スポーツ
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スポーツ 2018年08月20日 17時45分
伝統の一戦は“二軍投手”で! 金本監督は権限縮小へ
他に人材がいないということか? それとも、「Aクラス死守」のための主力温存策か…。 二軍調整中の藤浪晋太郎(24)に「巨人3連戦での先発説」が浮上してきた。実現すれば、7月26日以来の一軍マウンドとなるが、復調の兆しが見えての昇格ではなさそうだ。8月15日のソフトバンク戦(二軍)に先発したが、5回を投げて被安打7、失点5。うち4点が自責点だから、お粗末としか言いようがない。一軍最後の7月26日にしても、1イニング持たず、降板している。それでも、金本知憲監督(50)は藤浪を伝統の一戦で先発させるという。「計算の立つ先発投手はメッセンジャーと岩貞だけ。ベテランの能見は中継ぎに配置換えしてしまい、また先発に戻すのは申し訳ないし…。まあ、そういうこと」(関係者) 言葉をにごしたが、「他にいない」「主力先発陣の登板間隔を縮めて、故障されたら一大事」と判断されたようだ。 それだけではない。巨人3連戦に先発させる“二軍投手”がもう一人いるという。7月のトレード期日直前にソフトバンクから緊急獲得した左腕・飯田優也(27)も先発させるそうだ。巨人サイドからすれば、絶不調の藤浪、一軍経験の乏しい飯田をぶつけられるのだから、カチンと来ているだろう。「いや、飯田は結果を残すかもしれませんよ。18日の二軍戦で5回を投げて無失点。そのピッチングを見て、矢野二軍監督が一軍昇格を言い出したんです。矢野二軍監督の推薦となれば、金本監督も自信を持ってマウンドに送り出すはず」(20日時点/前出・同) ソフトバンク時代の飯田は主に中継ぎ。ソフトバンクの巨大戦力に埋もれ、チャンスをもらえなかったので、今回のトレードに強い思いもあるようだ。飯田が「戦力」になれば有り難い限りだが、こんな指摘もある。「飯田が勝って、藤浪が負けたらどうなるか。そのときは本当に、精神的に落ち込んでしまうでしょう」(プロ野球解説者) また、巨人は初対戦の投手に戸惑う傾向もある。球界はデータ収集と分析が日々、進化しているが、実際に自分の目で確かめてみなければ分からないものも多い。飯田は右打者の膝元に落ちるスライダーが得意だが、その軌道は独特で、巨人二軍はイースタンリーグだから、直接対戦した選手もいないのではないだろうか。「阪神は連戦に次ぐ連戦。藤浪、飯田をテストしていかなければならないほど苦しい。先発だけでなく、救援投手も頭数が少ないんです」(在阪記者) 飯田のトレードはそれを補うものだったが、故障や不振だけが投手不足の原因ではない。金本監督は就任して3度のドラフト会議に臨んでいるが、1位指名の入札は全て野手だった。「即戦力投手の補強」を周囲が進めても、「どうしても!」と頭を下げ、野手を指名してきた。昨秋ドラフトでは馬場皐輔(仙台大)を1位指名したが、清宮幸太郎の抽選に外れたためだった。2度目の入札でも高校生野手の安田尚憲(現ロッテ)の指名を希望し、3度目でやっと投手の指名となった。当然、その間にトップクラスの投手は他球団にさらわれてしまい、馬場は「即戦力というより、将来性」と評価されていた。 今日の投手不足の一因は、金本監督にもあるというわけだ。「Aクラスを死守し、クライマックスシリーズ進出が叶ったとしても、金本監督は今まで通りとはいかないでしょう。発言力、ドラフト指名の決定権は剥奪される」(前出・同) ソフトバンクでくすぶっていた飯田を選択したのは、阪神の編成スタッフだ。 藤浪にとって、巨人戦の先発が今季のラストチャンスとなる。巨人の「二軍投手を2人もぶつけられた」という怒りが藤浪にぶつけられなければいいのだが…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2018年08月20日 17時15分
オリックス担当記者が分析、大誤算だったソフトバンク戦3連敗…CS進出に黄色信号も
CS(クライマックスシリーズ)出場圏内である3位以上を目指しているオリックスだが、3連勝すれば逆転の3位になれる可能性があったソフトバンクとの3連戦を1勝も出来ず3連敗。ソフトバンクとのゲーム差は5.5ゲームにまで広がってしまった。本拠地、京セラドーム大阪で勝てなかったのは痛い。▼8月14日〜19日 オリックス戦績【対埼玉西武ライオンズ メットライフドーム】14日●岩本輝(先発はアルバース) 6-7x マーティン○(先発は多和田真三郎)※延長10回15日○山岡泰輔 4-3 高橋光成●16日△ディクソン 1-1 今井達也△※延長12回引き分け【対福岡ソフトバンクホークス 京セラドーム大阪】17日●西勇輝 0-9 千賀滉大○18日●ローチ 2-7 ミランダ○19日●山田修義(先発は松葉貴大) 4-8 加治屋蓮○(先発は大竹耕太郎)※110試合49勝56敗5分けのパ・リーグ5位。首位の西武と14.5ゲーム差、CS進出圏内3位のソフトバンクとは5.5ゲーム差。 パ・リーグでちょっと止められない存在になってきた首位の西武とは、“鬼門”のメットライフドームで今シーズン最後の3連戦を1勝1敗1分けのドローで終え、福良淳一監督も「勝ちたかったけど負けなくて良かった」と安堵の表情を浮かべていた。しかし、今シーズンはチーム事情からなかなか守備の定位置を決められず、守りや走塁ミスが多く、一時は落ち着いたかのように見えたが、夏場に入ってからは再び目立つようになってきた。特にバントミスに関して指揮官は「話にならない。ウチは1-0で勝つしかないんだから、少しでも繋いで得点にしないと」とメットライフドームで苦言を呈していた。 ソフトバンクも主力を欠いているだけに、オリックスにとっては、T-岡田も復活し、吉田正尚が好調をキープしているだけに、この3連戦は3位浮上、もしくは大接近するチャンスだった。しかし、蓋を開けて見れば勝てそうな気配を感じる試合が、西武戦よりなかったのは何故だろうか。西武戦は「あと1本」という場面はあったが、3試合とも勝てそうな雰囲気を秘めていた。しかし、ソフトバンク戦は打線も継投も線で繋がってなかったように思う。 首位の西武とは残り5試合、2位日本ハムとは残り8試合、3位ソフトバンクとは残り7試合、4位ロッテとは残り5試合、最下位の楽天とは残り8試合と今シーズンもいよいよ残り33試合になってきた。オリックスは試合の消化が早いので、CS進出圏内対象となる3位以下のチームへの負け越しは許されない状況。一部ファンの間からは監督交代論が渦巻いているが、昨年の秋季キャンプから今年のチームは始動しており、今年の首脳陣がシーズン終了まで諦めることなく、責任を持って試合に臨むのが当たり前のこと。 現時点でCS進出が黄色信号であることには変わらないが、これはひょんなことから青に変わったりするのもプロ野球の醍醐味。9月以降は6連戦も1度しか組まれていない。あの誤診問題で爆発したような勢いを福良監督やチームには取り戻してもらい、『ミッション・オクトーバー』に突入してもらいたい。取材・文 / どら増田写真 / 舩橋諄
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スポーツ 2018年08月20日 12時00分
張本氏、“犬猿の仲”といわれる野村克也氏を「暗に批判」? やはり2人は共演NGなのか
19日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏が犬猿の仲といわれる野村克也氏を暗に批判するシーンがあった。 発端となったのは、日本時間の15日に行われたアメリカ・メジャーリーグ・ドジャース対ジャイアンツの試合。ファールを打ったドジャースの選手が悔しがる仕草を見せ打席を外したところ、捕手がなにかクレームを付けた模様で、大乱闘に発展。関口宏によると、捕手が打者に「早く打て」と言ったのだという。 これを見た張本氏が「喝」と絶叫。そして、乱闘の原因はキャッチャーだとして、「余計なこと言わなければいいのよ。やっぱり言ってますよ。『かっこつけないで早くバッターボックス入れよ』くらいは言ってますよ」と捕手を批判。 続けて、「バッターは打ち損じてるから悔しいよ。折ったんならバッターも喝だけど、そういうキャッチャーも日本におりましたよ。いけないよ、そういうこと言っちゃね」 と糾弾する。関口宏から「有名な人ですか?」と聞かれると、「そうそう有名な人だけどね。だから、本当はそういうこと言っちゃいけないよ。真剣勝負なんだから」と激しく糾弾した。 張本氏の言う「有名な人」とは、ささやき戦術で有名な南海ホークスなどで捕手を務めた野村氏であることは明白だ。 2人は現役時代から犬猿の仲として知られており、有名なエピソードとして野村氏が打席に入った張本氏に対し、「態度はでかいけどナニは小さい」と囁いたところ、狙い通り張本氏が凡退。ところが次の打席、怒りに震えた張本氏がわざと空振り。そのバットで、野村氏の頭を叩いたという伝説がある。 そのことを根に持っているのか、野村氏は2017年、TBSの野球中継にゲスト出演した際、張本氏について「バッティングだけしか興味がない。守備なんていないと同然」「内野安打のときは速いがピッチャーゴロのときは走らないよ。バッターボックスからそのままUターンベンチに帰ってくる」と猛批判。 さらに、「TBSの朝のテレビで色々選手批判してるけど、彼は選手批判する資格ないですよ」「同じ世代で野球をやった人間として彼の談話を聞いていると、『お前そんな人のこと事言う権利あるか』とテレビに向かって文句を言っている」「彼の側ではこの話はしゃべれないよ。手が早いからバーンとぶん殴られそうだから」と猛烈にこき下ろしたことがある。 張本氏は直接的に野村氏についてコメントしたことはないが、今回のように捕手批判をする際、暗に野村氏を連想させる発言をすることがある。実際、『サンデーモーニング』に野村氏が出演したことはなく、今回の張本氏の発言を見ても、2人の仲はやはり最悪のようだ。 ともあれ、両者お互いの打撃技術を認めあっているのも、事実である様子。また、2016年にはTBSの『S1』で、共演したこともある。実際のところどう思っているのかは、本人しかわからない。 可能であれば、野村氏に『サンデーモーニング』内で張本氏に喝を入れてほしいものである。
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スポーツ 2018年08月19日 21時15分
新日本、木谷高明オーナー「勝敗をわけたのはG1に対する思いの歴史の差」と棚橋を称賛
新日本プロレス真夏の最強戦士決定戦『G1クライマックス28』は優勝決定戦で棚橋弘至が飯伏幸太を破り、3年ぶり3度目の優勝で幕を閉じた。 まず、今年のG1の観客動員数を見てもらいたい。【G1クライマックス28観客動員数】7月14日 東京・大田区総合体育館 3,907人(札止め)7月15日 東京・大田区総合体育館 3,826人(満員)7月16日 北海道・北海道立総合体育センター北海きたえーる 6,489人(札止め)7月19日 東京・後楽園ホール 1,730人(札止め)7月20日 東京・後楽園ホール 1,683人(札止め)7月21日 東京・後楽園ホール 1,734人(札止め)7月22日 東京・エスフォルタアリーナ八王子 4,399人(満員)7月26日 新潟・アオーレ長岡 3,106人(満員)7月27日 静岡・アクトシティ浜松 2,800人7月28日 愛知・愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ) 5,735人(札止め)7月30日 香川・高松市総合体育館・第1競技場 2,555人8月1日 鹿児島・鹿児島アリーナ 3,490人(満員)8月2日 福岡・福岡市民体育館 3,580人(満員)8月4日 大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪) 5,500人(札止め)8月5日 大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪) 5,480人(札止め)8月8日 神奈川・横浜文化体育館 4,952人(札止め)8月10日 東京・日本武道館 6,180人8月11日 東京・日本武道館 12,023人(札止め)8月12日 東京・日本武道館 12,112人(札止め) 全19大会中、チケットが完売し札止めマークが付いたのは11大会。満員マークは5大会に付いた。浜松、高松、武道館の初日に満員マークが付かなかったことは来年に向けた課題になるが、19大会で計91,281人の動員に成功した。後楽園ホール大会は“G1価格”で開催。武道館大会も最終日のみ価格を高めに設定することで28年の歴史を誇るG1のブランド力とプレミアム感を高めた。 木谷高明オーナーはリアルライブの独占取材に対して次のように述べている。 「過去最高の動員、過去最高の内容の大会。棚橋選手が優勝しましたが、勝敗を分けたのはG1に対する思いの歴史の差だったと思います。この勝敗というのは選手だけではなく、スタッフも含まれるんですけど、スタッフもG1への思い、歴史があるわけです。じゃないと武道館3連戦で2日も札止めにはできないですよ」 現在の木谷オーナーは、新日本の実務をCEO兼任のメイ新社長に任せて、自身は「節目には出ていくぐらいじゃないですか」と以前よりも一線を引いたスタンスを貫いている。「新日本はもう軌道に乗ってますから、大丈夫でしょう」とも言う。新日本の好調ぶりがオーナーの大きな信頼を勝ち得ているのは言うまでもない。またブシロード体制になってからもエースとして全力プロモーションを続けている棚橋が優勝したのは「G1に対する思い、歴史の差」と分析。ボロボロになりながらも、G1の思いや歴史を背負って闘った棚橋を称賛した。 今回、初日こそ集客に苦戦したものの、黄金時代ですら2連戦以上行ったことがない武道館3連戦を成功させたことで、大阪城ホールなどアリーナクラスでの連戦は増える可能性が高い。木谷オーナーは「見やすい会場があるんだから必要以上にドームやスタジアムで開催する必要はない」という考えなだけに、ファンから要望が多い京セラドーム大阪大会の実現可能性は低そう。しかし、東京五輪が近づくにつれ首都圏では箱不足に悩まされるだろう。首都圏にとらわれることなく、今年の武道館3連戦に負けないインパクトのある会場へ積極的に進出し、全国のプロレス人口を再び増やしてもらいたい。それが日本でできるのは新日本プロレスだけ。武道館3連戦はグッズ収入も含めると、1.4東京ドーム大会に匹敵する売り上げを記録したという。 「G1の参加選手は多すぎる」という声はファンだけではなく、内藤哲也らレスラーからも出ているが、将来的にはWWEの『レッスルマニア』のように各都市でG1の誘致合戦が行われ、G1が開催される街全体が盛り上がるようなシリーズになるのが理想ではないだろうか。 2年後のオリンピックイヤーには30回の節目を迎えるだけに、さらなるスケールアップに期待したい。【どら増田のプロレス・格闘技aID vol.20】
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スポーツ 2018年08月19日 17時45分
Jリーグ外国人枠撤廃論で飛び火したGK川島永嗣の悲運
突然のJリーグ“外国人枠撤廃論”噴出で、日本代表ゴールキーパー・川島永嗣(35)に火の粉が降りかかろうとしている。 いきなり“イニエスタ効果”が出た。元スペイン代表アンドレス・イニエスタ(34)がJリーグのヴィッセル神戸と契約したことで、神戸絡みの試合は大幅な観客増となっている。現在は一時帰国中だが(8月3日時点)、この影響はJリーグ本部にも及んでいた。 「外国人枠の問題です。『3人+アジア人枠1人+Jリーグとの提携国枠1人』で、1クラブ最大5人となっていますが、その枠を撤廃、もしくは拡大するべきとの意見も出始めたのです。神戸もイニエスタ獲得にあたり、'16年得点王のブラジル人FWを放出せざるを得ませんでしたからね」(スポーツ紙記者) 代表を退いたものの、まだまだ第一線で活躍できる欧州の一流選手が「中国リーグより、安全で衛生的な日本へ」と、Jリーグに興味を持ち始めたことも大きい。 しかし、外国人獲得枠の拡大、撤廃案には反対意見も多い。イニエスタの推定年俸は32億円。当然、地方の身の丈経営のクラブは、世界の一流どころと交渉する余裕などないからだ。 こうした状況がなぜ川島批判につながったのか。それはイニエスタを始め、世界の一流選手の“プレースピード”にあった。 「今回のロシアW杯では、セットプレーからのゴールが増えました。全64試合169得点のうち73得点がセットプレーからの得点です。今後、GKには、より俊敏さや瞬発力が求められる。森保一監督率いる代表が世界と対等に戦うには、川島のスピードではダメ」(専門誌記者) Jリーグも同様だ。外国人枠の撤廃はともかく、欧州の一流選手がJリーグのクラブと交渉してくる。「高額年俸を支払えないクラブは、瞬発力があり、チャンスに飢えている若いGKを連れてくると見られている。世界に通用する日本人GKを育てるには時間がかかるが、サッカーの勝敗はGKで決まる時代になりそうです」(同) 現状、川島を超えるGKが出てこないことこそ問題なのだが…。これまで非難の対象は本田圭祐、香川真司たちに集まっていたが、どうやらW杯の悪夢のパンチングゴールのように“外国人拡大論”はGK川島に飛び火しそうな気配だ。
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スポーツ 2018年08月18日 17時15分
1位はやっぱりあの力士?「敢闘精神あふれる力士」登場回数ランキング
日本相撲協会が、来場者及びに公式サイト・アプリの有料会員向けに実施している「敢闘精神あふれる力士」アンケート。各日に行われる取組を元に、思い思いの1票を投じるという趣旨の試みだ。投票経験があるという方も少なくないだろう。 全投票結果の内、上位3名までが日にちごとに公開されてもいるこのアンケートだが、これまでの60日間で述べ34人の力士が3位以内に選出されている。それでは、前述の34人における、現時点までの登場回数トップ3の力士は果たして誰なのか。下位から順に紹介していきたい。 登場回数17回(1位2回・2位8回・3位7回)を記録し、3位となったのが西前頭3枚目(7月場所時点)・貴景勝。2017年初場所での新入幕からわずか1年で三役に昇進したその実力は、好角家たちの目にも好意的に映っているようだ。 21回(1位8回・2位8回・3位5回)の登場で2位につけているのが東前頭3枚目・阿炎。横綱・白鵬相手に初金星を挙げた5月場所6日目でのインタビューが話題となったことも記憶に新しいが、こうした言動もまた票を集めた一因となっているのかもしれない。 そして、登場回数27回(1位15回・2位10回・3位2回)でダントツの1位となったのが東前頭6枚目・遠藤。端正な顔立ちが“スー女”を中心に絶大な人気を誇っていることに加え、度重なる怪我の末5月場所で念願の三役昇進を掴んだという経緯を考えると、ある意味当然の結果とも言えるだろう。 以上が、7月場所終了時点までの登場回数トップ3の力士たち。好角家たちの“トレンド”となっているこの3名には、今後も要注目といったところだ。 ちなみに、4位には15回(1位7回・2位4回・3位4回)で大関・栃ノ心が、5位には13回で大関・豪栄道(1位2回・2位4回・3位7回)と関脇・御嶽海(1位7回・2位4回・3位2回)がそれぞれ位置している。残る2場所次第では、トップ3の顔ぶれに変動が生じる可能性も大いにあるだろう。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年08月18日 17時15分
パナソニック・吉川峻平投手が来季メジャー移籍 今後直接MLBに入る選手が増える?
社会人野球・パナソニックの吉川峻平投手が来季メジャーリーグに移籍する意向であることが判明。日本球界に衝撃が走っている。 吉川投手は関西大北陽高校から関西大学を経て2017年にパナソニック入り。1年目から主力投手として活躍し、チームを都市対抗野球出場に導いている。しなやかなフォームはダルビッシュ有投手を彷彿とさせるもので、ストレートの球速、変化球、そしてコントロールと完成度が高く、ドラフト上位候補と目される。 仮に日本球界を経ずにプロ入りとなれば、2008年オフに日本球団からの指名を拒否し、ボストン・レッドソックスと契約した田澤純一投手以来2人目となる。その間、菊池雄星投手や大谷翔平投手など、直接メジャーリーグ移籍を希望するドラフト上位候補は存在したが、周りに説得される形で日本球団に入団していた。 この背景には「田澤ルール」が大きく影響している。2008年の都市対抗野球でMVPに相当する橋戸賞を獲得するなど社会人ナンバーワン右腕といわれた田澤が「海外流出」することに危機感を持った日本プロ野球機構(NPB)が、日本球団のドラフト指名を拒否して海外球団と契約した選手は一定期間に日本球団と契約できないというルールを設けたのだ。 いわばこれが抑止力となっていたのだが、吉川投手はメジャー入りを断行。今後、追随する選手が出ることが予想される。 今回のメジャー入りにはどのような背景があるのか。アマチュア野球詳しいライターはこう分析する。 「日本球団に入団する場合、当然ながらドラフト会議で指名を受けることになりますが、現在アマチュア選手に逆指名権は認められていません。 したがって、阪神など、育成能力がなく、なにかと周りから指示を受けるチームに入る可能性が出てしまう。そのようなチームに入ると、4、5年、早い場合3年程度で、解雇され路頭に迷うことになる。 また、巨人のようにポスティングを認めないチームに入ると、大卒社会人の場合、FA権利を最短で取ったとしても30歳は超える可能性が高く、メジャー志向を持つ選手としては良い条件とは言えない。 それなら若いうちにメジャーに挑戦し、ダメなら人生をやり直したほうが、メリットがある。日本のプロ野球に魅力を感じていない選手なら、当然の選択かもしれません。 メジャー志向を持つ選手は、ポスティングを認めない巨人や、育成能力がなく何かと干渉される阪神には入りたくない。伸び伸びとしたプレーが可能で、ダルビッシュ有・大谷翔平のポスティングを認めた実績のある日本ハムに入りたいでしょうが、逆指名ができませんので。 社会人野球の選手は基本的に日本のプロ野球への入団を希望している選手が多いのが現状ですが、田澤のような高卒社会人や吉川のようなメジャー志向の社会人野球選手は、今後直接メジャーリーグに移籍していく可能性が高いのではないかと思います。 これを止める権利は誰にもないはず。職業選択の自由がありますから。メジャーに直接行ったからと行って縛るルールを作るNPBと、それを叩くファンは、排他的な考えと言わざるを得ません」 社会人野球はもちろん、大学・高校野球は「プロ野球の下部組織」ではない。選手がどのような進路を進もうとも、それを止める権利はないはずだ。 吉川投手がメジャー移籍を望むのなら、快く送り出してあげるのが、大人というものだろう。そして理不尽な「田澤ルール」は撤廃すべきだ。取材・文 櫻井哲夫
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スポーツ 2018年08月18日 06時45分
100回目の夏 ベスト8進出校の主力は越境入学者
夏の甲子園大会は3回戦を終え(8月17日)、ベスト8が出揃った。大阪桐蔭、浦和学院、報徳学園、済美、金足農、近江、日大三、下関国際。改めて大会公式パンフレットを見てみたが、8強ほとんどのベンチ入り選手に県外の球児がいた。「県内、学区だけでチームを構成してほしい」「他県の球児がいると応援できない」と話す高校野球ファンも多いが、有望球児の野球留学は永遠になくならないだろう。高校野球は郷土愛、郷愁の文化でもある。「大阪府出身なのに東北高校に進んだダルビッシュ有、兵庫県から南北海道の駒大苫小牧高校を進んだ田中将大、彼の小・中学校時代の同級生だった読売ジャイアンツの坂本勇人も青森県の光星学院(現・八戸学院光星高等学校)に進みました。彼らは中学生の時点で『天才』であり、仮に地元の普通高校に進んでいたら、一年生から主力選手として活躍していたはず。でも、全国から精鋭が集まってくるハイレベルな強豪高校で鍛えられたから、今日があると言えます」(在京球団スカウト) だが、プロ野球に進むことだけが「成功」ではない。 合宿所生活となれば、「自由」はないに等しい。それでも、越境入学をしてまで甲子園出場を目指す、あるいは、高いレベルでの野球技術を学びたいとし、彼らは覚悟を決めて親元を離れたのだ。強豪校と称される有名私立高校は野球部専用のグラウンドも持っている。また、専用グラウンドを持つ私立高校は住宅地から離れていたところにあるせいか、球児たちは「合宿所と教室、グラウンドを往復するだけ」となる。それでも甲子園大会に出場したい、高いレベルで野球をやりたいと本人が決めた以上、周囲が批評するものではないのかもしれない。 今夏は100回目の記念大会ということで、高校野球に関する書籍や雑誌特集が例年以上に多かった。その関連で、昭和50年代に決勝マウンドに立った有名投手に取材を申し込んだときのことだ。「あの人は、取材は受けてくれないよ。他の人を探したほうが…」 そんなふうに話す取材仲間もいたが、どういうわけか、その有名投手は快諾してくれたのだ。 理由は一時期、野球から離れていたせいもあるが、それだけではない。高校野球を終えたあとも周囲から「ひょっとして、甲子園で活躍した…」と聞かれるのもイヤで、「取材なんか、絶対に受けるもんか」と思っていたそうだ。考え方を変えたのは、ご子息が少年野球チームに入り、自身がサポートする側となり、高校時代は気付かなかった周囲の苦労が分かったからだと話していた。「甲子園に出場した後、プライベートで出掛けても周囲の目が気になって、何をしても楽しくありませんでした。でも、自分が親になって、子どもの送り迎えやグラウンド整備のお手伝いをして、こういうふうに自分も支えていただいたんだと分かったんです」 その元有名投手は地元組だが、同僚の大半は越境入学者だったそうだ。彼らといっしょになって、応援してくれる近隣住民や声援を否定するような言動もしていたという。その過ちに気付いたのは自分が親となってからだと話していた。 100回目の記念大会に出場できた球児たちには、その喜びを知ってほしいものだ。(スポーツライター・美山和也)
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スポーツ 2018年08月18日 06時15分
熱戦続く“平成最後の”夏の甲子園 過去の優勝経験地方は?
各校が手に汗握る熱戦を繰り広げている夏の甲子園。15日に行われた4試合を持って2回戦が全て終了し、金足農(秋田)、浦和学院(南埼玉)、木更津総合(東千葉)、二松学舎大付(東東京)、日大三(西東京)、横浜(南神奈川)、高岡商(富山)、常葉大菊川(静岡)、愛工大名電(西愛知)、近江(滋賀)、龍谷大平安(京都)、大阪桐蔭(北大阪)、報徳学園(東兵庫)、下関国際(山口)済美(愛媛)、高知商(高知)の16校が本日からの3回戦に進出した。 記念すべき100回目の大会であると共に、平成最後の大会でもある今回の夏の甲子園。平成の世においては、過去に29校の優勝校が誕生しているが、その所属地方の内訳はどのようなものとなっているのだろうか。 日本全国をそれぞれ分類した8つの地方の内、12校でトップに立っているのが関東地方(東京5回・神奈川2回・群馬2回・茨城1回・栃木1回・埼玉1回)。ちなみに、もし木更津総合が今大会を制すると、所属する7県全てが優勝を経験するということにもなる。 8校を輩出し、2位につけているのが近畿地方(大阪4回・和歌山2回・奈良1回・兵庫1回)。現在は大阪桐蔭が隆盛を誇っていることから、元号が変わった後は近畿がトップに君臨する可能性も少なくないだろう。 優勝4校で3位となっているのは九州地方(佐賀2回・福岡1回・沖縄1回)、その下には2校の北海道地方と四国地方(愛媛1回・高知1回)、1校の中部地方(愛知1回)がそれぞれ続いていく。なお、九州と北海道に関しては今大会既に全出場校が敗退しているため、これが確定の数字となる。 そして、平成の間に一度も優勝校を輩出していない地域が東北地方と中国地方。このことを考えると、16強に勝ち残っている金足農と下関国際にかかる期待も大きくなってくるだろう。 以上が、地方別にみた昨年までの成績である。優勝経験地方が数字を伸ばすか、はたまた初優勝を経験する地方が誕生するか。興味の尽きない日々はもう少しだけ続きそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年08月17日 21時15分
聞き取りやすくなった?復帰の本間朋晃が武道館に登場!“同級生”棚橋の存在が刺激に!
新日本プロレスマットで“こけし”の愛称で親しまれ、多くのファンから愛されている本間朋晃は、昨年3月に試合中のアクシデントにより負傷。中心性頸髄損傷と診断され、一時は四肢麻痺状態になるも、千恵夫人の支えやトレーナーの厳しいリハビリ指導に耐えながら、今年6月23日に地元山形で復帰した。山形では相方の真壁刀義、同級生の棚橋弘至、田口隆祐、トーア・ヘナーレとのタッグで、本間と因縁深い内藤哲也率いるロス・インゴ勢と10人タッグで対戦。試合は本間の小こけしから、真壁のキングコングニードロップでBUSHIから3カウント勝ち。復帰戦を勝利という最高の形で終わらせると、本間はリング上で号泣。千恵夫人をリングに上げると感謝の気持ちを伝えて、最後はファンと一緒に「こけし is HAPPY!」と叫んで大会を締めていた。 復帰2戦目はいつになるのか注目されていたが、11日の日本武道館大会で行われたアンダーカードで、棚橋、真壁とのトリオで登場。今度はオカダ・カズチカ率いるCHAOSと6人タッグマッチに臨んだ。棚橋の粋な計らいで棚橋の入場テーマではなく、本間の入場テーマで3人が入場すると、12,000人を超えるファンは“大こけしコール”で本間の首都圏復帰試合を出迎えた。気になる動きだが、山形大会よりも格段に良くなっていた。体が不自由だったにもかかわらず、復帰までにあれだけの肉体を作ってきたのは、さすがプロレスラーである。この日も真壁とのチームワークの良さを発揮して、小こけしから真壁のキングコングニードロップで快勝した。 試合後、インタビューブースに現れた本間朋晃は、パートナーの真壁から「覚悟しとけよ」とエールを送られると、棚橋も「俺たち、まだまだピチピチの41歳だから。本間選手の先を走ってるから、追いついてきて!」とメッセージを送った。本間も「絶対に追いつきます」と棚橋の気持ちを受け止めた。 本間は「世界中を探しても俺ほど幸せなプロレスラーいないと思います。まさか、復帰2戦目、いや、デビュー2戦目でまたリング上で泣くとは、泣かされるとは思ってなかったんですけども、本当にうれしいです!」と喜びを爆発させた。今後は真壁とのタッグで年末に開催される予定の『ワールドタッグリーグ』にエントリーすると明かした。リーグ優勝や来年の『G1クライマックス』への出場を目標に掲げていたが、焦る必要はない。まずは全国を行脚し、ファンに復帰のあいさつをするといいだろう。 ちなみにテレビのバラエティ番組で「何を話しているのか分からない」ことが注目され、真壁とともに知名度も高くなった本間だが、会見終了後、報道陣からは「聞き取れた!」という声が上がった。長期欠場したことで喉もケアできたようだ。取材・文・写真 / どら増田
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全日本プロレス 諏訪魔が打倒・西村修を誓い無我流生活に入る
2008年05月28日 15時00分
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新日本プロレス IWGPヘビー級王座挑戦を狙う後藤洋央紀に2人のライバル出現
2008年05月27日 15時00分
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全日本プロレス 西村修が3冠王座戦に向けてマル秘プラン
2008年05月27日 15時00分
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スポーツ
全日本プロレス 西村修が3冠王座強奪へ
2008年05月26日 15時00分
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スポーツ
全日本 GURENTAIが健介組撃破
2008年05月26日 15時00分
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スポーツ
全日本 土方の次期挑戦者にサムライ名乗り
2008年05月26日 15時00分
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スポーツ
ハッスル インリン様がラストマッチ
2008年05月26日 15時00分
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スポーツ
DREAM 桜庭和志VSメルヴィン・マヌーフ戦の裏で秋山成勲の影
2008年05月24日 15時00分
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スポーツ
大日本プロレス シェイクスピア四大悲劇「リア王」とのコラボ興行を発表
2008年05月24日 15時00分
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大日本プロレス 次期王座挑戦をめぐってサバイバルレースがぼっ発
2008年05月24日 15時00分
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スポーツ
戦極 高橋和生がノーガード殺法予告
2008年05月24日 15時00分
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スポーツ
ハードヒット 佐藤光留のメイドの原点とは
2008年05月24日 15時00分
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スポーツ
パンクラス 金原弘光がDREAM出場に意欲
2008年05月24日 15時00分
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K-1 新設された60kg以下級に山本“KID”徳郁、徳山昌守の参戦浮上
2008年05月23日 15時00分
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スポーツ
ROOKIES(ルーキーズ) 新連載スタート
2008年05月23日 15時00分
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ハッスル インリン様が21万5000グラムのボノちゃんを投げる!?
2008年05月23日 15時00分
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ハードヒット 佐藤光留がSM特訓
2008年05月23日 15時00分
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新日本プロレス 永田裕志が後藤洋央紀に愛の猛ゲキ。IWGP戦を前に査定する
2008年05月22日 15時00分
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ハッスル 2代目インリン様も!? ハッスルが新事業を展開
2008年05月22日 15時00分