スポーツ
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スポーツ 2018年12月21日 17時40分
オリックスが西の人的補償で、阪神の竹安を獲得!長村本部長「伸びしろも見込める」
オリックスは20日夜、FA権を行使して阪神へ移籍した西勇輝投手の人的補償として、阪神から竹安大知投手を獲得したと発表した。阪神から人的補償でオリックスに移籍するのは、糸井嘉男外野手の人的補償で獲得した金田和之投手以来となる。 竹安は静岡の伊東商を卒業後、独立リーグの熊本ゴールデンラークスへ入団。2014年からはHonda熊本の強化選手として社会人野球でも登板し、都市対抗野球にも出場している。その後、右肘を痛めトミー・ジョン手術を行うも翌年に復活。2015年秋のドラフト会議では阪神が3位という上位指名。晴れてプロ入りを果たした。阪神では2年目に中継ぎでプロ初登板&初勝利を記録しており、3年目の今年は2試合の出場にとどまったが、「将来性」をテーマに掲げているチームの補強ポイントに24歳の右腕が目に留まったようだ。 オリックスの長村裕之球団本部長は「24歳と年齢も若く、毎年確実に力をつけている選手で、まだまだ伸びしろも見込める。将来的にもすばらしいピッチャーで、戦力に加わってくれるだろうということで獲得するということに至りました」と獲得に至った経緯を説明。さらに、「今年、ウエスタン・リーグで6勝を挙げており、防御率も1点台と、ウエスタンで一番安定したピッチャーだった。もちろん先発の一員として期待をしているが、どんな形であれ、一軍の戦力になってほしいと思っている」と期待を寄せていた。 また、決断したのは「2日ほど前」とのことだが、「監督と電話でも何度か話をして、監督の思うところと、我々フロントが思うところが一致したということ」と西村徳文監督とフロントの考えが一致した上で、獲得に至ったことを明らかにしている。オリックスでは、投手は黒木優太、澤田圭佑、青山大紀が、野手では武田健吾が竹安と同級生にあたり、2017年に参加した台湾のウインターリーグでは、NPBウエスタン選抜のチームメイトとして、小松聖2軍投手コーチ、投手の鈴木優、吉田凌、正捕手の若月健矢、野手では岡崎大輔、根本薫と一緒にプレーしている。 西の他にも金子千尋(現登録名・金子弌大)の退団や、佐藤達也の引退など、投手陣も急速に若返りが進んでいるチームなだけに、竹安も春季キャンプから積極的にアピールをしていけば、移籍1年目からチャンスを掴める可能性は十分。同じ関西圏で、オリックスの練習拠点でもある舞洲は、竹安にとってファームで初登板(実戦デビュー)した思い入れのある場所なだけに、環境面においても、とてもやりやすいのではないだろうか。 「遠慮なくアグレッシブにやってもらいたい」 という西村監督の信念のもと、竹安には最速147キロのストレートと変化球を武器に、移籍1年目から伸び伸びとした投球に期待したい。なお、阪神時代は42番だった背番号や、入団会見の予定は「未定」とのこと。文・どら増田写真・どら増田、垪和さえ
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スポーツ 2018年12月21日 17時30分
西武が内海強奪!もっともヤバイ立場になった巨人関係者はダレ?
大型補強の代償は、やはり大きかった。 巨人がフリーエージェント(以下=FA)で獲得した炭谷銀仁朗捕手(31)の人的補償として、埼玉西武に“指名”された選手を発表した。チームの精神的支柱でもあるベテランの内海哲也投手(36)だった。内海は球団、ならびにネット映像を通じて「日本シリーズで、巨人と西武が…」とファンに報告したが、大型補強の成功を喜ぶフロントの様相は完全になくなってしまった。 「近年の内海は成績が振るいませんでしたが、チームのまとめ役であり、影響力も大きい。そういう選手がいなくなること、それも、人的補償で略奪されたわけですから、大型補強で得た戦力のプラス面よりもマイナス面の方が大きい」(スポーツ紙記者) 一方、今回の人的補償について違う見方もされていたようだ。 「過去、巨人はFA補強による人的補償で痛い目に遇ってきました。若手を引き抜かれる後遺症と、ピークをすぎたベテラン、そのどちらを喪失したときのほうが致命的かを考え、今回は若手中心のプロテクト名簿を作成したようです」(球界関係者) とはいえ、「まさか、内海とは!?」というのがホンネだろう。 内海は15年間で通算133勝を挙げたベテランだ。高校生だった2000年、複数球団が1位指名リストに挙げていたが、祖父が巨人投手だった関係で「それ以外の球団に指名されてもプロには行かない」と表明。事実、オリックスの1位指名を辞退し、社会人を経ての巨人入りという遠回りを選択している。 そういったチーム愛を持った選手が移籍を受け入れたのも驚きである。ルール上、移籍を断った場合、その選手は引退以外の選択はない。 元巨人選手がこんな書き込みをしている。<略− 他球団の血を入れたら絶対ダメな人を持ってかれた。もう巨人の監督できないやん。> 巨人は生え抜きのOB以外から監督を選んだことはない。この「生え抜き」の定義だが、聞く人によって若干異なるが、「巨人に指名されて、巨人で引退したOB」というのは間違いなさそうだ。読売グループの関係者によれば、「エースか、4番。その重圧に耐えた者でなければ務まらない」とのことで、第二期原政権のエースだった内海には、その資格が十分にあったわけだ。元巨人選手の書き込みは、引退後にも及ぶ大事件だと訴えていたのだろう。 パ・リーグ出身のプロ野球解説者に今回の内海移籍について聞いてみた。 「巨人の監督人事はともかく、西武球団の野球組織を経験するのは、絶対にプラスです。対戦投手のデータ解析は細かいし、選手に答えを教えるのではなく、考えさせるんです。たとえば、対戦投手の牽制におけるクセを教える際、実際の映像を見せ、スコアラーは『どう思う?』と聞き、選手が正解を出すまでトコトンまで付き合うというか。選手に考える力を養わせるんです」 こういう話を聞くと、移籍は選手にとってプラスになるものも多いようだ。 とはいえ、こんな指摘も聞かれた。「内海移籍の発端となった炭谷のメンタル面が心配です。炭谷はマジメ、気配りのできるタイプですし、これから先、巨人選手に余計な気を使わなければいいのですが」(前出・スポーツ紙記者) 原辰徳監督(60)はゼネラルマネージャー制を嫌い、チーム編成に関する権限を自身に集中させた。つまり、若手中心の名簿作成は原監督の指示であり、内海移籍となった場合も想定していたことになる。原監督に対する不信感に発展しなければいいのだが…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2018年12月21日 07時00分
東京五輪の猛暑対策で方針決まらず大混乱! マラソンは記録より人命優先!?
オリンピック競技の花形と呼ばれるマラソンが、2年後に迫る東京五輪では最大の懸案事項となっている。「最終的な決定は見送られましたが、東京五輪組織委員会は『競技開始時間の前倒しで決着したい』としています。IAAF(国際陸上競技連盟)は難色を示しており、日本の陸連も批判的です」(陸連担当記者) 何を揉めているのかというと、東京五輪におけるマラソンのスタート時間だ。女子は8月2日、男子は同9日に行われるが、誘致時の計画では「午前7時半スタート」だった。その後、暑さ対策から午前6時に繰り上げる案が出たが、それでも厳しいとなり、5時半案、5時案も検討された。 五輪組織委の森喜朗会長は、「年内に結論を出すつもり」と今月5日の会見で述べたが、前倒し案は別の問題もはらんでいるという。 「マラソンにおいて、会場を警備、サポートするスタッフは、スタート3時間前に現地入りするのが常識。早朝スタートでは、沿道に配置されるスタッフは始発電車でも間に合わない。マイクロバスで移動するとして、午前6時スタートなら、組織委は彼らを3時から働かせるつもりなのか。ゴールに倒れ込む選手と一緒に、スタッフも睡眠不足や疲労で倒れますよ」(関係者) 早朝スタートでは、選手も体調管理が難しい。そこで再浮上しているのが、マラソン競技会場の変更だ。「被災地復興」の名目で、福島か宮城にマラソン会場を移動させたほうがいいのではないかというものだ。確かに、東京より気温は若干低そうだが、それでも問題の全面解決には至らない。 「組織委の中に各競技の専門家がいないので、競技団体からの苦情が絶えません。マラソンの沿道におけるミスト器機の設置、給水所の増設なども伝えられましたが、こちらは進展がありません」(前出・記者) 沿道で深夜3時から働かされるとなっては、すでに不足が心配されている計11万人のボランティアスタッフも、さらに募集困難になりそうだ。 このままでは、マラソン中継が“災害報道”レベルの惨事になるかもしれない。
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スポーツ 2018年12月21日 06時00分
WWEスマックダウン女子王者のアスカ、ビンス・マクマホン会長が祝福も防衛戦を強制
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間19日、カリフォルニア州フレズノのセーブマートセンターで、主力ブランドのスマックダウンを開催した。 前日に放送したロウでは、オープニングでビンス・マクマホン会長を筆頭にマクマホン・ファミリーが異例の勢ぞろいした。ビンス会長は「みんなが望むものを提供する」と番組改革を約束した。ロウの幕が開くと、「25年続いているロウは、時代とともに変わってきた」と長寿番組を振り返りつつ、娘のステファニー・マクマホンを呼び入れた。続けて娘婿であるトリプルH、息子のシェイン・マクマホンとマクマホン・ファミリーが並ぶと、ステファニーが「今日から大きな変化を起こす」と番組改革を宣言。シェインも「俺たち4人が責任を持ってベストな体験を提供する」、トリプルHも「みんなが望むものを提供する。今はあなたがオーソリティだ」と視聴者重視を強調。WWEが2019年に向けて、何らかの“変革”を断行するのは明らかなようだ。 ロウ同様、マクマホン・ファミリーの動向が注目されていたスマックダウンでは、あの3人が舌戦を展開した。先日開催されたPPV『TLC』で、ロウ女子王者のロンダ・ラウジーの思わぬ介入により、棚ボタ式で、日本人初のスマックダウン女子王者となったアスカが登場。『TLC』で死闘を繰り広げた前王者のベッキー・リンチ、シャーロット・フレアーと顔を合わせた。 ベッキーとシャーロットがそれぞれリングに登場すると、ベッキーは「ロンダ・ラウジーを私の前に連れてきてくれ。もう少しで防衛できたのにハシゴを外された」と『TLC』で介入してきたロンダへの怒りを爆発させた。シャーロットも「ベッキーは私の後ろに並んで。ロンダは私から王座の機会を奪ったのよ」と不機嫌モード。 ここで新王者のアスカも登場。「私がチャンピオンだ」と王座獲得をアピールし、2人を挑発した。3人が舌戦を展開していると、そこにビンス・マクマホン会長がサプライズ登場。会場が異様なムードに包まれる中、「アスカ、王座奪取おめでとう」と王者を祝福した。しかし、その直後に初防衛戦を提案すると、これまでアスカとタッグを組む機会が多く、今年の東京公演でもタッグを組み人気があるナオミが登場し、そのまま防衛戦になだれ込んだ。 意外な相手との対戦に戸惑っていたアスカだったが、お互いに手の内を知り尽くしているだけに、一進一退の攻防を展開。ナオミはアスカの得意技・ヒップアタックを炸裂させるなどアスカを追い込んだが、アスカはコードブレイカーを繰り出すとアスカロックで捕まえ、ナオミはたまらずギブアップ。アスカが盟友ナオミを相手にタイトル初防衛に成功した。 アスカとビンスがリング上で対峙したことで、今後はスマックダウンも何らかの“変革”が断行される可能性が出てきた。マクマホン・ファミリーの真の狙いは何か?そしてアスカの防衛ロードの行く末はどうなっていくのか?2019年に向けた動きが少しずつ見えてきている。文・どら増田写真・垪和さえ
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スポーツ 2018年12月20日 21時30分
前監督退任から一夜…マンUがクラブOBスールシャール氏を暫定監督に
それまで指揮を執っていたジョゼ・モウリーニョ監督が、18日に退任したマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)。18日の退任から一夜明けた19日、後任としてオレ・グンナー・スールシャール氏が就任したことが発表され、複数メディアによって報じられている。 クラブ公式サイトによると、スールシャール氏は今シーズン終了までの暫定監督で、この間クラブは「正式な監督決定のプロセスを進める」とのこと。また、同サイトには「マンチェスター・ユナイテッドは私にとって心のクラブ。このような形でまた戻ってこられたことを光栄に思う。才能豊かな選手たちやスタッフら、クラブの皆とともにこれから切磋琢磨していけることを楽しみにしている」とのコメントも合わせて掲載されている。 今回白羽の矢が立ったスールシャール氏は、1996年から2007年までユナイテッドでプレーしたクラブOBで、在籍中は「366試合出場・126ゴール」をマーク。引退後はクラブの下部組織から指導者人生をスタートさせ、現在は母国ノルウェーのモルデを率いている最中だった。 自身の仕事を一旦投げ打ち、クラブに帰還を果たしたスールシャール氏。これを受けたネット上には「おかえりなさい!頼むぞ!」、「スールシャールが監督は感慨深いものがある」、「身を切って貸してくれたモルデにも感謝やな」といったコメントが寄せられている。 “カンプ・ノウの奇跡”と今でも語り継がれる1998‐1999シーズンのチャンピオンズリーグ決勝では、後半アディショナルタイムに値千金の決勝ゴールを決めたスールシャール氏。果たしてあの時と同じように、苦しむクラブを生き返らせることはできるのか。クラブをよく知るOB指揮官の手腕には、これから大きな注目が集まっていきそうだ。 なお、初陣となりそうな22日(現地時間)の試合で相対するのは、2014年に指揮官を務めたカーディフ。初采配がいきなり古巣との対決ということになれば、更なる注目を集めることは間違いないだろう。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年12月20日 17時50分
「ゴルフ中継だけ録画?」協会VSテレビ局 放映権を巡る時代遅れの争い
日本女子プロゴルフ協会(LPGA)は12月18日、都内で記者会見を開き、来年のLPGAツアーは今年開催の3大会が中止、1大会が新設の計36大会で開催すると発表した。 中止になった大会はいずれも日本テレビ系主催のもので、放映権問題に決着をつけることができず、両者決裂した形となってしまった。 LPGAは統括団体が放映権を一括販売するJリーグ方式の導入を計画しているが、日本テレビ側は放映権の帰属に関して歩み寄ることなく、結果的に日テレ系主催3大会の公認を外された。また、『フジサンケイレディスクラシック』などを主催するフジテレビも「LPGAと真摯に向き合い協議してきた結果。テレビ放映権は譲渡しておりません」とのコメントを発表している。 「一言で言えば、LPGAは放送権をインターネット配信事業会社に売りたいんです。もともと、日本の女子ツアーはテレビ局の協力によって発展してきました。しかし、アメリカやヨーロッパ、韓国などの主要ツアーは協会が放映権を保有しており、その権利が収益の柱となっています。若者のゴルフ離れなどもあり、将来を見据えて安定した収益を確保したいということでしょう」(スポーツ紙記者) また、スポーツ中継もインターネット配信が当たり前になっている時代に、いつまでも既存の放送局からディレイ中継(録画)することに、ファンからも不満の声が高まっている。 「今やスポーツの結果はリアルタイムでネット配信されます。しかし、ゴルフに関しては、生放送はごくわずかで、そのほとんどがディレイ中継なんです。放送中はホームページの更新もストップさせ、結果を伏せていますが、SNSですぐに結果が流れてしまうため、視聴者にとっては結果の分かった試合を見せられるハメになります。もはや時代遅れと言ってもいいでしょうね」(同・記者) ネット上では《スポーツの録画中継ってよく分からんよな》《スポーツはライブに決まってるだろ》《野球やサッカーの録画中継見ますか? そういうことだよ》など、ディレイ中継には否定的な意見が多い。 人気選手の登場やファン層拡大のためのサービス向上が功を奏し、ここ最近、女子ツアーは大人気になっている。中継の仕方も時代に合わせて変わっていく必要があるのは当然だろう。
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スポーツ 2018年12月20日 17時40分
那須川天心、メイウェザー戦の次はRISE世界トーナメントか?3.10大田区大会参戦へ!
大晦日の『RIZIN.14』さいたまスーパーアリーナ大会で、プロボクシング5階級王者フロイド・メイウェザーとの“世紀の一戦”を控える格闘技界の“神童”那須川天心(TARGET/Cygames)だが、早くも2019年の初陣が発表された。 天心がRIZINとともにホームリングとしているキックボクシング団体RISEは、2019年最初のビッグマッチを3月10日に大田区総合体育館で開催すると発表した。先月開催が発表されたRISE世界トーナメント『RISE WORLD SERIES』の初戦を行うという。58kg、61kgの2階級で行われ参戦選手は8名ずつ、ワンデイトーナメントではなく、1回戦、準決勝、決勝を3大会に分け実施。RISEはこの3大会について、いずれも「両国(国技館)、幕張(メッセ)級の会場で行いたい」との意向を示していたが、1回戦は大田区総合体育館が会場に選ばれた。 既に58kgトーナメントは、天心(TARGET/Cygames・RISE世界フェザー級王者)、志朗(BeWELLキックボクシングジム・ISKAムエタイ世界バンタム級王者)、ロッタン・ジットムアンノン(タイ/ジットムアンノンジム・ルンピニースタジアムスーパーフェザー級1位、ラジャダムナンスタジアム同級1位)、スアキム・PKセンチャイムエタイジム(タイ/PKセンチャイムエタイジム・ルンピニースタジアムスーパーフェザー級王者)がエントリー。-61kgトーナメントは、大雅(TRYHARDGYM・元K-1WORLDGPスーパー・フェザー級王者)のトーナメント出場が決定。大晦日でメイウェザーとの大一番を終えた天心の2019年の初戦は、少し期間が開くが、おそらくこの大会になるだろう。 「キックの世界トーナメントをやりたい」 これは天心がずっと訴えてきたこと。RIZINで開催するプランもあったが、堀口恭司戦や、メイウェザー戦など予期せぬドリームマッチが実現。RIZINの榊原信行実行委員長は「来年に延期ですね」と話していた。しかし、同トーナメントへの出場が有力視されていた大雅も違う階級ではあるが、RISE世界トーナメントの出場が決定している。RIZINとRISEの友好関係を見てもこのトーナメントに“スライド”する可能性は高い。年明けに発表されるその他の出場選手にも期待したいところ。 「まず来年、RISEでキックの世界トーナメントを組んでもらえたので、そこで勝って、キックで世界一になってからですね」 将来的にボクシング転向も「選択肢のひとつ」としている天心は、キックで世界一になった男として、新たな未来を歩みたいという思いが強い。特に今年は2月のスアキム、6月のロッタンといったタイの強豪と対戦し、世界のレベルの高さを体感した。特にロッタン戦は判定が微妙だった。本人も引っかかっているだけに、先月のRISE両国大会では、リング上で「ロッタン選手、またやりましょう」と再戦をアピールしている。理想は決勝のリングでロッタンと再戦することだが、トーナメントは何が起こるかわからない怖さがある。しかし、天心は「トーナメントは得意」と自認している。メイウェザー戦が終われば、再びキックの練習に切り替えてこのトーナメントで優勝するために全力で調整してくるのは間違いない。 優勝した先には、逆ラブコールを送ってきた“あの男”との対戦も見えてくるのだろうか?どちらにせよ、2019年もキック界は天心を中心に回っていくことだけは確実。メイウェザー戦はあくまでも日本のキックボクサーを世界に広めるキッカケに過ぎないのだ。取材・文・写真/どら増田
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スポーツ 2018年12月20日 17時30分
日本相撲協会が定めた暴力力士への処分基準 親方への基準も必要では?
19日、東京・両国国技館で臨時理事会を開催した日本相撲協会。その中で力士の暴力に対する処分基準が定められたことが、各メディアによって大きく報じられている。 報道によると、処分の基準となるのは暴力を振るった力士の番付。幕下以下は「出場停止、けん責など」、十両以上は「1場所の出場停止」と番付が高くなるほど処分は重くなり、最高位である横綱だと「引退勧告以上」の厳罰が下されることになるという。ネット上を見てみると、賛否両論の様相を呈してもいる今回の一件。もちろん、人によって様々な考えがあることだろうが、個人的には明確な基準が決められたこと自体は評価していいのではと感じている。 ただ、今回の一件に対しては、疑問に思うところもある。前述の通り力士の暴力に関しては基準が設けられているが、親方衆の暴力に関しては特に触れられてはいないことだ。「親方についての基準はないのか」、「力士は分かったけど親方は?」、「親方の暴力も基準を定めるべき」と、ネット上にも筆者と同じ意見を持つ人は少なくない。 角界で“加害者”となるのが、現役力士だけとは限らない。過去を振り返ってみると、弟子をゴルフクラブで殴打した親方や、弟子の命を奪って刑事処罰を受けた親方もいる。これらはあくまで報道によって白日の下にさらされたケースであり、報じられていないケースも含めると相当な事例が存在していることは想像に難くない。 この1年の加害者は全て力士であったため、もしかしたら力士への対応を優先したのかもしれない。しかし、角界全体で一丸となって暴力根絶に取り組みたいのならば、力士たちと同じように親方衆も襟を正す必要がある。「力士に厳しく、親方に甘く」では、さすがに示しがつかないだろう。 厳格な基準は行き過ぎた指導を抑えるブレーキになり、預かる弟子たちへの説得力も増す。今回の対象は力士だけとなったが、今後は親方衆にも明確な基準が設けられることを期待したい。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年12月20日 06時00分
「打倒広島」の切り札・筒香のメジャー挑戦表明 DeNA主砲の穴を埋める若手は
主砲の「夢の表明」がトップ人事まで変えてしまったようだ。「2019年に優勝できなければ、またチームの作り直しです。打倒広島への思いは、巨人よりも強いのでは」(プロ野球解説者) 横浜DeNAベイスターズのことである。「小さい頃から夢だったメジャーリーグでプレーしたい、その思いがあると伝えさせてもらいました」 DeNAの主砲・筒香嘉智外野手(27)が契約更改後の会見で、将来的な米大リーグ挑戦の意向を明らかにした。 近年の傾向からして、契約更改後に米球界への意向を公言した選手は翌年オフ、ポスティングシステムによって球団を去っていく。わざわざ公言するのは、ファンの気持ちに配慮してのこと。当該選手からすれば、ファンの応援を得て米球界に行きたい。球団にしても、「ラストイヤー」を公表することで集客数のアップが見込める。また、優勝戦線に絡んだ際のファンの盛り上がり方も違ってくるからだ。「筒香は侍ジャパンの4番でもあります。19年オフに渡米するのなら、2020年の東京五輪・野球競技には参加しないことになります。それ以上に『絶対的な主砲』の退団は、DeNAによって大きな戦力ダウンです。優勝して、筒香を送り出せれば最高なんですが」(前出・同) DeNAは優勝を狙えるまでに成長した。ドラフト会議で立て続けに即戦力の投手を獲得してきたのもそのためで、「打倒広島の一番手」にも予想されていた。しかし、ライバルの巨人は大型補強を敢行、広島が2年連続MVPの丸佳浩を喪失したとはいえ、19年のペナントレースはやはり混戦となるだろう。「DeNAはラミレス監督で優勝し、選手からの人望が厚く、ファンから絶対的な支持を受けている三浦大輔氏(19年から一軍投手コーチ)を監督に迎えるという青写真もありました」(球界関係者) 筒香のラストイヤーである19年に優勝できないとなれば、話は違ってくる。筒香退団は間違いなく、戦力ダウンだ。「切り札・三浦」に恥をかかせたくない。となれば、次の4番バッターが育つまではラミレス監督を引っ張ることになるのでは…。「ラミレス監督は契約を延長しましたが、その任期は1年。仮に優勝したとすれば、優勝監督を退任させることは考えにくい。三浦と一緒に新しいチームを作っていくというファンアピールもできますが」(前出・同)「4番=ホームラン」の定義から考えると、DeNAはドラフト2位の伊藤裕季也内野手(22=立正大)を育てていくと思われる。その育成役をラミレス監督に託すのか、それとも、三浦氏に全てを一任するのかは分からない。 しかし、筒香在籍のラストイヤーである19年、チームが惨敗したら、そのときはどうするのか。当然、指揮官のラミレス監督は敗戦の責任を負わされる。「切り札・三浦」に火中の栗を拾わせるのだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2018年12月19日 21時50分
やはり3年目は鬼門?マンU・モウリーニョ監督が退任
2016‐2017シーズンから、マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)を率いていたジョゼ・モウリーニョ。18日、その監督が退任したことがクラブ側から発表された。複数メディアによって大きく報じられてもいる今回の一件。気になる後任人事についてだが、クラブの公式サイトによると、まずは今季のチームを引き継ぐ“暫定監督”を立て、その間に次の指揮官を探していくという。 就任初年度はリーグカップ、ヨーロッパリーグを制覇し、自身の手腕を大いに証明していたモウリーニョ。しかし、次年度はタイトル獲得などの目立った実績は残せず、迎えた今季もここまで「7勝5敗5分・勝ち点26」の6位に甘んじていた。 クラブ公式ツイッターのツイートが確認時点で「6.6万リツイート・7.5万いいね」を記録するなど、ネット上でも大きな話題を集めている名将の退任劇。日本のファンからも「モウリーニョ遂に退任か」、「今季を考えると仕方ない、今までありがとう」、「後任は誰になるのかなあ」といった声が数多く寄せられている。 一方、こうした声の中には「また3年目のジンクスが…」、「やっぱり3年目の壁は高かった」、「なんでこうも3年目でダメになるのか」といった声も。何のことか分からない人もいるかもしれないが、このような声が挙がるのには、れっきとした理由がある。 今回渦中の人となったモウリーニョは、その前までチェルシー(イングランド)の監督として活動していたが、3年目のシーズン途中に指揮官を退任。さらに、チェルシーの前に在籍したレアル・マドリード(スペイン)でも、3年目を終えた後にチームを後にしている。今回のユナイテッドを含めると、実に3クラブ連続で3年目に政権終焉を迎えているのだ。 ちなみに、モウリーニョは前述した3クラブの内、ユナイテッドを除く2クラブでは2年目にリーグタイトルを獲得している。今回の退任は不幸なジンクスを継続させる一方、幸運なジンクスに終わりを告げる出来事にもなってしまった。文 / 柴田雅人
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