オリックス7勝17敗 観衆 28,345人
オリックスは来日5年目で初の二桁勝利を狙う現在8勝のディクソンが先発。8月11日以来白星がなく、前回登板した先月21日の楽天戦では3回で降板している。しかし、今回のディクソンは6回までランナーを許すもテンポのいいピッチングで、ソフトバンクの強力な打線を相手に無失点で抑え、7回はこの日初めての三者凡退で終えたところで、福良監督と話し合いをした結果降板。
ディクソンの好投に応えたいオリックス打線だったが、ソフトバンクは先発の石川を3イニングで降板させると、攝津、中田といった先発陣を中継ぎで起用。中でも攝津には3イニングをパーフェクトに抑えられてしまう。8回に中田を攻めて1死1、2塁のチャンスを作るが、マレーロと小谷野は連続三振に終わり、試合は0-0のまま9回へ。
9回、オリックスは平野が登板するが、1死のあと江川の打球を小谷野のエラーで出塁を許す。送りバントで2死にすると、先頭の明石を敬遠気味の四球で歩かせてランナーを貯める作戦に出るもこれが裏目に。続く今宮がレフトへ2点タイムリーツーベースを放ち先制。その裏はソフトバンクの守護神サファテに手が出ず、京セラドームでは今季最後となるソフトバンク戦を落とした。負けは平野で(3勝)7敗目。
■福良淳一監督 一問一答
ーーディクソンは?
「ディクソン良かったですね。きょうは」
ーーあそこまで行ったら勝たせたかった?
「まあ勝たせたかったのもあるけど、何か掴んでくれたらいいかなと。ずっと悪かっただけに」
ーー来年にも繋がりそう?
「そうですね。もう一回どうするか。そこも考えないとダメですね」
ーー相手は継投が早めだったが?
「それはわかってたことですからね。3イニングずつというのは事前に」
ーー目先が違って対応しづらかった?
「そこは関係ないと思うんですけどね。もっと若い選手がアピールしないといけない。して欲しいですね」
ーー2回の無死満塁の場面とか?
「ちょうどいいところに回っただけにですね」
ーーその直後、宗にベンチでかなり指導をされていたが?
「同じ失敗をしないということですよね。ずっと言ってるように。やっぱり上ではなかなか甘い球は何球も来ないですからね。どうせアウトになるなら3球振って。ボールは振っていくというのが大事になるんじゃないですか」
ーーカウント3-1からの場面?
「そういうところですよね。振ってたらまた違う結果というか、それで凡打になったら仕方ないですからね」
ーー来年以降の課題?
「そうですね。そういうところですね。まあ今は勉強のときなのか?あそこら辺は」
ーーこの後またロードになるがメンバーはこのメンバーで行く?それも考える?
「いや。もういないですね(笑)。キャッチャーだけですね」
■選手談話
ブランドン・ディクソン投手
※先発7回、5安打、無失点の内容
「ここのところ内容が悪い試合が続いていたので、こういう日が来ることを待っていたよ。ツーシームがよかったし、いい感じで投げられたと思う。とにかく相手打線を0に抑えられたことがよかった」
取材・文・写真/どら増田(オリックス番ライター)