スポーツ
-
スポーツ 2018年09月03日 17時40分
体操パワハラ「塚原夫妻擁護」宮嶋泰子氏“協会ベッタリ”の経歴
体操女子の宮川紗江選手がパワハラを受けていた問題で、日本体操協会の塚原千恵子女子強化本部長と夫の塚原光男副会長が、直筆の署名入りで「直接謝罪させていただきたい」とコメントを発表した。 一時は宮川選手の告発を光男副会長が「全部ウソ」と切り捨てるなど、全面対決の様相を見せていたが、突然の謝罪コメントにネット上では“火消し工作疑惑”が広がっている。 「塚原夫婦は、当初こそ対決姿勢を見せていましたが、日大アメフト部やボクシング協会の問題に照らして、さすがに世論を味方に付けるのは難しいと思ったのでしょう。急きょ、謝罪を表明しました。しかし『まだ18歳という年齢であり、さらに将来を期待されている宮川紗江選手に対して、私たち2人の大人が与えてしまった影響は計り知れず、宮川紗江選手を深く傷つけてしまったことは許されるものではないと思っております。それは、取り返しのつかないことかもしれません』などと、あまりにも形式的な文面だったため、ネット上では『全く心のこもっていない謝罪だな』『とりあえず謝って、自分たちの進退問題をうやむやにしたいのでは』などと、批判されています」(スポーツ誌記者) 一方、この問題が発覚してから一貫して“塚原擁護”に徹してきたテレビ朝日のスポーツコメンテーター・宮嶋泰子氏が今後、どんな発言をするのかにも注目が集まっている。 「宮嶋氏は宮川選手の告発に対し『ちょっと思い込みが強いかなと感じていて。“きっとそうに違いない”、“私は感じました”というコメントがいっぱいありましたけど、本当にそうなのかって。今回、いろんなところで話が交わされていますけど、ほとんどが、多分、そうなんだろうという思い込みをベースにみんな話しているんですね。私は、真実、ファクトとか、これはこうだっていうものを少しづつ検証したいなと思っていろんな取材を今、続けています』と発言。宮川選手に距離を取りつつ塚原氏側に立ってコメントをしてきました。しかし、その後、自身が日本体操協会の下部組織・公益社団法人日本新体操連盟の理事に就任していたことや、ドキュメンタリー番組『塚原直也体操にかける親子』の企画ディレクターを担当していたことが発覚。『単なる身内擁護じゃないか!』と大ブーイングを浴びています。塚原夫婦が謝罪しても、決してたたくことはないでしょう」(同・記者) 宮嶋氏は2015年1月に定年でテレ朝を退職。その後も嘱託契約を結び、同局でスポーツコメンテーターとして仕事を続けている。スポーツ報道は特に公平性が求められることは、一線級の活躍をしてきた宮嶋氏が理解していないわけがない。 今後も身内擁護と捉えかねない発言を続けるようでは、自身の晩節を汚すことになりかねないだろう。
-
スポーツ 2018年09月03日 17時30分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「大仁田厚」毀誉褒貶を顧みない“邪道”のプロレス哲学
昨年10月31日、正式に引退(7年ぶり通算7度目)しながらも、いまだ復帰を取り沙汰される大仁田厚。毀誉褒貶が激しいそのプロレス人生は、ファンの間でも評価の分かれるところであろう。 大仁田に対する評価は、人それぞれにより大きく分かれる。一挙手一投足に心酔する“大仁田信者”がいる一方、蛇蝎のごとく忌み嫌う者も少なくない。 ファンのみならずメディアなどの関係者の間でも、これは同様だ。「現場の記者からすると実にありがたい存在で、批判的な記事にもまず怒ることはないし、逆にこういうふうにしたら面白いんじゃないかと、提案までしてくれる。親分肌でいながら変に威張ることもなく、時にこちらを頼って甘えるようなかわいらしいところもあって、心情的に大仁田シンパの記者は多いですよ」(スポーツ紙記者) しかし、一方でキャップやデスクになると、スポーツ性に乏しい大仁田の記事は「紙面が汚れる」とこれを嫌がることになり、各所で「日本のプロレス界を衰退させた元凶」との声も聞かれる。 大仁田が旗揚げしたFMWの成功により、インディー市場が開かれたことで、現在、日本には100を超えるプロレス団体が存在するともいわれる。だが、そうなると当然、業界全体におけるレベルの低下は避けられない。 「大仁田にできるなら俺だって」と独立する選手が増えたことは、メジャー団体の力を削ぐことになった。 しかし、その反面でプロレスの裾野を広げたとの評価もある。電流爆破など過去に例を見ない新奇なデスマッチ形式を生み出したことで、新たなファン層をつかみ、ハードコア・スタイルとしてアメリカマット界にまで影響を与えることになった。 闘龍門出身のオカダ・カズチカやDDT出身の飯伏幸太ら、今をときめくトップスターも、大仁田以後のインディー団体が活況を呈していなければ、現在のように日の目を見ていたかどうかは分からない。 さらに、レスラー間における大仁田の評価となると、単に好き嫌いにとどまらず、互いのプロレス哲学までもが絡んだ話になってくる。“プロレス=八百長”という世間の目に反発してきたUWF勢にとって、闘いよりも刺激や話題性を優先する大仁田のスタイルは目に余るものがあった。 高田延彦などは「大仁田なんて同業者とは思っていない」「ああいうのがいるから一生懸命やってる人たちがプライドを持てなくなる」と、かつて雑誌のインタビューで罵倒している。 FMWの旗揚げ当初、先に成功していたUWFを意識して格闘技路線を掲げたことも、嫌悪の理由であろう(FMWの「M」はマーシャルアーツ=格闘技の意味)。 しかし、同じUWF系でも船木誠勝などは大仁田を受け入れ、リングで肌を合わせている。 「いわゆる真剣勝負を求めてパンクラスを立ち上げた船木が、大仁田と電流爆破マッチで闘ったことには驚かされました(2016年と翌年に2度闘って1勝1敗)。ヒクソン・グレイシー戦後にさまざまな経験をして、人間が丸くなったということでしょう」(プロレスライター)★大仁田に対する猪木の“拒否感” また、大仁田は、新日本プロレス時代に一度もフォール負けしたことがなかった初代タイガーマスク(佐山聡)から、タッグマッチながらピンフォール勝ちを収めている。 プロレスを舐められることが大嫌いな佐山からすると、大仁田とは水と油になりそうなものだが、どこかで認める部分があるのだろう。「プロレスと並行して武道を追求する佐山もそうですが、プロレスと他競技をまったく別の物と捉えている人の方が、大仁田のパフォーマンスや集客力、知名度を評価しているように見えますね」(同) プロレスにおける痛みや強弱、善悪などを過度にデフォルメする大仁田の手法を「まさにプロレス的で面白い」と受け取るか、「プロレスを馬鹿にしている」と捉えるかの違いとも言えようか。 “プロレス最強”を唱えてきたアントニオ猪木が、大仁田を激しく嫌うのも、そうしたところから来ているのかもしれない。 「基本的に誰でもウエルカムな人なのに、大みそかの猪木祭への大仁田の参戦要求だけは、かたくなに受け入れなかった。長州力戦へ向けての新日参戦の際も強硬に反対したようですし、その拒否感たるや相当なものです」(同) 大仁田と、これを激しく嫌う高田と猪木。3人にはいずれも国会議員を目指したという共通点がある。 また、この3人はプロレスラーとしてだけでなく、大仁田と高田はタレントとして、猪木は事業家として一般社会から認められたいという承認欲求が強いという面でも似ている。そういう意味では同族嫌悪というところもありそうだ。大仁田厚***************************************PROFILE●1957年10月25日、長崎県長崎市出身。身長181㎝、体重100㎏(全盛時)。得意技/サンダー・ファイヤー・パワーボム。ノータッチ・ヘッドバット。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
-
スポーツ 2018年09月03日 17時15分
【DeNA】甲子園で痛い連敗も…CSへ「最後のピース」大和がハマる!
☆雨に泣いた初戦 本拠地のドラゴンズ戦を勝ち越し、最下位を脱し、3年連続のCSに向けて敵地甲子園に乗り込んだベイスターズ。いい流れで挑んだ金曜日の初戦、4-1とリードしていながらのノーゲームで、一気にムードがしぼんでしまった感があり、そのまま土日のゲームを落としてしまったが、終盤の戦いにおいて、あえてキーマンに挙げたい男がいる。☆期待ほど輝けなかった前半戦 その名は昨年のオフ、阪神タイガースからFAでベイスターズに移籍してきた大和だ。ラミレス監督からは「優勝するための最後のピースを手に入れた」と評された。しかし、開幕戦の最初のショートゴロをエラーするなど、ゴールデングラブも受賞している守備のスペシャリストとしてはあり得ない、本人も「しょうもないミス」と表現するようなイージーなミスが目立ち、5月半ばまでに7失策とリーグワーストを記録してしまう。確かにさすがと唸らせるプレーもあるものの、悪い印象の方が目立ってしまっていた。打撃も得点圏打率は高いが、相対的には不調が続き、昨年から転向していたスイッチヒッターを開幕早々の4月8日に諦め、右打ち一本に専念するなど、試行錯誤が続いていた。歯車が狂い始めると悪い事も起こるのか、6月12日の試合前の練習中に頭部に打球が直撃し救急車で緊急搬送される。幸い大事には至らなかったが、7月5日には左脇腹痛で登録抹消。ここまで68試合出場で、打率.204と期待には程遠い数字。ここからという時に、チームにも本人にも悔しい離脱となってしまった。☆復帰後の躍動 抹消の際、ラミレス監督は「10日で治して来るだろう」とコメントしていたが、実際、再登録されたのは8月4日。翌日にはショートではなくセカンドでスタメン出場。すると8月はノーヒットに終わった日が4試合のみ、マルチヒット以上が8試合と打ちまくった。ポジションもセカンド、ショートの他にもセンターでも起用され、前半戦は別人ではないかと思われるほど、全てのポジションを高いレベルでこなしている。さらに、打順もお盆明けからは好調を買われ、トップバッターの重責を担うまでになった。最終的に8月は.395と高打率をマークし、通算4本目のホームランもかっ飛ばした。ワンアウト3塁、相手守備陣形が通常のケースで、ショートゴロを転がして点を取るなどのケースバッティングも優れ、下位でもがき苦しむチームの中、ベテランが獅子奮迅の活躍を見せている。 事実上、優勝は厳しい状況に置かれているベイスターズ。指揮官はターゲットとして2位を狙いに定めている。去年、日本シリーズにまで上り詰めただけに、最低でもCS進出は果たしたいところ。今年は序盤からなかなか噛み合わない歯車が、ぴったりハマるための「最後のピース」が、終盤戦に暴れ回る。取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
-
-
スポーツ 2018年09月01日 06時15分
オリックス“太陽の逸材”山岡泰輔3連勝で、自力CS進出消滅の危機を救った!
オリックス 6-1 北海道日本ハム(19回戦)※オリックス9勝10敗▽30日 京セラドーム大阪 観衆22,263人 オリックスが自力CS進出消滅の危機を“太陽の逸材”山岡泰輔の好投で切り抜けた。 負ければ自力でのCS進出が消滅する大切な試合の先発マウンドを託された山岡は、初回、先頭の浅間大基に四球で出塁を許すと、中田翔にタイムリーを打たれあっさり先制点を奪われてしまう。しかしその裏、オリックス打線が日本ハム先発の村田透を捕らえて、ロメロの犠牲フライで同点に追いつくと、中島宏之と安達了一が連続タイムリーを放ち2点勝ち越す。 味方の援護点でリズムを掴んだ山岡は、2回以降立ち直り、5回裏には日本ハムのミスも絡んでさらに3点の援護点が加わったことで、完投ペースかと思われたが、7回に2死満塁のピンチを迎えたところで、福良淳一監督はこれが今月17試合目と月間登板試合球団最多タイ記録となる山田修義にスイッチ。山田は今シーズンの武器としているカットボール気味の外角のスライダーで、西川遥輝をセカンドゴロに打ち取り無失点に。8回は2014年の輝きを取り戻している比嘉幹貴が、9回は近藤大亮が宮崎サンマリンのリベンジを果たし無失点リレー。打線も中島の4安打を含む11安打6得点で勝利を収めた。 先発に復帰してから3連勝となる山岡は「初回バタバタしたけど、長い回を投げられて良かった。(中継ぎでは)すごくいい経験をさせてもらった。中継ぎ陣の気持ちとか、先発に活かせる点をかなり盗んできたと思う」とコメント。福良監督も「山岡は立ち上がりだけ。2回からは真っ直ぐも走ってたし、コントロールも良かった。(課題だった)セット(ポジション)でも良かった」と山岡を評価。4安打の活躍を見せた中島に関しては「バッティングの状態はいいですからね。足が心配というだけで。いいところで打ってくれました」と称賛。最後は球団新ならびにプロ野球タイ記録の18試合まであと1試合と迫った山田について、「せっかくのチャンスなんで明日も投げさせたいと思います」と笑顔で語ると、「明日も取りにいきます」と31日からの首位、西武との3連戦に向けて気持ちを切り替えていた。 この試合では逃れることができたが、シーズンも終盤に入り、下位にいるオリックスにとって、自力CS進出消滅の危機はこれから毎試合のように襲って来る。特に上位のチームに敗れるとCS進出の可能性はどんどん低くなってしまうので、31日からの西武3連戦は最低でも勝ち越したいところ。 オリックスはディクソン、西武はエースの菊池雄星が予告先発として発表されている。文・写真 / どら増田、垪和さえ
-
スポーツ 2018年08月31日 21時15分
新日本プロレス棚橋弘至、完全復活ストーリーが9.23神戸から始まる!
「挑戦権利証の初防衛戦はオカダとやりたいですね」 新日本プロレス真夏の最強戦士決定戦『G1クライマックス28』で3年ぶり3度目の優勝を飾った棚橋弘至。翌日には“慣例”に基づいて、来年1月4日の東京ドーム大会メインイベントでの「IWGPヘビー級王座挑戦権利証」が棚橋に授与された。この挑戦権利証には王座同様、防衛義務が課せられている。ただ、2012年に権利証が発行されてから、1.4ドーム大会までにIWGPヘビー級王座が移動したことはあったが、権利証の保持者が移動したことはない。 今年のG1では7勝1敗1分という好成績で決勝に駒を進めた棚橋。暴走ファイトで唯一棚橋に土をつけたジェイ・ホワイトを「ジェイの出方次第で」と後回しにして、8.10日本武道館大会で30分時間切れ引き分けだったオカダ・カズチカを挑戦者に逆指名したのは「オカダに勝たなければ東京ドームのメインに上がれない」「オカダに勝たなければ復活はできない」という強い思いがあるからだ。オカダも棚橋の心理を察しているよう。ショックを隠しきれずノーコメントでインタビューブースを後にした10日の試合後からは一転、翌日の試合後には「決勝はAブロック、棚橋推しで!」とG1後の巻き返しを見据えた発言を残している。 棚橋がG1で優勝したとしたら、聞いておきたいと思っていたことがあった。棚橋は5月4日の福岡国際センター大会で、当時IWGPヘビー級王者だったオカダに挑戦し敗れたものの、それ以降、棚橋の動きやキレが欠場前よりもはるかに良くなっていった。あのオカダ戦で本来の棚橋弘至を取り戻したのではないか?そんな質問を本人にぶつけてみると… 「あるかもしれないですね」と本人は答えた。「“試合勘”もそうなんですけども、あの日は負けましたけど、十分オカダに対して、そのときの(IWGPヘビー級)チャンピオンに対して十分動けてる、一方的にやられなかったっていうところが、『まだまだ行ける』っていう気持ちになったし。そして、『さらにコンディションが良くなれば、棚橋、まだまだ十分行けるぞ』と(思った)。そうなんですよ…。もう年齢に捉われないレスラーになると。それはどうすればいいかって言ったら、より動けて、いまよりもビルドアップされた体を作って、笑いジワとかをこうケアしてですね(笑)。若々しくあればいいかなと思ってます」 最後は冗談も交えていたが、私の目を見て「ありがとうございます!」と答えてくれた。この姿はかつて引退を賭けて藤波辰巳(当時)と60分時間切れ引き分けの試合を行ったアントニオ猪木が「まだやれる」と確信したときの心境と似ているのではないだろうか。今年2月のシリーズを全休し、満身創痍の体をできる限りケアして復帰を果たし、オカダに挑戦したものの敗れた棚橋。しかし、この夏、1年で最も過酷なG1を制して、今度は上の立場でオカダを迎え討つことになった。 決戦の舞台は9.23神戸ワールド記念ホール大会。棚橋完全復活の第一歩となるか?取材・写真 / どら増田
-
-
スポーツ 2018年08月31日 17時50分
「西武の勝利が原動力に!」仮面女子、猪狩ともかがオリックス戦前に会見
8月31日、9月1日の2日間、京セラドーム大阪で行われるオリックス・バファローズ対埼玉西武ライオンズの試合が『めがねのまち さばえDAY』として開催されることになった。京セラドームをジャックする仮面女子を代表して、先日舞台復帰を果たしたばかりの猪狩ともかが車椅子姿で会見に臨んだ。 猪狩は今年4月、強風で倒れた看板の下敷きになり脊髄損傷、両下肢麻痺の重症と診断され、芸能活動はもちろん、通常の社会生活すら難しい状況に追い込まれた。しかし、「もう一度舞台に立ちたい」という強い思いから驚異の回復力を見せて、8月26日に劇場・秋葉原仮面女子CAFEのステージに復帰。今回は復帰後初の遠征で、鯖江市市長の牧野百男氏の始球式を猪狩が手伝い、仮面女子は国家斉唱やイニング間にライブパフォーマンスを披露する予定だ。 会見で猪狩はパラスポーツへの挑戦に意欲を示し、今度は積極的にスポーツに携わっていきたいと笑顔で話した。猪狩と言えば大の西武ファンとして有名。首位を走る今年の西武の強さは回復の「原動力になった」そう。昨年、試合でパフォーマンスを行った女子プロ野球の埼玉アストライアが9月1日にオリックスとコラボマッチを行うことを伝えられると「アストライアの選手には事故の際、たくさんの温かい言葉をいただいた。明日私は見られないんですけど、他のメンバーに応援を託します」とエールを送っていた。 また入院中の猪狩だが、9日にメットライフドームでの西武対千葉ロッテマリーンズ戦で始球式を行うためリハビリを続けている。猪狩ともかの挑戦は始まったばかりだ。取材・写真 / どら増田
-
スポーツ 2018年08月31日 17時45分
隆の勝はどうなる?今年新入幕力士となった5名が晴れの場所で残した成績
来月9日に初日を迎える大相撲9月場所。今月27日には新番付が発表されているが、これに新入幕力士として名を連ねているのが東前頭14枚目の隆の勝だ。 千葉県出身で中学卒業後に千賀ノ浦部屋に入門し、2010年3月場所で初土俵を踏んだ隆の勝。昨年11月場所の新十両まではおよそ7年余りを費やしたが、そこから5場所で幕内の座を掴むに至っている。そんな23歳に、期待を寄せている好角家も少なくないだろう。 ところで、今回の隆の勝を含めると、角界には今年1年で6名の新入幕力士が誕生している。隆の勝の9月場所がどうなるかはまだ誰にも分からないが、その他の5名は一体どのような成績を残しているのだろうか。 1月場所で新入幕を果たした阿炎と竜電は、どちらも10勝5敗と2ケタ勝利を挙げ敢闘賞を受賞している。また、この両者は4日目に直接対決に臨んでいるが、この時は阿炎が上手投げで竜電を下している。 ちなみに、阿炎はその後3月場所でも10勝5敗を記録し、5月場所(対白鵬)と7月場所(対鶴竜)では金星も挙げるなど健闘を続けている。西前頭4枚目に位置し、成績次第では新三役も狙える9月場所も大いに期待したいところだ。 5月場所で前頭15枚目に位置した旭大星は、前述の2名と同じく10勝5敗で敢闘賞を受賞。北海道出身としては、1992年1月場所の立洸以来26年ぶりとなる新入幕となった旭大星だが、周囲の期待にしっかりと応える好成績を残している。 7月場所で共に幕内に上がってきた琴恵光と明生だが、琴恵光は3勝12敗、そして明生は6勝9敗と黒星が先行し、1場所で十両に逆戻りする不本意な結果となっている。琴恵光は東十両5枚目、明生は東十両2枚目で9月場所を迎えるが、どちらも1場所での幕内返り咲きを強く心に期していることだろう。 3名が10勝5敗で敢闘賞を受賞する一方、2名が幕内の壁に跳ね返されている今年の新入幕力士。“6人目”として晴れの場所に臨む隆の勝は、果たしてどのような15日間を過ごすことになるのだろうか。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2018年08月31日 17時15分
U-18スカウト情報 吉田の進路表明がFA投手の去就も変える!
夏の甲子園大会の主役、吉田輝星(金足農=17)は、9月3日から始まる第12回U−18アジア選手権に臨む。炎天下で投じた881球の後遺症も懸念されたが、試合会場となる宮崎入りした30日には、自主練習でのキャッチボールで全力投球をしてみせた。「大会での登板はナシ、あったとしても短いイニングだけ」という周囲の声をかき消すパフォーマンスだったのだろう。 注目は、アジア選手権での登板の有無だけではない。「進路問題」だ。「当初の予定通り、お世話になっている八戸学院大へ進学するという見方もあれば、甲子園で自信を持ち、プロ入りに傾きつつあるとの声も聞かれました。甲子園大会後の全日本チームで他校選手と話をし、進路を一変させた選手は過去にもいましたが」(スポーツ紙記者) 昨年も「進学か、プロ入りか」で揺れていた清宮幸太郎が意思表示をしたのも、U−18大会後だった。プロ志望届の提出期日は9月21日、吉田が意思表示をするのは、早くても今大会決勝戦の行われる9日と目されている。しかし、プロ野球スカウトの評価は微妙に変わりつつあるという。甲子園大会では、トーナメントを勝ち上がるにつれて評価を高めたのは吉田だが、U−18アジア選手権のメンバーが招集され、全体練習や大学生との壮行・練習試合を重ねていくなかで聞かれたのは、「やっぱり、根尾(昂=大阪桐蔭・内野手)」の声だ。「走攻守全てが揃っているとの評価は今さらだが、身体能力の高さ、野球センスを再認識させられました」(在京球団スカウト) 吉田のプロ入り表明が大前提だが、1位入札は根尾に集中しそうな雰囲気になってきた。こうした状況を指して、巨人の単独指名を予想する向きも出始めた。「今年は高校生のアタリ年とも言われています。仮に吉田の指名が抽選となったとしても、将来性の高い選手が残っていそうなので、巨人は『冒険』してくるのでは」(前出・同) 巨人の今年のドラフト戦略だが、もともとは即戦力投手と高校生内野手を狙っていた。現先発ローテーションでまともに計算が立つのは菅野だけ。先発投手を補強しなければ、来季も広島に大敗してしまう。高校生内野手の指名は坂本勇人が元気なうちに後継者を育てておこうというものだ。「即戦力投手を指名しなければならない年に高校生を指名するのだから、それなりのリスクを生じます。2位以下で社会人、大学生の好投手がどれだけ残っているのか…。かといって、吉田の指名から逃げたら日本中の野球ファンを敵に回してしまうでしょう」(前出・スポーツ紙記者) 吉田がプロ入りを表明すれば、東北の楽天イーグルスも目の色を変えてくる。巨人にとっては苦しい選択となりそうだが、こんな声も聞かれた。FA補強だ。今オフのFA市場で去就が注目される投手は、オリックスの西勇輝だ。実績のある西が動くとなれば、多くの球団が獲得を目指すが、巨人の狙いは西だけではない。「阪神のメッセンジャーですよ。外国人選手が国内FA権を取得すると、外国人枠から外されます。ライバルの弱体化もあって一石二鳥です」(前出・関係者) メッセンジャーは阪神一筋で日本の国内FA権を取得した。「タテジマ愛」も表明しているが、阪神以外の球団が好条件を提示すれば、「話は聞く」との情報も交錯している。「メッセンジャーの推定年俸は3億5000万円。残留交渉のスタートラインは5億円と見られますが、来季38歳になる投手に大金を払えませんし、メッセンジャーとその代理人は複数年契約も強く希望しているとも聞いています」(在阪記者) 吉田の進路表明は、FA投手の去就まで変えてしまいそうだ。(スポーツライター・飯山満)
-
スポーツ 2018年08月30日 21時15分
ノア凱旋直前のヒデオ・イタミ&WWE大阪公演凱旋直前の戸澤陽が好調をアピール!
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間29日、カナダ・オンタリオ州トロントで軽量級ブランド205 Liveを開催した。 日本時間31日に開催されるWWEエディオンアリーナ大阪公演には戸澤陽が、翌9月1日のプロレスリング・ノア両国国技館大会にはヒデオ・イタミが205 Liveからそれぞれ参戦することが決定しており、両選手にとっては日本凱旋直前の収録となった。 まず元ドラゴンゲートの戸澤陽が、ゼロワンや新日本プロレスなどにも来日経験があるブライアン・ケンドリック(withジャック・ギャラハー)とシングルで対戦。先週の205 Liveでケンドリックとギャラハーに乱入されて試合を潰された戸澤は、騙し討ちパンチからセントーンで先制。スープレックスやサブミッションなど、ケンドリックのテクニシャンぶりに苦戦する場面もあったが、戸澤はケンドリックの右足に狙いを定めて集中攻撃。最後はコーナートップから必殺のダイビングセントーンを見事に決めて3カウント。先週試合を潰された雪辱を果たすとともに、大阪凱旋に向けて順調な仕上がりをアピールした。 205 Liveでムスタファ・アリと抗争中のヒデオ・イタミは、地元出身のマイケル・ブレイズと対戦。ヒデオは格下相手にビックブーツで吹き飛ばしてファルコンアローで沈めたが、ターザン後藤のように自らカウント2で相手の頭を掴み上げて3カウントを自ら阻止した。さらにドラゴンスリーパーの体勢から強烈なヒザ蹴りを食らわせカバーに入った。しかしここでもカウント2で相手を持ち上げた。 まさにヒデオはターザン後藤が乗り移ったかのように、相手を痛みつけて不敵に笑っていた。すると、そこに突然抗争中のアリが登場。ヒデオはアリがリングに上がるとすぐさま場外に退散。リング上からヒデオを挑発するアリをあざ笑うと、ヒデオはバイバイポーズをしながらリングを後に。来週以降に遺恨を残す結果となった。 ヒデオは古巣のノア9.1両国で開催される『丸藤正道デビュー20周年記念興行』のメインイベントで、丸藤正道とシングルマッチを行うことが決定している。KENTAのリングネームで、丸藤とともに三沢光晴亡き後のノアを支えてきたヒデオがノアを電撃退団したのは2014年4月30日。あれから4年4カ月が経ち、WWEや205 Liveのヒデオ・イタミとして、生涯のライバル丸藤の対角線に立つというのはとても興味深い。ヒデオの立場からすれば今後このカードが実現する可能性は極めて低いだろう。 大阪では関西を拠点にしていた戸澤が、両国では古巣のリングでヒデオが、それぞれ飛躍する姿を目に焼き付けながら楽しみたい。文 / どら増田写真 / ©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.
-
-
スポーツ 2018年08月30日 19時00分
リハビリ視察4666日 長嶋茂雄が消えた全記録③
ミスターにも“猛暑”影響か ほどなくして、リハビリの拠点を国立科学博物館附属自然教育園に移し、多摩川台公園に行く月曜日を除き、火曜日から土曜日の週5ペースでここに通うようになった。たいていは一般開園前の朝7時40分に到着し、約30分間のトレーニングを行うのだ。かなり回復した一時期は、「イチ、ニ、ヨイショ!」と大声を出しながら、麻痺の残る右足を大きく蹴り上げて、約30メートルの距離を一気に走るメニューまでこなしていた。 トレーナーに右上半身を支えてもらいながらではあるが、これを見たときには驚いた。さらに最後の仕上げに30回の素振りである。このリハビリを見た関係者は口をそろえて「あれはリハビリじゃなく、トレーニングだ」と驚くほどの回復ぶりだったのだ。 日曜日の休みを除き、順調にリハビリを重ねて回復してきたミスターだが、心配がなかったわけではない。今年は早くから気温の高い日が続き、長嶋のリハビリにも心なしか疲れが見えていたからだ。 リハビリのスケジュールはここ何年間もずっと変化がなかったのだが、今年に入ってからは火曜日と木曜日は自宅近くの散歩だけになることが多くなっていた。 リハビリの様子を見ても、以前より体力が減退している様子が見て取れた。早歩きのウオーキングのスピードがゆっくりになったり、時々、立ち止まって休みながらという日も多発するようになっていた。 また1週間に一度、月曜日の最後に歩く勾配のきつい急坂の散歩も、これまでは20分かけて歩ききっていたのだが、今年は2度ほど途中で止まってしまい、そのまま切り上げたこともあった。 当初は82歳という高齢を考慮して、リハビリの負荷を緩和したのだろうと思っていたが、やはりどこかで無理があったのかもしれない。ただし、幸いなことに病状のほうは深刻ではないようで、前出の長嶋家に近い人物も楽観視している。「胆石は治療すれば完治するものですから、本人はいたって元気なんです。きっとまた、10月頃からは歩き始めますよ。まあ、長嶋茂雄はリハビリを14年間も継続してきたのだから、神様が少し休みなさいといっているんでしょう」 ミスターは2020年の東京オリンピックで聖火ランナーを務めることを目標にしていた。そのためにもゆっくり休んで体調を戻してほしいところだ。 日本中が長嶋の復活を信じ、願っている。そういえば、昨年暮れに長嶋の介護を務め、今や家族同様の付き合いをしている介護士のS氏が、こんな言葉を口にしていた。「長嶋さんはあの年齢で毎日同じ時間に決められたメニューをこなしています。継続すること自体が凄いし、何より接していて人間的に素晴らしいんです。長嶋さんが頑張る姿は、リハビリをしているすべての方たちの見本になるし、励みになるはずです」 8月19日現在、ミスターはまだリハビリ復帰をしていない。入院が長引いているのが心配だ。_(敬称略)*****************スポーツジャーナリスト・吉見健明1946年生まれ。スポーツニッポン新聞社大阪本社報道部(プロ野球担当&副部長)を経てフリーに。法政一高で田淵幸一と正捕手を争い、法大野球部では田淵、山本浩二らと苦楽を共にした。スポニチ時代は“南海・野村監督解任”などスクープを連発した名物記者。『参謀』(森繁和著、講談社)プロデュース。著書多数。
-
スポーツ
新日本プロレス セコンドは高校時代の同級生!? 天山広吉が完全に孤立
2008年06月21日 15時00分
-
スポーツ
みちのくプロレス サスケが社長復帰を宣言し、夢カードの実現をぶち上げた
2008年06月21日 15時00分
-
スポーツ
ノア パンパーズが悪童に教育的指導を施す!?
2008年06月21日 15時00分
-
スポーツ
K-1 前田慶次郎が澤屋敷純一の敵討ちを宣言
2008年06月21日 15時00分
-
スポーツ
PREMIUM 蝶野正洋がトーナメント制覇を手土産にIWGPタッグ獲りへ
2008年06月20日 15時00分
-
スポーツ
全日本プロレス 3冠王者・諏訪魔がうなされる「西村の悪夢」
2008年06月20日 15時00分
-
スポーツ
曙がプロデューサーとしてK-1復帰
2008年06月20日 15時00分
-
スポーツ
ROOKIES(ルーキーズ) その5
2008年06月20日 15時00分
-
スポーツ
ハッスル ボノちゃんが高見盛と合体!?
2008年06月19日 15時00分
-
スポーツ
ハッスル 鼠先輩がファイティングオペラ“参戦”
2008年06月19日 15時00分
-
スポーツ
新日本プロレス 真壁刀義が中西学に横ヤリ
2008年06月19日 15時00分
-
スポーツ
K-1 ベルナール・アッカ、リング復帰の裏事情
2008年06月19日 15時00分
-
スポーツ
野村克也氏 楽天監督続投説急浮上の背景
2008年06月18日 15時00分
-
スポーツ
鈴木みのる20周年興行 死闘で友情再確認 みのると高山善廣タッグ復活へ
2008年06月18日 15時00分
-
スポーツ
ノア 平柳玄藩が白GHC挑戦に向け、落書きデモ敢行
2008年06月18日 15時00分
-
スポーツ
DREAM 桜庭和志のタイトル戦線離脱で浮上。秋山成勲VS田村潔司の次期エース争い
2008年06月17日 15時00分
-
スポーツ
新日本プロレス IWGPヘビー級挑戦決定の中西学が不敵な侵攻予告
2008年06月17日 15時00分
-
スポーツ
鈴木みのる20周年記念興行 みのると高山善廣が運命の再会マッチ
2008年06月17日 15時00分
-
スポーツ
DREAM 桜庭和志の復帰戦に4大ドリームマッチ浮上
2008年06月16日 15時00分