スポーツ
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スポーツ 2018年12月24日 06時00分
イチローの現役復帰が内定!東京ドーム開幕戦にチラつく巨人の影
「選手・イチロー」は、東京ドームのバックスクリーンにスタメンとして名を連ねることができるのか…。 2019年3月20、21日にシアトルマリナーズが開幕2連戦を行うのは既報通り。その日本興行を盛り上げるためか、マ軍を率いるスコット・サーヴィス監督がこう断言した。 「イチロー抜きで東京に行くと思うかい? イチローも一緒にいく。スタメンかどうかは、まだ決めていない。でも、彼を日本で見られるということは間違いないよ」 イチロー(45)の現役復帰である。この発言は、米ウインターミーティングで出たもの。同会議に出席後、サーヴィス監督が一部メディアの要請に応じ、今オフの戦力補強に関する質問の中で、イチローのことも答えたのである。 同会議を取材した米国人ライターがこう続ける。 「マリナーズは世代交代を進めるため、主力クラスのベテランも放出しています。放出する一方で、ニュースになるような若手の有望選手の獲得がまだ見られないので、イチローのことも聞かれたんです」 45歳のイチローを現役復帰させるのは、世代交代のチーム方針に逆行するが、サーヴィス監督は「彼は特別な存在」とも語っていたそうだ。もっとも、2018年5月の“引退会見”では、「スペシャルアシスタントアドバイザー」就任と同時に、「チームに帯同して練習は続ける」と、現役復帰への足場作りも示唆していた。 「東京ドームで公式戦をやるにあたって、日本人プレーヤー、それも絶大な支持を受けているイチローを抜きにして興行が成り立つわけがない。来年は現役に復帰している」(スポーツ紙記者) そんな声も多く聞かれた。 イチローの代理人を務めるジョン・ボッグス氏も年内契約を目指している旨を明かしている。主軸バッターであるロビンソン・カノ(36)、ア・リーグ最多セーブを挙げたエドウィン・ディアス投手(24)を放出するなど、マ軍は選手の入れ換えが激しい。さらに、レギュラー右翼手であるハニガーもトレード放出が噂されている。カノの放出によって、中堅手のゴードンが二塁にまわる。この時点で外野の3つのポジションのうち、2つが空いたことになる。 「ギャメルが期待されているんですが、打率2割7分台で首脳陣はまだ合格点をつけていません。レイズからスミスを補強しましたが、レギュラーを前提としたトレードだと報じられています。今、メッツとの間でもトレードが噂されていて、マ軍は外野手を狙っているそうです。イチローは4番手か5番手の外野、でも、ギャメルがオープン戦で結果を出せなければ、スタメン出場も十分にあり得ます。また、ギャメルに不安が残るから、イチローの現役復帰が叶ったとも判断できます」(前出・米国人ライター) こうしたイチローとマリナーズの動きに関して、日本のプロ野球界ではこんな“憶測”も重ねられている。 「イチローは巨人入りした岩隈久志(37)に一目置いています。右肩にメスを入れた後のリハビリに対するマジメさ、練習熱心さを評価していました。巨人はイチローとの関係を構築する目的もあって、岩隈にオファーを出したのではないか、と。日本興行が終わった後、契約が切られるなんてイヤな見方も一部ではされています」 19年開幕戦の舞台となる東京ドームは、巨人の本拠地でもある。巨人関係者も強い関心を持っているはずだ。途中解雇なんてことにならないよう、好スタートを切ってもらいたいものだ。(スポーツライター・飯山満)注釈/スコット・サーヴィス監督について,一部メディアでは「サービス監督」「サーバイス監督」と表記しておりますが、当サイトは廣済堂出版刊「メジャーリーグ選手名鑑」を参考にいたしました。
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スポーツ 2018年12月23日 17時40分
トップはやはりあの選手?球界の“フランチャイズプレイヤー”たち【パ・リーグ編】
前回は、セ・リーグ6球団の該当選手について取り上げた球界の「フランチャイズプレイヤー」。稿が変わった今回は、パ・リーグ6球団の該当選手について以下に触れていきたい。 10年ぶりの優勝を果たした埼玉西武は、中村剛也(2002年〜)、栗山巧(2002年〜)の2名が在籍年数トップ。FAやポスティングでチームを去る選手も少なくない中、この両名は共にFA宣言をした上で残留し、今でも変わらずファンの前でプレーを続けている。 シーズン2位から2年連続の日本一を掴んだソフトバンクは、明石健志(2004年〜)が最古参。ちなみに、明石は同僚の和田毅、山崎勝己(オリックス)、寺原隼人(ヤクルト)と共に、残り4名となった“ダイエー戦士”の一角を担ってもいる。 前年5位からAクラスに復帰した3位日本ハムでは、中田翔(2008年〜)、宮西尚生(2008年〜)の2名が該当。かたや主砲、かたやブルペンエースとして、どちらもチームに欠かすことができない選手であり続けている。 4年連続Bクラスとなったオリックスは、岸田護(2006年〜)がチーム一筋を継続中。それまでトップだった金子弌大(2005年〜2018年)が日本ハムに移籍したことで、その座は岸田に移ることとなっている。 前年最下位から1つ順位を上げた5位ロッテは、福浦和也(1994年〜)が最古参選手。今季見事に2000本安打を達成した“幕張の安打製造機”は、全12球団の中でもダントツの在籍年数を誇っている。“球界のレジェンド”と称しても、全く差し支えはない名選手だ。 2015年以来となる最下位に沈んだ楽天は、銀次(2006年〜)、青山浩二(2006年〜)の2名が球団創設2年目から現在まで在籍中。黎明期を知る選手も少なくなってきていることを考えると、この両名はチームにとって非常に貴重な人材であるといえるだろう。 以上が、パ6球団の「フランチャイズプレイヤー」の内訳となっている。前回紹介したセ6球団の選手を含め、彼らには1年でも長く在籍年数を伸ばしてもらいたいところだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年12月23日 17時30分
まだまだやれる選手ばかり?球界の「フランチャイズプレイヤー」たち【セ・リーグ編】
海外のスポーツ界において、しばしば用いられる言葉である「フランチャイズプレイヤー」。他チームへの移籍を経験せず、現役初年度に入団したチームに在籍し続ける選手を指す言葉だ。 日本では、「最古参」という言葉でも置き換えられる、この「フランチャイズプレイヤー」。生え抜き信仰が強いプロ野球でも数多くの選手が該当するが、各球団で1番の在籍年数を誇るのは一体誰なのか。今回はセ・リーグ6球団を対象に、それぞれの「フランチャイズプレイヤー」を以下に見ていこう。 今季3連覇を果たした広島は、石原慶幸(2002年〜)が最古参。万年Bクラスの“暗黒時代”からチームを支えるベテラン捕手は、主にクリス・ジョンソンの相方として今季も58試合に出場している。 昨季最下位から2位に躍進したヤクルトでは、畠山和洋(2001年〜)が該当。近年は度重なる怪我に悩まされているが、優勝した2015年には打点王(105打点)を獲得するなど、万全の状態ならば怖いバッターだ。 3位に甘んじた巨人の古株は阿部慎之助(2001年〜)。昔は捕手、現在は一塁手として出場を続ける強打者は、プロ1年目から今季まで18年連続で2ケタ本塁打をマークし続けている。 3年連続のAクラスを逃した4位DeNAは、石川雄洋(2005年〜)が前身の横浜時代から在籍。ちなみに、チームがDeNAへと移行した2012年には、初代キャプテンに就任してもいる。 6年連続のBクラスに終わった5位中日は、山井大介(2002年〜)がチーム一筋で在籍。それまで在籍年数トップだった荒木雅博(1996年〜2018年)が今季限りで引退し、繰り上がりでトップの座に就いている。 2001年以来の最下位に沈んだ阪神の該当選手は鳥谷敬(2004年〜)。今季途中まで連続試合出場(1939試合)を続けた“虎の顔”は、自球団のファンのみならず他球団のファンからも広く人気を博している。 以上が、セ6球団の「フランチャイズプレイヤー」たちである。なお、パ・リーグ6球団の該当選手に関しては、稿を改めて取り上げたいと思う。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年12月23日 15時30分
今オフは獲得の価値あり?阪神の強さを支えた“他球団の”助っ人一塁手
「阪神が強かった年と言えば?」。恐らく、オールドファンの方々なら迷うことなく1985年と答えるのだろうが、リアルタイムで見ていない筆者にとっては2003年、2005年、そして2010年の3つが有力候補である。 2003年と2005年は、阪神がリーグ優勝を果たした年。そして2010年は優勝こそならなかったものの、チーム打率「.290」と打線が猛威を振るった年。どの年も甲乙つけがたいが、いずれも阪神が強かった年だ。 ところで、先述した3つの年には、とある共通点があることをご存知だろうか。それは、他球団でのプレー経験がある外国人野手助っ人が、一塁手としてスタメンに名を連ねているということである。 1985年以来となるリーグ優勝を果たした2003年で該当するのは、元オリックスのジョージ・アリアス。前年から阪神に加わっていた大砲は「打率.265・38本塁打・107打点」をマークし、一塁手としてゴールデングラブ、ベストナインも獲得した。 2年ぶりの王者となった2005年は、アリアスと入れ替わるように広島からアンディ・シーツが入団。この年「打率.289・19本塁打・85打点」と出色の働きを見せ、一塁手でゴールデングラブにも輝いた。 前述のチーム打率を記録した2010年に、打線を牽引していたのが元埼玉西武のクレイグ・ブラゼル。「打率.296・47本塁打・117打点」を記録し、一塁手部門でベストナインに選出された彼の存在がなければ、チームがここまでの高打率を記録することはなかっただろう。 “法則”とまでは呼べないかもしれないが、前述したように強い年にはいずれも当てはまっているこの共通点。自前の助っ人野手がイマイチという近年の状況を考えると、他球団から人材を募る方向にシフトした方がいいようにも思える。 今オフの自由契約選手の中には、ブランドン・レアード(元日本ハム)、ブラッド・エルドレッド(元広島)といった“適任”となり得る選手も含まれている。最下位脱出の、そして“猛虎復活”の起爆剤として、彼らの獲得を検討してみるのもいいのではないだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年12月22日 17時40分
期待が高まり続ける根尾昂と藤原恭大 「果報は寝て待て」の気持ちも大事では?
「甲子園のスター」という肩書は、やはり人々を惹きつけるのだろう。今年春夏連覇を成し遂げた名門大阪桐蔭から、共にドラフト1位でプロ入りした根尾昂(中日)、藤原恭大(ロッテ)についてである。 かたや投打の二刀流(その後野手専念表明)、かたや強打の長距離砲として、名門の中でも抜群の存在感を放っていたこの2名。それぞれの球団、そして球界の未来を担う俊英として、日に日にその期待は高まりつつある。 この両名に対し大きな期待がかけられることは、冒頭の経歴を考えると十分に理解できる。ただ、ドラフト後の報道やネット上の声を見ていると、少々期待値が高くなり過ぎではないかという思いもある。 高校野球界ではスターだった根尾と藤原だが、プロ野球界ではまだ足を踏み入れたばかりの“新参者”。体力づくりや木製バットへの対応、守備面の向上など取り組まなければいけない課題はたくさんあるだろう。 名門で心身ともに鍛えられた両名のことだから、きっと今の内からできる範囲で準備は進めているはず。しかし、このまま注目度や期待が高まり続けると、それがマスコミの取材攻勢やファンのサイン攻めといった“喧騒”を生み、結果的に彼らの取り組みを妨げてしまう可能性も否定できない。 そもそも、高校を出たばかりの19歳の若者に、いきなりセンセーショナルな活躍を期待するのも無理な話だ。過去の高卒1位野手を見ても、1年目にいきなり新人王を獲得したのは清原和博(西武/1986年)と立浪和義(中日/1988年)の2名だけ。高卒1位野手が1年目から活躍することが、どれだけ難しいことなのかは火を見るよりも明らかだろう。 山田哲人(ヤクルト)、坂本勇人(巨人)、筒香嘉智(DeNA)といった今をときめく高卒1位野手たちは、1年目は二軍でじっくりと力を溜めこみ、2年目以降に大きな飛躍を果たしている。根尾、藤原の両名に関しても、ルーキーイヤーから過度な期待をかけるよりは、「果報は寝て待て」の気持ちで気長に見守る方が吉と出るのではないだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年12月22日 17時30分
【DeNA】『ハマの小さな大魔神』山崎康晃「来季は投手陣を引っ張る」
今や侍ジャパンでも、ストッパーを務めるまでになった山崎康晃。今シーズンは4月10日のジャイアンツ戦で4セーブ目をマークし、日本人最速となる通算100セーブを記録。最終的にルーキーイヤーと同じ自己タイの37セーブを挙げ、自身初タイトルとなる最多セーブの栄冠も手にした。この成績に球団も最大限の評価で応え、1億円アップの推定2億5千万円で契約を更改。これはベイスターズのレジェンドストッパー“大魔神”佐々木主浩氏を超え、5年目として球団史上額となり、まさにバラ色のオフを迎えた。 まさしくベイスターズの顔となっている山崎は、オフのイベントに引っ張りダコ。ファンサービスの神対応は有名なだけに、自らを「おしゃべりお化け」と名付けるほど積極的にトークショーに参加している。内容はプライベートにも言及し、オフはシーズンで疲れた身体を休めるべくリラックスして過ごしているとのことだが、他にもドライブや、たまには映画を観ることもあるらしく、「レイトショーでポップコーン、ホットドッグ、チュリトス、そしてコーラで最高の時間を過ごす」と、ファンも思った通りの高カロリー好きな一面を明かすなど、サービス精神溢れるトークを繰り広げている。 もちろん今シーズンの振り返りを問われることが多くなるが、チームとしてはクライマックスシリーズにも進めない状況だったこともあり、プライベートの話とは一転して真面目モードになってしまう。自らも苦しい場面はあり、特にホームゲームでの成績は決して良くなかったこともあり、「悔しい。苦しい状況が続いたシーズンだった」と振り返り、「来年は横浜のユニフォームを着て最後まで戦いたい」と翌シーズンに向けた抱負を口にした。そのためにも、「ドラフトで入団した若い投手とも積極的にコミュニケーションを取る」と、投手陣を引っ張って行く覚悟も芽生えた。 「勝って終われるような組織に」をチームの目標に掲げるなど自覚十分だが、「オフから身体を絞って、作り直す」の発言には、チームメイトの宮崎敏郎にも「ホーーー」と“ホントに出来るのか”的な半信半疑のリアクションを取られてしまう山崎。これも愛されキャラでならではのエピソード。“小さな大魔神”の周りにはいつも笑顔の花が咲く。来季の最後には笑顔の花の中心で、胴上げされていることを願っている。 写真・取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2018年12月22日 06時30分
卓球・張本選手、中国選手を撃破して中国で大炎上 原因はフェイクニュース?
16日、卓球男子世界ランク5位、15歳の張本智和選手が同4位の中国・林高遠選手を撃破し、グランドファイナルのシングルス史上最年少優勝を飾った。しかし、それが中国のネット上で思わぬバッシングを呼ぶことになった。 この優勝を受けて、中国のネットユーザーは張本選手のフェイクニュースを作ったようだ。内容は、張本が昔の取材で「家族全員揃って日本に帰化し父に感謝している」「中国を倒して優勝したい」と発言したというもの。昨年の夏休み期間に張本は四川省チームと合同訓練し、現地のファンから痛烈なブーイングが浴びせられたことも再び取り上げられた。 そのデマ情報は中国最大のSNSであるWeibo(ウェイボー)で拡散されて、大騒動に。「国を捨てた奴は国の資源を利用しないでくれ」「張一家が売国奴だ」「ご先祖も墓から怒って飛び出してくるぞ」などと批判が噴出している。 張本選手の両親は中国四川省出身の元卓球選手。来日後は仙台でコーチとして活動している。2014年に父の張宇氏と妹の美和選手とともに日本国籍を所得して帰化、張から張本になった。元中国卓球女子代表の母・張凌氏は、いまだに中国籍のままだという。 「中国は愛国主義思想が強く、選手の“裏切り”を絶対に許しません。張本選手のように帰化した選手は中国を捨てたとみなされる。中国国民から嫌われてもしょうがない」(スポーツ記者) 今回の炎上に対し、日本のネット上では、「張本君の悪口を言う人は民度が低い」「血統主義はよくない」「中学生相手に大人たちがネット上で中傷、そんなことをして恥ずかしくないのか」と擁護する声がある。 中国メディアは、「東京五輪では、張本智和が卓球強豪・中国代表チームの最大のライバルになる」と報じている。中国卓球界のレジェンドである中国卓球協会の劉国梁会長も、張本について「国籍を捨てるまで勝とうという執念の強い者、すごい度胸、さすが一流なアスリート」と絶賛した。 誹謗中傷を乗り越え、張本選手がさらに飛躍することを期待したい。
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スポーツ 2018年12月22日 06時30分
貴ノ岩「暴行事件」で問われる相撲協会トップの指導力不足と“責任論”
なんとも後味の悪い結末だ。1年前の悲惨な暴行事件の「被害者」が、一転して「加害者」になり、引退に追い込まれたのだ。 自分の付け人に暴力をふるった幕内力士・貴ノ岩(28=千賀ノ浦部屋)は、事件発生から3日後の12月7日に引退会見を開き、「自分の気持ちの弱さ。自覚が足りなかった」と頭を下げた。自分に暴行を加えた元横綱日馬富士と同様、潔く引退して幕引きを図ったわけだが、相撲界が負ったダメージは本人の想像以上に大きい。 「伝統的な体罰、いわゆる“かわいがり”による暴行死の発覚以来、相撲協会は表向き暴力の根絶に取り組んできた。しかし、その後も全く暴力事件を止めることができていない。大相撲界の暴力に対する認識の甘さを改めて浮き彫りにしたわけで、相撲協会のメンツが吹き飛ぶ事件になりました」(スポーツ紙記者) 相撲協会は、今年の10月末に7項目からなる「暴力決別宣言」を発表。現役力士はもちろん、親方や行事、床山まで含めた全協会員を戒めたばかりだったのだ。 こうなると、浮かび上がってくるのは八角理事長の指導力不足と責任論だ。「協会首脳は、すぐに『オレたちはこんなに努力している。これ以上どうすればいいんだ』と開き直るけど、どこまで真剣に取り組んでいるのか甚だ疑問です。八角理事長は、理事長室の奥に引っ込んでいるだけで、先頭に立ってみんなを引っ張っていこうという姿勢が見えない。事態が改善し、完全に暴力がなくならないかぎり、努力していないのと同じ。結局、トップの指導力がないと言わざるを得ない」(協会関係者) 問題改善に取り組んでいる最中、この1年あまりで、日馬富士、貴公俊、貴ノ岩と、3回も暴力事件が繰り返されているのだ。一般企業のトップであれば、とうの昔にクビが飛んでいる。 今回の事件発覚後も、八角理事長は、引退を決意した貴ノ岩を、「ちょっと待て。本当にそれでいいのか」と再三引き留め、自らに降りかかる火の粉を振り払うのに必死だったという。 「角界の暴力根絶を本気で願い、八角理事長を恨みながら退職した元貴乃花親方にしてみれば、『ほら見たことか』という心境でしょうが、この1年のすべての暴行事件に自分の弟子が関わっているため、表立って協会を批判することもできません」(前出・記者) 皮肉な“運命”だ。
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スポーツ 2018年12月22日 06時00分
内海はどうなる?人的補償で巨人を去った選手たちの翌シーズン
20日に発表され、各メディアによって大きく報じられた巨人・内海哲也の埼玉西武移籍。実績のある功労者が人的補償のプロテクト外だったという事実に、ネット上では様々な意見が噴出している。 長年過ごしたチームを離れる心境は本人のみぞ知る所だが、一度決まったことはもう覆らない。新天地となる埼玉西武では、古巣を悔しがらせるような活躍を見せてもらいたいところだ。 ところで、過去の人的補償選手の中には、巨人を離れることになった投手が7名いる。今回の内海と同じく新天地に赴くこととなったこの6名は、移籍1年目となる翌シーズンにどのような成績を残してきたのだろうか。 過去に巨人から人的補償で移籍した選手は川邉忠義(日本ハム/1996年)、平松一宏(中日/2002年)、工藤公康(横浜/2007年)、藤井秀悟(DeNA/2012年)、一岡竜司(広島/2014年)、平良拳太郎(DeNA/2017年)、高木勇人(埼玉西武/2018年)の7名。この7名は全て記載の1年目に一軍登板を果たしており、平松以外の6人は白星をマークしている。 白星を記録した6名の内、最も多い7勝を挙げたのは工藤と藤井の2名で、工藤はその内の3勝を古巣巨人からマーク。2007年の横浜は対巨人「8勝16敗」とかなり分が悪かったことを考えると、十二分の働きをしてくれたといえるだろう。 川邉・一岡・平良の3名は、移籍先での白星がプロ初勝利となっている。特に一岡はこの年「31試合登板・2勝0敗2セーブ16ホールド・防御率0.58」とブレークを果たしており、現在でも広島のブルペンを支える貴重な戦力となっている。 内海と全く同じパターンで移籍した高木は、8試合に登板し「1勝2敗・防御率8.69」と1年目は今一つ。ただ、今オフ参戦している「オーストラリアン・ベースボール・リーグ」では好投を続けており、2年目の飛躍へ順調に経験を積んでいる。 これまで残してきた実績を考えると、新天地でもすぐにチャンスが巡ってきそうな内海。過去の7名を全て上回るような、素晴らしい1年目を送ることはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年12月21日 21時30分
武藤敬司BATT vs. 蝶野正洋TEAM2000、プロレスリング・マスターズ2.15後楽園で実現!
WRESTLE-1の武藤敬司がプロデュースする『プロレスリング・マスターズ』2.15後楽園ホール大会の発表会見が20日、東京・銀座のARISTRIST LOUNGE GINZA 3で行われた。 今回は今年2月にマスターズで復活したTEAM2000と、8月に復活したBATTの対決が目玉となる。対戦カードは発表されず、武藤がBATTを、蝶野正洋がTEAM2000を率いて、スペシャル8人タッグマッチを行うことしか明らかにされていない。ただし、両選手ともに現在試合ができないため、2人が選抜したメンバーによる対抗戦になるとのことだ。 ちなみに8月大会で「来年も集まろう」と、来年の開催とBATTの再結集をアピールした馳浩衆院議員は、国会の会期中で今回は出場しない。武藤は「前回出なかったメンバーを呼ぶ」としているが、もともとBATTは構成員が多くないので絞られてくる。正式なメンバーで前回大会に出場しなかったのは、アントニオ猪木氏の引退試合の相手を務め、PRIDEなど総合格闘技でも活躍したドン・フライだけなのだ。フライが参戦するとなればかなり話題になるが、フライはTEAM2000にも在籍している。フライの動向は注目すべきポイントかもしれない。 蝶野は「TEAM2000は出入りが激しかった」と話していたが、その分、TEAM2000のメンバーは豊富。現在も現役を続けている選手も多い。前回は天山広吉&ヒロ斎藤&AKIRA、そしてスーパーJ(nWoスティング)が久々に来日し、話題となった。前回欠場した小島聡をはじめ、スコット・ノートン、金本浩二など入れ替わるメンバーを想像するだけでも当時の記憶が蘇ってくる。大仁田厚もTEAM2000として活動していた時期があった。またスポーツ選手やミュージシャンなどプロレス界以外の人物をメンバーに入れ、蝶野はTEAM2000というユニットを世間に向けて発信していった。現在バラエティやCMなどでお茶の間に登場する機会が増えている蝶野だが、この頃に打った布石が現在につながっているのだろう。 「Tシャツ作るだろ?そういうところから負けたくない」という武藤に対して、当時からアパレルに進出している蝶野は余裕の表情。既に他のカードも決まっているようで、蝶野は「凄いカードいっぱいあるよ」と笑った。 来年は2人にとってデビュー35周年ということもあり、来年の春あたりに武藤が復帰してからは何かしらの動きがあるかもしれない。既に4月にはグレート・ムタのアメリカマット参戦が決まっているという。BATTは新日本と全日本、そしてみちのくプロレスなどを股にかけた超党派ユニットだったことから、BATTとTEAM2000はほとんど絡んでいない。時空を超えて、ありそうでなかったものが見られるのもマスターズの大きな楽しみである。取材・文 / どら増田、萩原孝弘写真 / 舩橋諄
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