スポーツ
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スポーツ 2018年08月27日 17時09分
白鵬に秋風 幕内1000勝に“待った”をかける「右膝」の時限爆弾
7月29日から始まった東北、北海道などをまわる夏巡業もいよいよ終盤に差し掛かっている。8月21日、秋田市で行われた夏巡業に、右膝痛を抱える横綱・白鵬(33)が土俵上での稽古を再開した。同じ宮城野部屋の平幕・石浦を相手に4番取って全勝。痛めている右膝は「違和感があるが…」と、あまり気にならなかった様子。 白鵬は夏巡業は検査のために一時離脱するなど、これまでは基本運動などに終始していたが、この日から取組にも復帰した。ただし、今後については「なんとも言えない」と言う。どうやら、右膝の状態を見ながらの調整になりそうだ。 今年になってフル出場したのは、まだ夏場所の一場所だけ。 「白鵬もついに衰えたか」そんな声がかまびすしいだけに、この夏巡業に懸ける思いはひとしお。じっくり体を鍛え直して秋場所に再起しようと初日から参加していた。 つい最近まで、朝稽古には姿を見せるものの、土俵まわりで四股を踏んだり、すり足をするだけで、ほかの力士たちのように土俵に上がって元気に稽古する気配は見せず、取組からも外れていた。 どうして稽古できないのか。白鵬は名古屋場所で痛めた右膝を指さして、「なかなか違和感が取れないんだ」とこぼした。いまだに痛み止めの薬が手放せないようで、8月上旬には巡業を一時離脱して専門医に診てもらっている。「この際、しっかり治療した方がいいか、それともこのまま巡業を続けた方がいいか。いっぺん専門医に見てもらう。場合によっては手術ということもあるかもしれない」 しかし、明確な診断結果は出なかったようだ。「夏場所では左膝もズレたので、両膝とも診てもらったけど、いまのところ、手術するほどのことはないということだった。ただ、爆弾を持っているのは確か。いずれにしても、昨日よりも今日、今日よりも明日、と言った感じで、少しずつよくなってきているので、焦らずにやるしかない。頑張ります」 白鵬はそう言ってはいるが、浮かない顔だった。 どうやら本格的な稽古はこの夏巡業が終わり、9月9日から始まる秋場所の直前になりそうだ。となると、稽古量や相撲勘は大丈夫なのだろうか。 8月初めの新潟巡業では「日本海の魚はおいしいから」と知り合いの寿司職人を呼んで500人前を握らせ、力士や親方など関係者に大盤振る舞いするなど、相変わらず気前はよかった白鵬だが、やはり不安は残る。猛暑もそろそろ落ち着いてきた。前人未到の幕内通算1000勝にあと14勝、平成最強の大横綱の復活を信じている。
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スポーツ 2018年08月26日 21時15分
ファンだけじゃない!マスコミも迷子に!新日本プロレス15年振りの日本武道館大会
新日本プロレス単独では15年ぶり、全日本プロレス、プロレスリング・ノアと共催した『ALL TOGETHER』からは7年ぶり、プロレスとしては2012年にDDTプロレスが使用して以来、6年ぶりの進出となった日本武道館大会。 この間、ファンもかなり入れ替わっていることから、今回の武道館3連戦で武道館デビューを飾ったファンも多いのではないだろうか。新日本でも新規のファンに対して、武道館へのアクセスを公式ホームページでていねいに説明していた。このような対応は、2014年の西武ドーム(現メットライフドーム)初進出の際にも見られたことだが、とても好感が持てた。 「武道館ってこんな感じだったっけ?」 3連戦初日の10日は、久々の武道館に戸惑う報道陣も多く、こんな声がよく聞かれた。ベテラン記者によると、以前の武道館大会とはプレスルームの場所も変わっていたようで、プレスルームにたどり着いた記者やカメラマンは一様に苦笑いを浮かべていた。 昔は毎月のように武道館に通っていた私だが、当然のことながら武道館のバックステージに入るのは初めて。だいたい、私は2階席での観戦が大半だったので、外階段を上り直接2階席に向かうことが多かった。だから、1階の正面玄関から入ることにあまり慣れてない。しかし不思議なもので、中に入ると何となく体が覚えているのか、比較的スムーズに地下(アリーナエリア)までは行くことができた。 問題はここからだった。何度か警備員に止められてはルートを聞きまくり、何とかプレスルームへ向かった。荷物を置いてアリーナ席への扉を開けると、武道館にはプロレスだけではなくライブでも頻繁に来ていただけに、青春時代が一気によみがえってきた。 武道館は筒状の作りになっているので、空席が目立った初日も歓声や拍手、手拍子が会場中に響き渡った。札止めだった残り2日間は、武道館のテッペンにある“大きな玉ねぎ”にまで響きそうな大きな声援が、選手を後押しした。試合後、インタビューブースに現れた選手から「武道館」というワードが頻繁に出ていたことからも分かるように、武道館は選手にとってもやりやすい会場なのだと思う。 現在は衆議院議員の馳浩はかつて「武道館の一番後ろの席の上にいる立ち見のお客さんにまで届くプロレスを心がけている」と言っていたが、新日本プロレスの日本武道館大会を観戦したことがきっかけで「新日本プロレスのプロレスラーになる」と決意した内藤哲也は、現在メインイベンターとなった。武道館には東京ドームとはまた違った意味で夢がある。 音楽関係者の話によると、来年から武道館は2020年の東京オリンピックに向けて改修工事に入るとのこと。残念ながら来年は、この時期に武道館3連戦が行われることはなさそうだ。ただ、今回久々に武道館大会を開催し「武道館はとても見やすくて感動した」と離すファンは多かった。改修後は、かつての全日本ほど…とは言わないが両国国技館とともに、毎年定期開催してもらいたい。 それが可能なのは新日本プロレスしかない。【どら増田のプロレス・格闘技aID vol.21】
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スポーツ 2018年08月26日 17時46分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「タイガーマスク」空前絶後の四次元プロレス
1980年代初頭、新日本プロレス黄金時代の立役者となったタイガーマスク(佐山聡)。新日流のストロングスタイルをベースにして、ルチャ・リブレやキックボクシングの要素を加えたその試合スタイルは、今も“プロレス史上最高”と讃えられる。 実は最初にタイガーマスクの名前でリングに上がったのは、日本プロレス時代の轡田友継(サムソン・クツワダ)であり、'71年に大木金太郎がプロデュースした韓国遠征でのことだった。 日本文化の流入が制限されていた当時の韓国において、タイガーマスクの知名度がどれほどだったかは分からないが、とにかく大層な人気を博したという。 70年代の韓国マットには、他にもサンダー杉山や高千穂明久(ザ・グレート・カブキ)らがタイガーマスクとして参戦している。 とはいえ、プロレスファンにとってタイガーマスクといえば、やはり'81年4月の蔵前国技館大会に、彗星のごとく登場した佐山タイガーに尽きるだろう。 デビュー戦の相手は、のちにライバルとして好勝負を繰り広げることになるダイナマイト・キッド。ジュニアヘビー級時代の藤波辰爾のライバルとして、その実力をファンから認められていたキッドだが、タイガーはこれと互角どころか凌駕するほどの動きを披露し、最後はきれいなブリッジを描くジャーマン・スープレックス・ホールドで勝利を収めている。 「この日のメインイベントはアントニオ猪木vsスタン・ハンセン。IWGP創設に向けてNWFのベルトを封印するという歴史的一戦で、マスコミやファンの関心はそこに注がれていました。なので、タイガーについては、前座の余興ぐらいにしか思っていなかった人は多かったはずです」(スポーツ紙記者) もともとの関心の薄さに加えて、急造コスチュームのチープさに失笑が漏れるという悪条件の下、タイガーはテレビの前の視聴者も含めて一発でハートを鷲づかみにした。 「試合開始からフィニッシュの瞬間まで、どれもがそれまで見たことのない動きで、あのキッドを相手に完勝したことも含めて度肝を抜かれました」(同) 初登場から新日を退団するまでの約2年4カ月の間、タイガーはシングルマッチで155勝1敗9分の成績を残している(唯一の敗戦はキッド戦でのフェンスアウトによる反則負け)。 「勝率の高さはもちろんですが、それ以上に注目すべきは、これだけ勝ちっぱなしでいながらずっと高い人気を保ち続けたこと。どんなスター選手でも普通は飽きられますよ」(スポーツライター) 興行スポーツとしてのプロレスにおいて、勝ったり負けたりしながらライバルストーリーを紡いでいくことは常套手段ともいえる。 新日の絶対的エースだった当時の猪木にしても、いつもフォール勝ちということではなく、勝つにしても反則やリングアウトなどの不透明決着を織り交ぜるのが常であった。そうして観客の中に溜まった鬱憤を完全勝利で晴らすというのが、古今東西を問わず一つの様式美になっている。 海外のファンも試合内容で魅了 ところがタイガーの場合、遺恨決着と呼べるものは、ブラック・タイガー相手に何度か両者リングアウトで終わった試合と、小林邦明の覆面剥ぎによる反則勝ちがあったぐらい。 タッグマッチでのフォール負けすらなく、とにかくクリーンに勝ち続けることでファンを熱狂させた。 「つまりストーリー性など関係なく、タイガーの試合そのものが素晴らしかったという証拠です」(同) 新技の開発やマスクのリニューアル、赤いロングタイツへのコスチューム変更やキック主体のスタイルなどのマイナーチェンジはあったが、試合内容でファンを魅了したことに違いはない。 だからこそ日本以外の海外マットでも、大いに人気を博することとなった。 「中でも'82年11月から約1カ月間にわたるメキシコ、アメリカへの遠征は、連日の大盛況。元ネタの劇画やアニメのことは知らなくとも、タイガーの一挙手一投足に会場全体が歓声に包まれるような状態で、新日退団時にはアメリカへの本格参戦が噂されたほどです」(同) なお、このときの遠征では、ジュニアだけでなくヘビー級の選手たちとも対戦しており、有名どころではマサ斎藤にも回転エビ固めによる勝利を収めている。 まだ当時の日本では、ジュニアとヘビーの間には明確な壁があったが、そういう感覚のない国では、ヘビー級の選手相手にタイガーが勝利することへの違和感は薄かったようだ。 同様に日本においても、全盛時のタイガーがヘビー級の選手たちと闘っていたならば、いったいどんな試合になっただろうか。そう考えたとき、まだ第一線に猪木が君臨し、藤波や長州力もいた当時の状況は、ある意味で残念だったと言えようか。 もし、新日の選手大量離脱時にタイガーがデビューしていたならば、日本のプロレス史はまた違ったものになっていたかもしれない。タイガーマスク***************************************PROFILE 1957年11月27日、山口県下関市出身。身長173㎝、体重90㎏。得意技/タイガー・スープレックス、ローリング・ソバット。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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スポーツ 2018年08月25日 06時02分
挑発行為でジム会長が謝罪 亀田三兄弟三男・亀田和毅が歩む茨の道
8月16日に行われたプロボクシングIBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦(東京・後楽園ホール)で、同級王者の岩佐亮佑に3−0の判定勝ちを収めた同級1位TJ・ドヘニーを目掛け、同級3位“亀田三兄弟”の三男、亀田和毅が試合直後のリングに乱入し「俺が次に挑戦する!」と挑発した問題について、亀田の所属ジムの金平桂一郎会長が23日、「皆さんに申し訳ありませんと伝えました。本人に他意はなかった。名前を売るとかそういうことではない」と謝罪したことを明かした。 金平会長は同時に「近いうちにやらせたい」と、和毅の世界挑戦に向けて交渉していく方針も示した。「和毅はメキシコで長いこと修行してきました。メキシコでは、王者に対して『次は俺とやらせろ』と直談判するなどは日常的に行われています。それほど目くじらを立てるほどのものでもありませんよ」(スポーツライター) SNSでは「久々に亀田節を見た。またひと暴れをしてくれよ」「ボクシングはああいう波乱がないと面白くない」「はっきり言って、あの挑戦者宣言は身震いがした」「早く試合を組んでやってくれ」という賞賛の声が上がった一方で、「呼ばれてもいないのに勝手にリングに上がって当日の試合の余韻を台無しにした」「新王者に対してリスペクトが足りないパフォーマンスだった」「やはり亀田家に必要なのはシツケだな」「何でそばに兄の興毅がいながら止めなかったんだ」などの批判も散見された。 「和毅は年齢的なものもあるのか、全盛期に比べて明らかにパンチの早さも重さも落ちています。よほど相手に恵まれないと勝利をつかむのは難しいかもしれません。世界挑戦を焦るのも、年齢による衰えは待ったなしという思いもあるのでしょう」(同・ライター) 現在、トレーナーを務める興毅との二人三脚で世界を狙う和毅は、今回の乱入を反省して地道に世界を狙うことができるのだろうか。 世界チャンピオン返り咲きのために残された和毅の時間は、残りわずかとなっているのかもしれない。
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スポーツ 2018年08月24日 17時45分
「かなのうフィーバー」の余波!吉田回避なら巨人は猛バッシングに遭う
23日、横浜スタジアムを訪れていた巨人・鹿取義隆ゼネラルマネジャーが記者団に囲まれた。記者団の目的は、金足農・吉田輝星投手の話を聞くためだ。鹿取GMは応じようとしなかったが、その執拗さに根負けしたのだろう。ひと言、「スカウトから高い評価が上がっています」と答えた。 久々に現れた“巨人ファンの好投手”だ。まして、金足農は夏の甲子園を沸かせた主役である。このフィーバーに便乗し、人気面も回復させたいところだろう。 関係者の一人がこう言う。「甲子園大会前から吉田クンの名前が東北担当のスカウトから上がっていたのは事実です。でも、ここまでスゴイとは聞いていませんでした。2年生時の彼は試合終盤で息切れする欠点もありましたので」 当初、巨人は大学生、社会人の即戦力投手を1位指名するつもりでいた。足繁く通っていたのは東洋大学で、「4年生が3人もいて、巨人は全員指名するんじゃないかって噂されたほど」(在阪球団職員) なんて話も出ていた。 しかし、吉田のラブコールを受け、1位指名候補を考え直さなければならなくなった。 「昨年のドラフトから、巨人は戦略を変えたようです。清宮の指名が重複するのを分かっていて、あえて入札した節がありました。吉田クンが正式にプロ志望を表明したら、巨人も1位入札を宣言するかも。事前に1位指名を宣言することで、指名の重複を嫌う球団は別選手に切り換えるので」(前出・同) 地元東北の楽天、日本ハム、西武、戦力に余裕のあるソフトバンクなども「吉田入札」で“金足農フィーバー”に便乗しようとするだろう。吉田の甲子園での好投はもちろんだが、どの球団も観客動員数アップに直結する選手が欲しいからだ。 「阪神は吉田を諦めています。レギュラー外野手の糸井、福留の高齢化もあり、大阪桐蔭の4番、藤原(恭大)クンで行くと決めているので」(在阪記者) 良く言えば、阪神は「ブレない」ということか…。 吉田の進路に関してはさまざまな憶測も聞かれた。「すでに八戸学院大への進学が決まっている」という情報もあった。同大学と金足農野球部が“友好な関係”にあるからだが、今の吉田なら、「1年生からエース」ということも十分に考えられる。大学で成長するタイプもいれば、その反対もある。地方の大学リーグで4年間を過ごすよりも高いステージで揉まれたほうがいい。進学説にイマイチ説得力がないのはそうした理由からである。 「吉田は『巨人以外ならプロには行かない』とは言っていません。抽選クジを外したときに被る巨人のダメージは計り知れません」(前出・在阪球団職員) 金足農は「雑草集団」なる異名もある。その異名の付いた原因は、84年大会でKKコンビのいるPL学園をあと一歩のところまで追い込んだからだ。KKコンビの一人、桑田真澄氏が準決勝で始球式に臨んだが、そのバッターボックスに立ったのは金足農ナインだった。その光景を見ていた当時の監督、嶋崎久美氏は「何かのご縁ですね」と、感慨深い表情を浮かべていた。「第12回BFA U―18野球選手権大会」終了後の9月、吉田は進路を正式に表明する。プロ志望となった場合だが、そのとき、巨人がまだ社会人、大学生投手に目移りしていたら、金足農関係者を敵に回すことになるだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2018年08月24日 17時15分
パ・リーグは西武が独走態勢に!CS争いは4チームが7ゲーム差で終盤戦へ
パ・リーグの優勝争いは、西武が2位ソフトバンクに8ゲーム差の大差をつけて、独走態勢に入った。優勝マジックの点灯も時間の問題だろう。ここまで西武は再三にわたり首位陥落の危機があったが、その都度振り切ってきた。そして、今月に入りここまで西武と首位争いを繰り広げてきた日本ハムが6勝12敗1分けの大失速。逆に今月は13勝5敗と絶好調のソフトバンクとの3連戦で3連敗を許し、2位の座を明け渡してしまったのだ。 ソフトバンクは西武と残り10試合残しており、ここまでの戦績も7勝8敗と拮抗していることから、24日からの直接対決から奇跡の逆転優勝劇を目指すことになる。2位のソフトバンクから5位のオリックスまでのゲーム差は7ゲーム。オリックスは4位のロッテと24日から3連戦を行う。両チームのゲーム差は1.5ゲーム差。この結果によっては、CS争いの圏内から1チーム脱落することも十分に考えられる。特にオリックスは112試合とパ・リーグの中で最も試合の消化数が多く、大型連勝が求められるところ。逆にこれ以上の大型連敗は許されない状況となった。 パ・リーグでは毎年のように“夏の珍事”が発生するが、西武とともに2強を走っていた日本ハムの失速は意外だった。ソフトバンクが強力打線を誇る西武を相手にどこまで抵抗し、マジック点灯を遅らせるのかも見もの。またその間、下位のチームが勝ち続けて、CS争いが優勝争いに発展する可能性はまだあり得ること。そのためには、ロッテ、オリックス、楽天の下位3球団が、上位イジメをしてパ・リーグの戦いをシーズン終盤まで楽しませてもらいたい。ちなみに今月のロッテは7勝10敗、オリックスは8勝10敗1分け、楽天も8勝10敗1分けと日本ハムの成績を上回っている。 かつては、パ・リーグ優勝チームの常連だった西武だが、最後に優勝したのは2008年。意外なことに10年も優勝から遠ざかっているのだ。今年は2008年に着用していたユニフォームを復刻したり、企画ユニフォームも“獅子風流(ししぶる)"というコンセプトに、西武の黄金時代を彩ったライオンズブルーを復活させていた。現在オリックスに在籍している中島宏之によると、「優勝したのに何でユニフォーム変わるんやろってみんなで言っとったんですよ」と2009年からチームの原点である西鉄ライオンズの色も取り入れた、クラシカルなユニフォームに変わったときの選手の反応を話してくれたが、今年の西武の強さを見るとライオンズブルーの力も影響しているように思う。 シーズン終盤、パ・リーグではどのようなドラマが待ち受けているのか?“エキサイティング・パ”を最後まで味わいたい。※数字は23日現在。取材・文・写真 / どら増田、垪和さえ
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スポーツ 2018年08月24日 06時45分
「グラシアス!グラシアル!!」ファンを唸らす2発を放ったソフトバンク・グラシアル
22日に行われたソフトバンク対日本ハムの一戦。“2位攻防戦”の2戦目となったこの試合で、主役となったのはソフトバンクのジュリスベル・グラシアルだった。 試合開始直後の1回表、無死一・三塁で打席に立ったグラシアルは、村田透が投じた4球目をレフトスタンドへ。前日に続き2試合連発となるこの3ランは、チームに3点の先制点をもたらす大きな一発となった。 しかし、4‐2となり迎えた6回裏。清宮幸太郎に3ラン、渡邉諒にソロを打たれたことにより、チームは日本ハムに逆転を許してしまう。その後8回表に長谷川勇也の犠牲フライで1点を返したものの、同点に追いつくまでには至らず試合は9回へ入った。 ただ、キューバ出身の助っ人は、この敗色ムードに臆することは無かった。一死二塁、一打同点・逆転となるチャンスの場面で打席に立ったグラシアルは、浦野博司の4球目を強振。高々と舞い上がった打球は、初回と同じくレフトスタンドへと吸い込まれていった。 この日2本目となる逆転2ランが飛び出した後、松田宣浩の2ランが出て、チームは9‐6で日本ハムに勝利。チームの5連勝を、そして日本ハムとの差を「0.5」に縮める白星を呼び込む、値千金の一打となった。 この日2発5打点の大暴れで、チームを勝利に導いたグラシアル。今回の活躍を受け、ネット上では「今日はグラシアルさまさま、本当にありがとう!」、「2本目打った瞬間思わず叫んだわ」、「グラシアス!グラシアル!!」といったファンからの声が数多く挙がっている。「グラシアス」はキューバの公用語スペイン語で「ありがとう」の意味だ。 また、こうした声の大きさからか、試合後のツイッターのトレンドランキングでは「グラシアル」というワードが1位に浮上してもいる。試合を観戦していた人にとって、それだけインパクトの大きい活躍であったということだろう。 17日の昇格以降チームは5戦全勝、自身も打率.391・3本・8打点といい流れを作っているグラシアル。今後の戦いにおけるキーマンという位置づけをしてもよさそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年08月24日 06時15分
4場所勝ち越しは1人だけ?大相撲7月場所終了時における力士の勝ち越し回数
9月9日に初日を迎える大相撲9月場所を前に、現在連日の巡業に精を出している大相撲の力士たち。来たる場所で結果を残すため、各自様々な形で稽古に励んでいることだろう。 どのような成績をもって“結果”とするのかは、人それぞれ考えがあるだろうが、筆者は全15日間を8勝7敗以上の成績で勝ち越すことが、最も分かりやすい結果であると考えている。勝ち越しを決めた力士は基本的に番付が落ちることはなく、勝ち数の多さによって次場所の上げ幅も左右されるからだ。 1つでも上の番付にのし上がるための“絶対条件”でもある勝ち越し。では、ここまでの4場所において、力士たちはどれだけの勝ち越し回数を記録してきたのか。それぞれの場所で幕内に在位した力士の中で、勝ち越し1回以上を記録した40名を対象として順に見ていきたいと思う。 勝ち越し1回となっている力士は白鵬、阿武咲、北勝富士、嘉風、琴奨菊、正代、荒鷲、隠岐の海、宝富士、千代翔馬、千代の国、千代丸、石浦、旭大星の14名。相撲に明るくない人からすると、歴代最多40回の優勝を誇る白鵬が含まれているのは意外なところだろう。 勝ち越し2回を記録している力士は貴景勝、千代大龍、栃煌山、大翔丸、輝、大栄翔、阿炎、錦木、大奄美、妙義龍、佐田の海の11名。気鋭の若手からベテランの実力者まで、バラエティ豊かな面々が顔を揃えている。 1回と同じ人数である、14名が名を連ねているのが勝ち越し3回。鶴竜、豪栄道、高安、栃ノ心、御嶽海、玉鷲、遠藤、勢、魁聖、松鳳山、豊山、竜電、朝乃山、碧山がそれぞれマークしている。 そして、対象力士の中で唯一勝ち越し4回を記録しているのが逸ノ城。今後もこのような安定感が維持できれば、大関や横綱といった地位も十分に狙えるようになるだろう。 以上が、ここまでの4場所における各幕内力士たちの勝ち越し回数だ。果たして、今後の2場所でこれらの数字はどう変動していくのだろうか。そして、逸ノ城は全6場所での勝ち越しを果たすことはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年08月23日 21時15分
新日本プロレスが今年3度目のアメリカ大会開催!9.30LAでジュース対CodyのUS戦!
新日本プロレスが、3.25ロサンゼルス、7.7サンフランシスコに続く今年3度目のアメリカ大会を米国時間の9月30日、WALTER PYRAMID(ロサンゼルスのロングビーチ、3.25と同会場)で『FIGHTING SPIRIT UNLEASHED』を開催する。 新日本は来年の4月6日、『レッスルマニア』ウィークに、WWEのお膝元であるニューヨークのMSG(マジソン・スクエア・ガーデン)で、アメリカのROHと合同興行を開くと発表している。現地では「1万人の動員は確実」と言われるほど、既に大きな話題になっているという。新日本プロレスのメイ社長は「日本からもツアーを組む予定」だそうだが、MSGに『ザ・スコアー』が流れるのを想像しただけでも鳥肌モノだ。 ただ、こうした新日本による“アメリカ侵攻”の動きがWWEを刺激しなければいいが…。 今大会もいつものように、第1弾カードは外国人絡みのカードのみ発表している。 まず、Codyの参戦が決まっている。Codyは『G1クライマックス28』最終戦があった8.12日本武道館大会に参戦。IWGP USヘビー級王者ジュース・ロビンソンがG1で結果を出せてないことに言及し、挑戦アピールに発展した。ジュースは「G1に出てないお前に挑戦権はない」とコメントしていたが、結果的にCodyの主張が通り、ロサンゼルス大会でタイトルマッチが組まれた。 今年の1.4東京ドーム大会ではケニー・オメガがこのベルトを懸けて、クリス・ジェリコと対戦し、勝利を収めてベルトの価値は上がった。しかしその後チャンピオンとなったジェイ・ホワイト、ジュースに物足りなさがあるのは確か。ケニーと和解したことで、好感度を上げているワールドワイドなスーパースター、Codyが挑戦することで、再びこのベルトの価値を高めてもらいたい。 また新日本のアメリカ大会には欠かせないヤングバックスの出場も決まっている。ヤングバックスは、バレットクラブOGのタマ・トンガ&タンガ・ロアを相手にIWGPタッグ選手権試合を行う。8.12武道館大会では、NEVER無差別級6人タッグ王座を奪われており、本職のタッグのベルトまで獲られるわけにはいかない。タマ&タンガも同王座を3度も戴冠しているだけに、「自分たちのベルト」という意識が強い。不気味なのはバレットクラブ内紛の黒幕という噂もあるトンガ兄弟の父、キング・ハクの存在か? 発表された残り1試合は、高橋ヒロムがベルトを返上したIWGPジュニアヘビー級の王座決定トーナメント1回戦、ウィル・オスプレイ対マーティ・スカル。この試合は、世界中の誰が見ても楽しめるだろう。 今大会もチケットの売れ行きは好調。配信サイト「新日本プロレスワールド」を通じて世界中に生配信される予定だ。 内藤哲也の人気はアメリカの会場でもすごいものがあるし、鈴木みのるの入場時には『風になれ!』の大合唱も起こる。棚橋弘至は新日本の象徴として見られ、獣神サンダー・ライガーにはレジェンドとしてリスペクトの眼差しが送られる。純粋なアメリカのファンの心をわしづかみにして、来春のMSGにつないでほしい。取材・文・写真 / どら増田、萩原孝弘
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スポーツ 2018年08月23日 17時45分
【DeNA】チケット無くてもOK!勝てば割引も!「ハマスタBAYビアガーデン」で残りの夏を楽しもう!
☆チケット取れないベイスターズファンへ いまやプラチナ化している横浜スタジアムでのベイスターズ戦チケット。早い時点で売り切れになる試合も多く、当日券も若干数の立見券が発売される程度。それさえも試合開始前には売り切れる人気振りだ。この一種のムーブメントに、「昔は職場の仲間達とふらっと野球見ようかなんて事が出来たのに…」とお嘆きのサラリーマンファンも多い。ハマスタ周辺の飲食店では、ゲーム中継をウリにしているところも多いが、少しでも臨場感をアウトドアで味わいたい諸兄姉にオススメなのが、「ハマスタBAYビアガーデン」だ。☆大型ビジョンで野球とビール 昨年はレフトスタンド場外で開催されていたが、スタジアム改装工事の影響で、ライトスタンド場外へ移動している。特別店舗「BAY BEER HOUSE」では球団オリジナルクラフトビールを味わえる。今はIPA(インディアペールエール)とYUZU LAGERが期間限定で登場。ハマスタ内でも販売されている定番のBAYSTARS LAGERとBAYSTARS ALEと合わせて4種類のビールが用意されている。その他にも焼きそばやチキンなど、様々なフードカーもあり、おつまみにもちょっとした食事にも事欠かない。試合前には、特設ステージでdianaのダンスパフォーマンスも行われ、華やかな雰囲気に。☆勝利の美酒はお得にGET! 三塁側から関内駅に向かうファンは導線から外れるからか、あまり知られていないようだが、ベイスターズが晴れて勝利した暁には、通常800円のビールが500円で提供される。その頃にはだいたいフードも半額に値下げされる事が多く、お得に勝利の美酒を楽しむ事ができるのだ。球場内で試合を楽しんだファンも、ちょっと一杯引っかけながら帰路に着くのも悪くない。 8月は30日まで開催(27日は休業)され、週末神宮で行われるビジターのスワローズ戦も大型ビジョンで観戦できる。チームは2桁借金を抱え苦しい戦いが続いているが、まだまだCS進出を諦める状況ではない。こんな時こそ大勢のファンと一緒になって、ベイスターズにエールを送って欲しい。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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