スポーツ
-
スポーツ 2018年09月03日 21時15分
「日本とアメリカの良さをミックスさせたい」WWE大阪公演にカイリ・セイン凱旋!
WWE『WWE Live Osaka』▽8月31日 エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館) 観衆3,693人 世界最大のプロレス団体WWEは8月31日、今年初の大阪公演をエディオンアリーナ大阪で開催した。 宝城カイリことカイリ・セインが登場した。彼女は元スターダムで、8月18日に中継された、WWEのファームブランドNXTのビッグマッチ「テイクオーバー」で、日本人ではASUKAに続いて2人目となるNXT女子王座を奪取した。WWE入団後、初の凱旋マッチとあって、試合前には特別に囲み会見の場が設けられた。 カイリは「初めての凱旋なので、そこに何かお土産を持って帰れたらいいなとずっと思っていた。やっぱり一番のお土産はチャンピオンベルト」と感慨深げに振り返る。「今まで6年NXTの歴史がある中で、8人しか巻いたことないNXTの女子のベルトを巻くことができて、本当に光栄。今日こうしてみなさんに日本でこのベルトをお披露目できるのが本当にうれしく思います」とベルトを机の上に置きながら感無量の表情を浮かべ、チャンピオンとして凱旋できた喜びをストレートに言葉に出した。 スターダム時代の同僚だった紫雷イオがWWEに入団し、NXTに配属されたことについて聞かれると、「イオさんとは毎日パフォーマンスセンターでも会いますし、プライベートでもよく一緒にご飯に行ったりしてうれしいです」と明かした。 カイリは続けた。「私、ずっと今まで1年間一人だったので、プロレスの会話は全部英語になっちゃう。細かいことは頭の中で一人で考えるしかなかったんですけど、今イオさんが来て『あそここうしたら良かったのかな?』とかお互いの試合について意見交換できたり。それがすっごい私はうれしい」と喜びを爆発させていた。気心が知れたイオが移籍してきたことは、カイリにとってかなりプラスの出来事だったようだ。 試合での絡みについては「今後組むのか対立するのかまだ分からないですけど、どっちになっても、いいものを見せられるんじゃないかなと思います」と話す。「日本でいた時よりもお互いがパワーアップして、もっとすごいものを見せられるんじゃないかなと。(日本の女子プロレスの素晴らしさを世界に広めたい?)そうですね。やっぱ日本のプロレスの良さとアメリカのプロレスの良さのどっちもある。それをうまくミックスしていい感じにできたらいいなと思いますね」と今後の抱負を力強く語ってくれた。 大歓声に包まれながら第3試合の6人タッグマッチの赤コーナーサイドの3人目に入場したカイリは、堂々とした出で立ち。腰にはNXT女子王座のチャンピオンベルトが巻かれていた。試合ではパートナー2人の好アシストもあり、裏拳から、トップロープに上り、インセイン・エルボーでサラ・ローガンを沈めると3カウントが入り、完璧な勝利を収めた。見事に凱旋試合を務め上げ、試合後にはベルトを客席に掲げてアピール。そこには宝城カイリの姿はなかった。まさにスーパースター、カイリ・セインの姿だった。 今後の快進撃にも期待したい。取材・写真 / どら増田
-
スポーツ 2018年09月03日 20時00分
同時に農業も? 沖縄SV・高原直泰、ゼロからサッカーチーム創設の経緯を語る
サッカー元日本代表で、現在は沖縄SVで代表、監督、選手を務める高原直泰が2日放送のフジテレビ系『ジャンクSPORTS』に出演。チーム創設の経緯について語った。 「チームを作って行って、モデルケースみたいなものを作ってほしい」という沖縄県うるま市からの依頼をきっかけに、沖縄でのチーム作りを決意したという高原。「これからやりたい事全部できるな、面白れえな」と感じた彼は自分の住まいを売却し、土地勘の無い沖縄へ移住することとなった。 しかし、高原曰く当初のチームは「選手誰も決まってない、自分しかいない」状況であったという。そこで、高原は過去に自身とプレーしたことのある選手を中心に「一緒に沖縄行って、一緒にやってくんねえか」とスカウト活動を展開。これが功を奏し、チームは元Jリーガー4名を含む17人の選手を確保することに成功した。 その後、高原はボールや練習器具を全て自費で購入するなど環境作りにも腐心。こうした取り組みの甲斐あって、晴れてチームは2016年2月に始動した。ただ、高原はチームの現状について「(自腹で出したお金は)回収はまだ全然してないです。出ていく一方」と語っており、現在でも練習の傍らスポンサーへの営業へ足を運ぶ日々が続いているという。 また、番組内では「ただ自分が強いチームを作って上を目指しますっていうんじゃなくて、地域貢献・地域活性に少しでもつながるチームにしたい」という高原の思いの元、チームが農業に関わっていることも紹介されている。20年以上耕作放棄されていた土地を、地元の農家と共に開墾した高原や選手たち。現在はその土地でマンゴーやバナナといった作物を栽培して、クラウドファンディングの返礼品などに用いているという。 今回の放送を受け、ネット上には「高原思い切りよすぎて凄い」、「農業も同時にやってたのか」、「なんだかんだで楽しそう」といった声が寄せられている。地域に根ざしたチームの実現へ、高原の取り組みは今後もグラウンド内外で続いていく。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2018年09月03日 17時45分
オリックス宮内オーナー、来季の人事は「動きが取れなくなってから」
オリックスの宮内義彦オーナーが2日、京セラドーム大阪で行われたオリックス対埼玉西武の23回戦を観戦に訪れた。オリックスが自力でのCS進出が消滅してから観戦に訪れるのは初めて。 試合は5対1でオリックスが勝利し、7点差をひっくり返す大逆転劇を演じた前日に続いて連勝した。最後まで試合を見届けた宮内オーナーは報道陣の前に姿を現わすと、連勝に関しては「結構です」と評価。シーズン終盤になり、3位と大差をつけられて4位になっている今シーズンについては、「まあ、毎年厳しいけどね」と苦笑い。気になる来季の構想に関しては、「ちょっと待ってください。今シーズンやっとるんやからね。来シーズンのことはどういうんかな。順位でも決定してね、もう動きが取れないという時に考えるんであって、それは今シーズン。来シーズンのこと全く考える必要ないと思うから。全力をあげてやってもらいたい」とし、順位が決まるまでは監督人事も含めて、来季の構想には着手しない意向を明らかにした。 宮内オーナーは1日の大逆転劇を例に出し、「きのう(1日)のような試合をする。あれもいかんが、8点入れられたらまずい(笑)。7点差か。入れられるのいかんけど、きのうの試合はああいう精神ね、最後まで諦めない。シーズンも最後まで諦めない、それでやってもらいたいと思いますね」と残り試合に期待を込めて球場を後にした。 オリックスは岡田彰布氏が2010年に監督に就任し、2012年シーズン終盤まで。森脇浩司氏が2012年シーズン終盤から監督代行となり、2013年に監督に就任すると2015年の6月上旬まで。福良淳一監督が2015年6月上旬から監督代行を務め、2016年からチーム初の生え抜き監督として監督に就任し、現在まで指揮を執っているが、今季の契約は1年契約で去就が注目を集めている。 一般的には、CS進出となる3位以内が続投ラインとされているが、チームの勝率は就任した2016年以降毎年上向いており、福良監督が中心となり育成した福良チルドレンも着実に成長しているだけに、最終的に3位以内にならなかった場合、その辺の評価も判断基準に影響を与えそうだ。 しかし、今はまだCS進出の可能性が残されている状況なだけに、チームには全力で3位を掴みに行くことで、監督の去就問題を一蹴するような連勝街道を築いてもらいたい。取材 / どら増田写真 / 舩橋諄
-
-
スポーツ 2018年09月03日 17時40分
体操パワハラ「塚原夫妻擁護」宮嶋泰子氏“協会ベッタリ”の経歴
体操女子の宮川紗江選手がパワハラを受けていた問題で、日本体操協会の塚原千恵子女子強化本部長と夫の塚原光男副会長が、直筆の署名入りで「直接謝罪させていただきたい」とコメントを発表した。 一時は宮川選手の告発を光男副会長が「全部ウソ」と切り捨てるなど、全面対決の様相を見せていたが、突然の謝罪コメントにネット上では“火消し工作疑惑”が広がっている。 「塚原夫婦は、当初こそ対決姿勢を見せていましたが、日大アメフト部やボクシング協会の問題に照らして、さすがに世論を味方に付けるのは難しいと思ったのでしょう。急きょ、謝罪を表明しました。しかし『まだ18歳という年齢であり、さらに将来を期待されている宮川紗江選手に対して、私たち2人の大人が与えてしまった影響は計り知れず、宮川紗江選手を深く傷つけてしまったことは許されるものではないと思っております。それは、取り返しのつかないことかもしれません』などと、あまりにも形式的な文面だったため、ネット上では『全く心のこもっていない謝罪だな』『とりあえず謝って、自分たちの進退問題をうやむやにしたいのでは』などと、批判されています」(スポーツ誌記者) 一方、この問題が発覚してから一貫して“塚原擁護”に徹してきたテレビ朝日のスポーツコメンテーター・宮嶋泰子氏が今後、どんな発言をするのかにも注目が集まっている。 「宮嶋氏は宮川選手の告発に対し『ちょっと思い込みが強いかなと感じていて。“きっとそうに違いない”、“私は感じました”というコメントがいっぱいありましたけど、本当にそうなのかって。今回、いろんなところで話が交わされていますけど、ほとんどが、多分、そうなんだろうという思い込みをベースにみんな話しているんですね。私は、真実、ファクトとか、これはこうだっていうものを少しづつ検証したいなと思っていろんな取材を今、続けています』と発言。宮川選手に距離を取りつつ塚原氏側に立ってコメントをしてきました。しかし、その後、自身が日本体操協会の下部組織・公益社団法人日本新体操連盟の理事に就任していたことや、ドキュメンタリー番組『塚原直也体操にかける親子』の企画ディレクターを担当していたことが発覚。『単なる身内擁護じゃないか!』と大ブーイングを浴びています。塚原夫婦が謝罪しても、決してたたくことはないでしょう」(同・記者) 宮嶋氏は2015年1月に定年でテレ朝を退職。その後も嘱託契約を結び、同局でスポーツコメンテーターとして仕事を続けている。スポーツ報道は特に公平性が求められることは、一線級の活躍をしてきた宮嶋氏が理解していないわけがない。 今後も身内擁護と捉えかねない発言を続けるようでは、自身の晩節を汚すことになりかねないだろう。
-
スポーツ 2018年09月03日 17時30分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「大仁田厚」毀誉褒貶を顧みない“邪道”のプロレス哲学
昨年10月31日、正式に引退(7年ぶり通算7度目)しながらも、いまだ復帰を取り沙汰される大仁田厚。毀誉褒貶が激しいそのプロレス人生は、ファンの間でも評価の分かれるところであろう。 大仁田に対する評価は、人それぞれにより大きく分かれる。一挙手一投足に心酔する“大仁田信者”がいる一方、蛇蝎のごとく忌み嫌う者も少なくない。 ファンのみならずメディアなどの関係者の間でも、これは同様だ。「現場の記者からすると実にありがたい存在で、批判的な記事にもまず怒ることはないし、逆にこういうふうにしたら面白いんじゃないかと、提案までしてくれる。親分肌でいながら変に威張ることもなく、時にこちらを頼って甘えるようなかわいらしいところもあって、心情的に大仁田シンパの記者は多いですよ」(スポーツ紙記者) しかし、一方でキャップやデスクになると、スポーツ性に乏しい大仁田の記事は「紙面が汚れる」とこれを嫌がることになり、各所で「日本のプロレス界を衰退させた元凶」との声も聞かれる。 大仁田が旗揚げしたFMWの成功により、インディー市場が開かれたことで、現在、日本には100を超えるプロレス団体が存在するともいわれる。だが、そうなると当然、業界全体におけるレベルの低下は避けられない。 「大仁田にできるなら俺だって」と独立する選手が増えたことは、メジャー団体の力を削ぐことになった。 しかし、その反面でプロレスの裾野を広げたとの評価もある。電流爆破など過去に例を見ない新奇なデスマッチ形式を生み出したことで、新たなファン層をつかみ、ハードコア・スタイルとしてアメリカマット界にまで影響を与えることになった。 闘龍門出身のオカダ・カズチカやDDT出身の飯伏幸太ら、今をときめくトップスターも、大仁田以後のインディー団体が活況を呈していなければ、現在のように日の目を見ていたかどうかは分からない。 さらに、レスラー間における大仁田の評価となると、単に好き嫌いにとどまらず、互いのプロレス哲学までもが絡んだ話になってくる。“プロレス=八百長”という世間の目に反発してきたUWF勢にとって、闘いよりも刺激や話題性を優先する大仁田のスタイルは目に余るものがあった。 高田延彦などは「大仁田なんて同業者とは思っていない」「ああいうのがいるから一生懸命やってる人たちがプライドを持てなくなる」と、かつて雑誌のインタビューで罵倒している。 FMWの旗揚げ当初、先に成功していたUWFを意識して格闘技路線を掲げたことも、嫌悪の理由であろう(FMWの「M」はマーシャルアーツ=格闘技の意味)。 しかし、同じUWF系でも船木誠勝などは大仁田を受け入れ、リングで肌を合わせている。 「いわゆる真剣勝負を求めてパンクラスを立ち上げた船木が、大仁田と電流爆破マッチで闘ったことには驚かされました(2016年と翌年に2度闘って1勝1敗)。ヒクソン・グレイシー戦後にさまざまな経験をして、人間が丸くなったということでしょう」(プロレスライター)★大仁田に対する猪木の“拒否感” また、大仁田は、新日本プロレス時代に一度もフォール負けしたことがなかった初代タイガーマスク(佐山聡)から、タッグマッチながらピンフォール勝ちを収めている。 プロレスを舐められることが大嫌いな佐山からすると、大仁田とは水と油になりそうなものだが、どこかで認める部分があるのだろう。「プロレスと並行して武道を追求する佐山もそうですが、プロレスと他競技をまったく別の物と捉えている人の方が、大仁田のパフォーマンスや集客力、知名度を評価しているように見えますね」(同) プロレスにおける痛みや強弱、善悪などを過度にデフォルメする大仁田の手法を「まさにプロレス的で面白い」と受け取るか、「プロレスを馬鹿にしている」と捉えるかの違いとも言えようか。 “プロレス最強”を唱えてきたアントニオ猪木が、大仁田を激しく嫌うのも、そうしたところから来ているのかもしれない。 「基本的に誰でもウエルカムな人なのに、大みそかの猪木祭への大仁田の参戦要求だけは、かたくなに受け入れなかった。長州力戦へ向けての新日参戦の際も強硬に反対したようですし、その拒否感たるや相当なものです」(同) 大仁田と、これを激しく嫌う高田と猪木。3人にはいずれも国会議員を目指したという共通点がある。 また、この3人はプロレスラーとしてだけでなく、大仁田と高田はタレントとして、猪木は事業家として一般社会から認められたいという承認欲求が強いという面でも似ている。そういう意味では同族嫌悪というところもありそうだ。大仁田厚***************************************PROFILE●1957年10月25日、長崎県長崎市出身。身長181㎝、体重100㎏(全盛時)。得意技/サンダー・ファイヤー・パワーボム。ノータッチ・ヘッドバット。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
-
-
スポーツ 2018年09月03日 17時15分
【DeNA】甲子園で痛い連敗も…CSへ「最後のピース」大和がハマる!
☆雨に泣いた初戦 本拠地のドラゴンズ戦を勝ち越し、最下位を脱し、3年連続のCSに向けて敵地甲子園に乗り込んだベイスターズ。いい流れで挑んだ金曜日の初戦、4-1とリードしていながらのノーゲームで、一気にムードがしぼんでしまった感があり、そのまま土日のゲームを落としてしまったが、終盤の戦いにおいて、あえてキーマンに挙げたい男がいる。☆期待ほど輝けなかった前半戦 その名は昨年のオフ、阪神タイガースからFAでベイスターズに移籍してきた大和だ。ラミレス監督からは「優勝するための最後のピースを手に入れた」と評された。しかし、開幕戦の最初のショートゴロをエラーするなど、ゴールデングラブも受賞している守備のスペシャリストとしてはあり得ない、本人も「しょうもないミス」と表現するようなイージーなミスが目立ち、5月半ばまでに7失策とリーグワーストを記録してしまう。確かにさすがと唸らせるプレーもあるものの、悪い印象の方が目立ってしまっていた。打撃も得点圏打率は高いが、相対的には不調が続き、昨年から転向していたスイッチヒッターを開幕早々の4月8日に諦め、右打ち一本に専念するなど、試行錯誤が続いていた。歯車が狂い始めると悪い事も起こるのか、6月12日の試合前の練習中に頭部に打球が直撃し救急車で緊急搬送される。幸い大事には至らなかったが、7月5日には左脇腹痛で登録抹消。ここまで68試合出場で、打率.204と期待には程遠い数字。ここからという時に、チームにも本人にも悔しい離脱となってしまった。☆復帰後の躍動 抹消の際、ラミレス監督は「10日で治して来るだろう」とコメントしていたが、実際、再登録されたのは8月4日。翌日にはショートではなくセカンドでスタメン出場。すると8月はノーヒットに終わった日が4試合のみ、マルチヒット以上が8試合と打ちまくった。ポジションもセカンド、ショートの他にもセンターでも起用され、前半戦は別人ではないかと思われるほど、全てのポジションを高いレベルでこなしている。さらに、打順もお盆明けからは好調を買われ、トップバッターの重責を担うまでになった。最終的に8月は.395と高打率をマークし、通算4本目のホームランもかっ飛ばした。ワンアウト3塁、相手守備陣形が通常のケースで、ショートゴロを転がして点を取るなどのケースバッティングも優れ、下位でもがき苦しむチームの中、ベテランが獅子奮迅の活躍を見せている。 事実上、優勝は厳しい状況に置かれているベイスターズ。指揮官はターゲットとして2位を狙いに定めている。去年、日本シリーズにまで上り詰めただけに、最低でもCS進出は果たしたいところ。今年は序盤からなかなか噛み合わない歯車が、ぴったりハマるための「最後のピース」が、終盤戦に暴れ回る。取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
-
スポーツ 2018年09月01日 06時15分
オリックス“太陽の逸材”山岡泰輔3連勝で、自力CS進出消滅の危機を救った!
オリックス 6-1 北海道日本ハム(19回戦)※オリックス9勝10敗▽30日 京セラドーム大阪 観衆22,263人 オリックスが自力CS進出消滅の危機を“太陽の逸材”山岡泰輔の好投で切り抜けた。 負ければ自力でのCS進出が消滅する大切な試合の先発マウンドを託された山岡は、初回、先頭の浅間大基に四球で出塁を許すと、中田翔にタイムリーを打たれあっさり先制点を奪われてしまう。しかしその裏、オリックス打線が日本ハム先発の村田透を捕らえて、ロメロの犠牲フライで同点に追いつくと、中島宏之と安達了一が連続タイムリーを放ち2点勝ち越す。 味方の援護点でリズムを掴んだ山岡は、2回以降立ち直り、5回裏には日本ハムのミスも絡んでさらに3点の援護点が加わったことで、完投ペースかと思われたが、7回に2死満塁のピンチを迎えたところで、福良淳一監督はこれが今月17試合目と月間登板試合球団最多タイ記録となる山田修義にスイッチ。山田は今シーズンの武器としているカットボール気味の外角のスライダーで、西川遥輝をセカンドゴロに打ち取り無失点に。8回は2014年の輝きを取り戻している比嘉幹貴が、9回は近藤大亮が宮崎サンマリンのリベンジを果たし無失点リレー。打線も中島の4安打を含む11安打6得点で勝利を収めた。 先発に復帰してから3連勝となる山岡は「初回バタバタしたけど、長い回を投げられて良かった。(中継ぎでは)すごくいい経験をさせてもらった。中継ぎ陣の気持ちとか、先発に活かせる点をかなり盗んできたと思う」とコメント。福良監督も「山岡は立ち上がりだけ。2回からは真っ直ぐも走ってたし、コントロールも良かった。(課題だった)セット(ポジション)でも良かった」と山岡を評価。4安打の活躍を見せた中島に関しては「バッティングの状態はいいですからね。足が心配というだけで。いいところで打ってくれました」と称賛。最後は球団新ならびにプロ野球タイ記録の18試合まであと1試合と迫った山田について、「せっかくのチャンスなんで明日も投げさせたいと思います」と笑顔で語ると、「明日も取りにいきます」と31日からの首位、西武との3連戦に向けて気持ちを切り替えていた。 この試合では逃れることができたが、シーズンも終盤に入り、下位にいるオリックスにとって、自力CS進出消滅の危機はこれから毎試合のように襲って来る。特に上位のチームに敗れるとCS進出の可能性はどんどん低くなってしまうので、31日からの西武3連戦は最低でも勝ち越したいところ。 オリックスはディクソン、西武はエースの菊池雄星が予告先発として発表されている。文・写真 / どら増田、垪和さえ
-
スポーツ 2018年08月31日 21時15分
新日本プロレス棚橋弘至、完全復活ストーリーが9.23神戸から始まる!
「挑戦権利証の初防衛戦はオカダとやりたいですね」 新日本プロレス真夏の最強戦士決定戦『G1クライマックス28』で3年ぶり3度目の優勝を飾った棚橋弘至。翌日には“慣例”に基づいて、来年1月4日の東京ドーム大会メインイベントでの「IWGPヘビー級王座挑戦権利証」が棚橋に授与された。この挑戦権利証には王座同様、防衛義務が課せられている。ただ、2012年に権利証が発行されてから、1.4ドーム大会までにIWGPヘビー級王座が移動したことはあったが、権利証の保持者が移動したことはない。 今年のG1では7勝1敗1分という好成績で決勝に駒を進めた棚橋。暴走ファイトで唯一棚橋に土をつけたジェイ・ホワイトを「ジェイの出方次第で」と後回しにして、8.10日本武道館大会で30分時間切れ引き分けだったオカダ・カズチカを挑戦者に逆指名したのは「オカダに勝たなければ東京ドームのメインに上がれない」「オカダに勝たなければ復活はできない」という強い思いがあるからだ。オカダも棚橋の心理を察しているよう。ショックを隠しきれずノーコメントでインタビューブースを後にした10日の試合後からは一転、翌日の試合後には「決勝はAブロック、棚橋推しで!」とG1後の巻き返しを見据えた発言を残している。 棚橋がG1で優勝したとしたら、聞いておきたいと思っていたことがあった。棚橋は5月4日の福岡国際センター大会で、当時IWGPヘビー級王者だったオカダに挑戦し敗れたものの、それ以降、棚橋の動きやキレが欠場前よりもはるかに良くなっていった。あのオカダ戦で本来の棚橋弘至を取り戻したのではないか?そんな質問を本人にぶつけてみると… 「あるかもしれないですね」と本人は答えた。「“試合勘”もそうなんですけども、あの日は負けましたけど、十分オカダに対して、そのときの(IWGPヘビー級)チャンピオンに対して十分動けてる、一方的にやられなかったっていうところが、『まだまだ行ける』っていう気持ちになったし。そして、『さらにコンディションが良くなれば、棚橋、まだまだ十分行けるぞ』と(思った)。そうなんですよ…。もう年齢に捉われないレスラーになると。それはどうすればいいかって言ったら、より動けて、いまよりもビルドアップされた体を作って、笑いジワとかをこうケアしてですね(笑)。若々しくあればいいかなと思ってます」 最後は冗談も交えていたが、私の目を見て「ありがとうございます!」と答えてくれた。この姿はかつて引退を賭けて藤波辰巳(当時)と60分時間切れ引き分けの試合を行ったアントニオ猪木が「まだやれる」と確信したときの心境と似ているのではないだろうか。今年2月のシリーズを全休し、満身創痍の体をできる限りケアして復帰を果たし、オカダに挑戦したものの敗れた棚橋。しかし、この夏、1年で最も過酷なG1を制して、今度は上の立場でオカダを迎え討つことになった。 決戦の舞台は9.23神戸ワールド記念ホール大会。棚橋完全復活の第一歩となるか?取材・写真 / どら増田
-
スポーツ 2018年08月31日 17時50分
「西武の勝利が原動力に!」仮面女子、猪狩ともかがオリックス戦前に会見
8月31日、9月1日の2日間、京セラドーム大阪で行われるオリックス・バファローズ対埼玉西武ライオンズの試合が『めがねのまち さばえDAY』として開催されることになった。京セラドームをジャックする仮面女子を代表して、先日舞台復帰を果たしたばかりの猪狩ともかが車椅子姿で会見に臨んだ。 猪狩は今年4月、強風で倒れた看板の下敷きになり脊髄損傷、両下肢麻痺の重症と診断され、芸能活動はもちろん、通常の社会生活すら難しい状況に追い込まれた。しかし、「もう一度舞台に立ちたい」という強い思いから驚異の回復力を見せて、8月26日に劇場・秋葉原仮面女子CAFEのステージに復帰。今回は復帰後初の遠征で、鯖江市市長の牧野百男氏の始球式を猪狩が手伝い、仮面女子は国家斉唱やイニング間にライブパフォーマンスを披露する予定だ。 会見で猪狩はパラスポーツへの挑戦に意欲を示し、今度は積極的にスポーツに携わっていきたいと笑顔で話した。猪狩と言えば大の西武ファンとして有名。首位を走る今年の西武の強さは回復の「原動力になった」そう。昨年、試合でパフォーマンスを行った女子プロ野球の埼玉アストライアが9月1日にオリックスとコラボマッチを行うことを伝えられると「アストライアの選手には事故の際、たくさんの温かい言葉をいただいた。明日私は見られないんですけど、他のメンバーに応援を託します」とエールを送っていた。 また入院中の猪狩だが、9日にメットライフドームでの西武対千葉ロッテマリーンズ戦で始球式を行うためリハビリを続けている。猪狩ともかの挑戦は始まったばかりだ。取材・写真 / どら増田
-
-
スポーツ 2018年08月31日 17時45分
隆の勝はどうなる?今年新入幕力士となった5名が晴れの場所で残した成績
来月9日に初日を迎える大相撲9月場所。今月27日には新番付が発表されているが、これに新入幕力士として名を連ねているのが東前頭14枚目の隆の勝だ。 千葉県出身で中学卒業後に千賀ノ浦部屋に入門し、2010年3月場所で初土俵を踏んだ隆の勝。昨年11月場所の新十両まではおよそ7年余りを費やしたが、そこから5場所で幕内の座を掴むに至っている。そんな23歳に、期待を寄せている好角家も少なくないだろう。 ところで、今回の隆の勝を含めると、角界には今年1年で6名の新入幕力士が誕生している。隆の勝の9月場所がどうなるかはまだ誰にも分からないが、その他の5名は一体どのような成績を残しているのだろうか。 1月場所で新入幕を果たした阿炎と竜電は、どちらも10勝5敗と2ケタ勝利を挙げ敢闘賞を受賞している。また、この両者は4日目に直接対決に臨んでいるが、この時は阿炎が上手投げで竜電を下している。 ちなみに、阿炎はその後3月場所でも10勝5敗を記録し、5月場所(対白鵬)と7月場所(対鶴竜)では金星も挙げるなど健闘を続けている。西前頭4枚目に位置し、成績次第では新三役も狙える9月場所も大いに期待したいところだ。 5月場所で前頭15枚目に位置した旭大星は、前述の2名と同じく10勝5敗で敢闘賞を受賞。北海道出身としては、1992年1月場所の立洸以来26年ぶりとなる新入幕となった旭大星だが、周囲の期待にしっかりと応える好成績を残している。 7月場所で共に幕内に上がってきた琴恵光と明生だが、琴恵光は3勝12敗、そして明生は6勝9敗と黒星が先行し、1場所で十両に逆戻りする不本意な結果となっている。琴恵光は東十両5枚目、明生は東十両2枚目で9月場所を迎えるが、どちらも1場所での幕内返り咲きを強く心に期していることだろう。 3名が10勝5敗で敢闘賞を受賞する一方、2名が幕内の壁に跳ね返されている今年の新入幕力士。“6人目”として晴れの場所に臨む隆の勝は、果たしてどのような15日間を過ごすことになるのだろうか。文 / 柴田雅人
-
スポーツ
戦極 菊田が健在アピール
2008年06月09日 15時00分
-
スポーツ
戦極 高橋壮絶KO負け
2008年06月09日 15時00分
-
スポーツ
サッカー 中田英寿凱旋の思わぬ余波
2008年06月07日 15時00分
-
スポーツ
戦極 吉田秀彦が4連敗危機!? モーリス・スミスが圧勝宣言
2008年06月07日 15時00分
-
スポーツ
ゼロワンMAX 故橋本真也さんメモリアル興行で2大ビッグレスラー参戦か
2008年06月07日 15時00分
-
スポーツ
DREAM 秋山成勲が7・21「DREAM.5」で初参戦。対戦相手はキムタク!? 織田裕二!?
2008年06月06日 15時00分
-
スポーツ
戦極 菊田早苗が14分59秒殺を予告
2008年06月06日 15時00分
-
スポーツ
藤原喜明 ガンから復活! 年内にリング復帰か
2008年06月06日 15時00分
-
スポーツ
SEM 中嶋勝彦がノア定期参戦に向け、KENTAを襲撃失神葬予告
2008年06月06日 15時00分
-
スポーツ
ROOKIES(ルーキーズ) その3
2008年06月06日 15時00分
-
スポーツ
サッカー 岡田ジャパンにオシムの呪縛
2008年06月05日 15時00分
-
スポーツ
戦極 三崎和雄がピンク台風で撃沈!?
2008年06月05日 15時00分
-
スポーツ
DREAM 山本“KID”徳郁7・21初陣の裏事情
2008年06月04日 15時00分
-
スポーツ
DREAM 永田克彦が愛の力で青木真也を狩る!
2008年06月04日 15時00分
-
スポーツ
M-1グローバル エメリヤーエンコ・ヒョードルVSランディ・クートゥア実現か!?
2008年06月04日 15時00分
-
スポーツ
新日本プロレス ミラノコレクションAT&石狩太一に不協和音
2008年06月04日 15時00分
-
スポーツ
戦極 “人喰い”高橋和生が進化の証
2008年06月04日 15時00分
-
スポーツ
広告塔の役目は十分に果たしているハニカミ王子
2008年06月03日 15時00分
-
スポーツ
サッカー 岡田ジャパン、オマーンに3-0で快勝の裏で場外戦
2008年06月03日 15時00分
特集
-
岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
-
野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
-
-
豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
-
宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
-
元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分