スポーツ
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スポーツ 2018年01月05日 12時00分
「ロシアW杯」本田圭佑再招集“否か応か” ハリルvs協会の一触即発!
「このチーム(韓国)が日本より強いことは試合前から分かっていた」 ハリルホジッチ代表監督の“爆弾発言”が飛び出したのは12月16日、E-1サッカー選手権・男子最終戦で韓国に惨敗した後の会見でのことだった。 「あの発言はマズかった」(スポーツ紙記者) これに取材記者団が認識を問い質した。同監督は怒って応戦したが、この様子を遠巻きに見ていた協会幹部は“このままではロシアW杯もヤバイ”と思ったのだろう。善後策を検討し始めたのだ。 日本サッカー協会がついに“現場介入”する。これまでもハリル監督との不和は伝えられていたが、その最終戦争のカギを握るのは、やはり本田圭佑(31・パチューカ)のようである。 「発言の真意を聞く名目でハリル監督と話をし、返答次第では“現場介入”も止むなしとなるでしょう」(同) 考えられるのが、本田の「代表再招集」強権発動だ。年齢的にも、チーム全体に睨みが利く。「ロシア大会が集大成」とも話しているので代表のために働いてくれそうだが、彼も現在、所属するメキシコでモメており、現地では「パチューカを退団する」と報じられている。 「本田は先日まで、クラブW杯を戦っていましたが、パチューカとの契約はそこまで。クラブ側は残留を要請していますが、本田サイドがゴネているようです。本田はクラブW杯で活躍し、欧州リーグに復帰する青写真を描いていました。欧州復帰のため、クラブW杯で活躍、そのためのチームが、パチューカだったのです」(専門誌記者) メキシコへ渡り、本田はかつての輝きを取り戻しつつある。だが、クラブW杯で多少評価されたからといって、簡単に声が掛かるほど、欧州クラブは甘くない。 「本田はパチューカからの残留要請を拒否し、自分で所属クラブを探す勢いで考えています」(同) 最悪の場合、「所属クラブなし」での日本代表復帰となるが、それでは協会が期待する他選手への睨みも、効果が薄れる。 「ハリル監督は前会長の体制が招聘した指揮官で、協会と監督の不和はこれに尽きます。W杯を来年に控えたこの時期に監督交代はできない。頼みの本田も所属クラブのことでモメているとなれば、日本代表は空中分解寸前です」(同) いったいロシアW杯の指揮を執るのはだれになるのだろう?
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スポーツ 2018年01月04日 22時55分
【RIZIN】“快勝”那須川天心、大人の事情をブッ壊せ!夢のカード&トーナメントを提唱
『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 バンタム級トーナメント&女子スーパーアトム級トーナメント 2nd ROUND/Final ROUND』▼12月31日 さいたまスーパーアリーナ観衆 18.316人▼Cygames presents RIZIN KICKワンナイトトーナメント決勝 RIZIN キックボクシングトーナメントルール 3分3R 57kg○那須川天心(1R 1分27秒 TKO)藤田大和●※3ノックダウン※天心が優勝▼Cygames presents RIZIN KICKワンナイトトーナメント準決勝 第1試合 RIZIN キックボクシングトーナメントルール 3分3R 57kg○那須川天心(2R 1分58秒 KO)浜本“キャット●※天心が準決勝進出 「みなさん誰と見たいですか?」 RIZIN参戦時からずっと提唱してきた現在の“本業”であるキックボクシングのトーナメントを制した天心は、大人の事情も絡んで実現に至ってないK-1の武尊の名前を、RIZINの大会史上最高の入りとなったファンから引き出すと「この歓声の声が答えだと思うんで、是非来年中にやりましょう」とファンに約束をしてリングを後にした。 2年前は中1日を挟んだMMAルールでの2連戦だったが、今回は早い段階から「2日間試合はやりたくない」と否定的だった天心だが、昔からトーナメントは得意としており、調整に関しても「1日空けるよりも1日に2試合やったほうがやりやすかった」という。 現在、キックボクシングではRISEとKNOCK OUTのリングを主戦場としているが、「RIZINのリングで世界最強のキックボクシングトーナメントをやりたい」という野望も持っている。これについて、榊原信行RIZIN実行委員長は「ウチは金網じゃなくてリングでやるから、色んな格闘技をお見せできる。天心とはそこの考えは同じで、彼がやりたいのは旧K-1がやっていたような立ち技のトーナメントなんですよ。例えば、フランシスコ・フィリオが極真空手の最強を背負って道着で出て来る。散打のチャンピオンやムエタイのチャンピオンが同じ形で出て来る。それがカポエラでもいいだろうし、ひょっとしたら、RIZINのバンタム級王者として、堀口(恭司)がそのトーナメントに挑む様なものができるのであれば、それも面白いと思います」と語り天心の提唱を前向きに捉えていた。 そして、気になる武尊との対戦だが、天心は「ワンマッチでもトーナメントでもやれるなら何でもいい。ファンが観たい試合なので」とコメント。しかし、「天心はウチと契約しているが、K-1さんのリングでやってもいいと言っているわけで、もし、そうなれば送り出しますし、僕らは準備ができています。ただ、いつまでも武尊に固執しても、今、天心対武尊は言われ続けたので、きょうを超える熱量が生まれるのか? 僕は生まないと思いますよ。これに関してはK-1さん次第ですね」と榊原実行委員長は、RIZINとしてK-1と交渉するのではなく、天心の気持ちを尊重するスタンスを明確にしていた。 この1年間の天心は、とにかく「キックボクシングを盛り上げたい」という気持ちが溢れていた。最近では、同世代のプロ野球選手など他のスポーツ選手からも「那須川天心」の名が聞かれるようになってきた。これまでは、武尊とどちらが最強かを決めたいが故にラブコールを送って来た感があったが、今は、大人の事情を壊した上で、キックを盛り上げるには武尊戦の実現が不可避という気持ちもあるのではないだろうか。「1年を良い勝ち方で締められて良かったです」こう語ると神童は満足気な笑みを浮かべた。デビュー以来28連勝負けなし。 今年の初戦は、2.12KNOCK OUT大田区総合体育館大会。昨年1年間で、天心の首を狙うキックボクサーも増えているだけに、誰が止めるのか? それとも入場テーマ曲のタイトルのように、止まらないのか? 今年も見逃せない。取材・文・カメラマン / どら増田
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スポーツ 2018年01月04日 22時27分
【12.29RIZIN】“ミスター女子プロレス”神取忍、54歳の挑戦に浪漫を感じろ!
『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 バンタム級トーナメント&女子スーパーアトム級トーナメント 2nd ROUND/Final ROUND』▼12月29日 さいたまスーパーアリーナ観衆 15,539人▼RIZIN女子MMA特別ルール 3分3R 95kg神取忍(ギャビの契約体重12kgオーバーにより試合中止)ギャビ・ガルシア 大会前日の計量で、ギャビ・ガルシアが前代未聞の契約体重12.7kgオーバーの107.7kgを計測。これに激怒した神取忍は「ルールはどうなってるんだ? こっちは人生かけてるんだ。ふざけるな」と言い放ちながら退場。榊原信行RIZIN実行委員長と高田延彦統括本部長は「一旦こちらで引き取って、今日中に結論を出します」としていたが、主催者が両選手への聞き取りをした結果、神取サイドから「31日にスライドできないか?」という提案が出されたこともあり、結果当日の14時から榊原実行委員長が会見を行う形で、結論が発表された。 榊原実行委員長は「結論から申しますと、試合は中止とさせていただきます。神取選手からは、体重差関係なく人生かけて準備をしたし、総合格闘技最後の試合という覚悟で調整したので31日に変更してでもという思いを伝えていただきましたが、私共も競技としてやってるものですから、非常識な組み合わせになるということで決断させていただきました。ギャビもふざけていたわけではなく、真剣に取り組んだ結果、今までできていたことができなくなっていたということでしたので、金銭的なペナルティなどではなく、主催者として今後は選手周りの人とコミュニケーションを密にして、健康管理とウェイトコントロールに注意をしていきたいなと思っております。今後は神取選手が望むのであれば、再戦の場を適切なタイミングで用意させていただきたい」とコメント。 とは言え53歳の神取が、1年後にまた気持ちを切り替えて、もう一度準備をできるのかは未知数。RIZINとしてギャビ戦以外のオファーをする気持ちはあるのか? という質問をぶつけてみた。これに対して、榊原実行委員長は「このカードは神取さんが最強のギャビとやりたいという話から生まれたカード。神取さんもギャビ以外の選手とはやらないと思う。もちろん神取さんが望むのであればRIZINはバックアップを惜しみません」と神取がMMAに挑戦するならバックアップしていく意向を明らかにした。また、契約体重に関しても「再戦をするにしても95kgは無理だと思う。我々の考えが甘かったのかもしれない」と主催者として反省の言葉を付け加えるのも忘れなかった。神取のコメントを聞いてもわかるように、ギャビ戦にこだわっている神取にとって、体重制限は関係なかったのかもしれない。 会場のファンには第4試合終了後に、神取対ギャビの煽り映像が流され、映像が終わると、ようやく中止のアナウンス。今の時代、ネットニュースの速報で榊原会見を見ているファンが多いのは事実だが、ギャビだけではなく、主催者に対しても「早く言えよ」という罵声がかなり浴びせられていた。これに関しては主催者も真摯に受け止めるべきだろう。続いて、リングに上がった神取には、大きな拍手と声援が送られ、セコンドとして堀田祐美子とともにリングサイドまで来た井上貴子は涙を浮かべていた。 神取は「今日は本当に悔しいです。そして、ほんとに残念です。この1年、人生をかけてギャビを倒すために全身全霊かけてきました。しかし、今回のこのような結果になって、昨日も、31日になんとしてもやらしてくれと言いました。しかし、よくよく考えたらやっぱり、ルールがあるものです。ルールがあるからこの競技があり、格闘技、そして、私も去年、肋骨を怪我して1年間待たせてしまいました。そういったものを踏まえて、皆さんにお願いがあります、二人の体調が整ったら、是非闘いたいと思います。高田本部長、よろしくお願いします」とファンに思いの丈を伝えて、実況席の高田統括本部長に改めて対戦を直訴。これに応える形で高田統括本部長もマイクを持ってリングイン。 「今、神取忍選手からお話がありましたように、諸事情でギャビ・ガルシア対神取忍のこの一戦、流れる事になりました。(会場からはブーイングと罵声)その理由に関しましては、短めですけどご説明させていただきます。(上記の経緯を説明) でも、日本に渡航してきて、試合の前日の公開計量で、相手も準備をしている、ファンも楽しみに待ってる。それはひとつの仕事の放棄であり、もうひとつ、契約を破ったという重大な看過できない彼女にとっての過失であります」とギャビの過失を非難。続けて、「これをRIZINの組織としての管理の甘さということで、ひとつの教訓にして、これからは皆様が楽しみにしている大事な大事なワンカードを、ひとつでも、無くすことがないように努力していきたいと思います」と運営サイドの反省と今後の改善を約束した。 さらに、高田劇場は続き「神取選手、失礼な言い方になっちゃうけど、僕もだけど神取選手も50歳超えてます。今回このギャビ戦でMMAは一切やらないという覚悟で1年間かけて今日のためにやってきた。それがその一つの案件で台無しになりました。ただ、今本人もおっしゃったように、これで終わるわけにはいかない。もし、神取選手が、まだ、心が折れずにもう一回このままじゃ終わらねぇと、ギャビとやるんだと。オイ! 神取忍、じゃあお前はほんとに、ギャビ・ガルシアとやれんのか?」とお約束の問いかけをすると、神取は興奮しながら「やるに決まってんだよ、体調が整ってお互いが整えばやるに決まってんだろ!」と即答した。すると、今度はリングサイドでこのやり取りを、通訳を通じて聞いていたギャビをリングに呼び込み、ギャビは野次と罵声が飛び交う中、泣きながら謝罪すると、神取が険しい表情のまま手を差し出して、ギャビと握手をした。ギャビはその後、土下座するかのように通訳の女性と一緒に正座しながら(「通訳さんは悪くない」の野次が飛ぶ)、謝罪ともう一度チャンスをもらいたいと訴え続ける。 これを見た高田統括本部長は「人間誰でも失敗ってあるから。(場内からは「エーッ?」の声)でも、これだけ反省してることはみなさんに伝わってると思うんですよ。そうじゃない? これで終わりじゃないんでしょう! もう一回見てみようよ、ギャビ・ガルシアの動きを。皆さんいいですか? もう一回チャンスを! 彼女に、与えましょうよみなさん! こんなだけ素晴らしい選手。もう一回。よろしくお願いします」と微妙な空気に傾きつつあった場を締めて、これに神取も納得した表情で頷きながらリングを降りたため、最後は神取への声援と拍手が送られた。 今回はバンタム級トーナメントを除けば、31日に目玉カードが集中していたこともあって、マスコミも含めて神取対ギャビは29日の目玉カードだった。昨年は神取が怪我で流れているだけに、イーブンという声もあるが、3度目の正直は万全の状態で実現させてもらいたい。そして2018年に54歳を迎えるミスター女子プロレス神取忍の挑戦に浪漫を感じようではないか。取材・文 / どら増田カメラマン / 萩原孝弘
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スポーツ 2018年01月04日 22時20分
「9番柳田!?」長嶋茂雄氏が考える最強侍ジャパン
12月28日に放送された『長嶋さんと中居くん』(テレビ朝日系)で、長嶋茂雄氏が選ぶ2020年開催東京オリンピック・パラリンピック野球日本代表のオーダーを発表。さらに、その理由も語った。 ピッチャーは、読売ジャイアンツ・菅野智之。「最高のピッチングのものを持っていますし、技も豊富だし、球に力があるし、ピッチャーとして絶対的な力を持っているから」 キャッチャーは、読売ジャイアンツ・小林誠司。 ファーストは、北海道日本ハムファイターズ・中田翔。「やっぱりホームラン、長距離に打てるバッティングは魅力」 セカンドは、広島東洋カープ・菊池涼介。「もう誰が見てもセカンドは菊池。守備範囲はメジャーと全く一緒」 ショートは、読売ジャイアンツ・坂本勇人。「ナンバー1のショート」 サードは、東京ヤクルトスワローズ・山田哲人。「ショートとセカンドを十分にやれる選手だからサードへ入れて彼の持ち味が出る」 レフトは、横浜DeNAベイスターズ・筒香嘉智。「4番バッターとしての風格が出てきた」 センターは、埼玉西武ライオンズ・秋山翔吾。「安定したアベレージ。試合には強いね」 ライトは、広島東洋カープ・鈴木誠也。「若手の4番でカープの中心。良いバッターですよね」 指名打者は、福岡ソフトバンクホークス・柳田悠岐。「すごいよ、あのフルスイング。まさにプロらしい」 そして打順は、山田菊池坂本筒香中田鈴木秋山小林柳田という並びになった。 9番に柳田を置いた理由を長嶋氏は「9番から1番・山田に持ってくると」と説明。打線に切れ目がなく、どこからでも点が取れるオーダーを組んだのだという。 この打順を見た松井秀喜氏も「(投げるピッチャーは)これは嫌ですね。たまんないですね」と長嶋氏が考えたオーダーに納得の声を上げた。 2018年シーズン、新たなスター選手が出てくればこのオーダーも変わってくるだろう。そういう逸材が登場することが今から楽しみでしょうがない。
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スポーツ 2018年01月04日 22時10分
2018年の本田圭佑 ロシアのピッチを見据えて
12月21日のコパ・メキシコ決勝が2017年最後の試合となったパチューカの本田圭佑。対モンテレイ戦に敗れ初タイトル獲得はならず、「これが実力。悔しくて眠れない」のコメントが伝えられた。UAEで行われたクラブワールドカップ(CWC)直後には、今冬での欧州移籍が取り沙汰されるも、本人は否定、残留の意思を表明している。1月7日にはメキシコリーグ後期開幕戦を迎える。■失われることのない存在感 本田にとって、ともすれば苦難の多かった2017年。前所属のACミランではシーズンを通して出場機会を与えられず、代表でもレギュラーの座から離れ、日本6度目となるW杯出場決定の試合でもピッチに立つことはなかった。 その中でも、やはり我々日本人にとって、その姿が大いに記憶に刻まれた一年でもあった。セリエA最終盤でみせた鮮やかな直接フリーキックでのゴール、そして「未知の世界」ともいえるメキシコリーグへの移籍。さらにはCWCでの躍動。 CWCでは2試合にフル出場し、北中米カリブ海代表としては初の3位獲得に貢献した。準決勝のグレミオ戦では前半に二度、相手ペナルティエリア内に進入し、ゴールに迫るシーンもあり、南米王者に微塵も怯む様子はなかった。 高校卒業後、三年余りをJリーグで戦い、以降はオランダ、ロシアへと渡る。そして幼いころよりヨーロッパでの活躍を、いや「成功」することを望んでいた本田がイタリアの名門を経て、メキシコのクラブに所属し、南米王者を相手に世界一を競う姿は、われわれ日本人にとってこの上なく誇らしく感じられた。■日本人としての誇りを胸に「僕は日本人の血を信じている」 かつて本田はそんな言葉を発している。それは、W杯のような大舞台ではチームや個人の能力以外の部分が極めて重要になる、という意味であり、日本人の力を誰よりも信じている、とも。過去、W杯に挑む選手として初めて「日本のW杯優勝」を公言し、代表チーム、そして日本国民を奮い立たせてきた。 半面、東アジア選手権での韓国戦での惨敗の際にみられた様に、代表の不甲斐なさを感じると自らの出場がなくともハッキリと苦言を呈す。すべては日本代表の、そして日本人プレイヤーの世界の舞台での活躍を信じているからに他ならない。 集大成とも位置付けているロシアワールドカップへの出場は、これまでの本田の経験をもってしても、現状において五分五分と言っていいだろう。ただ、日本人の誇りをワールドカップの戦いの中で誰よりも強く感じさせてくれるという意味でも、本田は間違いなく代表になくてはならないプレイヤーだ。 本田の2018年が始まる。開幕目前のメキシコリーグ後期でのタイトル獲得、さらには代表復帰へ向け、虎視眈々と爪を砥ぎ、牙を磨く。獲物を仕留める姿はもうすぐみられる筈だ。夏、ロシアのピッチに本田の姿があるとすれば、誰よりも頼もしい存在になるのではないだろうか。そしてもう一度、われわれ日本人に大きな夢を描かせてくれるのは本田圭佑以外にいない。(佐藤文孝)
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スポーツ 2018年01月04日 13時42分
【12.29RIZIN】“ディーバ”あびる優不在で、キザエモン意地を見せるもKO負け
『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 バンタム級トーナメント&女子スーパーアトム級トーナメント 2nd ROUND/Final ROUND』▼12月29日 さいたまスーパーアリーナ観衆 15,539人▼RIZIN MMA特別ルール 5分3R 63kg●才賀紀左衛門(2R 2分39秒 TKO)朝倉海○ RIZINは大会8日前の12月21日、朝倉海との対戦が決まっていた伊藤盛一郎が、同14日の練習中にスパーリング相手の蹴りが顔面に当たってしまい、鼻骨骨折及び右眼窩底骨折で全治4〜6週間の診断を受けたため欠場すると発表。「朝倉選手の試合を流すわけにはいかない」(榊原信行RIZIN実行委員長)ことから、急遽、同19日に才賀紀左衛門に出場を打診し、才賀は「急な試合やけど僕はファイターやし、闘うことが仕事。たくさんリングに上がった方がいいと思った」とこれを受諾した。インフルエンザにかかるなどコンディション面で不安があった才賀だが、キックトーナメントに出場する藤田大和の練習相手を務めながら「いつでも試合ができる準備をしていた」そうで、3度目の年末出場を決めた。 才賀といえば、妻でタレントのあびる優がリングサイドで観戦し、セコンド張りに泣き叫びながら声援を送り、試合後にはリングに上がり才賀を介錯する姿がRIZINの風物詩となっていたが、10月に才賀の不倫疑惑が報じられ夫婦仲が心配されていた。大会2日前に行われた会見で才賀は「優ちゃんはもともと格闘技が嫌いなんで。急に決まって『ゆっくりすると言ったじゃん』と言われました。今回は来ないと思います。実家で娘とゆっくりしてくると思います」と苦笑いを浮かべながら、今回はあびるが来場しない可能性が高いことを明らかにした。 試合は、1Rの序盤からアウトサイダーの朝倉が若さと勢いで才賀を圧倒するが、才賀の地に足がついたファイトスタイルを崩すことは出来ず、才賀も打ち合いで盛り返して行く。しかし、2Rになると朝倉の勢いだけではなく、才賀の前蹴りを冷静に対応するなどペースを渡さず、最後は右フックで崩れた才賀をラッシュで仕留めた。 試合後、朝倉は「MMAルールで那須川天心選手とやりたい」と神童の名前を出して、RIZINの継続参戦をアピール。 敗れた才賀は2017年を全敗で終えてしまった。さらに、試合のダメージがあったのか、RIZINでは異例の会見場に現れず、ノーコメントで会場を後にした。結果は敗れてしまったが、準備期間を考えればさすがの試合内容だっただけに、2018年は復活を遂げて欲しい選手だ。そして、アメリカのプロレス団体WWEのディーバのような存在感を発揮していたあびるが、再びリングサイドに戻って来ることを期待したい。取材・文 / どら増田
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スポーツ 2018年01月04日 13時15分
【RIZIN】“大本命”RENAが浅倉カンナに敗れる大波乱も「私は大丈夫!」
『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 バンタム級トーナメント&女子スーパーアトム級トーナメント 2nd ROUND/Final ROUND』▼12月31日 さいたまスーパーアリーナ観衆 18.316人▼女子スーパーアトム級トーナメント決勝 RIZIN 女子MMAトーナメントルール 5分3R 49kg●RENA(1R 4分34秒 チョークスリーパー)浅倉カンナ○※浅倉が優勝 「みなさんどうしたんですか?」 インタビュールームに現れたとき、報道陣の微妙な空気を感じたRENAは笑顔で逆に問いかけてきた。 現在のジョシカクブームをRENAが築き上げたのは、言うまでもない。昨年末もRIZINを中継しているフジテレビ以外の番組に出演したり、ラジオなど露出も増やして、「次は年末に試合があります」と練習の合間を縫っては全力プロモーションに励んでいた。 しかし、RENAには「ここまで持って来たのは私」という自負がある。だからこそ、後ろを向いて落ち込んでる場合じゃない。 「負けたのは本当に久しぶりなので、みんなが腫れ物に触るように気を使ってくれて。でも、出し切ったので、2年で準優勝まで来て、もちろん優勝を望んでいたけど実際は甘くない。負けても報道されるくらいの女じゃないと」 榊原信行RIZIN実行委員長は「RENAは負けて人気が上がったんじゃないですか」と話していたが、試合後の笑いも交えた会見は、誰もがファンになってしまうようなRENAの人間性が現れていたように思う。 RENAを倒したニューヒロイン浅倉カンナのチョークスリーパーで「人生で初めて落ちた」と振り返っていたが、RENAは浅倉に「私は必ずやり返すから」とリベンジを告げてからリングを降りている。「さすが姐さんです」と言い返した浅倉とのストーリーが、2018年ジョシカクの軸になっていくのは間違いない。 「決勝もイケるかなと思ったら、そこからおかしくなった。それがMMAの難しさ。悔しいけど、まだ2年なので、私のストーリーが面白くなるのはこれからです」 RENA敗戦は生中継で観戦していた視聴者の反応も凄く、試合後にSNSがこのニュース一色になってしまうほどの衝撃だった。それは会場でも同じ。表彰式には「私はクサってないよ」という気持ちで立ったという。 負けず嫌いのツヨカワ女王はまだまだ進化していく。取材・文・カメラマン / どら増田
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スポーツ 2018年01月04日 12時50分
【RIZIN】大逆転勝ちの“野沢直子の娘”真珠・野沢オークライヤーが秘める可能性
『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 バンタム級トーナメント&女子スーパーアトム級トーナメント 2nd ROUND/Final ROUND』▼12月31日 さいたまスーパーアリーナ観衆 18.316人▼RIZIN 女子MMAルール(肘あり)5分3R 57kg○真珠・野沢オークライヤー(1R 4分47秒 腕ひしぎ十字固め)チェルシー・ラグラース● この試合からフジテレビ系列で生中継が行われるとあって、試合前にはテレビ解説を務めた高田延彦RIZIN統括本部長が、場内の観客に対しても試合の見どころを解説。真珠・野沢オークライヤーは昨年10月の福岡大会にオファーを出したが、「もっと打撃を磨きたい」との理由から辞退していた事実が明らかになった。 そこで映し出された真珠は笑顔で手を振る余裕を見せて、娘の入場を待つタレントで母の野沢直子は不安げな表情を浮かべていた。 チェルシー・ラグラースとはアマチュア時代に対戦。真珠が反則負けで敗れている。舞台を日本のプロのリングに移しての再戦だったが、1R終盤にチェルシーがグラウンドに引き込み、三角絞めで捕獲。これを真珠が持ち上げてマットに叩きつけたり、顔面を踏み潰して脱出すると、パウンド連打からの強引に腕ひしぎで伸ばし1R4分47秒で勝利を奪った。 試合中にエキサイトしてしまったため、「すみません。日本語を忘れちゃった」と会場のファンに英語で話し出し、「みなさん本当にありがとうございます。格闘家として日々練習に励み、このようにリング上に上がれる幸せを噛み締めています」と、感謝の気持ちを伝えると野沢直子がリングイン。 「ちょっと汚い勝ち方でごめんなさい。今度は三角入らないように頑張ります」と苦笑い。野沢は「超かっこよかったです。すいません親バカで」と泣きながら笑いを誘った。 インタビュールームでは「日本で年を越したことがないんですけど、何をすればいいんですか?」と報道陣に逆質問。「年越し蕎麦を食べる文化がありますよ」と伝えられると、「お蕎麦を食べます」と屈託のない笑顔で答えた。ただ、フィニッシュの腕ひしぎ逆十字の形には不満が残ったようで、「次は綺麗な形で決めたい」と前を向いた。 2018年は「もっと日本で試合をしたい」と抱負を述べていたが、一夜明け会見で試合前に右ヒジのじん帯を断裂していたことを明らかにし、アメリカに帰国後手術を行うため、復帰は1年後になる可能性が高いと発表された。 しかし、真珠の明るくて少し破天荒な性格は、RENA同様テレビ向き。今年、試合には出られなくても、欠場している間に露出を増やしていけば、かなり人気が出るのではないだろうか。真珠の復帰後には真珠の階級でトーナメントを行うプランもあり、露出を増やしていくことで、ジョシカクやRIZINを広めてもらいたい。取材・文 / どら増田写真提供 / ©︎RIZIN FF
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スポーツ 2018年01月04日 12時25分
【12.29RIZIN】「黙って聞け」朝青龍、観客に声を荒げる!あるか?日馬富士の合流
『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 バンタム級トーナメント&女子スーパーアトム級トーナメント 2nd ROUND/Final ROUND』▼12月29日 さいたまスーパーアリーナ観衆 15,539人▼RIZIN MMAルール 1R10分 / 2R5分 66kg○高谷裕之(判定3-0)バータル・アズジャブハラン● 元・横綱の朝青龍(ドルゴルスレン・ダグワドルジ氏)が、チーム朝青龍から送り込んだアズジャブハランが消極的な闘いで敗れた後、主催者に呼び込まれる形でRIZINのリングに初めて上がって挨拶をした。 アズジャブハランの入場時にタキシード姿で観戦する朝青龍の姿が場内のビジョンに映し出されると、会場からはどよめきが起こったが、試合が終わるまでワイプで朝青龍の表情がずっと映し出されていた。朝青龍はアズジャブハランの不甲斐ない闘いぶりに、怒りを押し殺すかのように無表情を貫いていたが、リングに上がると笑顔に。 しかし、客席から「早く帰れ!」「お前が試合をしろ!」などの野次が飛ぶと、開口一番「すぐ帰るから黙って聞け!」と声を荒げた。そのまま話を続けた朝青龍は仕切り直しとばかりに、「こんばんは。しばらくです」と穏やかな口調で挨拶をすると、 「今年のRIZINにモンゴルのいい選手が有名になるように出したけど、全然攻めずに負けた。今後も、チーム朝青龍と一緒に、RIZINにモンゴル選手、若手の選手を送りたいと思います。よろしくお願いします」と語り、今後、チーム朝青龍からRIZINに選手を送り込むことを宣言。今回のリベンジを誓った。 「大晦日また、僕がやります。31日、朝青龍を押し出せば1000万円。TVではお金かけないように、自分が一生懸命頑張りますんで、モンゴルの選手を温かく拍手で送ってください。まだまだ修行が足りないですけど、練習させて送り込みます。もう帰るから、よろしく!」 最後に、RIZINの“裏番組”の宣伝をする暴挙に会場は騒ついていたが、朝青龍らしい空気の読めなさに対して笑いと拍手も起こっていた。朝青龍は控室でアズジャブハランに「攻めが足りない」とダメ出しをすると、その足で生放送で出演するフジテレビに直行した。 この日は朝青龍の質疑応答がなかったため、質問ができなかったのは残念だが、RIZINは朝青龍の弟分である元・横綱、日馬富士にもラブコールを送っており、1年後に日馬富士がチーム朝青龍に合流するようなことがあれば、かなり話題になるのは間違いない。朝青龍とRIZINのタッグが2018年どんな化学反応を見せるのか注目していきたい。取材・文 / どら増田カメラマン / 萩原孝弘
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スポーツ 2018年01月04日 02時18分
高橋監督が元旦インタビューで明かした「優勝の重圧」
巨人・高橋由伸監督(42)が吠えた。巨人指揮官のインタビューが元旦の読売新聞に掲載されるのは“恒例行事”だが、今年の高橋監督は「ホンネ」を打ち明けていた。これからは躍動感を表に出していくというのだ。しかし、それがV奪回の切り札となるかどうかは別問題なのだが…。「読売新聞の企画だからだと思いますが、元旦のインタビューではホンネというか、普段ならはぐらかして答えない質問に対しても、きちんと対応しています。興味深い回答もいくつかありました」(プロ野球解説者) 高橋監督は“変貌”しつつある。そんな一面が見られたのは昨年の秋季キャンプでのことだった。打撃投手役を買って出るなど、選手たちといっしょに汗を流していた。過去2年間は選手たちとは一定の距離を取ってきた。練習に関しても、少し離れたところから見守っていくという感じだった。 その秋季キャンプでの変貌について、こう語っていた。<急にやりたくなったわけじゃないんです。引退してすぐに打って見せたり、投げて見せたりして、『まだ(現役を)やりたかったんじゃないか』とか、変なふうに取られると嫌だなと思っていた> 他人がどう捉えるかを気にしていたという。これに対し、「考えすぎ」(前出・同)と解釈する声もあれば、「自身がイメージする監督像と違うスタイルで臨んでいたのだろう。気疲れも多かったようだ」と好意的に見る向きの両方の声が聞かれた。 インタビューでは新戦力への期待、若手の岡本、吉川尚らの名前を挙げて奮起を呼び掛けていたが、投手陣に関しては“不満”も口にしていた。マシソン、カミネロを中心としたリリーフ陣に関する質問に、<基本は先発を6人で回したいので、彼らが1イニングでも多く投げるのが先決。その中で困ったら2人に助けてもらう。その前にパワーピッチャーが1人、2人出てきてくれるといい>と答えていた。たしかに、巨人は昨秋のドラフト会議で投手を1人しか指名していない。その言葉通りなら、高橋監督は今オフの補強、つまり、鹿取義隆GMをメインとした編成スタッフに不満を持っているということになる。「巨人が1月半ば以降に『動き出す』といった情報もあるんです。メジャーリーグ挑戦を目指す涌井秀章、牧田和久の交渉が進まないようなら、獲得に乗り出すとの見方もあれば、救援タイプのピッチャーをトレード補強するとか…」(スポーツ紙記者) その一方でこんな声も聞かれた。「高橋監督だけではなく、巨人首脳陣はFA補強した野上、そして、巻き返しをはかる山口俊に期待しています。でも、将来のことを考えれば救援タイプの投手をピンポイントで獲得すべき」(前出・プロ野球解説者) 野上、山口俊は先発タイプの投手だ。山口俊は救援での実績もあるが、クローザーで結果が出なかった時期を経て先発に転向し、今日に至っている。こうした経緯を考えると、高橋監督の言う、マシソン、カミネロにつなぐ「パワーピッチャーが1人、2人出てきてくれたら…」のポジションに当てはまるとは思えない。「新人の鍬原拓也(21=中央大)が中継ぎにまわる可能性が出てきます。大学で先発と救援の両方を経験していますから」(前出・同) 救援投手は近年において、非常に重要なポジションとなっている。しかし、ドラフト1位投手を1年目から中継ぎで使うというのは良策ではない。1位指名である以上、将来の看板選手、スター候補と捉えなければならない。その是非はともかく、巨人にはその傾向が強い。先発候補が揃えば、スター候補の鍬原を中継ぎにまわし、酷使してしまう危険性もあるというわけだ。「2018年も優勝を逃すことになれば、大ごとですよ。巨人は4年以上優勝から遠ざかったことがありません。『今季は何がなんでも優勝を』の願いが読売グループ各社から聞こえてきます」(ベテラン記者) 他にリリーフタイプの投手がいなければ、鍬原にやってもらうしかないようだ。高橋監督は3年契約のラストイヤーを迎える。どんな逆境に置かれても「自分の保身は考えない性格」とされているが、チームのこととなれば、話は違ってくる。「チームのために連投してくれ」と、鍬原を中継ぎにまわすかもしれない。若手野手の育成にしても、そうだ。結果がともなわず、高橋監督が我慢して使わなければならない場面もあるだろう。「優勝の重圧」を背負った同監督は、投打ともに苦しい一年となりそうだ。
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