スポーツ
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スポーツ 2017年12月28日 22時10分
対戦投手がいない?金本監督が清宮とのオープン戦に難色を
「清宮フィーバー」は阪神が火付け役となりそうだ。 来年2月18日、阪神タイガースは北海道日本ハムファイターズとの練習試合を行う。キャンプ中旬から「練習試合」と称して対外試合を組み入れるケースが増えてきた。一軍当落のボーダーライン上にいる選手はここでアピールしなければ、オープン戦で使ってもらえない。若手選手にとっては大事な時期となるが、日本ハム側のスケジュールにピンときた阪神関係者は少なくなかった。 「日ハムは2月上旬、米アリゾナで一軍キャンプを行います。帰国して間もない時期なので、清宮がスタメンで出てくる可能性が高いんです」(在阪記者) 練習試合の情報に在阪テレビ各局はこの練習試合の“完全中継”も検討し始めたという。清宮は一軍キャンプに帯同させる予定(12月末時点)。アメリカに連れて行くことで、日本のマスコミを遠ざけることもでき、また、栗山英樹監督(56)も将来のスター候補を手元に置くことで、その力量をしっかり把握することもできるからだ。 「金本(知憲=49)監督が清宮と接触してくるかもしれません。清宮は阪神ファンでしたし、少年野球時代は金本監督に憧れて左バッターに転向したほど。阪神も清宮のドラフト入札に参加しており、好意的に見ています」(前出・同) 異例の練習試合中継で、阪神投手陣は清宮の引き立て役になる危険性も出てきた。清宮が一軍に残れるかどうかの判断基準は、一線級投手のスピードに対応できるかどうか。それに対し、阪神投手のほとんどが“技巧派”だ。関西地区で活躍するプロ野球解説者によれば、チームでいちばん速い直球を投げるのは藤浪晋太郎(23)で、その次はメッセンジャー(36)だという。救援のドリスも速いほうだが、この時期に外国人投手を実戦で投げさせるとは思えない。そう考えると、藤浪が投げないとなれば、「清宮にプロの怖さを教えてやる」とはいかないだろう。 「2年目の才木浩人、あと、新人の馬場皐輔も速いとは聞いていますが…」(プロ野球解説者) しかも、金本監督には練習試合やオープン戦でテストしておきたい課題もあるという。機動力だ。関係者によれば、金本監督は新外国人選手のウィリン・ロザリオ(28)の盗塁数に理解を示していたそうだ。韓国・ハンファに2年間在籍していたのは既報通りだが、1年目の16年の盗塁数「1」に対し、17年は「10」を記録している。どちらかといえば巨漢選手だが、「走れと指示すればできるのではないか?」とも考えているそうだ。 「金本監督は就任直後から機動力を駆使した攻撃スタイルをイメージしています。何人かの選手にノーサインでも走らせる指示を出し、ふるいにかけるつもり」(前出・在阪記者) 足の速い選手は何人かいる。だが、盗塁は「速いから成功するとは限らない」もので、投手のクセを見抜くなど経験や情報がなければ成立しないという。やみくもに走らせれば、アウトカウントを増やすだけで、それこそ、清宮にナメられてしまう。「新人の馬場をぶつけるのでは? ドラフト1位同士の対決となれば話題性もあるし、制球難から立ち直っていない藤浪が打たれるようなことになれば、本当に立ち直れなくなってしまう」(前出・同) 藤浪がプロのレベルをガツンと教えるシーンを、虎ファンは観たいと思っているはずだが…。来年2月は冬季五輪中継がメインとなる。こちらも興味深いが、2月半ばともなれば、野球ファンは実戦中継が観たいと思うはず。ここで良いところを見せなければ、金本阪神は「やっぱり今年もダメか!?」と見放されてしまうだろう。
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スポーツ 2017年12月28日 16時00分
巨人で息を吹き返した原前監督を担ぐ「東海大グループ閥」の暗躍
原辰徳・前巨人軍監督(59)の周辺が、にわかに慌ただしくなってきた。巨人復帰、『3度目の監督登板』となるかもしれない。 「侍ジャパンの代表監督復帰も伝えられていましたが、こちらは叶いませんでした。11月にはペルーに出向き、国際協力機構による現地日系人らの子どもたちを対象とした野球教室の指導役も務めています。上り調子にあるDeNAの次期監督就任説も囁かれていますが、その信憑性はともかく、候補に名前が出るということは、原氏の知名度、影響力が再認識されているからでしょう」(ベテラン記者) それを古巣巨人が放っておくはずがない。今オフのチーム再編は、原帰還に備えたものとも言えそうだ。 「世代交代」が明確になったのは、“元エース”内海哲也(35)の契約更改が交わされたときだった。 「同日、菅野智之(28)の契約更改も行われました。投手タイトル二冠、沢村賞も受賞した現エースと同日に更改したことで、まさに天国と地獄、明暗が分かれました」(スポーツ紙記者) 今季の菅野はWBCでもエースとして活躍。シーズンでも17勝5敗、防御率1.59はともにキャリアハイ。その両部門でタイトルを獲得し、更改された年俸4億5000万円(推定)は、チームトップである(12月14日時点)。 対する内海は今季2勝7敗で、2億円から50%ダウンの1億円での更改となった。2年前は4億円だった年俸が4分の1に激減。この世代交代の契約更改を指して、こんな声も聞かれた。 「1月の自主トレグループの編成にも影響しそう。内海を中心としたグループに入っていた笠原将生(契約解除)、小山雄輝(現楽天)、平良拳太郎(現DeNA)らは、もういません。内海グループと菅野グループを掛け持ちしていた宮國椋丞は、今回から菅野グループに専念します。おそらく他投手も菅野のもとに集まるはず」(前出・ベテラン記者) こうした流れを、むしろ内海も「いつまでも自分が表立っているようでは…」と、菅野グループの拡大を歓迎しているという。元エースの後押しも得られたとなれば、名実ともに菅野時代の到来というわけだ。 「菅野がチームの顔となれば、伯父の原氏はますます帰還しやすくなります」(関係者) 原氏といえば、菅野の母校でもある東海大グループに、今も絶大な影響力を持つ。元東海大野球部監督の父・貢氏はすでに亡い。しかし、その門下生や学校関係者は故人のことを「監督さん」、原氏のことを「辰徳さん」と呼び分けて、気を遣っている。その東海大グループ傘下にあった選手が、今秋のドラフトで巨人から複数指名されていた。 3位・大城卓三(捕手・24歳・NTT西日本) 育成枠・広畑塁(捕手・22歳・立正大) ほかに、巨人は2位の岸田行倫、育成枠の小山翔平と、合わせて4人もの捕手を指名し、他球団も首を傾げていた。今季138試合に出場した小林誠司(28)と、成長株の宇佐見真吾(24)もいるのに、だ。 「一般論として、1回のドラフトで捕手を2人以上指名することはしません。高校生と大学生のように年齢が離れているならともかく、実戦経験が大事なポジションなので、年齢の近い捕手ばかりだと機会が限られ育ちにくいんです」(同) 大城は東海大学の出身。大学在学中に首位打者のタイトルを獲得しているが、一塁手でも試合に出ており、打撃力を買われての指名だろう。育成枠の広畑も東海大五高(現東海大福岡)の出身だ。ポジション重複の偏重ドラフトを行ったのは、「4年連続で優勝を逃す」汚名を着せられたくないからだろうか。長い巨人の歴史の中で、4年以上優勝から遠ざかったことは一度もない。まして、高橋由伸監督(42)は今季、13連敗のワースト記録を更新した。 「来季も勝てないとなれば、高橋監督の進退を本気で考えなければなりません。勝てる監督候補が見当たらないとなると、優勝経験を持つ原氏を再々登板させる人事案も有力となります。高橋監督も、前任者に戻すとなれば、2度目の登板の可能性が生まれます。巨人は生え抜きしか監督になれないのではなく、エースか4番経験者のOBからしか監督を選びません。高橋監督がコケたら、斎藤雅樹一軍投手総合コーチしかいない。連覇しての交代ならともかく、負けて、未経験者の登用となると…。まだ斎藤で冒険はできませんよ」(同) 東海大グループの勢力拡大は、「原帰還」の布石とも捉えられる。当の原氏はノンビリしたいような口ぶりでユニホームを脱いだが、退屈していたのだろう。先のペルーでの野球教室では精力的に動き、人一倍声を張り上げていたそうだ。 「広島、DeNAは生え抜きの野手が育ち、阪神も遅まきながらその方向で結果が出始めています。坂本勇人、長野久義らは原監督時代にレギュラーに定着した選手です。一応、原氏は若手育成の結果を出しているので、有力候補に挙げられるのは当然」(前出・ベテラン記者) 原氏の存在が大きくなっていけば、困るのはヨシノブ派の一部コーチと鹿取義隆GM。原氏の院政が待ったなし、となっている。
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スポーツ 2017年12月28日 12時25分
清宮よりも気になる? 栗山監督が斎藤復活を託した「最後の切り札」
これも、栗山英樹監督(56)の愛情の一環だろうか。 北海道日本ハムファイターズの斎藤佑樹投手(29)が美女軍団と合コンに興じているところを、週刊誌にスッパ抜かれた。球団スタッフ、ファンからすれば、「こんなことしているヒマがあったら、練習しろよ!」という心境だろうが、もっとも憤っていたのは栗山監督かもしれない。「栗山監督に斎藤のことを質問したら、1時間でも喋り続けますよ。何とかして、斎藤を復活させてやりたいと考えています。斎藤を見捨てていない関係者は日ハム内には少なくないんです。でも、その思いがいちばん強いのは栗山監督です」(球界関係者) 今オフの契約更改を見る限り、斎藤はさらに厳しい立場に置かれたようだ。来季の年俸は1830万円(推定)。5年連続でのダウン提示であり、来季30歳を迎える大学卒投手が「わずか6試合」にしか登板していないとなれば、“クビ”を通達されるのは時間の問題だ。彼が「来シーズンこそ!」と意気込みを語るのも“年中行事”のようになってしまった。メディアの大半もその言葉を信じていない。それでも、栗山監督は斎藤を何とかしてやりたいと思い続けている。その思いが来季のコーチスタッフの編成にも表れていた。「荒木(大輔=53)二軍監督ですよ」 先の関係者がそう言う。 来季から日ハムの二軍監督に着任する荒木氏は5年ぶりの現場復帰となる。 こんな言い方は失礼だが、投手コーチを務めた古巣ヤクルト、西武からは、指導者としてはあまり評価されていなかった。 「2010年オフに遡りますが、当時のヤクルトフロントは小川淳司監督代行を昇格させるか、荒木コーチを監督に選ぶかで迷っているとも報じられました。しかし、フロントは小川代行の監督昇格に傾いていました。スター選手であり、故障で長年苦労した経験もあるので『良い指導者』になると期待されていたんですが、投手コーチでありながら、ブルペンでの救援投手の好不調を見分けられないし、気の利いた助言も送れない。監督業はできないと判断されていました」(ベテラン記者) それでも、日ハム球団が荒木氏に二軍監督を託した理由だが、当初、ドライチルーキー・清宮幸太郎(18=早実)を重ねて見る向きが強かった。甲子園のヒーローであり、進学するかどうかで悩んだ末のプロ入り。同じ早実出身でも経歴が重なる荒木氏が清宮の教育係として選ばれたと思われてきた。 しかし、それだけではなかった。「斎藤のこともあったんです。というより、斎藤を一軍戦力に底上げするために荒木氏が選ばれたと見るべき」(前出・球界関係者) 17年12月末時点では、清宮はお披露目も兼ねて、キャンプは一軍帯同となる予定。オープン戦でプロのスピードに対応できることが証明されれば、開幕も一軍で迎えることになるという。栗山監督と球団は一軍スタートで「未来のスター候補」を育成していく。それに対して、斎藤のほうは開幕一軍入りを懸けた厳しいキャンプとなる。 「荒木二軍監督は『挫折』を経験しましたからね。騒がれてプロ入りしたものの、故障などもあって一軍戦力に帰還するまで物凄い苦労をさせられました。そういう経験を二軍監督として、斎藤に教えるのに適任だと判断されたんです(同) 斎藤は5年連続となるダウン提示を受け入れたあとの会見で、「来年もまた契約してもらいました。(球団から)来年、栗山監督を胴上げしてほしい、ファイターズに絶対必要だ、ということを言ってもらい…」と話していた。もう後がないことは自覚しているような神妙な面持ちだった。「その思いがホンモノなら」と栗山監督も考えたはずだが、こんな声も聞かれた。 「荒木氏が二軍監督に決まったと聞き、栗山監督は安堵していました。両氏ともヤクルト出身ですし、ホットラインで斎藤の状況を確認することができます。でも、練習で気を抜けば、栗山監督に筒抜けとなります。斎藤は良い意味で手抜きをします。メリハリというか、これ以上やったら体を壊すと思ったら、力を抜くんです。その強かさが彼の成長を止めたという見方と、怪我をしても重症にならなかったとも解釈されています」(プロ野球解説者) 荒木二軍監督は「甲子園のアイドル」と称され、ドロ臭い猛練習とは縁遠い感もするが、実際は違うという。また、西武、ヤクルト時代の指導を知る関係者によれば、手抜きは一切許さない鬼軍曹でもあったそうだ。 荒木二軍監督が斎藤のメリハリを容認できるかどうかは分からない。しかし、斎藤はその荒木二軍監督にも見捨てられたら、それこそ「最後」と思わなければならないだろう。
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スポーツ 2017年12月27日 22時50分
【新日本・見どころ】前売り3万枚突破で、札止めが見えてきた1.4東京ドーム大会!
新日本プロレスが92年から来年で26年連続(東京ドームでの興行は29年連続)となる、1.4東京ドーム大会『レッスルキングダム12』の前売り券が、ブシロードが2012年1月末に新日本を買収してから初めて開催された2013年の大会以降、最速の売り上げを見せている。関係者の話によると「年内に3万枚を突破したことで、用意したチケットがすべて売り切れる可能性も出てきた」という。 ブシロード体制になってから、実数発表となり、90年代のような6万人という数字を叩き出すのは難しい状況になっているが、日曜開催で満員マークをつけた2015年の36,000人を超えるのは濃厚で、チケットが完売した場合は札止めで発表されることになる。新日本は次に1月4日が週末となる2020年大会での札止めを目指していただけに、この目標が大きく前倒しされるかもしれない。2019年大会からはしばらく開放されていなかった外野寄りの内野スタンドや、外野スタンドを開放し、動員数を増やしていくことが考えられる。 昨年1月に主力選手だった中邑真輔をはじめ、複数の選手がアメリカの世界一のプロレス団体WWEへ移籍したことで、一瞬動員が下がった時期もあったものの、入れ替わるかのようにロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンを結成した内藤哲也が台頭。現在は中邑が在籍していた時よりも動員数が上がっているのだ。今回、ドーム大会の前売りが好調なのも、内藤人気がかなりのウェイトを占めているのは確実で、先日、東京スポーツが選定するプロレス大賞のMVPに内藤が2年連続で選ばれたことも追い風になった。 メインで行われるオカダ・カズチカが持つIWGPヘビー級王座に、真夏の最強決定戦G1クライマックスで優勝した内藤が挑戦するというのは、2013年にも同じシチュエーションで実現したカード。しかし、当時立場が不透明だった内藤はファンから全く支持されず、新日本も中邑にライバル棚橋弘至が挑戦するIWGPインターコンチネンタル王座に挑戦する試合と、ファンにどちらがメインで行われるのが相応しいのか問いたいと、ファン投票を実施。結果、オカダ対内藤はダブルメインイベント第1試合に降格している。 この時の苦い経験が現在の内藤の原動力に繋がっているのは言うまでもない。しかし、この時に悔しい思いをしたのは、チャンピオンとして誰が相手でもドームのメインを守れなかったオカダも同じ。内藤人気が爆発する一方、オカダはケニー・オメガ、鈴木みのる、柴田勝頼らと命を削るような防衛戦を続けることで、超人ぶりを発揮してきた。特にケニーとは1.4ドーム大会で46分を超える死闘を制し、6.11大阪城ホール大会では60分フルタイムドロー、G1の公式戦で行われた8.12両国国技館大会では接戦の末敗れている。その翌日の決勝戦でケニーをG1史上最長の試合タイムで破り優勝し、ドームメインの切符を手に入れたのが内藤である。前哨戦の内容を見ていても内藤は勝敗に関わらず、余裕を見せているだけに、現状は挑戦者の内藤が優位に立っていると思わざるを得ない。ただ、今年1年間の防衛戦でオカダから底知れぬ強さを感じたのは誰もが認めるところ。勢いが強さを超えるのか?強さが勢いを阻むのか?死闘は避けられない一戦だ。 ダブルメインイベント第1試合では、現在もWWEの主要ブランド、スマックダウンのHPに“掲載”されている(本人は「現在の契約はフリーだが(WWE会長の)ビンス・マクマホンには話した」とのこと)クリス・ジェリコが、カナダの同郷後輩レスラー、ケニー・オメガが保持するIWGP USヘビー級王座に挑戦する。ジェリコは日本マット(天龍源一郎さんの団体WARが主戦場だった)で育ち、アメリカでスーパースターになった選手なので、WWEの日本公演には毎回のように凱旋。今年も来日し、ヒデオ・イタミ(元ノアのKENTA)とのシングルマッチを難なく制している。一方のケニーは前述のように、今年はオカダと3度に渡る死闘を繰り広げ、G1決勝では敗れはしたが、内藤とギリギリの試合を行い、レスラーとしてステータスを高めている。ジェリコの新日本参戦が発表されると、ストリーミング配信サイト新日本プロレスワールドへ登録するファンも世界中から殺到しているそうで、新日本プロレスがWWEに続くプロレスカンパニーとして、世界にアピールするには十分過ぎるカードと言ってもいいだろう。この試合はあらゆる反則が認められるノーDQマッチで行われるのもポイント。ジェリコとケニーがニューヨークやカナダの空気感を東京で体感させてくれるはずだ。 アンダーカードでは、メインやセミファイナルから久々に降格した棚橋が、ジェイ・ホワイトの凱旋マッチの相手を務める。IWGPインターコンチ王座を賭けての闘いなだけに負けは許されないが、まだどのユニットに属するかも判明していないホワイトが何処まで成長しているのかは不透明で不気味。2012年に凱旋帰国していきなり棚橋を破り、IWGPヘビー級王者に輝いたオカダのような雰囲気を感じる。棚橋は2年連続でドームの試合を勝ててないこともあり、ここはスカッと勝ちたいところだが…。 今回のドーム大会は、CS(第0試合を除く)とストリーミング配信で完全生中継。テレビ朝日と一部の系列局では、当日の深夜に特番が放送される。年末は格闘技、年始はプロレスを楽しむ文化の再来を期待したい。取材・文 / どら増田カメラマン / 舩橋諄
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スポーツ 2017年12月27日 17時30分
貴乃花親方“軟化”裏に「2月理事選」生き残り
これは軟化の兆しなのか? 日馬富士暴行事件に揺れる大相撲界。12月20日に開かれた臨時の理事会で、ついに関係者に処分が下された。 「暴行現場にいた白鵬は給料を1カ月全額、2カ月目は半分、つまり50%カット。鶴竜も1カ月全額という減俸でした。減俸処分そのものは妥当だと思いますが、白鵬がたったの2カ月、鶴竜に至っては1カ月で処分終わり、というのは解せません。早く幕を閉じてしまいたいという協会サイドの思惑がミエミエです。日馬富士の師匠、伊勢ケ浜親方は理事を辞任しましたが、こちらも受け入れる前にキチンと理事会で処分を決めるべきで、いかにも甘い。一方、暴行の被害者である貴ノ岩が初場所を休場しても、十両に留め置くという救済措置は評価できます。ホッとしたファンも多かったのではないでしょうか」(大相撲担当記者) そんな中、相撲協会に報告義務を果たさず、徹底的に協会への協力を拒んできた貴乃花親方(45)への注目の処分だけは、12月28日まで先送りされた。 「『危機管理委員会の事情聴取が済んでいない』ということが延期の理由ですが、これまで相撲協会に厳しい対決姿勢を見せていましたから、できることはやってキチンとした結論を出したいということではないか。相撲協会の強い姿勢の表れですよ」(協会関係者) まさか、それに怖気づいたワケではなかろうが、ここにきて貴乃花親方の姿勢が微妙に変わってきた。まず、これまで「とても(事情聴取に)耐えられる状態ではない」と言って拒否してきた弟子の貴ノ岩の事情聴取に応じたのだ。それも、臨時理事会の直前に駆け込むように。また、理事会の席上、自らの事情聴取にも応じることを約束した。 この変化の裏に何があるのか。一門の関係者が力説する。 「世間の風当たりが強いですからね。横綱審議委員会も、『あの(貴乃花親方の)言動は非難に値する。理事として、執行部のメンバーであることの責任をまったく放棄している、普通の組織ではありえないことだ』と言っていますし、そうではないことを示す必要に迫られたのではないでしょうか。でも、これで“軟化”したと受け取るのは早計です。貴乃花親方は信念に基づいて一連の行動をとっており、処分をちらつかされたからといって怖気づいて簡単に態度を変えるはずがありません」 そういえば、「聴取に協力する」と言いながら、理事会直後や、その翌日の研修会後の危機管理委員会の聴取要請には、「所用がある」と、にべもなく蹴飛ばしている。 それどころか、たとえ理事会がどんな処分を下そうと、絶対に生き抜いてやる、負けてたまるか、という強い意志は増すばかり。 それを見せつけたのが、理事会2日前の18日に都内の一流ホテルで開かれた、貴乃花一門の総会に名を借りた忘年会だった。 挨拶に立った貴乃花親方は、最近の険しい表情がウソのような爽やかな口調で、貴ノ岩が復帰に向かって順調に回復していると報告。駆け付けた阿武松親方(元関脇益荒雄)、立浪親方(元小結旭豊)、千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)ら一門の親方に向かい、こう語りかけた。 「咲くも、散るも、同じ道を行くといった気持ちしか、ございません」 たとえどんなことがあろうと、一緒に頑張って行こう、支えて下さい、と呼びかけたのだ。さらに、カラオケでは思わせぶりな歌詞の石原裕次郎『勇者たち』を歌い、参加者たちの喝采を浴びた。 《捨てるなよ戦いを、男なら最後に勝つ者になろうじゃないか。そして、お前にゃ俺がいる》 まさに、対抗意識剥き出し。それにしても、どうして貴乃花親方はこの時期にこんな会を催し、ここまで熱く盛り上げたのか。大相撲界の内部事情に詳しいマスコミ関係者は、次のように紐解く。 「来年2月の理事選を控えたこの時期は、それぞれの一門が結束し、気勢を上げる時期。貴乃花一門のこの総会も、まさにその一つと言っていい。貴乃花親方は28日の臨時理事会で『理事降格の処分を受けるのではないか』と囁かれていたが、『降格させるならしてみろ、2月の理事選で必ず這い上がって見せる』と相撲協会に挑戦状を叩き付けたようなもの」 表面は穏やかだが、一皮剥けばケンカ腰状態なのだ。 こんな貴乃花親方に、願ってもない援軍が現れた。現在、貴乃花一門の親方衆は9人。これだけでも理事選では十分当選可能だが、同じ18日に開かれた時津風一門の一門会で、かねて熱心なシンパで、前回の理事選でも貴乃花親方を支持したといわれる錣山親方(元関脇寺尾)、立田川親方(元小結豊真将)、湊親方(元幕内湊富士)の3人の親方たちが離脱することを表明。当面は無所属として活動するとしているが、実質は貴乃花一門に合流するのだ。 「将来、貴乃花親方が理事長になるには、息のかかった理事を1人でも多く出さなければいけません。この勢力拡大で、他の理事候補にまわせる票が増えます。理事会前の、この一連の動きは、現理事たちの判断にも少なからず影響を与えるはず」(夕刊紙デスク) 不本意な処分を下されたら、裁判に打って出ることも考慮中。どんなに叩かれても、殴られても、どっこい貴乃花親方はしぶとく生き残る。
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スポーツ 2017年12月27日 16時00分
あるぞ! 阪神・藤浪と日ハム・中田翔「来年2月電撃トレード」
これも「大谷ロス」の影響なのか。同級生、ライバルでもあった阪神・藤浪晋太郎(23)がトレード要員に成り下がってしまった。 今季はプロ入り初となる二軍降格の屈辱も味わった。何よりも深刻なのは、7月3日の「危険球退場」に象徴される“ノーコン病”に冒されてしまったこと。秋季キャンプでも復活の兆しは見られなかったが、藤浪クラスの交換トレードとなれば、獲る側もそれ相応の選手を出さなければならない。その適当な交換要員がいるのだ。筆頭候補は、日本ハムの中田翔(28)である。 藤浪が契約更改に臨んだのは、12月1日だった。今季1億6000万円から4000万円ダウン(推定)は想定の範囲内だったのか、神妙な面持ちで「今まで積み重ねてきたものが変わってしまった…」とボソリ。表情に全く覇気がなかった。 「更改の席では、単にダウン提示を受けただけではありません。“エースの特権”も剥奪されました。来春のキャンプでは苦労すると思いますよ」(球界関係者) これまではマイペース調整が許されていた。「開幕に標準を合わせればいい」と、公式戦初登板の日から逆算してオープン戦も投げてきたが、来春は違う。 「一軍当落のボーダーライン上の他の若手と同様、キャンプ後半までに結果を出せなければ、二軍落ちも覚悟しろ、と。契約更改した12月時点では『先発ローテーション入りを予定している投手』ではなく、候補の1人に落ちたことを自覚させられたようです」(同) 復活までに許された時間は、2月までだ。キャンプ後半までに結果を残せなかった場合、「年俸1億2000万円の二軍投手」が出来上がってしまう。費用対効果を考えれば、完全なリストラ要員だ。 それでも、藤浪の放出は考えにくい。 「阪神は金本知憲監督(49)がもっとも欲しがっていた年間30発強が期待できる大砲の獲得に成功しました。前韓国ハンファのウィリン・ロサリオです。それと、あまり騒がれていませんが、すでに獲得を発表している台湾の若き左腕・呂彦青(ル・イェンチン)。彼はドラフト1位に匹敵します。何が言いたいかというと、阪神は優勝候補の一角になったんです」(在阪記者) 藤浪が復調しなくても、先発ローテーションは成り立つわけだ。優勝を狙うチームにおいて、個人の復調のために負け覚悟で試合に臨むことは許されない。 「藤浪に対しては『環境を変えてやるべき』との意見も出始めました。ノーコン病を直すための技術指導は終わっています。それでもダメなのは、やはり精神面に原因があるのでしょう」(同) その原因だが、ちょっと過激な意見も聞こえてくる。「金本監督と合わないのではないか?」というものだ。 「藤浪は頭のいい投手です。練習メニュー表を見るだけで、どういう目的でこの練習が行われるのか、その結果が実戦でどう表れるか、を考えています。スイング回数や走り込み、ウエートトレーニングなど『根性野球』には適さないタイプです」(前出・球界関係者) 確かに、藤浪の不振は、金本監督の就任した'16年に始まったが…。 一方の日本ハムも、今季不振に喘いだ主砲・中田翔の復活を待つつもりはない。 「球団は、国内FA権を取得した中田が残留するとは思っていなかったようですね」(取材記者) 中田の今季の成績は打率2割1分6厘、本塁打16本。レギュラーに定着した'11年以来の自己ワーストで、8000万円もの減俸を飲み込んでの残留だった。 残った理由は「この成績ではFA宣言しても買い手が付かないから」(同)とされるが、日ハムはドライな球団だ。過去、FA宣言した功労者を追いかけなかったのもそのチーム方針によるもので、中田がギリギリまで移籍を考えたのは、先輩たちのそんな晩節を見てきたからである。 「栗山英樹監督(56)は、中田の蘇生法として、2番固定論を明かしました。ただ、怪物ルーキー・清宮が入ったことで、扱いにくくなったのは確か」(同) 栗山監督は温情派だ。中田を思っての発言だろうが、こんな見方もされている。 「日ハムでは、監督が知らないところでトレードがまとまることも珍しくありません。一例が、'13年1月の糸井嘉男放出です。栗山監督があえて中田の名前を出したのは、フロントに向けた“放出しないでくれ”というメッセージでは?」(同) 藤浪の行き先が埼玉・所沢になる可能性もある。西武球団では、今季後半、4番に固定された山川穂高(26)が低評価に激怒し、7年ぶりの契約保留者となってしまった。2度目の交渉で判は押したが、7年ぶりの保留者というのが意味深い。 「西武はカネでモメる選手が大嫌い。7年前にモメた涌井秀章、片岡治大はFAとはいえ、退団に追い込まれたようなもの。主力ですら容赦しません」(関係者) 交換要員に問題はない。古くは江夏豊、田淵幸一を出してきた阪神、ドライチを出すことに抵抗はない。 復活の執行猶予が切れる2月、V候補となった阪神に激震が走りそうだ。
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スポーツ 2017年12月27日 12時50分
【RIZIN見どころ】注目はストップ・ザ・RENA&那須川天心とミスター女子プロレス
いよいよ今年も年末のRIZINさいたまスーパーアリーナ大会が近づいてきた。 今年は『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 バンタム級トーナメント&女子スーパーアトム級トーナメント 2nd ROUND/Final ROUND』のタイトルで29日、31日の2日間行われる。“中日”の30日は、EXILEでお馴染みLDH JAPANの人気ユニットPKCZ®️とのコラボレーションで『PKCZ®️×RIZIN PREMIUM LIVE SHOW』と銘打ち、音楽LIVEイベントを開催。またメインアリーナに併設されているコミュニティアリーナでは、今年も『格闘EXPO』が29日から3日間開催され、RIZIN FF アマチュアMMA 大会、RIZIN FF オープングラップリング大会、RIZIN FF 柔術大会、第1回 全日本中学生サンボ選手権大会、ガンバレ☆プロレス、護身術教室、柔術セミナーが行われる他、各格闘技団体ブースが設置され、飲食コーナー・物販コーナー・トークイベントやステージ上で公開計量を行うなど、盛りだくさんのイベントを入場無料で行うことで、格闘技の祭典を盛り上げていく。 29日、31日ともにバンタム級トーナメントを軸にバラエティなカードが組まれているが、29日はオープニングから北岡悟が登場するなど、注目のワンマッチが数多く組まれており、ファンの間からも「29日はかなり格闘技ファン心をくすぐるカードが組まれた」と称賛する声が多い。RIZIN名物となってきたKINGレイナが勝利を収めた後に行われる高田延彦統括本部長のやり取りも、レイナが29日しか参戦しないことから、この日しか見られる可能性はない。 そして、プロレスファンにも注目なのが、“ミスター女子プロレス”神取忍の初参戦だろう。神取は1年前に参戦が決定していながらも怪我で欠場。盟友・堀田祐美子が代わりに出場し、ギャビ・ガルシアに瞬殺された。神取は今年1年間、ギャビの試合に限らずRIZINで行われてきた女子の試合を、リングサイドで黄色いTシャツを着ながら観戦する姿がテレビや場内ビジョンに抜かれており、その度に会場からは歓声があがっていた。世界柔道で銅メダルを獲得し、女子プロレス転向後もジャッキー佐藤、デビル雅美、北斗晶、ブル中野らと死闘を繰り広げ、天龍源一郎との性別を超えた一戦では顔面を変形させながらも闘い抜いている。98年にはMMAルールで192cm150kgの巨体を誇るロシアの世界柔道銅メダリスト、スベトラーナ・グンダレンコを破り話題になった。実績は申し分ない神取だが、今年で53歳。これが最後のMMA挑戦になるかもしれない。対戦相手のギャビは190cm90kgの32歳。グンダレンコ、ギャビの両選手と対戦した藪下めぐみは「グンダレンコはデカイだけだったけど、ギャビは頭を使ってくる」と両者の違いについて語っている。神取は入場シーン以外に見どころを作れるのか?ここに注目したい。 31日は、バンタム級に加えて、女子スーパーアトム級とキックのトーナメントが加わり、このトーナメントの決勝戦がトリプルメインイベント的な扱いで行われる。バンタム級トーナメントは、那須川天心との対戦も期待される優勝本命の堀口恭司がどんな闘いを見せるのか?女子スーパーアトム級とキックに関しては連勝街道を走っているRENAと天心がそのまま走り抜けるのか?はたまた誰かが止めるのか?大晦日の格闘技はPRIDE時代からニューヒーローが出現しているだけに、他のトーナメント出場選手にも多いに期待したい。 また対世間的にはタレント野沢直子の長女、真珠・野沢オークライヤーと、MMAのレジェンド、ミルコ・クロコップが参戦。31日はフジテレビ系列での全国放送が決定しているが、真珠の試合前には“時間調整”も兼ねた休憩時間が最大1時間設けられている。会場では高田延彦対ヒクソン・グレイシーのメモリアル映像の上映や、アトラクションなどで繋ぐ予定だが、これは当日の“生中継枠”対策。「トーナメントの日本人選手の結果次第」(榊原信行RIZIN実行委員長)によっては、真珠の試合からメイン終了までが生中継になったり、ミルコの試合で一旦生中継を打ち切り、日本人選手が出場するトーナメント決勝戦を再び生中継する可能性もあるという。 29日も31日も試合開始は15時になっているが、長丁場になるのは必至。しかし2日間でこれだけバラエティに富んだ選手やカードが見られるのだから、格闘技ファンにとっては至高の2日間になるのは間違いない。出場する選手にとっても最高の形で今年最後の試合を締めてもらって、テレビ観戦をしている世間の視聴者に対しても「格闘技人気復興」をアピールして欲しい。◆『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 バンタム級トーナメント&女子スーパーアトム級トーナメント 2nd ROUND/Final ROUND』さいたまスーパーアリーナ大会全対戦カード12月29日第1試合 RIZIN MMAルール(肘あり):1R10分/2R5分/インターバル60秒 75.0kg北岡悟 vs. ストラッサー起一第2試合 RIZIN女子MMAルール:5分3R/インターバル60秒 57.0kg杉山しずか vs. 渡辺華奈第3試合 RIZIN MMAルール:1R10分/2R5分/インターバル60秒才賀紀左衛門 vs. 朝倉海<トーナメントリザーブマッチ>第4試合 RIZINトーナメントルール:5分3R/インターバル60秒 61.0kgアンソニー・バーチャック vs. ムン・ジェフン第5試合 RIZIN MMAルール:1R10分/2R5分/インターバル60秒 66.0kg高谷裕之 vs. バータル・アズジャブハラン第6試合 RIZIN女子MMAルール(肘あり):5分3R/インターバル60秒 70.0kgKINGレイナ vs. シンディ・ダンドーワ第7試合 RIZIN MMAルール(肘あり):1R10分/2R5分/インターバル60秒 93.0kgイリー・プロハースカ vs. カール・アルブレックソンー 休憩 ー第8試合 RIZIN女子MMA特別ルール:3分3R/インターバル60秒 95.0kgギャビ・ガルシア vs. 神取忍<バンタム級トーナメント2回戦①>第9試合 RIZINトーナメントルール:5分3R/インターバル60秒 61.0kgカリッド・タハ vs. 大塚隆史<バンタム級トーナメント2回戦②>第10試合 RIZINトーナメントルール:5分3R/インターバル60秒 61.0kgケビン・ペッシ vs. 石渡伸太郎<バンタム級トーナメント2回戦③>第11試合 RIZINトーナメントルール:5分3R/インターバル60秒 61.0kgイアン・マッコール vs. マネル・ケイプ<バンタム級トーナメント2回戦④>第12試合 RIZINトーナメントルール:5分3R/インターバル60秒 61.0kg堀口恭司 vs. ガブリエル・オリベイラ12月31日<バンタム級トーナメント準決勝①>第1試合 RIZINトーナメントルール:5分3R/インターバル60秒 61.0kgバンタム級GP2回戦③の勝者 vs. バンタム級GP2回戦④の勝者<バンタム級トーナメント準決勝②>第2試合 RIZINトーナメントルール:5分3R/インターバル60秒 61.0kgバンタム級GP2回戦①の勝者 vs. バンタム級GP2回戦②の勝者<キックボクシングトーナメント1回戦①>第3試合 RIZIN キックボクシングトーナメントルール:3分3R/インターバル60秒 57.0kg那須川天心 vs. 浜本“キャット”雄大<キックボクシングトーナメント1回戦②>第4試合 RIZIN キックボクシングトーナメントルール:3分3R/インターバル60秒 57.0kg砂辺光久 vs. 藤田大和<女子スーパーアトム級トーナメント準決勝①>第5試合 RIZIN女子MMAトーナメントルール:5分3R/インターバル60秒 49.0kgRENA vs. アイリーン・リベラ<女子スーパーアトム級トーナメント準決勝②>第6試合 RIZIN女子MMAトーナメントルール:5分3R/インターバル60秒 49.0kgマリア・オリベイラ vs. 浅倉カンナ第7試合 RIZIN MMA特別ルール:5分3R/インターバル60秒 72.0kg五味隆典 vs. 矢地祐介ー 休憩 ー第8試合 RIZIN女子MMAルール(肘あり):5分3R/インターバル60秒 57.0kg真珠・野沢オークライヤー vs. チェルシー・ラグラース第9試合 RIZIN MMAルール:1R10分/2R5分/インターバル60秒 120.0kgミルコ・クロコップ vs. 高阪剛<キックボクシングトーナメント決勝>第10試合 RIZIN キックボクシングトーナメントルール:3分3R/インターバル60秒 57.0kgキックボクシングトーナメント1回戦①の勝者 vs. キックボクシングトーナメント1回戦②の勝者<女子スーパーアトム級トーナメント決勝>第11試合 RIZIN女子MMAトーナメントルール:5分3R/インターバル60秒 49.0kg女子スーパーアトム級トーナメント準決勝①の勝者 vs. 女子スーパーアトム級トーナメント準決勝②の勝者<バンタム級GP決勝>第12試合 RIZINトーナメントルール:5分3R/インターバル60秒 61.0kg<バンタム級GP準決勝①>の勝者 vs. <バンタム級GP準決勝②>の勝者文・どら増田カメラマン・広瀬ゼンイチ
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スポーツ 2017年12月26日 07時00分
野球殿堂入り濃厚 ゴジラ松井が断ち切れない古巣とのしがらみ
新春1月15日、巨人の監督人事がざわつきそうだ。「彼が選ばれる可能性はかなり高いと見て間違いないでしょう」(プロ野球解説者) 彼とは、巨人、ヤンキースなどで日米通算507本塁打の松井秀喜氏(43)のことである。松井氏は去る11月28日、2018年の野球殿堂入り候補者の一人にエントリーされた。アメリカの野球殿堂入りのほうでも候補者に挙がっているが、こちらはどうなるか分からない。しかし、日本では殿堂入りが「かなり高い」と予想されている。そこで急浮上してきたのが、古巣巨人との“接触”である。 「ゴジラ松井が選ばれれば、2014年に45歳4か月で選出された野茂英雄氏を抜き、史上最年少(43歳7か月)での殿堂入りとなります。古巣巨人が祝福するのは当然といえば当然なんですが」(ベテラン記者) 松井氏は現在、自宅のあるニューヨークを拠点としている。野球教室などを開催し、ヤンキースでもキャンプ中の臨時コーチを務めたことはあるが、正式な現場復帰については悲観的なコメントしか発していない。一時期は巨人の次期監督の最有力候補とも目されていたが、「本人は頑なに固辞した」(関係者)という。 「巨人のなかでは松井氏の監督帰還の話はなくなっていません。高橋(由伸=42)監督の去就問題に絡んでくるので球団内部でその話はトーンダウンしていますが、将来の監督候補であり、いずれは本人も断りきれなくなるのではないかとの見方は有力です」(前出・関係者) その説得役が師匠・長嶋茂雄氏になるとの見方も強い。92年ドラフト1位で巨人入りしたときの指揮官が長嶋氏だった。氏は「4番定着1000日計画」とし、徹底的に松井氏を鍛え上げ、両者揃って国民栄誉賞にも選ばれている。巨人OBの一人がこう続ける。 「ヤンキースに移籍する前年の02年でした。原辰徳監督(当時)と長嶋氏はシーズン中、松井氏と会食しています。その席上で原氏は巨人残留を必死に訴えました。会食後、原氏は残留の手応えみたいなものを語っていましたが…」 同じ席上にいて、長嶋氏は違う感想を持ったという。松井氏の思いは止められない、と。その後、長嶋氏は「親の夢を子どもにいつまでも背負わせるのは良くない」といった主旨の話もするようになり、メジャーリーグ移籍後の教え子を陰ながら応援してきた。 「松井氏が向こう(ヤンキース)で不振に陥ると、長嶋氏は国際電話を掛け、電話口の前で素振りをしてみろと言ったんです。電話口から聞こえる素振り音を聞き、アドバイスを送ったなんて逸話もあります」(前出・巨人OB) 受話器から聞こえる素振り音からどんなアドバイスを送ったのかは謎だが、これも師弟愛だろう。その長嶋氏から巨人監督を正式に依頼されれば、松井氏も断れないだろう。 「長嶋氏はヨシノブだってカワイイと思っているはず。ヨシノブから監督の座を奪うようなことはしたくないし、松井氏は今の巨人について聞かれると、『応援している』という言い方です。ヨシノブへの配慮ですね」(前出・ベテラン記者) とはいえ、18年シーズンも高橋監督が優勝圏内から脱落すれば、巨人フロントも動かざるを得ない。指揮官の進退を含めたチーム改革が検討される。その場合、今回の野球殿堂入り同様、松井氏も次期監督の候補の一人に挙げられるだろう。 「02年、松井氏がメジャー挑戦を表明するまで、巨人要人は何度も残留の説得をしました。その際、『将来の巨人監督を約束する』といった文言も出たとされ、松井氏が今も頑なに固辞しているのはそのせいでは? 軽々しく、10年以上も先の話をされたことに不信感を抱いたとしても決して不自然ではありません」(前出・関係者) 野球殿堂入りが決まれば、そのセレモニーはペナントレースの開幕に前後して行われる。また、2月キャンプで松井氏が巨人臨時コーチを務めるかどうかもまだ決まっていない。帰国すれば、次期監督の話がついてまわるだけに、松井氏は殿堂入りを素直に喜べないかもしれない。
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スポーツ 2017年12月25日 23時30分
【DeNA】三浦番長が見守る中、石田&今永が開幕投手争いと二桁勝利の決意表明!
横浜DeNAベイスターズで今季開幕投手を務めた石田健大投手、エースの活躍でチーム最多の11勝を挙げた今永昇太投手、チームに欠かせないムードメーカーで、リードオフマンである桑原将志外野手の3選手が、23日横浜市上大岡の京急百貨店で開催されたクリスマストークショーに参加。 番長こと三浦大輔氏の司会進行のもと、約300人のファンとクリスマス直前の楽しいひと時を過ごした。トークショーでクリスマスのデートをしたい場所は?と聞かれ、今永が「デートが似合う観覧車に乗ってみたい」、桑原が「高層ビル」としどろもどろな珍回答を披露すると、会場は大爆笑。女性ファンのハートをがっちりと掴んでいた。 最後に、三浦番長からファンにメッセージを求められると、石田は「来年は優勝して日本シリーズに進みます。また、左腕が増えるので、下からの突き上げがあっても、ピッチャーを引っ張っていきたい」と力強くコメント。今永は「今年の成績を超えるには日本一しかないので、必ず日本一になります」、そして、桑原も「チーム一丸となって、リーグ優勝と日本一を目指します。僕は背番号も変わるので、責任を持ってチームを引っ張っていきます」と語り、来季の日本一奪還をファンに約束して、トークショーは終了。その後、三浦番長も含めた4人とのハイタッチ会が行われ、笑顔でファンを見送った。 イベント終了後の囲み会見で、石田と今永に対し、来季の開幕投手について質問が飛ぶと、石田は「やりたいという気持ちはある。何年か連続でやっている選手もいないし、今年やっていい経験になった。来年もやるとなればいい数字が残せると思う。流れもわかっているので、今から行ける準備はしていきたい。(同じヤクルト戦だが?)来季は本拠地なので、よい形で終われると思う」とやる気と自信を含ませると、今永も「(開幕投手争いが)キャンプでも良い相乗効果を生み出すと思いますし、左ピッチャーが多いなりそのチームならではの色があると思うので、全員が技術力を高めながら、僕自身もアピールしなければ信頼を勝ち取れないですし、来季も必ず二桁勝利を挙げて、コイツなら間違いないという信頼を勝ち取りたい」と開幕投手争いへの意欲を示した。 さらに、石田は「開幕投手をすればいい結果を生むと思うが、もし、開幕投手じゃなくてもシーズン通して二桁勝つことが大切だと思う」ともコメント。今永も「開幕投手=カード頭だと思っている。今季は3試合目が多かったので、カード頭は相手もエース級のピッチャーが出てきますし、なかなか打つことが厳しいことも多いと思うので、そこを自分が0に抑えて野手の方の信頼を勝ち取っていきたい、来季はカード頭で投げて、同点でマウンドを降りない。リードした状態、いい形で次のピッチャーにバトンを渡すことを考えたい」とそれぞれ補足。 今永は続けて、巨人の菅野智之を例に挙げて「終盤、僅差で来てて逆転してもらった回は三者凡退で抑えている。味方に流れを持って行くピッチングは大事だと思う。菅野さんは巨人の選手に聞いても次元が違うというか、マウンドでの振る舞いやピッチングで打者を圧倒する。やはり、あれぐらいの信頼感。菅野さんの名前を聞いただけで、お客さんを寄せられたりとか、相手打者を圧倒したりとか思わせるところがあるので、僕もそういうピッチャーを目指します」と菅野のような絶対エースを目指していくと宣言した。 この日からは、球団公式ドキュメンタリー映像作品『FOR REAL−必ず戻ると誓った、あの舞台へ。−』(金澤佑太監督)が大阪で公開初日を迎え、甲子園でのクライマックスシリーズの死闘効果もあって、劇場への問い合わせが多く、好評だということを伝えると、3選手ともに「大阪は阪神のイメージが強いだけに、素直に嬉しい」と笑顔。大阪出身の桑原は「親に伝えて観に行ってもらいます」と笑いを取りながら、会見を締めた。取材・文 / どら増田カメラマン / 萩原孝弘
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スポーツ 2017年12月25日 22時30分
【DeNA】山崎康晃、年俸も大台突破のヤスアキJUMP!盟友・大谷に熱いエール!
今シーズン、リーグ最多タイの68試合に登板。26セーブ、防御率1.64の好成績で、チームの19年ぶりとなる日本シリーズ出場にも貢献した横浜DeNAベイスターズの“守護神”山崎康晃が25日、横浜市内の球団事務所で契約更改を行い、7000万円アップの1億5000万円で一発サインをした。DeNAの投手陣では最高額での更改となる。 ◎山崎康晃 年俸推移 2015年 1500万円 2016年 5000万円 2017年 8000万円 2018年 1億5000万円 ※金額は推定 年俸推移を見てもわかるように、プロ入りわずか4年で年俸は10倍になり、1億の大台も突破と、年俸でも“ヤスアキJUMP”は止まらない。侍ジャパンに選出されていることも影響しているのか、山崎康には他球団のファンも多く、ツイッターのフォロワーは60万人を超えて、来春には初のフォトエッセイ集も発売される。通算100セーブもあと4に迫り、離脱さえしなければ来季の達成が確実だ。 ■山崎康晃 一問一答 ーー判は押しましたか? 押しました。 ーーズバリいくらでしたか? 1億5000万です。 ーー今年は日本シリーズを経験しましたがいかがでしたか? これからどういうシーズンになるかわかりませんけど、鍛え直してシーズンを迎えて、そういう経験を活かしてマウンドに立って、今度こそ全員が結果を残して優勝したいですね。 ーーシーズン中には中継ぎを経験するなど、苦しい経験もしてからまた抑えに戻って、シーズントップタイの68試合に登板したという球団からの評価については? そうですね。リリーバーというのは、そういう記録じゃないですけど、頼られてマウンドに上がっているわけで、こういう風に評価していただけるのはとても嬉しいですし、もっともっとこれに満足することなく、怪我なくやっていければいいなと思います。 ーーその反面、3年連続30セーブを達成できなかったのは、ご自身の中であるんじゃないですか? 悔しさはありますけど、毎年毎年怪我なくできているのは、いろんなケアがあって。トレーナーに支えられたりですね。コーチにいろんなコンディショニングの相談をさせてもらった中での結果なので。そこに悔しさはないですし、もっともっとできるんだという気持ちになりました。 ーー今年頑張ったご褒美で買いたいものはありますか? ないですね。実家に帰るのでその時に… ーーきょう侍ジャパンで一緒だった大谷翔平選手がメジャー行きの記者会見を行いますが? プライベートでも本当に仲良くしてて、実際に決まったあとにもそういうやり取りもしました。大谷に関しては近くで刺激を与えてくれる存在なので、それだけ日本のいいピッチャーということですね。どれだけ通用するのかということに関しても、期待を込めて応援しているという思いが強くあるので、ニュースやテレビでしか見ることができないですけど、いつかはまた一緒に日本代表のユニフォームの袖を通す日を楽しみに応援してます。 ーーメジャーでも二刀流に期待したい? オールスターでも、スゲェピッチャー、スゲェバッターだと思ってたし。僕はピッチャーなんで、そういう選手に日本のレベルの高さを示していただきたいですね。彼の夢が表現できる場所がようやく整ったのかなと僕は思います。 ーー改めて来季の目標を 優勝目指して頑張っていきたいですね。 ーー個人としては? 絶対守護神を目指していきたいです。優勝するために必要不可欠なポジションだと思っているので。年間通して不動でいきたいですね。 ーーオフの自主トレは? 具体的にはまだ話せないですけど、いろんな意味で体力の強化だとか、走り込みとか含めて、2月のキャンプに出遅れのないようにしていくスケージューリングもしてますし、全体を見てみても調整に負けないような準備をしていきたいなと思います。 ーー日本シリーズで内川聖一選手に打たれたホームランの場面についてはどんな心境でしたか? 何回も映像を見直しましたし、僕もスタジアムを出るときにいろいろ考えましたけど、僕は自信を持って投げたボールだったので。内川さんにホームランを打たれたのは素直に僕の力が劣っていたんだと思ってます。自信を持って投げたボールを打たれたので、もっと練習して、もっと強くならなきゃいけないんだなと思いました。 ーーオフにケアの面でやりたいことは? シーズン終わってから温泉に行ったりして、日本特有のいい部分だと思うので、上手く使ってリラックスしたいなと。もちろん筋肉使って日々蓄積してるところもあるので、上手くリラックスして来年シーズンに臨めるといいなと思います。ボールに関しては野球教室などで握ったりしてますけど、1月に2月のキャンプに間に合う段階まではノースローでいきます。 ーーキャンプは今年と同じ感じで入りますか? そうですね。ピッチングコーチとも上手く話し合いを行った上で、トレーナーとコンディショニングを慎重に進めていきたいですね。 ーー順当にいけば来季100セーブを達成しますが? 1個の節目だと思ってますし、素晴らしい記録だなと達成してない段階から僕も思ってますので、それだけクローザーとして数字を積み重ねていくのは凄いことだなと今は思います。 ーーオフの予定は?国内? 国内ですね。国外に行っちゃうと音信不通になっちゃうので。極秘で。 ーー関東?東北? どうなんでしょうねぇ。何でそんなに聞き出してるんですか(笑)。 ーー何で極秘なんですか? みなさんの貴重な1月を使わせないように気を使って…集中した中でやりたいというのはあります。 ーー誰とやりますか? (笑)。未定です。仲間たちがいるかもしれないし、友だちがいないかもしれないし(笑)。康晃らしいでしょ。 ーー実際、1億5000万の提示を受けたときはいかがでしたか? どうなんですかね。正直、1年回ってみていろんなことを思うシーズンだったので。でも金額を出してもらって、納得しましたし、すんなり来年も頑張るぞというモチベーションにはなりました。 会見中、山崎康は持ち前の笑顔を前面に押し出しながらも、責任感を感じる表情も浮かべていたのがとても印象的だった。来季は中継ぎに降格することなく、絶対守護神としてさらなる飛躍を期待したい。 大幅アップの嵐だったDeNAは、この日の山崎康を最後に全選手の契約更改を終了した。取材・文 / どら増田カメラマン / 萩原孝弘
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