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【新日本】内藤哲也が史上5人目のプロレス大賞V2達成!松井珠理奈も特別賞受賞

 13日、東京スポーツ新聞社制定のプロレス大賞選考会議が行われ、2017年度プロレス大賞・最優秀選手賞・MVPに、新日本プロレスの内藤哲也選手が、21票中15票という圧倒的な支持を受けて選ばれた。内藤は昨年に続いて2年連続受賞となり、これはアントニオ猪木、ジャンボ鶴田、天龍源一郎、オカダ・カズチカに並ぶ史上5人目の記録。

 内藤は昨年受賞したときに「来年はベストバウトを狙いたい」と話していたが、ベストバウト賞には、今年の1月4日東京ドーム大会で行われたIWGPヘビー級選手権試合、オカダ・カズチカ 対 ケニー・オメガが受賞し、悲願の2冠達成はならなかった。

 他に新日本からは敢闘賞に柴田勝頼が選出され、特別賞には、1.4東京ドーム大会のスペシャルアンバサダーを務め、ハリウッドJURINAとしてドラマの枠を超え、今年はプロレスデビューも果たしたSKE48の松井珠理奈が選出されている。

 新日本プロレス事務所でMVP受賞会見に臨んだ内藤は、めでたい席にもかかわらず不服顔。「一つ大事なことを言わなきゃいけない」と前置きをすると、嫌味や皮肉を交えながら内藤節を炸裂させた。

「昨日、ケニー・オメガ 対 クリス・ジェリコがダブルメインイベントという発表がありましたが、ダブルメインイベントの第1試合っていうのは要するにセミファイナルですから。4年前、ボクは経験してますから。『あなた方はしょせんセミファイナルなんですよ?』『あなた方はしょせん内藤vsオカダ戦の前座なんですよ?』と。何かちょっと余裕を持ちながら、発表を聞くことが出来ました。でも! 俺は『G1 CLIMAX』を優勝して、この東京ドーム大会メインイベントの出場権利証を手に入れた。オカダ・カズチカもケニー・オメガも出場しているリーグ戦で優勝して、この東京ドーム大会メインイベントの出場権利証を手に入れたわけですよ。新日本プロレスにとって、東京ドームのメインイベントって言うのは、それぐらい大切な場所なわけでしょ? なのに、世界的な知名度があるっていうだけで、メインイベントがダブルメインイベントに変更されてしまう。新日本プロレスにとって、『G1 CLIMAX』優勝。そして、東京ドーム大会のメインイベントっていうのは、その程度のことなんすかね?知名度はやはりとても大事なことですよ。世界にアピールするには、彼の知名度を利用しない手はないでしょう。もちろんそれはわかってますよ。でも! 新日本プロレスが世界にアピールする、それにおいて一番大事なことは! 『これが新日本プロレスのメインイベントです』、『これで新日本プロレスは世界に打って出ます』ってアピールすることじゃないの? 世界的な知名度がある? 違うだろ? 『いま押さなきゃいけないモノは、我々が普段見せているものだろ』って。この新日本プロレスはいつまで、海外の某団体のご機嫌をうかがっていれば気が済むんだって。中邑真輔選手が移籍した時もそうだったでしょう? 人気選手が移籍してしまうにも関わらず、『おめでとう』って。それはないぜ? そんなゴマすってばっかいるような会社が世界一のプロレスの会社に? なるわけないでしょ? 選手がどんだけがんばっても、こんなことしてるようじゃ世界一なんかになれるわけがない。今回のダブルメインイベントの件に関して、ボクは新日本プロレスの“姿勢”にガッカリしたっすね」

 12日にケニーが「ナイトーは不満があるだろう」と予告した通り、内藤は自身の試合にダブルメインイベントというタイトルが付いたことについて、一気に不満をまくし立てた。

 2年連続のMVP受賞に関しては

「ほとんどの方が内藤を指示したと。当然の結果でしょう。この1年間、様々な話題を提供し、そして皆様を楽しませてきたわけですから。当然の結果かなと思いながら、今日この時間のスケジュールをちゃんと空けておきましたよ。当然のことが当然のように起こっただけ。まさに、デスティーノですよ」

と、内藤は受賞は当然とばかりにコメント。続けて報道陣から、選考委員会は来年1.4ドームで対戦するオカダと票を競っていた話を聞くと…

「選考委員会の中では、実力のオカダ、人気の内藤っていうことだったんですね。まぁ、確かにオカダはこの一年間、IWGPヘビー級王座を守り続けたと。チャンピオンであり続けたと。俺はそれを経験したことないですからね。とてつもなく凄いことなんだろうなと思います。ただ、俺はオカダに負けてないですからね。(今年はシングルマッチで)直接対決してないですからね。逆に、一緒にエントリーした『G1 CLIMAX』で優勝を手に入れたのは内藤ですから。彼は優勝決定戦にすら、コマを進められなかったわけですからね。まあ、間接的な勝負ではありますが、俺が勝ってたってことでしょ? 彼の実力は認めますよ。でも、やはり彼には実力以外の部分で何か足りないものがたくさんあるんじゃないですか? 彼は俺を見ていろいろ学んだ方がいいよ。彼に足りない部分を、俺はたくさん持ってますよ。1年間、IWGPヘビー級チャンピオンだったのに、MVPになれなかった。新日本プロレスにカネの雨を降らせてるはずなのに、MVPを獲れなかった。さぞかし、彼は肩身の狭い思いをしてることでしょう。俺が東京ドームで楽にしてやりますよ。彼もそれを望んでることでしょう」

と、オカダの2017年の闘いを皮肉交じりに振り返りながら、1.4ドーム大会での自信を覗かせた。ただ、ダブル受賞を狙っていた年間ベストバウトを取れなかったことについては、素直に「悔しい」とコメント。さらに「1月の試合がベストバウトを獲るというのは難しいこと。これに関してはオカダやケニーが素晴らしかったんだと思う」と評価した。会見の最後には猪木、天龍に続く史上3人目の3年連続MVP受賞にも意欲を示し、来年もロスインゴ旋風を巻き起こしていくと宣言。新日本プロレス人気ナンバーワンの座を揺るがないものにするには、1.4ドーム大会の大舞台のメインイベントでオカダを倒し、IWGPヘビー級王者として「デ・ハポン」と超満員のファンと大合唱するしかない。

取材・文 / どら増田
カメラマン / 広瀬ゼンイチ

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