まず、新日本プロレスでプリンス・デヴィットとして活躍していたフィン・ベイラー対ミズトラージュの1対2ハンディキャップマッチが行われるも、試合を有利に進めるベイラーにミズトラージュが2人がかりで攻撃して反則判定に。試合終了後も攻撃を受けるベイラーだったが、そこに突然ヒデオがリングに登場すると、左ハイキック2発で2人を一蹴してベイラーを救出した。
ベイラーは「俺の友達、明日の205 Liveでデビューするヒデオ・イタミだ」とヒデオを紹介すると、タッグマッチを提案。ヒデオは自身初のRAWのリングでトップロープからのクローズライン、串刺しドロップキックを決めて暴れまわり、最後は首を掻っ切るポーズを決めると、必殺のGTSでアクセルを沈めて勝利した。ベイラーがアナウンスしたように、ヒデオはWWEの育成ブランドNXTから、軽量級ブランド205 Liveへの“昇格”が発表されており、今回のRAW初登場は、ヒデオにとって強力なプロモーションとなった。
NXTからRAWに昇格しても連勝を続けるアスカ(日本ではリングネーム・華名として活躍)は、アリシア・フォックスとのリマッチに挑んだ。アスカは不敵な笑みを浮かべながらアリシアに攻撃を始めると、アリシアはロープエスケイプを多用して攻撃を回避。しかし、アリシアが隙を突いて大技を連続で決めるとアスカの本気モードにスイッチが入り、バズソーキックで沈めると、最後は腕十字を決めて貫禄勝ち。危なげない勝利で、WWE入りしてから負け知らずの連勝記録を更新した。
メイン終了後に現れたRAWのステファニー・マクマホンコミッショナーは「3年前にWWEで女子革命が始まったが、それを進化させる。もう一度歴史をつくるため、PPV「ロイヤルランブル」で史上初、女子によるロイヤルランブルマッチを行う」と発表。ここにアスカやカイリ・セインといった日本人女子メジャーリーガーがどのように絡んでいくのか注目だ。
女子ロイヤルランブル戦が行われるPPV「ロイヤルランブル」は日本時間1月29日に開催される。
文・どら増田
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