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DeNAラミレス監督、球団初200万人突破の本拠地最終戦で「CSで戻って来る!」

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ラミレス監督

 横浜DeNAベイスターズが22日、横浜スタジアムで、中日ドラゴンズを相手に今シリーズ本拠地最終戦を行い、昨年巨人から山口俊の人的補償で移籍した平良拳太郎の好投や筒香嘉智のホームランで、4対2で勝利。DeNAは現在CS進出争いを3位の巨人、5位の阪神、6位の中日とともに繰り広げているが、前日21日の加賀繁に続き、G 後藤武敏の引退試合とセレモニーもしっかりと執り行うことができた。

 また、本拠地開催72試合目(横浜スタジアム71試合、HARD-OFF ECO スタジアム新潟1試合)で、観客動員数が2,027,922人(1試合平均28,165人)と2005年の実数発表後、球団史上初の200万人を突破した。最終戦が28,812人の満員御礼で、チケットが完売していることからも、29,000人弱の動員力がある横浜スタジアムの満員率の高さが伺える。

 DeNAの岡村信悟球団社長は「球団として初めて200万人ものお客様に球場へお越しいただいたこと、大変誇りに思うとともに、 ファンの皆様に改めて感謝申し上げます。本拠地横浜スタジアムは 2020年のグランドオープンに先立ち、 来シーズン一部観客席が新たに稼働いたします。魅力的なボールパークを目指し、改修を進めてまいりますのでご期待ください。今シーズンも残り少なくなり、チームは正念場を迎えていますが、最後まで戦い抜き、必ずクライマックスシリーズ進出を勝ち取りますので、熱いご声援お願いします」と語り、現在ライトスタンドの上に見える増築中の新しい上段スタンドを来シーズンから先行稼働させる意向を明らかにした。これで3万人の動員が可能になると思われる。

 また、アレックス・ラミレス監督は本拠地最終戦のセレモニーで挨拶に立ち、「我々は今シーズン80勝して優勝することを目標にしていましたが、それが達成できず申し訳ない」とファンに謝罪。続けて、「球団として初めて、200万人ものファンの方々にお越しいただけたことを心から誇りに思います。日頃より、温かいご声援をありがとうございます。近年は、ほぼ全試合スタンドを満員にしていただき、そんな最高の環境でプレーできる選手たちは本当に幸せだと思います。皆さんに拍手を送りたい」とスタンドのファンに向かって拍手を送った。

 さらに、「現状に満足せず、皆さんに応援したいと思っていただけるような試合をお見せできるよう、今後も努力していきます。クライマックスシリーズ進出を目指して一戦一戦全力を尽くして戦っている今は、皆さんのご声援がなお一層選手たちの力になります。必ず2位に入り、CSで横浜スタジアムに戻ってきます。最後まで一緒に戦ってください」とCS3位通過ではなく、2位通過をファンに約束した。

 この日、横浜スタジアムを訪れた南場智子オーナーも「今年は信じられないぐらい暑い日も、雨が降っている日もたくさんのファンの皆さんが球場に来ていただいて、私たちは勝つことで恩返しするしかないので、最後までいい試合を見てもらいたいですね」とファンに感謝の気持ちを述べると、来季の構想に関しては「今、戦いの最中ですので、まだそういうお話をする段階ではない。今はチームも試合に集中できてると思うので、私は選手、監督、コーチを信じてます」と順位が確定するまでは今シリーズで契約が切れるラミレス監督の去就を含め、来季については発言するつもりはないようだ。

 12連戦の頭の2連戦を連勝したDeNAは24日現在、3位巨人と0.5ゲーム差、2位のヤクルトとは5.5ゲーム差の4位。巨人より消化試合数が4試合少なく、2ゲーム差で迫っている5位阪神より4試合多い。巨人には優位だが、阪神の存在は不気味。ちなみにヤクルトより1試合多いので、2位通過のハードルは高い。ラミレス監督は「ヤクルトの結果よりもまず我々が勝っていくことが重要。1試合1試合集中して勝ち続けていく」と全試合勝つつもりで残り試合を戦っていく考え。2年連続の下克上を目指す。

取材・文・写真 / どら増田、萩原孝弘

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