ついに鉄人が最前線に打って出る。
これまで小橋は、Disobeyに対し、次期シリーズ(6月4日、東京・後楽園ホールで開幕)で迎撃する構えは見せていたものの、秋山との共闘については「まだ何も話をしていないので、わからない」と態度を保留していた。
この日、潮崎豪とのタッグで秋山&谷口周平と対峙した。逆水平、マシンガンチョップ30連発などで秋山の胸板を真っ赤に染めれば、秋山もエルボー、ヒザ蹴り、ブレーンバスターで応戦。真っ向勝負を繰り広げ、体と体で会話を交わした。
試合後、秋山から「リキ(力皇猛)と(モハメド)ヨネをやってやろう」と改めてタッグ結成を要請され手を差し出されると、その手を力強く握り返した。
AK砲で内部闘争に乗り出すことになった小橋は「自分たちが面白くしたいと言っても、ファンが納得しないと盛り上がらない。やるなら徹底的に来い」と力皇&ヨネに宣戦布告。さらに「次期シリーズで解散になるかもしれないね」とDisobeyに対して壊滅を宣告した。
秋山とのタッグは、今年4月25日の後楽園大会で実現しているが、シリーズを通しての1度もない。今回のチーム再結成でいよいよ元祖バーニングの復活も見えてくる。
小橋&秋山といえば、全日本プロレス時代には世界最強タッグ決定リーグ戦を2連覇、世界タッグを2度巻いている名コンビ。それだけに、次期タッグ王座挑戦を表明している三沢光晴&潮崎や、元GHCヘビー級王者コンビの佐々木健介&森嶋猛などを脅かす存在になることは確実。小橋にとっては腎臓ガンから復帰後、初のタイトル挑戦も見えてくる。
方舟マット勢力図を大きく塗り替えることになりそうだ。