日本で「276登板・53勝49敗54ホールド25セーブ・防御率2.83」、メジャーで「27登板・0勝1敗・防御率5.40」といった通算成績を残している35歳の牧田は、先発・中継ぎ・抑えの全てをこなせるアンダースロー右腕。今オフは古巣西武をはじめ、巨人、阪神、楽天などが獲得に乗り出していると伝えられていた。
その争奪戦に勝利したことを受け、楽天の石井一久GMも球団公式サイト上に「これまでの日米での経験からイーグルス投手陣の底上げを期待してオファーをしました。牧田投手に入団していただくことは非常に心強いです。この東北の地でお待ちしております」と期待のコメントを寄せている。
今回の一件を受け、ネット上の楽天ファンからは「これは嬉しい、心強い選手が来てくれた」、「獲れるとは思ってなかったからびっくりしたわ」、「美馬(学)がFAでロッテに行ったから、その穴埋めで先発をやってほしい」といった喜びの声が多数。
一方、牧田の古巣である西武のファンからは、「よりにもよって楽天かよ、これなら巨人とか阪神の方がまだマシだった」、「また西武から引っこ抜きやがった…いい加減にしろ!」、「節操なさすぎ、ますます楽天のこと嫌いになったわ」といった怒りの声が数多く寄せられている。
「近年の楽天は牧田を含め、岸孝之(2016年オフ)、浅村栄斗(18年オフ)といった西武にゆかりのある選手を相次いで獲得しています。また、昨年からは自身も西武でプレーし人脈を持っている石井GMが現職に就いているため、『節操がない』と言われている西武勢への獲得攻勢が今後も続くことは想像に難くありません」(野球ライター)
複数メディアの報道によると、今オフの楽天は海外FAを行使した西武の秋山翔吾の獲得も狙っているとのこと。秋山は現時点でメジャー移籍を目指しているため、国内移籍、ましてや楽天入りの可能性は高くなさそうだが…
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
楽天イーグルス公式サイトより
https://www.rakuteneagles.jp/index.html