スポーツ
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スポーツ 2018年09月10日 17時45分
【DeNA】やっと燕に勝ち越し!CSへ”熱く立ち上がる”ベイスターズ魂!
☆負けられない戦い ここまで7勝12敗と大きく負け越している、苦手スワローズを本拠地横浜スタジアムに迎えての3連戦。この3連戦も負け越すようなことがあると、CS進出はますます厳しくなることは間違いないが、先週は月曜は休み、火曜は雨天中止、水曜は東で快勝し、木曜は移動日と、日程にも余裕があったことは好材料。東急、みなとみらい線もこの3連戦を応援すべく、特別車両を運行させるなど、街ぐるみでベイスターズの勝利を盛り上げるイベントも実施。ラミレス監督も常々口にする「目標は2位」に向けて一丸の戦いを見せたいところだ。☆執念の勝ち越し 金曜日の初戦、”ハマの宇宙人”井納翔一が先発。いきなり初回の先頭打者坂口の打球が右足の甲を直撃し、緊急降板かとも思われたが、「逆に力が抜けた」との”異能”なピッチングで7回無失点の好投を披露。打線も7回に桑原のタイムリーで均衡を破ると、8回には宮崎、ロペスの連発で追加点を挙げる。最終回にストッパーの山崎康晃が、無死満塁の大ピンチを迎えるも1点に抑え、4‐1で逃げ切った。 土曜日は前日の勢いそのままに、初回からロペスの3ランで先制する。しかし、先発の今永昇太がピリッとせず、5回持たず3失点で同点に追いつかれKOされる。その裏、”救世主”ソトがセンターバックスクリーンに、特大3ランをぶち込み再び3点差に引き離すが、自慢のリリーフ陣が踏ん張れずズルズルと失点。9回にはパットンが、雄平にこの日2本目の決勝ホームランを打たれ、6‐7で後味の悪い敗戦を喫してしまった。 日曜日は平良拳太郎が先発。初回に甘く入ったスライダーを山田哲人にホームランされ、嫌なムードがハマスタを包み込むも、その裏1番桑原の2ベースから4番筒香まで4連続ヒットで逆転。3回には宮崎のソロも飛び出し試合を優位に進める。5回2アウトを簡単に取るも、上田のヒットから山田に2ランを浴び1点差に迫られる。しかし、平良と同郷沖縄出身「タコライスコンビ」の女房役嶺井の3ランで突き放すと、リリーフ陣が昨日のリベンジ果たす無失点リレー。7‐3で快勝し、初めてスワローズ相手に、7カード目にして勝ち越しを決めた。☆正念場の終盤戦 この3連戦から、練習時にお揃いのTシャツを着用しているベイスターズ。開幕時にお目見えした”B"のロゴが、歴戦の為に傷ついているデザインが胸に大きくプリントされ、背中には監督、コーチ、プレイヤーはもちろんのこと、チームスタッフまでが名を連ねているものだ。また、ラストスパートへ用意されたスペシャルムービーのテーマは「熱く、熱く、立ち上がる」。それは逆境の際、応援団が選手を鼓舞するときに演奏される「ライジングテーマ」からのインスパイア。CSへ向け、3位のジャイアンツまで4ゲーム差。諦めている者は誰もいない。取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2018年09月10日 17時15分
ファンも一安心?“背水の陣”に臨む横綱稀勢の里が白星スタート
この日一番の大歓声を集めたのは、やはりこの男だった。 9日に初日を迎えた大相撲9月場所。満員の観客が見つめる中、3横綱の先陣を切って土俵に上がったのは、この場所に自身の進退をかける横綱稀勢の里。過去15勝1敗と合口のよい勢を相手に、大事な初日の取組に臨んだ。 立ち合い、当たり負けすることなく左を差した稀勢の里は、残る右手で勢を抱えながら一気に土俵際へ。苦し紛れの引きをものともせず、そのまま勢を土俵外へ寄り切った瞬間、客席からはまるで優勝が決まったかのような大歓声が沸き上がった。 今年1月場所の2日目、北勝富士戦以来となる白星を掴んだ稀勢の里。幸先のいい形で“背水の陣”をスタートさせた横綱に対し、ネット上からは「おかえりなさい!稀勢の里!」、「まずはいいスタートが切れてよかった」、「とりあえずホッとした、明日からも頑張ってほしい」といった安堵の声が寄せられている。 8場所連続休場中に出場した4場所で、いずれも初日に黒星を喫していた稀勢の里。不吉なジンクスを打ち破った今回の白星は、単なる1勝以上の価値をもたらしたことだろう。 ただ、当然のことながら、稀勢の里の9月場所はまだまだ始まったばかりで、今後も連日厳しい取組が続いていく。輪をかけて厳しさが増す後半の横綱・大関戦のことも考えると、前半の内に白星を稼げるだけ稼いでおくのが吉といえる。 また、今回の取組で勝負が決した後、稀勢の里は勢共々土俵下へ転落してもいる。相手の引きが原因なので仕方がないということは重々承知だが、こうした場面もできれば避けてもらいたいところ。いくら状態が上向きであっても、取組内で再び怪我をするようなことがあれば本末転倒だ。 稀勢の里が2日目に相対するのは、西小結の貴景勝。過去1勝2敗と分が悪い難敵だが、その一方で“出場4場所の2日目は全て白星”という幸運のジンクスもある。その結果が果たしてどうなるか、本日も大いに注目が集まることは間違いない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年09月10日 17時00分
甲子園球児ドラフト最前線 金足農・吉田投手「巨人強奪」、大阪桐蔭「阪神嫌厭」
巨人は大わらわ、阪神は我が道を行く…。今秋のドラフト会議もひと波乱起こりそうだ。主役は、金農フィーバーを巻き起こした金足農業高の吉田輝星投手。夏の甲子園準優勝の報告会見で好きなプロ球団を聞かれ、「巨人」と明言。記者団の「行きたいか?」の問いにも、ハッキリと「行きたいです!」と意思表示した。 そして8月23日、横浜スタジアムを訪れていた巨人・鹿取義隆ゼネラルマネジャーが記者団に囲まれた。最初、鹿取GMは応じようとしなかったが、その執拗さに根負けし、「スカウトから高い評価が上がっています」とだけ返答。久々のラブコールを受けたのに、なぜか関係者の口は重い。 「巨人のドラフト戦略は完全にやり直しです。今年のドラフトでは、大学生の即戦力投手を指名する予定でした。吉田投手の1位指名に切り換えるとしても、他球団との重複は必至で、抽選に外れればワンランク下の投手しか残っていませんから」(球界関係者) 夏の甲子園で、「赤マル急上昇」となった吉田投手。しかし、一部報道でも伝えられたが、大会前は「進学の方向」で固まっていたという。さらに、担当スカウトは「いい投手だから見てくれ」と報告していたが、“上”は確認程度にしか考えていなかったのだ。それが、甲子園でのピッチングを見て、12球団の顔色が変わった。「吉田は2年生のときからエースでしたが、試合終盤に打たれる“ガス欠癖”がありました。本人の努力と金足農監督と懇意にしている大学の監督がアドバイスし、急成長したんです」(高校野球に詳しいスポーツライター) 吉田はまだ進路を明確にしていない。プロ志望届を出したとして、巨人が指名回避した場合、人気者ゆえ日本中を敵に回しかねない。 「日本ハムは身体能力の高い根尾昂内野手(大阪桐蔭)に興味を示していました。でも、巨人にしか行かないと言った菅野智之、メジャー志望の大谷翔平を指名した過去もあるので、吉田に切り換えてきそう。西武は菊池雄星のメジャー挑戦が重なるので、富士大の左腕・鈴木翔天。他は即戦力投手の斉藤友貴哉(ホンダ)、150㌔強の速球を投げ続ける日体大の右腕・松本航、東洋大の甲斐野央に指名が集中しそう。巨人は坂本勇人の後継者として2、3位で報徳学園の小園海斗遊撃手も狙っています」(在阪球団職員) もともと松本、甲斐野に強い関心を示していた巨人は7月30日、甲子園大会の重要チェック事項の確認を兼ねてスカウト会議を開いた。その様子を知る関係者によれば、根尾と同じ大阪桐蔭の4番・藤原恭大外野手、横浜・万波中正外野手の名前も出ていたそうだ。さらに興味深い証言もある。 「会議を仕切った岡崎郁スカウト部長は、この時点で吉田に興味を示していました。投手と野手、半数ずつのバランスの取れた指名をすると各位に伝えました」(前出・関係者) 前述した横浜スタジアムではさほど関心は示していなかったが、昨季の野手偏重のドラフトの仕掛け人は鹿取GM。岡崎部長と意見衝突している可能性もある。 「同じ東北なので、楽天も1位は吉田になるでしょう。中日は岐阜出身の根尾を放っておけないし、一方であまりの人気に驚き、吉田に切り換えたなんて情報も聞かれるようになりました。今年は高校生に逸材が多く、どの球団も将来性重視の戦略になりそうですね」(ベテラン記者) 各球団も吉田中心で考えているのは間違いないが、阪神だけは違う。大阪桐蔭の藤原にご執心なのだ。「糸井嘉男、福留孝介の高齢化がある一方、高山俊が伸び悩んでいます。藤原のバットスイングのスピードは日ハムの清宮幸太郎以上との評価もあります。甲子園で放った3本の本塁打で遠くに飛ばす能力は証明されたが、他球団は外野しか守れないのがネックになって…」(前出・球界関係者) 藤原の一本釣りもあり得る状況だが、スンナリとはいきそうにない。まず藤原にベタ惚れなのが金本知憲監督(50)ということだ。過去3年のドラフトで、金本監督は現場スカウトが積み上げてきた「即戦力投手リスト」を一蹴、「どうしても!」と野手を1位指名した。昨年も抽選で外れたが、1位入札は清宮だった。 「金本監督はロサリオ獲得に一枚噛んでいます。映像チェックに関わっており、高山、大山悠輔が伸び悩んでいる状況にも責任がないとは言い切れません。阪神は基本的に金本監督を続投させるつもりですが、ドラフト1位リストを一変させるような権限は許さないつもりです」(同) それだけではない。7人がドラフト候補とも伝えられる大阪桐蔭だが、当の彼らが今の阪神には魅力を感じていないという。 「先輩の藤浪晋太郎が伸び悩んでいるからです。藤浪の不振は金本政権の誕生から始まっています」(同) 一本釣りに成功しても交渉が難航する可能性は大だ。 吉田争奪戦の裏で、DeNA、ソフトバンク、オリックスが堅実なドラフトを進めてくる。巨人は相思相愛を宣言するのか…。トラ同様、金の卵の前で一枚岩にはなれないようだ。
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スポーツ 2018年09月10日 12時00分
“ZOZOマリンの強風”に喝! 張本勲氏の珍コメントは自身の外野守備の苦い記憶から?
9日放送の「サンデーモーニング」(TBS系)で、張本勲氏が珍しいものに「喝」を入れ、視聴者が困惑するシーンがあった。 発端となったのは、5、6日にZOZOマリンで行われたプロ野球・千葉ロッテマリーンズ対福岡ソフトバンクホークス戦。台風の影響もあり、かなり強風の中、試合が行われ、両軍の外野手がプロとは思えぬ「落球」を見せたことが放送される。 これを見た張本氏は、「風に喝よこれは。選手じゃなくて風に喝」と激怒。スタジオから笑い声が漏れる。関口宏から「声を掛け合えば」との指摘が入ると、「あの風ではどっちに行くかわからないんですよ。やった人にしかわからない。風の影響ですよ」とコメントする。 ゲストの山崎武司氏は「声の掛け合いも必要なんですけど、意外とスタジアムの声で聞こえないので、コミュニケーションを取りながらやらないと」と指摘。それを聞いた張本氏は「風で声も流される」とコメントし、落球の外野守備は、仕方がないとした。 打者としてはまさしくレジェンド級の成績を残した張本氏だが、現役時代の外野守備については「守備も安打製造機」と揶揄されていただけに、「人のことは言えない」と思ったのかもしれない。 引退を表明した広島東洋カープ・新井貴浩内野手についても「とくに良い成績ではない」とコメントし物議を醸すなど、発言が炎上することが多い張本氏だが、ユーモアも持ち合わせており、先日は金足農業高校が甲子園で躍進したニュースに関連し、突如秋田犬の解説を始め、視聴者を驚かせている。 炎上コメント発言ではなく、「風に喝」のようなクスッと笑えるコメントをこれからもお願いしたいものだ。
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スポーツ 2018年09月09日 21時15分
Codyがヤングバックスとの自主興行で、あのNWA世界ヘビー級王座を奪取!
日本時間9月2日にシカゴ・シアーズセンターアリーナにて開催された、Codyとヤングバックスによる自主興行『ALL IN』。同大会には新日本プロレスからもIWGPヘビー級王者のケニー・オメガらバレットクラブELITEのメンバーをはじめ、オカダ・カズチカ、飯伏幸太、そしてレイ・ミステリオ・Jr.らが参戦。1万枚のチケットが早々にソールドアウトになるなど、話題になっていた。 CodyはNWA世界ヘビー級王者のニック・アルディスに挑戦。流血してピンチに陥ったが、最後はうまく丸め込み第131代王者に輝いた。現在のNWA世界ヘビー級王座は、世界最高峰と呼ばれていた頃とは違いローカルタイトルレベルの別モノになってしまったが、歴史は継承されている。Codyの実父であるダスティ・ローデスは同王座が世界最高峰と言われていた時代に2度王者に就き(第61代、第69代)、今回Codyが戴冠したことで、親子での戴冠となった。現在のベルトは、デザインもダスティが巻いていた頃と同じもの(レイスベルト)になっているので、32年ぶりにローデス家にベルトが戻ってきたということになる。 数年前までは日本でも天山広吉、小島聡ら第3世代が挑戦し、ベルト奪取に成功していたNWA世界ヘビー級王座だが、再び日本で防衛戦が行われることはあるのだろうか?新日本プロレスは日本時間の10月1日に、ロサンゼルスのロングビーチ、WALTER PYRAMIDで『FIGHTING SPIRIT UNLEASHED』を開催する予定。ここでCodyはジュース・ロビンソンのIWGP USヘビー級王座に、NWA世界ヘビー級王者として挑戦する。 ベルトの乱立は好ましいことではないが、レスラーとしてのステータスが高いCodyが王座を奪還したことは良いことだ。NWA世界ヘビー級王座が再び輝きを取り戻すのならいいだろう。棚橋弘至の「プロレスはつながってますからね」という言葉通り、また面白い新たな展開が見られるかもしれない。【どら増田のプロレス・格闘技aID vol.22】
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スポーツ 2018年09月09日 17時20分
池江璃花子に浮上する日大進学後の海外“逃避”案
競泳女子の有力選手、池江璃花子(18)の進路先で新たな選択肢が浮上。海外留学、もしくはアメリカなどのスポーツクラブを拠点とする海外生活案だ。 東京五輪の主役となる逸材だけに、2020年までのすごし方が重視される。そんな金メダル候補を預かるのは日本大学のはずだったが、アメフト部のタックル事件に端を発し、経営陣の隠蔽体質やチア部の陰湿なイジメなどが発覚。一時は、入学辞退の話まで出ていた。 「新しい専属コーチの三木二郎氏も日大卒ですが、池江の家族は日大への進学を心配しているとも聞いています。推薦入学の書類にサインしたあとに一連の事件が発覚したらしいのですが、日大が絶対とは言い切れない状況です」(体協詰め記者) そこで真剣に検討されているのが海外留学だという。 海外のトップ選手は米国の大学やアメリカ国内のスポーツクラブに在籍し、同地を拠点に練習するケースも多い。かつて北島康介が南カリフォルニア大学を練習拠点とし、今回のアジア大会に出場した入江陵介もカリフォルニア州のスポーツクラブで練習している。 「日大に進学しても、すぐに留学、あるいは早々に休学してアメリカを練習拠点とする、あるいは他大学への進学のイザコザを避け海外の大学に進むなど、日大から逃れる“エスケープ案”が周辺では検討されている。三木氏もイギリスの水泳連盟に留学した経験があり、海外留学の善し悪しを知っているので、的確なアドバイスができそう」(同) 「国内敵ナシ」の現状を考えると、留学先で強豪選手と競い合うほうがプラスになるかもしれない。池江が決断すれば、他競技の有望高校生も追随し、またも日大は大騒動に?
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スポーツ 2018年09月08日 19時00分
稀勢の里 夏巡業は手抜きなしの猛稽古 進退懸ける秋場所の前評判
秋場所がいよいよ9月9日、東京・両国国技館で始まる。先場所の覇者、御嶽海(25)の大関取りなど、見どころは多いが、注目はやはり稀勢の里(32)だ。 横綱になってちょうど10場所目。これまでの9場所でフル出場したのは、ドラマチックな逆転優勝した最初の1場所(昨年春場所)だけ。その後の8場所はいずれも全休か途中休場で、横綱の史上最悪記録だ。このため、3場所連続となる全休を表明した先場所前、稀勢の里は、「覚悟はある」と、この秋場所に進退を懸けることを明らかにしていた。いよいよ、これ以上は逃れられない瀬戸際まで追い込まれたのだ。 そのため、7月末からおよそ1カ月に渡って行われた北陸、東北、北海道などを巡る夏巡業では必死のひと言。初日から参加し、ちょっとした旅行気分の力士たちを尻目に懸命に体を動かし続けた。この夏巡業で流した汗の量は、上位陣では間違いなく一番多かった。 もっとも、ほかの力士があまりにもひどかったとも言える。なにしろ直近の2場所を連続休場している白鵬は、ひざの不調を訴えて途中でリタイアするなど、ただの1日も土俵にあがって稽古することはなかった。 先場所、右足の親指を痛めて途中休場し、今度はかど番の大関栃ノ心も、途中から巡業に合流。だが、まだ回復途上で、8月26日の番付発表後にやっと稽古を再開したばかり。連覇がかかる御嶽海も、稽古場では相変わらずチャランポラン。8月末の稽古総見でも1勝13敗と大敗。番付発表会見で、そんな稽古で大関取りは大丈夫かという質問に、御嶽海は澄まし顔でこう答えている。 「稽古した者が上位に上がる、という説を覆したい。(オレは)自分流でここまできた。いけるところまでいって、いけなかったらそれもまた一つの人生です」 つまり、上位陣で稀勢の里がもっとも地道に努力したのだ。 気掛かりだった気力も確実に戻ってきている。稽古総見でも、豪栄道に顔を張られると、猛然と反撃。最後は力強く突き出し、こういってニッコリした。「久々に、ああいう相撲が取れてよかった」 唯一の心配は、序盤をいかにうまく滑り出すかだけだ。このところ、上位陣の不調が目立ち、その間隙を巧みに突いた力士が優勝するパターンが続いている。 稀勢の里も、ひょっとするとひょっとするかも…。
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スポーツ 2018年09月08日 17時00分
重病説 貴乃花親方を蝕んだ「病魔」
またしても貴乃花親方(46)がひと騒動。8月26日に打ち上げたばかりの夏巡業終盤の21日、朝稽古の指導中に突然、意識を失って引っ繰り返り、病院に緊急搬送されたのだ。幸い大事には至らなかったものの、これまでも健康面について様々な噂が飛び交っており、また、実父の元二子山親方(元大関貴ノ花)が若死にしたため、不穏な“血”に蝕まれていると思われ、この余波、後遺症が心配されている。果たして、貴乃花親方は大丈夫か――。 このところの大相撲人気を反映して、今年の夏巡業はいつもより長かった。7月29日の岐阜県大垣市を振り出しに、8月26日の東京のJPタワー商業施設「KITTE」まで夏真っ盛りのおよそ1カ月間、26カ所も回る長丁場。それも中部、北陸、東北、北海道と、日本をほぼ半周するハードな旅だった。 「貴乃花親方ダウン」という衝撃的な一方が流れたのは、その夏巡業が終盤に差し掛かった8月21日、秋田市巡業中のことだった。ちなみに、この日は甲子園で地元の金足農高が大阪桐蔭高との決勝戦に臨んだ日で、秋田市中が沸き立ち、巡業会場である県立体育館も異様な熱気に包まれていた。★ショックだった実父の死「夏巡業を制する者は秋場所を制す」 そう言われている中、この夏巡業の目玉は3つ。8場所連続休場中の横綱稀勢の里(32)と名古屋場所で初優勝し秋場所で大関取りがかかる御嶽海(25)、それに今年の3月、様々なトラブルを引き起こしてとうとうヒラ年寄に2階級降格して以来、初めて巡業に参加した貴乃花親方だった。当然、この日も貴乃花親方の行く先々には大きな人だかりができていた。 貴乃花親方はこの日、朝稽古が始まると、体育館の外に出て愛弟子の貴健人(幕下)の指導を開始。その最中、いきなり後ろに引っ繰り返り、けいれんを起こして意識を失ったのだ。 これには周囲もびっくり。すぐさま119番通報して救急病院に緊急搬送されたが、会場内はこの人気親方の異常事態に騒然、午後になってもざわめいたままだった。「東北とはいえ、この日は秋田市も酷暑に見舞われ、軽く30度を越えていましたからね。それに、前日は移動日でしたが、2日前は北海道の札幌市巡業。まさに連日、移動、移動で、力士や親方たちの疲労はピーク。誰が倒れてもおかしくない状況ではありました。とはいえ、貴乃花親方は9日前に46歳の誕生日を迎えたばかりですからね。衝撃は大きく、親方たちも寄ると触るとこの話で持ち切りでした」(巡業関係者) ただ、救急車が会場に到着した時点で、貴乃花親方の意識はすでに戻っており、搬送先の病院では会話も出来る状態だったという。このため、安堵の声も囁かれ、これを裏付けるようにこの日は大事を取って入院したものの、翌朝には退院してその日のうちに帰京。 芝田山広報部長(元横綱大乃国)には、次のように連絡している。「これから(かかりつけの)病院で検査しますが、しっかり歩いています」 もちろん、夏巡業は最後の26日まで即離脱。そして、この検査結果を3日後の24日、親交のある後援者が運営する「貴乃花応援会」のウェブサイトで次のように明かした。「病院でも心臓、脳などかなり詳しく検査していただき、何にも問題ないと診断をいただきました。(中略)数日前より軽い風邪気味はありましたが、気にする程でもなく炎天下で弟子に稽古付けていたため熱中症を起こしたようです。一瞬めまいがしてそのまま倒れたようで(中略)どうしたのかと思う次第でした。巡業途中でご迷惑おかけし皆様にはご心配おかけして誠に申し訳なくご報告申し上げます」(原文ママ) だが、手放しで一安心というわけにはいかない。なにしろ貴乃花親方は様々な不安材料を抱えているのだ。 その一つが身内、とりわけ遺伝子を色濃く受け継いでいる実父の元二子山親方の早すぎる死だ。現役時代は“大相撲界のプリンス”と言われて絶大な人気を誇り、引退後は2人の息子、若乃花、貴乃花を横綱に育てるなど「二子山王国」を築いた二子山親方が亡くなったのは今から11年前、平成17年5月30日のことだ。死因は「がんの中でも最も苦しい」と言われる口腔底がん。ヘビースモーカーだったのが誘因と言われており、55歳で逝去。「天寿をまっとうしていたら理事長にもなっていたのでは」と、多くのファンが涙を流したものだった。 まだ引退して2年目だった貴乃花親方が、この父親の非業の死にショックを受けたのは言うまでもない。また、この葬儀の喪主を巡って兄の若乃花と激しく争い、日本中の心ある大相撲ファンが目を背ける凄惨な“兄弟対立”を引き起こしたのも強く記憶に残る。 しかし、父親の死以上に衝撃的だったのは、この10年後、平成27年6月20日の兄弟子、音羽山親方(元大関貴ノ浪)の死だったかもしれない。生前、音羽山親方は、いつ独立してもいい立場にありながら、部屋付きの親方として1歳年下の貴乃花親方を支援。貴乃花親方もまた、音羽山親方を盟友、右腕として厚く信頼し合う間柄だった。将来、理事長に就任したら、貴乃花部屋を譲るつもりだったとも言われている。 その音羽山親方が、宿泊中だった大阪市内のホテルで倒れ、急性心不全のために、文字通り43歳で急逝したのだ。 この死を巡っては、様々な噂が飛び交った。音羽山親方の自宅は愛知県の名古屋市内にあり、大阪に滞在しているのはいかにも不自然だった。さらにその宿泊先がラブホテルで、なじみの女性も同宿していたことから「腹上死」という説まで飛び出し、当時のマスコミをにぎわしたのだ。音羽山親方の体調急変を察知して救急車を呼んだのがその女性で、救急隊員が駆け付けたときに音羽山親方はベッド上で全裸でうつ伏せ状態だったということも、この腹上死説を強く印象付けた。★“横綱短命説”の餌食に… 真偽はともかく、この音羽山親方の早すぎる死で、ただでさえ「死」に敏感になっていた貴乃花親方が震え上がったのは確かだ。このことは、以来、毎年必ず人間ドックに入って体中を徹底的に検査してもらっていることでも分かる。「太っていては長生きできないとダイエットに取り組み、現役時代は161㌔もあった体重を半分の80㌔台まで落としています。ただ、この急激な減量に『何か強力な薬を使ったのでは?』という噂がたったのも事実。顔色が異常に悪い、視線が定まらない、はたまた意味不明のことをヒステリックに話すのは副作用のせいだと言われましたが、本当かどうかは分かりません。いずれにしろ、健康について人一倍、気を使っているのは間違いありません。とは言いながら、タバコだけはやめられないようで、父親に負けないぐらいヘビースモーカーですけど」(協会関係者) もう一つ、貴乃花親方が神経を尖らせているのが以前からこの世界で囁かれている“横綱短命説”だ。人一倍、大柄な力士たちはもともと短命。このことは昭和55年以降に亡くなった力士経験者100人の平均寿命が63歳弱という数字にも表れているが、横綱の寿命はこれをさらに下回る。 つい最近も、無敵の横綱と言われた北の湖が62歳、小さな大横綱と言われた千代の富士が61歳で亡くなっている。柏戸は58歳、隆の里は59歳、69連勝の双葉山は56歳といずれも短命だった。 貴乃花親方はまだこの双葉山の年齢まで10年もある。8月12日、46回目の誕生日には、愛弟子の貴源治からシャンパンをプレゼントされたという。「まさか巡業の途中でこんなものをもらえるとは。貴源治、ありがとう」 このように嬉しそうに明かした貴乃花親方だったが、今回の失神騒ぎで自分もその横綱の一員であることが脳裏を横切り、恐れおののいたに違いない。 本人や周囲が否定すればするほど、くすぶる重病説。これでまた、貴乃花親方から目を離せなくなった。
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スポーツ 2018年09月08日 06時45分
メジャースカウトが甲子園を視察する真相は…
日本のアマチュア野球選手は、基本的に直接メジャーリーグには挑戦することはできない。本人が「どうしても!」というのなら仕方ないが、日本とアメリカの間で「両国のドラフト候補選手には交渉しない」といった紳士協定も交わされている。2008年、社会人・ENEOSに在籍していた田澤純一投手が日本のプロ野球球団を経由せずにメジャーリーグに挑戦したことを受け、NPBは「当該球団を退団しても、社会人・大学生なら2年、高校生なら3年、NPBの球団とは契約できない」というルールまで設けてしまった。 また、アメリカのドラフト会議は6月に行われる。MLB側の「世界規模でのドラフト会議」という構想に従うと、日本の有望な高校球児は夏の甲子園大会前に“プロ球団”と交渉し、契約することになる。高野連は学生野球憲章を示し、NGの回答を伝えている。 前置きが長くなったが、日本の高校球児を直接指名できないメジャーリーグのスカウトも、甲子園のネット裏や現在行われているU−18アジア大会を視察しているのだ。指名できないのに、視察する目的は――。 ア・リーグ中部地区の関係者がこう言う。「今オフの米球界挑戦が伝えられる菊池雄星(=埼玉西武)を見に来たんだけど、こっちも見ておこうと思って」 日本のスカウトも同じだが、「視察」には色々な意味があるようだ。大半のスカウトはその場でメモを取るのではなく、何かを考えながら見ている。時折、別球団や顔見知りの日本の関係者を見つけ、情報交換もしていた。「今、米スカウトは大変なときだからね」(米国人ライター) メジャーリーグ30球団はデータ重視でチーム編成を行うようになった。選手の能力を数値化し、それで判断する。競技経験者、アマチュア野球組織に強いネットワークを持つ者、無名選手の将来性を見抜く眼力のある者などよりも、コンピューターに入力した数字を統計化できるアナリストのほうが重宝される時代になったのだという。「昨季のワールドシリーズ覇者のアストロズは国内スカウトを10人も解雇し、海外担当も大幅にリストラしました。日本の学生野球は直接視察しなくてもいいとスカウトに通達した米球団もあります」(前出・同) それでも、あえて甲子園大会を視察した米スカウトはプロ意識が強いということか…。それだけではないようだ。「米球界では日本のアマチュア投手は『投げすぎ』だと思っています。連投についても否定的です。日本の学生投手が将来、米球界に挑戦したとき、『10代でどれくらい投げていたか』を把握しておくため」(前出・同) 日本国内でも投球制限の議論が始まっている。アメリカの学生・アマチュア野球では連投が禁止され、一試合での投球数の目安も年齢別に示している。医学的根拠もあるらしいが、肩や肘を故障する投手はゼロになっていない。米スカウトの甲子園視察は肩の故障を防ぐサンプルの収集も兼ねているのではないだろうか。 年長のプロ野球解説者が日本のスカウト事情について教えてくれた。「日本のスカウトの中にはネット裏に陣取っても、選手を見ていないケースがあるんです。正確に言うと、『見ているフリ』をしているんです。たとえば、チーム事情で左投手の指名を優先しようとしている球団が4番タイプの選手の視察に時間を費やしても意味がありませんから。でも、有名なドラフト候補を視察しなかったと分かれば、後々、その所属先(学校など)の印象を悪くします。それにドラフト会議の1位指名は入札・抽選制なので、クジ運次第なんです。ドラフト直前で球団の方針が変わっても、どうにでもなりますから」 スポーツメディアは視察に訪れた球団数、スカウトの人数も伝えているが、数が多ければ良いというわけではなさそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2018年09月08日 06時15分
長谷川滋利氏、金足農業吉田投手に「18歳に秋田県を背負わせるのはどうか」と苦言 元木大介氏の持論と真っ向対立
6日、文化放送の『くにまるジャパン極』に元オリックスでメジャーリーグでも活躍した長谷川滋利氏が出演。高校野球甲子園大会について苦言を呈した。 番組では長谷川氏が第100回全国高等学校野球選手権記念大会前に「今求められるのは連投させない指導者とそんな指導者を雇う学校。目安は80球。完全試合をやっていようとも100球は絶対に超えない」という記事を執筆したことを紹介。そして懸念通り、実際に金足農業高校の吉田輝星投手が連投を続けたことを取り上げる。 長谷川氏は吉田投手の連投について、「高校生なので大人が投げろといえば投げる」と指摘。そのうえで、「一番心苦しかったのは秋田を代表してとか言って、かっこいいんですけども、18歳そこそこの選手に秋田県を代表させるのもどうかと思いますし、一番は彼には将来がありますから、もしかしたら松坂(大輔)投手とか僕らみたいなメジャーリーグを目指すかもしれない」と指摘。 そして、自身も肩の痛みを抱えながら投げていたと説明し、「今の時代はメジャーリーグや日本のプロ野球が100球を投げたぐらいでそろそろ交代だと代わる。それを高校野球が150球投げました、次の日もまた150球投げました、一日休んでまた150球投げました、これは狂気の沙汰」と断罪する。 さらに、「監督に言うのもかわいそう。学校の上の人に勝ってくれと言われているので無理をさせてしまう」とし、「一番は高校野球のシステムを変えていくことが僕たちの仕事。高野連の人は少しでも考えてくださいと思って書いたつもりなんですけど。これから僕はずっと言い続ける」とコメントし、「高校野球のシステムが限界に来ている」と指摘した。 ただし、「甲子園を見るのは楽しい」とも話し、「甲子園の準々決勝から(間隔を)一週間に一回ナイターにする」「春を予選にして勝ち上がってきたチームが夏に試合をする」「春にリーグ戦を行う」など、「改革案」示した。 一方、これと真っ向から相反する意見を公の場で示したのが、現在U12世界少年野球大会で監督を務める元巨人・元木大介氏。元木氏はAbemaTV『橋下徹の即リプ』内で、甲子園大会での連投について、「しょうがないと思う。今から休んでいると、メジャーに行くまでの筋力とか投げ込みっていうのができないと、高いレベルではなかなか長い時間持たない」と持論を展開。 橋下氏の球数制限導入論についても、「先発のことばかり言ってる、中継ぎはどうするんだって話」「強いチームはいいけど、金足農業みたいに地元の人ばっかりで頑張ってるチームは2試合目、3試合目になるとレベルが落ちる。投げられるんだったらとことん投げてほしい」とコメント。 橋下氏が「高校球児が判断するのか?」とツッコミを入れると、「松坂投手にしても大谷(翔平)投手にしてもみんな投げてきて休んでる子は一人も居ない。なぜ急にこんな話が出てきたのか不思議。人それぞれの筋力があるわけだから、自分が無理だなと思えば手を挙げるし、指導者が厳しいと思ったら指導者が代えてあげるのがチームだと思う」と持論を展開している。 長谷川氏の大胆かつ論理的な意見には賛成の声が相次いでいるが、高校野球ファンからは「(長谷川氏の意見では)面白くない」「今のままでいい」「行けるなら行くべき」と、元木氏に賛同する声が多かった。 どちらの意見に賛同するかは意見の分かれるところだが、吉田投手が酷使を受け、その将来が危ぶまれていることは事実。 また、甲子園大会で酷使された投手がその後のキャリアで軒並み苦戦している事実があることを考えると、長谷川氏の言うように現行のシステムは限界に来ているようにも思える。 しかし、高校野球ファン及び高野連は、選手生命よりも「感動」が優先で、それによって選手も得られるものがあるという考え方のようだ。文・櫻井哲夫
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