スポーツ
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スポーツ 2019年01月02日 07時00分
“グレーな物質”完全排除で箱根駅伝のタイムが落ちる!?
高校駅伝の強豪校などで、「鉄剤注射」がタイム向上目的に取り入れられていた問題が、各方面に波紋を広げている。「鉄剤注射とは、主に貧血治療に用いられるものです。これを中長距離ランナーに注射すると、血液中のヘモグロビンが増え、体内に効率よく酸素を運ぶため持久力が高まり、ある女子選手は『3000㍍で20〜30秒速くなった』という話もあるほどです」(陸上関係者) れっきとした医療薬品であり、禁止薬物のドーピングとは異なるが、一時的にタイムが向上しても肝機能に負担がかかり、結果的に選手寿命を縮めるという。「数年前から鉄剤注射の話は出ていて、強豪校で慢性的に投与していると聞いていました」(体協担当記者) この問題を受けて、日本陸上連盟は12月20日、「鉄剤注射の原則禁止」との方針を示した。しかし、今回の通達は遅すぎたとの指摘もある。「主に、貧血を起こしやすい女子選手に投与されてきたようですが、昭和の頃から鉄剤注射は知れ渡っていて、『ダラダラ走ってると注射するぞ』と喝を入れる指導者もいたそうです」(同) 専門家によると、鉄剤注射以外にも“グレーな物質”はあるというが、こうした疑惑の目は正月の風物詩である「箱根駅伝」にも向けられている。「箱根駅伝は長距離の学生ランナーにとっては花形。日本中の陸上強豪校から選手が集まっていますし、鉄剤注射の存在を知らないということはない」(前出・陸上関係者) 箱根駅伝を主催する関東学生陸上競技連盟は、本番前の身体検査結果を公表するなど、早急に選手を守る策を講じるべきだろう。「近年の箱根駅伝は、起伏の激しいルートにもかかわらず、スピードレースとなっています。“山の神”と称される超人的なランナーも出現していますが、鉄剤注射が禁止された年明けの箱根では、『急激にタイムが落ちるのではないか』なんて、うがった声もあります」(箱根駅伝の取材記者) 今回、青山学院大が5連覇を逃すと、あらぬ疑いをかけられそうだ。
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スポーツ 2019年01月02日 06時00分
知られざる『箱根駅伝』 実は関東ローカル大会?
『第95回箱根駅伝』が、1月2日と3日にわたって日本テレビ系で放送される。昨年度は、青山学院大学が総合4連覇を果たし、視聴率は往路は歴代1位となる29.4%、復路も歴代3位の29.7%を記録した(ビデオリサーチ調べ・関東地区平均)。やはり何かと注目が集まる番組だといえる。 もはや「紅白」と並び年末年始の国民的番組となりつつあるが、ネット上では「ただ走っているだけでは?」「途中から結果がわかりきっているのでつまらない」といった声も聞こえてくる。確かに復路は、往路の優勝チームが逃げ切れるのか、途中で追い抜かれるくらいかしか展開がない。さらに、下位チームは一斉スタートや繰り上げスタートがあるため、実際の順位がわかりにくい。これはひとつの正直な感想だろう。 「箱根駅伝は正式名称を『東京箱根間往復大学駅伝競走』といいます。開始年は1920年と伝統ある大会ですが、テレビ中継がはじまったのは1979年の第55回大会からです。当時は東京12チャンネル(現在のテレビ東京)で、3日のゴール場面とダイジェストのみが放送されていました。しかし、1987年の第63回大会から日本テレビが全編の中継を行うようになり、人気に火がつきはじめます。地味になりがちな画を面白くしているのは、日テレの演出力のなせる技でしょう」(放送作家) 日テレは年始の箱根駅伝にあらゆる力を注ぎ込んでいるといえよう。夏の『24時間テレビ:愛は地球を救う』の「チャリティマラソン」中継は箱根駅伝のリハーサルといった都市伝説もあるほどだ。 箱根駅伝がもともと地味な大会だったのは、出場校の問題もある。実は箱根駅伝は関東ローカルの大学駅伝大会なのだ。 「箱根駅伝の主催者は、関東学生陸上競技連盟(通称・関東学連)です。関東の1都6県と山梨県内にある各大学の陸上部で構成されます。当然ながら関東学連の加盟大学に進学しなければ、箱根駅伝には出場できません。青山学院大学の原晋監督は以前、『箱根駅伝の全国化』を提言し話題となりました。実際に2024年の第100回大会をめどに、出場校を全国に拡大する動きも見られます」(前出・同、※規約上は同地域の大学院・短期大学・及び高等専門学校の4学年・5学年も加盟可能) 「箱根駅伝」は中継で大学名が連呼されることで、出場校は同年の受験者が増加するといった話もある。宣伝効果は抜群なだけに、全国化を望む大学は多そうだ。
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スポーツ 2019年01月01日 15時05分
大相撲次の昇進力士を考える【大関編】
昨年は栃ノ心が手繰り寄せ、御嶽海も挑戦した大関の座。迎えた今年も新大関誕生となれば、大きな話題となることは想像に難くないが、そこに名乗りを上げる力士は果たして誰なのか。本稿では注目に値する力士3名をピックアップし、以下にその可能性を探っていきたい。 まず1人目は、昨年11月場所で初優勝を果たした貴景勝。1月場所で「11勝」をマークすると一応昇進目安をクリアすることになるが、現時点ではそこまで機運が高まっていない。 勝ち星・内容共にハイレベルなものが求められていることを考えると、1月場所で無理に大関を狙うのは得策ではない。次の3月場所で勝負をかけるため、まずはこの場所2ケタをキープし、初優勝が“確変”ではなかったことを証明したいところだ。 2人目に登場するのは、初優勝した昨年7月場所の後、2場所に渡って大関取りに挑戦した御嶽海。11月場所で「7勝8敗」と負け越したことで、1度目の挑戦は惜しくも失敗となってしまった。 この2場所で喫した黒星14個の内訳は、対横綱・大関が5個、そして対関脇以下が9個。この数字を見ても分かる通り、失敗の要因はもったいない取りこぼしにある。この課題をクリアすることができれば、実力は確かなだけに2度目の挑戦も十分あり得るだろう。 最後となる3人目には、東前頭13枚目で臨んだ11月場所で「11勝4敗」をマークし、敢闘賞も受賞した阿武咲を挙げたい。昨年は右膝の怪我で一時十両まで番付を下げたが、それまでは三役である小結に在位していた力士だ。 新入幕の2017年5月場所から3場所連続10勝で一気に小結まで駆け上がったこと、そして先に述べた11月場所の成績を考えると、既に一定の実力は兼ね備えている。怪我の影響は少し気がかりだが、万全ならば“台風の目”となる可能性は十分だろう。 一昨年は高安、そして昨年は栃ノ心が射止めた大関の座。果たして3年連続で新大関は誕生するのか、まずは1月場所の貴景勝が注目を集めることになりそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年01月01日 15時00分
大相撲次の昇進力士を考える【横綱編】
白鵬、鶴竜、稀勢の里の3名が共に複数回の休場を強いられ、稀勢の里は初場所に進退がかかる状況となっている横綱。横綱陣に陰りが出始めたとあれば、当然ファンが期待するのは次の横綱だ。 序列だけを考えると豪栄道、高安、栃ノ心の3大関が候補といえるが、果たしてこの中に今年綱を張ることになる力士はいるのだろうか。昨年の成績を元に、彼らの可能性を探っていこう。 まずは豪栄道から。2016年9月場所ではカド番からの全勝優勝を成し遂げた経験も持つ大関だが、昨年はカド番1回、2ケタ勝利以下4回とあまり振るわなかった。 昨年の成績を含め、カド番7回、2ケタ勝利以下21回と大関では安定感を発揮できていない豪栄道。こうした事実を考えると、今年中の横綱昇進は非常に厳しいと言わざるを得ない。まずは取りこぼしの数を減らし、2ケタの回数を増やすことから始める必要がありそうだ。 次は高安。昨年は左腕の怪我で5月場所を全休するという不運があったものの、怪我明けの7月場所を除く4場所ではいずれも2ケタ以上の成績(内優勝次点3回)をマークした。 体調が万全ならば、既にある程度の実力は保証されている高安。あとは「腰高の修正」、「対策が進むかち上げの改良」、「勝負弱さの払しょく」といった課題をクリアできれば、今年中に自身初の優勝、そして横綱の座を引き寄せる可能性は高い。 最後に登場するのは栃ノ心。昇進前3場所で「37勝」を荒稼ぎしたジョージア出身の31歳だが、昇進後3場所は右足親指を怪我した影響で「22勝」と大きく星を落としている。怪我が治らぬまま強行出場を繰り返せば、照ノ富士の二の舞になることは濃厚。ただ、しっかりと完治させることができれば、平幕優勝を果たした1月場所のような爆発力を武器に、一気に綱に迫る可能性も否定はできないところだ。 以上の内容から考えると、今年綱を張る可能性が最も高いのは高安となる。果たして予想は当たるのか外れるのか、その答え合わせは初場所からがスタートだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年01月01日 13時00分
那須川天心対武尊のドリームマッチ遂に実現か?新日本対WWEの行方は?【2019年マット界展望】
2018年もいろいろあったマット界。 締め切りの都合上、RIZIN12.31『RIZIN平成最後のやれんのか!』&『RIZIN.14』さいたまスーパーアリーナ大会と、新日本プロレス1.4『レッスルキングダム13』東京ドーム大会を見る前にこの原稿を書かなければならない。それでもギリギリまで取材をした結果をもとに、2019年のマット界を大胆に占っていきたい。 まず、格闘技界。昨年は“神童”那須川天心を中心に動いていたのは周知の事実。KNOCK OUTやRISEでは強豪タイ人と、RIZINのリングでは、UFCファイター堀口恭司とキックルールで戦った。元プロボクシング5階級王者のフロイド・メイウェザーとの試合は、アントニオ猪木対モハメド・アリ、前田日明対アレクサンドル・カレリンとともに、どんな内容、結果に終わろうとも何十年にも渡って語り継がれる出来事になったことは間違いないだろう。 今年の天心はホームリングのRISEで、3月から10月にかけて行われる世界トーナメントの『RISE WORLD SERIES 2019』57〜58kgトーナメントにエントリーしている。同トーナメントには昨年、天心を苦しめたロッタン・ジットムアンノンや、スアキム・PKセンチャイムエタイジムのタイの強豪、そして日本人キックボクサー志朗も名を連ねている。 しかしK-1のエース武尊が、K-1の昨年最終興行(12.8エディオンアリーナ大阪)のリング上で、「いろいろ団体とかありますが」と話した後に客席から『天心!』の声が飛ぶやいなや「分かってますよ!」と叫んだことが波紋を呼んでいる。 武尊はリング上で続けた。「実現するのは難しいことなんですよ。全く実現できない状況で発言するとファンを裏切ることになる。中途半端なことは口にしたくないんです。難しいことがありますが、僕が格闘技を背負う、変えるとずっと言ってきている。時期は分からないですが、僕は必ず実現させようと思っています。そして、実現させるだけでなく僕は勝つ気でいます」と強調。「ずっと僕が言っているK-1最強を僕が証明する」と初めて天心戦について言及したのだ。インタビューブースでは、かつてのK-1のエース魔裟斗が武尊の背中を押したことを明かし、一夜明け会見では「実現させるための発言。向こうがベストと言うなら体重を落としてもいい」と一踏み込んだ発言をしている。 この原稿を書いている時点では、那須川親子はメイウェザー戦に備えて渡米している。情報が伝わっているのは間違いないが、「今はそれどころではない」というのが本音だろう。またK-1は那須川側を民事訴訟で訴えている。対戦を実現させるにはまずこのあたりをクリアにしなければならない。ただし、那須川弘幸会長は昨年「天心が純粋にやりたがっているのは確か」とも話している。双方と接点があるAbemaTV(またはグループ会社のCygames)あたりが仲介に入れば一気に実現する可能性がある。 一方、K-1で武尊に敗れた皇治は12月10日にツイッターを更新。「武尊君との戦争が終わった。来年は対抗戦で戦争やろう。ドームで。K-1対RIZIN」と言及した。すると格闘技ファンからは、『格闘技夢のオールスター戦』実現を期待する声が殺到。対抗戦のカードを予想するツイートも数多く見られるようになった。 天心、武尊、皇治の共通点は「再び日本の格闘技界を盛り上げること」。皇治が書いているように、それを発信するのにふさわしい大きな舞台で実現させてほしい。一昨年の大晦日で「来年やりたい」と話していた天心に対して、1年後に反応したエース武尊の発言を受けてK-1の対応が注目される。おそらく両者が顔を合わせる“最後の”チャンスだと思われるだけに、「選手ファースト」の対応に期待したい。 プロレス界では、今年も新日本プロレスが話題の中心になるのは間違いない。今年の4月6日には提携しているアメリカの団体ROHとの合同興行を、ニューヨーク・マジソン・スクエア・ガーデン(MSG)で開催することが決定。関係者の話によるとチケットは完売が濃厚な情勢だという。 この新日本の動きに対して、世界最大のプロレス団体であるWWEは、新日本がアメリカ、しかもお膝元であるニューヨークのMSGに侵攻するのとは逆に、今年は日本へさらに侵攻するのでは?という話も伝わってきている。今年も新日本からWWEへ移籍する選手が出る可能性も否定できない。現在のWWEは資金も潤沢。新日本の木谷高明オーナーも「資本力だけで向こうに行かれたら仕方ない」と割り切っているようだ。 またCody、ケニー・オメガ、ヤングバックスが中心になって設立する予定の新団体が、新日本とどんな関係を築いていくのかにも注視していきたいところ。新日本に関しては、1.4東京ドーム大会以降の棚橋弘至とオカダ・カズチカの関係性や、飯伏幸太の動向などがポイントになってくるだろう。 他団体では、全日本プロレスやプロレスリング・ノアが昨年大きく巻き返していった。大日本プロレス、DDTグループ、ドラゴンゲートの人気も継続中で、ヒートアップ(ゴーイングアップ含む)は、ガッツワールドとの合流で頭角を現してきている。 また夏には長州力がファイナルマッチを行うことが決定しており、膝の手術から長期欠場中であるW-1の武藤敬司も今年復帰予定。自身がプロデュースするプロレスリング・マスターズも2月15日に開催する。天心対武尊が実現すれば格闘技界は再び熱を取り戻す。それだけに、プロレス界も新日本やWWEだけではなく、女子も含めて明るい話題を提供し続けてほしい。 2019年はプロレス・格闘技界にとって、オリンピックイヤーに向けた新たな時代の幕開けになることを願うばかりだ。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2019年01月01日 06時00分
RIZIN「渾身の一発から顔色が変わった」那須川天心、メイウェザーに初のKO負け!
RIZIN『RIZIN.14』▽12月31日 さいたまスーパーアリーナ 観衆 29,105人▼スペシャルエキシビジョン(RIZINボクシングルール)○フロイド・メイウェザー (1R 2分19秒 TKO)那須川天心⚫︎※右フック→タオル投入 あの“神童”那須川天心が足から崩れ落ちた…。 キックボクサー那須川天心と、元プロボクシング5階級制覇のレジェンド、フロイド・メイウェザーのボクシングルールによるスペシャルエキシビジョンマッチが12月31日、さいたまスーパーアリーナで行われた。 天心はキックボクシングで、メイウェザー はボクシングで、プロデビュー以来“無敗”の記録を持っているが、この試合は記録に“残らない”非公式試合であることから、メイウェザー は「エンターテイメント」を主張。天心は「一発ぶっ飛ばしてやりたい」とKOを狙っていくと宣言。アメリカに飛んでボクシングのトレーニングを積み“世紀の一戦”に挑んだ。 ルールは前日までRIZINとメイウェザー 側が協議を続けた結果、ボクシングルールは揺るがず、「MMA的な動きがあった場合はペナルティを課す」という契約まで明らかになり、両者の体重差は4.2kg差と、天心が圧倒的に不利な状況になったことから、グローブを天心は8オンス、体重で勝るメイウェザーは10オンスの“ハンディ”をつけることで最終的に合意した。 両選手が入場し、歌手のGACKT、BENIによる日米国歌独唱の後、アメリカのプロボクシング風のコールが行われ、世紀の一戦のゴング。 1R、序盤からメイウェザーがリングを支配する中、天心の右ストレートがメイウェザーの顔面を捕える。天心は「渾身の一発で手応えもあったが、そこから顔色が変わったのがわかった」と振り返っていたが、メイウェザーはスイッチが入ったかのように、天心の頭部にパンチをヒットさせ、最後はボディからの左フックで3度目のダウンを奪うと、たまらずセコンドがタオルを投入。メイウェザーがボクサーとして格の差を見せつけ2分19秒でTKO勝利。 記録には残らないとはいえ、初めてKO負けをした天心は「本当にイケると思っていたので悔しかった」と号泣。メイウェザーは「天心は若いライオン。まだ成長する余地がある。まだまだ頑張ってもらいたい」とエールを送ると、「これはエンターテイメントです。試合ではなく大きなイベントとして楽しんでもらいたかった」と改めて、エキシビジョンマッチだったことを強調。また「私は引退している。復帰することはない」とプロボクサーの復帰も否定したが、試合後の会見中に約50名のメイウェザー軍団と一緒に新年のカウントダウンを行うなど「日本はまた来たいと思える国だ」と終始ご満悦な表情で会見を終えている。 非公式ながら初めてKO負けを喫した天心は「今までダメージを受けたことがないから、(ダメージが回復する時間は)わからない。コレ自分がいつもやってるんだと思うと怖いなと思いました」とダウンをしたときの様子を振り返ると「きょうは悔しいけど、次に向けて頑張れる。もう怖いものはない」と前を向いた。メイウェザーからは学ぶべき点も多かったようで「真似するというか、やられたことを他の選手にやりたい。でも普段の態度は真似したくないですけどね」と語り、会見を終えると、報道陣から拍手で見送られると照れ笑いを浮かべながらインタビュールームを後にした。 RIZINの榊原信行実行委員長は「今年のRIZINのテーマは冒険だった。天心の挑戦は海外のメディアから『無謀だ』と酷評されるかもしれない。でも一歩踏み出して冒険してくれた天心と、我々と一緒に旅をしてくれたメイウェザーに感謝したい」と天心とメイウェザー に感謝の気持ちと口にすると、体重差などの問題に関しては「競技に走るとつまらなくなるので、競技に走るつもりはない。天心もプロモーターもリスクを取った。競技が見たい方はボクシングを見てもらえればいい」と持論を展開。「軌跡と奇跡の空間だった。禁断の果実をかじった天心が今後どうなるのか?」と今後の天心に期待を寄せた。2019年のRIZINは、4月21日の横浜アリーナ大会から幕を開ける。取材・文 / どら増田写真 / 山内猛
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スポーツ 2018年12月31日 21時50分
【RIZIN】“最強の地下アイドル“川村虹花、熱望したRIZINのリングに散るも「絶対に戻ってきます」
<12月31日 さいたまスーパーアリーナ> アイドルと総合格闘家の“二刀流“として活躍する仮面女子・川村虹花が、主戦場のDEEP JEWELSで再三のアピールが実り大晦日のRIZINのリングに遂に舞い降りた。相手はアマチュアレスリングで輝かしい実績を誇り、総合に転向。現在は故・山本”KID”徳郁さん主宰のジム、KRAZY BEEに所属しこの日プロデビュー戦の、あい。11年ぶり開催の“RIZIN やれんのか!“のオープニングマッチに相応しいマッチアップとなった。 試合は序盤、川村のパンチがあいの顔面を捕らえ会場のファンを湧かせるも、あいはレスリング仕込みのテクニックでグラウンドに引きずり込むと、マウンドポジションから顔面にパウンドを叩き込み、1ラウンド3分1秒でレフェリーが試合を止めた。川村はリング上で無念の涙を流し、あいは満面の笑み。ジョシカクファイターの明暗のコントラストがくっきりと分かれた。 試合後川村は会見場で「よろしくお願いします」と丁寧にアイドルらしいお辞儀をし「打撃は入ったかなと思ったけど、レスリングが強かった。まだまだやれると思ったけど、ストップされてしまった」と気丈に試合を振り返った。しかし一緒に入場した仮面女子についての質問に「メンバーに支えられて、頑張ってと背中を押されて心強かった」とコメントしたところで涙腺が緩み「ファンやみんなの期待に応えられなくて心苦しい。もっとやれた」と涙は“悔し涙“だったと心境を明かした。 アイドル活動については「沢山のメンバーが卒業したが、残ったメンバーや新メンバーと、前を向いてやっていきたい」と語り、「格闘家としてまだ未熟。練習して格闘技と向き合って、レベルを上げて強くなっていきたい」と来年以降も二足のわらじを履いて活動するとコメントした。「また絶対に戻ってきます」とハッキリと宣言した川村の挑戦は、まだまだ続く。念願のリングで苦汁を舐めたことを肥やしとして、2019年も前人未踏の道を切り拓いて行く。取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2018年12月31日 17時30分
【DeNA】最強の補強!?みんな待ってた「最後のクジラ」田代富雄コーチがもたらすもの
“田代がベイスターズ復帰”。このニュースに、ファンが、選手が沸いた。横浜大洋ホエールズで人気を博した選手は数多く存在するも、その中でも“愛された”選手としては、“オバQ”田代富雄が代表格ではなかろうか。豪快なスイングから放たれる、大きな放物線は正しくホームランアーチストのそれだった。最後の打席で満塁ホームランをかっ飛ばし、スタンドのファンは惜別の涙を流した。本当にライトスタンドはみんな泣いていた。それは彼が愛されるが故の証の涙だった。 そんな田代は引退後、コーチングでも輝いた。若き日の多村仁志、金城龍彦、内川聖一、村田修一、吉村裕基らを育て上げた。確かな理論と指導方法は高い評価を得ているが、それよりも誰もが口にするのは「人間性」。2009年に大矢明彦監督の無期限休養の後を継いで代行監督を務めた際も、チーム内では来季も田代に指揮を執ってもらいたいという声が多かった。しかし、それは叶わず。しかもユニフォームにこだわる男に対しフロント入りを打診するも、田代はそれを拒否。そのまま退団という混乱する暗黒のTBS時代を象徴する“事件”が起こってしまった。 横浜を去ったあとは韓国球界を経て、楽天ゴールデンイーグルスにコーチ就任。銀次や岡島豪郎を育て日本一を経験。2016年からは読売ジャイアンツでコーチを務め、今季ブレイクした岡本和真を一人前にし、行く先々で結果を残した。そして、2018年限りでジャイアンツを退団と発表されると、ほどなくして古巣ベイスターズ復帰が決定した。 ベイスターズでは奄美で行われた秋季キャンプから合流し、すでに指導を開始している。現在のベイスターズ打撃陣について、「怖い打線。お世辞でも何でもなく、若手がいい。期待している」と語り、今季シーズンを通して思うような働きの出来なかった桑原将志には「奄美では良かった。今季は一番二番がいまいちだったので期待している」と、名伯楽は来季を見据えた。 横浜大洋時代はビクトロンの奏でる高倉健さんの「男なら」のメロディーに乗って打席に向かった田代。横浜の際も楽天の際も、去り際はその歌詞のように「男気」を通しての結果に見える。「昔からファンでした」と語りかけるファンに対し、「いい思いさせられなくてごめんな」と言える男を悪く言う人にお目にかかったことがない。今では少なくなった昔気質の職人が「ワクワクするような野球を見せたい」と意気込み、奄美の秋季キャンプでの挨拶では「いい思いをしよう」と、簡潔ながらも重みのある言葉を残した。人間力に溢れた指導者が帰ってきたベイスターズの未来は明るい。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2018年12月31日 17時00分
「全裸ヌード」に「痴漢批判」!? 池江璃花子がSNSに問題投稿
競泳女子の池江璃花子(18)が自身のSNS「インスタグラム」を更新。そこで“ヌード写真”を公開して話題になっている。 「幼少期に撮影された」というが、上半身ハダカ。気になる秘部やバストトップは隠されているものの、大胆なヌード姿だ。池江は、この写真を次のように解説する。〈多分、1歳 この時から筋肉質っぽいよね… テナガザルかな(笑)〉 確かに手足が長く、肩の辺りもガッチリしている。生まれながらのスイマー体形が判明したのだ。 目元には現在の雰囲気があり、ファンも〈普通はぽっちゃりやけど、筋肉やわぁ! 素質あるあるや!〉〈確かにすでに腕が長い! しかも筋肉付いてる…やはり天賦の才があるんだね〉と、微笑ましい写真に好意的なコメントを寄せていた。 一方、〈モビルスーツみたい〉なんて声も上がっている。モビルスーツとは、アニメ『機動戦士ガンダム』に出てくる近未来の人型ロボット兵器のことだ。「池江は11月下旬、ほかの選手たちと、日本代表の新たな競泳水着を発表する会見の模様もインスタで披露しています。ゴーグルをつけた姿には、『ウルトラマンみたい』というファンの声もネットに上がっていました。もっとも、ウルトラマンと呼ばれたのは、池江だけではありませんが(笑)」(スポーツ紙記者) ウルトラマンの次はモビルスーツ…。筋骨隆々とした競泳選手は、どうしても“ヒーローもの”に見えてしまうのかもしれない。「ほかに、池江はSNSに意味深な書き込みもしています。11月に〈満員電車では平気で痴漢ありますよね、やられた側がどんな気持ちになるのか(中略)痴漢は犯罪です〉と投稿したんです。痴漢被害に遭ったのか、と競泳仲間の鈴木聡美が確認していました」(同) 池江のSNSは、前述の幼少期の写真公開のように、ほのぼのとしたものが中心。あえて痴漢に関する投稿をしたことで、被害を心配する声が上がっているのである。もし痴漢が事実なら、次はモビルスーツ並みの筋肉で撃退してほしいものだ。
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スポーツ 2018年12月31日 17時00分
“新時代”はすぐそこに?優勝5人・初優勝3人となった2018年の大相撲
上位陣に休場が目立つ一方、次代の担う若手の活躍も多かった2018年の大相撲。今年最後の記事となる本稿では、そんな1年を場所毎に振り返っていきたい。 “平成最後の年”は、「14勝1敗」をマークした栃ノ心の平幕優勝で幕を開けた。右膝の大けがにより、一時は幕下まで番付を落とした男が掴んだ初めての栄光。どん底からの大逆転劇は、多くのファンの感動を誘った。 “V字回復”を見せたのは、3月場所の鶴竜も同じだった。1月場所で進退問題をなんとか振り払った横綱は、この場所「13勝2敗」で8場所ぶりに優勝。白鵬、稀勢の里の2横綱が不在の中、“最後の砦”として綱の威厳を守り抜いた。 続く5月場所は鶴竜が「14勝1敗」で2連覇を果たす一方、栃ノ心が大関取りに挑戦。優勝次点となる「13勝2敗」を叩き出した“角界のニコラス・ケイジ”は、期待通りに大関の座を射止めることとなった。 3横綱1大関が揃って休場と、実力者が不在だった7月場所。しかし、この状況は「13勝2敗」で初優勝の御嶽海を筆頭に、豊山、朝乃山、北勝富士、貴景勝といった若手の活躍という“副産物”を生むことにもなった。 白鵬が「15勝0敗」で41回目の優勝を果たした9月場所だが、それ以上の注目を集めたのが稀勢の里。進退をかけて久々の土俵に上がった横綱は、ファンをヒヤヒヤさせながら「10勝5敗」でなんとかこの場所を乗り切った。 記憶に新しい11月場所では、貴景勝が「13勝2敗」で初優勝。場所前のゴタゴタを乗り越えての栄冠は、稀勢の里の途中休場、御嶽海の大関取り完全消滅といった残念な話題を一気に吹き飛ばす明るい話題となった。 今から18年前の2000年と同じく「2横綱1関脇1小結1平幕」が優勝し、内3人が初優勝となった2018年。2000年の場合は翌年曙が引退し、朝青龍が新入幕を果たす“時代の転換点”となったが、果たしてその歴史は繰り返されるのだろうか。明日から始まる2019年は、“新時代”の到来を期待しつつ大相撲を見ていきたいと思う。文 / 柴田雅人
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