記者会見では舌鋒鋭く、とことん食い下がる姿勢で有名な東京新聞の記者の望月衣塑子氏。近頃は定例記者会見にあまり顔を見せることもなく、もっぱらYouTubeチャンネルに力をいれているようだ。
望月氏は元朝日新聞の尾形聡彦氏が編集長として運営する「アークタイムズ」にキャスターとして、スタートした2022年より出演していた。だが、望月氏は2025年6月くらいからほぼ出演はなくなり、独自に開設した「望月いそことオッカ君チャンネル」にYouTuber活動をシフトしていった。アークタイムズとはギャランティーが折り合わず、降板したともいわれており、相棒だった尾形編集長は望月氏が操るオオカミのパペット「オッカ君」に変わったのだ。番組はリベラル派の著名人を呼んで対談する内容で、ゲストの人選もほぼアークタイムズと同じ。要はYouTuber活動の金銭取り分を増やすことが背景にあると思われる。
さらに望月氏は同チャンネルで「グッズ販売」と「寄付の募集」を行っている。望月氏とオッカ君のイラストが入ったTシャツ、タオル、キーホルダー、マグカップなどが売られ、Tシャツは税込で3814円、マグカップは2904円となっている。さらに望月氏は、多くのタワーマンションが立ち並ぶ東京・湾岸エリアに超高層階の1室を所有。同じ湾岸の物件から昨年買い替えたもので、超人気物件で現在3億6000万円以上、売り方によっては4億円超の価値が付くという。
本業の新聞記者より、錬金術師としての活動が注目されている望月氏だが、9月17日に「筋トレと美容とえいごのオッカ君ch」という名のお金とは無縁ともいえるサブチャンネルが開設され、注目されている。同チャンネルで望月氏は「普段、美容と健康のために最近始めた筋肉トレーニングとか、子どもの教育に関連して、私もかなり悩んでいるんですが、プライベートなことを発信するサブチャンネルをとりあえず一回やってみようかと思って立ち上げることにしました」とチャンネル立ち上げの経緯を語った。「では、毎日やっている筋トレの様子をご覧ください」と話すと、場面はジム内に移り、ラットプルダウン(背筋)、デクラインベンチ(腹筋)、チェストプレス(胸筋)をへそ出し、タンクトップの姿でこなしていく。
チャンネル内のコメント欄には「50代とは思えない。すごいです」「衣塑子さんファンにはたまらない、スタイルが良くて最高ですね」などの応援するコメントが寄せられた。その後、ほぼ3日に1度のペースで動画はアップされているが、この筋トレ動画についてX(旧Twitter)でのリプライは厳しい意見が目立つ。「フォームも意識も全然ダメ。素人レベル」「これは誰トクなのでしょうか?」「タワマンを買える理由を披露した方が再生数伸びると思う」など、辛辣(しんらつ)な意見が大多数を占めた。
2週間で登録者数は650人と、筋トレ動画はお金にはならないかも。