スポーツ
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スポーツ 2017年10月07日 16時00分
「えっ、こんだけ?」高梨沙羅53勝でも意外な賞金額 平昌“金”に立ちはだかる貧困の壁
女子スキージャンプの高梨沙羅(20)の発言が注目されている。 サマーグランプリで個人総合6連覇を達成。5カ月後に迫った平昌五輪に向け、国内外で合宿を行っていくとも話していたが、その間、“買い物オバサン”にもなるようだ。 「オフに出演した『徹子の部屋』(テレビ朝日系)での発言がクローズアップされています。司会の黒柳徹子に、国際試合での優勝賞金額を聞かれ、高梨は正直に答えたのですが、黒柳がその安さに仰天したほどです」(体協詰め記者) 高梨は昨シーズン、ワールドカップ大会における最多勝利数の記録保持者となった。男女を通じ歴代1位の「53勝」をマークしたが、『徹子の部屋』で発言した通りであれば、賞金総額は2000万円に届いたかどうかといったところ。“栄光”が“大金”に直結しない“アスリートの宿命”だろう。番組では「大変ですねえ〜」と返されて終わりだったが、この話には続きがある。 「高梨は東京で一人暮らしをしており、基本的には自炊。食費もかなり切り詰めているんです」(関係者) 冷蔵庫を開けると、フキや豆などの煮物がキープされている。おばあちゃんに教わったお手製とのことで、買い物も自分で行く。その買い物の仕方が、完全に“オバサン”なのだという。 「閉店間際のスーパーに駆け込んで、値引きになった食材を狙い打ちしている(笑)。普通、20歳前後の女の子が立ち読みするのはファッション誌ですが、高梨の場合は料理本なんです。栄養学の勉強もしていて、値段はもちろんですが、食材に表示された産地や成分にも目を通し、鶏ササミに梅肉やチーズを挟んだものなど、手の込んだおかずを作っているそうです。海外合宿でも、閉店間際のスーパーに飛び込んでいますよ」(同) アスリートにとって、食生活の管理は欠かせない。庶民的な買い物には好感が持てるが、高梨には五輪後にやってみたい夢があるそうで、「値段を気にせず、お寿司をお腹いっぱい食べたい」と言う。以前、体重不足で失格になったのは、賞金不足からくる空腹が原因か? 北海道上川郡上川町は「ラーメン日本一」を堂々とPRしている。実はここが高梨沙羅の出身地だ。大好きなラーメンをお腹一杯食べさせてあげたい。
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スポーツ 2017年10月07日 09時00分
巨人が清宮1位指名 同時に浮上した原辰徳監督再々登板
巨人はクライマックスシリーズ(CS)出場を逃し、2006年以来11年ぶりのBクラスが確定した。「4位以下でも続投」との内示を得ていた高橋由伸監督(42)ではあったが、CS進出を逃したことで、混乱は避けられない状況だ。 布石はあった。9月26日のヤクルト戦の試合前、普段は打撃ケージ裏で練習を見守る高橋監督が練習に姿を現さなかったことで、一時騒然となったのだ。これは、就任2年目にして初の事態である。 通常であれば、チームは10月に入るとすぐに戦力外通告を行わなければならない。そのため鹿取義隆GMらと来季チーム編成について話し合っていたというが、額面通りには受け取れない。ベテラン巨人担当記者は、このように分析する。 「これは2年連続で優勝を逃したシーズンにはお決まりのパターンで、後から振り返ると“あの日が解任を通告された日だった”という可能性が高い」 戦力外通告は選手たちだけでなく、首脳陣も同じだ。早めに通告しなければ、再就職先が見つかりづらい。もっとも、巨人が首尾よくCSに滑り込み、日本一を獲得すれば、高橋監督の首はつながったのだが…。 ところがここで、新たな問題が浮上した。10月26日のドラフト会議である。巨人はこれまで社会人No.1左腕の田嶋大樹(JR東日本)か、夏の甲子園で6本塁打を放った超高校級捕手の中村奨成(広陵)を1位候補としてきた。注目の清宮幸太郎(早実)は実力、人気とも申し分ないが、“ポスティングシステムを行使した上での移籍”がネックになっていたのだ。 清宮は9月22日の進路表明会見で「自分を厳しく成長させてくれる球団」を条件にプロ入りを表明した。早大進学を断念したのは、メジャーリーグに早期挑戦するためだ。そこで「12球団OK」の見返りに、ダルビッシュ有、田中将大同様に海外FA権獲得を待たず、5年前後でのポスティング移籍容認を要求しているという。プロ志望届け提出に伴い、今週中に巨人を含む獲得希望球団と面談を行い、その回答を確認した上でドラフトに臨むのだ。 巨人はこれまで、渡辺恒雄読売新聞グループ本社代表取締役主筆の「選手を売り飛ばすのは言語道断」の方針に沿い、ポスティング移籍は一切認めてこなかった。だが、岡崎郁スカウト部長は「こちらから何か言うことはないが、聞かれたことには答える形になる」とし、希望があれば清宮にポスティング移籍を約束する方針を示唆している。 「そこで大きな問題となるのが、今季沢村賞、MVPの最有力候補にも挙がるエース菅野智之(28)の存在だ。菅野もメジャー転身を希望しており、今季が入団5年目。海外FA権を得るのは4年後の2021年になる。32歳での渡米を覚悟していたが、清宮に“5年前後でのポスティング行使”を認めれば、菅野も黙ってない。だが、今の巨人から菅野が抜けたら、最下位争いに巻き込まれるのは必至。とはいえ『清宮はよくて菅野はダメ』とも言えず、巨人首脳は頭を痛めている。そこで思い当たるのは、ただ一人、菅野を説得できる“伯父さん”という展開だ」(巨人OBの野球評論家) 「3度目の原辰徳監督」が浮上したのはそのため。ドラフト会議で清宮の交渉権を引き当てることが条件だが、その日まで高橋監督の続投も含め、次期巨人監督はペンディング…。 巨人が清宮の交渉権を得て、早期ポスティング移籍を約束しなかった場合、清宮は早大に進学し、米大学への転校を模索するという。 一方、原氏のもとには、DeNAから次期監督要請があったという。南場智子オーナーはリーグ優勝7回、WBCでも世界一になった監督としての手腕を高く評価。そして何より、原氏は神奈川県出身。横浜スタジアムはまさしくホームグラウンドなのである。 「実は2年前に巨人監督を退任した際も、DeNAは監督に招聘している。しかし、読売本社の意向を忖度して思いとどまったのです。3年前に亡くなった原氏の父・貢氏が『巨人以外でも監督をして、指導者としての器を大きくしろ』と話していたこともあり、今回は機が熟していました。だが、急に断りを入れてきたそうです」(スポーツ紙デスク) 今季で2年契約が満了するアレックス・ラミレス監督の続投がようやく“当確”になったのはこのためだ。原氏が要請を蹴ったのは、3度目の巨人監督が視界に入ってきたからに他ならない。よしんば1年待っても、DeNA監督の椅子は保障されたも同然。焦る必要はサラサラないという判断か。 清宮入団に漕ぎ着け、かつ菅野を残留させるには、「原巨人」以外にはない。もっとも、清宮の1位指名を予定しているのは、オリックス・広島を除く10球団。確率はわずか10%。新旧監督の勝負運が試されている。
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スポーツ 2017年10月06日 18時00分
熱き侍たちが躍動!! メジャーリーグ Times 引く手あまたになりそうな牧田和久のメジャー挑戦
今オフ、西武・牧田和久のメジャー移籍が実現する可能性が高まっている。 牧田は以前からメジャー志向が強く、2014年オフに「将来、メジャーに挑戦したい」と明言。昨年の契約更改でも西武球団が2年契約を提示したのに対し、自ら1年契約を申し出た。 ノンプロの日本通運からプロ入りしたため、プロ入りしたのは26歳のとき。海外FA権取得は'19年になるが、球団がポスティングによるメジャー移籍を容認すると見られるため、大きな障害は見当たらない。■注目される理由 11月に33歳になる牧田がメジャー球団から注目される理由は次の5点だ。(1)メジャーにいないアンダースロー 最大の理由は、メジャーではお目にかかれないサブマリンであることだ。メジャーにはサイドハンドの投手は10人以上いるが、地面すれすれからボールを投げ込んでくるアンダーハンドの投手は、現在、皆無である。そのため、少なくても、メジャーの打者が球筋に目が慣れてくるまでの2、3カ月は、ハイレベルな活躍を期待できる。(2)外人打者に抜群の実績 牧田は投球が浮き上がる軌道になるだけでなく、タイミングを外す技術も高い。しかも、速球のスピードは130キロくらいしかないが、軌道を何通りにも動かして芯を外すため、外国人打者は打ちあぐねることが多い。NPBの外人打者に強いだけでなく、WBCでは2大会連続でクローザーを務め、見事な働きをしている。(3)どんな目的にも使える使い勝手のよさ 牧田はどんな使い方をしても、それなりの結果を残せる稀有な投手だ。一番フィットするのはセットアッパーだが、先発、ロングリリーフ、クローザー、ピンチの火消し役(対右打者)、中盤のリリーフと、どんな用途にも使える。この使い勝手のよさに、魅力を感じるメジャー球団は1つや2つではないだろう。(4)右打者に絶対的な強さ 牧田は右打者に強い。今季も左打者には2割8分4厘(打点13)と、けっこう打たれているが、右打者には2割1分4厘(打点3)と抜群の被打率をマークしている。これは、右打者に対してはスライダーが威力を発揮するためだ。メジャーのストライクゾーンは外側に広い。このため、スライダーは強力な武器になることが予想される。(5)無駄な走者を出さない 牧田は今季(9月21日時点)、61イニング投げて与四球がわずか4つしかない。メジャーではリリーフ投手の実力を示す指標としてWHIP(1イニング当たりの被安打+与四球)が重視されるが、牧田はこの数字がトップレベルの0.98(メジャーのリリーフ投手の平均は1.32)で、来季、アンダーハンドに不慣れなメジャーの打者相手に投げることを考えれば、さらにいい数字が出る可能性がある。■懸念材料(1)一発リスクが高い 最大の懸念材料は一発を食らうリスクが高いことだ。牧田はリリーフ専任になった今季、61イニングで被本塁打が4つある。速球系を高めに、変化球を低めに投げ分けて打者を幻惑するピッチングが持ち味なので、一発をある程度食らうことは致し方ないところだ。しかし、打者のパワーが桁違いのメジャーリーグでは、被弾数が10本くらいまで増える可能性がある。(2)奪三振率が低い 狙って三振をとれる球種がないので、クローザーには不向きだ。メジャーの打者が牧田の投球に目が慣れてきた場合、ファウルで粘られて、苦しいピッチングになるケースが多くなるかもしれない。(3)左打者を封じる強力な武器がない 左打者を封じる武器がないため、左打者との対戦が多くなるシチュエーションでは使いにくい。★候補球団と予想される契約規模 WBCでは2大会連続でクローザーを務めた牧田。しかし、メジャーのクローザーに必要なピンチを三振で切り抜ける能力には欠けるため、右打者との対戦が多くなるシチュエーションで使うセットアッパーとして獲得に乗り出す球団が、数球団あると思われる。 有力候補はブルペンが崩壊状態のジャイアンツ、レンジャーズ、メッツ。セットアッパーに人材を欠くパドレス、マーリンズ、カージナルス、核になるリリーフ投手が流出する可能性が高いカブスあたりだ。筆者はWBC東京ラウンドの際、某メジャー球団の海外スカウト部長と話す機会があったが、「牧田は最も関心がある投手」と明言していた。 また、メジャー球団の中には、あの手この手で牧田にアプローチしているところもあり、ポスティングに5、6球団が参入する可能性もある。 昨年、カージナルスに入団した元阪神の呉昇桓(オ・スンファン)がクローザーとしていい働きをしているため、NPBのリリーフ投手は、また評価が高まっている。金銭面はポスティングに200〜400万ドル、牧田本人との契約規模は2年400〜600万ドルになるだろう。マイナー契約になる可能性はゼロ。1年100万ドル程度の契約に終わる可能性も低い。スポーツジャーナリスト・友成那智(ともなり・なち)今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流。アメリカ野球に造詣が深く、現在は大リーグ関連の記事を各媒体に寄稿。日本人大リーガーにも愛読者が多い「メジャーリーグ選手名鑑2017」(廣済堂出版)が発売中。
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スポーツ 2017年10月06日 12時11分
女子キック近未来エース“ふくらはぎ女子”小林が初勝利!KNOCK OUT初の後楽園は大熱狂!
“神童”那須川天心もホームリングのひとつにしているキックボクシング団体『KNOCK OUT vol.5』が4日、後楽園ホールで開催された。 KNOCK OUT初進出となった後楽園ホール大会だが、天心や不可思、小笠原瑛作といったレギュラー陣が出場しなかったものの、発売されたチケットは全席完売、1,500人(札止め)の大観衆を集めた。 試合は、第1試合から大いに盛り上がり、第4試合では能登龍也とタネヨシホが軽量級の試合とは思えぬど迫力な試合を展開。結果は、ドローに終わってしまったが、誰もが続きを見たくなるような試合になった。観戦に訪れていた天心も「ベストバウト」と称賛。小野寺力プロデューサーも「軽量級がここまでの盛り上がりを見せるとは正直思っていなかった。近いうちにフライ級のトーナメントを開催したい」と石井一成など強い軽量級の選手を集めての最強決定戦を行いたいと明らかにした。 続く第5試合、怪我からの再起戦となる宮元啓介は、KNOCK OUT初出場の野呂裕貴と対戦。「復帰戦に負けたらKNOCK OUTにもう出られないという気持ちから緊張してしまった」という宮元は、2Rまでは押されていたが、3Rに一瞬の隙をついた綺麗な右ハイキックが野呂を捕らえて逆転KO勝利を飾った。内容には、「全く満足していない」と反省していたが、この勝利が12.10両国国技館大会の出場に繋がり、また、初出場となる新日本キックボクシングの江幡塁を迎え撃つことも発表された。天心、瑛作に敗れている宮元のリベンジロードに期待したい。 この日、一番の盛り上がりを見せたのはセミファイナルの水落洋祐と怪物くんの異名を持つ鈴木博昭の一戦だ。「森井選手や勝次選手、不可思選手の試合に大きな刺激を受けた」という水落は、2R、先に左フックでダウンを奪うも、3R、右ハイキックからのヒザ蹴りの連打を浴びてしまい逆にダウン。右ハイがかなり効いたのかこのラウンドは足がフラフラになりながら何とか持ちこたえた。4Rからそれまでのダメージを感じさせないラッシュを見せ、鈴木も笑顔で殴り返すという大激闘に客席からは「これぞKNOCK OUT」といった声が飛んだ。最終5Rも開始から怒涛のラッシュを見せた水落は右ストレートを炸裂させ鈴木がダウン。同時にセコンドからタオルが投入され激闘に終止符が打たれた。試合後、水落は「KNOCK OUTで勝てたことか嬉しい」と喜びを爆発。敗れた鈴木にも大きな拍手が送られた。 メインではライト級王座決定トーナメント準決勝の残る1試合、森井洋介対町田光が行われた。今回のトーナメントにキックボクサーとして進退をかけていた町田が、1Rから森井に圧力をかける闘いで追いつめていく。これに対して「いつもと違う」と察した森井は、2Rになると作戦を変更。町田がローキックを嫌がっているのを見逃さず、ローを中心に攻めていく。町田も何とか凌いでいたが、1Rの試合終盤に森井のヒジでカットした右まぶたからの出血が止まらず、ドクターチェックが入りTKOとなった。トーナメント決勝のカードは12.10両国で森井対勝次に決定。森井は「決勝に進出できて良かった。今日の分、決勝で爆発させます」と初の両国に向けて力強く話した。敗れた町田は、「試合結果は悔しい」と涙を浮かべながらコメント。進退に関しては少し休んでから結論を出すことになりそうだ。小野寺プロデューサーは、「まだまだKNOCK OUTに出てもらいたい選手」と現役続行を希望するコメントを出している。 今回はカードが弱いという前評判をよそに、KNOCK OUTの趣旨を理解した選手たちが好勝負を繰り広げたことで、とても熱気のある大会となった。今大会でKNOCK OUT本戦では初となる女子の試合が組まれたのは、来年以降のKNOCK OUTを占う意味でも大きな一歩だったといえるだろう。KNOCK OUTは、登竜門的な『ROAD TO KNOCK OUT』を渋谷TSUTAYA O-EASTで今年2回開催している。男子では、今回の大会で大ブレイクしたタネヨシホが本戦出場の切符を、宮元啓介も本戦再出場の切符をそれぞれこの大会で掴んでいる。『ROAD TO KNOCK OUT』では、女子の試合が2大会とも組まれていたが、21歳の小林愛三(まなぞう)が両大会で抜擢されている。『ROAD TO KNOCK OUT』では、引き分けが続き悔し涙を流していた小林だが、9戦5勝4分けとデビューから負け知らず。学生時代は、バレーボールに励んでいた小林だが、卒業後ボクササイズを始めたことでキックに興味を持ち、先輩にふくらはぎを褒められたことがキッカケで選手になろうと決意したという。ビジュアルも、カッコ可愛い系で、男性ファンだけではなく、女性ファンを獲得出来る可能性を秘めている女子ファイターだ。 初の本戦では、今年の5月に『ROAD TO』で対戦した“元祖”ビジュアルファイターの田嶋はる(22戦18勝3敗1分け)との決着戦が組まれた。後楽園は初という小林は、「以前、見にきたときは迷子になったんですよ」と笑っていたが、再戦に関しては「前回の試合では自分の甘さが出たので、そこを改善して肘で勝ちたい」と強い気持ちをもって試合に臨んでいた。その言葉通り、小林は1Rからこれまで以上にアグレッシブに攻め続けて、肘、パンチ、ローキックを効果的に田嶋に当てながら、田嶋の反撃にも臆することなく前に出続けた。そして、試合の主導権を最後まで渡さず、小林は判定で価値ある勝利を収めた。KNOCK OUT本戦では初の女子の試合に、観客は男子の試合と同じように一喜一憂していた。今後に関して小野寺プロデューサーは、「他にも女子のあのクラスは良い選手がたくさんいるので、来年は女子の試合も柱のひとつになるでしょう。もちろん愛三選手がその中心になります」と語り、来年以降のKNOCK OUT女子部門の継続と、小林を中心にマッチメイクされることも明らかにした。小林がKNOCK OUT女子部門の若きエースとして引っ張っていくことになりそうだ。 試合後、小林は“ふくらはぎ女子”について「ふくらはぎにまだ自信がない女の子も、ふくらはぎに自信がある女の子も、一緒に鍛えてふくらはぎ女子を広めていきましょう!」と最高の笑顔でふくらはぎ女子の普及を呼びかけた。スイカをこよなく愛し、美味しいものを食べることが大好きな21歳の“ふくらはぎ女子”小林愛三が、ジョシカクの世界だけではなく、KNOCK OUTのリングにも大きな風を吹かせてくれることを期待したい。 KNOCK OUTの次回大会は、『KING OF KNOCK OUT 2017』両国国技館大会で12月10日(日)に開催される。記事内の2試合の他に、不可思対金原正徳の好カードが発表されている。
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スポーツ 2017年10月05日 16時00分
早実・清宮プロ表明! ソフトバンクと巨人の交渉切り札は「O」「N」
本誌既報通り、清宮幸太郎(早稲田実業3年)がプロ野球への強い憧れを抑えきれず、9月22日の進路表明会見で『プロ志願届』を提出する事を明らかにした。 会見5分前の同日12時35分、司会役の学校職員が「1時10分から授業なので、その前に退席する」と伝えた。会見は同40分に始まり1時09分まで続いたが、早実は12時20分まで午前中の授業がある。司会役のアナウンスで時計を見た記者団は、「昼メシ、食ったのか?」と失笑。だが、清宮が登壇すると同時に会場の空気は一変した。 「王貞治さんのような野球人になりたい。868本塁打に挑戦できるよう…」 プロ入りへの固い決心を打ち明けたのだ。しかし、ある質問に関してだけは明言できなかった。「希望球団は?」の問いに対してだ。 「メジャー志望の強い球児は、12球団のどこでもいいという発想です。清宮家はNPBの有力者に進路相談をしており、『プロ志願届を出し、指名した球団の育成方針に懸念があるようなら、交渉決裂。そこから進学に切り換えても大丈夫』の助言を得ています」(関係者) 清宮は「12球団OK」ではなく、「自分を成長させてくれる球団」と語った。 この発言を“警戒”する球団も出始めた。 「指名して、断られる可能性もあるんでしょ? こっちにもメンツがある」(某スカウト) いち早く阪神が1位指名を表明したものの、他球団が慎重な姿勢を崩さないのはそのためだ。「早実の先輩であり、尊敬する王貞治さんが…」との発言を受けたソフトバンクも慎重だ。 「ソフトバンクからは過去何人もメジャー挑戦していますが、すべてFAでの渡米で、入札制度を使ったことはありません。公言していませんが、入札制度に反対なんです」(ベテラン記者) 入札制度に否定的な球団といえば、巨人も有名だ。しかし、両球団とも清宮は『スター候補』で、是が非でも欲しい。そこで両球団は伝家の宝刀を抜く。ソフトバンクは尊敬する王貞治球団会長にも交渉のテーブルに付いてもらう。巨人は長嶋茂雄終身名誉監督の出馬で、これに対抗する。 「ドラフト前に指名予定球団による面談を行う方向で調整も始まりました。楽天も父・克幸氏と親しい星野仙一副会長を出すと思いますが、ONが頭を下げるとなればかないません」(同) 尊敬する王会長、カリスマ・長嶋氏が出てくれば、清宮も早期のメジャー挑戦の夢を諦めるだろう。阪神ファンの清宮は金本監督の現役時代を見て、左バッターに転向している。 ONの牙城をどう切り崩すか見物だが、ドラフト前の面談で「相思相愛」の関係が出来上がってしまうかもしれない。さらなる“波乱”はあるのか…。
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スポーツ 2017年10月04日 16時00分
金本阪神が中日と広島へ仕掛ける仁義なき“銭闘”ダブル抗争
阪神が中日とカープ女子に宣戦布告だ。広島カープがリーグ優勝を決めた9月18日の翌日、金本知憲監督(49)の怒りが爆発した。甲子園球場での全体練習前の約1分間、選手やコーチ、裏方スタッフも集め、まくし立てたのだ。 「もう100%(優勝は)ないんだから。決まったんだから、昨日。次は2位に向けて、2位確保で、それを確保して、CSに向けて…」 指示を与えたというよりは、喝を入れ直したと見るべきだろう。短いフレーズで矢継ぎ早に話す口調から、指揮官の怒りがヒシヒシと伝わってきた。 「目の前で、それも本拠地・甲子園で、ライバルに胴上げを決められたのがよほど悔しかったんでしょう。CSを勝ち抜いて、日本一になるとゲキを飛ばしていました」(在阪記者) 下克上での日本一。その意気込みは虎ファンも大歓迎だが、来季の阪神はこうした「金本監督の激情」も銭に換金していくつもりだ。 「セ5球団は、全国区となった広島人気の恩恵で、主催ゲームの観客動員数を伸ばしています。特に阪神は『広島サマサマ』。1試合平均で巨人を抜き、12球団トップになったんですから」(同) 広島が優勝を決めた18日時点での数値では、阪神の1試合平均観客数は前年比2.6%増の4万2401人。さらに鳥谷敬の2000本安打達成のメモリアルが重なり、まだ正式な売上額は発表されていないが、「'05年のリーグ優勝時の記念グッズと同じ勢い」と、関係スタッフは漏らしていた。球団は観客増員による収益の大きさを再認識させられた。 「春先は移籍してきた糸井嘉男関連グッズが好評でした。グラウンドの話題は銭になる、そう実感したようです」(ベテラン記者) 今回注目されたのが、金本監督の怒り。今さらだが、金本監督の古巣は広島カープである。今や「タテジマのイメージ」がすっかり定着し、忘れ掛けていたが、緒方孝市監督(49)とは同級生の元チームメイト。金本監督が広島の優勝翌日にゲキを飛ばしたのは、元同僚に敗れた屈辱感もあったのだろう。 「プロ野球界では緒方監督が5年先輩。金本監督は進学浪人を経て、東北福祉大に進みました。プロ野球は年齢ではなく、入団した年度で先輩後輩が決まりますので、カープ時代の2人は緒方監督の方が先輩となる。興味深いのは、国内FAの件の時。緒方監督は'99年オフ、他球団が獲得に乗り出しましたが、家族の事も考えカープ愛を貫きました。かたや金本監督は'02年オフに阪神移籍を決断し、現在に至っています」(同) ともに指揮官となった今、その立場は逆転してしまった。阪神はこの2人の監督の“ライバル物語”で、対広島戦を盛り上げ、カープ女子を甲子園に誘い込もうとしているのだ。 「昨今、ご贔屓のチームの遠征先まで出向き、日帰り観戦するファンも増えています。『ファンの遠征』ということを考えれば、広島から最も近いところにあるセ球団の阪神は、さらにカープ女子を引き込む要素を持っています」(スポーツライター・飯山満氏) それだけではない。中日にも宣戦布告をしていた。 「中日の優良外国人、アレックス・ゲレーロの強奪です。ゲレーロは本塁打35本、打率2割8分(26日時点)。1億5000万円で中日が獲得しましたが、残留となれば2億円以上の提示は必須。阪神は“脈アリ”と見ています」(在阪記者) 金本監督が就任してからの2年間、シーズンを通して活躍した外国人野手はいない。「打線の軸になる選手がほしい」と金本監督はフロントに要請している。中日はそのゲレーロの慰留に必死だが、本格的な交渉はシーズン終了後となる。 「昨年オフの時点で、阪神の渉外担当はゲレーロにも声を掛けていたんです。それを中日にさらわれた後、元楽天のマギーに切り換えたんですが、こちらも巨人との争奪戦に敗れ、キャンベル獲得となりました。阪神にすれば、リベンジの意味合いもある」(球団関係者) 昨年、MLBドジャースに所属していたゲレーロは、森繁和監督(62)自らが渡米して口説いて獲得した選手。それを強奪したとなれば、中日の「打倒阪神」への思いは高まり、対戦も盛り上がる。名古屋の中日ファンも甲子園に乗り込んできそうだ。 「阪神のFA補強は投手中心で方向性は決まっています。しかし、ゲレーロの動向次第では、日本ハムの主砲・中田翔に矛先が向くかもしれない」(同) 中日、広島が最も恐れているのは、エース・藤浪晋太郎の復活だ。160キロ近い荒れ球は脅威なのだ。その藤浪のCSでの登板も予想されており、「ぶつけた」なんてことになれば、来季の広島戦は遺恨の様相まで深まってくる。 甲子園が熱くなる!
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スポーツ 2017年10月04日 13時43分
怪物・清宮もプロ入りに二の足を踏む?ロッテの戦力外通告がドラフトに影響か
千葉ロッテマリーンズが10人の選手に再起の契約を結ばない旨を通達した(10月3日)。「戦力外通告」である。そのなかに、異色の経歴投手も含まれていた。京都大学出身のインテリー、田中英祐(25)だ。 「ちょっとずつ良くなっていたので、投げられる、投げたいという気持ちと半々です」 田中は各メディアにそうコメントしていた。再起を掛けたトライアウトを受験するのかどうかは「未定」とのことだが、その言葉からして野球にまだ未練があるようだ。 田中がドラフト候補だった2014年当時を知る在阪球団スカウトがこう言う。 「関西学生野球リーグでは立命館や同志社などの強豪相手に好投していました。味方打線の援護に恵まれなかったので勝ち星は少なかったですが、防御率は良かった。強豪校のなかに入っても通用する好投手でした」 しかし、プロの壁にぶつかり、わずか3年で解雇となった。この京大出身投手の解雇は、今年10月26日のドラフト会議にも影響を与えたという。 今年のドラフト候補のなかに、東京大学の左腕、宮台康平投手が含まれているのだ。左投手ということで12球団全てがチェックしてきたが、某スカウトの言葉を借りれば、「プロでどれだけ成長できるか」がポイントになっている。宮台のストレートは150キロ強をカウントする。しかも、制球力が高い。どの球団も左投手が不足しているだけに“期待”を込めて見守ってきたようだ。 「過去にも東大からプロ野球に進んだ投手はいましたが、『東大出身』となれば話題性もあります。営業面から考えても欲しいと考える球団は少なくありません」(前出・在阪スカウト) 話題性といえば、斎藤佑樹(29)が9月27日のオリックス戦に先発した。6回を投げ、被安打5、失点2。数字だけなら、「好投」と言っていい。しかし、大学卒でプロ7年目の投手が「勝敗はつかなかったが、好投」というレベルでは、球団も困るだろう。 2010年ドラフト会議で斎藤が指名される直前、東京六大学リーグの舞台である神宮球場でこんなシーンも見られた。大勢のスカウトがネット裏に駆けつけたのだが、ほとんどの球団は“見ているフリ”をしていた。某在阪球団にいたっては、顔見知りの記者や学生野球の要人とお喋りをしているだけだった。翌朝のスポーツ新聞には「10球団15人以上のスカウトが…」と書かれていた。その異様な光景は各メディアも気づいていたのに、だ。 「東京大学の監督になった浜田一志氏は良い指導をされています。ここだけの話、ドラフトで指名するかどうかのボーダーライン上にいる選手に対し、『誰に野球を教わってきたか』で当落を決めるときもあります」(関係者) 誰に野球を教わってきたか――。その話が本当なら、東大投手・宮台は指名される条件を満たしていることになる。しかし、野球強豪校で徹底的に鍛えられていた他のドラフト候補生と比べれば、「体力」では叶わないだろう。今回、田中が解雇の非情通達を受けたのも、フィジカル面が影響していたそうだ。 「プロ2年目の昨季、二軍戦のベンチ入りからも外されて、ネット裏で自軍投手のスピードガン測定をやらされていました。プロ1年目で一軍デビューしたものの、釣瓶打ちに遇い、自信をなくしていました。今季途中からサイドスローに転向するなど頑張ってきましたが」(前出・同) 釣瓶打ちにされたショックでイップスになったとの情報も聞かれた。田中は自分でメンタルトレーナーを探し、心の傷も癒してきた。こういう行動にしてもそうだ。知性派は考えることが違う…。 田中は千葉ロッテの指名を受けたあと、M物産の内定を辞退した。有価証券報告書などによれば、同社社員の平均年収は1400万円強(重役含む)。田中は契約金7000万円、年俸1500万円(推定)だったので“社会人生活のスタート時点”では、他の同級生よりも年収が高かったはず。今季の推定年俸は1000万円。M物産の平均年収以下だが、同級生よりはまだ高いと思われる。しかし、これからはそうはいかない。 戦力外となった田中がトライアウトを受け、他球団で一軍戦力となれば、すごいドラマになる。話題性は十分である。 「高校生のドラフト候補のなかには筆記試験で有名大学にも受かりそうな選手も何人かいますよ。清宮(幸太郎)君も英会話の実力派なかなかですよ」(在京球団スカウト) 高学歴のドラフト候補生は、どんな心境で指名当日を迎えるのか。他選手よりも考えることが多そうだ。
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スポーツ 2017年10月03日 16時00分
横綱、大関が弱すぎる 千秋楽の盛り上がりは「違うだろう!」の“本末転倒”
それにしても、大関豪栄道(31)の終盤の不甲斐なさったらなかった。11日目終了時点で誰もが優勝を信じたはずだ。99年ぶりに3横綱2大関が休場し、大混乱した秋場所(東京・両国国技館)。横綱日馬富士(33)が千秋楽の本割で追いつき、優勝決定戦でも勝って逆転優勝した。それも、どちらも文句のつけようのない完勝だった。だが、両国国技館にはあの有名な言葉「違うだろう!」の声が聞こえてくる。優勝ラインが過去最低タイの11勝とは横綱、大関が弱すぎるからだ。 日馬富士の優勝は7場所ぶり9回目。千秋楽に1差を引っ繰り返す劇的な優勝は15日制になって以降、今年の春場所の稀勢の里に次いで11例目だ。 とはいえ、この終盤の熱闘に大入り満員のファンは大喜び。しかし、改めて分かったのは、豪栄道の勝負弱さだ。 「豪栄道は、顔つきはいかついけど、ノミの心臓。1年前には怖いもの知らずの初体験で全勝優勝していますが、これまで何度も勝負どころで涙を飲んでいます。先場所も7勝7敗で迎えた千秋楽は完敗でした。ただ、今場所は大量リードしたので、いける、と思ったんですけどね。まさか大事な終盤で平幕力士に2連敗するとは…。ある協会幹部も、『これじゃ、豪栄道は永遠に優勝できない』と呆れていましたよ」(担当記者) 確かに、ズルズルと後退し、日馬富士に自力優勝の芽が出てからは、ヘビににらまれたカエル状態。もし優勝すれば来場所は綱取りの可能性もあったが、二所ノ関審判部長(元大関若島津)も報道陣による事前取材では、すこぶる消極的。 「その件は相撲が終わってからにしよう。去年、秋場所の優勝以降、ずっとひとケタ勝ち星だし、最近、はたきをしなくなったとはいえ、(12日目の)ウチの松鳳山をはたいているからね」 このように、ちゃんと分かっていたのだ。 もっとも、優勝してひとり横綱の面目を保った日馬富士も、前半戦3連敗して金星を連発するなど、手放しでは褒められない。これまで配給した金星は史上2位タイのトータル39個。毎場所、相撲協会に156万円の余計な出費を強いることになるのだ。 「いかに今まで安定した人がいたか、よく分かった」 4日目終了時に藤島審判部副部長(元大関武双山)がこうつぶやいていたが、来場所、怪我の癒えた白鵬や稀勢の里らが出てきたとき、果たしてこの2人はどこまで存在感を示すことができるのか。「上位陣が不在だったから、あんなに注目を浴びた」…そう言われないことを祈るのみ。 弱っちい横綱、大関…「違うだろう!」世代交代は確実にすぐそこに迫ってきている。
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スポーツ 2017年10月02日 12時05分
【オリックス】ディクソン好投もソフトバンク豪華投手リレーを打ち崩せず
▽1日 オリックス 0-2 ソフトバンク(京セラD大阪)オリックス7勝17敗 観衆 28,345人 オリックスは来日5年目で初の二桁勝利を狙う現在8勝のディクソンが先発。8月11日以来白星がなく、前回登板した先月21日の楽天戦では3回で降板している。しかし、今回のディクソンは6回までランナーを許すもテンポのいいピッチングで、ソフトバンクの強力な打線を相手に無失点で抑え、7回はこの日初めての三者凡退で終えたところで、福良監督と話し合いをした結果降板。 ディクソンの好投に応えたいオリックス打線だったが、ソフトバンクは先発の石川を3イニングで降板させると、攝津、中田といった先発陣を中継ぎで起用。中でも攝津には3イニングをパーフェクトに抑えられてしまう。8回に中田を攻めて1死1、2塁のチャンスを作るが、マレーロと小谷野は連続三振に終わり、試合は0-0のまま9回へ。 9回、オリックスは平野が登板するが、1死のあと江川の打球を小谷野のエラーで出塁を許す。送りバントで2死にすると、先頭の明石を敬遠気味の四球で歩かせてランナーを貯める作戦に出るもこれが裏目に。続く今宮がレフトへ2点タイムリーツーベースを放ち先制。その裏はソフトバンクの守護神サファテに手が出ず、京セラドームでは今季最後となるソフトバンク戦を落とした。負けは平野で(3勝)7敗目。■福良淳一監督 一問一答ーーディクソンは?「ディクソン良かったですね。きょうは」ーーあそこまで行ったら勝たせたかった?「まあ勝たせたかったのもあるけど、何か掴んでくれたらいいかなと。ずっと悪かっただけに」ーー来年にも繋がりそう?「そうですね。もう一回どうするか。そこも考えないとダメですね」ーー相手は継投が早めだったが?「それはわかってたことですからね。3イニングずつというのは事前に」ーー目先が違って対応しづらかった?「そこは関係ないと思うんですけどね。もっと若い選手がアピールしないといけない。して欲しいですね」ーー2回の無死満塁の場面とか?「ちょうどいいところに回っただけにですね」ーーその直後、宗にベンチでかなり指導をされていたが?「同じ失敗をしないということですよね。ずっと言ってるように。やっぱり上ではなかなか甘い球は何球も来ないですからね。どうせアウトになるなら3球振って。ボールは振っていくというのが大事になるんじゃないですか」ーーカウント3-1からの場面?「そういうところですよね。振ってたらまた違う結果というか、それで凡打になったら仕方ないですからね」ーー来年以降の課題?「そうですね。そういうところですね。まあ今は勉強のときなのか?あそこら辺は」ーーこの後またロードになるがメンバーはこのメンバーで行く?それも考える?「いや。もういないですね(笑)。キャッチャーだけですね」■選手談話ブランドン・ディクソン投手※先発7回、5安打、無失点の内容「ここのところ内容が悪い試合が続いていたので、こういう日が来ることを待っていたよ。ツーシームがよかったし、いい感じで投げられたと思う。とにかく相手打線を0に抑えられたことがよかった」取材・文・写真/どら増田(オリックス番ライター)
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スポーツ 2017年10月02日 11時50分
【オリックス】吉田正「シビれる試合だった」小林の負傷退場にチームが奮起!ファン大熱狂!
▽9月30日 オリックス 9-7 ソフトバンク(京セラD大阪)オリックス7勝16敗 観衆 25,427人 オリックスの先発は現在8勝と二桁勝利の可能性が残されているルーキーの山岡。しかし山岡は初回から3回まで長打や四球絡みで毎回失点を許してしまう。4回は三者凡退で抑えるも、5回に再び捕まり、1死満塁の場面で降板。4回1/3、7安打、6失点の内容だった。 5回途中より代わった2番手の小林は6回、ソフトバンク先頭打者の高谷の打球が顔面を直撃。小林はマウンド付近に倒れ込み、痛さのあまり足をバタつかせ蹲ったまま動けなくなってしまう。出血も見られる中、救急車をグラウンド内に入れるという場内アナウンスがあり、試合が中断。ベンチ内の全選手が小林を囲む中、オリックス、ソフトバンク両チームのファンからエールの意味を込めた小林コールが発生。小林は約10分後に到着した救急車で病院に搬送された。 球場内は重い空気に包まれたが15分間の中断を経て試合再開。オリックス打線は苦手としているソフトバンクの先発バンデンハークから5回を除いて毎回ランナーを出し、5回までに2得点。6回にはマレーロがレフト5階席に第20号ソロを放つ。ソフトバンクは7回から継投で逃げ切りを図るも、7回は2番手の五十嵐が3者連続四球。代わった嘉弥真も押し出しの四球で、オリックスはノーヒットで1点を追加する。8回には5番手の森を攻めて、中島、宗のヒットから、代打杉本のタイムリー、吉田正尚の同点となる2点タイムリー、マレーロの勝ち越し2点タイムリーで最大5点差あった試合をひっくり返すミラクル劇を演じた。このシビれる展開に京セラドームに集まったオリックスファンは大熱狂。重苦しい空気が一変した。最終回は声援に後押しされた“守護神”平野が3人でピシャリと抑えて、オリックスが首位ソフトバンクに逆転勝ちを収めた。勝利投手は金田で4勝(1敗)、セーブは平野について29セーブ目を記録。 救急車で大阪市内の病院に搬送された小林は、頭部CT検査の結果、右眼瞼部上の打撲による裂傷という診断を受け、患部を8ハリ縫ってから、再び京セラドームに戻り、視力検査などを行ってから帰寮した。■福良淳一監督 一問一答ーー小林ですが…「ちょっと心配ですけどね。意識はあったんですけど、けっこう切れてましたね。出血も多かったですからね。あとはまだ聞いてないですから。これから。心配ですね」ーー(倒れていた)本人を囲んでいたときに返事とかは?「してましたよ」ーーそこから5点のビハインドをよく追いついたと…「そうですね。みんな諦めないで最後までやってくれたんやないですか」ーーこういう試合で若い選手が…「そうですね。8回なんかは若い力ですね。宗、杉本、(吉田)正尚ですか。良かったんじゃないですか」■クリス・マレーロ選手 一問一答※8回、センターのフェンス直撃の勝ち越し2点タイムリーツーベースヒット、6回にはレフト5階席に特大第20号ソロホームランの大活躍ーー凄い試合になったが…「まず、きょうの試合でいちばん大事だと思うのは小林投手が無事で、大した怪我じゃないということを祈りたいというのがいちばんで、その次がこういう形で勝つことが出来たという試合でした」ーーホームランを打ったときに笑顔がなかったのは小林への思いから?「小林投手のこともありますけど、負けていたので、負けているときにホームランが出ても自分は喜ばないと思うので、そちらの方ですね」ーーホームラン打った場面はアクシデントの直後で集中するのが難しかったのでは?「どんなことがあっても、毎打席、毎打席、自分の中ではしっかり集中して、いろんなことを自分の中でシャットアウトして打席の中で集中するというのが大事だと思うし、それが出来たんだと思います」ーー小林のためにも勝ちたいという気持ちはあった?「はい」■吉田正尚選手 一問一答※8回の同点となる2点タイムリーを含めて、2安打5打点の活躍ーー終盤よくあそこで…「盛り上がりましたね。シビれる試合でしたね。きょうは」ーーきょうはアクシデントや点差が開いていたが?「ああいうアクシデントがありましたけど、みんな強い気持ちを持っていった結果、たまたまかもしれないですけどこういう結果になって、良かったなーと思いますね」ーー小林のためにという声が選手から上がったわけではない?「それはないですけど、このままじゃ終われないという何か雰囲気は皆さん感じたと思いますけど」ーー5打点については?「そうですね。最初の打席でしっかり、結果はヒットじゃなかったんですけど、ああいう1打点が始まりなわけで、そこからタイムリーが出て、フォアボールになり、全部がタイムリーじゃなくても打点というのは入るので、それが1点、1点の積み重ねがあって、最終的に5打点。ホームランなしで5打点というのは僕の中でも価値があるのかなと思います」ーーよくボールが見えている証拠?「いや、そんなことはないと思います。最後も(スリーボールから)ボール球に手を出してしまって、そこでまたフォアボールを選べたりすれば、もっともっと出塁率も上がるし、イヤなバッターになるのかなと思います」ーー追いついた場面は粘っている印象があったが?「そうですね。簡単に追い込まれてヤバイなと思ったんですけど、何とかボール球に手を出さずに最後しっかりコースを…何とか抜けてくれて」ーー追い込まれたときの気持ちの持ち方は?「うーん。なるべく平常心でいようと思うんですけど。頭の中しっかり整理をして。(カウントが)2-0だったらボール球に手を出さないし、平行カウントだったらまた少しゾーンが上がってくるんじゃないかなって考えもあるんで。そこは一球一球変わってくるので、頭の中を整理して、バッテリーが会話したり、そこはバッテリー連中が苦しんでいる場面でしょうし、そういうのをしっかり、自分の中で余裕を作れるようにしています」ーー1打席目にセンターに抜けるような打球をショートに捕られたことで、次の打席は反対方向を意識した?「いや。そんなことはないですけど。バンデンハークは真っ直ぐが強いピッチャーなので、そこは弾き返せるような準備をしていたので。真っ直ぐ待ちの変化球対応で。あそこは内野も下がってましたし、外野フライか最低内野ゴロ。いちばんいいのはヒットですけど。という考えだったので。また欲を出し過ぎるとあの場面は詰まったフライとか、内野フライがいちばん最悪だと思うので、それだけを避けるように意識してました」■選手談話山岡泰輔投手※先発4回1/3、7安打、6失点の内容「フォアボール、デッドボールが絡んでの失点を反省しなければいけません。回の先頭バッターを出さないこともそうですが、ランナーが出てから、もっと粘りたかったです」取材・文・写真/どら増田(オリックス番ライター)
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