スポーツ
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スポーツ 2018年12月17日 21時30分
オカダ・カズチカ、外道からの勝利に喜びも、乱入のジェイ・ホワイトに怒り爆発!
新日本プロレス『Road to TOKYO DOME』▽14日 東京・後楽園ホール 観衆 1,723人(札止め) 「『あんなのに勝って喜んでる場合じゃない』って、みんな思ってると思うけど、俺は喜ばせてもらうよ」 オカダ・カズチカが外道との初シングルを制した。外道はマネージャーとして“レインメーカー”オカダを6年間支え、親子のような関係を築き上げてきた。自身のキャラクターの“産みの親”である外道との初シングルで勝利を収めたことをオカダは素直に喜んだ。 今年9月にオカダを裏切る形で、ジェイ・ホワイトのマネージャーに“転身”した外道はこの日、右腕を包帯で吊り、松葉杖をつきながら入場。マイクをつかむと「実は今朝、交通事故に遭いまして、試合ができる状況じゃありません。ということで、きょうの試合はキャンセルです」と明らかな自作自演劇を披露すると、場内は大ブーイングに包まれた。 外道がファンに毒づく中、オカダの入場テーマ曲がヒット。場内から大歓声が送られた。オカダはTシャツを着用し、バルーンを配る現在のスタイルではなく、最近ではビッグマッチでしか披露しないロングガウンの“レインメーカー”仕様で入場。この試合がオカダにとって、本当の意味で“親離れ”をする重要な試合だったことを象徴するシーンだった。 オカダがマイクを握り外道の“自作自演劇”を巧みに暴くと、外道はオカダとレフェリーにコールドスプレーをかける奇襲に出た。ナックルでオカダを倒すと試合開始のゴングを要求し、試合がスタートした。 試合は、オカダを誰よりも知り尽くす外道のラフ殺法にオカダは大苦戦。特に場外戦では外道がペースを握り、場内からは大オカダコールが発生。だが、なかなかオカダはペースを握らせてもらえない。試合途中からは外道のセコンドとして邪道も現れ、オカダを揺さぶり、急所攻撃からの外道クラッチであわやカウント3という場面もあった。 外道はメリケンサックを取り出し、制止したレフェリーともめている間に竹刀を持った邪道が介入しようとした。ここでオカダはフロントキックで邪道を突き落とすと、外道はレフェリーをオカダに投げて、メリケンサック攻撃を仕掛けるも、オカダはこれもかわしてリバースバックブリーカーを決め、フォールに行った。しかしレフェリーはいない。 ここで、後楽園2連戦には参戦しないとしていたジェイが乱入。ジェイは来年1.4東京ドーム大会でオカダと対戦する身だ。オカダはジェイの乱入を受けても冷静に対応していくが、さすがに分が悪い。英語実況席にいたCHAOSのロッキー・ロメロは見るに見かねて救出に入るが、ジェイのブレードランナーを食らってしまう。しかしジェイと外道の同士討ちに成功したオカダは、渾身のツームストンパイルドライバーから、レインメーカーを決めてカウント3。外道を沈めた。 満足げなオカダはグロッキー状態の外道の頭を強引に上げて挑発すると、再びジェイと大乱闘に。ジェイは新技のハーフクラッチスープレックスをオカダに決めてKOすると、自信に満ちた表情で控室へと帰っていった。 「あぁ…効くねぇ、スープレックス。勝ったよ。今の勢いあるバレットクラブから一本取った。ジェイも介入したけど、一本取った。まあ、最終的にジェイのスープレックスを食らったかもしれないけど。俺はこのホントに小さな小さな勢いかもしれない。ほんの少し風が吹いただけかもしれない。でもさ、俺ってそういうのに乗っていく男じゃん?そういうのに乗ってプロレス界をここまで盛り上げてきたじゃん?クソーッ!ジェイ、来るんだったら最初から前哨戦に来い、コノ野郎!」 試合後、オカダは“決別試合”を制した喜びに少しだけ浸ると、1.4ドーム大会へと頭を切り替えて、ジェイへの怒りを爆発させた。ジェイは翌15日の後楽園大会で外道と入れ替わる形で出場し、オカダと最後の前哨戦を制している。 オカダを棚橋弘至と対峙させてあっという間にモンスターに育て上げ、スーパースターに育て上げた外道は、オカダとジェイを対峙させることで、さらなる怪物に育て上げようとしている。今年の1.4ドーム大会での凱旋試合ではまだ頼りなさがあったジェイだが、夏の『G1クライマックス28』、外道との合体、バレットクラブ入りを経て、モンスターになる一歩手前まで来ている。そんなジェイを相手にオカダはどんな闘いを見せるのか。内容よりも結果が問われる試合になりそうだ。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2018年12月17日 17時40分
「ウオーきたー!」元巨人・山口鉄也氏が体験した“ミスターのハンドパワー”とは?
16日放送の『ジャンクSPORTS』(フジテレビ系)に、今季現役を引退した山口鉄也氏(元巨人)が出演。現役時代に体験した、巨人のある“伝説”について語った。 米マイナーリーグでのプレーを経て、2005年育成ドラフト1位で巨人に入団した山口氏。2007年に支配下登録を勝ち取ると、その後新人王(2008年/育成初)や、最優秀中継ぎ投手(2009年・2012年・2013年)といったタイトルを獲得。また、9年連続60試合登板(2008年〜2016年/プロ野球記録)という偉業を成し遂げ、その間の2014年には200ホールド(プロ野球史上初)も達成するなど、巨人のブルペンを長年に渡って支え続けた。 その山口氏が、冒頭の伝説を体験したのは2012年の春季キャンプ。山口氏によると、キャンプには「長嶋(茂雄)終身名誉監督が、春のキャンプによく視察に来られるんですよ。その時にピッチャーの中では、長嶋監督にちょっとでも触ってもらったらその年はすごい活躍する」という幸運なジンクスが存在していたという。 長嶋氏と話をする機会があり、その時に「左肩をポンポンと触られた」という山口氏。縁起のいい伝説の到来に、本人は「ウオーきたー!」とテンションMAXで、周囲も「内海(哲也)さんとかの方見たら『おおっ!?』みたいに驚いていて、『やったな!』みたいな感じで」と喜んでいたようだ。 その後シーズンに臨んだ山口氏は、「72試合登板(リーグ1位)・3勝2敗5セーブ44ホールド(リーグ1位)・防御率0.84」と大車輪の活躍でチームの日本一に大きく貢献。「その年本当にいい成績残せました」と、改めて“ミスターのハンドパワー”の好影響を振り返っていた。 今回の放送を受け、ネット上には「やっぱりミスターは神だわ」、「伝説通りに活躍した山口もすごいな」、「自分も長嶋さんに触ってもらいたい」といったコメントが寄せられている。ちなみに、山口氏と同じくゲストで出演し、2012年にノーヒットノーランを達成した杉内俊哉氏(元巨人他)も、その年のキャンプで長嶋氏から肩を触ってもらったそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年12月17日 17時30分
「力で勝ち取る!」棚橋弘至、ケニーとの前哨戦イーブンも、8度目の王座奪還宣言!
新日本プロレス『Road to TOKYO DOME』▽14日 東京・後楽園ホール 観衆 1,723人(札止め)▽15日 東京・後楽園ホール 観衆 1,726人(札止め) 「まずは報告を…4度目のMVP(東京スポーツ『プロレス大賞』)を勝ち取りました!ありがとうございます!東京ドームもケニーを倒して、8度目のIWGPチャンピオンになります!」 新日本プロレスの“エース”棚橋弘至が、年末の後楽園大会で「締められるところ」まで戻ってきた。「必ず闘いの真ん中に戻りますから」と言い続けて3年の月日が経とうとしている。 今年の1.4東京ドーム大会では、セミファイナルの1試合前で、ジェイ・ホワイトの凱旋試合の相手を務め勝利を収めたが、明らかにコンディションが悪かった。試合後の会見でボロボロになってしまった姿を見て、思わず目を覆いたくなった。その後、“冬の(雪の)札幌”での鈴木みのる戦で、ついに体が悲鳴を上げて1ヶ月の欠場に追い込まれてしまう。棚橋は「振り返れば『奇跡の2月』と言えるようにしたい」と前を向き、欠場した2月は負傷箇所のケアと、肉体改造、心のリフレッシュ期間に充てた。復帰会見では太ももから膝回りの筋肉を強化したと強調。しかし、膝に負担がかかるハイフライフローに変わる必殺技には不安がある。それでも飛び続けることを選択した。 3月の『ニュージャパンカップ2018』で準優勝、8月の『G1クライマックス28』で優勝と実績を積んで、再び東京ドームのメインの座に返り咲いた。G1での飯伏幸太戦、9月のオカダ・カズチカ戦では、ハイフライフロー3連発(ハイフライアタックを挟む場合をある)を披露していることから、膝は悪いなりにも良い状態を保てているのではないだろうか。夏以降、肉体改造もさらに進めており、膝への負担軽減と、エルボーや張り手などで与える打撃力の強化に磨きをかけているのだ。主演映画『パパはわるものチャンピオン』でも膝に爆弾を抱えたレスラー役を演じていた。実際の棚橋を知るファンからは「感情移入してしまった」との声も多い。専門誌やスポーツ紙の記者の投票で決まる『プロレス大賞』のMVPに選ばれたのも当然だろう。 しかし、棚橋にはまだ乗り越えるべき壁がある。それは来年の1.4東京ドーム大会で、超満員の中、ケニー・オメガからIWGPヘビー級王座を奪還し、ベルトを持って『プロレス大賞』の授賞式に参加することである。ケニーとの前哨戦は2試合行われたわけだが、両者とも意識をしていたのか、他の選手と比べて前哨戦と言うには絡む機会が少なく感じた。分かりやすく言えば様子見の前哨戦だったように思う。特に棚橋は両日ともにケニーと対戦した感想などは述べていない。実はG1の決勝前日も多くを語らなかった。大一番を前にすると、棚橋は口数が少ない。これはG1優勝後と一夜明けの会見を見て思ったことなのだが、逆に勝ったときの分まで“ためている”フシがある。 「今年2018年、プロレス大賞MVPをいただきましたけど、1年間どれくらいの熱量で生きたか、一生懸命やったかっていうのは毎年変わらないから。2016年だって、2017年だって、ひょっとしたら今年以上の熱量で生きてたかもしれない。けど、MVP、IWGPのベルト、いろんなものには届かなかった。でも、決してそれを無駄にはしない。この挑戦権も、G1クライマックス優勝も、映画の主演も、情熱大陸も、そしてMVPも、俺が力で勝ち取ったから!必ずドームも全力でベルト取りに行きます」 このコメントは14日に出したもの。翌15日は試合に敗れたため、1年間応援してくれたファンへの感謝の気持ちを口にするにとどめていた。しかし、「力で取る!」というのは、新日本プロレスが旗揚げから掲げているイデオロギーのひとつ。棚橋もこれを守り続けている。ケニーとの前哨戦は1勝1敗のイーブンに終わったが、1.4ドームで棚橋はライオンマークを背負ってリングに上がるはずだ。 平成最後の1.4ドーム大会で、昭和から引き継がれた伝統を守ることはできるのか?ファンの反応を見ると棚橋を支持する声が多いように感じた。ケニーが勝てば、かつてアントニオ猪木を倒したハルク・ホーガンのように、世界のスーパースターに上り詰める可能性が高い。そういう意味でも世界的に注目される一戦である。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2018年12月17日 17時00分
丸、炭谷、岩隈、中島…原巨人50億円金満補強の断末魔
新生巨人が12月6日、前シアトルマリナーズの岩隈久志投手(37)の獲得を発表した。丸佳浩、炭谷銀仁朗のFA補強には「またいつもの金満補強か」と聞き流していたが、「まさか岩隈まで…」と驚いたファンも多かったはず。補強はそれだけにとどまらず、オリックスを自由契約となった中島裕之、昨季メジャーで20HRを放った外国人選手・ビヤヌエバにも及んだ。どうやら、巨人は「最後の賭け」に出たようである。 「確かに先発投手は巨人のウイークポイントでした。でも、人材がいないわけではありません。日米野球で存在感を示した若手の高田萌生、大江竜聖を実戦の中で育てていくと思ったのですが」(ベテラン記者) 中島、ビヤヌエバなど一部の選手には、契約金も発生した。この補強だけでも驚くに十分だったが、山口寿一オーナーは「まだ補強は終わっていない」と明言している。今オフの補強費は50億円を超えたそうだ。 「5年連続のV逸となれば、球団史上ワーストとなります。これによる読売グループ全体のダメージを考えているようです」(同) こうした未曾有の大補強劇を指揮しているのが、原辰徳監督(60)だ。 原監督はゼネラルマネジャー制を嫌っている。過去の政権でもその職に就いたフロント幹部と衝突しており、今回の監督復帰を引き受ける交換条件として、チーム編成の全権掌握を突きつけたという。 「前任の高橋由伸監督が去り、巨人は長嶋茂雄氏にも相談しています。長嶋氏は原監督を信頼しているのを分かっていたので、GM制撤廃の流れも自然とできていきました」(球界関係者) ただ、原監督の帰還に異を唱えたかったのが、読売グループのドン・渡辺恒雄氏。1カ月ほど前、死亡説がネットで流れて激震に見舞われた。これはデマだったことがすぐに判明したが、その渡辺氏が導入に深く関わったFA制によって、原巨人が戦力を拡大しているのは皮肉と言うほかない。★怒る広島との開幕戦次第で「読売グループの判断では、『勝てる監督はほかにいない』ということ。中畑清、江川卓、桑田真澄3氏では厳しく、松井秀喜氏は首を縦に振らないため、3度目の登板となりました。その原氏がGM制を否定するのなら、従うしかない」(同) だが、その大型補強の実働隊はフロントスタッフだ。来季も敗戦した場合、誰が責任を取るのか。代役のいない原監督に責任を負わせられないとなれば、編成・渉外担当のフロントが負う。来季、V逸はもちろん、開幕ダッシュに失敗した時こそ巨人は窮地に陥る。「開幕の対戦チームは広島です。2年連続で大きく負け越しており、丸を引き抜いた今でも劣勢でしょう」(スポーツ紙記者) その丸が「巨人病」に陥りつつあるという。過去、他球団の4番打者を何人も引き抜いてきたが、伝統球団の重圧と注目度の高さに潰されてきた。「広島ファンの丸に対する怒りはハンパない。広島時代のレプリカユニホームや関連グッズのネット上での叩き売りが始まり、定価割れしたものもある。丸のユニホームは『赤い雑巾』状態」(地元メディア陣の1人) 巨人のユニホームを着た丸は、大ブーイングの中、「移籍第1打席」に立つが、冷静な精神状態でバットを振れるはずがない。 丸は日本シリーズで25打数3安打。苦手の落ちるボールで徹底的に攻め込まれた。広島バッテリーも手ぐすね引いて待っている。「長嶋氏が監督だった時代もFA補強を重ねましたが、他球団の4番打者が加わっても、メンツを潰さない起用法に徹してきました。原監督にそれができるか…」(前出・ベテラン記者) 入団交渉では、中島に対して「(自分との)相性がいい」と話していた原監督。炭谷との接点はないが、侍ジャパンで一緒に戦ったメンバーが巨人にいた。ビヤヌエバはパドレスで4番を打ったこともあるが、「外角のスライダーが苦手」(メジャー担当記者)との情報を得た。丸に対しては「広島でやってきたものを巨人で…」と口説いたという。 彼らには実績と自負がある。しかし、巨人ナインが受け入れるかどうかは、原監督への信頼とは別問題だ。「岩隈はマリナーズからコーチ就任の打診がありましたが、現役にこだわり、自由契約を選択しました。毎年オフ、楽天の施設で練習していたので、巨人入りは不自然です。チームメイトだったイチローが岩隈のことを認めていて、『イチローからアドバイスがあったのでは』とも言われています」(前出・球界関係者) 原政権の後ろ楯となる長嶋、渡辺両氏は高齢のため、健康状態が優れない。昨今、読売系列のメディアが長嶋氏の一時退院など前向きな情報を伝えているが、これも「健在」をアピールすることで第三次原政権の強靱さを伝えているのかもしれない。「渡辺氏が球界に強い影響力を持っているのは確かです。ロッテ買収が噂された前澤友作氏の周辺から『ナベツネさんに先に話をすべきだった』との声も出ているようです」(同) 影響力の大きい2人の容体に何かあれば、球界の盟主から断末魔の叫びが聞こえてくる?
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スポーツ 2018年12月15日 06時00分
球団買収に失敗!千葉ロッテが「存続」を勝ち取った裏事情
球界再編ということは、なさそうである。 大手ファッション通販サイト『ZOZO TOWN』を運営する前澤友作社長がプロ野球チーム保有の夢を「いったん断念することにしました」と報告した(12月11日)。今年7月、自らのツイッターで「プロ野球球団を持ちたい」と”願望”を語っていた。千葉ロッテマリーンズの本拠地球場のネーミングライツ権をすでに購入していること、そして、同社長が郷里・千葉県への強い愛着が持っていることもあって、各メディア、ファンは「ロッテ球団を買収か!?」と大騒ぎとなった。 月旅行のための開発費50億ドル(約5600億円)の支援、アーティストら9人を同行させるための旅費約9億ドルの支出の公約。今年9月の壮大な夢の発表もあっただけに、プロ野球球団の買収は時間の問題とも目されていた。ケタ違いのスケールからしても、今回の“挫折”には疑問が残る。 パ・リーグに詳しいプロ野球解説者がこう言う。 「来季、ロッテ球団は『ロッテオリオンズ』誕生から数えて、50周年のメモリアルを迎えます。関連企業や地元企業には、2、3年前から『大々的にイベントを仕掛けていく』と伝えていました。だから、球団買収の噂を向けられたとき、球団関係者が激昂したんですよ」 前澤社長は意味シンなこともツイートしていた。<複数の球団オーナー様や野球関係者様との面会を通し、球団保有の可能性を探ってきましたが、近々での球団保有はいったん断念することにしました> 球団買収の話を持ちかけ、断られていたようだ。「前澤氏に対し、12球団が申し合わせて無下にしたような情報も交錯しています」(球界関係者) 12球団の関係者には失礼な話になるが、資金力豊富で野球好き、地元愛の強い起業家が参画してくれれば、プロ野球界は今以上に盛り上がるだろう。NPBの関係者も分かっていたはずだ。球団オーナーに迎えられないとしても、プロ野球興行を盛り上げるための協力関係は築けたはずだが…。 「プロ野球界に新規参入するにあたって、読売新聞主筆・渡辺恒雄氏に挨拶したのかどうかが重要になるとも言われています。渡辺氏は巨人オーナーの職を退いて久しいですが、存在感は今も健在なので」(前出・同) 渡辺氏は92歳とご高齢だ。政財界にも広いネットワークを持ち、オーナー時代にはドラフト制度、フリーエージェント、国際試合などの改革案も牽引してきた。酔った勢いでの失言、暴言もあったが、今も強い権限持っているとする話はマンザラでもないようだ。 NPB関係者によれば、渡辺氏は野球協約を完全に暗記しているという。オーナー会議で強いイニシアティブを握っていたのは、「野球協約の…」と、具体的に論じることができたからだそうだ。後にも先にも野球協約を暗記していたオーナーは渡辺氏だけだという。「プロ野球の世界は閉鎖的で、新参者を受け入れにくい傾向にあります。04年の球界再編時、IT企業やインターネット関連の事業者が『新しい企画』を訴えましたが、聞いている側はオジイチャンたちばかりでした」(ベテラン記者) 前澤氏は「シーズンオフ後に球界へ提案するためのプランを作ります」とも綴っていた(直後に「シーズン後」に修正)が、閉鎖的な世界の息苦しさを痛感していたのではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2018年12月14日 22時00分
非業の死を遂げた名力士 「剣晃(小結)」
入門前の力士が優等生だったという話は、あまり聞かない。たとえば九重親方(元大関千代大海)は地元の大分では名うての不良少年だった。入門するときも、師匠の先代九重(元横綱千代の富士)の前にパンチパーマの金髪姿で現れると、「その頭を何とかしてこい」 と追い返されている。 ただ、そんな悪ガキほど、入門後は別人のように真面目でひた向きに努力し、出世も早い。それだけ角界では入門してからの教育やしつけが厳しいのだ。関取になっても憎まれ役や暴れん坊のイメージが抜けないのは、よほどの大物か、反骨者と言えるだろう。 そんな「ヒール(悪役)」の役を一手に引き受けて土俵狭しと暴れまくり、突然、原因不明の奇病にかかって現役中に没したのが、平成のひとケタ台に活躍した元小結の剣晃(本名・星村敏志)だった。 剣晃は、昭和42年6月27日、大阪府守口市で生まれた。2歳のとき、繊維関係の仕事をしていた父親が亡くなり、母親の智恵子さんの手で育てられている。中学時代は柔道をやり、中学の先輩だった先代高田川親方(元大関前の山)に、「柔道よりも相撲が面白いぞ。どうだ、力士にならないか」 と声をかけられたのをきっかけに、いったんは高校に進学したものの、1年で中退して入門した。 初土俵は昭和59年九州場所。入門前、荒んだ生活を送っていたことは、見るからに不健康そうな青白い顔が雄弁に物語っていた。そのため、部屋の行司で間もなく立行司の式守伊之助に昇格が決まっていた式守勘太夫(当時・木村和一郎)が、「これからはこれが一番だ」 と、“健康”の字をもじって“剣晃”という四股名を付けた。しかし、大相撲界では「剣は折れる」と言われて嫌がる傾向がある。「その四股名はやめとけ」 先代の高田川親方はこう言って反対。しかし剣晃は、「いや、せっかく和一郎さんが考えてつけてくれたんですから」 と主張し、亡くなるまで変えようとはしなかった。このときからすでに自分の健康に不安を感じていたのかもしれない。 最高時で身長194センチ、体重145キロと均整の取れた体つきで、得意は左四つ。しかし、右四つでも突っ張って取れるなどの器用さもあり、出世スピードはまずまず。入門して8年目には十両、翌年の平成4年名古屋場所には入幕を果たした。 剣晃が、たとえ相手が横綱、大関だろうと容赦なく顔に張り手を浴びせるなどヒールぶりを発揮し、悪役ぶりを強く印象付けたのは、その3年後の平成7年。とりわけ、名古屋場所は圧巻だった。★横綱貴乃花に張り手攻勢 まず3日目。大関昇進を目指す関脇武双山に、立ち合い、強烈な張り手を見舞い、たじろいだところを左四つから右上手投げで快勝。すると、翌日の横綱貴乃花にも。「顔を出してジッとしていたので、『あれっ、張っていいのかな』と思って張っただけだよ」 こう振り返ったように、またまた激しい張り手攻勢。残念ながら最後に寄り切られて負けたものの、勝負がついた後、貴乃花がムッとした表情でにらみつけると、こう言ってにらみ返した。「チクショー。もう1回、やりたいのかよ」 この場所、こんなふうに暴れまくって11勝をあげた剣晃。7日目に横綱曙からあげた金星などが高く評価され、初三賞の殊勲賞を獲得した。「(受賞の)インタビューでは声が出なかったよ。緊張したのかな。賞金はパーッと使います、と言うとヤバいかな」 こう言って笑い飛ばしている。 この名古屋場所の1つ前にあたる夏場所、さらに次の秋場所の計2回、西小結に昇進。いずれも負け越したが、これが自己最高位になった。 このとき28歳。まさに脂が乗りきったときだ。しかし、好事魔多しのたとえ通り、その足元には不気味な病魔が忍び寄っていた。 前兆は、新小結の夏場所中のことだった。40度を超す高熱に見舞われたのだ。 剣晃は、かねてから健康には人一倍、神経を使っていた。「セロリやアスパラガスなどの青汁がいい」 そう聞くと、巡業先にまで青汁製造機を持ち込み、毎日、ドンブリ1杯ずつ飲んでいた。また、周りの力士たちにも勧めていた。 にもかかわらず、この突然、襲ってきた発熱に剣晃は恐れおののき、急いで病院に駆け込んだが、いくら調べても原因が分からない。しかも、これ以降もしばしばこの発熱に見舞われ、さらに貧血、体重の減少までみられるようになったのだ。平成9年春場所には、140キロ台を維持していた体重が120キロ台まで急降下している。 だが剣晃は、休場はせず、気力で土俵に上がり続けた。 当時の剣晃の様子を兄の隆志さんが振り返っている。「不思議なことに、場所が近づくと熱が下がるんです。でも、10日目すぎになるとまたぶり返し、場所が終わるとそのまま病院に直行して入院、という繰り返しでした」 大相撲界のヒールが、これしきのことに負けるワケにはいかないと、自分に言い聞かせていたのかもしれない。平成9年夏場所も高熱と闘いながら、東前頭11枚目で8勝7敗と勝ち越している。 ただ、その気力もここまでだった。この場所後、剣晃は故郷である大阪市内の病院に入院し、二度と退院できなかったのだ。次の名古屋場所で相撲協会に提出された休場届には、「不明熱、汎血球減少症」という、素人には判断のつかない病名が書かれていた。 これは、血液の機能が低下する白血病の一種で、日本にはまだ剣晃を含めてたった4例しか発病例がなく、そのうちの2人はすでに死亡しているという、奇病中の奇病だった。もちろん、治療法などは確立していない。「残念ですが、息子さんは助かりません」 入院して間もない時期に、母親の智恵子さんは、こんな非情の宣告を受けている。★「母ちゃん、もう眠りたい」 どうして剣晃はこんなやっかいな死病にとりつかれたのか。のちに智恵子さんはこう話している。「発病した原因は最後まで分かりませんでした。ある担当医は『足に打った痛み止めの注射が体内でおかしな化学反応を起こした』と言うし、別の医者は『血液内にウイルスが入り込んだ』って言うんです。亡くなったとき、担当医に『非常に発病例が少ないので、今後の医学界のためにもぜひ解剖させて欲しい』と言われましたけど、それだけはお断りしました。本人も、力士はきれいな体を見せるのも大事な仕事の一つ、と言って、体にメスを入れるのを嫌がっていましたから」 ただ、剣晃は最後の最後まで生きる希望を捨てなかった。「オレの本当の病気はなんなんだ。もう一度、社会復帰できるのか、できないのか。親には言わずに、オレにだけ、本当のことを言ってくれ」 このように医師に迫り、死後、枕元のカバンには、血液に関する医学書がずっしり入っていたという。 しかし、病魔は容赦なく剣晃の体を蝕んでいった。入院時、ふさふさだった力士のシンボルであるマゲも、たび重なるステロイド剤の投与ですっかり抜け落ち、最後は丸坊主だったという。 そして、平成10年春場所3日目の3月10日午前11時50分、ついに剣晃は永眠した。直接の死因は肺出血だった。享年30。 最後の出場から9カ月。番付は西前頭6枚目から幕下の東55枚目まで降下していた。 亡くなる直前は体のありとあらゆるところを痛がり、そばにあるものを掴んでは投げつけていたというが、最後に智恵子さんにこう言って目を閉じたという。「母ちゃん、もう眠りたい」 このヒールの急死は、春場所中の力士にも大きなショックを与えた。高田川親方は息を引き取った15分後に病室に駆け付けて号泣。「治るものだと思っていたので、思い出なんて思い出せないよ。将来、部屋を継いでもらいたかったのに、こんなに若くして逝くなんて…」 かつて思い切り顔を張られたことがある貴乃花も往時を振り返った。「若い衆のときから稽古をつけてもらい、思い出もいっぱい。あの強烈な張り手はこらえるのが精いっぱいだった」 取組後、しんみりと語った貴乃花は、翌日、敷島に敗れて休場に追い込まれている。相撲ライター・大川光太郎
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スポーツ 2018年12月14日 17時40分
レギュラーシーズン終了の台湾ウインターリーグ 日本プロ選抜の“タイトルホルダー”は?
これまで11月28日配信記事、12月11日配信記事で取り上げてきた「アジアウインターベースボールリーグ(AWB)」。13日に行われた2試合をもって、レギュラーシーズン全40試合が終了した。 参加5チームの最終的な順位表は、1位が「11勝5敗・勝率.688」のNPBイースタン選抜、2位が「8勝6敗2分・勝率.571」の社会人JABA選抜、3位が「9勝7敗・勝率.562」の台湾CPBL選抜、4位が「5勝8敗3分・勝率.385」の韓国KBO選抜、そして5位が「3勝10敗3分・勝率.231」のNPBウエスタン選抜となっている。 一方、全40試合を戦った選手の中には、見事タイトルを獲得した選手もいる。本稿ではNPBイースタン選抜、NPBウエスタン選抜の選手たちを対象に、投打の“タイトルホルダー”を以下に見ていきたい。 まずは打撃部門から。AWB公式サイトには「打率・打点・本塁打・安打・盗塁・塁打」の6部門が掲載されているが、この内打率(.429)・安打(18本)・塁打(31)は塩見泰隆(ヤクルト/イースタン)が、本塁打(4本)・打点(13打点)は村上宗隆(ヤクルト/イースタン)が、そして盗塁(11個)は佐野皓大(オリックス/ウエスタン)がそれぞれトップに立っている。 次に投手部門。前述サイトに掲載されている「勝利・防御率・セーブ・ホールド・奪三振・WHIP」の内、防御率(0.56)は田浦文丸(ソフトバンク/ウエスタン)が、ホールド(5)は大江竜聖(巨人/イースタン)がそれぞれ獲得している。 2人合わせて5冠を獲得した塩見、村上のヤクルト勢を筆頭に、それぞれ部門1位の成績を残した5選手たち。来シーズンの飛躍へ向け、確かな手応えを掴んだのではないだろうか。 2年前のウインターリーグで打率(.556)・本塁打(6本)・打点(29打点)・安打(30本)・塁打(57)の5冠を獲得した吉田正尚(オリックス/ウエスタン)は、その後ご存知の通りにブレークを果たした。今回タイトルを獲得した5選手にも、吉田のような成長曲線を辿ってほしいところだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年12月14日 17時30分
WWEが元世界タッグ王者だったダイナマイト・キッドさんを追悼、殿堂入りの可能性も
日本はもちろん世界的に人気を誇っていた“爆弾小僧”ダイナマイト・キッドさんの死(5日)を惜しむ声が止まらない。 現役時代、日本マット(新日本プロレス、全日本プロレス)とともに主戦場としていた世界最大のプロレス団体WWEは、公式サイトや公式ツイッターなど、公式メディアを通じて追悼のコメントを発表。キッドさんの従兄弟でブリティッシュ・ブルドッグスのパートナーだった故・デイビーボーイ・スミスさんの実の息子であり、現在は新日本・鈴木軍で活躍中のデイビーボーイ・スミスJr.ら、WWEスーパースターの追悼ツイートを紹介している。WWEに所属していた時期もあったが、現在新日本と契約しているスミスJr.のツイートを紹介したのは異例なこと。通常であればOBの訃報の第1報はWWEが発信することが多いのだが、今回は来日中であるスミスJr.のツイートが早かった。つまり日本発信だったのだ。 WWEは訃報を伝えると、「ビリントン(キッドさん)は、イギリスのランカシャー州ゴルボーンに生まれ、炭鉱労働者としての人生を避ける手段として、スポーツ・エンターテインメントを追求しました。小さな体格だった彼に付けられたリングネームは、ダイナマイト・キッド。彼はカナダのアルバータ州カルガリーでWWEの殿堂入りしたスチュー・ハートが主宰していたスタンピード・レスリングで技術や華々しく攻撃的なスタイルを学びました。ダイナマイト・キッドは、タイガーマスクとの伝説的な一連の試合で、プロレス界全体に影響を与え、WWE 205Liveのような軽量級のブランドの確立に影響を与えている」と、デビューから初代タイガーマスクとの名勝負数え唄についても記載。軽量級ブランド205Liveの設立は、キッドさんと初代タイガーの試合がきっかけであることを明らかにしたのには驚いた。 続けて「ダイナマイト・キッドは、1984年にWWEに加わり、従兄弟のデイビーボーイ・スミスとブリティッシュ・ブルドッグスを結成しました。彼らのマスコット、マチルダと呼ばれるブルドッグと一緒に、ブルドッグスはハートファンデーションのブレット"ヒットマン"ハート&ジム "アンビル"ナイドハートとクラシカルな試合を行い、グレッグ "ハンマー"バレンタイン&ブルータース・ビーフケーキから『レッスルマニア2』でWWE世界タッグ王座のタイトルを獲得しました」とWWE時代の活躍を紹介。最後に『WWEは、ビリントンの家族、友人、ファンに哀悼の意を表します」と締めた。 本来であれば存命中に受賞してもらいたかったが、ダイナマイト・キッド&デイビーボーイ・スミス with マチルダのブリティッシュ・ブルドッグスがWWE殿堂入りする可能性が出てきたのかもしれない。また、キラー・カーン、グレート・ムタ、ブル中野とともに、アントニオ猪木氏、藤波辰爾、故・力道山さんに続く殿堂入り候補に挙がっている初代タイガーマスクが再び脚光を浴びる可能性は高い。現在、初代タイガーとともに原点回帰プロレスに携わっている新間寿会長は、WWE元会長であり、マクマホンファミリーとのつながりも深い。期待したい。写真 / 萩原孝弘【どら増田のプロレス・格闘技aID vol.33】
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スポーツ 2018年12月14日 06時00分
新日本1.4ドーム第0試合恒例『ニュージャパンランボー』消滅にファンから「残念」の声
新日本プロレス年間最大のビッグマッチ『レッスルキングダム13』(来年1月4日、東京ドーム)の全カードが決定した。豪華な全9試合が発表されているが、それとは別にファンが「あれ?」と感じたことがある。それは第0試合が、『NEVER無差別級6人タッグ王座 ナンバーワン・コンデンダー・ガントレットマッチ』になったことだ。 参加チームやチーム数は未定だが、通常の6人タッグマッチを行い、勝ったチームが次のチームと対戦していく。試合は各60分1本勝負で行われ、勝ち残ったチームは翌5日の後楽園ホール大会で、NEVER無差別級6人タッグ王者チームのタマ・トンガ&タンガ・ロア&石森太二に挑戦する。 今回の第0試合は16時開始予定とのことだが、新日本は試合前に物販で長蛇の列ができ毎年大混雑する。「第0試合開始までにドーム内に入れない」というファンの意見を取り入れる形で、今年は当初15時30分だった開場時間を15時に繰り上げた。ファンにとっては第0試合からが“イッテンヨンドーム”という認識が浸透しているのだ。 しかし、今回のドーム大会は2015年の『レッスルキングダム9』から4年連続で第0試合としてきた時間差バトルロイヤル『ニュージャパンランボー』が消滅。代わりに『ガントレットマッチ』を第0試合とした。『ニュージャパンランボー』には、ドーム大会の本戦から漏れた選手や、新日本OBや外国人選手がサプライズ参戦するため好評だった。今年は21選手が出場し、OBの垣原賢人が優勝している。過去の大会にはザ・グレート・カブキ、越中詩郎、藤原喜明、スコット・ノートン、ヒロ斎藤らが参戦し、ファンを喜ばせた。 木谷高明オーナーは「個人的な意見」として「第0試合という形ではなく、もっと規模を大きくして、『ニュージャパンランボー』がメインの大会があっても面白い」と話していた。ただ、全カードが発表された際には「え?『ニュージャパンランボー』やらないの?」と残念がる声も上がった。 現在の新日本ならWWEの『ロイヤルランブル』に負けない豪華な時間差バトルロイヤルができるはず。ドーム本戦にも入るような選手を入れて、優勝者にはIWGPヘビー級王座への挑戦権を与えたら、思わぬ選手が挑戦権を獲得する可能性も十分にあるだろう。今後の『ニュージャパンランボー』復活に期待したい。 またその『ニュージャパンランボー』に代わる『ガントレットマッチ』の参加チームがどんな編成になるのかも楽しみである。取材・文 / どら増田写真 / 広瀬ゼンイチ
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スポーツ 2018年12月13日 17時50分
元巨人ドラ1、女子プロ野球埼玉アストライア辻内崇伸監督が退任、退団を表明!
日本女子プロ野球リーグの埼玉アストライアは、辻内崇伸監督が今シーズン限りで退任し、退団すると発表した。 大阪桐蔭高のエースとして活躍し、高校ナンバーワン左腕として期待された辻内氏は2005年、高校生ドラフト1位でオリックスとの抽選の末、巨人に入団。しかし怪我に悩まされ一軍公式戦に1度も出場することもなく、2013年に現役を引退した。 2014年に日本女子プロ野球リーグから招聘される形で埼玉アストライアに入団。コーチに就任し、指導者としてのキャリアをスタートさせた。ファームチームであるレイアのコーチを経て、2017年は埼玉アストライアのヘッドコーチとしてチームの女王奪還に貢献。今シーズンから監督に就任していた。 高校時代はバッティングにも長けていたこともあり、女子プロ野球ナンバーワン人気の加藤優ら、野手に対しても的確なアドバイスを送った。ファンやマスコミへの対応が良い人格者としても知られ、元監督の故・片平晋作氏の魂を受け継いでいた。 辻内氏は「今シーズン限りで監督を退任する事を決意いたしました。 女王連覇を目指したシーズンでしたが、ファンの皆様のご期待に添えることが出来ず、悔しく、また申し訳ない気持ちでいっぱいです。2014年から5年間、女子プロ野球選手の指導に携わらせていただけたのは、私の人生の中でも貴重な経験であり、光栄なことでした」と回顧した。 さらに「これからは、“一ファン”として、皆様と一緒に女子プロ野球の応援をしていければと思います。埼玉アストライアは今年、3位(最下位)と悔しい結果に終わってしまいましたが、来年こそ、選手たちが一丸となって女王奪還してくれると思います。これからも埼玉アストライア、そして日本女子プロ野球リーグをよろしくお願いいたします。5年間本当にありがとうございました」とコメントしている。 関係者の話によるとコメントにもあるように、辻内氏はアストライアの監督だけではなく、女子プロ野球からも離れることになるという。ファンとの「パイプ役」を担ってきた辻内氏の退団は、女子プロ野球にとってはダメージが深い。それでも辻内氏が今後NPBのコーチを務めるようなことがあれば、女子プロ野球の指導者から初の転身になる。今後は辻内氏が指導者としてNPBに復帰することを期待したい。 辻内氏は22日にファンイベント『埼玉アストライアありがとうPARTY2018』(ラフレさいたま)で最後のあいさつを行い、5年間の女子プロ野球界での生活にピリオドを打つ。取材・文 / どら増田写真 / ©︎埼玉アストライア
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