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まだまだやれる選手ばかり?球界の「フランチャイズプレイヤー」たち【セ・リーグ編】

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阿部慎之助

 海外のスポーツ界において、しばしば用いられる言葉である「フランチャイズプレイヤー」。他チームへの移籍を経験せず、現役初年度に入団したチームに在籍し続ける選手を指す言葉だ。

 日本では、「最古参」という言葉でも置き換えられる、この「フランチャイズプレイヤー」。生え抜き信仰が強いプロ野球でも数多くの選手が該当するが、各球団で1番の在籍年数を誇るのは一体誰なのか。今回はセ・リーグ6球団を対象に、それぞれの「フランチャイズプレイヤー」を以下に見ていこう。

 今季3連覇を果たした広島は、石原慶幸(2002年〜)が最古参。万年Bクラスの“暗黒時代”からチームを支えるベテラン捕手は、主にクリス・ジョンソンの相方として今季も58試合に出場している。

 昨季最下位から2位に躍進したヤクルトでは、畠山和洋(2001年〜)が該当。近年は度重なる怪我に悩まされているが、優勝した2015年には打点王(105打点)を獲得するなど、万全の状態ならば怖いバッターだ。

 3位に甘んじた巨人の古株は阿部慎之助(2001年〜)。昔は捕手、現在は一塁手として出場を続ける強打者は、プロ1年目から今季まで18年連続で2ケタ本塁打をマークし続けている。

 3年連続のAクラスを逃した4位DeNAは、石川雄洋(2005年〜)が前身の横浜時代から在籍。ちなみに、チームがDeNAへと移行した2012年には、初代キャプテンに就任してもいる。

 6年連続のBクラスに終わった5位中日は、山井大介(2002年〜)がチーム一筋で在籍。それまで在籍年数トップだった荒木雅博(1996年〜2018年)が今季限りで引退し、繰り上がりでトップの座に就いている。

 2001年以来の最下位に沈んだ阪神の該当選手は鳥谷敬(2004年〜)。今季途中まで連続試合出場(1939試合)を続けた“虎の顔”は、自球団のファンのみならず他球団のファンからも広く人気を博している。

 以上が、セ6球団の「フランチャイズプレイヤー」たちである。なお、パ・リーグ6球団の該当選手に関しては、稿を改めて取り上げたいと思う。

文 / 柴田雅人

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