オリックス5勝11敗 観衆 28,100人
オリックス先発の山崎福也は初回、柳田に26号2ラン、デスパイネに23号ソロと連続本塁打を打たれる不安な立ち上がり。2回には塚田に1号ソロ、3回と4回は三者凡退に打ち取ったものの、5回には真砂にプロ初安打となるソロ本塁打を浴びてしまい、1死後、今宮にヒットを打たれたところでマウンドを降りる。
打線は初回に吉田正尚が先頭打者本塁打を放つが、ソフトバンク先発の東浜から3回を除き毎回ランナーを出すも仕留めきれず。8回に2番手の森から中島が6号2ラン本塁打で2点差にまで差を縮めるも、最終回、守護神サファテの豪速球の前に三者凡退に倒れた。山崎福也は3敗(2勝)。オリックスは連敗で今季ワーストの借金「11」となった。
今回のソフトバンク3連戦は、6月26日の北海道日本ハム戦(京セラ)に続き、ファンに人気がある毎年恒例のサマーイベント『Bs夏の陣2017』として、ファイティングレッドのデジカモユニフォームで臨んだ。しかし2009年からスタートした『夏の陣』シリーズで勝ち越したのは2011年のみ(ソフトバンクに3連勝している)で、対象試合数が増えたこともあり、それ以降勝ち越せていない。今年は6月26日、8月1日と2連勝したため、負け越す可能性は無くなっていたが、この連敗で6年振りの勝ち越しのチャンスを逸してしまった。これで『夏の陣』の通算成績は12勝21敗1分。
■オリックス福良淳一監督、試合後の質疑応答
ーー山崎福也は…
「フォームが緩んでたというか… スローボールを投げるとき」
ーそれはチェンジアップ?
「カーブもそうだし。それを修正出来ないままじゃないですか。どの球も同じ振りで投げないとああやって捕まる。初回からそういう傾向が出ていただけに」
ーーあれだけ点数を取られるとなかなか厳しいのでは?
「そうですね。前も言ったように防げるところですからね」
ーー打たれ方にも…
「問題あり」
ーー2番手の金田はよく投げた?
「良かったですね。力もあったし」
ーー今後、競った場面でも投げさせてみたいですか?
「これからどういう使い方をするか決めます」
ーー黒木が3番手で投げたが
「楽なところで投げさせてやろうと思って、きょうは投げさせたんですけどね。きょうは内容も良かったですよ。バッターに向かっていってたし。今日だけという感じで、次からはまた良いところで使うと思います。自信を取り戻させないと」
ーー打線も追いすがったが?
「チャンスはあっただけにですね。いつも言うとおりココというところじゃないですか」
ーー相手の東浜はどのように映っていたか?
「いつも通りじゃないですか。10勝してるピッチャーですからね」
ーーあと一本ですね。
「そこですね。課題ですね。何とかしないと」
ーー吉田正尚は引き続き好調だが?
「いいですよ正尚は。最後の打席も惜しかったですしね」
■4回1/3、被安打6(被弾4)、失点5の内容だった、オリックス先発 山崎福也選手降板後の談話
「先発として試合を作れず、申し訳ないということしかありません」
取材・文・写真 / どら増田(オリックス番ライター)