今大会の結果いかんでは「今後の身の振り方も考えないと」と全日プロ最前線から身を引くことも辞さない覚悟の武藤。それだけに、先シリーズ終了後の翌々日から、社長業を返上し、昼はトレーニング、夜は治療と1人合宿を敢行した。さらに特製のスペシャルプロテインで体調を整えた。
また、開幕前から星取りのシミュレーションを開始。武藤は「勝負を捨てることはないけど、あすを見るのも大事だよ。どこが踏ん張りどころか見極めるのもね」と過去3度制した経験を生かし、リーグ戦をしたたかに戦い抜くつもりだ。
近年まれに見る大混戦で、最終戦にまでもつれるとにらみ「川田選手との試合で勝ち点2を獲れるか、がポイント」と語る武藤。策士の星取り戦略に注目だ。