日本代表チームの先発は、前回のカメルーン戦と同じメンバー。本田(CSKAモスクワ)を1トップとする同じフォーメーション。試合開始から猛攻をかけるオランダに対し、中沢(横浜マ)、闘莉王(名古屋)を中心とする守備陣が踏ん張りを見せる。やがて攻撃陣もフリーキックなどで攻撃の形をつくり、オランダを上回るシュートを打つなど、前半は日本の思惑通りの展開。
しかし、後半に入り、一層激しさを増すオランダの攻撃に守る時間が増え、後半8分にはオランダの10番、スナイデルに強烈なシュートを決められ、リードを許した。点を取りにいかなければいけない日本は後半18分、松井に代わり今大会初出場の中村俊輔、さらにはFWの玉田、岡崎を投入、試合終了間際にはDFの闘莉王を前線に置き、攻めの姿勢を見せるもゴールを決めることができず、1-0で試合は終了。マイクを向けられた日本代表の岡田監督は「悔しい、悔しいです」とコメントした。
守備では粘り強さを見せるも、得点を取りにいかなければならない場面で投入された選手たちが、効果的に攻撃に絡むことができず、次のデンマーク戦へ課題を残した。