山根明会長の独裁国家だったということから、「何が怖かったのか?」とゲストらが疑問視する中、“ボクシング好き”としても知られるコメンテーターのダウンタウン・松本人志は「ワイドショーの悪いところが出ている」と一言。会長が地方に宿泊する際には、豪華な果物や飲み物などが用意されていることについて、「会長ともなると水やフルーツくらいはありますよ」と語った。
続けて、自身の境遇とも照らし合わせ、「俺らだって楽屋にお菓子くらいあるもんね」とコメント。ゲストのヒロミが「ダウンタウンの楽屋も(山根会長の宿泊先と)同じようなもの」と揶揄すると、松本は慌てて否定していた。松本はもちろん会長が一番の悪としながらも、「下の人たちも悪い」と言い、「ショッカーの首領の下で忖度する地獄大使や死神博士も悪いねん」と例えていた。
このコメントとは違った見解を示したのが、同じく“ボクシング好き芸人”の千原兄弟・千原ジュニア。7月31日放送の『ビビット』(TBS系)で、今回の騒動に驚きはなかったと言い、「いつかはこうなるだろう」と予想していたとのこと。かねてから山根会長に気に入られるかどうかで、選手の勝敗が左右される噂はあったことを明かした。
また、試合会場で偶然山根会長が隣に座っていたことがあったそうで、「アマチュアの選手が列をなして挨拶に来ていた」「(噂のことを)知っていたから、ちょっと異様な感じがした」と振り返っていた。
3日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)で山根会長と直接対峙したのが、極楽とんぼ・加藤浩次。翌4日深夜の自身のラジオ番組『極楽とんぼオレたちちょこっとやってまーす!』と『オレたちゴチャ・まぜっ!〜集まれヤンヤン〜』(MBSラジオ)で「大変だったぜ」と大笑い。「はっきり言うよ。この人の下につくと大変だと思った」と回顧する。山根会長については、「自分が正解」という信念で生きている人とし、「(そういう人とは)“会話って成立しねぇんだな”って」と述懐。今の時代を生きていくには、昔だけのやり方ではなくアップデートが必要だとうながした。
芸人コメンテーターの意見は、“山根会長が悪”としながらも三者三様。これからこの騒動がどのように収束していくのか? そして、芸人コメンテーターはどんなコメントを残すのか? 今後も注目していきたい。