“性悪男”鈴木みのると最凶軍団ブードゥー・マーダーズ(VM)から勧誘を受けていた太陽ケア。この日の試合終了後、VMからあらためて勧誘を受けたが、ケアは握手せず。そこにみのるが現れ「お前誰のためにプロレスやってんだ」と問いかける。さらに「オレはもう一度全日本のテッペンに行く。一緒に行こう」と共闘を呼びかけるとケアはみのるとガッチリ握手。東京愚連隊も加わり、新軍団が誕生した。
「善と悪の全日本プロレスは終わり。すべて力で排除してやる」と宣言したみのる。ジャンケンで東京愚連隊が勝利し、軍団名は「GURENTAI」に決定した。
みのる、ケア、愚連隊がそれぞれリーダーだと主張するなど、我の強い面々が集ったGRENTAI。王道マットの勢力図を塗り替えることになるか。
また、VMの一員として“アラブの殺し屋”アル・ダバリが全日マット初登場。初戦を白星で飾った。
世界ジュニアヘビー級王者・シルバー・キング&“brother”YASSHIと組み、土方隆司&真田聖也&大和ヒロシと対戦したダバリ。トレイン攻撃など悪の連携でペースを握ると、最後はダイビング・ボディプレスで大和ヒロシを圧殺した。試合後は報道陣に向かって俗語を連発。殺気に満ち溢れていた。
一方、世界ジュニアの前哨戦で敗れた土方は「29日に結果を出す。全身全霊でベルトを獲りにいきます」と悔しさを噛み殺していた。