27日の同ディファ有明でKEI山宮戦に臨む近藤。この日は今年の第一戦を前に、豪快なパンチのスパーリングを公開し「見ての通り絶好調ですね。あるがまま。体の動くまま。自然体でやりたい」と語り「ココ(パンチ)で仕留めますよ」とKO予告を放った。
昨年は米新興団体ボードックのチャンピオンシップに敗れるなど、近藤にとっては不毛な一年だった。そればかりか創世記から参戦してきたPRIDEも崩壊して格闘技界が再編。そんな中で毎年参戦していた大みそかの祭典にも出場することなく「家でボーッと観てて、オレも出たいなって思った」と、ひとり時代の波に取り残された気もした。
それだけに「今年はまずここで勝って大きな舞台に呼ばれるようにがんばりたい」と完全復活する気でいる。もちろん視線の先にはあるのは「戦極」だ。「やっぱりうちの2人(パンクラスismの川村亮と北岡悟)が出てるのを見て、ボクもアソコ(戦極)のリングに出たいって思いましたね。それこそ大みそかに秋山(成勲)選手とすごい試合をした三崎(和雄)選手と試合が組まれるぐらい頑張りたい」
プライベートでも8日に入籍したことで「コンディションも維持しやすくなった」という近藤。盤石の態勢が整った男が百戦錬磨の拳で再浮上する。