ビルドアップされた腹筋はどこへやら。臨月と見まごうほどの妊娠腹で、復帰に黄信号が灯っていたフェロモンボディーが、なんとかG1前に仕上げてきた。この日は東京MXテレビで午後5時から生放送された情報番組「5時に夢中!」に出演。
番組内で「最近、ケガで欠場している間に体重が増えて、すごいおなかになっちゃってたんですけど、メタボ対策してやせました」と報告した。
棚橋といえば、左ヒザ前十字靱帯(じんたい)と半月板断裂のため、約3カ月の間、戦線離脱を余儀なくされた。G1クライマックス開幕戦が行われる8月9日の愛知大会で復帰することこそ決まっていたが、本紙既報(6月25日発売号)通り、欠場中に「ヒザが使えなくていろんな運動、ルーティーンワークができなかった」ことから、自慢のくびれたウエストが85cmから95cmにまで膨張。リング復帰が危ぐされていた。
「5kg近くやせた」と発言してみせたが、本当に闘える肉体に戻ったということなのか。伝家の宝刀ハイフライフローの技のキレにもかかわってくるだけに、妊娠腹か否かはG1を闘い抜く上で重要だ。しかし、よくよく聞いてみると「まあ完ぺきじゃありませんけど、でも、もう妊娠腹じゃありません。現時点で65%くらいまで戻りました」と明かした。
それでもG1クライマックス開幕戦での復帰を前に「本番までには100%納得できるものに戻す」と言い放った。復帰戦と、連覇のかかったG1に向けてギリギリ帳尻を合わせ「みなさん忘れてるかもしれませんが、オレはディフェンディングチャンピオン。本番までにすべて完璧にして優勝します」とぶっつけ本番でのG1復帰にもかかわらず、強気に連覇を約束して見せた。