いまやプラチナ化している横浜スタジアムでのベイスターズ戦チケット。早い時点で売り切れになる試合も多く、当日券も若干数の立見券が発売される程度。それさえも試合開始前には売り切れる人気振りだ。この一種のムーブメントに、「昔は職場の仲間達とふらっと野球見ようかなんて事が出来たのに…」とお嘆きのサラリーマンファンも多い。ハマスタ周辺の飲食店では、ゲーム中継をウリにしているところも多いが、少しでも臨場感をアウトドアで味わいたい諸兄姉にオススメなのが、「ハマスタBAYビアガーデン」だ。
☆大型ビジョンで野球とビール
昨年はレフトスタンド場外で開催されていたが、スタジアム改装工事の影響で、ライトスタンド場外へ移動している。特別店舗「BAY BEER HOUSE」では球団オリジナルクラフトビールを味わえる。今はIPA(インディアペールエール)とYUZU LAGERが期間限定で登場。ハマスタ内でも販売されている定番のBAYSTARS LAGERとBAYSTARS ALEと合わせて4種類のビールが用意されている。その他にも焼きそばやチキンなど、様々なフードカーもあり、おつまみにもちょっとした食事にも事欠かない。試合前には、特設ステージでdianaのダンスパフォーマンスも行われ、華やかな雰囲気に。
☆勝利の美酒はお得にGET!
三塁側から関内駅に向かうファンは導線から外れるからか、あまり知られていないようだが、ベイスターズが晴れて勝利した暁には、通常800円のビールが500円で提供される。その頃にはだいたいフードも半額に値下げされる事が多く、お得に勝利の美酒を楽しむ事ができるのだ。球場内で試合を楽しんだファンも、ちょっと一杯引っかけながら帰路に着くのも悪くない。
8月は30日まで開催(27日は休業)され、週末神宮で行われるビジターのスワローズ戦も大型ビジョンで観戦できる。チームは2桁借金を抱え苦しい戦いが続いているが、まだまだCS進出を諦める状況ではない。こんな時こそ大勢のファンと一緒になって、ベイスターズにエールを送って欲しい。
取材・文・写真 / 萩原孝弘