スポーツ
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スポーツ 2018年08月11日 17時00分
「定期検診で病院に行ったら…」武藤敬司が意外な人物との2ショットを披露
蝶野正洋、橋本真也(2005年没)と共に“闘魂三銃士”として一世を風靡し、55歳となった現在でも国内外に根強い人気を誇るプロレスラー・武藤敬司。3月末に両ひざの手術を行い、人工関節を埋め込んだことも記憶に新しいが、これが意外な縁の呼び水となったようだ。 8日に更新された武藤の公式ツイッター。そこには「定期検診で病院に行ったら、偶然にも横綱・白鵬と会った!!」という一文と共に、両者の2ショット画像が公開されている。普段はそれぞれ違う世界に身を置く両者が、公の場ではなく病院で顔を合わせているという珍しい光景だ。 前述した手術の件を考えると、今回武藤が定期検診に訪れたのは、術後の状態確認のためであると推測される。5月9日には「術後の経過が順調に進んでいたので、嬉しくなってスクワット!!痛みが走って診察したら…右足の皿の骨にヒビが入ってしまった」というツイートをしていることからも、定期的な患部のチェックは欠かせない状況であろう。 一方の白鵬も、去る7月場所中に支度部屋で右膝の怪我を負い、4日目から途中休場という憂き目に遭っている。また、場所後も状態は思わしくないようで、ツイートと同日には現在行われている夏巡業を離脱し、そのまま病院に向かったという報道もされている。 共に同じ箇所を負傷しているという惜しむべき事情により、意外な“共演”を果たすこととなった両者。今回のツイートは確認時点で「リツイート」が378件、「いいね」が1816件記録されるなど大きな話題となっており、返信欄にも「すげえなこれ!」「めったにないツーショットですね」、「お二方共にますますのご活躍期待してます!」といった声が寄せられている。 「これからに向けて、お互いにエールを送り合ったよ!!」という一文で、ツイートを締めくくっている武藤。競技の違いこそあれど、胸に期するものは同じだということだろう。その不屈の闘志で、共に華麗なる復活を遂げてほしいところだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年08月11日 12時30分
大特集 第100回全国高校野球大会 甲子園に棲む魔物(2)
球児の運命を変えたこともある。95回大会('13年)、常総学院(茨城)対前橋育英(群馬)の準々決勝で、「この投手はホンモノ!」とプロ野球スカウトの評価を一変させたのは、現西武の高橋光成だ。前橋育英の背番号1を背負った右腕は大会前、さほど評価されていなかった。 「好投手ではあるが、コントロールに難アリ」 こうした評価を、高橋は敗戦で自覚させられてきた。徹底的な走り込みと、投球フォームの見直し。その努力がチームからの信頼へと繋がり、スカウトたちの評価も変えていた。9回裏、相手二塁手の正面に打球が転がった。3万6000人の観衆の誰もが「終わった」と思ったが、まさかのファンブル。そこから打線が繋がり、高橋の同点打が生まれた。魔物はエースの投球を「もう少し見ていたい」とでも思ったのだろうか。 ファンブルという些細なミスが勝敗を分けることもあれば、「球場の雰囲気」が選手を金縛りにさせてしまうときもある。98回大会('16年)の八戸学院光星(青森)対東邦(愛知)の一戦がそれだ。9回裏、4点差を追う東邦が先頭バッターのヒットで出ると、スタンドの雰囲気が一変した。 ファンは劣勢のチームに優しい。少しでも付け入る隙が生まれれば、ドラマを期待する。一死後、3番打者が続いた。4番を打ち取り、二死となったとき、八戸学院光星のエース・桜井一樹はここから4安打を浴び、逆転負けのミラクルゲームとなってしまった。 応援席のブラスバンド、振り回すタオル(現・禁止)、声援…。桜井の表情は、勝っている側のエースのそれではなかった。 「独特の雰囲気があったが、負けるべくして負けたんです。相手は全力疾走を怠らなかったし。ウチは死球で相手投手を睨み返したりと、負ける要素があったんです」 後年、八戸学院光星を指揮していた仲井宗基監督はそう振り返っている。魔物は試合を見ているのだ。 守備の名手を迷わせた試合もあった。 96回大会('14年)、市立和歌山対鹿屋中央(鹿児島)の一戦は、1対1のまま、延長12回裏に突入した。一死一、三塁。守る市和歌山ナインの元に伝令が走る。 内野手が各々の守備位置に散った直後だった。二塁手・山根翔希の前にゴロが転がった。中間守備、県大会無失策の名手はその打球のスピードを見るなり迷ってしまった。 「思ったよりも勢いがなくて…」 山根は一塁に送球し、三塁走者の生還を許す。 「強い打球が来たら、二塁ベースを使っての併殺、それ以外なら、バックホーム」 伝令の言葉は頭に入っていた。しかし、山根の前に転がった打球はそのどちらとも言えない微妙な勢いで、併殺とバックホームの両方に備えていた中間守備だったため、意味のない一塁送球をするしかなかったのだ。 大会本部は試合後に集まり、彼の処理した「一塁送球、アウト」の記録を訂正させた。「本塁生還が成立しており、意味のない二死」という解釈で、内野安打に変更させた。しかし、山根は「自分のミス」と言って号泣したままだった。
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スポーツ 2018年08月11日 06時15分
御嶽海はどうなる?平成の大相撲で誕生した初優勝力士たちの翌場所結果
現在各地で行われている夏巡業を経て、来月9日に初日を迎える大相撲9月場所。その人気はまだまだ根強いようで、既に前売り券は全15日分が完売。舞台となる両国国技館では、満員御礼の日々が続くことが濃厚となっている。 そんな秋場所の注目力士は、前回の7月場所で“平成30人目”となる初優勝力士となり、今場所は大関取りもかかる関脇御嶽海。昇進に値する好成績が残せるかどうか、初日から好角家たちの熱い視線が注がれることは確実だ。 ただ、初優勝を飾ったことにより、他の力士たちによるマークが厳しくなるということも考えられる。初めて賜杯を掲げた力士が等しく味わう、避けられない難題ともいえるだろう。では、御嶽海以前の29人の初優勝力士たちは、この難題にどのような答えを出したのだろうか。 29人の翌場所成績を見てみると、勝ち越しとなる成績を収めたのは21人で、その内2ケタ勝利を挙げたのが13人。また、朝青龍と稀勢の里の2名に関しては、2場所連続で優勝を手にするという離れ業をやってのけてもいる。仮に御嶽海がこの両者を同じ道を辿ることができたなら、場所後の大関昇進はまず間違いないと言っていい。 一方、前述の21名以外、つまり、残る8名の力士たちはあえなく負け越し。後に22回の優勝を重ね、“平成の大横綱”と称されることにもなる貴乃花(当時貴花田)でさえも、初優勝の翌場所は「5勝10敗」に終わっている。 ちなみに、今回の対象範囲である29名の内、御嶽海と同じく関脇で初優勝した力士は曙(元横綱)、千代大海(元大関)、出島(元大関)、照ノ富士(元大関、現幕下6枚目)の4名で、次場所の成績は曙が「0勝0敗15休」、千代大海が「3勝8敗4休」、出島が「10勝5敗」、照ノ富士が「11勝4敗」となっている。成績にバラつきはあるが、意外にも全ての力士が、その後大関以上の地位に昇進している。 以上が、過去29人の初優勝力士たちの次場所結果である。30人目の御嶽海は、果たしてどのような15日間を過ごすことになるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年08月10日 19時45分
中高生、熱中症死の25.3%が野球部員 根強い「根性論」の指導法を指摘する声も
9日、日本スポーツ振興センター(JSC)が高校や中学のクラブ活動中に熱中症で死亡した学生のクラブ別人数を公開。その結果、野球部が全体の25.3%を占めていることが判明し、驚きの声が広がっている。 JSCは学校が管理する活動中に発生した災害について、医療費や見舞金を支給する「災害共済給付制度」の死亡見舞金の支給データを基に、熱中症で死亡した中高生の人数を調査。 その結果、昭和50年から平成29年の間で、クラブ活動中に熱中症で亡くなった146人のうち、野球部が37人と突出して多く、2位のラグビー部17人を大きく上回る数字となった事が判明。JSCはこの原因について、競技人口の多さと練習時間の長さが原因ではないかと分析している。 また、平成2年から24年の間に熱中症で亡くなった野球部部員18人のうち、実に高校1年生が11人と突出して多いことも判明。これについては、初心者や肥満気味の部員が練習終了間際に倒れている傾向があるとJSCは指摘した。 異常なほど野球部員が熱中症で亡くなっているというデータに、ネットユーザーからは「野球は危険すぎる」「暑いなかでダラダラ練習しているのだから当然」など、納得する声が。一方で「競技人口が多いことが原因」「人口を考えるとラグビーのほうが異常」と指摘するネットユーザーもいた。 元高校球児のAさんはこう指摘する。 「野球部の指導者は基本的に考え方が古いことが多いです。最近は水分補給をさせないチームはなくなりましたが、昔は『水を飲むとバテるのが早くなるから飲むな』と指導し、選手が倒れることはザラでした。 また、学生野球の場合、練習時間が長いことが正しいと考える傾向があり、炎天下で無駄にグラウンドを走らせる、素振りを延々とやらせるなどが多い。特に1年生は、体力作りと称して基礎練習をやらされた上、上級生に無茶な注文をつけられることがあり、体力も心もすり減らしてしまう。 私も真夏にグラウンド30周、50メートルダッシュ30本やらされ、もちろん水分補給はなし。その後フリーバッティングやシートノックで球拾いをやらされ、グラウンドに立ちっぱなし。なんとかトイレに行くふりをして水を飲みました。 そんな経験をしている指導者が多いので、『俺たちの頃は水など飲めなかった』『暑さに耐えて猛練習を積むことが正義』と思ってしまうんでしょう。もちろん、これは野球だけではなく、他のスポーツにも言えることです。根性主義や苦難に耐えることがスポーツではなく、競技を楽しみ結果が出る喜びを味わうことが本来の目的だと思います」 「根性主義」が未だ色濃い日本のスポーツ界。中でも高校野球は酷暑に耐えることを強いており異常と言わざるを得ない。このままで本当に良いのか、考え直す必要があるのではないだろうか。
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スポーツ 2018年08月10日 19時00分
『ユニクロ』=錦織圭の常識が崩れる ロジャー・フェデラーと10年契約の真意
『ユニクロ』=錦織圭(28)のイメージが定着しているが、7月のウィンブルドン選手権から、ユニクロは新たに世界ランキング2位のロジャー・フェデラー(36)との契約を交わした。その契約は「10年3億ドル(約330億円)」。世界的なスーパースターとの契約となれば、超高額となるのも当然だが、フェデラーは間もなく37歳。10年の長期契約には世界中が驚いている。 それ以上に危惧されるのは、ユニクロが錦織圭のスポンサーを降りるのではないかと噂されている点だ。 「近年の錦織は故障続きで復帰後もパッとしません。大型契約を交わしている企業からすれば、テレビ画面に映らないのであれば、大金を投じた意味がありませんからね」(体協詰め記者) また、錦織と契約しているカップ麺の企業も、新たに大坂なおみへの出資を決めた。こちらのテレビCMは、錦織よりも大坂の露出が多くなっている。 「男子プロテニス協会(ATP)が、国別団体対抗戦を復活させると発表しました。その復活第1回目は、2020年1月。会場も東京五輪のテニス競技会場となる『有明テニスの森』が有力視されている。ユニクロのフェデラーとの長期契約の狙いは、その辺りにもあったようです」(広告代理店関係者) もう一つのテニス組織である国際テニス連盟(ITF)も、'19年から「男子国別対抗戦」を改変し、サッカーのワールドカップのようにする。つまり、センターコートで初戦を迎えるフェデラーなら、確実にテレビ中継されるわけだ。 「近年の錦織は早々に負けてしまうため、五輪イヤーの宣伝にはならないと判断されているのでしょう。そろそろ目立った成績を残さなければ、スポンサー離れは加速すると見られます」(専門誌記者) 『ユニクロ』の“最終警告”とならなければ良いが…。
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スポーツ 2018年08月10日 17時45分
甲子園がキライ?敵地長期ロードでトラが息を吹き返す
金本阪神が宿敵・巨人に勝ち越した。勝ち越し打となったベテラン糸井の特大アーチに、東京ドームの観客もどよめき、試合後の金本知憲監督(50)もそのパワーを称賛していた。「本拠地の甲子園では巨人に苦戦していますが、敵地での3連戦を勝ち越し、やり返したんですから、金本監督も上機嫌でした」(スポーツ紙記者) 甲子園球場を高校生に明け渡している時期であり、阪神の遠征はまだまだ続く。チームを勢いづけるためにも一つでも多く勝っておきたいところだが、こんな指摘も聞かれた。今の阪神は広い甲子園球場に適したチームではない、と…。 今さらだが、甲子園球場は広い。両翼95メートル、中堅118メートル、左右中間118メートル、しかも、右から左方向に強い浜風が吹いてしおり、右バッターの左翼方向への本塁打は出にくい。左バッターにしても、そうだ。フルスイングして右翼ポール際に飛んだ打球も深い右中間方向に流され、フェンスを越えられないという。 また、内野フィールドが土で、外野が天然芝なので、人工芝球場のようにゴロの打球が加速して行かない。内野手の間を抜けるヒットも出にくい。つまり、甲子園は得点の入りにくい球場なのだ。 近年、土と天然芝が阪神野手を泣かせていた。92試合を消化した時点での失策数(エラー)は、62。このペースでいけば、 「シーズン100失策」の恥ずかしい記録ができてしまう。この失策数は12球団ワーストだ。金本監督が就任してからの失策数だが、2016年が97、昨季も82で「2年連続リーグワースト」だった。秋季キャンプで守備練習に長い時間を割いてきた。しかし、前監督が最後に指揮を執った2015年の失策数は77。リーグワーストではなかった。「金本体制になって、ミスが目立つようになったとの声も聞かれます。甲子園は土のグラウンドなので守備力が問われます」(前出・スポーツ紙記者) 経験値の少ない若手に切り換えたため、失策数が増えるのも致し方ないことかもしれないが、その責任は金本監督だけではなく、全首脳陣にあるようだ。 関西地区で活動しているプロ野球解説者がこう言う。「阪神の守備練習は気が緩んでいます。逆シングルで捕球している選手も少なくない。土のグラウンドなんだから、体の正面で捕れるところまで走らせ、打球に追いつくんだという意識を浸透させないとダメ」 練習の目的を説明しないコーチ、楽をしようとする選手を叱らない現状が問題なのだという。 ホームゲームは20勝27敗1分け、ロードは23勝21敗。“土のグラウンド”での勝率が悪いのはそのせいだろう。本拠地で勝てないチームが首位戦線に浮上することはまずあり得ない。「今オフ、阪神が大型補強に乗り出すとの情報も飛び交っています。国内FA権を取得した好選手も多いので当然でしょう」(前出・同) そうなると、若手の出場機会が減る。阪神二軍は55勝31敗でウエスタンリーグ首位を快走中だ。本塁打65、チーム防御率2・84、セーブ29はリーグトップ。しかも、盗塁数は134個と驚異的な数値を記録している。トラの若手の大半は一軍で結果を残せず、二軍再調整を命じられたが、投打ともに奮闘しており、「2、3年後にはなんとかなるのではないか?」と期待が持てるのだが…。 高校球児に甲子園を明け渡した8月、トラが息を吹き返すとすれば、皮肉な話でもある。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2018年08月10日 17時15分
オリックス、“マッチョマン”吉田正の満塁弾で激勝!“神童”ヨシノブ復帰も2被弾に反省
オリックス 7-6 埼玉西武(17回戦)※オリックス5勝11敗1分け▽9日 京セラドーム大阪 観衆23,088人 オリックスの連敗で幕を開けた、毎夏人気のイベント『Bs夏の陣2018』第3戦はオリックスがディクソン、西武は今井達也が先発し行われた。 西武相手に2カード連続で、同一カード3連敗(トータルで対西武7連敗)だけは避けなければいけないオリックスは初回、吉田正尚の犠牲フライで先制するも2回、森友哉にこの3連戦で2本目となる13号2ランを浴びてあっさり逆転を許してしまう。ディクソンは5回にも秋山翔吾に16号ソロを打たれるが、その裏、打線が今井を捕まえ、大城滉二、若月健矢の連打から宮崎祐樹が死球で出塁し、無死満塁のチャンスを作る。西村凌は三振に倒れたが、西野真弘のタイムリーで1点差に迫ると、そして主砲の“マッチョマン”吉田正がセンターバックスクリーン横に飛び込む18号満塁ホームランで一気に逆転。この回は打者一巡5得点のビッグイニングとなった。 オリックスは、7回に中島宏之のタイムリーで点差を4点に広げると、8回に“オリの神童”山本由伸が、7月26日以来の復帰登板。しかし、久々の実戦が影響したのか制球に苦しみ、先頭の山川穂高に得意のカットボールを捕えられ、レフトスタンドに飛び込む29号ソロホームランを打たれてしまう。続く森はファーストゴロに打ち取ったが、外崎修汰にヒットを打たれると、中村剛也にストレートをライトスタンドに運ばれる5試合連続の17号2ランを浴びて、1点差に迫られる3失点。 ほろ苦い復帰登板になった“神童”だが、試合後、報道陣に囲まれると「良くはなかったんですけど、最後はいいところもいくつかありました。対戦する感覚は久しぶりでしたが、だから打たれたわけではなく、しっかり反省して、野手や監督、コーチの信頼を得られるようなピッチングをしたい」とスッキリした表情でコメントを残した。コメント中、その横を通った福良淳一監督は「2本は打たれたんですけど、ボールは全然悪くないし、力は入ってたかなというのは、ちょっとはあったんですけどね」と試合後に語っていたが、帰ってきたのが嬉しかったのだろう。“神童”がコメントを出していることに気づくと、笑顔で労いの言葉をかけて、背中をポンと叩いてから車に乗り込んだ。 試合はこの1点差を最終回に“守護神”増井浩俊が守り切り、連敗は2でストップ。3位ソフトバンクとの差は再び3ゲームに縮まった。10日からは4位ロッテとの3連戦で、CS進出争いを繰り広げることになる。ロッテにも前回同一カード3連敗を喫しているだけに、しっかりとリベンジをしておきたいところだ。 何とか連敗を止めた福良監督は「あぁ…キツイですね。怖いですね。4人で3点ですからね。強い打線だけに気を抜けなくてピッチャーも大変ですけどね」と西武戦の厳しさを口にすると、吉田正については「マークが厳しい中、甘いボールを一発で仕留めた。大したもんですね」と絶賛。打線に関しても「きのう、きょうといいスイングになって来たんやないですか。繋ごうとする意識があるのか。今は長打を期待できないですからね」と評価した。 プロ初の満塁ホームランを放った“マッチョマン”は「西野さんが繋いでくれたので、自分のスイングができました。結果、ホームランになって良かった。みなさんのおかげです。試合の中でチャンスが来たら1点でも多く返せるように、もっと確率を上げていきたい」と語り、『Bs夏の陣』に駆けつけた夏休みの子どものファンに対して素敵なプレゼントになったのでは?と質問すると「子どもたちにとって、夏の思い出になれば」と笑顔で答えた。 『Bs夏の陣2018』後半戦初戦となる10日のロッテ戦は、オリックスが西勇輝、ロッテは二木康太が予告先発。18時プレーボール予定。オリックスにとって負けられない闘いはまだまだ続く。取材・文・写真 / どら増田、垪和さえ
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スポーツ 2018年08月10日 12時30分
大特集 第100回全国高校野球大会 甲子園に棲む魔物(1)
甲子園には「魔物」が棲んでいる。その魔物は気まぐれで、残酷でもある。観戦者が球児のプレーに見入っていた時、ふと、顔をのぞかせ、その一瞬が勝敗の明暗を決めてしまう。過去99回の大会でその魔物に取りつかれた球児は、決して少なくない――。 昨夏、魔物は「史上初の快挙」を奪い去った。 8月19日、史上初の2度目の春夏連覇を目指す大阪桐蔭が3回戦で消えた。精鋭を集めた強豪校は圧倒的な優勝候補であったが、ゲームセットまであと1人と迫った9回裏二死、仙台育英のベスト8進出を許してしまった。ランナー一、二塁。何の変哲もない遊ゴロが転がり、一塁に送球された。打者走者は頭から滑り込む。ファーストミットに送球が収まった、次の瞬間だった。 「正直、終わったなと。ショートがセカンドに放ったと思ったら…」(仙台育英・佐々木順一朗監督) 「(遊撃から二塁へは)タイミングが合わなかったんでしょうか。誰がどうこうではない」(大阪桐蔭・西谷浩一監督) 捕球した一塁手は足をベースに付けていなかった。捕球後、右足でベースを踏み直そうとしたが、塁審は両腕を広げた。動揺した投手はその後、サヨナラ打を許してしまった。 布石はあった。7回の守備で一塁手は打者走者と交錯し、右ふくらはぎを蹴られている。その痛みが蘇ったのだろうか。もっと言えば、その一塁手は大阪府大会中の練習で頭部にボールをぶつけるアクシデントにも見舞われていた。 誰もが試合終了を確信した瞬間の“魔物降臨”といえば、92回大会('10年)の仙台育英対開星(島根)もそうだ。仙台育英は開星の右腕・白根尚貴を打ち崩せず、2点を追って9回表の攻撃を迎えた。敵失で1点は返したものの、二死。満塁とはいえ、白根の速球は衰えていなかった。力のない打球が中堅手の上空に舞う。白根は勝利を確信したが、まさかの落球。走者2人が帰還し、そのまま逆転勝ちした。 非情と温情が交錯したドラマもあった。 80回大会('98年)の2回戦、宇部商(山口)対豊田大谷(愛知)は延長15回に突入した。その熱戦に幕を引いたのは、黒子である球審だった。15回裏無死満塁、宇部商の左腕・藤田修平はサイン交換後、投球モーションに入ったが、また左腕をダラリと下げたのだ。球審がベース前に歩を進め、藤田を指差し、ボークを宣告。三塁走者に進塁を指示した。ボーク宣告によるサヨナラ負けは、この1試合だけだ。 甲子園には、勝利校の主将に球審がボールを渡す慣例がある。藤田は整列後、試合球を球審に返そうとしたとき、気がつかないふりをした。 「取っておきなさい。来年また…」 小声で励ました。藤田が2年生であることを知っていたのだ。豊田大谷にはポケットから別のボールを出して渡した。 甲子園の魔物は、もっとも冷酷な終焉をさせたが、「審判も血の通った人なんだ」と、教えたかったのかもしれない。
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スポーツ 2018年08月10日 06時45分
球界史上5人目の例に 楽天・アマダーがドーピング違反で出場停止
今季62試合に出場し、打率.269、20本塁打、42打点という成績を残していた楽天のジャフェット・アマダー。強打の助っ人が、ドーピング違反を犯していたことが9日に発表された。 9日、日本プロ野球機構(NPB)の公式サイトに「NPBアンチ・ドーピング調査裁定委員会」の発表文が掲載された。これによると、アマダーは6月13日の中日戦での競技会ドーピング検査で対象選手となり、分析機関に尿検体を提出。すると、7月23日にこの機関から禁止物質であるクロルタリドン、フロセミドが検出されたと報告があったという。 加えて、8月1日にアマダー本人の希望で実施された再分析でも、同様の結果が出たとのこと。これを受け、8月8日に開かれた委員会で「2018年8月9日から2019年2月8日まで、6か月間の出場停止処分を科する」ことが決まったという。 渦中の人となったアマダーは、球団公式サイトに「今回の陽性反応には大変な驚きとともに、身に覚えのないことでとても不安でもあります。引き続き原因追及のための調査には全面的に協力していく所存です」とのコメントを発表。球団も「摂取物など再度調査をしており、その結果の判明を待って改めて事実関係と処分内容を公表する予定です」と状況を注視する考えを示した。 ドーピング違反による処分を受けたプロ野球選手は、今回のアマダーで5人目。過去には、2007年8月のリック・ガトームソン(当時ソフトバンク・20日間出場停止)、2008年5月のルイス・ゴンザレス(巨人・1年間出場停止、球団は解雇)、2008年6月のダニエル・リオス(ヤクルト・1年間出場停止、球団は解雇)、2011年9月の井端弘和(当時中日・けん責処分)といった選手がそれぞれ処分されている。前述のサイトには、結果に不満がある場合は「当該選手または球団は、処分が言い渡された日を含む実働日の10日以内に球団代表を通じて異議申し立ての申請書を『特別委員会』に提出することができます」との記載がある。この権利を行使するか否かも含め、今後の続報を待ちたいところだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年08月10日 06時15分
【DeNA】「ハマスタで勝てない」…ベイスターズの"二枚看板"山崎康晃と筒香嘉智の不調
☆ストッパーの苦悩 ベイスターズの絶対的守護神・山崎康晃。今季は開幕からセーブを積み重ね、好スタートを切った「小さな大魔神」。各球団のストッパー達の不調もあり、山崎の活躍は際立っていた。しかし、不思議と本拠地横浜スタジアムでの数字が悪い。失点を喫しているのはハマスタのみで、防御率は6.38と打ち込まれている。特に印象的だったのが3日と5日のカープ戦。3日は3点のリード場面で登場もメヒア、會澤翼にタイムリーを許し、同点とされてしまう。結果は勝利したが、すんなりと取りたいゲームだった。5日は1点ビハインドの9回に、ホセ・ロペスの同点打で追いつく粘りを見せ、いい流れの中回って来た10回だったが、會澤、安部の連打でピンチを拡げ、西川のセカンドゴロで1失点。これが決勝点となり、今季4敗目を喫した。ラミレス監督も横浜スタジアムでの相性の悪さを問題視し、「フレキシブルに考えたい」と、ホームでの配置転換も有り得るとの考えを口にした。☆キャプテンの苦悩 打撃陣で結果を残せていないのが、ハマの主砲で、日本の4番でもある筒香嘉智。元々得意のはずの横浜スタジアムで元気がない。7月31日〜8月2日の「YOKOHAMA STAR NIGHT」では、トータル11打数1安打の不振。スペシャルユニフォームを配布した夏の一大イベントで3タテを喫する元凶となった。相手ジャイアンツの4番・岡本が大活躍したこともあり、余計に風当たりも強くなってしまった。例年得点圏打率が高く、去年も.326とチャンスに強い筒香だが、今年は低打率でもがいており、ハマスタでも.238しか打てておらず、チームに勢いをもたらせない原因の一つとなってしまっている。☆ハマスタでの借金9 横浜スタジアムでの戦績は20勝29敗。チケットがプラチナ化しているほど、連日満員のファンで膨れ上がるホームゲームの地の利を生かせていないのが現状だ。ビジターでは5割近くの成績を残せているベイスターズ。横浜スタジアムでは8月、あと12試合もの日程が組まれている。せっかくチケットを手に入れた、夏休みの子供達の前で、レプリカユニフォーム売れ行きNo.1位2位を誇る投打の人気者、背番号"19"と"25"が躍動することを切に願う。取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ
パンクラス “荒鷲2世”坂口征夫が禁断の毒針葬を予告
2008年04月24日 15時00分
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全日本プロレス 武藤敬司が27日の新日本プロレス中邑真輔とのIWGPヘビー級戦に向けて非情予告。“デーモン武藤”降臨へ
2008年04月23日 15時00分
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DREAM 田村潔司が秋山成勲にGP出頭要請
2008年04月23日 15時00分
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戦極 川村亮がケビン・ランデルマン狩りへ笑顔の秘策
2008年04月23日 15時00分
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全日本プロレス 西村修が東京愚連隊との1対3ハンディキャップ戦を前に60秒殺を宣告
2008年04月22日 15時00分
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全日本プロレス 鈴木みのると太陽ケアが本格始動へ
2008年04月22日 15時00分
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パンクラス 近藤有己が戦極参戦を要求
2008年04月22日 15時00分
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五輪・星野監督が巨人を救う!?
2008年04月21日 15時00分
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全日本プロレス 佐々木健介が29日の3冠戦に向けて秘密兵器の解禁を予告
2008年04月21日 15時00分
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全日本プロレス 西村修が東京愚連隊との遺恨決着に1対2のハンディキャップマッチ要求
2008年04月21日 15時00分
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全日本プロレス 王道マッチに新軍団誕生
2008年04月21日 15時00分
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“闘う電通マン”K-1に挑戦
2008年04月21日 15時00分
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全日本プロレス 諏訪魔が3冠獲りへ3倍作戦敢行
2008年04月19日 15時00分
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戦極 中尾芳広が藤田和之をストーカー宣言
2008年04月19日 15時00分
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DREAM 秋山成勲がミドル級GP参戦に黄色信号
2008年04月19日 15時00分
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ZST 所英男、5カ月間貯金生活の裏事情
2008年04月19日 15時00分
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OZアカデミー 坊主頭の尾崎魔弓が反撃ののろし
2008年04月19日 15時00分
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新日本プロレス 棚橋弘至VS藤波辰爾の行方
2008年04月18日 15時00分
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ゼロワンMAX 大谷晋二郎が蝶野正洋戦の先にあの男との再会を見据える
2008年04月18日 15時00分
特集
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岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
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野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
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豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
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宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
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元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分