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清宮入団で斎藤佑樹が泣きをみる?背番号未定は「大谷のせい」の声も

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清宮幸太郎

 “金看板”の背番号が決められない。清宮幸太郎が北海道日本ハムファイターズと仮契約を交わした(11月16日)。契約金1億円、出来高払い5000万円、年俸1500万円(全て推定)、大勢の記者団の前で意気込みを語るまでは、これまでの新入団選手の会見と同じだが、一つだけ異例措置となった。背番号未定なのだ。

「球団は入団会見で発表すると伝えましたが、そんな手段を使ってまで話題性を引っ張る必要はありません。『調整』が付かなかったと見るべきでしょう」(ベテラン記者)

 メディア記者が予想する清宮の背番号は、「1」、「11」、「41」、「4」。通常、新入団選手は空き番号のなかから自身の背番号を選ぶ。「41」と「4」が空いているが、球団関係者はこうも語っていた。

「他選手との調整もあるので…」

 他選手との調整なら、「1」か「11」だろう。同関係者によれば、球団内には、やはり「背番号1」を推す声が多いそうだ。

 清宮は進路表明の会見で「尊敬する野球人は王貞治氏」と語っていた。王ソフトバンク会長の現役時代と同じ背番号を付けさせる――。だが、日本ハムの背番号「1」は、斎藤佑樹(29)が付けている。斎藤は昨年オフ、心機一転の名目で「18」のエースナンバーを返上しているが、今季は1勝しか挙げていない。また、どの球団もそうだが、「1」は野手番号である。“剥奪”となったとしても、斎藤は文句も言えないだろう。

「41は侍ジャパンの監督を務める稲葉篤紀氏が付けていた番号です。斎藤を41に変更する案、また、清宮にその番号を継承させる案も出ましたが、稲葉氏と清宮は同じ左バッターでもタイプが異なります」(前出・同)

 日本ハムは「11」を大事にしている。大谷翔平(23)がダルビッシュ有から継承していたもので、これを次世代のスター・清宮が継承するというのも悪くない。蛇足になるが、大谷のメジャー挑戦表明は、11月11日午前11時に始まった。日本ハムはこういう語呂合わせが好きだ。高校通算111発の清宮が大谷の背番号を継承する“語呂合わせ”もできる。

 しかし、こんな冷静な声も聞かれた。

「大谷のポスティングシステムによる米球界挑戦が具体的に動き出すのは12月に入ってからです。11月下旬に、清宮に「11」を与えてしまったら、大谷は戻れなくなってしまう」(在京球団スタッフ)

 ポスティングシステムは日米間でルール変更がされ、大谷はその第一号となる。新ルールの詳細は省くが、大谷の代理人が交渉球団と話し合い、「適切ではない」と判断すれば、大谷は日本ハム帰還となる。「入札球団との交渉決裂後、在籍チームに戻れる点は新ルールでも保証されている。

 大谷の二刀流を応援したいとする米球団のゼネラルマネージャーは少なくないが、他先発投手との兼ね合いを懸念する向きが強く出始めている。メジャーリーグの先発投手のほとんどが「200イニング達成」などでボーナスが支給されるオプション契約を交わしている。また、彼らは中4日でのローテーションをこなしており、投手と野手の二刀流を行う大谷は、体力的に見て、それをこなすことはできないだろう。したがって、大谷を獲得した米球団の先発ローテーションは全員、変則となる。

 米球団GMがこうした他投手との兼ね合いを強く主張してきた場合、「大谷の代理人は撤収を選択する」との見方が、日本球界内に強くあるのだ。

「大谷の代理人はアメリカ現地で下交渉を始めています。日本ハムは彼と連絡を取り、期待値ナシの現地の評価を聞き、11番の継承が可能なのかどうかを確かめているのでしょう」(前出・同)

 大谷の米球界でも二刀流を貫きたいとする意向が強ければ、日本ハムは帰還の余地も残してやらなければならない。そう考えると、清宮入団でトバッチリを食うのは、斎藤佑樹ということになりそうだ。

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