ 2017年12月13日 22時02分
【新日本】1.4大乱戦必至!ケニー・オメガがサプライズ来日のジェリコと連日大乱闘!
11日に行われた新日本プロレス福岡国際センター大会で、試合を終えたケニー・オメガに、来年1月4日東京ドーム大会での対戦が決定している“世界のスーパースター”クリス・ジェリコからビデオメッセージが流される。「どちらが世界最高か決めよう。首を洗って待っていろ」 ジェリコが挑発する言葉をゆっくりと連呼し、メッセージは終了。場内が暗転すると、ケニーの背後にジェリコの姿が!ケニーが気づいたと同時にコードブレイカーを炸裂させてケニーはKO。ジェリコは攻撃をさらに続けて、ケニーが持っていたIWGP USヘビー級王座のベルトで頭を殴打すると大流血。ジェリコは傷口にパンチの連打から再びコードブレイカーでケニーを葬り、ヤングバックスが救出に入ったところで退散。“ALPHA CLUB JERICHO”のタンクトップを着たジェリコは、バックステージでも灰皿をぶちまけるなど大荒れで、ノーコメントのまま、待たせたタクシーで会場を後にした。 翌12日。前日の結果を受けて新日本プロレスは、1.4ドーム大会でのIWGP USヘビー選手権試合<王者>ケニー・オメガ 対 クリス・ジェリコ<挑戦者>を、ダブルメインイベント第1試合として行うことを発表。ダブルメインイベント第1試合とはいえ、新日本プロレスの東京ドーム大会の歴史を紐解いてみても、外国人同士の対決(しかも初対決)がこのポジションで実現するのは画期的なこと。ダブルメインイベント制に異を唱える内藤哲也や、1.4ドーム大会では8大会ぶりにラスト2試合から漏れた棚橋弘至の心中は穏やかではないだろうが、新日本プロレスのナンバーワン外国人と、今世紀に入ってWWE以外のリングで試合をしていない世界のスーパースターとのドリームマッチは、世界中に新日本プロレスの名を轟かせる大チャンス。世界戦略を掲げている新日本にとって、年間最大のビッグマッチの“サブトリ”に相応しいカードである。 福岡から一夜開けた都内の明治記念館では、前日のダメージがまだ残る包帯を巻いたチャンピオンのケニーから会見に臨み、「WWE 対 新日本プロレスということも、もう一切関係ない。これは二人の真の男が、どちらかが最強かを決める闘いになる。とても大きな人生を賭けた勝負になる。ダブルメインイベントと発表があったが、メインイベントを獲得したナイトーにとって大切な一日を台無しにするかもしれない。これはもう個人の闘いではない。自分がここで犯したミスがあるとすれば、自分自身のクリス・ジェリコに対する尊敬の念というものを見せてしまったことだ。もう人としてのクリス・ジェリコに尊敬の念を持つことはできないね。クリス・ジェリコ、おまえは“真のケニー・オメガ”を覚醒させた。まだ、新日本プロレスに来てからは見せたことがない“真のケニー・オメガ”をここで見せることになるだろうな」とジェリコへの思いを断ち切り、今まで新日本マットでは見せたことがない姿を見せることを予告して、会見を切り上げた。 続いて、ジェリコが登場。前日とは打って変わり、落ち着いた口調で「昨日、すべての想いはリングの上でぶつけたつもりだよ。あの攻撃で自分自身も満足したし、自分がどれだけケニーよりも上回っているか?ということがよくわかった。そして、あの光景を見た誰もが自分自身の力を理解しただろう」とコメント。そして、質疑応答に移り、話し始めようとした瞬間、隙をつく形でケニーがジェリコを襲撃。頭部への攻撃を気にしていたジェリコだが、会見に使われた机をひっくり返してケニーに当てるなど一歩も引かず、ジェリコとはかつて日本でタッグ王者を戴冠している外道、ロッキー・ロメロ、タイガー服部レフェリーが2人を分けると、ケニーは退場。怒り心頭なジェリコは司会者のマイクを強奪。「この試合は、新日本プロレスがいままでには見たことがないような試合になる。七ツ星の試合にはならない! 真の闘い。戦争だ!そしてアルファ 対 オメガの闘いだ!自分自身、もう日本には何度も来ているが、この1月4日の東京ドームの試合が、自分のキャリアとして最高・最大の試合になる。だから絶対にまばたきせず、この試合を観てくれ!こんな試合、もう二度とないぞ! 1月4日東京ドームは唯一無二の試合になる!1月4日はケニー・オメガの東京ドームでのラストマッチ、新日本プロレスで最後の試合だ。ぜひ見に来てほしい」とまくし立てると、帰り際、マスコミのノートに「KENNY OMEGA LAST MATCH」と書き残し、「ラストマッチだ!」と吠えて、その場でノートを破り捨てると、暴言を叫びながら会場を後にした。 このカードが決まったとき、WWE時代のジェリコの闘いぶりから、荒れた試合というより、両選手のベースでもあるジャパニーズスタイルに、カナディアンでアメリカンなエッセンスが散りばめられた、高度なテクニック合戦が見られるのではないかという期待感があった。しかし、ジェリコがケニーを上回るヒールファイトを仕掛けて来たことにより、ケニーの中にあるヒール魂にも火がついたのではないだろうか。ケニー率いるバレットクラブは本来、ヒールユニットだったが、最近では“ゆとり系”ヒールの感じが否めなかったのも事実で、現に新日本マットでヒールのポジションをブレずに続けているのは、鈴木軍だけ。ジェリコとの試合がキッカケとなり、バレットクラブが再び新日本マットの最大ヒールユニットになる可能性もある。 個人的にはHHH 対 ショーン・マイケルズのような試合を期待したいが、果たしてどうなるか?今回のドーム大会のチケットは、近年で最速の売り上げを見せており、前売り完売も見えてきたという。ブシロード体制になってからひとつの目標にして来た実数3万人突破も夢ではない。週末開催となる2019年、2020年には5万人の動員を目指しているだけに、世界中が注目するカードと、日本中が注目するメインイベント、IWGPヘビー級選手権試合<王者>オカダ・カズチカ 対 内藤哲也<挑戦者>の2大カードで、東京ドームのスタンドを埋め尽くしたい。取材・文 / どら増田カメラマン / 広瀬ゼンイチ
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スポーツ 2017年12月13日 22時01分
アイスホッケー女子・スマイルジャパン いざ、メダル獲得へ
来年2月の平昌オリンピックに出場する日本代表メンバーが発表された、アイスホッケー女子「スマイルジャパン」。現在は12日からフィンランドで行われるプレ・オリンピックカップに向けて、現地で調整を進めている。■決して簡単ではない五輪での戦い6日のメンバー発表会見で、山中武司監督は「格上の相手に対し、守備で計算の立つ選手を選んだ」と、キャプテン・大澤ちほやベテランの久保英恵ら、2014年のソチオリンピックにも出場した14名を含むメンバーについてコメントを残している。 初めて予選を突破し出場を果たしたソチオリンピックでは、ロシア・スウェーデン等と対戦し、世界ランキング上位国を相手に5戦全敗と、世界との実力差を見せつけられる結果に終わった。そして、平昌オリンピックでは、今回も世界ランク上位のスウェーデン・スイス、開催国・韓国と同グループになるなど、今回も劣勢に立たされることが予想される。それでも、前回のソチ大会からの4年間、スマイルジャパンはしっかりとした足跡を残し続けてきた。■成長に裏打ちされた自信と共に ここまで、世界ランキングは過去最高となる7位にまで上り、今年2月の苫小牧で行われたオリンピック最終予選は3戦全勝で出場権を獲得、同月の札幌アジア大会では圧倒的な強さを発揮し、初優勝を飾った。世界選手権でもヨーロッパの強豪国と凌ぎを削り、来年のオリンピック本大会への自信と手ごたえを掴んだ。山中監督は「スピード、パスワーク、運動量に磨きをかけ、果敢にチャレンジする」と語っており、五輪での初勝利を視野に入れている。 女子日本代表は今月24日からロシアと、来月にはドイツ・チェコと、何れも国内で強化試合を行い、最終調整に入る。 今年2月、苫小牧でのオリンピック最終予選、ドイツ戦に勝利し、2大会連続となる出場権獲得後、キャプテンの大澤は「これからも私たちは進化し続けます」と力強く語り、意欲をみせた。その言葉通り、来年2月平昌のリンクで、進化を遂げたスマイルジャパンは溢れるような笑顔を見せてくれるはずだ。日本アイスホッケー史上、オリンピックで初めての「メダル獲得」という偉業と共に。(佐藤 文孝)
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スポーツ 2017年12月13日 16時00分
相撲界・テレビ界が泣き笑い 横綱・日馬富士の引退余波
大相撲の横綱・日馬富士(33)が、平幕・貴ノ岩(27)を殴り、ケガをさせたとされる暴行事件は、現役横綱の電撃引退という想定外の幕引きが図られた。日馬富士が自ら引退を選択した背景には、日本相撲協会からの引退勧告が出る前に、品格を問われる最高位の横綱としての責任のとり方を優先したためだ。今後の日馬富士の処遇だが…。 「協会は、自ら引退を決意した日馬富士への処分は何も求めないとしている。問題は傷害の容疑で本格的な取り調べを始めた鳥取県警察本部の動きです。まさか“横綱が引退、はいそうですか、これで終了”というわけにはいかない。県警のプライドもある。また、貴乃花親方のあの頑なな態度から推測すると、立件の可能性はかなり高い」(事情通) そんな中、日馬富士の動向を静かに窺っているのがプロレス界だという。 「某プロレス団体幹部が水面下で日馬富士への接触を狙っているんです。デビューした場合は、もちろんヒールですよ。キラー・カーン2世を襲名するなんて話もファンの間で盛り上がっている」(プロレス関係者) すでに角界追放の声も囁かれる日馬富士。仮にプロレス界に転身した場合の契約金だが、最低でも1億円以上にはなるという。 「テレビ朝日と近いプロレス団体が声を掛けているんです。最近、何かと話題のAbemaTVがスポンサーとなり、プロレス中継を独占するというんです。元SMAPの香取慎吾や稲垣吾郎、草なぎ剛らが3日間で記録した7200万視聴を超えているAbemaTVが後ろ盾になれば、1億円なんてたいした金額ではないですよ」(業界事情通) もっとも、今回の日馬富士暴行事件で割を食ってしまった人たちといえば、各部屋に所属する力士たち。恒例となっている民放テレビ局の年末年始特番の出演を辞退せざるを得ない状況に追い込まれているのだ。 「テレビの出演料は貴重な臨時収入になるんです。ギャラは地位で決まる。横綱なら1時間で200〜300万円。大関で120万円〜、関脇・小結は50万円〜といったところです。テレビのギャラは親方も黙認で、そのまま力士の収入になるため、皆、喜んで番組に出たがる」(某部屋の親方) 並行して、テレビ局のスタッフも同様に頭を抱えている。 「年末年始に力士は欠かせない。スポーツ特番などが定番となっており、力士はテレビ映えするからです。当然、同じモンゴル出身の横綱白鵬なんかは、当分、テレビに出られない。厳しいですよ」(制作会社プロデューサー) 今回の暴行事件で、いったい誰が得をしたのか? あの親方の顔だけが浮かぶのは考えすぎだろうか。
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スポーツ 2017年12月12日 16時00分
貴乃花親方が次に狙う「白鵬の首級」
暴行事件が表沙汰になっておよそ半月。ついに横綱日馬富士(33)が引退した。 11月29日に福岡県太宰府市内で行われた引退会見は、横綱ならではの潔さに溢れていたが、同時に恨み節も随所に見受けられた。殴って頭部を負傷させた貴ノ岩(27)について聞かれても、 「礼儀と礼節を忘れず頑張ってもらいたい」 と悪びれずに答え、ひと言も詫びの言葉はなかった。 涙を拭きながら会場に現れた師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は、詰めかけた150人もの報道陣の前でもっともストレートに感情を露にしていた。 「私は全部、筋を通してやってきました。(暴行があったと聞いて)すぐ謝罪もしました。電話でもしました。キチンとしました。なぜこういうことになったのか、ただただ、不思議というか、残念でなりません」 と、唇を噛み締めた。 この師弟の怒りにも似た苛立ちの向こうにいたのは誰か。改めて言うまでもない。被害者の貴ノ岩の師匠、貴乃花親方(45)である。事件発生以来、相撲協会にも届け出ず、すぐさま鳥取県警に被害届を提出。その後は強硬姿勢を貫き、謝罪に応じず、ひたすら事を大きくしていったのだから。 手塩にかけて育てた弟子を失った伊勢ケ浜親方が、残念がる気持ちも分からないではない。しかし、こうして日馬富士のクビを取ったことで、貴乃花親方の鬱憤は晴れたのか? 貴乃花一門の内情に詳しい元力士は、「とんでもない」と前置きし、次のように語った。 「貴乃花親方は、もっと大きなものを狙っている。おそらくそれを果たすまでは闘うことを止めませんよ」 声をひそめて明かした“もっと大きなもの”とは、なんと先の九州場所で前人未到の通算40回目の優勝をやってのけたばかりの白鵬(32)のクビである。 「暴行事件の現場に、白鵬もいたのは事実です。しかも、事件の発端となったのは、白鵬が貴ノ岩に行った執拗で長い説教。このため、貴ノ岩がうんざりしてスマホを取り出したところ、その態度に怒った日馬富士が殴りかかったというのが事件のあらましです。だから、貴乃花親方はある意味で『白鵬も同罪』と強く思っているんです。これは日馬富士と貴ノ岩の、単なる喧嘩ではない、白鵬の責任もちゃんと問わなければいけない、と…」(同) 暴行事件の輪はもっと広いのだ。それにしても、貴乃花親方は、どうしてこんなにも白鵬のクビにこだわるのか。貴乃花親方と白鵬は、どちらも平成を代表する大横綱でありながら、知る人ぞ知る犬猿の仲。貴乃花親方が部長を務める巡業部関係者は、そのただならぬ関係を次のように語る。 「貴乃花親方の白鵬嫌い、もっと言えばモンゴル人嫌いは徹底しています。彼らがすれ違い様に挨拶しても無視しますし、朝稽古で白鵬や日馬富士らが稽古を始めると、サッと席を立ち、どこかへ行ってしまいます」 さらに衝撃の事実を明かすのは別の巡業部関係者だ。 「巡業の際、力士たちはバスで移動するんですが、途中のパーキングエリアで休憩して出発する時、白鵬がちょっと手間取っていたのに、貴乃花親方がバスの運転手に『行け』と命じ、置き去りにしてしまったんです。これにはさすがに白鵬も色をなし、『まだ出発時間の5分前なのに、なんでこんなことをするんだ』と、ものすごく怒ったそうです」 気になるのは、この不仲のもとだ。貴乃花親方がこんなに白鵬を毛嫌いしている原因は何なのか。協会関係者は次のように分析する。 「一番大きいのは、相撲に対する価値観の違いでしょう。貴乃花親方は現役時代から相撲に対して真摯に向き合い、その日の勝ち負けを超越した、まるで生きる道を探る求道者のように邁進してきました。ところが、モンゴル人力士たちはみんな、どんないい相撲をとっても負けたら1銭にもならないとばかり、ひたすら目の前の勝ちにこだわります。だから、実績十分の白鵬ですら、張り手、ヒジうち、立ち合いの変化など、何でもありの相撲を取るんですよ。それが貴乃花親方には我慢ならないのでしょう」 九州場所11日目の嘉風戦で白鵬が自分から力を抜いて負けながら、土俵下で右手を挙げて物言いをつけ、1分以上も仁王立ちした相撲は、まさにその権化。貴乃花美学では、「あってはならないこと」なのだ。 もっとも、白鵬にもプライドがあり、やられてばかりではなかった。貴乃花親方に猛反撃したのは11月28日に福岡市内で行われた暴行の再発防止を訴える八角理事長の講話の時だった。 終わり際にモンゴル人力士が手を挙げて、 「一ついいですか。(貴乃花)巡業部長を代えてください。貴乃花親方が巡業に行くなら(3日から始まっている)冬巡業には行きたくない」 と直訴したのだ。このモンゴル人力士とは誰か…。非公開の場だったので明らかにされていないが、白鵬だったといわれている。 これが理由の一つとなり、2日後の理事会で貴乃花親方が冬巡業の派遣メンバーから外されることが決まり、実際に姿を見せていない。白鵬が一矢報いたことになる。貴乃花親方はまた、この理事会で貴ノ岩の事情聴取に応じることを約束させられるなど妥協を強いられたが、このまますんなりと事態が収束するとは思えない。どこかでまた盛り返し、混迷するはずだ。 果たして、貴乃花親方は白鵬のクビも取れるか。
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スポーツ 2017年12月11日 22時07分
「藤浪晋太郎がトレード要員」って本当?
藤浪晋太郎(23)が契約更改に臨んだのは、12月1日だった。今季は開幕から不振で、プロ入り初の二軍降格も経験した。4000万円ものダウン提示に対し、「本当に、妥当かな、と…」と答えただけ。1億2000万円でサインした。3勝5敗(11試合)、防御率4・12、“エース”として「物足りない」のひと言では済まされない大不振だった。「秋季キャンプでも、腕の振りについて色々と注意を受けていました。四死球連発で精神的にもまいってしまい、彼も言っていた通り、技術的な狂いを取り戻せませんでした」(在阪記者) そんな藤浪に対し、キナ臭い情報も飛び交っていた。「トレード要員」、長い不振から脱出できなければ、「環境を変えてやる」の名目で放出してしまう意見が出ているのだという。 来春キャンプで「レギュラー特権」を剥奪、つまり、先発ローテーション入りを前提としたマイペース調整は認めない。他投手と一軍当確を争い、オープン戦で結果を残せなければ、二軍に行ってもらうというもの。この時点で復活の兆しが見られなければ、他球団放出となるのだそうだ。「いや、金本(知憲=49)監督が就任する直前でした。15年シーズンが終了してすぐ、藤浪は地元メディアのインタビューを受け、近年続いていたシーズン終盤での失速について答えています。ベンチ全体が暗い雰囲気になること、選手が下を向いてしまう現状を変えたいと訴えていました。そのときのインタビュアが矢野燿大二軍監督ですよ。矢野氏のコーチ入閣はもちろん、金本監督の就任の話すらまだ出ていなかった時期でした。矢野氏はコーチ入閣と同時に藤浪の向上心の高さを金本監督に伝えています。金本監督は打撃陣の強化ばかりを話してきましたが、藤浪をチームの中核に据えるつもりでした」(球界関係者) こうした否定コメントも聞かれたが、今オフは大型トレードが成立しやすい状況にもある。まず、埼玉西武の山川穂高(26)がアヤシイ。山川は契約更改で提示された金額が自分の予想を大きく下回るとし、「予定している額よりも下ならば、絶対に(印鑑を)押さない」と憤っていた。今季の山川は規定打席には届かなかったものの、打率2割9分8厘、23本塁打、61打点を挙げた。2位争いの佳境となった9月からは4番を任されており、「チームに貢献できた」との思いも強かった。提示額が前年度年俸の1600万円からの倍増に届かなかったとされるが、西武球団はカネでモメる選手がいちばんキライなのだ。チームとして保留者が出たのは7年ぶり、7年前の保留者だった中島宏之、涌井秀章は、最終的にチームを追われている。たとえ主力であっても、「どうぞ、出て行ってください」の空気を作られたら、新天地を探すしかないだろう。 また、ブキミなのが北海道日本ハムだ。栗山英樹監督(56)はペナント奪回には中田翔(28)の復活が不可欠とし、打順を2番に変える私案を話していた。中田は最後までFA宣言をするかどうかで迷っていた選手だ。「日ハムはGM制が機能しているチームであり、選手の補強、編成の権限はフロントにあります。糸井嘉男をトレード放出したのは、契約更改の席でメジャー挑戦の意向をいきなり切り出し、年俸面でもモメたからとされています。栗山監督は糸井放出を全く聞かれていませんでした」(前出・同) こうした前例を考えると、栗山監督はこの時期にあえて中田の名前を挙げることで、フロントに「彼を放出しないでくれ」と訴えていたのかもしれない。 藤浪を放出するとしたら、獲得する側の球団もそれ相応の選手を出さなければならない。思えば、藤浪は二刀流・大谷翔平の同級生であり、プロ入り当初は甲乙つけがたいライバルと目されていた。この2年間の不振で大きく差をつけられてしまったが、投手としての将来性はメジャースカウトも認めていた。突き放すことで「這い上がって来い」と厳しく指導するのも間違ってはいないが、2年続けての不振であり、阪神首脳陣は救いの手を差し伸べてもいいのではないだろうか。「コーチが『ここが悪いから、こう直せ』というのは簡単。本人が気づかなければ、本当の意味での弱点克服とはなりません。それができず、気づかないまま辞めていく選手が圧倒的に多いんですが」(プロ野球解説者) ライバルに水をあけられた藤浪が復活できなければ、トラの優勝はない。
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スポーツ 2017年12月11日 22時06分
【KNOCK OUT】不可思が“山本KIDを破った男”に激勝!折れた前歯を那須川天心が届ける
『KING OF KNOCK OUT 2017』▽10日 両国国技館 観衆5,100人(札止め) 昨年12月にTDCホールでプレ旗揚げ戦を行ったキックボクシングイベント『KNOCK OUT』が僅か1年で両国国技館大会を開催する大勝負に出た。結果は当日券も含めてチケットは完売。5000人を超えるファンが両国に集まり、会場は熱気に包まれていた。 引退を撤回した町田光がハイキックで復活KO勝利を収めた試合に始まり、石井一成が能登龍也にリベンジ、水落洋祐が圧巻の試合を見せ、那須川天心戦に王手をかけていた小笠原瑛作は、高橋亮相手に大苦戦。何とかドローに持ち込んだものの、天心戦は遠のいてしまった。新日本キックボクシングの重森陽太と江幡塁はKNOCK OUTのリングでインパクトを残すことに成功。 メインでは8名の強豪選手が参加し、今年4月から激闘を繰り広げてきた『KING OF KNOCK OUT 初代ライト級王座決定トーナメント』の決勝が行われ、ここまでKNOCK OUTの大会を皆勤出場してきた森井洋介が、新日本キックの勝次を左フックでKO。森井はトーナメント3試合の全てをKOで勝利を収め、最高の形で初代王者に輝いた。伝説のキックボクサー藤原敏男、小林聡の遺伝子を持つ森井の強さが際立った決勝戦。試合後リング上では涙ぐんだ森井だが、「人生をかけたトーナメントだったので、凄く嬉しい。外国人でも日本人でも強い挑戦者と防衛戦をしてベルトの価値を高めていきたい」とイメージカラーと同じ白い新しいベルトを巻きながら目を輝かせた。 いろんなドラマが渦巻いていた両国大会の中で、大会場を意識した闘いを見せたのが、第5試合で行われた、KNOCK OUTの“色男”不可思と、総合格闘家で2008年には山本KID徳郁を破り、2014年にはアメリカのUFCに進出し初戦で初勝利を収めた経験を持つ、金原正徳の一戦。入場から両選手の色気が会場を魅了。不可思は髪の色をイメージカラーである赤に染め上げ、ゴールドがイメージカラーである金原との赤と金の対決は、2階席から見てもわかりやすく、試合後も「赤い選手がカッコ良かったね」と話しているファンの声を聞くことができた。これはKNOCK OUTが旗揚げ以来掲げてきた“わかりやすさ”を選手が理解している証。これまで、その辺までセルフプロデュースしていたのは、那須川天心だけだったということを考えると、KNOCK OUTの1年間は選手たちを大きく成長させた。「不可思選手は、やり難かったと思います」 小野寺力プロデューサーが、試合後の総括でこの試合についてコメントしていたが、その言葉の通り、序盤は金原がキックボクシングとは異なるリズムで、試合のペースを不可思に渡さない。むしろ、不可思は顔面に金原のパンチをもらい続ける展開に。しかし、3Rに入ると、足に古傷を抱えている金原に対して打ちまくっていたローキックの効果が見え始め、金原のペースが崩れていく。戦前「不可思選手は昔の自分に似た野心を感じる。昔の自分と闘ってみたいと思った」と不可思戦を希望した理由について話していた金原は、最終ラウンドまで放ち続けた不可思のローやミドル、ハイキックに苦悶の表情を浮かべながらも、最期までダウンしなかったのは、かつての自分に対する意地もあったのだろう。 判定は49-48・49-47・49-47と3-0で不可思が勝利した。 試合後、場内のビジョンにて、来年2月12日に開催する大田区総合体育館大会より『初代スーパーライト級トーナメント』を開催すると発表。出場決定選手として、不可思、前口太尊、水落洋祐、健太、山口裕人の5選手が発表された。その他3名の選手は後日発表される予定だが、金原や10月の後楽園ホール大会で水落と大激闘を繰り広げた鈴木博昭らの参戦が期待される。 試合後、不可思は「さすがだなと思いました。強かったです。距離のタイミングがつかめなかった。今日は100点中3点。負けない自信があったので、途中まで付き合ってしまったのがダメでした。でも、あのまま蹴り続けていれば勝ったと思うんですよ。最後のラッシュはお客さんが喜ぶかなと」とコメント。顔面に傷跡を残すことが珍しい不可思の額には大きなタンコブが。「これと歯をやられました」と半分欠けた前歯を笑いながら見せていたが、会見が終わると「放送席まで飛んで来ました」とこの日、テレビのゲスト解説をしていた那須川天心が折れた歯を届けて来た。「ライト級の白いベルトは獲れなかったけど、スーパーライト級のトーナメントは優勝してベルトを赤く染め上げてやりますよ」 来年に向けて、不可思はさらに目をギラつかせながら、インタビューブースを後にした。不可思を見ているとKNOCK OUTの闘いを通じてビッグになってやろうという強い野心を感じる。金原がかつての自分と重ねて挑戦表明したのは、そこに魅力を感じたからである。スーパーライト級のトーナメントでは、不可思がスターになるための足掛かりになるような活躍をして、KNOCK OUTのステージを森井とともに引っ張ってもらいたい。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2017年12月11日 22時05分
【オリックス】「治ったのは運じゃない」山崎福也、地元イベントで小中学生に感謝
オリックスの“イケメン左腕”山崎福也が、9日、地元の埼玉骨髄バンク推進連絡会が主催する『第26回「いのちを考える」読書感想文コンクール表彰式』(彩の国すこやかプラザ)にゲスト出演した。 このコンクールは、「小中学生に年に1度でいいから“いのち”について考えて欲しい」という主旨のもと、子どもたちが“いのち”について考えるきっかけとなる課題図書を読み、応募された感想文の中から特別賞、優秀賞を選考。毎年表彰式を行っている。 今年は課題図書のひとつに、山崎がモデルになっている『甲子園がくれた命』(中村計 著)が選ばれ、特別賞と優秀賞(全12名)の中から『甲子園がくれた命』を題材にした感想文が3作品も受賞したことから、ゲスト出演した。 山崎は日大三高への進学が決まっていた中学3年生のとき、母親の進言により受けた全身検査で、約4センチの脳腫瘍が見つかり、当時の生存率は10パーセントという厳しい状況の中、6時間に及ぶ手術に耐えて、2008年の春、腫瘍の全摘出に成功。その後、甲子園に出場、明治大学に進学し、大学ナンバーワンピッチャーとして、2014年ドラフト1位でオリックスに入団。今季はプロ初完封勝利も挙げている。「話すのは苦手なんですよね」 照れ笑いを浮かべながらこう話す山崎だが、昨年のオフに京都府内の小学校で行われた『夢の教室』で、「さっちゃん先生と呼んでください」と生徒に呼びかけてからはじめた、自身の闘病経験をもとに行った授業の評判が良く、今年は5日に、岡山県内小学校で講演を依頼されている。今回は、自身の経験を小中学生が感想文にして、朗読をしてもらえるという初めての機会だっただけに、山崎本人も熱心に作品を読みながら、耳を傾けている姿が印象的だった。『福也君が教えてくれたこと』で優秀賞を受賞した杉山航平君(所沢市立向陽中学校3年生)は、小中学校ともに山崎の後輩にあたり、小学校の頃は山崎と同じ新所沢ライノーズに所属。現在も硬式野球のクラブチームの一員として野球に励んでいるという。これには山崎も嬉しかったようで、笑顔で話しかけていた。 表彰式終了後、小中学生の質疑応答やサイン、写真撮影にも気軽に応じていた山崎だが、最後に「埼玉といえば西武ライオンズのイメージが強いですが、きょうをキッカケにオリックスのことも少し知ってもらえればと思います」と話すと会場が笑いと拍手に包まれた。「最近はずっと野球のことしか考えていなかったので、10年前に手術を受けたときの気持ちを思い出しました。『頑張るときは いつも今』で埼玉県知事賞を受賞した甲斐迅翔君(越谷市立東越谷小学校4年生)朗読で「治ったのは運じゃない」って言ってたじゃないですか。ホントその通りなんですよ。運じゃなくて周りの人たちに恵まれたんです。僕はあの頃から今までいろんな人に支えられてるんだなって。いろいろと思い出させてくれました。昔の気持ちに戻ることができただけでも、きょうこのコンクールに出られて良かったです」 今後も経験を話すことで役に立てるのであれば、講演活動も少しは続けていきたいという山崎だが、もちろんマウンドでの活躍が同じ病に苦しんでいる人たちに、最も力や希望を与えることを理解している。来季は心機一転、背番号も「17」から「0」になり勝負の年になるに違いない。今度は「さっちゃん先生」の奇跡の先を見せて欲しい。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2017年12月11日 22時04分
【DeNA】球団ドキュメンタリー映画舞台挨拶で、今永&桑原がキャプテン筒香を語る
横浜DeNAベイスターズ公式ドキュメンタリー映像作品『FOR REAL−必ず戻ると誓った、あの舞台へ。−』(金澤佑太監督)が、9日に横浜ブルク13で公開初日を迎え、エース今永昇太とリードオフマン桑原将志が舞台挨拶を行った。 球団は2012年から2014年までの3シーズン『ダグアウトの向こう』シリーズを制作。普段ファンはもちろん、報道陣も見ることができないロッカールームなどバックステージにカメラを入れることで、プロ野球の世界に潜む喜怒哀楽を鮮明に映し出すことに成功。「ここまで映すのか?」と業界内外に衝撃を与えた作品となった。 昨年より『FOR REAL』として復活した最新作は、2月の春季キャンプから、公式戦はもちろん、激闘続きだったクライマックスシリーズや日本シリーズの裏側を、キャプテンの筒香嘉智、クローザーの山崎康晃を2本の柱にしながら、全選手、監督、コーチだけではなく、裏方のスタッフも随所に登場し、プロ野球の世界ならではのドキュメンタリー映像作品として仕上げている。 会場には約400人のベイスターズファンが詰めかけ、熱気がムンムン。挨拶に立った今永は「ここまで撮られているとは…来年は気をつけます」とコメントすると、桑原が「1年間の喜怒哀楽が凝縮されている。見返すといろいろな思いが甦りますね」と続けた。劇中、桑原がロペスにいたずらを仕掛けられる場面があるが、「いたずらといえば筒香さん。筒香さんはいたずらしかしないんですよ。風呂でそっと近づいてきて、背中を思い切り叩いたり(笑)」と筒香のいたずら好きを暴露。しかし、「でも、試合中は隣のポジションなので声をよくかけてもらってます」とフォローするのも忘れなかった。今永も「筒香さんは自分が苦労していても、チームのため、プレイヤーのために動いてくれる。苦しいときに相談に行ったら、不安を消すような練習方法を教えてくれました」とこの作品で重要なポイントとなっているキャプテンの気遣いに感謝していた。 最後に、ファンに向けて今永が「応援は力、来年も応援してもらえるような選手になります」と話し、桑原は「今年は応援ありがとうございました。来年も厚い声援、よろしくお願いします」と締めくくり、場内からは熱い声援が送られた。取材・文 / どら増田カメラマン / 萩原孝弘
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スポーツ 2017年12月08日 22時02分
限りない未来と期待を背負い 清宮幸太郎に見る夢
5年間、日本球界を席巻した「二刀流」大谷翔平と入れ代わる形で北海道日本ハムファイターズの一員となった清宮幸太郎。高校通算歴代最多となる111本を放った超大型新人は、はやくもシーズンオフの主役の一人として堂々たる存在感を示している。■「規格外」の数字を超える期待 先月行われたイベントの中で、目標とするホームラン数を問われた際には、迷わず「60本」と答えた清宮。日本人では今なお未到達の領域ではあるが、彼の未来にはその数字ですら実現する姿を想像してしまう。魅せてくれるのは、ライナーでスタンドに突き刺さる打球か、もしくは、滞空時間が長く放物線を描きながら場外へ消えてしまうほどの飛距離のアーチか。いずれにしても、日本中の多くのファンの期待を裏切らぬ、華やかなスラッガーとしての成長を見せてくれるはずだ。 そして、それ以上に注目したいのが、一年目からの出場試合数だ。 高卒ルーキーがプロの世界で好成績を残すことは容易なことではなく、昨今、投手では松坂大輔や田中将大、藤浪晋太郎等は、年間を通して先発ローテーションでの活躍が見られたが、野手での常時出場はとなると、極めて稀と言っていい。高卒野手でレギュラーとなり規定打席に到達したプレーヤーは、1988年の立浪和義まで遡らなければならず、平成に入ってからは、未だに成し遂げた者はいない。あの松井秀喜でさえも、一年目はプロの壁にブチ当たり、シーズンの半分はファームが居場所となっていた。 だが、前例の少ない一年目からのレギュラー獲得ではあるものの、難題はより一層、ゴールデンルーキーを輝かせる要因になる筈だ。球場に足を運ぶ観客は、常に彼の一挙手一投足を観ることが出来、目の前には躍動する姿がある。それこそが、プロスポーツを観戦するもっとも至福の時間たり得る。■「新しい背番号」とともに 球団からの期待を込められ、背負うこととなった背番号は『21』。従来、投手のエース級が背負ってきた数字を与えられた理由として、様々な意味があると伝えられた。 その一つとして、これまでの野球界の枠にとらわれない選手になってほしいという願いが込められているという。そして、その思いを現実にできる資質は間違いなく備わっている。もはや、誰もが視線をそむけることが出来なくなった「金の卵」は、まさにあらゆる常識を覆すために生まれたといえるかもしれない。 清宮幸太郎、はやくもパ・リーグの、いやプロ野球の新しい「顔」として眩いばかりの光を放ち始めている。
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スポーツ 2017年12月08日 22時00分
4番候補の強奪!ゲレーロ獲得で巨人が被る代償
マネー戦争は「巨人の勝ち」となりそうだが、その代償も高くつきそうである。 今オフの目玉、ナンバー1助っ人が動くということで、前中日のアレックス・ゲレーロ(31)の去就に注目が集まっていた。 2017年、来日1年目で本塁打35、打点86を稼いだが、ゲレーロが中日サイドに突き付けた残留条件は「複数年契約と年俸3億円以上」。同年の推定年俸が1億5000万円だから、倍増だ。中日の説得は実らず、交渉解禁と同時に巨人が口説き落とし、「近日中にも正式発表」と伝えられている。 しかし、このゲレーロ争奪戦で本命視されていたのは福岡ソフトバンクホークスだったはず。ソフトバンクはゲレーロ側と接触すらしなかったようである。「ソフトバンクが参入すると聞いたので、ゲレーロに提示する条件を引き上げたんです」 巨人の関係者はそう打ち明ける。これに対し、パ・リーグに詳しいプロ野球解説者は「獲得を検討したところまでは間違いないが、実際には動かなかった」と否定していた。「優勝しても補強は積極的に行うというのが、ソフトバンクの方針です。デスパイネとゲレーロが並べば、本当に凄い強力打線になっていたでしょう」(前出・プロ野球解説者) 巨人は「3年15億円」でゲレーロを口説き落としたという。ソフトバンクは12球団でもっとも資金力があるチームだ。今季で退団した松坂大輔に「3年12億円」を払ってきたわけだから、巨人以上の条件を提示するのは十分に可能だったはす。ソフトバンクはこのマネー戦争からリタイアしていたと見るべきだろう。「デスパイネに配慮したようですね。いや、『デスパイネの背後』にも気を遣ったんでしょう。そもそも、デスパイネはキューバ政府と契約して獲得した選手です。ゲレーロもキューバ出身ですが、彼は亡命し、メジャーリーグを経験して今日にいたっています。デスパイネとは『3年12億円』で契約しているので、ゲレーロを獲れば自動的に、正規ルートで来日しているデスパイネのほうが下ということになってしまいます」(球界関係者) 野球王国・キューバの政府に配慮したというわけだ。 キューバ選手の獲得ルートにおいて、巨人は先駆者的地位を自負していたはず。2014年、巨人はキューバ政府による「国外移籍解禁」の第一号選手、フレデリク・セペダ(37)を獲得している。当時を知る関係者がこう言う。「キューバ政府が自国の野球選手を海外のプロチームに派遣してもいいと伝えてきたとき、巨人は『お願い』もされています。セペダを獲ってほしい、と。セペダはすでにピークを過ぎていましたが、キューバ国内リーグの象徴的存在でした。彼のメンツを立ててほしいとお願いされたんです」 巨人入りしたセペダは活躍できなかった。DeNAがその直後に獲得したユリエスキ・グリエルが活躍していただけに、「巨人は選手を見る目がない」とも野次られていた。それでも、セペダと翌15年も契約したのは、「キューバ政府に配慮すれば、将来、有望な若手をまわしてもらえる」と思ったからで、同時に、キューバ政府との関係を大事にしたいと判断したからである。正規ルートとは異なるゲレーロを獲得したことで、キューバ政府との関係に亀裂が入らなければいいのだが…。「来日2年目ともなれば、対戦チームだってゲレーロの研究をしてきます。苦手なコース、球種も分かっているはず」(前出・プロ野球解説者) 昨年オフ、NPB史上初となるFA選手の同時3人獲得を強行し、外部補強に頼りきったやり方に批判が集中した。鹿取義隆ゼネラルマネージャーは若手育成面を強化するプランも伝えていたが、今オフも前西武投手・野上亮麿(30)をFA獲得した。ゲレーロ獲得が正式に決まれば、先発投手と4番候補をまたもや外部補強したということになる。キューバ政府がゲレーロに大金を積んだ巨人のやり方をどう捉えるのだろうか。
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