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“闘う電通マン”K-1に挑戦

 電通マンが血を流して闘った。K-1のトライアルリーグが20日、東京都大田区のゴールドジムで開催された。注目されたお笑い芸人KICK☆が判定勝ちで結果を出した一方で、特筆すべき一戦だったのが前代未聞の電通社員対決。この”同門対決”に待ち受けていた結末は。

 K-1が日本人選手育成のために昨年から開催している同トライアウト。この日は今年の第1回目となる興行「トライアルリーグ」が行われ、今トライアウト目玉選手のお笑い芸人KICK☆が宮本翔平に判定勝ち。谷川貞治イベントプロデューサーからは「思ったよりも強かったね」と及第点をもらい、6月のトライアウトでの“See you next fight”を命じられた。
 KICK☆に話題が集まった今大会だが、注目の一戦はそれだけではなかった。エキシビジョンで行われた現役の電通社員による“同門対決”だ。
 会社では違う部署で働き、社内で顔を合わせた際にあいさつする程度の間柄という2人だが、リングではK-1の査定が懸かっていることもあり、互いに一切遠慮することなく激しいファイトを展開した。
 正道会館に所属し、軽量級で優勝した実績のある大渡博之に、まだプロのキックボクシングキャリアが1年という41歳の高橋功が果敢に攻め込む展開。大渡が上下段にキックを蹴り分ければ、少林寺拳法の経験がある高橋が相手の懐に飛び込みショートレンジのパンチを放つ。両者ともさすが電通マン、と思わせるバイタリティーのある素早いムーブでスピーディーな攻防を繰り広げた。
 だが、試合は大渡のかかと落としを高橋が額に食らって流血。そのままドクターストップとなってしまった。
 よもやの結末に試合後は「こんな結果になってすみません」(大渡)「あれで(額が)切れちゃうとは…。またリベンジしたいです。次のオファーを待ってます」(高橋)と互いを気遣った。
 電通マンがしのぎを削った前代未聞の“同門対決”。決着こそつかなかったが、この対決を観戦したK-1関係者は「今度は電通vs博報堂とかやったら面白いな」と次なる“夢対決開催”をブチ上げていた。

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