王者・デンカオセーン・カオウィチットをあと一歩のところまで追い詰めながら、判定で涙をのんだ大毅だが、陣営はこのジャッジに納得がいっていない。この日の会見では亀田ジムの五十嵐紀行会長が「納得してません。WBAの方に、ビデオを持って再戦の申し入れをしたい。すぐにでもやりたい」と、リマッチを要求する意向を示した。
亀田陣営は来週にもWBAに資料と再戦要望書を提出する方針。会見に同席したWBAスーパーバイザーのアラン・キム氏は「11月にWBAのコンベンションがコロンビアであります。それまでに結論を出せることを望んでいる」と語った。
11・29さいたまスーパーアリーナでWBC世界フライ級王者・内藤大助に挑戦する長男・興毅との「兄弟世界王者」の夢は昨夜の黒星でついえた。それだけに今後の進展に注目が集まる。