26日にはメキシコ市内で行われたプロサッカーリーグの2試合が、同政府の要請により無観客での開催を余儀なくされた。感染拡大防止のため、スポーツイベントなどの開催に支障が出始めている中、プロレスではルチャ・リブレ老舗団体が、アレナ・メヒコで金曜日に定期開催している興行を中止した。
現地時間5月9日にアレナ・メヒコで、ウルティモ・ドラゴンが開催を予定していた闘龍門の自主興行「Dragomania」も中止せざるを得ない状況に追い込まれている。
また、メキシコのレスラーの参戦を予定している国内団体でも対応を協議している段階。5月5、6日の東京・後楽園ホール大会にCMLLの人気選手ミスティコの参戦を予定している新日本プロレスは、「まだ正確な情報が来ていません。今後の様子をみて判断したい」としている。
(写真=昨年はアレナ・メヒコでの興行を成功させたウルティモ(左端)だが、豚インフルの影響で今年は開催危機だ=2008年5月11日)