スポーツ
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スポーツ 2018年08月07日 12時20分
四面楚歌の山根会長 ガッツ石松、トミーズ雅…元プロからのコメント続々
日本ボクシング連盟の山根明会長が追い詰められている。助成金の流用や、試合の不正判定、連盟の私物化など数々の疑惑が取り沙汰されている。連日テレビに出て釈明会見をするも、その特異なキャラクターがむしろ面白がられている印象も受ける。 長年にわたり、アマチュアボクシング界に“帝王”として君臨してきた山根会長に対する、プロたちからの厳しい意見も相次いでいる。 ロンドン五輪の金メダリストであり、WBA世界ミドル級王者の村田諒太選手は、五輪の決勝戦でセコンドを山根会長の息子に急遽変えられ、「リングの下にもうひとりの敵がいた」と名言を残している。村田選手はフェイスブック上で、「何よりも現役アマチュアボクサー達にとって良い環境になるよう願っている」と言葉を選んだコメントを発表している。 一方で、元プロボクサーでお笑い芸人のトミーズ雅は、4日放送の関西系の番組『せやねん!』(MBSテレビ系)において、村田選手のセコンド交代について、「ボクサーは戸惑う」、さらに、インターバル(休憩)時間に口に水を入れる回数を変えたことについては、「選手にとってフラストレーション(ストレス)になる」と元プロならではの視点から苦言を呈した。 元WBC世界ライト級チャンピオンでタレントのガッツ石松は、6日放送の『ワイド! スクランブル』(テレビ朝日系)に出演し、山根会長とは面識があるとし、「良きにしろ、悪きにしろ、真っ正直な人」「何がなんでもボスになりたかったのでは」と人柄と騒動の背景を語った。 これらのプロの言葉は、山根会長にゆるやかな引導を渡すものでもあるだろう。さらに、一部では、連盟の山根会長派の理事が電撃辞任とも報じられている。まさに四面楚歌となった山根会長の今後の動向にも引き続き注目が集まりそうだ。
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スポーツ 2018年08月07日 06時40分
【DeNA】”キューバの至宝”ユリエスキ・グリエルと"第6の男"ネフタリ・ソトを比べてみた
☆史上最強打者の触れ込み ユリエスキ・グリエル。2014年のシーズン途中の6月にDeNAベイスターズにやってきた「キューバの至宝」。攻守走そろった内野手で、2003、2005年のワールドカップ、2004年のアテネオリンピックのキューバ優勝の中心メンバー。もちろん期待は大きく、「史上最強打者グリエル横浜上陸」のグッズが発売されるなど、横浜はグリエルフィーバーが起こった。 成績は62試合出場、打率.305、ホームラン11本、打点30。セカンドのレギュラー、石川雄洋を外野に回すなど、チームに与えた影響も多く、ボブ・ホーナー(元ヤクルト)レベルのセンセーショナルな活躍を期待していたファンには、少々物足りない数字だった。評価の高かった守備も、平均の守備力を0とするUZRがセカンドで-2.6、サードで-4.8と平均以下の数字であった。 野球以外では日本食を受け付けず、球団はキューバ料理を用意。さらに、「飛行機恐怖症」で沖縄への遠征をボイコットするなど、なかなかのわがままを通した。 翌年は3倍強増となる年俸3億5000万円プラス契約金を含む計5億円で契約締結。弟のルルデスも共に契約を果たすが、怪我を理由に来日を拒否。シーズン開幕後の4月2日になって契約を解除するという、前代未聞の事件を起こし退団。最後の最後までお騒がせエピソードを残した。現在はメジャーリーグのヒューストン・アストロズに所属している。☆テスト入団ネフタリ・ソト ネフタリ・ソトはプエルトリコ出身の長距離砲。テスト入団で、当初はファースト、ホセ・ロペスとサード、宮崎敏郎のバックアップとしての獲得と見られていた。6人外国人が所属するベイスターズでは、登録枠の問題もあり、"第6の男"と言われていたソト。ところが、オープン戦からインパクトを残し、開幕一軍の座を掴むも、怪我で2戦目にしてファーム行き。そして、再び上がってきてからは、不慣れな外野やセカンドもこなし、59試合出場、打率.289、ホームラン16本、打点43。主に攻撃的2番打者として起用され、今ではチームに欠かせない存在となっている。 ファームで調整の際、万永貴司二軍監督は全力で野球に取り組む姿に感銘を受けたという。ホセ・ロペスの日本の配球のアドバイスへも素直に耳を傾け、いい結果を出している。 グリエルと遜色ない成績を残している、年俸3500万円の優良外国人助っ人ソト。もちろんグリエルには華があり、直接球場で観てみたいと思わせる雰囲気があった。キューバ出身グリエルとプエルトリコ出身のソト。共に祖国を離れ、異国で活躍する二人。人により好みは分かれるだろうが、個人的にはどちらも成功してほしいのである。取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2018年08月07日 06時20分
ネット上も困惑の声 両極端な投球を見せるソフトバンク・武田翔太
2011年のドラフトで1位指名を受け、ソフトバンクに入団した武田翔太。150km越えの直球と落差の大きいカーブを武器に、昨年までのプロ6年間で2度の2ケタ勝利(2015年・2016年)を含む合計48勝をマーク。プレミア12(2015年)やWBC(2017年)では、日本代表メンバーに選出された経験も持つ実力派の投手だ。 所属チームであるソフトバンクの、そして、球界の次代を担う投手として、大きな期待を寄せられ続けている25歳の右腕。しかし、迎えた今季の成績はというと、ここまで16試合の登板で「3勝8敗・防御率4.79」と黒星が大きく先行してしまっている。お世辞にも期待に応えているとは言い難い今季の武田だが、その内訳もまた評価を難解なものとしている。 敗戦投手となった8試合において、武田は合計41失点(自責点36)を喫している。また、自身に勝ち負けのつかなかった5試合(合計13失点・自責点13)でも、無失点だったのは6月19日のヤクルト戦のみだ。このことからも、今季の武田は相手打線に打ち込まれ、炎上してしまうシーンが非常に多いということが分かる。 一方、今季の3勝はその全てが、自身の完封劇によって生み出されている。派手な炎上が目立つ中、打者を牛耳る快投を披露していることもまた事実なのだ。ちなみに、今季ここまで3完封を記録している投手は、他に上沢直之(日本ハム)、菅野智之(巨人)の2名だけ。もちろん、この数字は12球団でトップだ。 完封か、それとも炎上か、投げてみるまで分からない今季の武田。その不安定さに困惑しているファンも多いようで、ネット上には「良い時と悪い時の差が激しすぎ」、「武田の中には完封or炎上の2択しかないの?」、「どうにか安定してくれないものか…」といった声が寄せられている。 両極端な投球が続き、チームやファンにとって今一つ計算の出来ない投手となっている今季の武田。今後は好不調の波を抑え、“ほどほど”の投球を続けていくことが求められていると言えそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年08月06日 21時15分
新日本G1、Aブロック自力優勝可能の棚橋弘至「Bブロックと違うプロレスを見せる!」
新日本プロレス真夏の最強決定戦『G1クライマックス28』Aブロックは、5日のエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)大会で、各選手が9試合中、8試合を終えた。その結果、決勝進出候補は3選手に絞られた。 Aブロックは、8.10日本武道館大会で棚橋弘至がオカダ・カズチカに勝つか引き分けるかすれば、決勝進出する。棚橋は唯一自力だ。ジェイ・ホワイトはEVILに勝ち、棚橋がオカダに敗れれば決勝進出。オカダは棚橋に勝つのが絶対条件で、加えてジェイがEVILに引き分けるか敗れる必要がある。 激戦続きのBブロックに比べて、盛り上がりに欠けるという声も聞かれるAブロックだが、8.4、8.5の大阪2連戦もBブロックの試合があった4日は5,500人、Aブロックのカードが組まれた5日は5,480人と、両日ともチケットは完売したが、動員数に少し差が出た。武道館3連戦もBブロック公式戦最終日の8.11は指定席が完売間近。優勝決定戦が行われる8.12は完売したため、追加で立ち見の指定券を販売しているが、Aブロック公式戦最終日の8.10はBブロックに比べてチケットの動きが遅いという現象が起きている。 「何を意識してるかって、Bブロックだよね。全選手の中できっと俺だけ、見てる視点が違う。『わあ〜、Bブロックすげぇ』ってなってるよ。たしかに盛り上がってる。ただそれで右にならえばいいのか?『俺は違うんだよ』っていう、俺が持ってるプロレス、見せるよ、きっと」 8.5大阪大会で、マイケル・エルガンを電光石火の“首固め”で破り、7勝1敗で自力を保った棚橋だがBブロックの“激闘・激戦型プロレス”との差別化をハッキリと口にしている。また棚橋は「いかに勝つか?俺だって、カッコいい、かわいい勝ち方したいよ。特にかわいい勝ち方をしたいけど。これで、7勝1敗。単独首位を守ってる」と己のプロレス観を主張しながら、プロレス観が違うBブロックの選手と決勝で闘って、棚橋のプロレスを見せたいと考えていることを明らかにした。 もし棚橋が決勝に進出したら、プロレスのジャンルを考える機会になる熱い闘いが見られるかもしれない。 最後の最後になって、ジェイがオカダ、棚橋に開幕から連勝した効果が出てきた。暴走ファイトを続けているジェイは鈴木みのるに制裁され、バレットクラブOB勢を試合に介入させたバッドラック・ファレには敗れたが、いわゆる正統派の選手相手にあの暴走ファイトは有効だったよう。最後まで優勝戦線に踏みとどまった。最終戦の相手はEVILだが、ロスインゴ勢の介入などがない限り、ジェイ優位は揺るがない。それだけ今年のG1のジェイには勢いがある。 最も不利な状況に置かれているオカダだが、ジェイが決勝進出しても「同じCHAOSだから構わない」と話す。もしジェイが勝って自身の決勝進出の可能性がなくなっても、棚橋に勝ってジェイを援護すると示唆している。ジェイの暴走ファイトに関しては「シリーズが終わってから話し合ってもいいし、闘ってわからせてもいい」と語っていたが、本心は違うはず。オカダが、G1に優勝して来年の1.4東京ドーム大会でケニー・オメガに奪われたIWGPヘビー級王座に挑戦するビジョンを描いていないわけがない。ジェイに関しても笑顔で片付けられるとは思っていないだろう。ただ、現状を見るとかなり厳しいのは明らか。果たして武道館でオカダに風は吹くのだろうか? G1には第1回の蝶野正洋をはじめ、誰もが予想しない選手が大会を制し続けてきた歴史がある。Aブロックの決勝進出者は、棚橋か?ジェイか?オカダか?ファンのみなさんには想像と妄想をパンパンに膨らませて武道館へ向かう坂を登ってもらいたい。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2018年08月06日 18時00分
プロ野球参入で初代球団社長「1位指名」候補の日本ハム斎藤佑樹
ZOZOTOWNの前澤友作社長は「ファン参加型の球団」を目指すそうだ。その言葉の裏には「千葉ラブ」の熱い思いが秘められていた。その思いにのっとり、初代球団社長には、日本ハムの斎藤佑樹(30)を“ドラフト1位指名”するという。 「前澤氏は千葉県鎌ヶ谷市の出身。ロッテを応援していますが、出身地には日本ハムの二軍球場があり、その関係で日ハムの二軍も気に掛けています」(財界関係者) 前澤氏が創業したスタートトゥデイ社の本社は、千葉市美浜区にある。本来、ファッション業界の関連会社が千葉に本社を構えるのは珍しい。流行の最先端をいく東京都心部に本拠を構えるのがこれまでのセオリーだが、前澤氏は違う。まさに“千葉ファースト”。それは社員への心配りでも見て取れる。 同社社員によれば、「幕張手当て」なる名目で、毎月5万円が支給される。理由は、地元に住めば「社員が住民税を納め、商店街で買い物をするようになるから、地元が潤う」と、話しているそうだ。敵対してしまったロッテも、前澤氏の地元愛は認めている。 「前澤さんの会社は、マリンスタジアムの命名権の落札で一度落ちているんです。'16年12月の取得は2度目の挑戦で、入札金も10年総額31億円とケタ違いでした。その前にも、個人的に球場の施設運営基金に1億円を寄付しています」(球団関係者) また、出身地の日ハム二軍も気に掛けていることから「二軍の牢名主」となりつつある斎藤の去就も話題に上げることもあり、そのスター性を認めている。 「前澤氏は地元の他企業で興味を持ってくれる事業パートナーを模索中です」(同) 今のところ、選手・斎藤が肩叩きに遭うのは、時間の問題と言われている。 「斎藤は頭のいい人物です。理論的に物事を捉えるためか、だから首脳陣には口答えしていると誤解されることもありますが、敬語もしっかり話せます。ビジネスの世界に入ってもすぐ通用する、数少ない野球人です」(スポーツ紙記者) 鎌ヶ谷の一番人気は清宮幸太郎に明け渡したが、長く貢献してきたのは斎藤だ。アンチも多い。それだけ千葉県に“貢献”してきた選手である。功労者・斎藤を社長に起用すれば、地元企業も巻き込む前澤プランにも合致する。戦力外候補から、ドライチに復権…。斎藤も悪い気はしないはずだ。
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スポーツ 2018年08月06日 17時40分
二刀流に影響!大谷の起用法も変えるソーシア監督の解任説
打者・大谷翔平(24)が絶好調だ。8月5日のインディアンス戦に「3番・DH」で先発出場し、4打数2安打1打点、打率も2割7分1厘まで上った。3日の同カードでは1試合2発を記録しているが、エンゼルスは波に乗れない。2安打と貢献した5日も敗れている。その影響だろう。エンゼルスを率いるマイク・ソーシア監督(59)の「退任」が囁かれ、新監督が誰になるかで、二刀流の起用法も見直されるというのだ。 「投手・大谷は右ヒジに爆弾を抱えているので、新しい監督は二刀流の割合を考え直すでしょう。打者・大谷の出場機会を増やし、投手・大谷は連戦などで先発投手の頭数が足らなくなったときだけにするとか」(米国人ライター) ソーシア監督の退任は決定事項のようにも聞こえるが…。 ソーシア監督は2000年から指揮を執っていた。就任19年目、これだけの長期政権は異例だ。メジャー30球団の現役指揮官のなかでは最長で、02年に球団初のワールドシリーズ制覇に導き、02、09年の2度、最優秀監督賞にも選ばれている。しかし、名将として讃えられる一方で、「気難しい一面」も秘めていた。 15年オフ、当時のゼネラルマネージャー (以下=GM)を“解任”させてしまったのだ。それまでもデータの活用方法や補強リストを巡って意見衝突することも多かった。しかし、「監督がGMを解任に追い込む」とは前代未聞であり、それだけ強い権限を持っていたということだろう。 「米国の野球ファンがソーシア監督の退任説を『本当だ』と捉えた理由ですが、まず、MLB公式サイトのニュースを担当している記者が記名で伝えたこと、第一報を伝えたのが地元のスポーツネットニュースで、こちらはかなり詳細に伝えてありました。やはり記名原稿で。そして、今年が契約の最終年だったので、ア・リーグ西地区で最下位争いをしている状況なので、契約延長は考えにくい」(前出・同) 第一報によれば、ソーシア監督自らが退任を申し出て、GMは引き止めなかったとあった。10年5000万ドル(約56億円)、現役監督のなかでは破格な年俸である。高額年俸を支払って結果がともなわないのであれば、名将も自ら身を引くというわけだ。もっとも、ソーシア監督は球場入りした記者団の前では否定していたが…。 「ソーシア監督と意見衝突して解任されたジェリー・ディポートGMですが、現在はマリナーズでGMを務めています」(特派記者) ディポートGMはイチローの古巣帰還にひと役買っている。オープン戦終盤、外野手の故障者が続出し、他球団との緊急トレードが進言されたが、同GMは「フランチャイズスターに敬意を評するべき」とし、イチローに帰還オファーを送った。また、エンゼルスの後任GMとなったのがビリー・エプラー氏である。エプラーGMはニューヨークヤンキースなどでチーム編成を学び、松井秀喜、井川慶両氏がアメリカで野球をする苦労も見てきた。それが大谷との交渉に活かされ、今日に至っている。 シーズン序盤、イチローと大谷がグラウンドでツーショットになったところが日本でも報じられたが、ディポートGMがエンゼルスをクビにならなければ、イチローのマリナーズ帰還、大谷のエンゼルス入りは実現しなかったとも考えられる。 そういう“運命”を考えると、ソーシア監督の後任は大谷のメジャー人生に大きな影響を与えそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2018年08月06日 17時20分
オリックス担当記者が分析、“神童”ヨシノブも復帰予定、10年目の『Bs夏の陣』が開幕!
7月16〜18日の北海道日本ハムファイターズ戦での2連勝を最後に、連勝どころか5カード連続で負け越しを続けて、「ズルズル」行き始めていたパ・リーグ5位のオリックス・バファローズ。借金も今季最多の「8」にまで膨れ上がったが、4日から3位ソフトバンクに2連勝し、久々に勝ち越しを決めてCS進出争いに踏み止まった。▼7月31日〜8月5日オリックス・バファローズ戦績【対 東北楽天ゴールデンイーグルス 京セラドーム大阪】7月31日●吉田一将(先発は金子千尋) 4-6 宋家豪○(先発は則本昂大)8月1日●吉田一将(先発はアルバース) 2-4 ハーマン○(先発は古川侑利)8月2日●増井浩俊(先発はディクソン) 2-3 松井裕樹○(先発は美馬学)【対 福岡ソフトバンクホークス 福岡ヤフオクドーム】8月3日●西勇輝 3-5 バンデンハーク○8月4日○岩本輝(先発はローチ) 3-2 笠谷俊介●(先発は松本裕樹)※延長12回8月5日○松葉貴大 6-4 武田翔太●※98試合44勝50敗4分けのパ・リーグ5位。首位の埼玉西武ライオンズと12.5ゲーム、CS出場圏内の3位、千葉ロッテマリーンズと2.5ゲーム差。 今週は毎年恒例の人気企画『Bs夏の陣』が10周年という節目を迎えることもあり、本拠地京セラドーム大阪で、西武、ロッテを相手に3連戦ずつ計6連戦で行われる。毎年変わる特別ユニフォームが注目されているが、今年はダイヤモンドをイメージした斬新なデザインとなった。2015年の地球ユニフォーム、2016年の宇宙ユニフォーム以来の斬新なデザインとあって、発表された際にはファンから賛否両論が起こっていたが、10年目に相応しく久々にインパクトのあるデザインになった。 しかし、夏の陣は過去9年間で36試合開催され、12勝23敗1分けで勝率は.343と低く、勝ち越したのは2011年だけ。夏の陣でなかなか勝ててないことはファンの間でも知られている。ただ、今月中に借金返済を目指す現在のチーム状況、そして、対戦チームを考えると今年は勝ち越すのが絶対条件。動員力も普段より見込めるだけに、夏の陣のメモリアルイヤーをひとつでも多く勝つという最高の形で終えることで、“勝てない”イメージを払拭してもらいたい。 この夏の陣からは、一軍に帯同しながら調整を続けていた“オリの神童”山本由伸の復帰が予定されている。由伸が先月27日に抹消された後、チームの成績は3勝6敗。うち、中継ぎ陣による敗戦は3試合で、由伸に代わり8回を任された“オリの鉄人”吉田一将が2敗を喫して登録抹消された。首脳陣は“救世主”岩本輝を7回、“太陽の逸材”山岡泰輔を先発から8回に配置転換。9回の“守護神”増井浩俊へ繋ぐ“暫定”の勝利の方程式で乗り切って来たが、まだ後ろが不慣れな山岡と、疲労の色が隠せない増井を考えると、由伸の復帰後、どのように方程式を再編するのか。今シーズンは12球団ナンバー1の中継ぎ陣と言われた時期もあっただけに、最強中継ぎ陣復活に向けた首脳陣の手腕が問われるところだ。 打線は“オリの番人”小谷野栄一を皮切りに、“バーニングハート”中島宏之、“スペシャリスト”小田裕也が復帰。一気に厚みが出た。これは、主砲の“マッチョマン”吉田正尚とともに規定打席に到達している“琉球のユーティリティプレーヤー”大城滉二をはじめ、“ガッツマン”西野真弘や、“クールなルーキー”福田周平、“開花した大器”伏見寅威、そして“絶対遊撃手”安達了一たちが、離脱者不在の間に成長したのが大きい。また、後半戦から入団した“ハマのドライチ”白崎浩之もチームに貢献している。外国人選手の不調と離脱は痛かったが、純国産打線で2連勝したことを思うと、先発陣が長いイニングを投げてもらえれば巻き返せる可能性は多分にあるだろう。取材・文 / どら増田写真 / 垪和さえ
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スポーツ 2018年08月06日 17時00分
試合開始前から17人が熱中症…甲子園、猛暑の中「いつもどおりの開会式」に批判の声
5日開幕した第100回全国高等学校野球選手権記念大会開会式で、熱中症で17人の観客・関係者が救護室に運ばれたことが判明。早くも大会運営に不安の声が上がっている。 開会式では、記念大会ということで56代表が入場行進。例年通り女子高校生がプラカードを持ち先導し、高校球児が晴れの舞台を踏む。そして、ご来賓の皇太子殿下がスタンドから挨拶をされた。 続けて、林芳正文部科学大臣から「お祝いの言葉」、八田英二高野連会長から「励ましの言葉」が述べられる。2人の内容はかなり似通っており、かなり長目。テレビに映る選手の中にはうつむく者や、暑さに耐えるような表情を見せる球児の姿が映し出される。 倒れる選手はいなかったものの、観客と関係者はやはりダウン。参加した女子生徒と観客計17人が熱中症で救護室に運ばれたのだ。いずれも症状は軽いとのことだが、対策が不十分であることが露呈された。 なお前日のリハーサルでも、参加した女子生徒6人が救護室に運ばれており、それでもとくに対策を立てなかった様子。大臣と会長の言葉はとくに必要性を感じるものではない上に、皇太子殿下よりも長かっただけに、ネットユーザーからは「本当に熱中症のことを考えているのか」「人命よりもセレモニーを大事にしている」「皇太子殿下の話だけで打ち切るべきだ」「前日に熱中症患者が出たことを軽視している」などと批判の声が上がった。 高野連は観客の熱中症対策として、アルプス席に水を噴射する機械を一塁側と三塁側それぞれに3台設置するほか、入場門と通路に大型扇風機11台、アルプス入場門にミスト扇風機5台を設置したうえ、関係者が見回りを強化することにしているが、試合が始まる前の開会式から熱中症で17人がダウン。この事実は、高野連の対策がほぼ無意味であること表していると言わざるを得ない。 また、選手については水分補給の時間を確保するとしているが、準決勝・決勝のナイター化などは一切なし。「本当に熱中症を重く捉えているのか?」と批判が上がっている状況だ。 高野連は「出来る対策はした」と胸を張っているようだが、試合を行う前から熱中症で倒れる観客・関係者が出たのは紛れもない事実。観戦予定者は、熱中症で倒れるリスクを認識したうえで、球場に足を運ぶ必要がある。
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スポーツ 2018年08月06日 15時00分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「ジャンボ鶴田」“善戦マン”から日本人最強の“怪物”へ
亡くなってから四半世紀がすぎた今もなお“日本人最強”といわれるジャンボ鶴田。振り返ってみれば数々の名勝負を残してきた、まさしく名選手であった。 ジャイアント馬場に対して老人のイメージを持つ人は多かろうが、その亡くなった年齢は61歳。来年中の引退を口にしている長州力が現在66歳であることを思えば、ずいぶんと若くして亡くなったようにも感じられる。 では、その馬場の直弟子であるジャンボ鶴田はいくつで亡くなったかというと、こちらはさらに若い49歳。ちなみにこれと同じ年格好の現役レスラーといえば、秋山準や永田裕志らがいる。 早すぎる死を悼まれた三沢光晴が亡くなったのは46歳のときであり、実は鶴田の没年もこれと大きく違わないことを意外に感じる人もいるだろう。 三沢ら超世代軍の乗り越えるべき高い壁となり、その怪物的な強さを発揮していた鶴田が、B型肝炎の発症により第一線から退いたのは1992年のこと。以後は6人タッグなどのスポット参戦にとどまり、'99年の馬場の死の直後に正式引退となった。 翌年5月、フィリピンでの肝移植手術の際に出血によるショック状態に陥り、そのまま帰らぬ人となる。 「大学教授を目指して第二の人生を歩み始めた矢先の訃報には、悲しさより驚きが先に立ちましたね」(スポーツ紙記者) 移植のドナーが少年だったことから、この一件に関しては臓器売買のような深い闇を問う声もあったが、直後に三沢らが全日退団、新団体設立を表明したことで、ファンやマスコミの興味はそちらへと移っていった。セミリタイアしていた時期には、四天王プロレスの盛況により鶴田への注目は薄らぎ、また引退から亡くなるまでの前後にも、他の話題が優先されることとなった。 そのためファンのイメージする鶴田は強かった現役時代のままで固定され、今でも“プロレスラー最強”を論じるとき、上位に鶴田の名前が挙がるのはそうした影響も少なからずあるだろう。 では、そんな鶴田の全盛期はいつになるのかというと、これはさまざまに意見が分かれる。 「20代後半から30歳になるまでの星条旗パンツの頃が一番」とは、技の切れ味やスピードを評価したもの。主な試合としては'77年のミル・マスカラス戦や'80年のディック・スレーター戦(チャンピオンカーニバル優勝決定戦)などが挙げられる。 確かにこの時期のジャーマン・スープレックスやフロント・スープレックスは、後年には見られない美麗さが備わっていた。 タイトル獲得を評価の基準としたときには、「黒パンツになった32〜33歳あたり」が最盛期となるだろう。 '83年にはブルーザー・ブロディを相手に、完全フォールでインターナショナル・ヘビー級王座を獲得。試合後には馬場から「今日からお前がエースだ」の言葉をかけられている。のちのブロディvsアントニオ猪木との比較でも、当時の鶴田の充実ぶりは明らかだろう。 また、'84年にはニック・ボックウィンクルをバックドロップ・ホールドで下し、当時の世界三大タイトルの一角であるAWA世界ヘビー級王座を獲得。日本人初の王者としてアメリカツアーもこなしている。 長州力らジャパンプロレス勢や天龍源一郎など、日本人ライバルとの対決が中心となった80年代後半〜'90年にかけての時代を評価する声も多いだろう。 長州とのシングル戦('85年)では、結果は時間切れ引き分けながら主にスタミナ面で圧倒。また、鶴龍対決の頃はバックドロップやパワーボムで相手を失神させるなど、パワーと凄味を増してきた時代でもある。 そして、前述の超世代軍との対決となった'90〜'91年頃は、40歳になっても衰えるどころかむしろ怪物性を増していた。三冠王者として三沢や川田利明らの挑戦を完勝で下し、せめて一矢報いようと厳しい攻めに出ても、鶴田がブチ切れてコテンパンの返り討ち。川田は半失神で戦意喪失、三沢は鼻骨骨折の憂き目に合わされている。 「20代の頃の鶴田は、いいところまでいっても勝ち切れないことから“善戦マン”と揶揄されたりもしましたが、これは二番手格の鶴田が馬場を差し置いてトップ外国人を倒すわけにはいかないという、興行上の都合もあってのことでした。逆に言えば、その当時からトップ級と互角に闘っていたわけです」(同) 強さだけでなく人気の面でも頂点を極めたとなると、全日勢が新日本プロレスに初参戦した'90年2月『スーパーファイトin闘強導夢』でのタッグマッチになろうか。 谷津嘉章との五輪タッグで木村健吾&木戸修と対した試合は鶴田側の圧勝。一方的な内容であったが、それよりも特筆すべきはドーム内が「鶴田、オー!」コール一色に染まった鶴田への応援のすさまじさ。 新日ファンからも鶴田の強さへの信託が向けられた、まさに歴史的瞬間であった。ジャンボ鶴田1951年3月25日〜2000年5月13日(49歳没)。山梨県出身。身長196㎝、体重127㎏。得意技/バックドロップ、ジャンピング・ニー・バット。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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スポーツ 2018年08月06日 12時20分
張本氏、ついに大谷翔平を誉めるもアッパレなし 「頑なすぎる」と批判の声も
5日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、日本時間4日に行われた試合で2打席連続ホームランを放った大谷翔平について、張本勲氏がついに誉める発言をした。 大谷が2打席連続ホームランを含む5打数4安打3打点と活躍した様子を見た張本氏は、「良くなったね」と称賛。そして、現在の打撃フォームを絶賛し、「バッターとして成功する可能性が高くなりましたね」と認めるような発言を行う。 しかし、「アッパレ」は無しで、「(二刀流は)私は反対なんですけども」と頑として成功を認めず。関口宏から「あんな大きなホームラン打って、アメリカ人が驚いているんですから」と声を掛けられると、「アメリカ人は大げさに驚くからね」と人種差別とも取られかねない発言をする。 なにかと人権を守るよう主張する『サンデーモーニング』だが、この発言についてはお咎めなく、画面に映ったコメンテーターは、苦笑いを浮かべるのみだった。ともかく、大谷の昨今の活躍は、張本氏の厳しい見方も変えつつあるようだ。 しかし、依然として「二刀流を認めない」としているだけに、ネットユーザーからは「素直に認めろよ」「いつまでも自分の意見に凝り固まったおじいちゃん」「老害」などの批判が噴出することになった。 張本氏といえば、大谷がメジャー移籍した際には「四分六分で通用しない」と切り捨てるなど、否定的な発言を行い、批判を受けてきた。また、3試合連続ホームランを放った際にも「アメリカのレベルが低い」とうそぶき、“素直になれないおじいちゃん”というレッテルを貼られることになった。 そして、大谷が肘を故障すると、「それ見たことか」とばかりに「走り込みが足らない」と批判し、「肘と走り込みが関係あるのか」と物議をかもしたこともある。とにかくメジャー移籍した大谷を「目の敵」にしている張本氏だが、最近の活躍には舌を巻くしかないようだ。 現在、右肘故障の影響で投手としては出場していない大谷。一部には野手に専念する事を勧める声もあるが、165キロのストレートも捨てがたい。張本氏を黙らせる意味でも、二刀流を継続してもらいたいものだ。
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ノア 小橋建太VS高山善廣の抗争激化
2008年04月28日 15時00分
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ノア 佐々木健介が3冠王座戦に向けて弾み
2008年04月28日 15時00分
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VIVA JUDO! 吉田秀彦、ホジャー・グレイシー拒まず
2008年04月28日 15時00分
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緊急企画 2大タイトル決戦を徹底分析
2008年04月26日 15時00分
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スポーツ
DREAM 青木真也への対抗? J.Z.カルバンが“瞑想トレーニング”敢行へ
2008年04月26日 15時00分
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スポーツ
スマックガール “禁断の対決”実現へ
2008年04月26日 15時00分
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スポーツ
戦極 ジョシュ・バーネットがホジャー・グレイシーを子供扱い
2008年04月25日 15時00分
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スポーツ
DREAM 青木真也が異例の怪特訓
2008年04月25日 15時00分
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スポーツ
SMACKGIRL 女バーネットがプロレスラー狩り予告
2008年04月25日 15時00分
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スポーツ
新日本プロレス 永田裕志の対戦相手決定! ゼロワンMAX田中将斗が痛烈な“弾丸”
2008年04月25日 15時00分
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スポーツ
ロイヤルズ解雇の野茂 日本球界で争奪戦!?
2008年04月24日 15時00分
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スポーツ
新日本プロレス 永田裕志のキラー化がレベルアップ
2008年04月24日 15時00分
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スポーツ
パンクラス “荒鷲2世”坂口征夫が禁断の毒針葬を予告
2008年04月24日 15時00分
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スポーツ
全日本プロレス 武藤敬司が27日の新日本プロレス中邑真輔とのIWGPヘビー級戦に向けて非情予告。“デーモン武藤”降臨へ
2008年04月23日 15時00分
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スポーツ
DREAM 田村潔司が秋山成勲にGP出頭要請
2008年04月23日 15時00分
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スポーツ
戦極 川村亮がケビン・ランデルマン狩りへ笑顔の秘策
2008年04月23日 15時00分
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全日本プロレス 西村修が東京愚連隊との1対3ハンディキャップ戦を前に60秒殺を宣告
2008年04月22日 15時00分
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全日本プロレス 鈴木みのると太陽ケアが本格始動へ
2008年04月22日 15時00分
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パンクラス 近藤有己が戦極参戦を要求
2008年04月22日 15時00分