スポーツ
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スポーツ 2017年12月22日 16時00分
ハリルジャパン 波乱含みの「ロシアW杯」は「平昌五輪」の“とばっちり”
ロシアは「禁止が解けなければ平昌五輪はボイコットする」とも息巻いていたが、平昌五輪と同じ年に控える世界的なスポーツの祭典・サッカーW杯でもひと悶着起こりそうだ。 国際オリンピック委員会(IOC)は、ロシア選手の平昌冬季五輪の出場を禁止したが、その“とばっちり”がサッカー・ワールドカップに向けられそうだ。日本代表監督のハリルホジッチ監督(65)も、この流れを聞かされていたようである。 「国家ぐるみでドーピングしていたというのが、IOCの出した結論です。ロシア側は否定していますが、'14年のソチ冬季五輪でロシア選手が獲得したメダル11個がすでに剥奪されており、当時、ロシアのスポーツ相だったムトコ副首相の五輪からの永久追放も決まりました。ただ、これで一件落着とはなりませんよ」(体協詰め記者) 「来年のW杯の開催国はロシア。永久追放されたムトコ副首相は同大会組織委員会の会長ですからね」(同) 国際サッカー連盟(FIFA)も敏感に対応し、「IOCの決定が大会準備に及ぼす影響はない」との声明を出したが、心配なのは会場準備ではない。ロシアがこのまま黙って、W杯のホスト役を務めるとは思えないのだ。アンチドーピング機関(iNADO)のジョゼフ・デ・ペンシエ会長は、「ロシア抜きでW杯ロシア大会を」と提案しており、これにはロシア組織委員会も怒りを隠さないという。 こうした「平昌の出場禁止→W杯への影響」なる流れは、欧州各国に知人の多いハリル監督も把握済みだったらしく、先のW杯組み合わせ抽選会でロシアと深い関係のある国とぶつからずに済んだことに、まずは安堵していたそうだ。 「本田圭佑はロシアのクラブに所属していたので、彼らの気質を知っています。W杯開催権を放棄するとは思えませんが、平昌五輪の出場を巡っての駆け引きに使ってくるかも」(関係者) 本田は12月7日から始まったクラブW杯に出場する。一度は代表から外されたが、ロシア通だけに、再びハリル監督から呼び戻されるかもしれない。 また、IOCは平昌五輪に潔白のロシア選手に限り、個人資格で出場できる可能性を残した。 個人資格で出場する選手はロシア国旗の使用を認められず、五輪旗の下で参加することになる。五輪、W杯ともにまだまだ波乱含みだ。
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スポーツ 2017年12月22日 15時00分
貴乃花親方ついに「孤立無援」で部屋消滅危機
まるでガキの使いだった。鏡山危機管理部長(元関脇多賀竜)と言えば、生活指導部長など5つの部署を束ねる、相撲協会の中枢にいる人物だ。その幹部が、12月5日を皮切りに、9日間に実に5回、文書を持って貴乃花部屋を訪ねたが、まるで門前払い。唯一、8日に玄関のドアを開けて中に招き入れられたものの、それも形だけで、たった1分で退出している。 関係者の処分が下る20日の理事会を前に、事態は膠着したまま。どうして鏡山部長はつれなく追い返されるのが分かっていながら、こうも“貴乃花部屋詣で”を繰り返したのか。協会関係者はこの鏡山部長の行動を次のように解説する。 「面目丸潰れは覚悟の上で行っているんです。こんなにもオレたちは問題解決に全力を尽くしているのに、どうして分かってくれないのか。もし貴ノ岩(27)の事情聴取ができないまま処分が決まり、不利益を被っても、それは相撲協会のせいじゃなく、かたくなな態度を取り続けたあなたたちのせいだからな、という“実績作り”のためです。貴乃花親方(45)の拒否姿勢を逆手にとった奇策と言っていいでしょう」 一見、ズルいようにも見える。しかし、相撲協会も他に手の打ちようがないところまで追い詰められていたとも言えるだろう。 それにしても、なぜ貴乃花親方は、ここまで相撲協会との対決姿勢を崩そうとしなかったのか。 「貴乃花親方はあくまでも“弟子第一主義”、貴ノ岩を守ろうと必死なんです。だから、協会との対応が後手に回ってしまっているだけ。そんなに深い理由があってやっているワケじゃない」 こう話す関係者もいるが、彼の理解者は日を追って減る一方。ただ“八角理事長憎し”という自分の思いだけで、物事を動かしたいと駄々をこねているように見えなくもない。 「貴乃花親方は何を考えているのか、さっぱり分からない」 17日に打ち上げた冬巡業先でも、同行の親方たちはこう言って、一様にクビを傾げていた。これは巡業関係者だけではない。 貴乃花一門といえば、親方たちの結束力の強いことで定評があった。それは一門ができあがった経緯を見ればよく分かる。 この一門が誕生したのは7年前の平成22年1月のこと。当時、二所ノ関一門に属していた38歳の貴乃花親方は、理事選で年長者が順繰りで立候補することに強く反発。自ら立候補を表明して自分を含めた7人の血気盛んな親方たちとともに一門を離脱し、新しいグループを結成した。これが貴乃花グループ、後の貴乃花一門で、7人の親方たちは“7人の侍”とも呼ばれた。そして、この直後の理事選で、貴乃花親方は一門外の貴乃花シンパの票も集めて見事に当選し、世間の喝采を浴びた。 こうした経緯もあり、現在2人増えて9人に膨らんだ貴乃花一門のまとまりは、まさに一枚岩。他の一門のように、これまで裏切り者や脱落者はまったく出なかった。そんな心配は想像すらできなかったのだ。 ところが、あまりの貴乃花親方のかたくなな態度に、一門内でもさすがに動揺が走り始めている。 「貴乃花親方は、一門内にも、今回の行動について、ほとんど説明はしていないようです。所属する親方たちはただ腕組みして見守るだけで、『オレたちは、どうしたらいいんだ』とボヤいていますよ」(後援会関係者) 一方で、こんな言動に呼応するような、気になる動きも見えてきた。 「このままでは相撲協会そのものがダメになるので、当然、“貴乃花一門潰し”を画策する親方たちも出ている。とりわけ八角理事長体制を支える出羽一門の攻勢は強い。巡業部副部長で、貴乃花親方の片腕として働いていた玉ノ井親方(元大関栃東)はもともと出羽一門の出ということもあり、すでに切り崩されてしまったそうだ」(協会関係者) この他、一門外の有力シンパだった錣山親方(元関脇寺尾)、時津風親方(元幕内時津海)、湊親方(元幕内湊富士)らも、すでに貴乃花親方とは距離を置き始めている。また、鉄の結束を誇った一門内にも亀裂が走っている。 「ある後援者が一門の親方に、『このままいけば、あんたも貴乃花親方と同罪だとみなされ、協会を追い出されるかもしれない。どうするんだ』と聞いたら、青い顔をして、『いやいや、それは困る。まだ借金もいっぱい残っているし、ここで(貴乃花親方と)心中するワケにはいかない』と言ったそうです」(元力士) 来年の初場所後の2月には理事選が行われるが、こう離反者、脱落者が相次いでは、とても当選はおぼつかない。まさに四面楚歌、孤立無援状態だ。それでも貴乃花親方は相撲協会に徹底抗戦するつもりなのか。 「クビにできるならやってみろと、貴乃花親方は完全に腹をくくっています。そうじゃなきゃ、協会の使者に対して、あんなに冷ややかな態度はとれません。まわりに止められる人間は誰もいない。20日の理事会の処分内容が納得できないものだったら、弁護士をたてて徹底的に戦うつもりですよ」(一門関係者) この実りなき戦いの末に待っているのは、“自滅”か…。すでに一門内では、貴乃花部屋が消滅した時、残った弟子たちをどこの部屋が引き取るか、ひそかに話し合われているという。 貴乃花親方炎上の時が、刻一刻と近づいている。
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スポーツ 2017年12月21日 22時03分
松坂が元西武ルートを頼って再就職活動!「孤高の天才はいらない」の声
最後に頼ったのは「西武ルート」だった。福岡ソフトバンクホークスを退団した松坂大輔(37)が、阪神、中日に自ら売り込みをかけていたことが分かった。阪神は早々に断ったとされるが、中日は揺れている。やっぱり、かわいいのだろう。森繁和監督(63)は松坂が西武に在籍していたときの投手コーチであり、国際渉外担当のデニー友利氏は兄貴分だった。その友利氏は球団編成会議が行われた12月19日、「僕は喋れる立場ではない」と、獲得に含みを持たせるコメントを発した。 だが、「かわいい後輩のためにひと肌脱いで」とはいかないようである。「順番が狂ってしまいました。先に相談しなければいけない御仁が最後になってしまいました」(名古屋在住のメディア関係者) 友利氏を始めとする松坂に好意的なグループは、まず、松坂の右肩がどれだけ回復しているのかを確認した。関係者によれば、「松坂の自己申告」とのことだが、「来季、実戦復帰できる」という。その自己申告を確かめる段取りとして、来春キャンプでの入団テスト受験などが話し合われていたのだが、松坂サイドが中日と接触したことがマスコミ各社にバレてしまった。そのため、最初に相談しなければならなかった白井文吾オーナー(89=中日新聞社会長)が、記者団からの質問でことの経緯を知るという最悪の事態になってしまったのだ。「松坂は自宅のあるアメリカでキャッチボールを再開しており、ブルペン投球も可能だと言っていました。まあ、どの組織もそうだと思いますが、部下が自分の知らない話を進めていたら、幹部として面白くないですよね」(前出・同) 松坂の売り込みについて、こんな声も聞かれた。「現役を続けたいのなら、ソフトバンクを辞めるべきではなかった」――。コーチ契約となるが、復帰を前提としたものであり、これに松坂が強く抵抗したという。「3年間で1試合しか投げていないロートルに復帰の可能性を残してやって、なのに、コーチ契約という体裁にこだわって…」というのが、ソフトバンク側の言い分だ。「松坂の右肩から痛みが消えたとしても、従来のキレ、スピードは戻らないでしょう。変化球中心の投球スタイルに変えるとしても、真っ直ぐにある程度のキレがなければ通用しません。友利氏など松坂に好意的な人たちは『良い死に場所』を与えてやりたい、そんな心境だと思います」(プロ野球解説者) また、中日は世代交代を進めている。今秋のドラフト会議でも6人中5人が高校生だった。松坂獲得はこうしたチームの方針とも逆行する。否定的なコメントを発した白井オーナーのご機嫌を変えられるとすれば、新外国人選手の視察中である森監督だけだろう。「森監督は情に厚いというか、松坂に『助けてください』と言われたら放っておけないでしょう。でも、いちばん問われるのは松坂がプライドを捨てられるかどうかです。中日は先発投手が揃いつつあり、中継ぎや敗戦処理をやる覚悟があるかどうかが問われます」(前出・同) ソフトバンクでも先発にこだわりすぎた感があったという。松坂は速球の衰えを隠すため、16年オフにチェンジアップやカーブなどの変化球に磨きを掛けていた。しかし、それは「長いイニング」を投げるためであり、「チームに貢献するためならなんでもやる」という姿勢からではなかった。「どの球団でもそうですが、主力選手のほとんどが松坂を見て野球を始めた世代。彼らから松坂に話し掛けることはできません。ソフトバンクでの松坂を見る限り、自分から若手に話し掛けていくタイプではありませんでした。中日に限らず、どのチームに行っても若手の手本になるということはない」(同) ソフトバンクでの3年間を含め、苦しい状況に置かれた経験は、指導者になったときに生かされるだろう。松坂の年齢に達した他のベテランたちは年下の主力選手とどう接していくべきかを学び、同時にそのなかでどうすれば生き残れるのかを考えている。松坂が「孤高の元天才」のまま終わってしまわなければいいのだが…。
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スポーツ 2017年12月21日 12時19分
総合格闘技「RIZIN」 未来を担う本物の主役は?
今月29日、そして31日に開催される総合格闘技『RIZINグランプリ』。大晦日には地上波での生中継も予定されており、格闘技ファンのみならず今年も注目が集まる。3度目を迎えた年末・大晦日開催、今年もどんなドラマが生まれ、そして、それらは日本の格闘技の未来に向けてどう繋がっていくのだろうか。■新旧のビッグネームの参戦 今年も魅力的なカードが出揃ってきている。 若きスターとなった那須川天心のキックルールでのワンデイトーナメントや女子格闘技のエース・RENA、ミルコクロコップや高阪剛の新旧の大物の参戦が決まっている中、注目は、ここまでRIZINのマッチにおいて3戦全勝、全てKO勝ちを収めている矢地祐介と、今秋まで8年間に渡り米国・UFCに参戦していた五味隆典のカードが挙げられる。 27歳の矢地と39歳五味の戦いは、否が応にも「世代交代マッチ」としての意味が込められているだろう。若く勢いに乗る矢地は「時代が変わったことを伝える。世間にも五味自身にも」と、そのふてぶてしさは、まさに、若き頃の五味の姿が重なる。軽量級のカリスマとして君臨し続けた「火の玉ボーイ」五味、2006年以来となる大晦日での戦いで、これまで築き上げてきた牙城を守ることが出来るか。■総合格闘技の未来を明るいものに 2007年まで行われ、人気を博した『PRIDE』は元々、プロレスからの流れを汲んで生まれたイベントだった。それ故、多くのプロレスファンから支持を得られ、支えられていた部分も爆発的人気を呼んだ要因の一つだろう。それに対し、RIZINは数名のプロレスラーの参戦はあったものの、2015年の開始当初より、純粋な総合格闘技イベントとして行われてきている。世間からの見方は様々だが、RENAや那須川天心といった新しい世代を担う格闘家が大会のシンボルとして話題の中心となっている。 また、女子格闘技への関心が寄せられるようになったことも、RIZINの功績の一つとして捉えられる。10月のイベントではRENAがメインイベンターを務め、その模様はプライムタイムでの地上波生中継により映し出された。大会毎に女子選手のカードが組まれることは、もはや当たり前になり、人気、内容とも男子の試合を凌駕する試合も少なくない。そして、男女問わず国内で活動している格闘技団体所属の選手にとって、出場を目指す場所として認知されてきていることも、今後の競技発展に大きく貢献していることは間違いない。 日本格闘技を牽引しているといっても過言ではないRIZINが今後、どうなっていくかはまだ定かではない。かつての様に大晦日でのイベント開催が続いているとはいえ、今なお土台を構築している段階ともいえる。ただ、確実に総合格闘技の熱は高まってきており、日本には、再び大きなうねりを巻き起こすだけの土壌は備わっている。その熱をあらゆる意味で「健全に」、少しずつでもより大きなものにしていくことが、今後の人気の定着に繋がる筈だ。先日、主催者でもある榊原実行委員長が会見で語った、元・横綱の名前は現在にも、そして、この先もRIZINのリング上には必要ないのではないだろうか。(佐藤文孝)
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スポーツ 2017年12月20日 22時04分
【新日本】東京ドーム大会史上初の敗者髪切りマッチが実現!
今年の1月5日に新日本プロレスに鈴木軍の仲間とともに帰還した鈴木みのる。1.4東京ドーム大会に出場するのは、2015年の桜庭和志戦以来3年ぶり。4.27広島サンプラザ大会で後藤洋央紀が保持するNEVER無差別級王座に挑戦し、奪還に成功。鈴木は田中将斗、石井智宏と並んで最多の4度防衛に成功しており、来年1.4ドーム大会では同王座5度目の防衛を目指して、後藤の挑戦を受けることになった。 11.5エディオンアリーナ大阪大会以降、鈴木との対戦を訴えて来た後藤だが、鈴木は「俺に負けっぱなしのヤツの願いを、この俺がかなえなきゃいけねぇんだ? 俺はこのベルトを懸ける。下のほうにいるテメェは、なぜ何も懸けない?」と後藤に何か懸けろと挑発。これに対して、後藤は「この髪の毛を懸ける!」と凱旋帰国以降、後藤のイメージとして定着している長髪を懸けることを明言。 これには鈴木も感じるところがあったのか、18日の後楽園ホール大会で「後藤! よく聞け! 1月4日東京ドーム、NEVER無差別級、オマエの望みどおり、ノーセコンド、1対1で、敗者髪切りデスマッチ決定だ!」とアピール。何と鈴木も負けたら髪を切ることになった。ノーセコンドによるデスマッチということも付け加えられたが、これまでの鈴木は、セコンドに関してルールを守ったことがほとんどないだけに、後藤は万が一の時を考えてCHAOSの仲間を待機させておく必要がある。 新日本マットにおける敗者髪切りマッチは、アントニオ猪木 対 ラッシャー木村、野上彰 対 小林邦昭、タイガーマスク 対 石井智宏(マスクと髪の毛を懸けたルール)、棚橋弘至 対 矢野通などが行われているが、東京ドーム大会で行われるのは、新日本が初使用した平成元年の4月からの歴史を振り返っても初めて。猪木 対 木村は負けた木村が猪木の髪を切ったり、石井も断髪途中の隙を突いてタイガーを急襲し、マスクを剥ぎ取り逃走に成功している。 他団体を見渡しても、ヒールサイドの選手は敗れてもすんなり髪を切る例が少ないだけに、後藤はデスマッチルールを逆に利用して、完膚なきまでに鈴木を倒さなければならない。逆に鈴木が勝った場合、後藤の落武者度に拍車がかかるのは確実。2016年の1.4ドーム大会で対戦し、後藤が完全勝利を収めた内藤哲也との差は歴然としており、今回の鈴木戦は髪の毛よりも後藤のレスラー生命を懸けた闘いになりそうだ。取材・文 / どら増田カメラマン / 広瀬ゼンイチ
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スポーツ 2017年12月20日 22時03分
【WWE】ヒデオがRAWにサプライズ登場!連勝アスカは女子版ロイヤルランブル出場?
アメリカ現地時間18日、ロードアイランド州プロビデンスで開催されたRAW(WWEの主要ブランド)に、日本ではプロレスリング・ノアでKENTAのリングネームで活躍していたヒデオ・イタミがサプライズ登場した。 まず、新日本プロレスでプリンス・デヴィットとして活躍していたフィン・ベイラー対ミズトラージュの1対2ハンディキャップマッチが行われるも、試合を有利に進めるベイラーにミズトラージュが2人がかりで攻撃して反則判定に。試合終了後も攻撃を受けるベイラーだったが、そこに突然ヒデオがリングに登場すると、左ハイキック2発で2人を一蹴してベイラーを救出した。 ベイラーは「俺の友達、明日の205 Liveでデビューするヒデオ・イタミだ」とヒデオを紹介すると、タッグマッチを提案。ヒデオは自身初のRAWのリングでトップロープからのクローズライン、串刺しドロップキックを決めて暴れまわり、最後は首を掻っ切るポーズを決めると、必殺のGTSでアクセルを沈めて勝利した。ベイラーがアナウンスしたように、ヒデオはWWEの育成ブランドNXTから、軽量級ブランド205 Liveへの“昇格”が発表されており、今回のRAW初登場は、ヒデオにとって強力なプロモーションとなった。 NXTからRAWに昇格しても連勝を続けるアスカ(日本ではリングネーム・華名として活躍)は、アリシア・フォックスとのリマッチに挑んだ。アスカは不敵な笑みを浮かべながらアリシアに攻撃を始めると、アリシアはロープエスケイプを多用して攻撃を回避。しかし、アリシアが隙を突いて大技を連続で決めるとアスカの本気モードにスイッチが入り、バズソーキックで沈めると、最後は腕十字を決めて貫禄勝ち。危なげない勝利で、WWE入りしてから負け知らずの連勝記録を更新した。 メイン終了後に現れたRAWのステファニー・マクマホンコミッショナーは「3年前にWWEで女子革命が始まったが、それを進化させる。もう一度歴史をつくるため、PPV「ロイヤルランブル」で史上初、女子によるロイヤルランブルマッチを行う」と発表。ここにアスカやカイリ・セインといった日本人女子メジャーリーガーがどのように絡んでいくのか注目だ。 女子ロイヤルランブル戦が行われるPPV「ロイヤルランブル」は日本時間1月29日に開催される。文・どら増田写真・©2017 WWE, Inc. All Rights Reserved.
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スポーツ 2017年12月20日 10時00分
相撲協会が貴乃花親方に下す「厳重処分」(2)
この前代未聞の抵抗に戸惑い、いら立っているのが相撲協会だ。12月5日には鏡山危機管理部長(元関脇多賀竜)が「早く診断書を提出するように」と促す文書を持って東京・江東区の貴乃花部屋を訪れた。しかし、貴乃花親方は留守で、やむなく文書だけを郵便受けに投函。 「なんでも文書で、と言われている。(診断書提出は)ルールだから。そういうのに応えるのが相撲道じゃないの」 鏡山部長は、ぼやきながら引き上げて行った。 その3日後の8日にも再度、貴乃花部屋を訪問しているが、やはり会えず、滞在時間わずか1分で部屋を後にしている。 「連絡がつかないから(鏡山部長が)行った。電話しても出ず、(向こうから)かかっても来ないから」 このノレンに腕押しの手詰まり状態に八角理事長(元横綱北勝海)も、思案投げ首の態だ。 だが、協会サイドも手をこまねいてばかりではない。 「1人でも(未提出の者が)いると、協会のガバナンス(組織統治)がなっていないと言われる、ちゃんとやっていかないと」 貴乃花親方の代わりに冬巡業を率いている春日野巡業部長代理(元関脇栃乃和歌)は、このようにあくまでもケジメを付けることにこだわっている。今後のことについても、「この問題は(理事の選任や解任権のある)評議員会でやっていかないといけない」と、厳しい見通しを示した。 つまり、これ以上、抵抗すれば「理事を辞めさせるぞ」という究極の脅しをちらつかせたのだ。この裏には、相撲協会の焦りも垣間見える。関係者の処分を決める臨時理事会を12月20日に控え、注目の貴ノ岩の事情聴取をいつ、どんな形で行うか。この診断書未提出でその手掛かりすら、掴めない現状をどうするか…。 こんな膠着状態が続けば、貴乃花親方の厳罰は避けられない。理事から追放される恐れだって十分ある。果たして、貴乃花親方はどうなるのか。 「やれるものならやってみろ、と完全に開き直っています。目指すのは、あくまでも白鵬のクビ。暴行現場に同席し、暴行の発端を作ったのも白鵬。『責任は問わなければいけない、それが正義だ』と強く思っていますから。もし20日の理事会で白鵬に何のお咎めもなければ、おそらく法的手段に訴えるでしょう。筋を通すためだったら、たとえクビになってもいいと腹をくくっています。今の貴乃花親方を止められる人間は誰もいません」(一門関係者) “貴の乱”はまだまだ続く。
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スポーツ 2017年12月19日 18時10分
金本監督がハワイで密談 福留、鳥谷に喝を入れ直せば優勝できる?
阪神・金本知憲監督(49)が福留孝介(40)と鳥谷敬(36)の2人を呼び出し、“お説教”をしていたことが分かった。「場所はハワイです。3人は名球会のイベントで揃ってハワイに行っており、そこで金本監督が福留と鳥谷を呼び出したんです」(関係者) 現地時間12月14日夜、3人は名球会の一行を離れ、ホノルル市内のレストランでテーブルを囲んだ。名球会の会合である以上、金本監督が自軍の都合を主張したということは、「どうしても年内に伝えたい話があった」と見るべきだろう。「そういえば、11月に球団納会がありましたよね(同22日)。お開きになった後、金本監督はやはり、福留と鳥谷、そして糸井(嘉男=36)の3人を呼び出し、短い時間でしたが、話をしています。3人のベテランに対する信頼の厚さと感じましたが」(在阪記者) 糸井を含めた3人のうち、名球会入りを果たしている福留、鳥谷を再び呼び寄せたわけだ。目撃者によれば、金本監督が何かを力説し、福留、鳥谷は真剣な表情でそれを聞き入っていたという。 先の関係者がこう続ける。「金本監督はベテランがきちんと活躍してもらわなければ、思い切って若手を起用できないと考えています。その方針は監督就任当初からずっと変わっていません。納会後もそんな話を福留、鳥谷、糸井に繰り返し力説していました。ハワイで、福留、鳥谷に喝を入れ直したのでは…」 球団納会後、そして今回のハワイでの密会。2度も同じ時をした理由は、金本監督が来季、優勝を意識しているからだろう。「金本監督はウィリン・ロザリオ(28)の獲得に成功したことを物凄く喜んでいました。年間30本塁打が期待できる助っ人です。韓国プロ野球を経験しているので日本球界にも順応しやすいと見ています。韓国と日本では投手のレベルも違いますが、映像を見て、金本監督がホレ込んだ大砲タイプです」(前出・在阪記者) 17年シーズンを振り返り、金本監督が「優勝のために足らないピース」と見ていたのは、大砲タイプ。プロ野球解説者の多くは藤浪晋太郎(23)の復活や先発投手陣の再整備の必要性を上げているが、谷本球団副社長兼球団本部長は、「今年に関してはもう終わり。このメンバーでベストを尽くしていく」と語っており、その言葉通りなら、フロントと金本監督の見解は合致しているということになる。しかし、こんな声も聞かれた。「二軍監督に配置換えとなった矢野燿大氏は関西系メディアに出演し、来春キャンプはこれまで以上にハードメニューの練習をすると予告しています。通常、ベテランは『鍛える』という意味での練習メニューは免除となり、マイペース調整も許されますが、矢野二軍監督の話だと、例外は認めないようです」(前出・在阪記者) ベテランは開幕前にぶっ壊れてしまうのではないか? また、来季は宿敵・巨人との一戦でペナントレースが開幕する。巨人側は早くもエース・菅野智之の開幕登板を予告しているが、鳥谷を始めとするベテランたちは、実は、菅野に対する苦手意識も強い。ハワイでの密談ではこうした対菅野の“マイナス思考”にも喝を入れたのだろう。「金本監督は猛練習を積み重ねて一流になった人。でも、今の若い選手は体を動かす前に『この練習には何の意味があるのだろう?』と考えてしまいます。理論的に練習の目的を説明してやらないとダメ」(前出・プロ野球解説者) 掛布雅之二軍監督が今季限りでユニフォームを脱いだのは、金本監督と練習に関する考え方の違いとされている。先の谷本球団副社長の発言から察するように、フロントと金本監督が合致しているのなら、チームは優勝争いを繰り広げても、指揮官と選手の間に溝ができてしまう。金本監督はベテランに喝を入れるよりも、若手選手とのパイプ役を頼むべきだったのかもしれない。
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スポーツ 2017年12月19日 10時00分
相撲協会が貴乃花親方に下す「厳重処分」(1)
“実行犯”横綱日馬富士(33)が暴行事件の責任を取って引退し、大相撲界から去って半月が経過。書類送検されたにもかかわらず、事態は一向に進展を見せていない。被害者の貴ノ岩(27)はどこに潜伏しているのか、行方は杳として知れないまま。師匠の貴乃花親方(45)も沈黙は金とばかり無言を貫き、表立った動きをまるで見せていない。 対照的に、にこやかな表情を見せているのが、貴ノ岩が大怪我を負った暴行現場に同席し、貴乃花親方によってその責任を厳しく追及されている白鵬だ。目下、力士たちは九州一円をめぐる冬巡業中。そんな中、白鵬の周囲は、まるで何事もなかったかのような雰囲気に包まれている。日馬富士についても引退直後は無言を貫いたが、4日の長崎県五島市巡業ではこう話した。 「どういう言葉をかけていいか、見つからない。ただ、(マスコミの)皆さんを通じて、ああだ、こうだと言うつもりはありません。少し時間を置いて、本人に伝えられれば…」 白鵬の中では、もうすべては終わったことなのかもしれない。だが、火種は依然としてくすぶったままだ。 6日の福岡県直方市巡業では、こんな事件の核心を突くようなプラカードを持った男性が現れた。 〈主犯=白鵬、協会は解雇せよ〉 〈白鵬に一番非がある〉 これには、巡業関係者も一様に複雑な表情を浮かべるばかり。それにしても分からないのは、貴乃花親方の相撲協会に対する異常とも思える頑なな態度だ。貴ノ岩の診断書未提出問題も、その一つである。 大相撲界では、たとえ巡業でも、力士が休場する時は医師の診断書を添付しなければならない。もし、それがなければ、ズル休みと判断されかねないからだ。そのことは10月の秋巡業まで巡業を統括していた巡業部長の貴乃花親方が一番分かっているはずである。 ズル休みすればどうなるか。平成19年、朝青龍は急性腰痛症などの診断書を提出して夏巡業を休場中、モンゴルに無断帰国した上、サッカー元日本代表の中田英寿さんらとサッカーに興じていたことが判明。2場所出場停止、および4カ月にわたる減俸30%というペナルティーを受けた。 この朝青龍の二の舞になる危険性をはらんでいるにもかかわらず、貴乃花親方は冬巡業を休場している貴ノ岩の診断書提出をガンとして拒んでいるのだ。しかも、何の説明もなし。どうして貴乃花親方は診断書の提出を拒んでいるのか。 「もし提出すれば、またそれをめぐって痛くない腹を探られるからでしょう。九州場所を休場する時に出した診断書は危機管理委員会が再調査し、まるで自分たちの判断が間違っているような、あるいは嘘をついているような形で公表されましたから。そんな思いは2度としたくないと思っているんじゃないですか。相撲協会をまったく信頼していないんですよ」(担当記者)
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スポーツ 2017年12月17日 12時00分
プロレス解体新書 ROUND76 〈初代GHC王座決定戦〉 三沢vs高山“必殺技のエール交換”
メジャーからインディーのプロレス、さらには総合格闘技までも股にかけて活躍を見せてきた高山善廣。実質的にフリー転向前の最後の試合となったのが、2001年4月に有明コロシアムで行われた三沢光晴との「初代GHCヘビー級王座決定トーナメント」の決勝戦だった。 今年5月の試合中に回転エビ固めを仕掛けようとして頭を強打し、頸髄完全損傷の大怪我を負った高山善廣。一時は呼吸困難、心拍停止にまで至り、現在、意識は回復したものの肩から下の感覚がまったくない寝たきりの状態が続いているという。 盟友の鈴木みのるが旗振り役となって、高山を支援するための組織『TAKAYAMANIA』を発足。今後はプロレス各団体の試合会場で募金箱の設置や応援グッズの販売、高山プロデュースによる興行開催などが予定されている。 「フリーの選手に対して、ここまで多くの関係者が支援の声を上げるのは、もちろん高山の人柄があってのことですが、加えて現金なことを言うと、そうするだけの価値あるレスラーだということでしょう」(スポーツ紙記者) その日本人離れした巨体といかにも悪役風のイカツイ容貌は、御大ジャイアント馬場が惚れ込んで、自ら全日本プロレスへの参戦を誘ったほど。 「テレビ解説でも分かるように頭が切れて、試合を見る目は確かだし、コメントも面白い。観客心理の洞察力にも優れている。しかも、UWFインターナショナル仕込みで基礎もしっかりしているという、まさに完璧なプロレスラーの1人と言えるでしょう」(同) Uインターを継承したキングダムが崩壊し、全日にフリー参戦するようになると、ヒールレスラーとしての才能が一気に開花。大森隆男とのチーム「ノーフィアー」では世界タッグ王座を獲得するなど、トップの一角にまで食い込んだ。 その後、フリーの高山が全日からプロレスリング・ノアの正式所属選手となったのは、三沢光晴の誘いによるものだった。 「高山としては所属にこだわりはなかったが、三沢との闘いでプロレスの奥深さに触れたことで、ずっと一緒にやっていきたいとの思いから誘いを受けたと、のちにインタビューなどで語っています」(プロレスライター) そうして'00年のノア旗揚げに参画した高山だが、1年も待たずにフリー転向となったのは、同年5月27日に開催された総合格闘技大会『PRIDE14』に参戦するためだった。 同年3月の『PRIDE13』で日本人エースの桜庭和志が、ヴァンダレイ・シウバに当時としてはまさかの敗北を喫し、旗揚げ当初の看板だった高田延彦も第一線から引いた状況で、PRIDEは新たな日本人スターを切望していた。 「高山自身としても腕試しをしてみたい気持ちはあったでしょうが、それ以上に金銭面も含めたPRIDE側からの誘いは、相当に強烈なものだったと思われます」(同) PRIDE参戦について高山が三沢に相談すると、三沢はこれを快諾したという。フジテレビが放送するPRIDEに出場するとなると、当時、ノアを中継していた日本テレビと放映権をめぐる問題が生じるため、高山はノアを退団してフリーになることを宣言することになった。 そうした話が進む一方、ノアでは初の独自タイトル制定に向け「初代GHCヘビー級王座決定トーナメント」が行われていた。所属選手と常連外国人、全16人から決勝にコマを進めたのは、準決勝で秋山準に勝利した三沢と、反則ながらも初のベイダー超えを果たした高山だった。 「一般的な感覚からすれば、退団が決まっている高山に花を持たせる必要はなかったわけで、このあたりに三沢の度量の大きさが感じられます」(同) 向かえた4月25日、有明コロシアムでの決勝戦。技と技の派手なぶつかり合いを売りとする四天王プロレスとはまた違う、グラウンドでの攻防から試合は始まった。 まずペースを握ったのは高山で、ミドルにハイ、膝蹴りで三沢を追い込むと、早くもエベレスト・ジャーマンを連発。これをなんとか返した三沢が座った状態でいるところに、高山が真正面から顔面キックを放つと、三沢のあごの下がパックリと切れてしまう。 首元からはおびただしい血が流れる中、そんなアクシデントにも三沢は冷静で、脇固めや腕十字、三角絞めと、他の選手が相手のときには見せない関節技で反撃を開始する。 一方の高山も、タイガー・ドライバーを連発する三沢の隙を突いて、しっかりブリッジを利かせたタイガー・スープレックスで逆襲する。三沢のサブミッションに高山のタイガー殺法、互いの得意技をそれぞれ披露する姿は、まるでエール交換のようでもあった。 フィニッシュはエルボー乱打を受けて息が上がり、舌を出してあえぐ高山を抱え上げて、必殺のエメラルド・フロウジョン。三沢自らマットに膝をつき、しかと脳天から落とす完璧な一撃だった。 この一戦のメインテーマが、初代GHC王者の誕生であったことに違いはない。しかし、高山のPRIDE進出の裏事情を考え合わせたときには、その船出を祝う壮行試合、あるいは高山が三沢へのこれまでの感謝の思いを込めた、一本刀土俵入りのようでもあった。
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