オリックス5勝14敗 観衆 19,237人
2連勝中のオリックスはエース金子千尋が先発するも、初回に柳田とデスパイネに連続タイムリーを許すと、3回、中村にソロホームラン、7回には松田のスリーベースヒットから、上林のタイムリー、高谷の犠牲フライを打たれ5失点でKOされてしまう。打線は3点を追う8回、ソフトバンク3番手の岩嵜から、T-岡田が打った瞬間にわかる28号3ランをライトスタンド5階席に放り込み同点に追いつく。岡田は4回と6回にもタイムリーを放っており、4安打5打点の活躍だった。試合はその後、延長戦に入るが11回に6番手の黒木が松田にタイムリーツーベースを打たれ勝ち越されると、その裏、ソフトバンクの守護神サファテに手を出すことが出来ず力尽きた。
ソフトバンクの先発バンデンハークは、対オリックス9連勝中だったが、オリックスのクリーンナップが攻略したことで、勝ち星を献上させなかった。10連勝阻止に向けて次の対戦が注目されるところだ。
なお、試合前にオリックス球団はブランドン・ディクソン投手と2年契約(年俸200万ドル)、クリス・マレーロ選手と1年契約(年俸100万ドル)で締結したことを発表。会見に同席したディクソンは「家族会議を開いた結果、子どもたちの方から日本に残りたいと言ってくれた。子どもたちのホームが日本なら、私のホームも日本。とても嬉しいしエキサイティングなことだと思う」と笑みを浮かべながらコメントしている。
■福良淳一監督 一問一答
ーーよく追いついたが?
「追いついたんですけどね。T(-岡田)がいいところで打ってくれて。チャンスはあったにはあったんですけどね」
ーーずっとバンデンハークに勝てなかったが、きょうは苦しめることが出来たのでは?
「そうですね。きょうに限ってはですね。きょうは良かったんじゃないですかね。ココというときにちょっと割り切って出来なかったのかなというのはあるんですけどね。得点圏のときに」
ーー狙い球?
「そうですね」
ーー最初の守備のところでロメロが…
「悪くはなかったんですけどね。そこはもう…そういうアレも考えて守らせてますからね(苦笑)。そこは言っても仕方ないですね」
ーーまた点を取った後に取られてしまったが?
「うーん。あのイニングですね。ちょっと勿体なかったですね」
ーー岡田のホームランが出て、一気に行きたい雰囲気だったが?
「勝ち越して持って行きたかったんですけどね」
ーー粘りを見せられたのは良かった?
「そうですね。これだけ粘りを見せてるわけですからね」
ーー明日に繋がる?
「はい。明日も頑張ります」
■選手談話
金子千尋投手
先発6回1/3、7安打、5失点の内容
「初回をなんとか最小失点で抑えたかったです」
T−岡田選手
※8回、1死1・2塁からライトスタンド最上段へ一時は同点となる28号3ランホームラン
「打ったのはストレート。完璧です!とにかく勝ちたいので気持ちで行きました!」
取材・文・写真/どら増田(オリックス番ライター)