午前午後に分かれ、約100名の子供たちを前に打撃指導などを行った高橋氏はイベントを終えると、子供たちを前に「楽しかったです。教えてもらったことを継続すると、急には成長しないけど少しずつうまくなっていくと思います。
いつかプロ野球選手になったら、あの時教えてもらいましたって僕に声をかけてください」と充実の表情でコメント。
プロ野球選手と子供たちの触れ合いにも今後前向きな気持ちで取り組みたい意向を持っている様子で、「僕は住んでいるところが田舎だったので小さい頃、プロ野球選手は身近じゃなかった。見たことも会ったこともなかった。身近にいたら小さい頃から野球選手を目指したいなって思うきっかけになったかもしれない。でも、(そういう機会がなかったので)目指そうと思い始めたのは大学生になってからだった」と自身の少年時代を回顧。「小さいころは遊び感覚。遊びが野球だった」とも。
小学生の指導については、「形にハメないことが大切」と持論を述べ、「大きな括りとして基本があるので、まずはその基本を覚えて、あとは本人次第。本人のやりやすい形がその子に合ったものだと思います。これだけの子がいれば全員に指導が当てはまるわけじゃない。できるだけ基本に沿ったものを教えようと思いました」と考えを語っていた。
(取材・文:名鹿祥史)