既に複数のメディアによって、相次いで報じられている今回の一件。現時点では、年内に3試合が予定されている国際親善試合には出場しないと目されており、年が明けた2019年に行われるコパ・アメリカ(南米選手権)への出場も予断を許さない状況であるという。また、中にはこのまま代表のユニフォームを脱ぐのではないかと指摘している報道も見受けられた。
稀代のスーパースターが下した重大な決断は、当然のことながら全世界に少なくない衝撃をもたらしており、日本のネット上にも「待って待って待ってメッシが…」、「え?引退するのこれ??」、「お願いだからアルゼンチン代表辞めないで」といった驚きの声が挙がっている。
31歳という円熟期で臨んだ先のロシアW杯では、後に優勝国となるフランスに敗れ失意の16強に終わったメッシ。4年後の2022年に行われるカタール大会では35歳になるということを考えると、このタイミングで自身の将来を今一度見つめなおしているのかもしれない。
また、メッシは前キャプテンアンドレス・イニエスタ(現ヴィッセル神戸)の後を受け、今季からバルセロナの新キャプテンに就任してもいる。今まで以上に期待と責任を背負うシーズンに向け、一旦クラブでのプレーに集中したいと考えていても不思議ではないだろう。
2005年8月17日の親善試合(対ハンガリー代表)でフル代表デビューを果たし、これまでに128試合出場・65得点を記録してきたメッシ。その数字がここで止まってしまうのか、それとも再び動き出すのか。今回の決断に関する、今後の続報が待たれるところだ。
文 / 柴田雅人