全投票結果の内、上位3名までが日にちごとに公開されてもいるこのアンケートだが、これまでの60日間で述べ34人の力士が3位以内に選出されている。それでは、前述の34人における、現時点までの登場回数トップ3の力士は果たして誰なのか。下位から順に紹介していきたい。
登場回数17回(1位2回・2位8回・3位7回)を記録し、3位となったのが西前頭3枚目(7月場所時点)・貴景勝。2017年初場所での新入幕からわずか1年で三役に昇進したその実力は、好角家たちの目にも好意的に映っているようだ。
21回(1位8回・2位8回・3位5回)の登場で2位につけているのが東前頭3枚目・阿炎。横綱・白鵬相手に初金星を挙げた5月場所6日目でのインタビューが話題となったことも記憶に新しいが、こうした言動もまた票を集めた一因となっているのかもしれない。
そして、登場回数27回(1位15回・2位10回・3位2回)でダントツの1位となったのが東前頭6枚目・遠藤。端正な顔立ちが“スー女”を中心に絶大な人気を誇っていることに加え、度重なる怪我の末5月場所で念願の三役昇進を掴んだという経緯を考えると、ある意味当然の結果とも言えるだろう。
以上が、7月場所終了時点までの登場回数トップ3の力士たち。好角家たちの“トレンド”となっているこの3名には、今後も要注目といったところだ。
ちなみに、4位には15回(1位7回・2位4回・3位4回)で大関・栃ノ心が、5位には13回で大関・豪栄道(1位2回・2位4回・3位7回)と関脇・御嶽海(1位7回・2位4回・3位2回)がそれぞれ位置している。残る2場所次第では、トップ3の顔ぶれに変動が生じる可能性も大いにあるだろう。
文 / 柴田雅人