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K-1 新設された60kg以下級に山本“KID”徳郁、徳山昌守の参戦浮上

 立ち技格闘技の最強を決めるK-1が、60kg以下の軽量級(仮称ライト級)新設を明らかにした。22日には都内のホテルで会見を行い、第一弾として7・7「K-1ワールドMAX」内で3試合の開催を発表。今後は単独興行やトーナメント開催も示唆したが、その裏ではライト級新設により山本“KID”徳郁のK-1復帰や元ボクシング世界王者・徳山昌守の電撃参戦が浮上してきた。

 Kのリングでまた新たな闘いの歴史が始まる。
 この日の会見で60kg以下を対象とした軽量級(仮称ライト級)の新設を明らかにしたK-1。手始めに魔裟斗らミドル級のベスト8がしのぎを削る「K-1ワールドMAX2008」(7月7日、東京・日本武道館)の大会内でワンマッチ3試合を開催することを発表した。
 ライト級はこの先、7・7MAXベスト8大会をはじめ、その後の10・1MAX決勝大会でも試合が組まれる見込み。谷川貞治イベントプロデューサーは「来年にはトーナメントをできたらと考えております」「将来的には独立した興行も行いたい」などと、今後はミドル級のMAXのように単独興行を開催する意向を示した。
 ついに始動することになったライト級。しかし、新階級の開設によって思わぬ余波も生まれそうだ。谷川EPによれば「KIDクンにもぜひとも出てもらいたいですね」。かつてMAXの舞台でも名勝負を繰り広げ、現在は総合格闘技DREAM60kg級の主役と目されるKIDの“K-1凱旋”十二分にあり得る。
 そればかりではない。ライト級はKのリングに新たな可能性を広げることになる。過去にK-1参戦が目されながらも、適正階級がなかったことで参戦回避となった元WBC世界スーパーフライ級王者の徳山昌守の電撃参戦だ。谷川EPが目を輝かせて言う。「ボクシングからもどんどん出てほしい。徳山選手にはぜひ参加してもらいたい」
 ライト級の発進に伴いまだ見ぬ闘いの予感が漂い始めたKのリング。この先どんな展開が待っているのか、未知なる可能性を秘めたライト級戦線に要注目だ。

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