スポーツ
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スポーツ 2017年11月24日 22時04分
阪神新社長が金本監督との緊急会談を要請、「酒席議論」で敗因のなすり合いか
近く、緊急会談へ――。12月1日付で阪神タイガースの球団社長に着任する揚塩健治氏(57)が球団事務所を訪問した(11月22日)。着任の挨拶もあったようだが、早くもスタッフに“難解な指示”も出していたという。「金本(知憲=49)監督と話しがしたい。できるだけ早く…」 直接会談の目的は、金本監督の野球観を知るためだという。しかし、新社長・揚塩氏は「現場の言いなり」になるつもりはない。現場の要望をこれまで聞き入れてきた分、フロントが奮闘していることを訴えるようだ。「金本監督は秋季キャンプで、江越(大賀=24)をスイッチヒッターに改造しています。江越は右の大砲候補。金本監督は生え抜きの大砲を育てると言っておきながら、その候補者から長所を奪うようなことをしています。金本監督の狙いをきちんと聞いておきたいというのが、新社長の目的でしょう」(在阪記者) パワータイプ、打球の飛距離がウリである右バッターに左打ちの練習を強要…。スイッチヒッター、出塁の高いリードオフマンのタイプなら、他にいるはず。素人目にはその狙いはまったく分からない。「昨年の秋季キャンプでは、大和をやはりスイッチヒッターに改造しています。その大和はFA宣言の権利を行使し、退団は時間の問題と見られています」(前出・同) 金本監督は今季、優勝に届かなかった敗因として、外国人バッターが機能しなかった点を挙げていた。助っ人の調査獲得はフロントの仕事だ。こうした“間接的なフロント批判”に対し、新社長は反論の材料を得ているという。「主催ゲームの観客動員数は303万4626人。12球団トップです。2位巨人に7万人以上も引き離しており、日本一になったソフトバンクよりも観客を集めました。阪神フロントは甲子園球場をリニューアルし、また、新グッズを手掛けるなど営業努力を続けてきました。これは他球団も認めています」(球界関係者) 現場の健闘もあってこそ。しかし、フロントは怪我防止のための最新測定マシンの導入も決めており、和田豊元監督など数名をその研修に行かせている。「フロントの努力を認めてくれ」と主張したとしても、反論できないはずだ。「金本監督は新助っ人の調査獲得の遅れに苛立っている」との声も聞かれたが、新社長に花を持たせたほうが今後のためと見る向きも多く聞かれた。「観客動員数が12球団トップになるとの声は、9月下旬から出ていました。ペナントレースも昨季の4位から2位に躍進し、チーム全体にこの結果に満足しているような空気が流れ出し、一部OBからは、クライマックスシリーズで3位DeNAに敗れたのは、気の緩みとの指摘も聞かれました。こういう油断が、自分にも厳しい金本監督には許せないんでしょうね」(プロ野球解説者) ある関係者によれば、金本監督は怒って目が覚める日もあるという。選手、フロント、不甲斐ないプレー、怒りの原因は日々さまざまだそうだ。 新社長は球団事務所を訪ねた後、一部メディアに囲まれ、金本監督との会談を要請したことを認めていた。その際、「コーヒーとお菓子というわけにはいかないでしょう」とも答えていたそうだ。 金本監督は酒豪でもある。芋焼酎のある銘柄がお気に入りで、飲み始めたら、止まらなくなるそうだ。新社長も嫌いではないらしいが、酒席での議論は上手くいくか、ケンカになるかのどちらかだ。フロントを含め、チーム一丸の態勢を整えるには、どちらかがオトナの対応を見せるしかない。
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スポーツ 2017年11月24日 22時01分
“不敗の神童”那須川天心また勝った!キックの誇りを胸に2年連続大晦日RIZIN出陣へ!
『RISE 121』▽23日 東京・TDCホール 観衆 2,400人(超満員札止め) キックボクシングイベントRISEが、『RISE121 DEAD OR ALIVE 2017 トーナメント 57kg』をTDCホールで開催した。 RISEは“神童”那須川天心が主戦場にしているリングのひとつで、RISEバンタム級王座を保持している。今大会では76戦73勝3敗という戦績を残し、20本以上のタイトルを獲得した経歴を持つ“南米の強豪”イグナシオ・カプロンチ(アルゼンチン)を相手に、同王座の防衛戦が予定されていたが、イグナシオは、当日の計量でも規定の体重をパスできず。コミッショナー、審判団、那須川サイドが協議した結果、3分5ラウンド延長1ラウンドのノンタイトルマッチとして、試合を決行することとなった。さらに、イグナシオには、計量オーバーのペナルティとして減点1とグローブハンデを与えることに。 天心は1ラウンドからキック、パンチで圧倒すると、2回に右ボディでダウンを奪う。これで心が折れたと察した天心は3ラウンド、左ボディで再びダウンを奪うと、胴回し回転蹴り(プロレスの浴びせ蹴りに近いもの)を見事にヒットさせて、頭部に左ヒザ蹴りをブチ込んだ時点で勝負あり。3ラウンド1分15秒KOで天心が勝利を収め、デビューから続いている連勝記録を26に塗り替えた。 試合後、リング上でマイクを掴んだ天心は「イグナシオ選手、体重をオーバーして、プロとしてどうかなと思ったんですけど(場内爆笑)、本当に強い選手だと思いました。また、ベストなときに、僕がアルゼンチンに行って試合してもいいなと思ってます(場内大歓声)。TDCホールのたくさんのお客さんの中で勝てて嬉しいです。今回タイトルマッチにならなかったんですけど、このRISEバンタム級のベルトは、僕が16歳の時に初めて持ったベルトで、もう3年近く持ってます。僕はいくらベルトが出来ても、このベルト1本だけでいいと思ってます。世界最強の55kgの選手がRISEにいるということを、これからも勝ち続けて証明していきます。それとDoAトーナメントの優勝者! 是非、俺と闘いましょう!(場内大歓声)体重は57kgですけど、全然問題ないんで待ってます。あと、年末また試合があると思うので、テレビの前や会場で、インパクトのある素晴らしい試合をしたいと思ってますので、みなさん応援しに来てください」と超満員の観客にアピールした。 天心が優勝者と対戦したいとアピールした、10年ぶりに開催されたワンデイトーナメント『DEAD OR ALIVE(DoA)トーナメント』(8選手参加)は、1回戦で宮崎就斗、準決勝では優勝候補筆頭だった森本“狂犬”義久を下したMOMOTAROと、1回戦で原口健飛、準決勝でこちらも優勝候補だった工藤政英を下した内藤大樹が決勝で対決。両選手ともにこの日3試合目だったが、疲れを感じさせないフットワークを見せて1ラウンド、2ラウンドはお互いの様子を見るかのような攻防を繰り広げる。最終ラウンドは内藤のパンチが的確に顔面を捉えてMOMOTAROが鼻血を流す。そのまま試合が終了し、判定はジャッジ1人が内藤を支持も、2人がドローで延長へ。しかし、この流れは変えられず、内藤が右ストレートで2度のダウンを奪ったところで、レフェリーが試合を止め、延長4ラウンド0分56秒KOで内藤が見事初優勝。マイクを掴んだ内藤は「シュートボクシングの強さを見せることができました。でも、まだやらなきゃいけない相手がいるので、そこを目指して頑張ります」と語り、2年前に敗れている天心との再戦を暗に匂わせた。 昨年末に天心が火をつける形で、大いに盛り上がった2017年の格闘技界。今回の大会もチケットは完売した。この波は12.10KNOCK OUT両国国技館大会、そして12.29&31RIZINさいたまスーパーアリーナ大会といった年末の格闘技界のビッグマッチに向かってさらに加速していく。■試合後のコメント那須川天心「(獣神サンダーライガーのような浴びせ蹴りを出していたが?)昔から空手で出してた技なんですけど、相手が回転技が多い選手なんで、回転技で倒してもいいかなって。名前は胴回し回転蹴りという技です。体重オーバーした相手への怒りは計量の時にありましたけど、それを試合に持ち込むと相手が有利になってしまうので。相手のパンチは見切ってたんですけど、蹴りはどんな蹴りを使うのかわからなかったので、パンチだけだとそれで終わっちゃうので(笑)。相手の引き出しを全部開けて闘いました。(相手にデカさを感じた?)それは感じましたね。もっと体重落とせよって思いました(笑)。僕のフェイントに引っかかったので、プレッシャーはなかったです。ボディで倒した瞬間『コイツ心折れたな』と思ったので…でも、ボディで倒れるのは良くないですね。僕はボディで倒れたら引退しようかなと思ってます。ボディは意識あるじゃないですか。たとえ、減点されても喰らいつく気持ちでいかないと勝てないですね。ボディで倒れたら引退します(笑)。(アルゼンチンで闘いたいというマイクに湧いていたが?)世界中のいろんなところで試合をしたかったので、相手が望めば行きたいですね。(好評のLINEスタンプについては?)嬉しいです。でも、友だちに使われると凄く腹が立つんですよ(大爆笑)。『今日遊べる?』って送ったら『肘』(のスタンプ)が返ってきたりとか(笑)。第2弾は音声とか動きとかやりたいんですけど、悪用されないように(笑)。(トーナメントについて)DoAトーナメントらしくないなとは思いましたけど、内藤選手とは是非。もっと、面白い試合をして欲しかったですけど。(年末に希望するカードや試合形式について)僕はキックを広めたいんで、総合はキックと両方勝てるようなものではないので、僕はキックボクシングのルールでやりたいですね。もう、2連戦(12.29&31)は絶対やりたくないと思ったんで。でも、僕は何も考えないでやってますから、そこも楽しんでもらえればと思います」取材・文・写真/どら増田
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スポーツ 2017年11月24日 18時35分
いざアジアの頂点へ 浦和レッズ25日にACL決勝第二戦
浦和レッズのビッグタイトル獲得が目前だ。 アジアチャンピオンズリーグ(ACL)決勝・第一戦、アルヒラル(サウジアラビア)のホームで、ドローで終えており、いよいよ25日には埼玉スタジアムでの第二戦が行われる。国内での戦いで苦しみぬいたものの、巻き返しをはかる浦和は、二度目のアジアチャンピオンの獲得を目指す。■波に乗り切れず監督解任も Jリーグでは例年になく苦戦を強いられたシーズンを送った。 開幕当初こそ順調に勝ち点を積み上げたものの、4月30日にそれまで勝ち星のなかった大宮アルディージャに敗れると、5月4日の鹿島アントラーズ戦でも敗れ、今季初の連敗。6月にも3連敗を喫し、早々に優勝戦線から脱落した。その後も、毎試合のように失点を重ね、勝ち点を伸ばすことが出来ず、7月30日、就任から6年目を迎えていたペトロビッチ前監督を解任、クラブOBでもある堀孝史新監督を迎え、再スタートを図るも、勝ちきれない試合も多く、残り2節を残しリーグ7位と再浮上のきっかけを掴めないまま終盤を迎えている。 無敗でステージ優勝を遂げた一昨年、リーグ・カップを手にした昨年までのような勢いは完全に影をひそめ、国内での三冠タイトル(Jリーグ・リーグカップ・天皇杯)の何れにもたどり着けなかった2017年だった。■攻撃力を武器に頂点へ それでも、ここにきて、復調の兆しを見せてきている。 監督交代後は、ここまで5勝5分け2敗と徐々に持ち直しつつあり、興梠慎三やラファエルシルバを中心としたリーグ二位の総得点数を誇る攻撃力は脅威であり続けている。また、先の欧州遠征にはJリーグクラブからは最多となる5人が選出され、長澤和輝がA代表デビューを果たし、槙野智章はブラジル戦において、今回の日本代表唯一となる得点を挙げるなど存在感を示す活躍を示した。 そして、ACLでは準々決勝第二戦、9月13日の対川崎フロンターレ戦で圧巻の4ゴールを叩き出し、逆転で準決勝進出を掴んだ。苦しんだ今季を払拭するかのようなベストゲームと言ってもいいだろう。 先日の決勝第一戦では、およそ6万人の観衆に包まれた敵地において、1対1のドローながらも、貴重なアウェーゴールを奪っている。10年ぶり2度目となるアジアの頂点へ優位に着けているのは確実だ。 リーグを代表するビッグクラブでありながら、ピッチ内外において、様々話題を呼んだ浦和レッズ。決してスマートなものばかりではない、その足跡は多くの「アンチ浦和」も生んだことも確かだろう。ただ、再生の途上でひたむきに歩を進めている現在の元王者からは不思議な力強さが伝わってくる。「Jリーグにアジア王者がいる」 そんな、われわれ日本人にとって誇らしい景色を再びみせてくれるはずだ。(佐藤文孝)
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スポーツ 2017年11月24日 12時24分
女性に乱暴容疑で逮捕された元阪神タイガース選手に球界衝撃
元阪神タイガース選手で、現在はルートインBCリーグ・石川ミリオンスターズに所属する一二三慎太選手が、沖縄県内で女性に乱暴したとして逮捕されたことが判明。球界に衝撃が広がっている。 事の発端は、11月20日につぶやかれたツイート。ある男性ユーザーが、「知人女性がレイプされた その一人が甲子園で活躍したピッチャーだった」と書き込んだのだ。 その後、男性は3名逮捕されたことを明かし、その1人が一二三選手であると記載。にわかに信じがたい事実だけに、ファンから「嘘を書くな」「名誉毀損になるぞ」などと、投稿者に対し、怒りの声が相次いだ。 ところが、22日になり、一二三選手が本当に逮捕されたことが判明。関係者、ファンに、衝撃が走った。なお、容疑は強制性交で、石川ミリオンスターズの同僚と練習で沖縄を訪れた際、犯行に及んだものとみられている。 今回逮捕された一二三選手は、東海大相模高校時代投手として活躍し、2010年の夏の甲子園でチームを準優勝に導く。そして、その年のドラフト会議で阪神タイガースから2位指名を受け、投手として入団する。 入団後右肩痛を訴え、投手として登板することができず、野手に転向。高校時代に見せたスケールの大きな打撃に期待がかかったが、二軍でも結果を出すことができず、一軍出場機会がないまま、2016年に戦力外通告を受けた。 2017年からはルートインBCリーグ・石川ミリオンスターズに練習生として入団し、投手としてNPB復帰を目指し努力しているものと思われたのだが、犯罪に手を染めてしまった。「一二三選手は高校時代から素行について良くない噂がありました。プロ野球で苦労し、改心して石川で再出発しているものと思われたのですが…。仮に報道が事実なら、石川ミリオンスターズはもちろん、国内で野球をすることは不可能でしょう」(球界関係者) 高校野球のヒーローだった一二三選手の野球人生は、思わぬ形で終わってしまった。
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スポーツ 2017年11月23日 16時00分
阪神 金本監督vs掛布氏の内紛に発展する大和のFA流出
現場とフロントの新しい対立劇に発展しそうだ。 “スーパーサブ”大和(前田大和=30)が11月8日にFA権行使を表明した。内外野両方をこなし、'14年に外野守備でゴールデングラブ賞を獲得した「12球団随一の守備力」を誇る大和には、早速、オリックス、DeNAが獲得に名乗りを上げたが、この突然のFA権行使は金本采配が理由。大和の流出は、球団社長、本部長を一新させたフロントも深刻に受け止めている。 今季の大和は、二塁手で48試合、遊撃手で56試合に出場。守備ばかりが注目されがちだが、バットの方も規定打席には到達しなかったものの、今季からスイッチヒッターに挑戦し、2割8分の好打率を残している。 「残ってほしい。(編成に)頑張ってもらうしかない」 大和のFA宣言を聞かされた金本知憲監督(49)は、秋季キャンプの真っ最中に、開口一番、そう答えた。しかし、この言葉に首を傾げた者も少なくなかった。 「チームの戦力補強はフロント編成部の仕事ですが、金本監督は昨年オフ、糸井嘉男(36)のFA交渉には自ら乗り出し、説得に当たりました。本当に大和に残ってほしいと思うのなら、こちらも交渉の席につくべきです。これでは、大和がFA退団した場合、すべてフロント幹部の責任になってしまう」(在阪記者) 当初、大和は残留すると思われていた。だが、状況が一転したのは10月5日の中日戦2回裏。一打席も立たずに代打が送られたのだ。交代の理由は、守備時に右足をひねったため。後日、試合に復帰しているので軽傷だったようだが、チームでの評価を痛感させられた。 「交代したのが高卒3年目の植田海。今季は金本監督の要請で左打ちにまで挑戦したものの、いつまで経ってもレギュラー扱いしてもらえない。メンツ丸つぶれで、悶々としたものが爆発したようです」(同) “身内”とも言うべき、関西系メディアも「移籍前提」の見出しを踊らせていた。 「安芸では植田が内野守備で鍛えられており、打撃がウリの新人、糸原健斗もショートを守れます。北條史也もこのまま終われないでしょう」(スポーツ紙記者) フロントは説得失敗の責任を負わされそうだ。しかし、フロントも対抗手段を講じていた。球団社長、本部長を刷新させたのだが、一新というのは異例中の異例だ。揚塩健治・新社長、谷本修・新本部長は金本監督たちへの挨拶を済ませたが、こんな見方もある。 「球団幹部は定期的に金本監督と食事会を設けるなど、信頼関係を築いてきました。これは金本監督の就任前からですが、野球の専門的な話になると当然、付いていけません。過去2年、金本監督はドラフト1位選手を直前で覆し、外国新選手の補強失敗についてもキツい物言いをしてきました。幹部たちが言われっ放しというのも…」(球界関係者) 現場とフロントが対等な関係であるためにどうするか。不気味なのが、二軍監督を追われた掛布雅之氏(62)の今後だ。フロントが慰留しチームには残留したが、新たな肩書は「オーナー付シニア・エグゼクティブ・アドバイザー(SEA)」。新社長らに先駆け、11月1日付で着任したが、その職務内容は、他球団も視察して若手育成法を助言していくというもの。それならば、シニアディレクターの和田豊・前監督がいる。それでも、掛布氏を球団に残す必要があったのだ。 「掛布氏は2年間で若手を底上げしました。なのに二軍監督を追われたのは、金本監督と意見が合わなくなったからです。掛布氏は選手の自主性も重んじる一方、金本監督は厳しく育てる方針。練習の目的も説明し、本人にやる気がなければダメという考えでした」(同) 掛布氏が肩書通り、オーナーらの助言役となれば、フロントは金本監督と対等に話ができるようになる。人気のある掛布氏を切れば、ファンの反発は必至だ。それを防ぐ目的もあったろうが、同氏にはユニホームを脱がされた悔しさがある。新体制は金本監督の全面協力をうたっているが、額面通りには受け止められない。 つまり、「大和流出」の責任は、フロントにはない、ということ。 「北條、高山俊、原口文仁らは2年続けて活躍できず、藤浪晋太郎に至っては、奇しくも金本体制になってから不振に陥っています。その原因はどこにあるのか。鳥谷敬の昨季の不振原因は、『金本監督が勧めたウエイトトレーニングが合わなかったから』というのが、もっぱらです」(ベテラン記者) 就任3年目の来季も苦戦するようなことになれば、金本批判にも火がつく。これまでは「チーム改革、育成」で逃げられたが、3年目は結果が求められる。新フロントは大砲タイプの助っ人探しに懸命だが、新外国人選手が活躍して勝てなかったら、金本監督は本当に弁解できなくなる。 フロント側についた掛布氏が、溜め込んだ反論を開始するのも時間の問題だ。
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スポーツ 2017年11月22日 22時03分
清宮入団で斎藤佑樹が泣きをみる?背番号未定は「大谷のせい」の声も
“金看板”の背番号が決められない。清宮幸太郎が北海道日本ハムファイターズと仮契約を交わした(11月16日)。契約金1億円、出来高払い5000万円、年俸1500万円(全て推定)、大勢の記者団の前で意気込みを語るまでは、これまでの新入団選手の会見と同じだが、一つだけ異例措置となった。背番号未定なのだ。「球団は入団会見で発表すると伝えましたが、そんな手段を使ってまで話題性を引っ張る必要はありません。『調整』が付かなかったと見るべきでしょう」(ベテラン記者) メディア記者が予想する清宮の背番号は、「1」、「11」、「41」、「4」。通常、新入団選手は空き番号のなかから自身の背番号を選ぶ。「41」と「4」が空いているが、球団関係者はこうも語っていた。「他選手との調整もあるので…」 他選手との調整なら、「1」か「11」だろう。同関係者によれば、球団内には、やはり「背番号1」を推す声が多いそうだ。 清宮は進路表明の会見で「尊敬する野球人は王貞治氏」と語っていた。王ソフトバンク会長の現役時代と同じ背番号を付けさせる――。だが、日本ハムの背番号「1」は、斎藤佑樹(29)が付けている。斎藤は昨年オフ、心機一転の名目で「18」のエースナンバーを返上しているが、今季は1勝しか挙げていない。また、どの球団もそうだが、「1」は野手番号である。“剥奪”となったとしても、斎藤は文句も言えないだろう。「41は侍ジャパンの監督を務める稲葉篤紀氏が付けていた番号です。斎藤を41に変更する案、また、清宮にその番号を継承させる案も出ましたが、稲葉氏と清宮は同じ左バッターでもタイプが異なります」(前出・同) 日本ハムは「11」を大事にしている。大谷翔平(23)がダルビッシュ有から継承していたもので、これを次世代のスター・清宮が継承するというのも悪くない。蛇足になるが、大谷のメジャー挑戦表明は、11月11日午前11時に始まった。日本ハムはこういう語呂合わせが好きだ。高校通算111発の清宮が大谷の背番号を継承する“語呂合わせ”もできる。 しかし、こんな冷静な声も聞かれた。「大谷のポスティングシステムによる米球界挑戦が具体的に動き出すのは12月に入ってからです。11月下旬に、清宮に「11」を与えてしまったら、大谷は戻れなくなってしまう」(在京球団スタッフ) ポスティングシステムは日米間でルール変更がされ、大谷はその第一号となる。新ルールの詳細は省くが、大谷の代理人が交渉球団と話し合い、「適切ではない」と判断すれば、大谷は日本ハム帰還となる。「入札球団との交渉決裂後、在籍チームに戻れる点は新ルールでも保証されている。 大谷の二刀流を応援したいとする米球団のゼネラルマネージャーは少なくないが、他先発投手との兼ね合いを懸念する向きが強く出始めている。メジャーリーグの先発投手のほとんどが「200イニング達成」などでボーナスが支給されるオプション契約を交わしている。また、彼らは中4日でのローテーションをこなしており、投手と野手の二刀流を行う大谷は、体力的に見て、それをこなすことはできないだろう。したがって、大谷を獲得した米球団の先発ローテーションは全員、変則となる。 米球団GMがこうした他投手との兼ね合いを強く主張してきた場合、「大谷の代理人は撤収を選択する」との見方が、日本球界内に強くあるのだ。「大谷の代理人はアメリカ現地で下交渉を始めています。日本ハムは彼と連絡を取り、期待値ナシの現地の評価を聞き、11番の継承が可能なのかどうかを確かめているのでしょう」(前出・同) 大谷の米球界でも二刀流を貫きたいとする意向が強ければ、日本ハムは帰還の余地も残してやらなければならない。そう考えると、清宮入団でトバッチリを食うのは、斎藤佑樹ということになりそうだ。
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スポーツ 2017年11月22日 16時00分
熱き侍たちが躍動!! メジャーリーグ Times 〈最終回〉 岩隈久志、イチロー、青木宣親の今後を徹底予測
ワールドシリーズが終了し、メジャーリーグの各球団から、契約を更新しない選手が発表された。日本人選手では、岩隈久志、イチロー、青木宣親が契約更新を見送られ自由契約になったが、今後、彼らはどうなるのか? 可能性の高いシナリオを予測してみた。■岩隈久志(マリナーズを自由契約) 今後のシナリオ:1年200〜300万ドルで他球団と契約。故障リスクの高さが敬遠されてマイナー契約になる可能性も。 岩隈は今年、5月上旬に肩の故障でDL入り。当初は6月下旬に復帰する予定だったが、メジャー復帰に備えて登板した6月中旬の3Aの試合で肩の痛みが再発し、再びDL入りした。その後はPRP療法(多血小板血漿注入療法)で肩関節の損傷した個所の修復を図ったが効果が見られなかったため、9月29日に肩にメスを入れた。 これは、肩関節の壊死した部分をきれいに除去したあと、投球動作時に肩関節がストレスなく動くようにするものだ。しかし、復帰まで5カ月かかるため、来期の開幕には間に合わない。 回復が順調な場合、来年3月から投球練習を再開。4月からブルペンで本格的な投球練習に入り、マイナーリーグで投げ始めるのは5月以降になる可能性が高い。そうなるとメジャー復帰は最短で6月以降となる。 肩関節の手術から復帰した投手は、なかなか球威を取り戻せないことが多い。そのため、現実的に考えれば、シーズン後半が始まる7月中旬にメジャー復帰が叶えばいい方で、来シーズン中に復帰できない可能性もある。 岩隈には肩の故障が予想以上に悪かったことに加え、年齢的なハンデもある(来年4月に37歳)。 しかし、岩隈はメジャー6年間の通算防御率がトップレベルの3.43で、昨年まではメジャーで最もコントロールのいい投手の1人と見なされていた。そのため肩の故障が癒えれば、先発投手として復活できると見る向きが多く、先発のコマが足りないエンジェルス、アスレチックス、ジャイアンツ、ロイヤルズあたりが1年200〜300万ドル(2.2〜3.3億円)程度の捨て金でメジャー契約をオファーしてくる可能性が高い。ただ、肩の故障が予想以上に重かったので、それが敬遠されてマイナー契約しかゲットできない恐れもある。■イチロー(マーリンズを自由契約) 今後のシナリオ:メジャー契約は絶望的だが、すぐには引退せず、マイナー契約で他球団に入団し、ラストチャンスに賭ける。 マーリンズはオーナーが変わり、元ヤンキースのスーパースター、デレク・ジーターが経営陣に加わった。日本では、ジーターは親友イチローをチームに残すと見る向きが多かったが、現実はそう甘くない。新経営陣は若返りによる年俸総額の大幅削減を打ち出しているため、イチローはあっさり自由契約になった。 衰え知らずだったイチローも44歳。年齢的な衰えが目につくようになったので、メジャー契約をゲットできる可能性は低い。残された選択肢は、引退かマイナー契約しかないが、50歳まで現役を続けることに執念を燃やすイチローが、すぐに引退に傾くとは思えない。比較的外野の選手層が薄い球団にマイナー契約で入団し、キャンプに招待選手として参加して開幕メジャーを目指すことになるだろう。 しかし、それが実現する可能性は1割もない。イチローが狙うのは4人目の外野手の椅子だが、5、6人の若手と1つのイスを争うことになるため、イチローがオープン戦で4割近い打率をマークしつつ、他の候補者が全員大スランプという事態にでもならない限り、開幕メジャー入りは難しい。メジャーでは同レベルの成績ならベテランより若手が優先されるので、オープン戦で好調を維持し、3割前後の好打率をキープしていてもマイナーに据え置かれ、シーズンイン直前に解雇を通告されることになるだろう。 これを機に、イチローは引退する腹を固め、1日だけ古巣マリナーズと契約。慣れ親しんだユニホームを着てセーフコフィールドでの引退式に臨みファンに別れを告げる、という展開になるだろう。■青木宣親(メッツを自由契約) 今後のシナリオ:日本球界にUターンし、古巣ヤクルトに3年7〜8億円くらいの契約で復帰。 青木の最大のネックは、来季36歳になることだ。メジャーリーグではこのくらいの年齢になると、かなり実績のある選手でも「上がりの年齢」になったと見なされ、成績が低下していなくても契約のオファーが来なくなる。青木もそのことを承知しているので、メジャーに残ることに執着せず、日本の球界にUターンする腹を固めた模様だ。 今季、得点力の低下にあえいだ古巣ヤクルトが獲得に動いているので、3年7〜8億円程度の契約で復帰すると思われる。スポーツジャーナリスト・友成那智(ともなり・なち)今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流。アメリカ野球に造詣が深く、現在は大リーグ関連の記事を各媒体に寄稿。日本人大リーガーにも愛読者が多い「メジャーリーグ選手名鑑2017」(廣済堂出版)が発売中。
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スポーツ 2017年11月21日 16時00分
九州場所に激震! 日馬富士暴行事件で吹っ飛んだ“力士の給与アップ”要望
今年納めの九州場所に激震が走った! 横綱日馬富士(33)による幕内貴ノ岩(27)への暴行が11月14日に明らかになり、角界が騒然とした。関係者、ファンからも「半月も頬かむりしていたのか?」と憤りと失望の声が渦巻いた。 九州場所は客の入りが悪いことで定評があるが、皮肉なことにすでに前売り券はすべてが売り切れ。15日間の満員御礼が決定的となっている。これで今年に入っての6場所すべて、90日間のオール大入りも確定した。 さぞや力士たちのフトコロも暖かいはずだが、実は力士たちの給料は平成13年の3%アップを最後に、15年間も据え置かれたまま。つまり、この15年間、不況、不入りを理由に1銭も上がっていないのだ。 力士たちもさすがに、「これじゃやっていけない」と、不満をあらわにしたことがある。声の主は、平成20年夏、当時の力士会会長だった朝青龍だった。 「少しどうにかならないか。部屋から場所入りするにしても、ガソリン代だってバカにならない」 悪童で世間を騒がせた元横綱はこのように訴えたが、協会にまったく相手にしてもらえなかった。 ちなみに、横綱の給料は基本給、手当てを含めて282万円。大関が2347000円、平幕が1309000円、十両が1036000円で、幕下以下は無給だ。 毎年、力士の給料は九州場所の8日目、今年は11月19日に開かれる理事会で審議される。果たして今年は、この好景気をバックに16年ぶりにアップされるか気になるところだが、肝心の力士たちは、余りにも長い間、据え置かれたために神経がマヒしてしまったのか、関心はいまひとつだ。 「10月31日に開かれた力士会では、鶴竜から(力士の)ケガが多いので、みんなで神社でお祓いを受けたらどうか、という提案は出ました。しかし、『給料をアップして欲しい』という要望は誰からも出ませんでした」(担当記者) とは言え、給料をアップを言っている場合ではない。横綱日馬富士の暴行事件が九州場所をぶち壊した。神社でお祓いを受けたいのは相撲協会なのかもしれない。 今日もNHKは淡々と大相撲中継をしているが…、日馬富士は引退勧告の可能性もあるという。
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スポーツ 2017年11月20日 22時02分
残留は退団希望の裏返し?FA宣言見送りの中田に「トレードなら、獲得しやすい」の声
来季、北海道日本ハムファイターズの『ウリ』は清宮幸太郎(18)しかない? 主砲・中田翔(28)がFA権を行使せず、チーム残留を表明したのは、11月14日だった。会見で出た「いろんな人といろんな話をさせていただき…」なるコメントから察すると、移籍も選択肢にあったようだ。家族の反対、ファンの声援などが「慰留」を決めさせたそうだが、“辛い現実”も聞かされていた。「今季は不振でしたが、『侍ジャパンの4番』ですよ。その中田がFA宣言するとなれば、どの球団も獲得を検討するのは当然です。最終的にどの球団も獲得を見送りましたが」(プロ野球解説者) 獲得が見送られた理由は、カネだ。 中田の17年年俸は「2億8000万円・Aランク」だ。Aランクとは在籍チームの年俸で上位3位に入っている選手のことを指す。Aランク選手を獲得したチームは、旧在籍チームに対し、前年度年俸の80パーセントか、「人的補償+50パーセント」を支払わなければならない。80パーセントなら、2億2400万円、旧在籍チームが人的補償を要求しても、さらに50パーセントの1億4000万円を支払わなければならないのだ。つまり、中田自身に提示する年俸以外に、最低でも1億4000万円が必要となる。「中田にもFA宣言したメンツがあるでしょうから、日ハム時代よりも高い年俸を提示してやらなければなりません。3億円としても、FA選手との交渉は複数年契約が一般的ですから、2年としても、6億円が必要」(前出・同) 中田に“8億円の価値”があるかを考え、獲得に積極的と報じられていた阪神も二の足を踏んだのである。「経営資金のある球団は、金銭補償は一時的な出費として割り切って捉えることができるかもしれません。各球団の編成が気にしていたのは、得点圏打率のひどさです。得点好機における中田の打率は、1割9分5厘。これでは話にならない」(球界関係者) 今季の成績は打率2割1分6厘、16本塁打、67打点。これでは仮にFA宣言したとしても、どの球団も交渉を申し込まないだろう。中田は「赤っ恥をかくよりはマシ」と考え、残留を選択したのだ。 慰留させた日本ハム球団も8000万円減額の2億円で、契約更改を終えた。好成績を残せばボーナスがつく出来高もあるそうだが、中田にとってこれ以上の屈辱的なシーズンはなかったはず。しかし、こんな声も聞かれた。「いや、フリーエージェントでの獲得なら多額な出費となりますが、交換トレードなら余計な出費はありません。『中田が動く』のはこれからではないか?」(ベテラン記者) 成績だけを見れば、日ハムも得点圏打率1割9分5厘の選手に2億円も払いたくないはず。通常、日本のプロ野球チームは過去の実績、人気、チーム内における影響力も加味して契約更改やチーム編成を行うが、日ハムは違う。年齢的に上積みの期待できない選手、とくに高額年俸となったベテラン選手をドライに切り捨ててきた。過去、大物選手がFA宣言しても見送るだけだったのは、そうしたチームビジョンがあったからだ。中田が移籍前提で去就を考えていたのは、先輩たちの処遇を目の当たりにしてきたからだろう。「外国人選手の補強に動いている球団が獲得に失敗したら、交換トレードが検討されるはず。FA権を行使しなかったことで、中田は獲りやすくなったと見るべき」(前出・同) とはいえ、今オフの日ハムは“異例”も多い。FA宣言した増井浩俊投手(33)に対し、「宣言残留」を認めた。他球団との交渉が決裂した場合、チームに残ってもいいと伝えており、こうした温情はかつて見られなかった。大谷翔平のポスティングシステムによる米球界挑戦があり、投打ともに大幅な戦力ダウンが避けられないからだろう。「清宮の一軍キャンプ帯同は確実です。清宮が1年目から活躍できる保証はありません。しかし、一軍投手に対応できる、スピードに付いて行けると判断すれば、教育の一環で試合にも使ってくるでしょう」(前出・プロ野球解説者) 清宮と中田はポジションがかぶる。同じ一塁手として伸びしろの多い18歳と、ロートルの28歳のどちらを使うかは明白だ。球団関係者によれば、日ハムナインは今年度の1位入札選手が清宮だと知ったのは、ドラフト会議の1週間から10日前だったという。その時点で、中田は“考えること”がたくさんあったはず。中田自身、トレードをひそかに期待しているところがあるのではないだろうか。
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スポーツ 2017年11月19日 18時00分
小泉進次郎イチ押し 横浜DeNA次期監督に原辰徳氏
プロ野球・日本シリーズ第3戦が行われた横浜スタジアムで、今後の横浜DeNAベイスターズの飛躍を印象付ける出来事があった。先の衆議院選挙で自民党大勝の立役者となった小泉進次郎衆院議員(36)が、ベイのホームでの同シリーズ開幕戦に駆けつけたのだ。DeNA南場智子オーナーとともに声援を送ったのは、今後のベイスターズを見据えてのものだった。 「信じられないような奇跡を起こす爆発力がDeNAにはある。驚かせる力があると私は信じています」 その言葉通り、その夜こそ2対3で惜敗したものの、第4、5戦に連勝。第6戦も延長戦にもつれ込むなど、逆王手をかける寸前まで福岡ソフトバンクホークスを苦しめた。 進次郎氏は、ソフトバンクの孫正義オーナー、王貞治球団会長とも握手を交わし、親交を深めた。南場オーナーも「ソフトバンクは強い、勉強になります」と、手本とする球団がソフトバンクであることを強調した。 現在、進行しているのが、横浜ベイスターズから“横・横ベイスターズ”へのバージョンアップである。昨年、ファーム施設を横須賀・長浜地区から横須賀・追浜地区に移転する協定を横須賀市と締結。2019年3月から新施設の利用を開始することが決定。新施設には二軍スタジアムのほか、室内練習場や合宿所なども一体的に整備される。 「横浜スタジアムと二軍の本拠地となる追浜地区は、自動車専用道路の横浜横須賀道路(横横道路)で繋がっており、移動が容易です。双方にコミュニティーボールパークを作ることで、相乗効果が見込めます。この“横・横ベイスターズ”に一役買っているのが、横須賀市を選挙区とする小泉進次郎氏なのです」(地元メディア記者) 進次郎氏は野球少年としても知られる。小学生時代に野球を始め、中学、高校と野球一筋。関東学院六浦高時代には、あの松坂大輔擁する横浜高校と練習試合で対戦したこともある。 南場オーナーもこのあたりの事情は織り込み済みで、野球を通じて進次郎氏と良好な関係を築いてきた。一気に急加速して陣営に取り込むことが出来たのは、進次郎氏が掲げる社会全体で子供を支える「子ども保険」について、いち早く賛同し、支援を約束したからだという。また、進次郎氏にも南場氏を橋頭堡に、全国の若手女性オーナーを味方に取り込もうとする意図が透けて見える。 「ベイスターズは2年連続でクライマックスシリーズ(CS)に駒を進めたばかりか、今年は日本シリーズにも出場できた。こうなると当然、来季の目標は20年ぶりの日本一になる。そこで進次郎氏と連携し、巨人を上回る人気球団にしようとしているわけだ。カープ女子ならぬ、“シンジロー女子”がスタンドを埋めれば、ベイスターズのイメージもガラリと変わる」(スポーツ紙デスク) もっとも、進次郎氏は巨人ファン、いや、原辰徳ファン。テレビでプロ野球を観戦して初めて感動の涙を流したのは、中学2年生時の原辰徳(59)の引退試合(1995年10月)だという。そこに「ベイスターズ応援団」を心から名乗れない事情があるわけだが、原氏がDeNA監督に就けば、この問題は解決する。 「実は、今オフも原辰徳氏を新監督に迎える構想が進められていた。しかし、ベイスターズが巨人に競り勝ってCSに進出し、日本一になる可能性を残したことで、ラミレス監督の契約延長に踏み切らざるを得なかった。原氏にも巨人への未練が多少あり、フェードアウトした形になっていたが、進次郎氏が背中を押せば、原ベイスターズが誕生する可能性は極めて高い」(前出・デスク) 原氏は神奈川県相模原市の出身で、これまた横横道路の延長線上にある。東京、大阪、名古屋の「3都物語」を掲げた小池百合子都知事の向こうを張るように、進次郎氏は南場オーナーと共に横浜、横須賀、相模原と「3市連携」に意欲を見せる。今回の横浜スタジアム観戦でも、衆院選で話題になった「スカジャン」ではなく、初当選した日('09年8月30日)にちなんだ「背番号830」が刺繍されたDeNAのグラウンドコート姿だったのはこのためだ。 また、ソフトバンクからは5日、日本シリーズ終了を待って、松坂大輔投手(37)の退団が正式に発表された。本人は「またいつかグラウンドでファン、チームメイトに再会したい」と現役続行に意欲を見せているが、その移籍先として噂されるのがベイスターズだ。進次郎氏が横浜スタジアムで孫正義オーナーと握手を交わした際、以心伝心で流れが出来たのだろうか。 2020年東京五輪での野球競技のメーンスタジアムが横浜スタジアム。加えて小泉進次郎、原辰徳、松坂大輔。これだけのビッグネームが揃う横浜が、“セ界”の中心になりつつある。
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