番組内ではソフトボール、バドミントン、バスケットボール、フェンシングの4種目で、中居を中心とした「チーム中居」が各競技のプロアスリートたちと勝負。高橋氏はチーム中居VS女子ソフトボール日本代表のソフトボール対決に解説として出演し、自身が現役時代に使用していたグローブを事前に中居に貸し出してもいた。
話題を集めているのは、試合中に飛び出した解説コメント。高橋氏は1回表、今シーズンから自身の現役時代と同じ背番号「24」を着用するチーム中居の巨人・大城卓三に対し、「今のところまだ想像つかないですけどね」と辛口のコメント。
続けて2回表、バットを短く持って打席に入ったチーム中居の巨人・小林誠司に「シーズン中はあまり見ないんですけどねえ」と発言。その直後、小林が外角の球を空振りすると「今のスイングはシーズン中もよく見ますね」と口にし選手たちの笑いを誘った。
また、6回表2死満塁でライト前に落ちる打球を放った中居が、走路を誤りまさかのライトゴロに終わった場面では「(今のプレーは)罰金ですね」と辛らつな一言。
さらに、6回裏に中居がゴロの打球をエラーし相手打者の出塁を許した際には、「グローブは一流ですからね。技術の問題かもしれないですね」とバッサリ切り捨てた。
今回の放送を受け、ネット上には「あくまでバラエティ番組の試合なのに、実際の試合みたいにちゃんと解説してて面白い」、「由伸のコメント毒舌すぎるだろ(笑)」、「解説席から爽やかに毒を吐く由伸さん最高」、「小林のスイングへのコメントは元監督ならではのリアルなコメントだな」、「由伸が中居や巨人選手をウキウキでいじってるのはなんか和む」、「監督時代と違ってすごく楽しそう」といった視聴者からの反応が多数寄せられている。
「高橋氏は2016年から2018年にかけて巨人の監督を務めていますが、当時は無表情でメモを取るばかりで積極的に采配を振るわなかったため、一部ファンからは“地蔵”などとやゆされていました。今回、解説席で生き生きと発言する姿を見て、在任当時とのテンションの違いに驚いたファンも多いようですね」(野球ライター)
3年間のチーム順位が「2位→4位→3位」ということも相まって、監督時代は批判を浴びることも多かった高橋氏。2018年10月3日の退任発表からは約1年半が経つが、在任当時には見られなかった素の部分にこれからも話題が集まりそうだ。
文 / 柴田雅人