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四面楚歌の山根会長 ガッツ石松、トミーズ雅…元プロからのコメント続々

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 日本ボクシング連盟の山根明会長が追い詰められている。助成金の流用や、試合の不正判定、連盟の私物化など数々の疑惑が取り沙汰されている。連日テレビに出て釈明会見をするも、その特異なキャラクターがむしろ面白がられている印象も受ける。

 長年にわたり、アマチュアボクシング界に“帝王”として君臨してきた山根会長に対する、プロたちからの厳しい意見も相次いでいる。

 ロンドン五輪の金メダリストであり、WBA世界ミドル級王者の村田諒太選手は、五輪の決勝戦でセコンドを山根会長の息子に急遽変えられ、「リングの下にもうひとりの敵がいた」と名言を残している。村田選手はフェイスブック上で、「何よりも現役アマチュアボクサー達にとって良い環境になるよう願っている」と言葉を選んだコメントを発表している。

 一方で、元プロボクサーでお笑い芸人のトミーズ雅は、4日放送の関西系の番組『せやねん!』(MBSテレビ系)において、村田選手のセコンド交代について、「ボクサーは戸惑う」、さらに、インターバル(休憩)時間に口に水を入れる回数を変えたことについては、「選手にとってフラストレーション(ストレス)になる」と元プロならではの視点から苦言を呈した。

 元WBC世界ライト級チャンピオンでタレントのガッツ石松は、6日放送の『ワイド! スクランブル』(テレビ朝日系)に出演し、山根会長とは面識があるとし、「良きにしろ、悪きにしろ、真っ正直な人」「何がなんでもボスになりたかったのでは」と人柄と騒動の背景を語った。

 これらのプロの言葉は、山根会長にゆるやかな引導を渡すものでもあるだろう。さらに、一部では、連盟の山根会長派の理事が電撃辞任とも報じられている。まさに四面楚歌となった山根会長の今後の動向にも引き続き注目が集まりそうだ。

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