事の発端は、11月20日につぶやかれたツイート。ある男性ユーザーが、「知人女性がレイプされた その一人が甲子園で活躍したピッチャーだった」と書き込んだのだ。
その後、男性は3名逮捕されたことを明かし、その1人が一二三選手であると記載。にわかに信じがたい事実だけに、ファンから「嘘を書くな」「名誉毀損になるぞ」などと、投稿者に対し、怒りの声が相次いだ。
ところが、22日になり、一二三選手が本当に逮捕されたことが判明。関係者、ファンに、衝撃が走った。なお、容疑は強制性交で、石川ミリオンスターズの同僚と練習で沖縄を訪れた際、犯行に及んだものとみられている。
今回逮捕された一二三選手は、東海大相模高校時代投手として活躍し、2010年の夏の甲子園でチームを準優勝に導く。そして、その年のドラフト会議で阪神タイガースから2位指名を受け、投手として入団する。
入団後右肩痛を訴え、投手として登板することができず、野手に転向。高校時代に見せたスケールの大きな打撃に期待がかかったが、二軍でも結果を出すことができず、一軍出場機会がないまま、2016年に戦力外通告を受けた。
2017年からはルートインBCリーグ・石川ミリオンスターズに練習生として入団し、投手としてNPB復帰を目指し努力しているものと思われたのだが、犯罪に手を染めてしまった。
「一二三選手は高校時代から素行について良くない噂がありました。プロ野球で苦労し、改心して石川で再出発しているものと思われたのですが…。仮に報道が事実なら、石川ミリオンスターズはもちろん、国内で野球をすることは不可能でしょう」(球界関係者)
高校野球のヒーローだった一二三選手の野球人生は、思わぬ形で終わってしまった。