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職務放棄、打点0、神のお告げ…阪神ファンを激怒させた「バースの再来」たち

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バース

 11月28日、阪神が来シーズンの新助っ人野手として、米メジャー・エンゼルスをFAとなっていたボーアを獲得したことが複数メディアによって報じられた。

 獲得を伝える報道の中で頻繁に用いられていたのが、1983年から1988年にかけて阪神でプレーし、在籍中に2度の三冠王にも輝いた名助っ人・バースを引き合いに出した「バースの再来」、「バース級」という言葉。「バースの再来」というワードは、同日ツイッターでトレンド入りしてもいる。

 しかし、その内容を見ると、「また阪神にバースが再来したのか、これで何度目だよ」、「バースの再来って言葉にはロクなイメージがない」、「『バースの再来』はこの世で一番信用してはいけない言葉」といったコメントがずらり。ボーアに対する期待度が低いことが浮き彫りになっている。

 ボーアがどのような成績を残すかは、もちろん蓋を開けてみないと分からない。ただ、「バースの再来」、「バース級」と期待されながらそれを大きく裏切り、悪い意味で語り草になってしまっている阪神の助っ人野手は枚挙に暇がない。

 期待外れに終わった助っ人として記憶に新しいのが、今シーズン途中の7月7日に入団したソラーテ(元パドレス他)。一軍初出場となった同月26日巨人戦から5試合でサヨナラホームラン1本を含む「.273・3本塁打・6打点」をマークしたことで、「もしかしてバースの再来か!?」と色めき立つ阪神ファンは少なくなかった。

 しかし、8月に入ると15試合で「.149・1本・3打点」と不振に陥り、同月19日に二軍落ち。それから、翌月6日に一軍再昇格が決まった際には、モチベーションの問題を理由にまさかの拒否。この“職務放棄”はファンのみならず球団も激怒させたようで、ソラーテは昇格拒否から3日後の9月9日に契約解除となっている。

 2012年オフに来日したコンラッド(元ブレーブス他)は、翌2013年のオープン戦では17試合で「.260・3本塁打・12打点」と結果を残し開幕スタメンの座を確保。しかし、シーズンでは24試合で「.175・0本・0打点」とからっきしだった上、同年5月30日の二軍落ち以降は一軍に再昇格することなくそのまま退団。そのため、阪神に野手で入団した助っ人としては、史上初となる打点0を記録してしまった。

 ちなみに、2012年11月17日の『日刊スポーツ』(日刊スポーツ新聞社/電子版)には、コンラッドを獲得した経緯について、「中村GM(中村勝広さん/故人)はビデオを見て、2分で獲得を決めたという」と記されている。

 阪神ファンのみならず、全プロ野球ファンを唖然とさせたのが、1997年に入団したグリーンウェル(元レッドソックス)。メジャーで「.303・130本塁打・726打点」といった通算成績をマークした強打者に対し、阪神は当時の球団最高額である年俸3億6000万円(推定)を提示するなど、大きな期待をかけていた。

 しかし、グリーンウェルは背中痛を理由にシーズン開幕後の4月末まで来日せず、出場7試合目となった5月10日巨人戦では自打球を右足甲に当てて骨折。挙句の果てに、骨折直後「野球を辞めろという神のお告げがあった」という言葉を残しそのまま引退してしまった。肝心の成績も「.231・0本・5打点」と全く振るわなかったことから、今でも“球団史上最低の助っ人外国人”と揶揄されることは珍しくない。

 今回獲得したボーアは果たしてバースの再来なのか、それともバースの再来“の再来”なのか。今後も阪神ファンの注目を集めることになりそうだ。

文 / 柴田雅人

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