スポーツ
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スポーツ 2018年08月18日 17時15分
パナソニック・吉川峻平投手が来季メジャー移籍 今後直接MLBに入る選手が増える?
社会人野球・パナソニックの吉川峻平投手が来季メジャーリーグに移籍する意向であることが判明。日本球界に衝撃が走っている。 吉川投手は関西大北陽高校から関西大学を経て2017年にパナソニック入り。1年目から主力投手として活躍し、チームを都市対抗野球出場に導いている。しなやかなフォームはダルビッシュ有投手を彷彿とさせるもので、ストレートの球速、変化球、そしてコントロールと完成度が高く、ドラフト上位候補と目される。 仮に日本球界を経ずにプロ入りとなれば、2008年オフに日本球団からの指名を拒否し、ボストン・レッドソックスと契約した田澤純一投手以来2人目となる。その間、菊池雄星投手や大谷翔平投手など、直接メジャーリーグ移籍を希望するドラフト上位候補は存在したが、周りに説得される形で日本球団に入団していた。 この背景には「田澤ルール」が大きく影響している。2008年の都市対抗野球でMVPに相当する橋戸賞を獲得するなど社会人ナンバーワン右腕といわれた田澤が「海外流出」することに危機感を持った日本プロ野球機構(NPB)が、日本球団のドラフト指名を拒否して海外球団と契約した選手は一定期間に日本球団と契約できないというルールを設けたのだ。 いわばこれが抑止力となっていたのだが、吉川投手はメジャー入りを断行。今後、追随する選手が出ることが予想される。 今回のメジャー入りにはどのような背景があるのか。アマチュア野球詳しいライターはこう分析する。 「日本球団に入団する場合、当然ながらドラフト会議で指名を受けることになりますが、現在アマチュア選手に逆指名権は認められていません。 したがって、阪神など、育成能力がなく、なにかと周りから指示を受けるチームに入る可能性が出てしまう。そのようなチームに入ると、4、5年、早い場合3年程度で、解雇され路頭に迷うことになる。 また、巨人のようにポスティングを認めないチームに入ると、大卒社会人の場合、FA権利を最短で取ったとしても30歳は超える可能性が高く、メジャー志向を持つ選手としては良い条件とは言えない。 それなら若いうちにメジャーに挑戦し、ダメなら人生をやり直したほうが、メリットがある。日本のプロ野球に魅力を感じていない選手なら、当然の選択かもしれません。 メジャー志向を持つ選手は、ポスティングを認めない巨人や、育成能力がなく何かと干渉される阪神には入りたくない。伸び伸びとしたプレーが可能で、ダルビッシュ有・大谷翔平のポスティングを認めた実績のある日本ハムに入りたいでしょうが、逆指名ができませんので。 社会人野球の選手は基本的に日本のプロ野球への入団を希望している選手が多いのが現状ですが、田澤のような高卒社会人や吉川のようなメジャー志向の社会人野球選手は、今後直接メジャーリーグに移籍していく可能性が高いのではないかと思います。 これを止める権利は誰にもないはず。職業選択の自由がありますから。メジャーに直接行ったからと行って縛るルールを作るNPBと、それを叩くファンは、排他的な考えと言わざるを得ません」 社会人野球はもちろん、大学・高校野球は「プロ野球の下部組織」ではない。選手がどのような進路を進もうとも、それを止める権利はないはずだ。 吉川投手がメジャー移籍を望むのなら、快く送り出してあげるのが、大人というものだろう。そして理不尽な「田澤ルール」は撤廃すべきだ。取材・文 櫻井哲夫
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スポーツ 2018年08月18日 06時45分
100回目の夏 ベスト8進出校の主力は越境入学者
夏の甲子園大会は3回戦を終え(8月17日)、ベスト8が出揃った。大阪桐蔭、浦和学院、報徳学園、済美、金足農、近江、日大三、下関国際。改めて大会公式パンフレットを見てみたが、8強ほとんどのベンチ入り選手に県外の球児がいた。「県内、学区だけでチームを構成してほしい」「他県の球児がいると応援できない」と話す高校野球ファンも多いが、有望球児の野球留学は永遠になくならないだろう。高校野球は郷土愛、郷愁の文化でもある。「大阪府出身なのに東北高校に進んだダルビッシュ有、兵庫県から南北海道の駒大苫小牧高校を進んだ田中将大、彼の小・中学校時代の同級生だった読売ジャイアンツの坂本勇人も青森県の光星学院(現・八戸学院光星高等学校)に進みました。彼らは中学生の時点で『天才』であり、仮に地元の普通高校に進んでいたら、一年生から主力選手として活躍していたはず。でも、全国から精鋭が集まってくるハイレベルな強豪高校で鍛えられたから、今日があると言えます」(在京球団スカウト) だが、プロ野球に進むことだけが「成功」ではない。 合宿所生活となれば、「自由」はないに等しい。それでも、越境入学をしてまで甲子園出場を目指す、あるいは、高いレベルでの野球技術を学びたいとし、彼らは覚悟を決めて親元を離れたのだ。強豪校と称される有名私立高校は野球部専用のグラウンドも持っている。また、専用グラウンドを持つ私立高校は住宅地から離れていたところにあるせいか、球児たちは「合宿所と教室、グラウンドを往復するだけ」となる。それでも甲子園大会に出場したい、高いレベルで野球をやりたいと本人が決めた以上、周囲が批評するものではないのかもしれない。 今夏は100回目の記念大会ということで、高校野球に関する書籍や雑誌特集が例年以上に多かった。その関連で、昭和50年代に決勝マウンドに立った有名投手に取材を申し込んだときのことだ。「あの人は、取材は受けてくれないよ。他の人を探したほうが…」 そんなふうに話す取材仲間もいたが、どういうわけか、その有名投手は快諾してくれたのだ。 理由は一時期、野球から離れていたせいもあるが、それだけではない。高校野球を終えたあとも周囲から「ひょっとして、甲子園で活躍した…」と聞かれるのもイヤで、「取材なんか、絶対に受けるもんか」と思っていたそうだ。考え方を変えたのは、ご子息が少年野球チームに入り、自身がサポートする側となり、高校時代は気付かなかった周囲の苦労が分かったからだと話していた。「甲子園に出場した後、プライベートで出掛けても周囲の目が気になって、何をしても楽しくありませんでした。でも、自分が親になって、子どもの送り迎えやグラウンド整備のお手伝いをして、こういうふうに自分も支えていただいたんだと分かったんです」 その元有名投手は地元組だが、同僚の大半は越境入学者だったそうだ。彼らといっしょになって、応援してくれる近隣住民や声援を否定するような言動もしていたという。その過ちに気付いたのは自分が親となってからだと話していた。 100回目の記念大会に出場できた球児たちには、その喜びを知ってほしいものだ。(スポーツライター・美山和也)
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スポーツ 2018年08月18日 06時15分
熱戦続く“平成最後の”夏の甲子園 過去の優勝経験地方は?
各校が手に汗握る熱戦を繰り広げている夏の甲子園。15日に行われた4試合を持って2回戦が全て終了し、金足農(秋田)、浦和学院(南埼玉)、木更津総合(東千葉)、二松学舎大付(東東京)、日大三(西東京)、横浜(南神奈川)、高岡商(富山)、常葉大菊川(静岡)、愛工大名電(西愛知)、近江(滋賀)、龍谷大平安(京都)、大阪桐蔭(北大阪)、報徳学園(東兵庫)、下関国際(山口)済美(愛媛)、高知商(高知)の16校が本日からの3回戦に進出した。 記念すべき100回目の大会であると共に、平成最後の大会でもある今回の夏の甲子園。平成の世においては、過去に29校の優勝校が誕生しているが、その所属地方の内訳はどのようなものとなっているのだろうか。 日本全国をそれぞれ分類した8つの地方の内、12校でトップに立っているのが関東地方(東京5回・神奈川2回・群馬2回・茨城1回・栃木1回・埼玉1回)。ちなみに、もし木更津総合が今大会を制すると、所属する7県全てが優勝を経験するということにもなる。 8校を輩出し、2位につけているのが近畿地方(大阪4回・和歌山2回・奈良1回・兵庫1回)。現在は大阪桐蔭が隆盛を誇っていることから、元号が変わった後は近畿がトップに君臨する可能性も少なくないだろう。 優勝4校で3位となっているのは九州地方(佐賀2回・福岡1回・沖縄1回)、その下には2校の北海道地方と四国地方(愛媛1回・高知1回)、1校の中部地方(愛知1回)がそれぞれ続いていく。なお、九州と北海道に関しては今大会既に全出場校が敗退しているため、これが確定の数字となる。 そして、平成の間に一度も優勝校を輩出していない地域が東北地方と中国地方。このことを考えると、16強に勝ち残っている金足農と下関国際にかかる期待も大きくなってくるだろう。 以上が、地方別にみた昨年までの成績である。優勝経験地方が数字を伸ばすか、はたまた初優勝を経験する地方が誕生するか。興味の尽きない日々はもう少しだけ続きそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年08月17日 21時15分
聞き取りやすくなった?復帰の本間朋晃が武道館に登場!“同級生”棚橋の存在が刺激に!
新日本プロレスマットで“こけし”の愛称で親しまれ、多くのファンから愛されている本間朋晃は、昨年3月に試合中のアクシデントにより負傷。中心性頸髄損傷と診断され、一時は四肢麻痺状態になるも、千恵夫人の支えやトレーナーの厳しいリハビリ指導に耐えながら、今年6月23日に地元山形で復帰した。山形では相方の真壁刀義、同級生の棚橋弘至、田口隆祐、トーア・ヘナーレとのタッグで、本間と因縁深い内藤哲也率いるロス・インゴ勢と10人タッグで対戦。試合は本間の小こけしから、真壁のキングコングニードロップでBUSHIから3カウント勝ち。復帰戦を勝利という最高の形で終わらせると、本間はリング上で号泣。千恵夫人をリングに上げると感謝の気持ちを伝えて、最後はファンと一緒に「こけし is HAPPY!」と叫んで大会を締めていた。 復帰2戦目はいつになるのか注目されていたが、11日の日本武道館大会で行われたアンダーカードで、棚橋、真壁とのトリオで登場。今度はオカダ・カズチカ率いるCHAOSと6人タッグマッチに臨んだ。棚橋の粋な計らいで棚橋の入場テーマではなく、本間の入場テーマで3人が入場すると、12,000人を超えるファンは“大こけしコール”で本間の首都圏復帰試合を出迎えた。気になる動きだが、山形大会よりも格段に良くなっていた。体が不自由だったにもかかわらず、復帰までにあれだけの肉体を作ってきたのは、さすがプロレスラーである。この日も真壁とのチームワークの良さを発揮して、小こけしから真壁のキングコングニードロップで快勝した。 試合後、インタビューブースに現れた本間朋晃は、パートナーの真壁から「覚悟しとけよ」とエールを送られると、棚橋も「俺たち、まだまだピチピチの41歳だから。本間選手の先を走ってるから、追いついてきて!」とメッセージを送った。本間も「絶対に追いつきます」と棚橋の気持ちを受け止めた。 本間は「世界中を探しても俺ほど幸せなプロレスラーいないと思います。まさか、復帰2戦目、いや、デビュー2戦目でまたリング上で泣くとは、泣かされるとは思ってなかったんですけども、本当にうれしいです!」と喜びを爆発させた。今後は真壁とのタッグで年末に開催される予定の『ワールドタッグリーグ』にエントリーすると明かした。リーグ優勝や来年の『G1クライマックス』への出場を目標に掲げていたが、焦る必要はない。まずは全国を行脚し、ファンに復帰のあいさつをするといいだろう。 ちなみにテレビのバラエティ番組で「何を話しているのか分からない」ことが注目され、真壁とともに知名度も高くなった本間だが、会見終了後、報道陣からは「聞き取れた!」という声が上がった。長期欠場したことで喉もケアできたようだ。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2018年08月17日 17時45分
史上2番目の“当たり年”に?中日・平田が今季4人目となるサイクルヒットを達成
16日に行われた中日対DeNAの一戦。中日が11‐5でDeNAを破ったこの試合で、プロ13年目の平田良介がサイクルヒットの快挙を達成した。 第1打席でいきなり先頭打者ホームランを叩きこんだ平田は、そこから第2打席にツーベース(2点タイムリー)、第3打席にもツーベースを放ち早々と猛打賞を記録。さらに第4打席には、DeNA・ソトが打球をそらす間に三塁を陥れたことで、快挙達成にリーチをかけた。 そして迎えた7回の第5打席。球場中の期待を背負った平田は、相手投手・平田真吾が投じた3球目をレフト前へ。この瞬間、平田はプロ野球史上68人目のサイクルヒット達成者となる運びとなった。 今回見事に記録を達成した平田には、ネット上からも「平田サイクルヒットおめでとう!」、「5の5でサイクルはすごすぎる」、「今日は現地の人が羨ましい」といった称賛の声が数多く寄せられている。試合後のスポーツニュースをはしごした人も多いことだろう。 ところで、今シーズンは平田の他にも、柳田悠岐(ソフトバンク・4月21日)、山田哲人(ヤクルト・7月9日)、桑原将志(DeNA・7月20日)がサイクルヒットを放っている。前述の声の中にも「今年サイクル多くない?」といった旨のコメントが少なからず見受けられるのだが、実際のところはどうなのだろうか。 日本プロ野球機構(NPB)の公式サイトに掲載されているサイクルヒット達成者一覧によると、4人の達成者が出た今シーズンは1952年と並んで史上2番目に達成者の多い年であるとのこと。ちなみに、史上最多の年となっているのは2003年で、ホセ・オーティズ(当時オリックス・5月3日)、福留孝介(当時中日・6月8日)、稲葉篤紀(当時ヤクルト・7月1日)、村松有人(当時ダイエー・7月1日)、桧山進次郎(元阪神・7月2日)の5名が達成している。 歴史上でも屈指の“当たり年”となっている今シーズン。プロ野球ファンにとっては、非常に幸せなことであるのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年08月17日 17時45分
いま熱い! 3大超美人格闘女性 盛夏インタビュー 世羅りさ、雪妃真矢 人気沸騰中の女子プロレス最強美人タッグ
女子格闘技が人気の中、女子プロレス人気が再炎の兆しだ。巨漢の肉弾戦のような女子プロレスは昔の話。強さだけでなく、美しさ、可憐さを兼ね備えたアイドル級にかわいい選手が増えているのだ。 その中でもひと際注目されている女子プロレスラーがいる。人気の高い女子プロレス団体『アイスリボン』の世羅りさと雪妃真矢だ。 彼女たちは美しさに加え、アイスリボン・タッグチャンピオンを7度も防衛している実力派の2人なのだ。だが、世羅さんも雪妃さんもプロレスをやる前は、全く違う世界にいた。世羅さんは女優として今でも舞台を中心に活躍している。一方の雪妃さんは、プロレスラーになる前は何と銀行に勤めていたという。 そんな彼女たちが何故プロレス界に身を置くことになったのか。 元々舞台女優だった世羅さんは、『太陽からプランチャ』という映画のオーディションでプロレスと出会った。 「映画出演はプロレスラーになることが絶対条件だったんです。それで一からプロレスの練習を始めました。だんだん面白くなっちゃって映画撮影が終わってもそのままプロレスを続けて、今に至ります」(世羅さん) 一方、前職は銀行勤めというお堅い職だった雪妃さんだが、どうしてプロレスラーになったのか。 「観客としてプロレスを見に行ったら、あのリングに上がりたい! ってリングに恋しちゃったんです(笑)。リングを常設している格闘サークルを探したら、アイスリボンの道場があったので、サークルで入ってから練習生となりました」(雪妃さん) しかし、プロレスは殴る、蹴る、投げるは当たり前で、けがはつきもの。両親の反応はどうだったのだろう。「最初は反対されました。女優になるので送り出したのにと。でも、私の闘っている姿を見て、今では両親とも応援してくれています」 こう世羅さんが語ると、今度は雪妃さんが続ける。「どうしてもプロレスをやりたいけれど、銀行勤めでは定時までは帰れないので、練習に参加できない。それで会社を辞める決心をしました。初めて自分のやりたいことを優先したんです」 雪妃さんは入団したことを当初、父親には言えなかったが、デビュー戦には両親そろって応援に駆けつけてくれたという。 そこまで夢中にさせるプロレスの魅力とは、何なのだろうか。世羅さんと雪妃さんはこう話す。「自分の成果を自分で感じられるという達成感ですね。プロレスでいろいろな人生経験ができ、視野も広がりました。やはり応援してくれる方の声援が大きいですね。テープを手巻きで用意してくれるファンの方には、深い愛を感じます!」 実際にプロレス界に入って、2人がタッグを組むきっかけは何だったのか。雪妃さんはこう振り返る。「デビュー前、唯一、練習相手になってくださったのが世羅さんでした。その後、世羅さんが組んでいたタッグパートナーが退団されて空きが出たんです」「雪妃が2番目の女でもいいと言ってくれたので(笑)。私にとっても練習相手になった唯一の後輩だったのでタッグを組むことになりました」(世羅さん) タッグ名の“アジュレボ”は、正式には“アジュールレボリューション”、青い革命という意味だ。2人のイメージカラーの青をモチーフにしている。しかし、タッグを組んでから順風満帆とはいかなかったようだ。「どちらも気を遣いすぎて最初はタイミングが合わなかった。でも、今はアイコンタクトで相手がどうしたいか分かるようになりましたね。性格が真逆なのもいいのかも」(世羅さん) 埼玉県川口の道場マッチが毎週土曜に開催されているほか、8月26日には横浜文化体育館でアイスリボンの大規模な大会がある。11月には世羅さんの地元広島での凱旋試合も控えている。 「アイスリボンの中だけではなく、他の団体でも2人のタッグで参戦していきたいです。私たちの戦っているときの目を見てほしいですね」(雪妃さん) プロレス界に青い革命が沸き起こりそうな予感だ。******************世羅りさ(せら・りさ)女優・プロレスラー(アイスリボン所属)。1991年生まれ。広島県世羅町出身。父は世羅町町長。剣道三段。'12年『太陽からプランチャ』で映画デビュー。同年、プロレスデビュー。******************雪妃真矢(ゆきひ・まや)プロレスラー(アイスリボン所属)。千葉県出身。フェリス女学院卒業。英語、韓国語、スペイン語が話せるマルチリンガル。2014年、プロレスデビュー。
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スポーツ 2018年08月17日 17時15分
“オリの神童”山本由伸、回跨ぎも10代最後のピッチングで復調をアピール!
オリックス 1-1 埼玉西武(20回戦)※延長12回引き分け※オリックス6勝12敗2分け▽16日 メットライフドーム 観衆23,985人 現在パ・リーグのホールドランキング1位で、新人王最有力候補として、侍ジャパンの稲葉篤紀監督も注目している“オリの神童”山本由伸だが、10日間のリフレッシュ期間を経て、7日から再昇格してからは打ち込まれる場面が目立ち、2試合連続で2失点を喫したことから、オリックス首脳陣はこれまで任せていた勝ちパターンの8回に組み込むことに拘らない意向を示していた。 この日も「ブルペンからの報告が良くなかった」(福良淳一監督)ことから、1点リードの8回にマウンドに上がったのは岩本輝。しかし、岩本は山川穂高に34号ソロを浴びて同点に追いつかれてしまう。さらに、2死1、2塁のピンチになったところで、ベンチは由伸を投入。栗山巧にライト前へ運ばれて、森友哉がホームに突っ込みセーフ判定も、福良監督のリクエストによりビデオ判定へ。由伸は「最初のいきなりライト前打たれた時は、まだ微妙だなと思ったので、何か修正しないとと思って、リクエストの時間の間に、いいバランスといい投球リズムを修正しようと思いました。あのリクエストはいいタイミングでしたね」と振り返っていたが、このリクエストは時間が稼げた上、判定がアウトに覆ったため、福良監督の判断が正しかったと言えるだろう。 由伸は続く9回も回跨ぎで登板。この回は“オリの神童”の本領を発揮したナイスピッチング。本人も手応えがあったようで「2イニング目はヒットを1本許しましたが、カットボールの感覚が良く、カットボールが良い時は真っ直ぐの感覚も良いのでしっかりと修正できて、いい自信にもなり、いい感覚を思い出せました。これからも身体のコンディションを整え、言い訳の無いピッチングをしたいです」と、17日に20歳の誕生日を迎えるため、この日が10代最後となったピッチングについて語るとバスに乗り込んだ。 福良監督も「由伸はきょう結果が出たから変わるんやないですか。また自信持って行ってくれたらいい」とこの日のピッチングを評価。また、強力な西武打線を相手に延長12回を1失点に抑えた他の投手陣に関しても「防戦一方でしたけどね。ピッチャーは全員頑張ってくれた。神経使う打線ですからね」と労い、11回に登板し好投を見せたベテランの岸田護を高評価。由伸と岸田の2人がこの日の収穫と述べていた。一方、打線に関しては「ミスしてたらどうしようもない。ガンガン打てる打線じゃないし、細かいことをキッチリやっていかないとなかなか点数は入らない」と苦言を呈した。 オリックスにとって“鬼門”であるメットライフドームでの西武戦は早くもこの日が今シーズン最終戦。3連敗2回を含む2勝8敗2分けと今年も“鬼門”のイメージを払拭できなかったが、福良監督は「西武とはまだありますから。きょうは負けなくて良かったです」と語り、17日から大阪に戻り2.5ゲーム差で迎える3位ソフトバンクとの3連戦に切り替えていた。 今回の西武3連戦は1勝1敗1分けの痛み分け。17日はオリックスが西勇輝、ソフトバンクは千賀滉大が予告先発として発表されている。京セラドーム大阪で18時試合開始予定。取材・文・写真 / どら増田、舩橋諄
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スポーツ 2018年08月17日 12時00分
日本ボクシング連盟・山根明元会長告発文が飛び火する日大問題第2R(2)
「ある進学塾が実施した6月の全国模擬で、日大系列を志望する中高校生が増えました。本当です。'21年開始の新センター試験の内容が分からないため、それを避けるため、日大系列に入ろうと考えたからです」(進学塾講師) 学校運営や組織はガタガタでも、新試験制度に救われたようだ。だが、その時まで大学が存続していない可能性も一部で指摘されている。 いまだアメフト部の問題を解決できない日大の窮地は、まだまだ続きそうだ。「肝心のアメフト部員たちですが、秋のリーグ戦からの復帰に若干の期待をしていた学生もいました」(体協詰め記者) ある学生が匿名を条件にこんな話をしてくれた。「大学でアメフト競技を終える仲間も多いんです。4年生は絶望的。でも、3、4年生の中には『大学を留年して完全燃焼したい』という声もあったんですが、『留年してまで残る価値のある大学なのか?』と話す部員もいました」 悪質タックルが露見した時点で、経営トップの田中理事長が謝罪していれば、結果は違っていたのかもしれない。しかも、橋詰新監督の経歴を指して、警戒する学生もいるという。 「解任した前コーチの中に、橋詰氏と同じ立命館大学の出身者がいたんです。部員たちの間では、そのコーチが一番暴力的で怖かった、と。橋詰監督はどんな指導をするのか、しばらくは距離を置いての付き合いになりそう」(同) 橋詰新監督は米オクラホマ大学への留学経験もある。同大学の攻撃的隊形を立命館大に持ち込んだ人物だ。 日大はこれまで培ってきたものを捨てて「橋詰カラー」を学ばなければならないため、今後、長期の低迷を予想する関係者は多い。 「田中理事長はようやく、大学のホームページでお詫びを出しました。『学生ファーストで』とか言っていましたが、山根会長の件も重なり、危機管理学部の授業形態がおかしいとの指摘も受けていました。日本大学全体が危機にあります」(前出・元職員) 学生たちからの信頼回復はまだまだ不十分。山根会長を連れてきたのも田中理事長である以上、その責任は免れないだろう。
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スポーツ 2018年08月17日 06時45分
オリックス担当記者が分析、10年目の『夏の陣』7年振りに勝ち越しでCS進出へ弾みを!
オリックスの毎夏恒例の人気イベント『Bs夏の陣2018』が7日から12日まで開催された。今年は10年目の節目を迎えるとあって、ビジョンでも懐かしの映像が流され、10周年を記念したアニバーサリーグッズも大ヒット。また、ダイヤモンドをイメージしたユニフォームも「カッコいい」との声が多かった。 昨年は“守りに入った”イメージがあっただけに、再び斬新なデザインになったのは歓迎すべきこと。“守護神”増井浩俊は「今までオリックスの企画ユニフォームはカッコいいなと思っていたので、それを自分が着られるのは嬉しいですね」と笑顔で話してくれた。▼8月7日〜12日 オリックス戦績【対 埼玉西武ライオンズ 京セラドーム大阪】7日●アルバース 0-6 多和田真三郎○8日●金子千尋 6-7 高橋光成○9日○ディクソン 7-6 今井達也●【対 千葉ロッテマリーンズ 京セラドーム大阪】10日○西勇輝 2-1 二木康太●11日○山田修義(先発はローチ) 6-3 益田直也●(先発はボルシンガー)12日○ローチ(先発は東明大貴) 3x-2 岩下大輝●(先発は種市篤暉)※延長10回※106試合49勝53敗4分けのパ・リーグ4位。首位の西武と12.5差、CS進出圏内3位のソフトバンクと3.0差。8月15日現在。 以前にも書いたとおり、オリックスファンにとって『夏の陣』は一番人気のイベントなのだが、勝率が悪い。勝ち越したのは10年の歴史の中で、2011年のみ。今年もいきなり2連敗を喫したため、「今年も勝てないのか…」といった嫌なムードが漂っていたが、その後、チームは4連勝。まるで日本シリーズのような展開で7年振りの勝ち越しを決めた。 最終日の試合後には、10周年を記念したメモリアルイベントも開催され、チームがサヨナラ勝ちという最高の形で勝ち越しを決めたことで、数多くのファンが京セラドーム大阪に残っていた。やはり、「イベント試合に弱い」イメージは払拭するべきで、勝つと負けるでは演出や企画に対する評価も大きく変わってしまう。 そういった意味では、今年勝ち越せたのは、最低でもCS進出を目指すチームにとっても意義のあること。7月の8連敗の始まりとなったロッテ相手に3連勝のお返しもできた。好調だった西野真弘が怪我により離脱したのは痛いが、ファームではT-岡田が実戦復帰を果たすなど、まさに今が踏ん張りどころ。 現在、ロッテ、ソフトバンクと三つ巴でCS進出争いを展開しているが、週末に行われるソフトバンク戦がひとつのポイントになりそうだ。CSに進出するためには、ここでの負け越しは許されない。夏の陣の勝ち越しをCS進出への弾みにしてもらいたい。取材・文・写真 / どら増田、垪和さえ
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スポーツ 2018年08月16日 21時15分
ネット上も驚き アルゼンチン代表FWメッシが年内の代表参加を休止
現代における最高のサッカー選手として、全世界に名を轟かせているリオネル・メッシ。所属するバルセロナ(スペイン)では、UEFAチャンピオンズリーグ(4回優勝)をはじめとした数々のタイトルを総なめにし、母国アルゼンチンではキャプテンとして代表チームを牽引してもいるその名手が、年内の代表参加を見送るという決断を下したという。 既に複数のメディアによって、相次いで報じられている今回の一件。現時点では、年内に3試合が予定されている国際親善試合には出場しないと目されており、年が明けた2019年に行われるコパ・アメリカ(南米選手権)への出場も予断を許さない状況であるという。また、中にはこのまま代表のユニフォームを脱ぐのではないかと指摘している報道も見受けられた。 稀代のスーパースターが下した重大な決断は、当然のことながら全世界に少なくない衝撃をもたらしており、日本のネット上にも「待って待って待ってメッシが…」、「え?引退するのこれ??」、「お願いだからアルゼンチン代表辞めないで」といった驚きの声が挙がっている。 31歳という円熟期で臨んだ先のロシアW杯では、後に優勝国となるフランスに敗れ失意の16強に終わったメッシ。4年後の2022年に行われるカタール大会では35歳になるということを考えると、このタイミングで自身の将来を今一度見つめなおしているのかもしれない。 また、メッシは前キャプテンアンドレス・イニエスタ(現ヴィッセル神戸)の後を受け、今季からバルセロナの新キャプテンに就任してもいる。今まで以上に期待と責任を背負うシーズンに向け、一旦クラブでのプレーに集中したいと考えていても不思議ではないだろう。 2005年8月17日の親善試合(対ハンガリー代表)でフル代表デビューを果たし、これまでに128試合出場・65得点を記録してきたメッシ。その数字がここで止まってしまうのか、それとも再び動き出すのか。今回の決断に関する、今後の続報が待たれるところだ。文 / 柴田雅人
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2025年08月05日 23時00分
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野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
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豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
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2025年07月21日 12時00分
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宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
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2025年07月14日 17時00分
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元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
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2025年04月28日 19時03分