スポーツ
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スポーツ 2017年11月28日 14時00分
貴乃花親方の不可解な言動は八角理事長体制クーデターかご乱心か
騒動を巡り、いわば日馬富士、貴ノ岩よりその存在がクローズアップされている貴乃花親方は、昨年の理事長選で唯一、八角理事長に挑み、完膚なきまでに叩きのめされた過去がある。 「親方は、理事長選敗北後、協会の花形であるナンバー3の審判部長から巡業部長に降格させられた。猛稽古で鳴る親方だけにうってつけの人事とも言えるが、本人は日頃からウンザリしている様子だった」(スポーツ紙相撲記者) そうしたシコリがいまだに残っていたとの見方もあるが、その中で、今回の貴乃花親方の不可解な言動の数々は、いったい何を意味するのか。 「この手の暴力事件は本来、親方同士で話し合い、外部に出さない。それが相撲協会の不文律でした。それだけに貴乃花親方の行動は理解に苦しむ」 とは、相撲ジャーナリスト・中澤潔氏。 11月14日、貴乃花親方が自ら専属評論家を務めるスポーツ紙によって、事件の一報は世間に伝えられた。 「当然、親方がリークしたと考えられ、記者クラブにも貴ノ岩の休場の理由が発表されることはなかった」(ベテラン相撲記者) 貴ノ岩の被害届が鳥取県警に提出されたのは、10月29日。事件から3日後で、しかもその間、貴ノ岩は巡業に参加していたことも疑問として残されている。加えて、なぜ貴乃花親方は協会に報告しなかったのか。11月3日に協会が事情を聞いた際には「分からない。転んだと聞いている」と濁した理由、被害届とともに鳥取県警に提出されたものと11月9日付で貴乃花親方が協会に提出した異なる2通の診断書が存在するなど、あまりに理解不能な点が多すぎる。 「来年1月の理事・理事長選を見据え、一見、現体制を揺さぶる意思があったようにも思えるが、本当に挑むのであれば、まずは理事会で議題にし、そこで問題視されないことを見定めてから八角理事長を追及するべきだったのではないか。やはり真意を図りかねる」(相撲関係者) 首尾一貫しない貴乃花親方に、八角体制に批判的な某親方も首を捻る。 「貴乃花親方は性格的に、目的のためなら非情になれる人ではあります。力士の上下関係で起こるトラブルの放置を、“カード”として理事長選前まで残していたのではないか。そう考えれば計画的なクーデターですが、突如のダンマリ具合を見ると、相撲界の掟を破れば自分が危うい立場に置かれることに気付いた節も窺える。ただし、内より外向きの顔を大事にしてきた親方だけに、このままの中途半端さでは自分の首を絞めることになるだろう」 クーデターか、ご乱心か。いずれにせよ、事は理事長選まで尾を引きそうだ。
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スポーツ 2017年11月27日 22時03分
選手会「後任会長が決まらない」戦力外の村田修一がクローズアップ
「負担軽減を考えてのことだろうね、選手会も大変だから…」 東北楽天ゴールデンイーグルスが元在籍選手で埼玉西武を解雇された渡辺直人(37)の獲得を発表したのは、11月21日だった。これが、労組・日本プロ野球選手会とどういう関係があるのか? だが、楽天の関係者はそう解釈していた。「渡辺は楽天でプロ野球生活をスタートさせた生え抜き。しかも、他の楽天OBと違うのは、合併前の旧近鉄、オリックスを知らないこと。合併前球団を知らないOBも増えてきましたが、渡辺は大学、社会人を経由し、27歳のシーズンからプロ生活をスタートさせています。年齢的なものもあって、新人時代からチームをまとめる側にいました」(プロ野球解説者) その渡辺帰還が発表される前日だった。労組・日本プロ野球選手会は事務折衝を行い、12月7日の選手総会開催を発表した。すでに一部メディアも伝えているが、会長職を長期に渡って務めてきた楽天・嶋基宏会長(32)が交代する可能性が高いという。しかし、後任人事でもめており、状況次第では「嶋留任」になる。渡辺帰還はそれに備えた面もあり、チーム内での負担を少しでも軽減させたいからだ。先の関係者は「内野すべてのポジションが守れるので戦力としても」と前置きしたうえで、こう続ける。「次の会長がいきなり直面するのは、巨人・山口俊投手の問題。当人と球団の間では解決している感もありますが、ペナルティが重いとして、選手会の事務方は東京都労働委員会に救済申し立てをしてしまいました。第1回目の審議が12月4日に開かれます。この問題を継続して訴えていくというのが事務方の見解なので、来年度の選手会長は大変ですよ」 億単位の減俸、契約年数の見直しは重い。しかし、山口投手は納得しているとし、再起に向けて頑張っている。しかも、NPBも「巨人の処分は妥当」と回答しており、東京都労働委員会の回答次第では、選手会は12球団経営陣との全面対決となる。「2019年に2回目のプレミア12、20年に東京五輪、21年に第5回WBCと、国際大会が続きます。来年オフも稲葉ジャパンの国際親善試合を行うだろうし、侍ジャパンに参加する選手のアフターケア、オフシーズンの試合中に故障が起きたら誰が責任を取るのか、そういう問題も解決しなければなりません」(球界関係者) おそらく、誰もやりたがらないだろう。嶋留任の可能性も高いと見るべきだ。それに関連してか、巨人から戦力外を通告された村田修一(36)の周辺にも動きが見られた。「看板選手とポジションがかぶるので獲りにくい」の声も出ていたが、「村田は移籍先の巨人でも選手会長を務めたオトコですよ。若い選手をまとめる力がある。人間性がもっと評価されてもいいのでは」(在京球団) との意見も出始めた。 チーム内選手会が若い球団は、村田獲得を再検討しているという。星野仙一・楽天副会長は獲得に否定的だったが、楽天内にもそういった考えが再燃しているのかもしれない。「右の大砲タイプである村田を本当に必要としているのは巨人じゃないか(笑)。投手だけではなく、外野手の大砲タイプの助っ人を探しているようだし」(ベテラン記者) 三塁手・マギーは外野守備もできる。マギーの二塁守備は「守備範囲が狭すぎ」とのことで再び三塁に戻すようだが、そのマギーも「残留濃厚」とのことで、この時点ではまだ残留が確定していない。中日に大幅昇給を突き付けたゲレーロを狙っている話もあるが、村田を呼び戻したほうが“お買い得”かもしれない。いずれにせよ、選手会の喧騒で去就の決まらないベテランが再クローズアップされてきたのは間違いないようだ。
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スポーツ 2017年11月27日 22時02分
【オリックス】「まずは体力作りを」腰手術の吉田正尚、ファンフェスに笑顔で参加
『Bsファンフェスタ2017』▽26日 京セラドーム大阪 観衆 17,346人 オリックスは毎年恒例のファンフェスを26日、京セラドームで開催した。 12時30分に開演すると、京セラドームのグラウンド内外をフルに活用して、サイン会、写真撮影会、ハイタッチ会など、選手がファンと触れ合った。そんな中、先日、腰のヘルニア内視鏡手術を終えたばかりの吉田正尚をはじめ、今季終盤に怪我で離脱した選手も笑顔で参加。元気な姿をファンに見せていた。吉田正は「手術後、すぐに退院できました。内視鏡のスペシャリストと言われている先生に執刀していただいた。まずは体力が落ちているので、体力作りをしていきたい」とコメント。焦らず調整に励む意向を明らかにした。吉田正は来年2月の春季キャンプには参加できる見込みだ。 また、今年のドラフトで上位指名された田嶋大樹(1位)と、鈴木康平(2位)の両投手が早くもファンの前にお披露目。緊張からか固い表情で臨んだトークショーを終えると、田嶋は「ファンの方があたたかかったので、ホッとしました」と安堵の表情。鈴木も「途中から緊張が解けて来て、話しやすかったです」と笑みを浮かべた。鈴木は、読み方では同姓同名になるチームメイト、鈴木昂平との混乱を避ける意味もあり、登録名をK-鈴木にするプランが浮上しているが、「K-鈴木でいきます。Kは康平のKですけど、三振のKでもあるので。アウトは三振で取りたい」と語り、登録名はK-鈴木になることが確実に。 今年のファンフェスの目玉は、選手を出身地別に東西に分けた『Bs WEST vs Bs EASTガチンコバトル』。WEST(東軍)は安達了一が、EAST(西軍)はT-岡田がキャプテンを務めて、トークショー対決、バッティングダーツ対決、そして最後は、リアル野球盤対決で盛り上がり、“口撃”も強かったEASTが勝利。MVPはリアル野球盤でサヨナラヒットを放った中島宏之が受賞。エンディングで挨拶に立った選手会長のT-岡田は「今シーズンは4位という成績に終わりましたが、来シーズンは絶対に優勝という気持ちを持って、選手一丸となって戦っていきますので、応援よろしくお願いします」と来季への意気込みを語り、一旦締めると、選手がグラウンドを一周した後、マウンドに再び集まり、今季限りでユニフォームを脱いで、既に育成コーチとして指導にあたっている川端崇義を胴上げ。川端には熱いファンがかなりいただけに、このサプライズにはスタンドで涙を流すファンも多数いた。川端の後、バッティングピッチャーに転身した角屋龍太、4年間スタジアムMCを務めた平野智一アナウンサーも胴上げ。同じくアシスタントスタジアムMCを務めたタレントの竹村美緒にも選手が労いの言葉をかけるなど、最後は選手たちがファミリー感溢れるフィナーレを演出、4時間半を超える長丁場となったファンフェスの幕を閉じた。取材・文/どら増田写真/舩橋諄
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スポーツ 2017年11月27日 15時00分
プロレス解体新書 ROUND73 〈男女一騎打ちの裏事情〉 “猪木案件”をこなした蝶野の意地
2002年10月の東京ドーム大会において、新日本プロレスでは初となる男女一騎打ちが実現し、蝶野正洋とジョーニー・ローラーが対戦した。 橋本真也も武藤敬司も去り、藤田和之や高山善廣、ボブ・サップら外敵軍がリング上を席巻する“新日冬の時代”のことであった。 上司の理不尽な要求に困らされるというのは、およそすべての勤め人が経験することであろう。2002年、新日本プロレスに参戦した女子レスラーのジョーニー・ローラーは、まさにそのような悩ましい“案件”だった。 '97年に“チャイナ”の名前で、マネージャーとしてWWE(当時はWWF)に参戦すると、その筋骨隆々とした姿から“世界9番目の不思議”と注目を集め(世界七不思議に次ぐ8番目はアンドレ・ザ・ジャイアントで、9番目がチャイナとの意味)、'99年からは男子戦線に進出。女子としては初めて同団体の主要タイトルを獲得している。 '00年には米国の男性娯楽誌『PLAYBOY』でヌードグラビアを発表するなど人気も上々だったローラーだが、WWE内部のいざこざにより、'01年をもって退団。翌年4月、新日が設立したばかりのLA道場を訪れたことをきっかけに、参戦を果たすこととなる。 「このときLA道場の責任者だったのがサイモン猪木。新日の総帥であるアントニオ猪木の娘婿です。'00年に新日入社したサイモンが、LA道場の実績づくりとしてローラーのブッキングを画策し、それを猪木が後押ししたことで参戦が決まったわけです」(スポーツ紙記者) それまでにも提供試合という名目で、北朝鮮平和の祭典や東京ドーム大会で女子の試合が行われたことはあったが、男女の絡みとなると新日では初のこと。 猪木の掲げてきた“闘魂”の旗印にはそぐわないと、これを快く思わないファンや関係者も少なくなかった。 では、猪木自身はなぜこれを認めたのか。 「まず、サイモンの手柄にするためというのはあったでしょう。また、同年に主催した格闘技大会『UFOレジェンド』にも参戦させたように、女子格闘家として手駒に加えたいという目論見もあったはずです。さらに加えて、WWEへのコンプレックスというのも大きかったのでは?」(同) かつて提携関係にあったWWEが世界的なビッグプロモーションとなったことに、猪木は悔しい思いを抱いていたと伝えられる。そのWWEのスター選手だったローラーを新日でうまく活用できれば、少しは憂さを晴らすことにもなる。 「この頃、すでに猪木の関心は、小川直也をはじめとした自分の息のかかった選手を総合格闘技に進出させることしかなく、新日は資金を引っ張るためだけの組織としか見ていなかった。なんならローラーのブッキング料も、猪木の方へ入っていたのかもしれません」(同) 交渉についてはこちらで勝手にやるから、お前らはありがたくWWEスターを使っていればいい…ということであったか。 「実のところ、大の巨乳好きで知られる猪木だけに、そのあたりも多少はあったでしょう(笑)」(同) ともかく、押し付けられたものとはいえ、創始者である猪木の要請は無下にできない。ケツを拭わされたのは、現場監督を任されていた蝶野正洋だった。 「同じ年の5月2日には三沢光晴と東京ドームで闘い、夏のG1にも優勝した蝶野が、いくら元WWEスターとはいえ女子レスラー相手では、内心忸怩たるものがあったでしょう。しかし、他の選手ではうまく扱いきれない懸念もあり、永田裕志ら本隊の選手に黒歴史を背負わせたくないという、責任感もあったようです」(プロレスライター) 蝶野が三沢と歴史的対峙をした大会に、まずは猪木の用心棒として登場したローラーは(タイガー・ジェット・シンが猪木を襲うところを蹴散らしてみせた)、特別レフェリーなどを務めた後に選手として参戦。 外道やエル・サムライを金的打ちでKOするなど連勝を重ねた末、蝶野に照準を向ける。そして、10月14日の東京ドーム大会が、一騎打ちの舞台となった。 ローラーは序盤からパンチ、キックで攻め込み、お株を奪うSTFまで敢行するが、慌てず騒がず、ケンカキック一発で勝負を決めてみせたのは、さすが蝶野の意地だった。 「ローラーのお尻をペンペンして勝ち名乗りを挙げるところに、金的打ちを受けて悶絶するというお約束の展開をそつなくこなしたのは、さすがアメプロに慣れた蝶野でした」(同) その後、2人はタッグを結成して、魔界倶楽部との対決などでアングルを継続していく。 ローラーの婚約者との触れ込みで、やはり元WWEのシックスパックが登場。タッグパートナーの蝶野に嫉妬心からの抗争を仕掛けるという、本家WWEさながらのストーリーが展開されるかにみえたが、いつの間にか立ち消えになった。これも現場のやる気のなさの表れだったか。 新日に冬の時代が到来したことを告げる一幕であった。
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スポーツ 2017年11月26日 15時00分
本田真凜 スケート連盟のゴリ押しで五輪代表入りか
フィギュアスケート女子・NHK杯(11月12日決勝)は、平昌冬季五輪の出場を巡る政治的陰謀も秘められていた!? 「平昌五輪の出場枠は、以前の3枠から減って2枠。この枠をケガから復帰したエース宮原知子、今年の四大陸選手権で優勝した三原舞依、スケートカナダ6位の本郷理華らが争います。絶対的な女王はおらず、16歳の本田真凜、樋口新葉を加えた5人が有力視されています」(体協詰め記者) 11月上旬のグランプリシリーズ中国大会では、樋口が僅差の2位で表彰台に上がる一方、期待された本田は5位で明暗を分けた。 「樋口は、その前のロシア杯でも3位。平昌五輪代表に選ばれる可能性がもっとも高いのですが、スンナリとは決まらないのではないか」(同) 選ぶ側の日本スケート連盟に、“本田の覚醒”を待っているような感が見受けられるのだが、現時点で当確は厳しい。しかし、12月21日から始まる全日本選手権で優勝すれば、一気に形勢逆転とも目されており、本田がNHK杯出場を見送ったのは、万全を期すためでもあったようだ。 「本田に出てもらいたいというのがホンネでしょう。フィギュア女子は、お客を呼べるスター選手を欲していますからね」(関係者) 浅田真央に頼りきった前時代が長すぎたのだ。 本田は、妹2人が大手芸能プロダクションに所属する芸能一家の次女。実力は優勝した世界ジュニア選手権で証明済みだが、シニアではまだ開花していない。 「話題性は十分ですが、実力も兼ね備わらないと、浅田のような確実にお客を呼べる選手にはなれません。ジュニアからシニアに転向してまだ1年目。これからの選手です」(前出・記者) 連盟や大会主催者が危惧するのは「ポスト浅田待ち」が長引き、協賛企業が下りてしまうこと。そのため、ゴリ押しで本田を五輪選手に選んでしまうのではないかとの見方も強まっている。 そうなると、宮原、樋口ら世界で実績を残した誰かが落ちる。五輪出場は少女の夢を踏みにじり、大人の都合が優先されそうだ。
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スポーツ 2017年11月25日 15時00分
孫オーナー、王会長マジ切れ! 恩を仇で返した松坂大輔退団
福岡ソフトバンクホークスとの3年契約が切れ、退団を選択した“元祖怪物”の松坂大輔(37)。本来、支配下登録を外れ、コーチ契約を結んだ上で復活を目指すと思われていたところ、折り合い付かず…といった単純な話ではない。退団を申し出たことを聞き、王貞治会長(77)、孫正義オーナー(60)は“言葉を失った”という。リハビリ中の右肩が完治しても、松坂と契約するNPBチームはなく引退危機にある。 「松坂が二軍施設にある自分の荷物をまとめたのは、11月4日。チームが日本シリーズを制した当日ですよ。午前中の早い時間帯にやってきて、挨拶らしい挨拶もないまま去っていきました」(関係者の1人) 3年間での実戦登板はわずか1試合で、今季は二軍戦にすら登板していない。だが、年俸はチームトップクラスの4億円(推定)。当然、“戦力外・松坂”の去就は早くから編成部スタッフの検討事案となっていた。 「松坂獲得に熱心だった王貞治会長は一部メディアの取材で、『松坂は若手のお手本』と称しました。かといって、登板のメドも立たない選手を支配下枠に入れておけば、育成枠から選手を昇格させられないケースだって起こりうる。『いったん支配下を外れて』との案に落ち着きました」(同) 球団が松坂にこの話を持ち掛けたのは、シーズン終盤。契約最終年ということもあって、神妙な面持ちで話を聞いて返事は保留となった。この時点で、球団側は「残留してくれる」と思っていたそうだ。 「松坂は金看板ですよ。将来は日本球界のために働いてもらわなければなりません。そのとき、『ホークスの松坂』であってほしい。王会長、孫オーナーが松坂にこだわった理由はそこにあるんです」(同) 後日、ようやく松坂から返ってきた答えは「退団」。今度は球団が「待った」を掛けた。上に報告するためだ。重鎮2人は「怒りを通り越し、呆れて、声を失ったというか…」(同)。そんな表情を見せたそうだ。 「松坂は現役にこだわっています。リハビリを応援してくれたことに感謝しているなら、王会長たちの真意を理解するのが37歳のオトナというもの。『感謝している』と言ってはいたが、普通なら残留して復活を目指すし、将来はホークスのために尽くそうと思うはず。コーチ契約の真意が分からなかったのは、松坂が精神的にまだ子供だったのでしょう」(ベテラン記者) '11年から3年間、元エースの斉藤和巳はコーチ契約して復帰を目指したが、叶わなかった。松坂もその前例に怖じ気づいたのか。 他11球団も、王会長らと同じ感想だという。王会長の「若手のお手本」発言は返事保留中に出たものだ。これはメディアを通し、「残留せよ」とのメッセージだったのかもしれない。右肩が完治してもメジャーは論外、NPBも手を出しづらい。独立リーグが限界だろう。 松坂は球界で「自分のことしか考えられないヤツ」のレッテルを貼られてしまったようだ。
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スポーツ 2017年11月24日 22時04分
阪神新社長が金本監督との緊急会談を要請、「酒席議論」で敗因のなすり合いか
近く、緊急会談へ――。12月1日付で阪神タイガースの球団社長に着任する揚塩健治氏(57)が球団事務所を訪問した(11月22日)。着任の挨拶もあったようだが、早くもスタッフに“難解な指示”も出していたという。「金本(知憲=49)監督と話しがしたい。できるだけ早く…」 直接会談の目的は、金本監督の野球観を知るためだという。しかし、新社長・揚塩氏は「現場の言いなり」になるつもりはない。現場の要望をこれまで聞き入れてきた分、フロントが奮闘していることを訴えるようだ。「金本監督は秋季キャンプで、江越(大賀=24)をスイッチヒッターに改造しています。江越は右の大砲候補。金本監督は生え抜きの大砲を育てると言っておきながら、その候補者から長所を奪うようなことをしています。金本監督の狙いをきちんと聞いておきたいというのが、新社長の目的でしょう」(在阪記者) パワータイプ、打球の飛距離がウリである右バッターに左打ちの練習を強要…。スイッチヒッター、出塁の高いリードオフマンのタイプなら、他にいるはず。素人目にはその狙いはまったく分からない。「昨年の秋季キャンプでは、大和をやはりスイッチヒッターに改造しています。その大和はFA宣言の権利を行使し、退団は時間の問題と見られています」(前出・同) 金本監督は今季、優勝に届かなかった敗因として、外国人バッターが機能しなかった点を挙げていた。助っ人の調査獲得はフロントの仕事だ。こうした“間接的なフロント批判”に対し、新社長は反論の材料を得ているという。「主催ゲームの観客動員数は303万4626人。12球団トップです。2位巨人に7万人以上も引き離しており、日本一になったソフトバンクよりも観客を集めました。阪神フロントは甲子園球場をリニューアルし、また、新グッズを手掛けるなど営業努力を続けてきました。これは他球団も認めています」(球界関係者) 現場の健闘もあってこそ。しかし、フロントは怪我防止のための最新測定マシンの導入も決めており、和田豊元監督など数名をその研修に行かせている。「フロントの努力を認めてくれ」と主張したとしても、反論できないはずだ。「金本監督は新助っ人の調査獲得の遅れに苛立っている」との声も聞かれたが、新社長に花を持たせたほうが今後のためと見る向きも多く聞かれた。「観客動員数が12球団トップになるとの声は、9月下旬から出ていました。ペナントレースも昨季の4位から2位に躍進し、チーム全体にこの結果に満足しているような空気が流れ出し、一部OBからは、クライマックスシリーズで3位DeNAに敗れたのは、気の緩みとの指摘も聞かれました。こういう油断が、自分にも厳しい金本監督には許せないんでしょうね」(プロ野球解説者) ある関係者によれば、金本監督は怒って目が覚める日もあるという。選手、フロント、不甲斐ないプレー、怒りの原因は日々さまざまだそうだ。 新社長は球団事務所を訪ねた後、一部メディアに囲まれ、金本監督との会談を要請したことを認めていた。その際、「コーヒーとお菓子というわけにはいかないでしょう」とも答えていたそうだ。 金本監督は酒豪でもある。芋焼酎のある銘柄がお気に入りで、飲み始めたら、止まらなくなるそうだ。新社長も嫌いではないらしいが、酒席での議論は上手くいくか、ケンカになるかのどちらかだ。フロントを含め、チーム一丸の態勢を整えるには、どちらかがオトナの対応を見せるしかない。
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スポーツ 2017年11月24日 22時01分
“不敗の神童”那須川天心また勝った!キックの誇りを胸に2年連続大晦日RIZIN出陣へ!
『RISE 121』▽23日 東京・TDCホール 観衆 2,400人(超満員札止め) キックボクシングイベントRISEが、『RISE121 DEAD OR ALIVE 2017 トーナメント 57kg』をTDCホールで開催した。 RISEは“神童”那須川天心が主戦場にしているリングのひとつで、RISEバンタム級王座を保持している。今大会では76戦73勝3敗という戦績を残し、20本以上のタイトルを獲得した経歴を持つ“南米の強豪”イグナシオ・カプロンチ(アルゼンチン)を相手に、同王座の防衛戦が予定されていたが、イグナシオは、当日の計量でも規定の体重をパスできず。コミッショナー、審判団、那須川サイドが協議した結果、3分5ラウンド延長1ラウンドのノンタイトルマッチとして、試合を決行することとなった。さらに、イグナシオには、計量オーバーのペナルティとして減点1とグローブハンデを与えることに。 天心は1ラウンドからキック、パンチで圧倒すると、2回に右ボディでダウンを奪う。これで心が折れたと察した天心は3ラウンド、左ボディで再びダウンを奪うと、胴回し回転蹴り(プロレスの浴びせ蹴りに近いもの)を見事にヒットさせて、頭部に左ヒザ蹴りをブチ込んだ時点で勝負あり。3ラウンド1分15秒KOで天心が勝利を収め、デビューから続いている連勝記録を26に塗り替えた。 試合後、リング上でマイクを掴んだ天心は「イグナシオ選手、体重をオーバーして、プロとしてどうかなと思ったんですけど(場内爆笑)、本当に強い選手だと思いました。また、ベストなときに、僕がアルゼンチンに行って試合してもいいなと思ってます(場内大歓声)。TDCホールのたくさんのお客さんの中で勝てて嬉しいです。今回タイトルマッチにならなかったんですけど、このRISEバンタム級のベルトは、僕が16歳の時に初めて持ったベルトで、もう3年近く持ってます。僕はいくらベルトが出来ても、このベルト1本だけでいいと思ってます。世界最強の55kgの選手がRISEにいるということを、これからも勝ち続けて証明していきます。それとDoAトーナメントの優勝者! 是非、俺と闘いましょう!(場内大歓声)体重は57kgですけど、全然問題ないんで待ってます。あと、年末また試合があると思うので、テレビの前や会場で、インパクトのある素晴らしい試合をしたいと思ってますので、みなさん応援しに来てください」と超満員の観客にアピールした。 天心が優勝者と対戦したいとアピールした、10年ぶりに開催されたワンデイトーナメント『DEAD OR ALIVE(DoA)トーナメント』(8選手参加)は、1回戦で宮崎就斗、準決勝では優勝候補筆頭だった森本“狂犬”義久を下したMOMOTAROと、1回戦で原口健飛、準決勝でこちらも優勝候補だった工藤政英を下した内藤大樹が決勝で対決。両選手ともにこの日3試合目だったが、疲れを感じさせないフットワークを見せて1ラウンド、2ラウンドはお互いの様子を見るかのような攻防を繰り広げる。最終ラウンドは内藤のパンチが的確に顔面を捉えてMOMOTAROが鼻血を流す。そのまま試合が終了し、判定はジャッジ1人が内藤を支持も、2人がドローで延長へ。しかし、この流れは変えられず、内藤が右ストレートで2度のダウンを奪ったところで、レフェリーが試合を止め、延長4ラウンド0分56秒KOで内藤が見事初優勝。マイクを掴んだ内藤は「シュートボクシングの強さを見せることができました。でも、まだやらなきゃいけない相手がいるので、そこを目指して頑張ります」と語り、2年前に敗れている天心との再戦を暗に匂わせた。 昨年末に天心が火をつける形で、大いに盛り上がった2017年の格闘技界。今回の大会もチケットは完売した。この波は12.10KNOCK OUT両国国技館大会、そして12.29&31RIZINさいたまスーパーアリーナ大会といった年末の格闘技界のビッグマッチに向かってさらに加速していく。■試合後のコメント那須川天心「(獣神サンダーライガーのような浴びせ蹴りを出していたが?)昔から空手で出してた技なんですけど、相手が回転技が多い選手なんで、回転技で倒してもいいかなって。名前は胴回し回転蹴りという技です。体重オーバーした相手への怒りは計量の時にありましたけど、それを試合に持ち込むと相手が有利になってしまうので。相手のパンチは見切ってたんですけど、蹴りはどんな蹴りを使うのかわからなかったので、パンチだけだとそれで終わっちゃうので(笑)。相手の引き出しを全部開けて闘いました。(相手にデカさを感じた?)それは感じましたね。もっと体重落とせよって思いました(笑)。僕のフェイントに引っかかったので、プレッシャーはなかったです。ボディで倒した瞬間『コイツ心折れたな』と思ったので…でも、ボディで倒れるのは良くないですね。僕はボディで倒れたら引退しようかなと思ってます。ボディは意識あるじゃないですか。たとえ、減点されても喰らいつく気持ちでいかないと勝てないですね。ボディで倒れたら引退します(笑)。(アルゼンチンで闘いたいというマイクに湧いていたが?)世界中のいろんなところで試合をしたかったので、相手が望めば行きたいですね。(好評のLINEスタンプについては?)嬉しいです。でも、友だちに使われると凄く腹が立つんですよ(大爆笑)。『今日遊べる?』って送ったら『肘』(のスタンプ)が返ってきたりとか(笑)。第2弾は音声とか動きとかやりたいんですけど、悪用されないように(笑)。(トーナメントについて)DoAトーナメントらしくないなとは思いましたけど、内藤選手とは是非。もっと、面白い試合をして欲しかったですけど。(年末に希望するカードや試合形式について)僕はキックを広めたいんで、総合はキックと両方勝てるようなものではないので、僕はキックボクシングのルールでやりたいですね。もう、2連戦(12.29&31)は絶対やりたくないと思ったんで。でも、僕は何も考えないでやってますから、そこも楽しんでもらえればと思います」取材・文・写真/どら増田
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スポーツ 2017年11月24日 18時35分
いざアジアの頂点へ 浦和レッズ25日にACL決勝第二戦
浦和レッズのビッグタイトル獲得が目前だ。 アジアチャンピオンズリーグ(ACL)決勝・第一戦、アルヒラル(サウジアラビア)のホームで、ドローで終えており、いよいよ25日には埼玉スタジアムでの第二戦が行われる。国内での戦いで苦しみぬいたものの、巻き返しをはかる浦和は、二度目のアジアチャンピオンの獲得を目指す。■波に乗り切れず監督解任も Jリーグでは例年になく苦戦を強いられたシーズンを送った。 開幕当初こそ順調に勝ち点を積み上げたものの、4月30日にそれまで勝ち星のなかった大宮アルディージャに敗れると、5月4日の鹿島アントラーズ戦でも敗れ、今季初の連敗。6月にも3連敗を喫し、早々に優勝戦線から脱落した。その後も、毎試合のように失点を重ね、勝ち点を伸ばすことが出来ず、7月30日、就任から6年目を迎えていたペトロビッチ前監督を解任、クラブOBでもある堀孝史新監督を迎え、再スタートを図るも、勝ちきれない試合も多く、残り2節を残しリーグ7位と再浮上のきっかけを掴めないまま終盤を迎えている。 無敗でステージ優勝を遂げた一昨年、リーグ・カップを手にした昨年までのような勢いは完全に影をひそめ、国内での三冠タイトル(Jリーグ・リーグカップ・天皇杯)の何れにもたどり着けなかった2017年だった。■攻撃力を武器に頂点へ それでも、ここにきて、復調の兆しを見せてきている。 監督交代後は、ここまで5勝5分け2敗と徐々に持ち直しつつあり、興梠慎三やラファエルシルバを中心としたリーグ二位の総得点数を誇る攻撃力は脅威であり続けている。また、先の欧州遠征にはJリーグクラブからは最多となる5人が選出され、長澤和輝がA代表デビューを果たし、槙野智章はブラジル戦において、今回の日本代表唯一となる得点を挙げるなど存在感を示す活躍を示した。 そして、ACLでは準々決勝第二戦、9月13日の対川崎フロンターレ戦で圧巻の4ゴールを叩き出し、逆転で準決勝進出を掴んだ。苦しんだ今季を払拭するかのようなベストゲームと言ってもいいだろう。 先日の決勝第一戦では、およそ6万人の観衆に包まれた敵地において、1対1のドローながらも、貴重なアウェーゴールを奪っている。10年ぶり2度目となるアジアの頂点へ優位に着けているのは確実だ。 リーグを代表するビッグクラブでありながら、ピッチ内外において、様々話題を呼んだ浦和レッズ。決してスマートなものばかりではない、その足跡は多くの「アンチ浦和」も生んだことも確かだろう。ただ、再生の途上でひたむきに歩を進めている現在の元王者からは不思議な力強さが伝わってくる。「Jリーグにアジア王者がいる」 そんな、われわれ日本人にとって誇らしい景色を再びみせてくれるはずだ。(佐藤文孝)
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スポーツ 2017年11月24日 12時24分
女性に乱暴容疑で逮捕された元阪神タイガース選手に球界衝撃
元阪神タイガース選手で、現在はルートインBCリーグ・石川ミリオンスターズに所属する一二三慎太選手が、沖縄県内で女性に乱暴したとして逮捕されたことが判明。球界に衝撃が広がっている。 事の発端は、11月20日につぶやかれたツイート。ある男性ユーザーが、「知人女性がレイプされた その一人が甲子園で活躍したピッチャーだった」と書き込んだのだ。 その後、男性は3名逮捕されたことを明かし、その1人が一二三選手であると記載。にわかに信じがたい事実だけに、ファンから「嘘を書くな」「名誉毀損になるぞ」などと、投稿者に対し、怒りの声が相次いだ。 ところが、22日になり、一二三選手が本当に逮捕されたことが判明。関係者、ファンに、衝撃が走った。なお、容疑は強制性交で、石川ミリオンスターズの同僚と練習で沖縄を訪れた際、犯行に及んだものとみられている。 今回逮捕された一二三選手は、東海大相模高校時代投手として活躍し、2010年の夏の甲子園でチームを準優勝に導く。そして、その年のドラフト会議で阪神タイガースから2位指名を受け、投手として入団する。 入団後右肩痛を訴え、投手として登板することができず、野手に転向。高校時代に見せたスケールの大きな打撃に期待がかかったが、二軍でも結果を出すことができず、一軍出場機会がないまま、2016年に戦力外通告を受けた。 2017年からはルートインBCリーグ・石川ミリオンスターズに練習生として入団し、投手としてNPB復帰を目指し努力しているものと思われたのだが、犯罪に手を染めてしまった。「一二三選手は高校時代から素行について良くない噂がありました。プロ野球で苦労し、改心して石川で再出発しているものと思われたのですが…。仮に報道が事実なら、石川ミリオンスターズはもちろん、国内で野球をすることは不可能でしょう」(球界関係者) 高校野球のヒーローだった一二三選手の野球人生は、思わぬ形で終わってしまった。
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